JP4096419B2 - 車両用シートの移動機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車室フロア上に支持された車両用シートのシート本体を、車両の前方側に向く正面側位置と車両の乗降口側に向く側面側位置との間で移動させるための移動機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両用シートの一形式として、車室フロア上に支持された車両用シートのシート本体を、車両の前方に向く正面側位置と車両の乗降口側に向く側面側位置との間で移動させるための移動機構を備えた形式の車両用シートがある。
【0003】
当該形式の車両用シートは、車室内に配設されている通常のシートに対する乗降が不自由な人に配慮して構成されたもので、乗員が乗降するに当たっては、車両の前方側に向く正面側位置にあるシート本体を乗降口側に向く側面側に回動させ、乗降した後には、乗降口側に向く側面側に位置するシート本体を車両の前方に向く正面側位置に回動させて、乗員の乗降の便を図るものである。
【0004】
また、当該形式の車両用シートにおいては、そのシート本体が特開平7−89382号公報、特開平9−118156号公報等に示されているように、車室内に組付けられて同車室の内外へ移動可能でかつ外側への移動位置にて昇降可能な搬送機構のリフター上に組付けられる場合がある。かかる形式の車両用シートにおけるシート本体は、リフター上にて、車両の前方側に向く正面側位置と車両の乗降口側に向く側面側位置との間で回転可能であって、乗降口側に向く側面側に位置するシート本体をリフターにて車外へ搬出し、かつ、車外で昇降させることにより、乗員の乗降の便を図るものである。
【0005】
当該車両用シートにおいては、さらに、そのシート本体がリフター上と車椅子の台車上との間で移動可能に構成されるものがあり、この場合には、車両用シートが車椅子用シートに兼用されることになり、シートに着座したまま車室に対して乗降でき、かつ、車椅子の台車に対して乗降できるという、身障者にとって極めて便利なものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記した各車両用シートにおいては、シート本体の基本動作がその中央支持部を中心にして水平方向へ回転するものであることから、シート本体が水平方向に回転動作する途中で車室内に配設されている他のシートや、車体の一部等とは干渉しないことが肝要である。
【0007】
このため、当該車両用シートにおいては、シート本体の回転動作時に他のシートや、車体の一部等とは干渉しないように配設位置を設定する必要がある。しかしながら、車室内空間には制限があることから、特に、車室内空間が狭い車両においてはシートの配設が難しく、また、たとえ配設し得ても隣合うシート間での足下スペース、その他の必要なスペースを確保し得ない場合がある。
【0008】
このため、当該車両用シートにおいては、シート本体の回転動作という基本的動作に、シートが回転動作中に一方向へ漸次移動する移動動作を付加する試みがなされているが、この試みは難しく、かつ、提案された回転動作と一方向への移動動作の両機能を有する移動機構は複雑かつ大型化するため、車両用シートの移動機構としては適さない。
【0009】
従って、本発明の目的は、この種形式の車両用シートに適した簡単な構成で小型な移動機構を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、車室フロア上に支持された車両用シートのシート本体を、車両の前方側に向く正面側位置と車両の乗降口側に向く側面側位置との間で移動させるための移動機構であって、当該移動機構は、前記シート本体を構成するシートクッションの下面に設けた支持台と前記車室フロア上に設けた取付ベースに配設されて前記シート本体を支持する支持機構の間に配設されているもので、前記支持機構は、前記取付ベースの上面に固定されて起立する円筒状で有底の支持筒と、前記支持筒の上端開口部に回転可能に支持されて前記支持台の下面に設けた支持軸を回転可能に支持する円板状の回転板を備え、当該移動機構は、前記支持筒の底部に固定される第1の固定歯車と、前記支持軸に固定される第2の固定歯車と、これら両固定歯車に噛合する遊星歯車と、これら各歯車を回転可能に支持して互いに連結する連結アームを備えていることを特徴とするものである。
【0011】
