JP4039199B2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP4039199B2
JP4039199B2 JP2002298084A JP2002298084A JP4039199B2 JP 4039199 B2 JP4039199 B2 JP 4039199B2 JP 2002298084 A JP2002298084 A JP 2002298084A JP 2002298084 A JP2002298084 A JP 2002298084A JP 4039199 B2 JP4039199 B2 JP 4039199B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slider
lock
connector
connector housing
lock arm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002298084A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004134258A (ja
Inventor
英人 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2002298084A priority Critical patent/JP4039199B2/ja
Priority to US10/680,983 priority patent/US6743040B1/en
Priority to DE10346914A priority patent/DE10346914B4/de
Publication of JP2004134258A publication Critical patent/JP2004134258A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4039199B2 publication Critical patent/JP4039199B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/639Additional means for holding or locking coupling parts together, after engagement, e.g. separate keylock, retainer strap
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/627Snap or like fastening
    • H01R13/6271Latching means integral with the housing
    • H01R13/6272Latching means integral with the housing comprising a single latching arm
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/629Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
    • H01R13/633Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances for disengagement only
    • H01R13/635Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances for disengagement only by mechanical pressure, e.g. spring force

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半嵌合防止機能を備えたコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば自動車のエアバッグ回路に使用されるコネクタとして、嵌合作業時に半嵌合状態のまま放置されるのを防止する機能を備えたものが知られている(下記特許文献1参照)。このものは、図19(A)に示すように、雄雌両ハウジング1,2が嵌合されるのに伴って、雌ハウジング2に設けられたロックアーム3が雄ハウジング1上に乗り上げるとともに、雌ハウジング2に対してばねを介して組み付けた枠状のスライダ4は、その弾性片4aが雄ハウジング1に設けられた押圧突部1aによって押圧されることで、ばねを弾縮させつつ後退する。半嵌合状態で嵌合作業を中断すると、ばねに蓄積された付勢力が解放されることで、両ハウジング1,2が強制的に引き離され、もって両ハウジング1,2が半嵌合状態のまま放置されることが防がれる。
【0003】
両ハウジング1,2が正規嵌合に達すると、図19(B)に示すように、雄ハウジング1に乗り上げて撓んでいたロックアーム3が復帰してロック溝部5に係止する。これと同時に、所定位置まで後退したスライダ4の弾性片4aが雌ハウジング2に設けられた解除突部2aに乗り上げて撓むとともに押圧突部1aから外れることで、ばねの付勢力が解放されてスライダ4が前進する。このとき、スライダ4の押さえ部4bがロックアーム3の上方の撓み空間3aに進出することで、ロックアーム3の撓み変形が規制される。
一方、メンテナンスなどの事情により両ハウジング1,2を取り外す場合には、スライダ4を後退させて押さえ部4bがロックアーム3の撓み空間3aから退避すると、ロックアーム3及びロック溝部5の対向面にそれぞれ形成された解除案内面3b,5aに案内されることで、ロックアーム3が自動的に撓み変形させられてロック溝部5との係止状態が解除される。
【0004】
すなわち、このものでは、コネクタのロック構造をいわゆるセミロックとすることで離脱作業を簡単に行えるようにし、且つセミロックにすることに伴ってロック状態が不安定になるという問題を、スライダ4の押さえ部4bによってロックアーム3の撓み規制を行うことで解消しようとしている。
【0005】
【特許文献1】
