JP4093148B2 - コネクタ - Google Patents

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    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
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Description

本発明は、リテーナを備えたコネクタに関する。
従来、雄コネクタにおいて雄端子金具を抜け止めするためのリテーナを備えたものの一例として下記特許文献1に記載されたものが知られている。このものは、図22に示すように、相手の雌ハウジング1を嵌合可能なフード部2を備えた雄ハウジング3と、雄ハウジング3内に収容される雄端子金具と、雄ハウジング3に対して正規の装着位置に装着されると雄端子金具に係止することでその抜け止めが可能なリテーナ4とから構成されている。このリテーナ4には、フード部2における雌ハウジング1の嵌合空間6内に常に配される検知部7が設けられており、これに対応して雌ハウジング1には、リテーナ4が正規の装着位置とされたときに検知部7を受け入れ可能な逃がし溝8が設けられている。従って、リテーナ4を装着する際に正規の装着位置に達する手前の位置に留められていた場合には、フード部2内に雌ハウジング1を嵌合しようとしても、検知部7が逃がし溝8とは不整合となり逃がし溝8の周縁部分に突き当たることで、雌ハウジング1の嵌合が規制される。これをもって、雄ハウジング3のリテーナ4が不完全な装着位置にあったことが検知されるようになっている。
特開平11−167950号公報
上記した構造のものでは、常に検知部7が嵌合空間6内に配されているため、検知部7を逃がすために雌ハウジング1に逃がし溝8を設ける必要がある。しかしながら、コネクタの小型化を図るよう要請があった場合には、雌ハウジング1に逃がし溝8を設けるようなスペースを確保するのが困難になるため、小型化を図るには限界があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、小型化に好適なコネクタを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、相手の雌ハウジングが嵌合可能なフード部を備えた雄ハウジングと、雄ハウジングに収容される雄端子金具と、雄ハウジングに装着されるとともに正規の装着位置に達すると雄端子金具に係止することでその抜け止めが可能なリテーナとを備えたものであって、前記フード部には、前記相手の雌ハウジングの外面に突設されたリブを受け入れて前記雌雄ハウジングの嵌合動作を案内可能なリブ進入溝が設けられており、前記リテーナには検知部が設けられ、かつこの検知部は、前記リテーナが前記正規の装着位置に達する手前のときは前記リブ進入溝内に配されることで前記リブと干渉するのに対し、リテーナが正規の装着位置のときは、前記リブ進入溝の周縁のうち前記リテーナの装着方向奥側部分を切り欠いて形成された検知部収容部内に収容されて前記リブ進入溝外に位置することで、前記リブとの干渉が回避されるようになっているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記リテーナは、前記雄ハウジングに対する前記雄端子金具の挿抜を許容する仮係止位置と、雄端子金具に係止する本係止位置との間を、雄端子金具の挿抜方向と交差する方向に沿って移動可能に装着されており、前記検知部は、前記リテーナが前記本係止位置に達する手前の位置に配されたときに前記リブ進入溝内に配されるのに対し、リテーナが本係止位置に達したときには前記検知部収容部内に収容されて前記リブ進入溝外に位置するようになっているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記検知部は、リテーナのうち雄ハウジングに対する装着方向手前側に配されているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
リテーナが雄ハウジングに対して正規の装着位置に装着され、雄端子金具に係止した状態では、検知部がリブ進入溝外に配されているので、相手の雌ハウジングをフード部内に嵌合するのが許容される。一方、リテーナが正規の装着位置に達する手前の位置に配され、雄端子金具に対する係止状態が不完全だった場合には、検知部がリブ進入溝内に配されているので、相手の雌ハウジングのリブに対して検知部が干渉することで、嵌合動作が規制される。このように嵌合作業の可否に基づいて、リテーナが正規の装着位置に達しているか否かを検知することができる。