本発明に係る移動機構においては、前記第1の固定歯車のピッチ円直径を、前記第2の固定歯車および前記遊星歯車のピッチ円直径より大径に形成することが好ましい。
【0012】
また、本発明に係る移動機構は、車室フロア上に設けた取付ベースの上面と、前記シート本体を支持して車外において昇降するリフターの下面との間に配設するようにすることができる
【0013】
【発明の作用・効果】
本発明に係る移動機構においては、車両の前方側に向く正面側位置にあるシート本体を車両の乗降口側に向く側面側へ回転させようとすると、第2の固定歯車が遊星歯車に対して回転し、かつ、遊星歯車が第1の固定歯車に対して回転する。このため、第1の固定歯車、遊星歯車、および第2の固定歯車を支持する連結アームは第1の固定歯車の支持部を中心にして回転し、遊星歯車および第2の固定歯車を第1の固定歯車の外周側の所定間隔離れた円軌道に沿って移動させる。
【0014】
この結果、シート本体のシートクッションの下面側に設けた支持軸を介して第2の固定歯車が固定されているシート本体は、第1の固定歯車の固定部である支持部を中心として上記した円軌道(回転軌跡)に沿って移動し、車両の乗降口側に向く側面側位置へ回動しつつ接近する。すなわち、シート本体は、第2の固定歯車を中心とする回転動作と、第2の固定歯車の上記した回転軌跡に沿う移動動作とを併せた動作を行って車両の乗降口に近接し、車両の乗降口側に向く側面側位置に達する。また、車両の乗降口側に向く側面側に位置するシート本体は、上記とは逆方向に動作して車両の前方側に向く正面側位置に達する。
【0015】
従って、本発明に係る移動機構を備えた車両用シートにおいては、シート本体がその支持部を中心とする回転動作のみを行うシートに比較して、車室内に配設されている他のシートや車体の一部等を回避することができるため、シートを隣合うシート間での足下スペース、その他の必要なスペースを確保し得る位置に配設することができる。
【0016】
このように、本発明に係る移動機構はシート本体を車室フロアに支持する支持機構と協働で作動して、シート本体を所望の位置に移動すべく機能するもので、当該移動機構は、支持機構と協働する第1,第2の固定歯車、遊星歯車、および連結アームにて構成されていることから、構成が簡単でかつ小型に構成することができるため、車両用シートの移動機構として最適である。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に基づいて説明すると、図1には、本発明の一例に係る移動機構を備えた車両用シートS1が示されている。当該車両用シートS1は、シートクッション11、シートバック12、ヘッドレスト13、左右一対のアームレスト14、およびフットレスト15からなるシート本体10と、図2に示す移動機構20および支持機構30と、図4に示すロック機構40を備えているもので、移動機構20は、シートクッション11の下面を支持する支持台16の下面側と、車室フロア51上に設けた取付ベース52の上面間に配設した支持機構30との間に配設されている。
【0018】
移動機構20は、シート本体10を、車両の前方側に向く正面側位置と車両の乗降口側に向く側面側位置との間で移動させるためのもので、図1〜図3に示すように、第1固定歯車21と、第2固定歯車22と、両固定歯車21,22に噛合する遊星歯車23と、これら各歯車21〜23を回転可能に支持して互いに連結する上下一対の連結アーム24を主要構成部材としている。これらの各歯車21〜23においては、第1固定歯車21のピッチ円直径は、第2固定歯車22および遊星歯車23のピッチ円直径より大径に形成されている。
【0019】
支持機構30は、円筒状で有底の支持筒31と、支持筒31の上端開口部に回転可能に支持された円板状の回転板32とからなるもので、支持筒31の下面を取付ベース52の上面に固着することにより立設されている。回転板32は、その外周縁側に支持穴32aを備え、この支持穴32aには、支持台16の下面に設けた支持軸17が軸受33を介して回転可能に支持されている。
【0020】
しかして、移動機構20を構成する第1固定歯車21、第2固定歯車22および遊星歯車23は、両連結アーム24に回転可能に支持されていて、第1固定歯車21は支持筒31の底部に固定され、第2固定歯車32は支持軸17に固定され、かつ、遊星歯車23は非固定状態にある。この状態においては、図3に示すように、第1固定歯車21が遊星歯車23に噛合し、遊星歯車23が第2固定歯車22に噛合している。これらの各歯車21〜23においては、第2固定歯車22と遊星歯車23とは同一のピッチ円直径を有するもので、第1固定歯車21は第2固定歯車22および遊星歯車23より大径のピッチ円直径に形成されている。