特許第3047159号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記したコネクタを半嵌合防止機能を必要としない他の回路でも共用するよう要請があった場合には、雌ハウジング2からスライダ4やばねを取り外した状態で使用することが考えられる。このようにすれば、スライダ4やばねを省くことができるので低コスト化を図ることができる。
しかしながら、雌ハウジング2からスライダ4を外すと、ロック構造がセミロックであるにも拘わらず、嵌合状態においてロックアーム3の撓み規制がなされなくなるため、保持力が不足してロック状態が不安定になるという問題が生じてしまう。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、スライダを外した状態でも安定したロック状態を得ることができるコネクタを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、一方のコネクタハウジングと、一方のコネクタハウジングを嵌合可能な他方のコネクタハウジングと、一方のコネクタハウジングに設けられたロック部と、他方のコネクタハウジングに設けられるとともに、両コネクタハウジングが嵌合される過程では前記ロック部に乗り上げつつ弾性変位され、正規嵌合に達すると復帰してロック部に係止されるロックアームと、他方のコネクタハウジングに組み付けられるとともに、両コネクタハウジングの嵌合方向に沿って前後に移動可能なスライダと、スライダと他方のコネクタハウジングとの間に介設されるとともに、スライダが他方のコネクタハウジングに対して相対的に後退するのに伴って両コネクタハウジングを離脱させるような付勢力を蓄積しつつ弾縮可能な付勢部材と、スライダに設けられるとともに、前記嵌合方向と交差する向きに変位可能とされる被押圧部と、一方のコネクタハウジングに設けられるとともに、両コネクタハウジングが嵌合される過程で前記被押圧部を後方へ押圧可能な押圧部と、他方のコネクタハウジングに設けられるとともに、両コネクタハウジングが正規嵌合されるのに伴って、前記被押圧部を変位させて前記押圧部との押圧状態を解除するよう案内可能な押圧解除案内部と、ロックアームに設けられるとともに、スライダによって押圧可能とされるロック解除被押圧部と、スライダに設けられ、ロックアームが前記ロック部に係止した状態でロックアームの撓み空間内に進入することにより、ロックアームの弾性変位動作を規制する一方、スライダを他方のコネクタハウジングに対して相対的に後退させるのに伴って、前記ロック解除被押圧部を押圧、その押圧動作によってロックアームを弾性変位させて前記ロック部との係止状態を解除可能なロック解除押圧部とを備えた構成としたところに特徴を有する。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記スライダは、全体が略板状に形成されるとともに、前記他方のコネクタハウジングにおける一側面に装着されているところに特徴を有する。
【0009】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
両コネクタハウジングを嵌合すると、ロックアームがロック部に乗り上げつつ弾性変位されるとともに、スライダは、被押圧部が押圧部によって押圧されることで、他方のコネクタハウジングとの間で付勢部材を弾縮しつつ後退する。このような嵌合途中の段階で嵌合作業を中断した場合には、付勢部材に蓄積された付勢力が解放されることで、両コネクタハウジングが強制的に離脱させられるので、両コネクタハウジングが半嵌合状態のまま放置されることが防止される。
両コネクタハウジングが正規嵌合されると、ロックアームが復帰してロック部に係止するとともに、被押圧部が押圧解除案内部によって嵌合方向と交差する向きに変位させられることで、押圧部との押圧状態が解除される。これにより付勢部材に蓄積された付勢力が解放されて、スライダが前進する。
一方、両コネクタハウジングを正規嵌合状態から離脱させるには、スライダを他方のコネクタハウジングに対して相対的に後退させる。すると、スライダのロック解除押圧部によりロックアームのロック解除被押圧部が押圧されてロックアームが弾性変位させられることで、ロック部との係止状態が解除されるので、両コネクタハウジングを引き離すことができる。
【0010】
以上のように本発明によれば、ロック解除押圧部がロック解除被押圧部を押圧することによってロック解除を行うようにしたから、従来のようにコネクタのロック構造をいわゆるセミロックとする必要がない。従って、本発明に係るコネクタは、ロック構造として両コネクタハウジングに引っ張り力を加えても自動的にはロック解除されないような構造を採用することができ、スライダや付勢部材を取り外した状態で使用しても、従来のものと比較してロック状態を安定したものとすることが可能となる。
【0011】
<請求項2の発明>
スライダを略板状に形成して他方のコネクタハウジングにおける一側面に装着するようにしたから、従来のようにスライダが枠状に形成された場合と比較して、コネクタを小型化することができ、さらには他方のコネクタハウジングに対してスライダを組み付ける作業がし易くなる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態を図1ないし図18によって説明する。本実施形態では、自動車のエアバッグ回路に使用されるコネクタを例示する。このものは、互いに嵌合可能な雄コネクタハウジング10(以下、単に雄ハウジング10という)と、雌コネクタハウジング20(以下、単に雌ハウジング20という)とを備え、このうち雌ハウジング20には、スライダ50と、一対の圧縮コイルばねSとが装着可能とされている。なお以下では、両ハウジング10,20における嵌合面側を前方とし、上下方向については図3や図12などを基準とする。
【0013】
雄ハウジング10は、合成樹脂製とされ、図1、図2及び図12に示すように、前方へ突出する略角筒状のフード部11を備えるとともに、その奥壁には、図示しない電線の端末に接続された雄端子金具12を個別に収容可能なキャビティ13が5室幅方向に並んで設けられている。各雄端子金具12は、フード部11内に突き出すとともに相手の雌端子金具24と導通接続可能なタブ12aを備えている。フード部11の奥面(嵌合面)における各タブ12aの上方位置からは、略平板状をなす短絡解除リブ14がタブ12aの前端位置とほぼ同じ位置まで突出して設けられている。
【0014】