本発明によれば、リテーナが正規の装着位置のときに検知部をリブ進入溝外に位置するようにしたから、従来のように相手の雌ハウジングに検知部を逃がすための逃がし溝を設ける必要がない。従って、逃がし溝が不要となる分だけ、コネクタの小型化に好適となる。
請求項2の発明>
リテーナを仮係止位置に装着した状態で雄端子金具を雄ハウジングに対して挿入した後、リテーナを本係止位置へ移動させると雄端子金具に対してリテーナが係止してその抜け止めが図られる。相手の雌ハウジングと雄ハウジングを嵌合する際には、リテーナが本係止位置に達していれば、検知部がリブ進入溝外に配されていて嵌合が許容されるものの、リテーナの移動量が不足していたり、リテーナの移動作業を失念していてリテーナが本係止位置に達していない場合には、検知部がリブ進入溝内に配されていて嵌合が規制される。
請求項3の発明>
仮に検知部をリテーナにおける装着方向奥端位置に配した場合と比較すると、検知部収容部の形成範囲を小さくすることができるので、検知部収容部を設けるにあたって雄ハウジングの強度低下を抑制することができる。
本発明の一実施形態を図1ないし図21によって説明する。この実施形態では、相手の雌ハウジング20を嵌合可能なフード部61を備えた雄ハウジング60と、雄ハウジング60内に収容される雄端子金具50と、雄端子金具50を抜け止めするためのリテーナ70とを備えたものを示す。なお以下では、両ハウジング20,60における嵌合面側を前方とし、また上下方向については図2、図4、図17及び図20を除いた各図を基準とする。
先に雌コネクタF側について説明する。雌コネクタFは、図3に示すように、大まかには雌端子金具10と、雌端子金具10を収容可能な雌ハウジング20と、雌端子金具10を抜け止めするためのリテーナ23とを備えるのに加えて、両ハウジング20,60の半嵌合を防止するためのスライダ40と圧縮コイルばねSとを備えている。雌端子金具10は、雄端子金具50と接続可能な略箱型の本体部11と、電線Wの端末に圧着接続されるバレル部12とを前後に繋げた構成とされる。本体部11の上面からは、片持ち状をなすとともに上下に弾性変形可能なランス13が切り起し形成されている。
雌ハウジング20は、合成樹脂製とされており、図1及び図3に示すように、雌端子金具10を後方から挿入可能なキャビティ21が幅方向に3室並んで設けられている。各キャビティ21の上面には、ランス13が進入可能なランス進入溝21aが前方へ開口して設けられ、その後面に対してランス13が係止可能とされる。雌ハウジング20には、リテーナ23を装着可能なリテーナ装着孔22が各キャビティ21を横切るとともに両側方及び下方へ開口して設けられている。リテーナ23は、リテーナ装着孔22内に側方(図1の右側)から装着されており、その係止部23aがキャビティ21から退避して雌端子金具10のキャビティ21への挿抜を許容する仮係止位置(図3)と、係止部23aがキャビティ21内に進入して雌端子金具10における本体部11のあご部14に係止される本係止位置(図11)との2位置間を幅方向(雌端子金具10の挿抜方向と交差する方向)に沿って移動可能とされる。リテーナ23は、仮係止位置では雌ハウジング20の外側面から側方へ突出するものの(図4及び図5)、本係止位置に達するとその外面が雌ハウジング20の外側面とほぼ面一状をなす(図17)。なおリテーナ23の保持構造は、後述する雄コネクタM側のリテーナ70と同様であるため、その説明を割愛する。
雌ハウジング20の下面における両側縁からは、後述する雄ハウジング60側のリブ進入溝66に進入されることで、両ハウジング20,60の嵌合動作を案内可能なリブ24が一対、下方へ突出して設けられている。リブ24は、その前端面が雌ハウジング20と略面一状をなしており、また長さ寸法が雌ハウジング20よりも短く(例えば半分弱程度に)設定されている。また雌ハウジング20の両外側面には、雄ハウジング60側のリブ67を受け入れることで、上記と同様に嵌合動作を案内可能なリブ進入溝25が一対設けられている。
雌ハウジング20の上面における幅方向略中央には、雄ハウジング60側のロックアーム65を逃がすためのロック逃がし部26が形成されている。ロック逃がし部26は、前部が前方及び上方へ開口するのに対して、後部が前部よりも一段低い配置されるとともに後方へ開口して形成されている。従って、ロック逃がし部26の後部の前側には、ロックアーム65が係止可能なロック部27が残されている。ロック部27は、その前面27bがロックアーム65の乗り上げ動作を案内すべく後方へ向かって上り勾配をなすテーパ状に形成されるのに対し、ロックアーム65との係止面である後面27aが後方へ向かって下り勾配をなす略弧状に形成されている。