【0021】
移動機構20においては、シート本体10を前方かつ左方へ押圧すると、第2固定歯車22を介して遊星歯車23に同一方向の押圧力が付与されて、遊星歯車23は第1固定歯車21の外周上を転動しつつ移動するとともに、連結アーム24は第1固定歯車21の支持部を中心に回転して、第2固定歯車22を第1固定歯車21の外周側の円軌道(回転軌跡L1)に沿って回転させる。
【0022】
図3は、移動機構20の動作状態を示すもので、第2固定歯車22は第1固定歯車22の支持部を中心とする回転軌跡L1上を回転して、最大限距離L2だけ左側へ移動する。これにより、シート本体10は、図1における実線に示す車両の前方側に向く正面側位置から、2点鎖線で示す車両の乗降口側に向く側面側位置まで移動する。
【0023】
ロック機構40は、図4(a),(b)に示すように、ロックピン41、ロックガイド42、スプリング43、解除レバー44、および一対のストッパ45a,45bにて構成されているもので、各ストッパ45a,45bは取付ベース52の上面の所定の部位に設けられ、他の部材41〜44は支持台16側に設けられている。
【0024】
ロックピン41は、支持台16に固定されたロックガイド42の内孔内にスプリング43を介して挿入されているもので、スプリング43はロックガイド42の上端開口部を覆蓋する閉鎖用ボルト46にて支承されてロックピン41を下方へ付勢して、取付ベース52に設けた各ストッパ45a,45bのロック孔に選択的に係合させる。解除レバー44は、支持台16に設けたブラケット16aに支持されて上下方向へ回動可能となっている。
【0025】
解除レバー44は、その先端側が把持部44aに形成されていて、その後端部に設けた長孔にてロックピン41の外周に設けた係合突起41aに係合している。これにより、解除レバー44は前方へ水平状態に突出していて、ロックピン41を各ストッパ45a,45bのいずれかのロック孔に係合させて、支持台16を取付ベース52に対してロックしている。この状態にある解除レバー44を、その把持部44aを把持して上方へ回動操作すると、ロックピン41はスプリング43に抗して上動して各ストッパ45a,45bのロック孔から抜出て、支持台16の取付ベース52に対してロック状態を解除する。
【0026】
ロック機構40におけるロックピン41と各ストッパ45a,45bとの位置関係については、第1ストッパ45aは、シート本体10が車両の前方側に向く正面側位置に位置する場合(図1の実線で示す状態)にロックピン41が係合する位置に設定され、かつ、第2ストッパ45bは、シート本体10が最大限移動して車両の乗降口側に向く側面側位置に位置する場合(図1の2点鎖線で示す状態)にロックピン41が係合する位置に設定されている。
【0027】
これらの各機構20,30,40を備えた車両用シートS1は、図5に示すように、フロントシートSFとリヤシートSRとの中間に配設されて、移動機構20の動作により、車両の前方側に向く正面側位置(図示実線で示す状態)と車両の乗降口側に向く側面側位置(図示1点鎖線で示す状態)との間を移動可能である。当該車両においては、車両用シートS1に対する乗降口がセンターピラー53aとリヤピラー53b間に形成されているもので、乗降口はサイドドア54にて開閉される。
【0028】
車両用シートS1は、通常の状態では、図1および図5にて実線で示すように、車両の前方側に向く正面側位置に位置していて、ロック機構40による支持台16の取付ベース52に対するロック作用により移動を規制された状態にある。
【0029】
このロック状態にある車両用シートS1において、ロック機構40を構成する解除レバー44を上方へ回動操作すると、ロックピン41が上動して第1ストッパ45aから抜出て支持台16の取付ベース52に対するロック状態を解除し、シート本体10を移動可能とする。従って、シート本体10を車両の前方かつ左方側へ押圧すると、第2固定歯車22を介して遊星歯車23に同一方向の押圧力が付与されて、遊星歯車23は第1固定歯車21の外周上を転動しつつ移動するとともに、連結アーム24は第1固定歯車21の支持部を中心に回転する。
【0030】