フード部11の上面における幅方向略中央で且つ前端からやや奥まった位置には、ロック部15が突設されている。ロック部15のうち、前面15aは、雌ハウジング20のロックアーム35の乗り上げ動作を案内すべく後方に向かって上り勾配をなすテーパ面に形成されるのに対し、後面15bは、ほぼ垂直に切り立った端面となっている(なお、ロック部15の後面15bの形状としては、後述する溝部36の前面36aに沿うように後方へ向かって上り勾配をなすいわゆるオーバーハング状に形成することも可能である。)。フード部11の上面における前端位置で且つロック部15の両側方位置には、一対の押圧部16が突設されている。押圧部16のうち、前面16aは、ほぼ垂直に切り立った端面とされるのに対し、後面16bは、後方へ向かって下り勾配をなすテーパ面となっている。またフード部11の両側面及び下面には、前後に細長い嵌合ガイドリブ17が計3本突設されている。
【0015】
雌ハウジング20は、合成樹脂製とされ、図3ないし図8に示すように、大まかには雌端子金具24を収容可能な端子収容部21と、その前部の周囲を取り囲む概ね角筒状の外筒部22とを備え、端子収容部21と外筒部22との間には、雄ハウジング10のフード部11を嵌合可能な略環状をなす嵌合溝部23が前方へ開放する形態で設けられている。端子収容部21には、後方から電線Dの端末に圧着接続された雌端子金具24を挿入可能なキャビティ25が5室幅方向に並んで設けられている。キャビティ25のうち、小径の前半部分に雌端子金具24が収容されるのに対し、大径の後半部分には雌端子金具24のバレル部に電線Dと共に固定されたゴム栓26が密着可能とされ、もってキャビティ25内のシールが図られている。
【0016】
各キャビティ25の下壁には、前方へ開放する係止溝27が形成されており、この係止溝27の後面に雌端子金具24の本体部から切り起し形成された金属ランス24aが弾性的に係止されることで、雌端子金具24の抜け止めが図られる。一方、端子収容部21には、外筒部22に開設されたリテーナ挿通孔28を通して側方外部からリテーナ29が装着可能とされている。このリテーナ29は、端子収容部21のうち係止溝27よりも少し後側において各キャビティ25を側方へ開口させる開口部30に対応した係止部29aを有している。リテーナ29は、各係止部29aが開口部30内に配されて各キャビティ25から退避することでキャビティ25内への雌端子金具24の挿抜を許容する仮係止位置と、各係止部29aが各キャビティ25内に進出して雌端子金具24の本体部のあご部24bに係止可能な本係止位置とを幅方向に沿って移動可能とされている。また端子収容部21の外周面におけるリテーナ29の後側には、嵌合溝部23に嵌合されるフード部11と端子収容部21との間で挟圧されることで、両ハウジング10,20間をシール可能なシールリング31が嵌着されている。
【0017】
端子収容部21の前部(外筒部22により囲まれた部分)におけるキャビティ25の上側には、各雌端子金具24を短絡するための金属製のショート端子32を収容するショート端子収容室33が前方へ開口して形成されている。ショート端子収容室33の上端両側縁には、ショート端子32のうち横長な板状をなす本体部が圧入保持可能とされる。上下に隣り合うショート端子収容室33と各キャビティ25とは、連通孔34によって連通されており、この連通孔34を通してショート端子32の本体部の後端から突設された計5本の弾性接触片32aが各キャビティ25内の雌端子金具24に弾接可能となっている。各弾性接触片32aは、自由端を前方へ向けた片持ち状に形成されており、上下に弾性変形可能とされている。
【0018】
外筒部22における上部の幅方向略中央には、一対のスリットを入れることでロックアーム35が設けられている。ロックアーム35は、後端部が支持された片持ち状に形成されており、この支持部分を支点として上下に弾性変位可能とされている。ロックアーム35の下面側には、雄ハウジング10のロック部15の進入を許容する溝部36が後方へ開放して形成されており、その溝部36の前面36aがロック部15に対して係止可能とされている。この溝部36の前面36aは、前方へ向かう上り勾配をなすよう傾斜し、いわゆるオーバーハング状に形成されている(なお、溝部36の前面36aの形状としては、既述したロック部15の後面15bに沿うようにほぼ垂直に切り立った端面とすることも可能である。)。ロックアーム35の後端部上面には、後述するスライダ50によって押圧可能とされるロック解除被押圧部37が突設されている。このロック解除被押圧部37は、ロックアーム35と同幅に形成されるとともに、ロックアーム35における支持部分(溝部36の両側方部分)に対応する両側部が部分的に前方へ突出している。この両側部の前面37aが、後方へ向かって上り勾配をなすテーパ面となっている。
【0019】
外筒部22の上部のうち、ロックアーム35の両側方位置には、一対の押圧解除案内部38が設けられている。この押圧解除案内部38は、ロックアーム35の半分程度の高さを有しており、その前面38aが後方へ向かって上り勾配をなすテーパ面となっている。外筒部22の上部のうち、両押圧解除案内部38の側方位置には、前方から圧縮コイルばねSを収容可能な一対のばね受け部39が設けられている。このばね受け部39は、前方へ開口する袋状に形成されるとともに、その上壁がスライダ50の前後動を許容するために所定深さまで切除されており、その後壁によって圧縮コイルばねSの後端部を受け止めることができるようになっている。またばね受け部39の内周面は、圧縮コイルばねSに沿うような円弧状に形成されている。
【0020】
外筒部22の上部のうち、両ばね受け部39の側方位置には、スライダ50を前止まりするための一対の前止まり部40が突設されている。前止まり部40のうち、前面が後方へ向かって上り勾配をなすテーパ面とされるのに対し、後面がほぼ垂直に切り立った端面となっている。外筒部22の上部のうち、両前止まり部40とは反対側(下側)には、スライダ50に対するガイド溝部41が一対形成されている。外筒部22の後端部両側端には、一対の雌ハウジング操作部42が設けられている。この雌ハウジング操作部42は、後方へ行くに従って雌ハウジング20の幅寸法を段付き状に縮小する階段状に形成されており、後側から雌ハウジング20を前方へ押し込み操作し易くなっている。また外筒部22の内周面には、雄ハウジング10の嵌合ガイドリブ17を受け入れ可能な嵌合ガイド溝部43が計3つ設けられている。
【0021】