雌ハウジング20の上面における両側縁には、前後方向に沿って延出する一対の側壁28が立ち上げられている。雌ハウジング20の上面における後端からは、幅方向に沿って延出する後壁29が立ち上げられるとともにその両側縁が両側壁28の後縁に連結されている。これら両側壁28及び後壁29に囲まれた空間には、前方からスライダ40及び圧縮コイルばねSが組付可能とされている。組み付けられたスライダ40は、両ハウジング20,60の嵌合・離脱方向に沿って前後にスライド可能とされている。圧縮コイルばねSは、その後端部が後壁29に設けられたばね嵌合溝29a内に嵌合されるとともに、後端部内にばね嵌合溝29aの内側から突設されたばね挿入突部29bが挿入されることで支持される。また後壁29の幅方向略中央部は、ばね嵌合溝29aに沿って上方に突出しており、この突出部分から圧縮コイルばねSを上方から覆うことが可能な覆い壁30が前方へ延出して設けられている。
両側壁28の下端部における対向面(内面)には、図2及び図3に示すように、スライダ40に設けられた前止まり部44を逃がすための前止まり部逃がし溝31が後方へ開放して設けられており、この前止まり部逃がし溝31の前側(側壁28の前端位置)に設けられた前止まり受け部32が前止まり部44に係止することで、スライダ40を前止まり状態に保持可能とされている(図5)。両側壁28の高さ方向略中央位置には、図1及び図3に示すように、スライダ40のアーム部46を支持可能な支持部33が一対、内方へ張り出して設けられている。支持部33は、前後に延出するレール状に形成されるとともに側壁28のほぼ全長にわたって設けられており、その後端部が後壁29に連結され、その上面位置が後壁29と揃えられている。両側壁28の後端部からは、図1及び図2に示すように、外側方へ張り出すハウジング操作部34が一対設けられている。ハウジング操作部34は、雌ハウジング20を後方へ引張り易くなるよう後端側ほど外方への張り出し代が大きくなる段付き状に形成され、その上端位置が両側壁28よりも高く設定されている。両ハウジング操作部34における上端部の対向面からは、スライダ40のアーム部46が上方へ変位するのを規制可能な規制部35が内方へ張り出して一対設けられている。規制部35の下面は、スライダ40(アーム部46)の上面が摺接可能となる高さ位置に設定されるとともに雌ハウジング20の上面と対向して配される(図11)。両規制部35間の距離は、両規制部35間にスライダ40のスライダ操作部47が進入するのを許容するような大きさとされる。また規制部35は、嵌合状態においてフード部61の外側に突出するとともにフード部61の上部と前後に対向して配される(図15)。
スライダ40は、合成樹脂製とされており、図1ないし図3に示すように、略ブロック状に形成されるとともにその後面における略中心位置には、圧縮コイルばねSの前端部を収容可能なばね収容凹部41が後方に開口して形成されている。ばね収容凹部41は、図3に示すように、圧縮コイルばねSの外周面に沿って略円形に形成され、その後面(奥面)には、圧縮コイルばねSの前端部内に挿入可能なばね挿入突部41aが設けられている。またばね収容凹部41の天井面には、覆い壁30を逃がすための覆い壁逃がし凹部42が後方へ開口して形成されている。このように圧縮コイルばねSは、スライダ40のばね収容凹部41の後面と雌ハウジング20の後壁29の前面との間に挟まれるので、スライダ40が後退するのに伴って両者間で弾縮可能とされる(図14)。スライダ40の前端部における幅方向略中央には、ロックアーム65がロック部27に乗り上げて弾性変形するのを許容する撓み許容凹部43が前方及び下方へ開放して形成されている。なお両ハウジング20,60が嵌合した状態では、スライダ40のうち撓み許容凹部43よりも後側部分がロックアーム65の上方に配されることで、ロックアーム65が弾性変形するのを規制できるようになっている(図15)。
スライダ40の両外側面における下端部には、図1及び図2に示すように、雌ハウジング20の前止まり受け部32に係止可能な前止まり部44が一対突設されている。スライダ40は、前止まりされた状態では、前端位置が雌ハウジング20とほぼ面一に揃えられており、この組み付け位置が初期位置とされている(図5)。またこの初期位置では、覆い壁30が覆い壁逃がし凹部42内に進入している(図11)。スライダ40は、この初期位置から後端面が雌ハウジング20の後端面とほぼ面一状をなす位置(図21)まで後退可能とされ、この最後退位置では、撓み許容凹部43がロックアーム65の前端部の上方に配されることで、ロックアーム65の弾性変形が許容されており、このスライダ40の位置が撓み許容位置となっている。