この結果、第2固定歯車22は、図3に示すように、第1固定歯車22の支持部を中心とする回転軌跡L1上を回転して最大限距離L2だけ左側へ移動する。シート本体10が距離L2だけ移動すると、上動しているロックピン41が第2ストッパ45b上に位置し、解除レバー44の回動操作を解除するとロックピン41が第2ストッパ45bのロック孔に係合し、支持台16を取付ベース52に対してロック状態としてシート本体10を固定状態とする。
【0031】
この間、シート本体10は、フロントシートSF、リヤシートSR、各ピラー53a,53bを回避した状態で移動動作して、図1の2点鎖線、および図5の1点鎖線で示すように、両ピラー53a,53b間の乗降口に臨み、乗員の車両用シートS1に対する乗降の便を図る。
【0032】
なお、ロック機構40の解除レバー44を上記と同様に回動操作してシート本体10を上記とは逆の動作をさせることにより、シート本体10を車両の前方側に向く正面側位置に位置させることができる。
【0033】
このように、当該車両用シートS1においては、シート本体が支持部を中心とする回転動作のみを行うシートに比較して、車室内に配設されている他のシートSF、SR、車体の一部等を回避することができるため、隣合うシート間での足下スペース、その他の必要なスペースを確保し得る部位に配設することができる。
【0034】
また、シート本体10をこのように移動動作させるための移動機構20は、第1固定歯車21、第2固定歯車22、遊星歯車23および連結アーム24にて構成されているもので、構成が簡単でかつ小型に構成することができる。
【0035】
図6には、本発明の一例に係る移動機構20を備えた他の車両用シートS2が示されている。当該車両用シートS2は、図6および図7に示すように、シートクッション11、シートバック12、ヘッドレスト13、左右一対のアームレスト14、およびフットレスト15からなるシート本体10、移動機構20、支持機構30、およびロック機構40を備えていることは上記した車両用シートS1と同様である。
【0036】
しかして、当該車両用シートS2においては、シート本体10がリフター60にて支持されているもので、車両の乗降口側に向く側面側位置に位置するシート本体10をリフター60の作用にて、乗降口を通して車外へ所定量搬出させるとともに車外にて所定量下降させ、かつ、車外で下降位置に位置するシート本体10を所定量上昇させるとともに乗降口を通して車内へ所定量搬入させるものである。リフター60は、車室フロア51上に設けた取付ベース52上に設けた搬送機構部と、シート本体10を受承する受承機構部にて構成されている。
【0037】
リフター60の搬送機構部は、基台61に移動可能に組付けた移動台62と、移動台62に移動可能に組付けた駆動部材63を備え、また、受承機構部は、シート本体10を支持して受承する受承台64と、受承台64を駆動部材63に連結する連結アーム65a,65bを備えている。各連結アーム65a,65bは、左右一対備えている。
【0038】
当該車両用シートS2においては、移動機構20、支持機構30、およびロック機構40は、図7に示すように、リフター60を構成する基台61と取付ベース52との間に配設されているもので、移動機構20、支持機構30、およびロック機構40のシート本体10に対する移動作用、支持作用、ロック作用等については、車両用シートS1におけるこれらの機構20,30,40の作用と同様である。
【0039】
リフター60は、乗降口側に向く側面側位置に位置するシート本体10を車外へ所定量搬送するとともに、所定量搬送したシート本体10を所定量下降させるべく機能する。移動機構20の作用にて、乗降口側に向く側面側位置に位置させた車内にあるシート本体10を、その背面側から押動すると移動台62が基台16上を移動し、シート本体10は受承台64に乗った状態で乗降口を通して車外に搬送される。この状態で、駆動部材63を例えば電動で駆動させれば、駆動部材63は移動台62上を移動して、受承台64を両連結アーム65a,65bを介して前方へ押出しつつ所定の位置まで下降させる。
【0040】
これにより、シート本体10は、図5および図6の2点鎖線で示すように車外にて下降位置に達して、シート本体10に対する乗り降りを容易にする。なお、シート本体10は、リフター60の上記とは逆の動作により車内に搬入させ、かつ、移動機構20の逆の動作により、図6の実線で示すように車両の前方側に向く正面側位置に位置される。
【0041】