スライダ50は、合成樹脂製とされ、全体が概ね横長な板状に形成されており、外筒部22の上面(雌ハウジング20における一外側面)に装着されるようになっている。スライダ50は、その前端位置が雌ハウジング20の前端位置とほぼ揃えられた初期組付位置(図12)と、その後端位置が外筒部22の後端位置とほぼ揃えられた後退位置(図16)との間を、雌ハウジング20に対して嵌合方向に沿って相対的に移動可能に組み付けられる。このスライダ50は、長さ寸法が雌ハウジング20の約半分とされる一方、幅寸法が雌ハウジング20よりも大きくなっている。
【0022】
スライダ50の下面側における幅方向略中央には、ロック解除押圧部51が下方へ突出して設けられている。ロック解除押圧部51のうち、後面51aが後方へ向かって上り勾配をなし且つその勾配がロック解除被押圧部37の前面37aとほぼ同じテーパ面とされ、前面51bが前方へ向かって上り勾配をなし且つその勾配が後面51aよりも緩やかなテーパ面とされている。このロック解除押圧部51は、組付状態においてロックアーム35の上面近くに達する突出代を有しており、ロック解除被押圧部37と高さ方向について重なり且つ前後に対向する位置関係にある(図12(B))。このロック解除押圧部51は、スライダ50が初期組付位置(図12)から所定距離(図14に示す位置まで)後退するまでの間、ロックアーム35の撓み空間44内に進入することでロックアーム35の弾性変位を規制可能とされている。この間のスライダ50の移動領域がロック状態の解除を規制する規制領域となっている。一方、ロック解除押圧部51は、スライダ50が規制領域よりも後方へ移動すると、ロックアーム35の撓み空間44から退避するので、これによりロックアーム35の弾性変位が許容される(図15(B))。つまり、スライダ50が規制領域の後端(図14)から上記した後退位置(図16)に達するまでの移動領域がロック状態の解除を許容する許容領域となっている。そして、スライダ50が後退位置に達すると、ロック解除押圧部51がロック解除被押圧部37を押圧可能とされ、この押圧動作によってロックアーム35が上方へ弾性変位されるようになっている(図16(B))。なおスライダ50の全移動領域は、前側の規制領域と後側の許容領域とから構成されていると言える。
【0023】
スライダ50の下面側におけるロック解除押圧部51の両側方位置には、一対の被押圧アーム52が突設されている。被押圧アーム52は、スライダ50の前端位置から突設されるとともに後方へ延出する片持ち状に形成され、その延出端には下方へ突出する鉤部53が設けられている。鉤部53のうち、後面53aが後方へ向かって上り勾配をなすテーパ面とされるのに対し、前面53bがほぼ垂直に切り立った端面とされている。被押圧アーム52は、基端である前端部を支点としてスライダ50の本体部分に接離するよう上下(嵌合方向と交差する向き)に弾性変位可能とされており、被押圧アーム52とスライダ50の本体部分との間には、撓み空間54が確保されている。この被押圧アーム52は、スライダ50の本体部分によって覆われることで外部に剥き出しとならず保護されている。組付状態では、被押圧アーム52がロックアーム35の両側方位置に配されるとともに、被押圧アーム52の撓み空間54とロックアーム35の撓み空間44とが互いに高さ方向について重なる位置関係にあり(図9)、且つ鉤部53が押圧解除案内部38及び嵌合される雄ハウジング10の押圧部16に対して高さ方向について重なる位置に配されるようになっている(図12(A))。従って、両ハウジング10,20を嵌合する過程では、鉤部53が押圧部16によって後方へ押圧可能とされ、それに伴ってスライダ50が雌ハウジング20に対して相対的に後退される(図13及び図14)。そして、両ハウジング10,20が正規嵌合に達するのに伴って、鉤部53が押圧解除案内部38に乗り上げるとともに被押圧アーム52が上方へ弾性変位して押圧部16と鉤部53との押圧状態が解除されるようになっている(図16)。
【0024】
スライダ50の両被押圧アーム52の側方位置には、圧縮コイルばねSを前止まりするためのばね押さえ部55が一対設けられている。このばね押さえ部55は、断面略L字型に形成されるとともに、組付状態では前壁が圧縮コイルばねSの前端部を押さえ付けるのに対し、前後に延びる壁がばね受け部39の外側を覆うようにして配される。これにより、スライダ50が初期組付位置から後退位置側へ移動するのに伴って、圧縮コイルばねSは、ばね押さえ部55とばね受け部39との間で両ハウジング10,20を離脱させるような付勢力を蓄積しつつ弾縮されるようになっている(図15(C))。またばね受け部39における前後に延びる壁の内周面は、圧縮コイルばねSに沿うような円弧状に形成されている。
【0025】
スライダ50の下面側における両ばね押さえ部55の側方位置には、雌ハウジング20の前止まり部40が進入可能な前止まり溝部56が設けられている。前止まり溝部56は、前方及び下方へ開放して形成されるとともにスライダ50の後端部付近に達する深さとなっている。前止まり溝部56の後面(奥面)は、ほぼ垂直に切り立った端面となっている。組付状態では、この前止まり溝部56の後面が雌ハウジング20の前止まり部40の後面に突き当たることで、スライダ50が初期組付位置から前止まり状態に保持される(図10)。
【0026】
スライダ50の両側端部からは、下方へ突出してから内側へ突出するガイド部57が一対設けられている。このガイド部57は、組付状態において雌ハウジング20のガイド溝部41に嵌まり込むことで、スライダ50の雌ハウジング20に対する相対移動動作をガイドできるようになっている(図9)。スライダ50の後端部両側面からは、一対のスライダ操作部58が設けられている。このスライダ操作部58は、後方に行くに従って側方への張り出し代が大きくなる階段状に形成されており、前側からスライダ50を後方へ引っ張り操作し易くなっている(図10)。
【0027】