またスライダ40の両外側面のうち高さ方向略中央位置には、雌ハウジング20の支持部33が進入可能な支持部進入溝45が前後及び外側方へ開放して形成されている。スライダ40の後端部には、図2及び図3に示すように、前側部分よりも厚み寸法が小さな(薄肉となる)片持ち状のアーム部46が設けられている。アーム部46の下面は、支持部進入溝45の周面における上面と略面一状をなしているので、支持部33の上面によって下方から支持可能とされている。アーム部46の上面は、規制部35の下面とほぼ同じ高さ位置とされているので、規制部35によって上方から支持可能とされる。アーム部46の上面幅方向略中央には、スライダ40を後方へ向けて引張り操作可能なスライダ操作部47が上方へ突出して設けられている。
続いて雄コネクタM側について詳しく説明する。雄コネクタMを構成する雄端子金具50は、図7に示すように、前側から順に雌端子金具10と導通接触可能なタブ51と、略箱型をなす本体部52と、電線Wの端末に圧着接続されるバレル部53とを繋いだ構成とされる。タブ51は、前後に延出する細長い形状に形成されている。本体部52の上面には、片持ち状をなすとともに上下に弾性変形可能なランス54が切り起こして形成されている。
雄ハウジング60は、合成樹脂製とされ、図6及び図7に示すように、雌ハウジング20を内側に嵌合可能なフード部61と、雄端子金具50を収容可能な端子収容部62とを前後に繋げた構成とされる。端子収容部62には、雄端子金具50を後方から挿入可能なキャビティ63が3室、幅方向に並んで設けられている。各キャビティ63の上面には、ランス54が進入可能なランス進入溝63aが前方へ開口して設けられ、その後面に対してランス54が係止可能とされる。一方、フード部61は、前方へ開口する略角筒状に形成されており、長さ寸法が雌ハウジング20よりも所定長さ分(規制部35の長さ程度)だけ短く設定されている。このフード部61内の空間であって、嵌合時に雌ハウジング20が進入する領域が嵌合空間64となっている。
フード部61の奥面におけるキャビティ63の上方位置で、且つ幅方向略中央位置からは、片持ち状のロックアーム65が前方へ突出して設けられている。このロックアーム65は、ほぼ水平に延出するアーム部65aと、アーム部65aの自由端(前端)から下方へ突出する鉤部65bとから構成されている。アーム部65aは、ほぼ水平な自然状態から基端部を支点として上下(嵌合・離脱方向と交差する方向)に傾動しつつ弾性変形可能とされている(図13)。鉤部65bは、その後面65cが雌ハウジング20側のロック部27の後面27aに係止されることで、両ハウジング20,60を嵌合状態に保持できるようになっている(図15)。この鉤部65bの後面65cは、ロック部27の後面27aに概ね沿うように前方へ向けて下り勾配をなす略弧状に形成されている。従って、鉤部65bがロック部27に係止した状態から両ハウジング20,60を離間させるような所定以上の力が作用した場合には、両後面27a,65cによって案内されることでロックアーム65が自動的に係止状態を解除しつつ弾性変形されるようになっている。つまり、ロックアーム65とロック部27との係止構造は、セミロック構造となっている。またロックアーム65の前面65dは、前方へ向けて上り勾配をなすテーパ状に形成され、その勾配は鉤部65bの後面65cよりも急に設定されている。
フード部61の下部の内面における両側端位置には、雌ハウジング20側のリブ24を受け入れ可能なリブ進入溝66が一対設けられている。リブ進入溝66は、フード部61の全長にわたって形成されている。このリブ進入溝66内の空間は、上記した嵌合空間64の一部を構成している。またフード部61の下部は、両リブ進入溝66に挟まれた部分が比較的厚肉状に形成されるのに対し、リブ進入溝66が設けられた部分が比較的薄肉状に形成されていると言える。フード部61の両側部の内面におけるロックアーム65とほぼ同じ高さ位置には、雌ハウジング20側のリブ進入溝25内に進入可能なリブ67が一対、内方へ突出して設けられている。またフード部61の上部における幅方向略中央には、スライダ40のスライダ操作部47が進入可能な操作部逃がし凹部68が上下方向及び前方へ開口するよう切欠形成されている。操作部逃がし凹部68は、幅寸法がスライダ操作部47とほぼ同じかそれより僅かに大きく設定されている。