図8には、シート本体10を自動的に回動させるための駆動機構70を備えた例が示されている。駆動機構70は、支持機構30の回転板32を回転させてシート本体10を回動させるもので、図8および図9に示すように、取付ベース52に設けたブラケット52aに固定した駆動モータ71、駆動モータ71の出力軸に固定した小歯車72、および、回転板32の周縁部に固定した円弧状歯部73を備えたもので、円弧状歯部73は小歯車72に噛合している。
【0042】
これにより、駆動機構70においては、駆動モータ71の駆動により小歯車72が回転し、円弧状歯部73が固定されている回転板32を回転させる。このため、シート本体10は、移動機構20の作用により、図1の実線で示す正面側位置から2点鎖線で示す側面側位置へ、かつ、側面側位置から正面側位置へ回動される。
【0043】
従って、当該駆動機構70を備えた車両用シートにおいては、駆動機構70の駆動モータ71を正逆方向へ回転駆動させることにより、シート本体10を正面側位置から側面側位置へ、かつ、側面側位置から正面側位置へ回動させることができるとともに、駆動モータ71の非駆動時にはシート本体10の回動を規制して、シート本体10を所定の位置に固定することができるため、ロック機構40の設置を省略することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例に係る移動機構を備えた車両用シートの一例を示す平面図である。
【図2】同車両用シートにおける要部の縦断面図である。
【図3】同移動機構の作動説明図である。
【図4】同車両用シートが有するロック機構の斜視図(a),(b)である。
【図5】同車両用シートを配設した車両の概略的な平面図である。
【図6】本発明の一例に係る移動機構を備えた車両用シートの他の一例を示す側面図である。
【図7】同車両用シートにおける要部の縦断面図である。
【図8】シート本体の回動用の駆動機構を備えた車両用シートにおける要部の縦断面図である。
【図9】同駆動機構の平面図である。
【符号の説明】
10…シート本体、11…シートクッション、12…シートバック、13…ヘッドレスト、14…アームレスト、15…フットレスト、16…支持台、16a…ブラケット、17…支持軸、20…移動機構、21…第1固定歯車、22…第2固定歯車、23…遊星歯車、24…連結アーム、30…支持機構、31…支持筒、32…回転板、32a…支持穴、33…軸受、40…ロック機構、41…ロックピン、41a…係合突起、42…ロックガイド、43…スプリング、44…解除レバー、44a…把持部、45a,45b…ストッパ、46…ボルト、51…車室フロア、52…取付ベース、52a…ブラケット、53a,53b…ピラー、54…サイドドア、60…リフター、61…基台、62…移動台、63…駆動部材、64…受承台、65a,65b…連結アーム、70…駆動機構、71…駆動モータ、72…小歯車、73…円弧状歯部、S1,S2…車両用シート、SF…フロントシート、SR…リヤシート。

Claims (3)

  1. 車室フロア上に支持された車両用シートのシート本体を、車両の前方側に向く正面側位置と車両の乗降口側に向く側面側位置との間で移動させるための移動機構であって、当該移動機構は、前記シート本体を構成するシートクッションの下面に設けた支持台と前記車室フロア上に設けた取付ベースに配設されて前記シート本体を支持する支持機構の間に配設されているもので、前記支持機構は、前記取付ベースの上面に固定されて起立する円筒状で有底の支持筒と、前記支持筒の上端開口部に回転可能に支持されて前記支持台の下面に設けた支持軸を回転可能に支持する円板状の回転板を備え、当該移動機構は、前記支持筒の底部に固定される第1の固定歯車と、前記支持軸に固定される第2の固定歯車と、これら両固定歯車に噛合する遊星歯車と、これら各歯車を回転可能に支持して互いに連結する連結アームを備えていることを特徴とする車両用シートの移動機構。
  2. 請求項1に記載の移動機構において、前記第1の固定歯車のピッチ円直径は前記第2の固定歯車および遊星歯車のピッチ円直径より大径に形成されていることを特徴とする車両用シートの移動機構。
  3. 請求項1または2に記載の移動機構であり、当該移動機構は、車室フロア上に設けた取付ベースの上面と、前記シート本体を支持して車外において昇降するリフターの下面との間に配設されていることを特徴とする車両用シートの移動機構。
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