次に、雌コネクタの組付手順の一例を説明する。図6ないし図8に示す状態から、両圧縮コイルばねSをそれぞれ雌ハウジング20の両ばね受け部39内に前方から収容し、引き続いてスライダ50を外筒部22の上側に前方から組み付けて図9ないし図12に示す状態とする。スライダ50の組付過程では、前止まり溝部56の後壁部分が前止まり部40に一旦乗り上げ、スライダ50が初期組付位置に達したところで、乗り越えて前止まり溝部56の後面に前止まり部40に後面が突き当たり、もってスライダ50が初期組付位置から前止まり状態に保持される(図10)。この初期組付位置では、両圧縮コイルばねSが僅かに弾縮されることで、スライダ50の前後のがたつきが抑制されている(図12(C))。この初期組付位置では、ロック解除押圧部51がロックアーム35の上方の撓み空間44内に進入することで、ロックアーム35の弾性変位動作が規制されている(図12(B))。その一方、シールリング31を端子収容部21に嵌着した後にリテーナ29を仮係止位置に装着するとともに、ショート端子32をショート端子収容室33内に収容する。そして、電線Dに圧着した各雌端子金具24をキャビティ25内に挿入した後にリテーナ29を本係止位置へ移動させることで、金属ランス24aと共に雌端子金具24を二重係止しておく。なお、上記以外の順序・方法で各部品を組み付けるようにしてもよい。
【0028】
このように、スライダ50を略板状に形成して雌ハウジング20における一側面に装着するようにしているから、従来のようにスライダ50が枠状に形成された場合と比較して、コネクタを小型化することができ、さらには雌ハウジング20に対してスライダ50を組み付ける作業がし易くなる。
【0029】
続いて、雄雌両コネクタの嵌合作業を説明する。嵌合溝部23にフード部11を整合させつつ雌ハウジング操作部42を前方へ押し込むことで両ハウジング10,20を嵌合させる。嵌合溝部23内に進入したフード部11が所定深さに達すると、図13に示すように、押圧部16の前面16aが被押圧アーム52の鉤部53の前面53bに当接される(図13(A))。この状態から嵌合が進行するのに伴い、図14に示すように、押圧部16によって被押圧アーム52が後方へ押し込まれてスライダ50が初期組付位置から後退する。このとき圧縮コイルばねSは、後端部を支持するばね受け部39に対して前端部を支持するばね押さえ部55が相対的に後退することで弾縮され、これにより両ハウジング10,20を離脱させるような付勢力が蓄積されていく(図14(C))。
【0030】
ところで、このような半嵌合状態であるにも拘わらず嵌合作業を中断した場合には、弾縮された圧縮コイルばねSにそれまでに蓄積された付勢力が解放され、スライダ50の被押圧アーム52の鉤部53が押圧部16を押し返すことで両ハウジング10,20が強制的に離脱される。もって、両ハウジング10,20が半嵌合状態のまま放置されることが防止される。
【0031】
スライダ50が図14に示す位置からさらに後退する、言い換えるとスライダ50が規制領域から許容領域に至ると、図15に示すように、ロック解除押圧部51がロックアーム35の撓み空間44の後方へ退避するとともに、ロックアーム35がロック部15の前面15aに乗り上げて弾性変位する(図15(B))。このとき鉤部53の後面53aが押圧解除案内部38の前面38aに当接する(図15(A))。この過程で雄端子金具12のタブ12aが雌端子金具24に接触されるとともに短絡解除リブ14が各弾性接触片32aに当接され、且つフード部11の前端部がシールリング31に当接される。さらに嵌合が進行すると、鉤部53が押圧解除案内部38に乗り上げるとともに被押圧アーム52が上方へ弾性変位し、この過程で、押圧部16の前面16aと、上方へと変位する鉤部53の前面53bとの当接代が次第に減少する。
【0032】
そして、両ハウジング10,20が正規嵌合するのに伴って、図16に示すように、スライダ50が後退位置まで押し込まれるとともに、押圧部16と鉤部53との押圧状態が完全に解除される(図16(A))。このとき、ロックアーム35は、ロック部15を乗り越えているものの、ロック解除押圧部51によりロック解除被押圧部37が押圧されることで、弾性変位した姿勢に保たれている(図16(B))。押圧部16による押圧状態が解除されることより、圧縮コイルばねSが解放されることで、スライダ50が前進を開始するとともにロック解除押圧部51のロック解除被押圧部37に対する押圧状態が解除されるので、ロックアーム35が弾性復帰するとともに溝部36内に進入したロック部15の後面15bに溝部36の前面36aが係止することで、両ハウジング10,20が離脱不能に保持される。スライダ50が初期組付位置まで前進すると、図17に示すように、鉤部53が押圧部16を乗り越えてその後面53aが押圧部16の後面16bに当接または近接して配されるとともに被押圧アーム52が弾性復帰する一方(図17(A))、ロック解除押圧部51がロックアーム35の撓み空間44内に進入することで、その弾性変位動作が規制される(図17(B))。つまり、コネクタのロック構造がダブルロックとなる。
【0033】
なお両ハウジング10,20が正規嵌合に達すると、雄雌両端子金具12,24が正規に導通接続されるとともに、ショート端子32の各弾性接触片32aが短絡解除リブ14によって各雌端子金具24から離間しつつ弾性変形させられることで、各雌端子金具24間の短絡状態が解除される。またシールリング31がフード部11と端子収容部21との間で挟圧されて両者に密着することで、両ハウジング10,20間にシールが取られる。
【0034】
一方、メンテナンスなどの事情により両ハウジング10,20を離脱する場合がある。その場合には、スライダ50におけるスライダ操作部58を掴んで後方へ引っ張るように操作し、ロック状態にある両ハウジング10,20に対してスライダ50を相対的に後退させる。すると、ロック解除押圧部51がロックアーム35の撓み空間44から後方へ退避する一方、鉤部53がその後面53aと押圧部16の後面16bとに案内されつつ押圧部16に乗り上げるとともに被押圧アーム52が上方へ弾性変位される。またこの過程では、圧縮コイルばねSが弾縮される。そして、図16に示すように、スライダ50が後退位置まで引っ張られると、ロック解除押圧部51によってロック解除被押圧部37が押圧されるとともに、その押圧力がロック解除被押圧部37の前面37aの傾斜によってロックアーム35を弾性変位させるような力として作用する(図16(B))。ロック部15の後面15bから溝部36の前面36aが完全に外れるまでロックアーム35が弾性変位されたところで、両ハウジング10,20のロック状態が解除されるので、そのまま雌ハウジング20を雄ハウジング10から引き離すようにする。すると、ロック部15を乗り越えたロックアーム35が弾性復帰するとともに、圧縮コイルばねSが解放されてスライダ50に対して雌ハウジング20が相対的に後退して初期組付位置となる。このようにスライダ50を後方へ引っ張るというワンアクション操作によって、スライダ50を後退させる作業と、ロックアーム35を弾性変位させてロック状態を解除する作業と、両ハウジング10,20を引き離す作業とを一度に行うことができる。