雄ハウジング60の側面には、側方(図6の右側)からリテーナ70を装着可能なリテーナ装着孔69が開口して設けられている。リテーナ装着孔69は、詳細は次述するリテーナ70を収容できるようその外形に沿った形状に形成されるとともに雄ハウジング60を幅方向に貫通して形成されている。詳しくは、リテーナ装着孔69のうちリテーナ70の本体部71を収容する本体部収容部69aは、図9(A)に示すように、雄ハウジング60のうち端子収容部62に配されるとともに本体部71の外形に沿って側方視略コ字型に形成され、雄ハウジング60の左側面に開口している。この本体部収容部69aのうち下側の横板部71bを収容する部分の後縁には、図17に示すように、リテーナ70に対して係止することでリテーナ70を所定の位置に保持可能な保持部69bが突設されている。一方、リテーナ装着孔69のうちリテーナ70の側板部72を収容する側板部収容部69cは、図9(B)に示すように、雄ハウジング60のうち端子収容部62とフード部61とに跨る範囲にわたって配されるとともに側板部72の外形に沿って側方視略四角形に形成され、雄ハウジング60の右側面に開口している。この側板部収容部69cの開口縁における後縁には、リテーナ70を取り外すための治具を挿入可能な治具挿入凹部69dが形成されている。また側板部収容部69cを形成した都合上、図6の右側のリブ67の後端部が所定長さにわたって切り欠かれている(図16参照)。そして、リテーナ装着孔69のうちリテーナ70の連結部73を収容する連結部収容部69eと、検知部74を収容する検知部収容部69fとは、図17に示すように、共に同図右側のリブ進入溝66の周縁のうち同図左側部分(リブ進入溝66に対してリテーナ70の装着方向奥側部分)を切り欠いて形成されている。連結部収容部69e及び検知部収容部69fは、共に側板部収容部69cを通して同図右側方外部へ開口している。
リテーナ70は、合成樹脂製とされ、図10に示すように、側方視略コ字型をなす本体部71と、本体部71における同図右側(装着方向手前側)端部から前方へ延出するとともに側方視略四角形をなす側板部72と、本体部71の前面下縁及び側板部72の内面下縁に連結される連結部73と、連結部73から前方へ突出する検知部74とから構成されている。本体部71は、板面を前後に向けた縦板部71aと、縦板部71aの上下端部から後方へ張り出すとともに互いに上下に対向する一対の横板部71bとから構成されている。このうち縦板部71aには、各キャビティ63に連通することで各雄端子金具50の挿通を許容する端子挿通孔75が前後に貫通して形成されている。各端子挿通孔75の孔縁のうち上縁からは、雄端子金具50における本体部52のあご部55に対して係止可能な係止部76が下方へ張り出して設けられており、各キャビティ63間のピッチと同じ間隔をあけて幅方向に3つ並んで配されている。そして、このリテーナ70は、端子挿通孔75が各キャビティ63に連通するとともに各係止部76が各キャビティ63の側方に退避することで雄端子金具50のキャビティ63に対する挿抜を許容する仮係止位置(図7及び図8)と、各係止部76が各キャビティ63内に進入することで雄端子金具50に係止する本係止位置(図11及び図12)との2位置間を幅方向(雄端子金具50の挿抜方向と交差する方向)に沿って移動可能とされている。なおリテーナ70は、続いて説明する保持構造によって仮係止位置と本係止位置とに選択的に保持可能とされる。
本体部71のうち下側の横板部71bにおける後縁には、リテーナ装着孔69の保持部69bに対して係止可能な仮係止位置用保持溝77と本係止位置用保持溝78とが幅方向に並んだ状態で設けられている。このうち仮係止位置用保持溝77に対して保持部69bが係止することで、図20に示すように、リテーナ70が仮係止位置に保持可能とされ、この仮係止位置では、側板部72が雄ハウジング60の外側面から側方へ突出していてリテーナ70は本係止位置よりも同図右側(装着方向手前側)に配されている。一方、本係止位置用保持溝78に対して保持部69bが係止することで、図17に示すように、リテーナ70が本係止位置に保持可能とされ、この本係止位置では、側板部72の外面が雄ハウジング60の外側面と略面一状をなす。また横板部71bには、両保持溝77,78間の領域よりも広い幅領域にわたって除肉部71cが形成されることで、リテーナ70を所定以上の操作力でもって操作したときに弾性変形可能とされる両持ち状のアーム部71dが設けられており、これによりリテーナ70の移動操作時に保持部69bが両保持溝77,78に対して出入りし易くなっている。
連結部73は、図10に示すように、側板部72よりも少し(検知部74の長さ分程度)長さ寸法が短く設定されている。検知部74は、連結部73の前縁における同図の左端位置に配されており、側板部72とは所定(雌ハウジング20のリブ24の幅寸法分程度)の間隔を空けた位置に対向して配されるとともに、前端位置が側板部72と略面一状に揃えられている。また検知部74は、リテーナ70における幅方向中央よりも側板部72(リテーナ70における装着方向手前側端部)寄りの位置に配されている。この検知部74は、リテーナ70がリテーナ装着孔69内に装着された状態では、図7に示すように、フード部61内に配される。そして、リテーナ70が仮係止位置に配された状態では検知部74は、図19及び図20に示すように、リブ進入溝66内、つまり嵌合空間64内に配されている。従って、この状態で両ハウジング20,60を嵌合しようとした場合には、雌ハウジング20のリブ24が検知部74の前縁に突き当たることで嵌合動作が規制されるようになっている。一方、リテーナ70が本係止位置に配された状態では検知部74は、図16及び図17に示すように、リテーナ装着孔69における検知部収容部69f内に収容されていてリブ進入溝66に対して同図左側方に外れた位置に退避して配されている。従って、この状態で両ハウジング20,60を嵌合した場合には、リブ24に対して検知部74が非干渉となるのでリブ24がリブ進入溝66内に進入する動作、すなわち嵌合動作が許容されるようになっている。
本実施形態は以上のような構造であり、続いてその作用を説明する。手順としては、雌コネクタFと雄コネクタMの組み付け作業をそれぞれ行った後、両コネクタF,Mの嵌合作業を行うようにする。雌コネクタFの組み付けにあたっては、図4及び図5に示すように、雌ハウジング20に対して圧縮コイルばねS及びスライダ40を組み付けて初期位置に前止まり保持するとともに、リテーナ23を仮係止位置に装着しておく。その状態で各雌端子金具10をキャビティ21内に挿入してランス13による一次係止を図った後、リテーナ23を本係止位置へ押し込むことで、図11に示すように、係止部23aがあご部14に係止して雌端子金具10の二次係止が図られる。一方、雄コネクタMの組み付けにあたっては、図6ないし図8に示すように、雄ハウジング60に対してリテーナ70を仮係止位置に装着した状態で各キャビティ63内に雄端子金具50を挿入してランス54による一次係止を図る。その後、リテーナ70を本係止位置へ押し込むことで、図11及び図12に示すように、係止部76があご部55に係止して雄端子金具50の二次係止が図られる。
続いて両コネクタF,Mの嵌合作業を説明する。図11に示す状態から雌ハウジング20を雄ハウジング60のフード部61の嵌合空間64内に嵌合すると、各リブ24,67が各リブ進入溝25,66内に進入して互いの周面が摺接されることで嵌合動作が円滑に案内される。このとき雄コネクタMにおいてリテーナ70の検知部74は、検知部収容部69f内に進入していて嵌合空間64であるリブ進入溝66の側方に退避して配されており、リブ24とは非干渉となっているので、嵌合動作が阻害されることがない(図16及び図17)。所定深さまで嵌合が進行すると、ロックアーム65は、その前面65dとロック部27の前面27bとの傾斜に案内されてロック部27に乗り上げつつ弾性変形される。なお雄ハウジング60に対して雌ハウジング20を上下逆にした状態で嵌合しようとした場合には、各リブ24,67が各リブ進入溝25,66と不整合となって嵌合が規制されるようになっている。
傾動姿勢となったロックアーム65は、図13に示すように、スライダ40の撓み許容凹部43内に逃がされるとともにその前面65dが撓み許容凹部43の前面に当接(係合)される。なおこの段階では、未だ両端子金具10,50は非接触とされる。さらに嵌合を進めると、ロックアーム65によってスライダ40が後方へ向けて押し込まれる(押圧される)ことで、図14に示すように、スライダ40が圧縮コイルばねSを弾縮しつつ後退移動される。この後退時には、支持部33と支持部進入溝45の周面同士が摺接するとともに、アーム部46に対して支持部33及び覆い壁30が下方から、規制部35が上方からそれぞれ摺接することで、スライダ40が上下にがたつくことなく、そのスライド動作がガイドされる。
ところで、このような嵌合途中の状態にも拘わらず、作業者が正規嵌合したと勘違いするなどして嵌合作業を中断する場合があり得る。その場合には、それまでに弾縮されて圧縮コイルばねSに蓄積されていた付勢力が解放され、前方へ付勢されたスライダ40がロックアーム65を押圧することで、両ハウジング20,60が強制的に離脱させられるようになっている。これにより、両ハウジング20,60が半嵌合状態に留め置かれる事態が回避されるようになっている。