【0035】
ところで、このコネクタは、エアバッグ回路以外の回路であって、半嵌合防止機能を必要としない回路にも共用することができ、そのとき、図18に示すように、半嵌合防止機能に関与するスライダ50や圧縮コイルばねSを外して使用することが可能である。ここで、改めて従来のコネクタについて図19を参照しつつ説明すると、このものでは離脱時の作業性を向上させるためにコネクタのロック構造をセミロックとするとともに、このロック構造のセミロック化に伴って両ハウジング1,2の保持力が不足するのを補うべくスライダ4によってロックアーム3の弾性変位を規制するようにしていた。このため、従来のコネクタにおいてスライダ4を外した状態で両ハウジング1,2を嵌合させると、両ハウジング1,2の保持力が不足するという問題が生じる。
【0036】
ところが本実施形態に係るコネクタでは、スライダ50と雌ハウジング20とにそれぞれ設けたロック解除押圧部51とロック解除被押圧部37とによって、スライダ50の後退動作に伴ってロックアーム35を弾性変位させるようにし、もって離脱時の作業性を向上するようにしているので、ロック構造を従来のようにセミロックとする必要がない。従って、本実施形態に係るコネクタでは、嵌合状態から両ハウジング10,20に引っ張り力を加えても自動的にはロック状態が解除されないようなロック構造を採用することができる。詳しくは、両ハウジング10,20のロック構造の係止面、すなわちロック部15の後面15bがほぼ垂直に切り立った端面とされ、ロックアーム35における溝部36の前面36aがいわゆるオーバーハング状に形成されているから、スライダ50によるロックアーム35の弾性変位規制がなされなくても、両ハウジング10,20を十分な保持力でもって保持(ロック)することができる。このように、本実施形態に係るコネクタは、半嵌合防止機能を必要としない回路に共用することができる上、そのときにスライダ50や圧縮コイルばねSを省いた状態で使用できるので、大幅な低コスト化を図ることが可能となる。
【0037】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記した実施形態では、ロック解除押圧部がロックアームの弾性変位規制機能を兼用した場合を示したが、ロック解除押圧部とは別途にロックアームの弾性変位規制機能を持った弾性変位規制部をスライダに設けるようにしてもよく、そのようなものも本発明に含まれる。また逆にスライダがロックアームの弾性変位規制機能を有さないものも本発明に含まれる。
【0039】
)上記した実施形態以外にも、スライダが枠状に形成されて雌ハウジングを取り囲むようなものも本発明に含まれる。
)上記した実施形態以外にも、雄ハウジングにスライダや圧縮コイルばねを組み付けるとともに、雌ハウジングによりスライダを押圧するようにしたものも本発明に含まれる。
)上記した実施形態では、ワイヤツーワイヤタイプのコネクタを例示したが、雄ハウジングが機器に直結されたタイプのコネクタにも本発明は適用可能である。
【0040】
)上記した実施形態では、付勢部材として圧縮コイルばねを例示したが、その他にも板ばねなどを使用してもよい。
)上記した実施形態では、防水機能(シールリングなど)を有するものを示したが、本発明は非防水タイプのコネクタにも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る雄ハウジングの正面図
【図2】雄ハウジングの部分平面図
【図3】雌ハウジングと圧縮コイルばねとスライダの正面図
【図4】雌ハウジングと圧縮コイルばねとスライダの平面図
【図5】雌ハウジングと圧縮コイルばねとスライダの背面図
【図6】図3のA−A線断面図
【図7】図3のB−B線断面図
【図8】図3のC−C線断面図
【図9】雌ハウジングにスライダを組み付けた状態を示す正面図
【図10】雌ハウジングにスライダを組み付けた状態を示す平面図
【図11】雌ハウジングにスライダを組み付けた状態を示す背面図
【図12】両ハウジングを嵌合する前の状態であって、(A)が図1及び図9のA−A線断面図、(B)が図1及び図9のB−B線断面図、(C)が図1及び図9のC−C線断面図
【図13】両ハウジングを嵌合する途中でスライダが初期組付位置に配された状態であって、(A)が図1及び図9のA−A線断面図、(B)が図1及び図9のB−B線断面図、(C)が図1及び図9のC−C線断面図
【図14】両ハウジングを嵌合する途中でスライダが規制領域と許容領域との境界位置付近に配された状態であって、(A)が図1及び図9のA−A線断面図、(B)が図1及び図9のB−B線断面図、(C)が図1及び図9のC−C線断面図
【図15】両ハウジングを嵌合する途中でスライダが許容領域に配された状態であって、(A)が図1及び図9のA−A線断面図、(B)が図1及び図9のB−B線断面図、(C)が図1及び図9のC−C線断面図
【図16】両ハウジングが正規嵌合してスライダが後退位置に配された状態であって、(A)が図1及び図9のA−A線断面図、(B)が図1及び図9のB−B線断面図、(C)が図1及び図9のC−C線断面図
【図17】両ハウジングが正規嵌合してスライダが初期組付位置に配された状態であって、(A)が図1及び図9のA−A線断面図、(B)が図1及び図9のB−B線断面図、(C)が図1及び図9のC−C線断面図
【図18】(A)スライダと圧縮コイルばねを外した状態で両ハウジングを嵌合する前の状態を示す図1及び図9のB−B線断面図
(B)スライダと圧縮コイルばねを外した状態で両ハウジングを正規嵌合した状態を示す図1及び図9のB−B線断面図
【図19】(A)従来例に係るコネクタが正規嵌合する直前の状態を示す断面図
(B)従来例に係るコネクタが正規嵌合した状態を示す断面図
【符号の説明】
10…雄ハウジング(一方のコネクタハウジング)
15…ロック部
16…押圧部
20…雌ハウジング(他方のコネクタハウジング)
35…ロックアーム
37…ロック解除被押圧部(ロック解除部)
38…押圧解除案内部
50…スライダ
51…ロック解除押圧部(ロック解除部)
52…被押圧アーム(被押圧部)
S…圧縮コイルばね(付勢部材)