両ハウジング20,60が正規深さまで嵌合されると、図15に示すように、鉤部65bがロック部27を乗り越えるとともにロックアーム65がほぼ水平な姿勢(自然状態)へと復元してロック逃がし部26内に逃がされる。このとき、鉤部65bの後面65cがロック部27の後面27aに対して係止されるとともに、ロックアーム65による押圧状態が解除されたスライダ40は、圧縮コイルばねSに蓄積された付勢力が解放されることで前進移動し、初期位置に達したところで前止まり部44が前止まり受け部32に突き当たることで前止まりされる(図5)。このとき、スライダ40がロックアーム65の上方の撓み空間内に進入し、ロックアーム65がほぼ全長にわたって覆われることで、ロックアーム65の弾性変形動作が規制される。これにより、両ハウジング20,60が嵌合状態から離脱不能に強固に保持される。スライダ40が前進する際には、スライダ操作部47がフード部61の操作部逃がし凹部68内に進入しており、その前面が操作部逃がし凹部68の前面と当接または近接する位置に達する。この嵌合状態では、雄端子金具50のタブ51が雌端子金具10に対して正規に導通接触されている。また嵌合状態では、雌ハウジング20の後端部が所定長さだけフード部61の前方に突出しており、規制部35はフード部61との間に殆ど隙間を有さない状態で、ハウジング操作部34はフード部61との間に所定の隙間(操作空間)を残しつつそれぞれ対向して配される(図17)。
ところで、嵌合前の段階であって両コネクタF,Mの組み付け時には、リテーナ23,70の押し込みが甘くてその移動量が不足していたり、或いはリテーナ23,70の押し込み作業そのものを失念していて、リテーナ23,70が本係止位置に達していない場合がある。例えば雌コネクタFにおいてリテーナ23が本係止位置の手前の位置(仮係止位置を含む)に配されていた場合には、リテーナ23が雌ハウジング20の外側面から側方へ突出しているから(図5参照)、嵌合時にはリテーナ23の突出部分がフード部61の前縁に突き当たることで、嵌合動作が規制されるようになっている。これにより、雌コネクタF側のリテーナ23が本係止位置に達していない事態が検知される。
一方、雄コネクタMにおいてリテーナ70が本係止位置の手前の位置である仮係止位置に配されていた場合には、図19及び図20に示すように、検知部74が嵌合空間64であるリブ進入溝66内に配され、リブ24の進入経路を塞いでいる。従って、この状態で嵌合を行おうとすると、図18に示すように、リブ24がリブ進入溝66内に所定深さまで進入したところで検知部74の前面に対して突き当たる(干渉する)ことで、両ハウジング20,60の嵌合動作が規制される。このように嵌合作業の可否に基づいて、リテーナ23,70が本係止位置に達しているか否か、つまり各端子金具10,50に対して係止部23a,76が正規に係止しているか否かを検知することができる。なお、雄コネクタMにおいてリテーナ70が仮係止位置から多少本係止位置側へ押し込まれていても、完全に本係止位置に達していない限りは、検知部74がリブ進入溝66内に配されることになるので、その場合でも嵌合が規制されるようになっている。
また嵌合が完了した後、メンテナンスなどの事情により両コネクタF,Mを取り外す場合には、スライダ操作部47を後方へ引張り操作することで、圧縮コイルばねSを弾縮させながらスライダ40を後退移動させるとともに、ハウジング操作部34を持って後方へ引張るようにする。このスライダ40の後退過程では、嵌合時と同様にそのスライド動作がガイドされる。そして、図21に示すように、スライダ40がロックアーム65の上方から完全に退避する撓み許容位置に達すると、雌ハウジング20やスライダ40に加えていた離脱方向への引張り力によって、ロックアーム65は、鉤部65bの後面65cとロック部27の後面27aとによって案内されて自動的に上方へ弾性変形される。雌ハウジング20をさらに離脱方向へ引張ることで、鉤部65bがロック部27に乗り上げてその係止状態が解除されるから、そのまま雌ハウジング20を引き抜くようにする。また上記した離脱途中においても、何らかの事情により離脱作業が中断されることがあり得る。その場合には、弾縮された圧縮コイルばねSに蓄積された付勢力が解放されることで、スライダ40が前進移動するとともに、弾性変形して傾動したロックアーム65の前面15dに対して突き当たることで、両ハウジング20,60が強制的に離脱される。これにより、離脱時にも両ハウジング20,60が半嵌合状態に留め置かれることが防がれるようになっている。
以上説明したように本実施形態によれば、リテーナ70が本係止位置のときに検知部74をリブ進入溝66外、つまり嵌合空間64外に配するようにしたから、従来のように相手の雌ハウジングに検知部を逃がすための逃がし溝を設ける必要がない。従って、逃がし溝が不要となる分だけコネクタの小型化に好適となるとともに構造の簡素化にも寄与することができる。
また検知部74がリテーナ70のうち雄ハウジング60に対する装着方向手前側に配されているから、仮に検知部をリテーナにおける装着方向奥端位置に配した場合と比較すると、雄ハウジング60において検知部74を逃がすために形成する検知部収容部69fの形成範囲を小さくすることができる。従って、検知部収容部69fを設けるにあたって雄ハウジング60の強度低下を抑制することができる。また検知部74は、側板部72及び本体部71に連結される連結部73に設けられているので、リテーナ70全体の強度が高く保たれている。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
)リテーナが幅方向に沿って移動するもの以外にも、例えばリテーナが高さ方向に移動するようなものも本発明に含まれる。
)上記した実施形態では、リテーナが仮係止位置と本係止位置との間を移動できるものを示したが、仮係止位置を省略したものも本発明に含まれる。具体的には、リテーナを雄ハウジングに装着しない状態でキャビティ内に雄端子金具を挿入し、その後リテーナを雄ハウジングに対して正規の装着位置に装着して雄端子金具を抜け止めするようにしてもよい。
)上記した実施形態では、半嵌合防止機能を有しているものを例示したが、そのような機能(スライダや圧縮コイルばね)を省略したものも本発明に含まれる。
本発明の一実施形態に係るリテーナを仮係止位置に装着した雌ハウジングとスライダの正面図 リテーナを仮係止位置に装着した雌ハウジングとスライダの平面図 図1のA−A線断面図 スライダを組み付けた雌ハウジングの正面図 スライダを組み付けた雌ハウジングの平面図 リテーナを仮係止位置に装着した雄ハウジングの正面図 図6のA−A線断面図 図7のB−B線断面図 (A)リテーナを装着した雄ハウジングの左側面図 (B)リテーナを装着した雄ハウジングの右側面図 リテーナの斜視図 両リテーナを本係止位置に装着した状態で両ハウジングを嵌合する前の状態を示す図4及び図6のA−A線断面図 図11のB−B線断面図 嵌合初期の状態を示す図4及び図6のA−A線断面図 嵌合途中の状態を示す図4及び図6のA−A線断面図 正規嵌合した状態を示す図4及び図6のA−A線断面図 雄ハウジングとリテーナにおける図15のC−C線断面図 雄ハウジングとリテーナにおける図15のD−D線断面図 リテーナを仮係止位置とした雄ハウジングに対する雌ハウジングの嵌合動作が規制された状態を示す図4及び図6のA−A線断面図 雄ハウジングとリテーナにおける図18のC−C線断面図 雄ハウジングとリテーナにおける図18のD−D線断面図 離脱時にスライダを撓み許容位置まで後退させた状態を示す図4及び図6のA−A線断面図 従来例の断面図
符号の説明
20…雌ハウジング(相手の雌ハウジング)
24…リブ
50…雄端子金具
60…雄ハウジング
61…フード部
64…嵌合空間
66…リブ進入溝
69f…検知部収容部(切欠部)
70…リテーナ
74…検知部

Claims (3)

  1. 相手の雌ハウジングが嵌合可能なフード部を備えた雄ハウジングと、雄ハウジングに収容される雄端子金具と、雄ハウジングに装着されるとともに正規の装着位置に達すると雄端子金具に係止することでその抜け止めが可能なリテーナとを備えたものであって、
    前記フード部には、前記相手の雌ハウジングの外面に突設されたリブを受け入れて前記雌雄ハウジングの嵌合動作を案内可能なリブ進入溝が設けられており、
    前記リテーナには検知部が設けられ、かつこの検知部は、前記リテーナが前記正規の装着位置に達する手前のときは前記リブ進入溝内に配されることで前記リブと干渉するのに対し、リテーナが正規の装着位置のときは、前記リブ進入溝の周縁のうち前記リテーナの装着方向奥側部分を切り欠いて形成された検知部収容部内に収容されて前記リブ進入溝外に位置することで、前記リブとの干渉が回避されるようになっていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記リテーナは、前記雄ハウジングに対する前記雄端子金具の挿抜を許容する仮係止位置と、雄端子金具に係止する本係止位置との間を、雄端子金具の挿抜方向と交差する方向に沿って移動可能に装着されており、
    前記検知部は、前記リテーナが前記本係止位置に達する手前の位置に配されたときに前記リブ進入溝内に配されるのに対し、リテーナが本係止位置に達したときには前記検知部収容部内に収容されて前記リブ進入溝外に位置するようになっていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記検知部は、リテーナのうち雄ハウジングに対する装着方向手前側に配されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
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