Claims (2)

  1. 一方のコネクタハウジングと、
    一方のコネクタハウジングを嵌合可能な他方のコネクタハウジングと、
    一方のコネクタハウジングに設けられたロック部と、
    他方のコネクタハウジングに設けられるとともに、両コネクタハウジングが嵌合される過程では前記ロック部に乗り上げつつ弾性変位され、正規嵌合に達すると復帰してロック部に係止されるロックアームと、
    他方のコネクタハウジングに組み付けられるとともに、両コネクタハウジングの嵌合方向に沿って前後に移動可能なスライダと、
    スライダと他方のコネクタハウジングとの間に介設されるとともに、スライダが他方のコネクタハウジングに対して相対的に後退するのに伴って両コネクタハウジングを離脱させるような付勢力を蓄積しつつ弾縮可能な付勢部材と、
    スライダに設けられるとともに、前記嵌合方向と交差する向きに変位可能とされる被押圧部と、
    一方のコネクタハウジングに設けられるとともに、両コネクタハウジングが嵌合される過程で前記被押圧部を後方へ押圧可能な押圧部と、
    他方のコネクタハウジングに設けられるとともに、両コネクタハウジングが正規嵌合されるのに伴って、前記被押圧部を変位させて前記押圧部との押圧状態を解除するよう案内可能な押圧解除案内部と、
    ロックアームに設けられるとともに、スライダによって押圧可能とされるロック解除被押圧部と、
    スライダに設けられ、ロックアームが前記ロック部に係止した状態でロックアームの撓み空間内に進入することにより、ロックアームの弾性変位動作を規制する一方、スライダを他方のコネクタハウジングに対して相対的に後退させるのに伴って、前記ロック解除被押圧部を押圧、その押圧動作によってロックアームを弾性変位させて前記ロック部との係止状態を解除可能なロック解除押圧部とを備えたことを特徴とするコネクタ。
  2. 前記スライダは、全体が略板状に形成されるとともに、前記他方のコネクタハウジングにおける一側面に装着されていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
JP2002298084A 2002-10-10 2002-10-10 コネクタ Expired - Fee Related JP4039199B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002298084A JP4039199B2 (ja) 2002-10-10 2002-10-10 コネクタ
US10/680,983 US6743040B1 (en) 2002-10-10 2003-10-08 Connector and a connector assembly
DE10346914A DE10346914B4 (de) 2002-10-10 2003-10-09 Verbinder und Verbinderanordnung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002298084A JP4039199B2 (ja) 2002-10-10 2002-10-10 コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004134258A JP2004134258A (ja) 2004-04-30
JP4039199B2 true JP4039199B2 (ja) 2008-01-30

Family

ID=32211543

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002298084A Expired - Fee Related JP4039199B2 (ja) 2002-10-10 2002-10-10 コネクタ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6743040B1 (ja)
JP (1) JP4039199B2 (ja)
DE (1) DE10346914B4 (ja)

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7114990B2 (en) 2005-01-25 2006-10-03 Corning Gilbert Incorporated Coaxial cable connector with grounding member
US7189097B2 (en) 2005-02-11 2007-03-13 Winchester Electronics Corporation Snap lock connector
JP5221026B2 (ja) * 2006-11-10 2013-06-26 矢崎総業株式会社 電子ユニットの組立方法
JP2009004318A (ja) * 2007-06-25 2009-01-08 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ
TWI549386B (zh) 2010-04-13 2016-09-11 康寧吉伯特公司 具有防止進入及改良接地之同軸連接器
US20130072057A1 (en) 2011-09-15 2013-03-21 Donald Andrew Burris Coaxial cable connector with integral radio frequency interference and grounding shield
US9136654B2 (en) 2012-01-05 2015-09-15 Corning Gilbert, Inc. Quick mount connector for a coaxial cable
US9407016B2 (en) 2012-02-22 2016-08-02 Corning Optical Communications Rf Llc Coaxial cable connector with integral continuity contacting portion
US9287659B2 (en) 2012-10-16 2016-03-15 Corning Optical Communications Rf Llc Coaxial cable connector with integral RFI protection
US10290958B2 (en) 2013-04-29 2019-05-14 Corning Optical Communications Rf Llc Coaxial cable connector with integral RFI protection and biasing ring
EP2996208A4 (en) * 2013-05-08 2016-04-20 Sumitomo Wiring Systems INTERCONNECTS
DK3000154T3 (da) 2013-05-20 2019-07-22 Corning Optical Comm Rf Llc Koaksialkabelstik med integral rfi- beskyttelse
US9548557B2 (en) 2013-06-26 2017-01-17 Corning Optical Communications LLC Connector assemblies and methods of manufacture
US9548572B2 (en) 2014-11-03 2017-01-17 Corning Optical Communications LLC Coaxial cable connector having a coupler and a post with a contacting portion and a shoulder
US10033122B2 (en) 2015-02-20 2018-07-24 Corning Optical Communications Rf Llc Cable or conduit connector with jacket retention feature
US9590287B2 (en) 2015-02-20 2017-03-07 Corning Optical Communications Rf Llc Surge protected coaxial termination
US10211547B2 (en) 2015-09-03 2019-02-19 Corning Optical Communications Rf Llc Coaxial cable connector
US9525220B1 (en) 2015-11-25 2016-12-20 Corning Optical Communications LLC Coaxial cable connector
FR3048310B1 (fr) * 2016-02-26 2020-10-09 Tyco Electronics France Sas Dispositif d'assurance de verrouillage et systeme de connecteur electrique
CN106848751B (zh) * 2016-12-22 2024-03-12 普罗斯通信技术(苏州)有限公司 自锁式连接机构
CN117080801A (zh) 2018-07-20 2023-11-17 富加宜(美国)有限责任公司 具有反冲件的高频连接器
CN112018562B (zh) * 2019-05-30 2022-04-01 香港商安费诺(东亚)有限公司 具有活动解锁结构的插头连接器及其组件
JP6936280B2 (ja) 2019-06-04 2021-09-15 矢崎総業株式会社 コネクタ
CN113258325A (zh) 2020-01-28 2021-08-13 富加宜(美国)有限责任公司 高频中板连接器
CN213242829U (zh) * 2020-10-21 2021-05-18 菲尼克斯亚太电气(南京)有限公司 一种新型直插式接线端子
CN112563824A (zh) * 2020-12-09 2021-03-26 杭州墨磬智能技术有限公司 一种利用气囊结构实现自动连接的智能化数据接收设备

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3047159B2 (ja) * 1995-11-09 2000-05-29 矢崎総業株式会社 コネクタ嵌合構造
JP3705452B2 (ja) * 1995-12-28 2005-10-12 矢崎総業株式会社 半嵌合防止コネクタ
JP3086849B2 (ja) * 1996-08-06 2000-09-11 矢崎総業株式会社 コネクタ嵌合構造
EP1768218B1 (en) * 1999-04-28 2014-03-05 Yazaki Corporation Connector fitting structure
DE10159177B4 (de) * 2001-02-16 2004-08-19 Sumitomo Wiring Systems, Ltd., Yokkaichi Verbinder und Verfahren zum Zusammenbauen eines Verbinders
JP3864724B2 (ja) * 2001-05-18 2007-01-10 住友電装株式会社 コネクタ
DE10136862C1 (de) * 2001-07-28 2003-06-26 Yazaki Europe Ltd Stecker zum Verbinden mit einer Steckbuchse
JP3887692B2 (ja) * 2001-08-09 2007-02-28 住友電装株式会社 コネクタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004134258A (ja) 2004-04-30
DE10346914A1 (de) 2004-05-27
US6743040B1 (en) 2004-06-01
US20040102075A1 (en) 2004-05-27
DE10346914B4 (de) 2008-04-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4039199B2 (ja) コネクタ
JP3806926B2 (ja) コネクタ
US10756485B2 (en) Connector having a locking portion, an unlocking portion and a fitting assurance member
US7097483B2 (en) Waterproof connector assembly, waterproof connector and waterproof connector housing
WO2014181416A1 (ja) コネクタ
US10811820B2 (en) Member locking structure
JP3656830B2 (ja) コネクタ
US6786754B2 (en) Connector and a connector assembly
JP2005085496A (ja) コネクタ
US6929499B2 (en) Connector and a connector assembly
JP3775345B2 (ja) コネクタ
JP3508015B2 (ja) コネクタ
JP4075709B2 (ja) コネクタ
US20030186579A1 (en) Connector and a connector assembly
US7074069B2 (en) Connector and a connector assembly
JP3674521B2 (ja) コネクタ
JP2002324614A (ja) コネクタ
JP4179129B2 (ja) コネクタ
JP3598990B2 (ja) コネクタ
US6666710B2 (en) Connector and a connector assembly
JP4081992B2 (ja) コネクタ
JP2005063750A (ja) コネクタ
JP2000133366A (ja) コネクタ
JP2005063751A (ja) コネクタ
JP2001176614A (ja) コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050328

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060926

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20061019

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070717

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070911

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071016

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071029

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101116

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101116

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111116

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121116

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131116

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees