JP4058707B2 - 混合比例弁 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、給湯器等の熱交換器から出た湯と水との混合比を調節し、また、出湯量も比例制御することができるようにした混合比例弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
給湯器等の熱交換器から出た湯と水とを混合し、適温にして供給する際には、互いに対向する2個の流入口と各流入孔に設けた弁座、及び各流入口間に配置した1個の出口とを備えた弁本体を有する3方弁を用い、相対向する各流入口の弁座にそれぞれ当接する弁を備えた弁体を弁本体内で摺動自在に設け、この弁体の摺動により片側の弁座の開口が減少すると他側の弁座の開口が増加するようにし、この弁体を手動のレバーやコック等により作動することによって、湯と水の混合比を調節して混合水を供給する混合弁が用いられている。
【0003】
上記のような混合弁を用いて、手動でその温度を所定の値に調節することは、湯の温度変化、水量の変化等により困難なため、これを自動的に調節することも行われており、弁本体から出る湯の温度を検出して駆動制御されるモータを用い、モータの回転によって上記弁体を弁本体内で摺動させたものも用いられている。
【0004】
一方、給湯器等の熱交換器には能力の限界が存在し、熱交換器として、あまり大きなものを用いることができないときには、冬等の寒冷時に流入する水道水の温度が低温となっている時、混合弁の湯供給側の弁を最大に解放し、混合する水の量をゼロとしても、なお所定の温度迄上昇しないことがある。この時、湯の温度を上昇させるには、一定の熱量を供給している熱交換器を通る水の量を減少することにより、熱交換器から出る湯の温度を上昇させることができるので、上記の対策として、熱交換器側の流路中に比例弁としての出湯絞り弁を設け、温度に応じて出湯量を変えるようにしている。また、他の対策として、出湯絞り弁の弁として特殊な穴角度のボール弁を用い、湯側の水量調整を可能としたものも提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の装置において、湯と水の混合比を調節する混合弁を設けて温度に応じて混合比を変え、更に熱交換器側の流路中に比例弁としての出湯絞り弁を設け、温度に応じて出湯量を変えるようにしたものにおいては、流路中に混合弁と出湯絞り弁の2個のバルブを使用することになるため、設備費が高価なものとならざるを得ない。また、上記のような特殊な穴角度のボール弁を用い、湯側の流量調整を可能としたものにおいては、このボール弁で絞られる流体の音が大きく、騒音を発生するとともに、湯と水の混合特性や水量特性を変更したいとき、その調整がきわめて困難であるという欠点を有していた。上記欠点を解消するため、流体の管路を並列に複数設けて流量を大きくすることも考えられるが、その際には機構が複雑になり、その設備費も高価なものとなる。
【0006】
したがって、本発明は、湯と水を混合する混合弁と流出湯量を比例制御する出湯絞り弁の機能を1つの装置により行うことができるようにし、簡単な構成で安価な装置とすることができる混合比例弁を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、駆動装置により回転及び軸方向に摺動自在に設けられ、出湯絞り弁、湯弁及び前記出湯絞り弁と前記湯弁との間に形成したカムを備えたスピンドルと、
混合水出口、湯入口、水入口、前記混合水出口に設けた第1弁座、該第1弁座に対向して前記湯入口に固定した弁保持部に設けた第2弁座及び前記水入口に設けた第3弁座を備えた弁本体と、
前記弁本体に対して摺動自在に支持され一端が前記スピンドルの前記カムに当接するように付勢されたロッド及び弁部を備えた水弁とからなる混合比例弁であって、
前記スピンドルの回転に伴う前記カムの回転により前記水弁が前記第3弁座に密着する閉側に移動し、同時に前記スピンドルの軸方向の移動により前記湯弁が前記第2弁座から離れる開側に移動して湯と水の混合比を変えると共に、前記水弁が全閉し前記湯弁が全開後に前記出湯絞り弁が前記第1弁座に近接することで閉動作を開始し、前記スピンドルの前記軸方向の更なる移動により出湯量を減少するように、前記出湯絞り弁及び前記カムを設定したものである。
【0008】
【作用】
本発明は、上記のように構成したので、駆動装置によりスピンドルが回転するとカムが回転し、それによりカムに当接する水弁が開閉すると共に、同時にスピンドルが軸方向に摺動することにより湯弁が連動して開閉し、更に、出湯絞り弁も連動して開閉させることができる。スピンドルの上記作動により、最初水と湯の混合比を変えて湯の温度制御を行い、水の量がゼロとなった後には出湯絞り弁により出湯量を比例的に変え、出湯温度を制御させる作動を行うことができるようになり、湯と水の混合比の調整弁と、出湯流量の比例制御を行う出湯絞り弁との機能を、1つの装置により簡単な構成で達成することができ、安価な混合比例弁装置とすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例を図面に沿って説明する。図1は本発明の実施例の断面図であり、弁本体1には図中下方で曲折されて横方向を向いている混合水出口2と、混合水出口2の開口方向と反対方向に開口している水入口3と、弁本体の上方に設けられ図1において一部正面図として図示されている湯入口4とを備えている。弁本体1には、また、混合水出口2部分に第1弁座5が、湯入口4部分に第2弁座6が、水入口3部分に第3弁座7が、各々形成されており、第1弁座5と第1弁座に対向して湯入口に固定した弁保持部に設けた第2弁座6は互いに対向しているとともに、第3弁座7は弁本体1の外部に向けて形成されている。弁本体1の上端部にはパルスモータ8をボルトにより固定し、パルスモータ8から下方に延びる弁保持部10は、弁本体1の上端開口から弁本体内に挿入されている。
【0010】
水入口3の側部には管継手9を固定しており、図7の流体回路図にも示すように、管継手9の下端部には水道管と連結される水流入口12が、上端部には温水器の熱交換器42と連結される熱交換器側出口13が、また側部には、前記水入口3と連結され、水流入口12からの水を、熱交換器42をバイパスして混合比例弁18に供給する水バイパス口14を備えている。なお、図1の実施例においては、流量計15が水流入口12の近傍に設けられ、水流を受けて回転する羽根16に設けた永久磁石の回転を、管継手9の外部に固定したリードスイッチ、ホール素子等により検出し、総供給水量を検出している。
【0011】
弁本体1内には、スピンドル11が上下動可能で且つ回転可能に収納されており、スピンドル11の上端部に形成した連結部17は、パルスモータ8の駆動軸と連結している。スピンドル11の連結部17は雄型セレーションが形成され、駆動軸の下端に形成された略同形状の雌型セレーションにより、上下方向に摺動自在に嵌合している。スピンドル11の連結部17の下部外周には雄ねじ部21が形成され、弁保持部10の内周に形成した雌ねじ部22と螺合している。雄ねじ部21と雌ねじ部22のねじのピッチは、図示実施例においては、スピンドルが180度乃至360度回転することにより、スピンドル11の所定の上下動ストロークの全てが行われる程度に設定している。
【0012】
スピンドル11の下端には、前記混合水出口2部分に設けた第1弁座5に対向して、弁からの出湯量を調量する出湯絞り弁23が形成され、スピンドル11の中間部には湯入口4部分に設けた湯調量弁としての湯弁24が形成されており、出湯絞り弁23は下方に、また、湯弁24は上方に各々弁座当接部分が形成されている。スピンドル11の出湯絞り弁23と湯弁24間の軸にはカム25が形成され、このカムは図中実施例のものにおいては最大高さ部分から基円部迄略120度程度に形成されている。
【0013】
弁本体1の水入口3における第3弁座7部分は、図2に一部拡大図として示しているように、中心部にガイド孔26を備えた軸支部27を複数の支持体28によって支持して設けており、支持体28の周囲には水が自由に流通できる流通孔30が形成されている。軸支部27のガイド孔26には、水調量弁としての水弁29のロッド19が摺動自在に支持されており、水弁29はロッド19と一体に形成され、その周囲には弁部31を形成している。
【0014】
水弁29のロッド19の一端は、図1及び図2に示す状態においてスピンドル11に設けたカム25に当接し、また、ロッド19の他端部には逆止弁33を摺動自在に支持している。逆止弁33の背面34と、これに対向する水弁29の背面35間にはスプリング36が縮設され、それにより水弁29は第3弁座7に、また逆止弁33は管継手9の水バイパス孔14に形成した第4弁座37に各々当接する方向に付勢されている。なお、図1及び図2に示す状態においては、スプリング36により逆止弁33は第4弁座37に押しつけられ、水弁29はこれと一体に形成されたロッド19がカム25に押しつけられて、水弁29は第3弁座7から離れている。
【0015】
上記のように構成した混合比例弁18が図1に示す状態においては、スピンドル11は最も上方に移動しており、この時、スピンドル11に形成したカム25は、水弁29のロッド19に対して最も突出した位置の部分で停止している。それにより、スピンドルの出湯絞り弁23は全開となり、湯弁24は第2弁座6に密着して全閉となり、また、ロッド19がカム25によりスプリング36に抗して押され、水弁29の弁部31は第3弁座7から最も離れて全開となっている。この時、混合水出口2に連結した給湯管41の下流において湯の使用状態にないと、混合水出口2から水は流出せず、また、管継手9の内部と弁本体1の内部とは等圧のため、逆止弁33は、スプリング36に押圧されて第4弁座37と密着している。この逆止弁33は、給湯機使用直後、熱交換器の中には、余熱で温度が上昇した高温の湯が存在し、この湯がバイパスを通じて対流し、熱交換器の中の湯温が低下するのを防ぐことができる。
【0016】
図1に示す状態から給湯管41において湯の使用状態となると、水流入孔12から管継手9内に水が流入し、一方は管継手9の熱交換器側出口13から熱交換器42内に流入し、他方は水バイパス孔14からその水道圧によって逆止弁33をスプリング36に抗して解放し、水弁29の周囲を通って流通孔30から弁本体1内に流入する。この状態は図3に示されている。この時、熱交換器側に流入した水は、湯弁24が閉じられているので混合比例弁18内に流入することはなく、したがって、この状態で混合水出口側の図示されない弁が解放されると、全開している水弁29からの水のみが混合比例弁18から流出する。これは、図6において、パルスモータ8の駆動パルスが零で、モータが作動していないAの状態として示されている。
【0017】
次いで、パルスモータ8に駆動パルスを供給すると、モータの駆動軸が回転し、この駆動軸の雌型セレーション20に挿入されているスピンドル11の雄型セレーションを備えた連結部17の連結によりスピンドル11は回転する。セレーション20とスピンドル11の連結部とは回転不能で且つ上下動自由に連結されているので、弁保持部10に形成した雌ねじ部22とスピンドル11の雄ねじ部21との螺合によってスピンドル11は降下し、湯弁24は第2弁座6から離れて弁を徐々に開き始める。また、スピンドル11の回転により水弁29のロッド19に当接するカム25の高さは低くなるので、水弁29は水道圧を背面35に受け、また水流の動圧によって、更にスプリング36の押圧力によりカム25の表面に沿ってスピンドル11側に移動し、水弁29の弁部31は第3弁座7側に移動し、閉弁作用をなす。このような作動はパルスモータへのパルスの増加とともに行われ、混合比例弁流量特性を示す図6において、AからBのように推移する。すなわち、水は水弁29により最初急激に絞られ、その後徐々にその変化は少なくなり、一方、湯は湯弁24により最初徐々に開放し、その後開放の変化は少なくなる。その結果、湯と水の混合した混合水の流量は図中破線で示すように変化するが、熱交換器に与える熱量が一定であるので、熱交換器に流入する水量が減少して湯の温度が上昇しても、その分だけ水の量が多くなるので混合水の温度は変わらず、逆に、熱交換器に流入する水量が増加して湯の温度が低下しても、その分だけ水の量が減少するので混合水の温度は変わらず、いずれにしても混合水の温度は一定となる。
【0018】
図6において、パルスモータ8へのモータ駆動パルスがAからCまでの間にスピンドル11は最大で360度回転することとなるので、図6のように作動する実施例においては、AからBの間をスピンドルが120度以内で作動するように設定している。パルスモータ6への駆動パルスの供給により、スピンドル11は上記のように回転及び降下を行い、図示実施例のものにおいては、上記のようにモータ駆動パルスがBにおいて、カム25は最も低い基円部分に達し、この時水弁29の弁部31は第3弁座7に密着し、水の供給を停止する。一方、湯弁24はこれ以上開放しても流量が増加しない実質的な最大開度に達している。また、出湯絞り弁23は次第に第1弁座5に近づくが、第1弁座5からは充分に遠いので、実質的な弁作動は行われず、閉弁作用は行わない。各弁のこの位置は図4に示され、また、図6においてBの位置として示されている。即ち、図6において、水は水弁全閉により水の流量はゼロとなり、湯は湯弁がこれ以上開放しても流量が増加しない実質的な全開により、水弁と湯弁によっては流量の変化しない領域に入る。
【0019】
更にパルスモータへ駆動パルスを供給すると、水弁29の全閉状態、及び湯弁24の実質的な全開の上記状態は変化せず、それに対して、出湯絞り弁23が第1弁座5に近接するため、混合水出口2から水が混合していない出湯量は次第に低下する。これは図6においてBからCまでの状態であり、パルスモータへの駆動パルス数と混合水の変化は比例関係にあり、比例弁として作用する。最終的には、図5に示すように、出湯絞り弁23は第1弁座5に密着し、混合水出口からの流量は零となる。また、この時カム25は、少なくとも未だ水弁29のロッド19に乗り上げることはなく、したがって図6におけるAからCまでの間は、スピンドル11の回転では360度以内であり、この360度以内の回転の間にスピンドル11は湯弁の全閉状態から出湯絞り弁の全閉状態までの全行程を移動する。
【0020】
水弁29の全開、湯弁24の全閉状態からの上記作動において、図6におけるA−B間は、モータへの駆動パルスを変化しても湯と水の混合水の量には多少の変動はあるものの大きな変化はない。一方、給湯器の使用直後で熱交換器の中に高温の湯が存在し、更に余熱で温度が上昇していると、その温度を検知してパルスモータへのパルスの増減制御が行われ、常時熱交換器の温度に応じた混合状態となるように待機しているので、どのような時に栓を開放して湯を使用しても、混合湯は一定温度を維持することができる。したがって、シャワーの温度が熱くなったり冷たくなったりする「冷水サンドイッチ現象」を解消することができる。したがって、混合水の温度を検出し、その出力に応じてモータへの駆動パルスを制御することにより、混合水の量は大きな変化なしに、混合水の温度を所定の温度に維持することができる。
【0021】
また図6のB−C間は、モータへの駆動パルスの増加に比例して出湯流量は減少し、常時一定の熱量を与えている熱交換器へ供給される水の量が減少するため、熱交換器からの湯の温度は上昇する。このBとC間においては、モータへの駆動パルスを減少すると、当然上記と逆の作用をなし、混合水の温度は低下する。したがって、例えば冬季において、湯の比率を最大にし、すべて湯の状態にしても、なお混合水が充分な温度に達しないときにおいて、本発明では、モータへの駆動パルスを更に増大することにより出湯量は低下するものの、出湯温度は次第に上昇し、所定の希望温度とすることができる。そのため、この間においても、出湯温度を検出し、その出力に応じてモータへの駆動パルスを制御することにより、出湯温度を所定の温度に維持することが可能となる。
【0022】
本発明は上記実施例として示した混合比例弁に限られることはなく、例えば、逆止弁33を用いることがなくても、本発明の基本的な上記作動を行うことができることは当然であり、逆止弁33を設けるに際しても、水弁29の上流側の任意の箇所に各種の形態で設けることができ、また、スピンドル11に設けるカム25の位置は出湯絞り弁23と湯弁24間に限らず任意の位置に設けることができる。更に、スピンドル駆動装置としてパルスモータを用いることなく、直流モータ等任意のモータを使用することができる。
【0023】
【発明の効果】
本発明は、上記のように構成したので、モータによるスピンドル11の回転及び上下動により、最初は水と湯の混合比を変えて温度調節を行い、水弁29の全閉により水の流量がゼロとなった後には、出湯絞り弁23により出湯量を比例的に変えることにより熱交換器への水量調節を行って、出湯温度の調節を行うことができるようになり、湯と水の混合比の調整弁と、出湯量の制御を行う出湯絞り弁23との機能を、1つの装置により簡単な構成で達成することができ、安価な混合比例弁とすることができる。更に、スピンドル11に弁を形成することにより、従来の球形弁等を用いたものと比較して、弁を通る水流による騒音を減少させることができる。
【0024】
また、水入口に逆止弁33を設けたものにおいては、給湯機の使用直後おいて、熱交換器の中には余熱で温度が上昇した高温の湯が存在し、この湯がバイパスを通じて対流し、熱交換器の中の湯温が低下することを防ぐことができる。逆止弁33をロッド19の他端に摺動自在に設けたものにおいては、逆止弁33を水弁29と一体化して全体を小型にすることができる。水弁29と逆止弁33との間にスプリング36を縮設し、水弁29を第3弁座7側に、逆止弁33を第4弁座37側に付勢したものにおいては、1つのスプリング36により水弁29と逆止弁33の両弁を閉弁方向に付勢することができ、部品の共通化により安価なものとすることができるばかりでなく、小型の弁装置とすることができる。
【0025】
弁本体の水入口に管継手を連結し、両者間に水弁29と逆止弁33を配置したものにおいては、弁本体と管継手の分離部分に水弁29や逆止弁33等が配置され、これらの部品のメンテナンスが容易となる。逆止弁33に当接する第4弁座37を管継手に形成したものにおいては、弁本体に集中する弁座を分散することができ、その製造が容易となる。管継手の水入口に流量計15を固定したものにおいては、混合比例弁全体が流量計15を含めてユニット化され、小型化することができ、且つ製造が容易となる。スピンドル11の出湯絞り弁23と湯弁24との間にカム25を形成したものにおいては、出湯絞り弁23と湯弁24とのスペースを有効利用でき、混合比例弁全体を小型化することができる。スピンドル駆動装置としてパルスモータを用いたものにおいては、湯と水の混合比制御、及び出湯絞り弁23の比例制御を正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の非通水状態を示す断面図である。
【図2】同実施例の一部拡大断面図である。
【図3】本発明の実施例の作動を示す要部断面図であり、湯弁全閉、水弁全開、出湯絞り弁全開の通水状態を示している。
【図4】同湯弁全開、水弁全閉、出湯絞り弁全開の通水状態を示している。
【図5】同湯弁全開、水弁全閉、出湯絞り弁全閉に非通水状態を示している。
【図6】本発明の混合比例弁の流量特性図である。
【図7】本発明の混合比例弁を適用する例の流体回路図である。
【符号の説明】
1 弁本体
2 混合水出口
3 水入口
4 湯入口
5 第1弁座
6 第2弁座
7 第3弁座
8 パルスモータ
9 管継手
10 弁保持部
12 水流入口
13 熱交換器側出口
14 水バイパス口
15 流量計
16 羽根
11 スピンドル
17 連結部
18 混合比例弁
19 ロッド
20 セレーション
21 雄ねじ部
22 雌ねじ部
23 出湯絞り弁
24 湯弁
25 カム
26 ガイド孔
27 軸支部
28 支持体
29 水弁
30 流通孔
31 弁部
32 オリフイス
33 逆止弁
34 背面
35 背面
36 スプリング
37 第4弁座

Claims (5)

  1. 駆動装置により回転及び軸方向に摺動自在に設けられ、出湯絞り弁、湯弁及び前記出湯絞り弁と前記湯弁との間に形成したカムを備えたスピンドルと、
    混合水出口、湯入口、水入口、前記混合水出口に設けた第1弁座、該第1弁座に対向して前記湯入口に固定した弁保持部に設けた第2弁座及び前記水入口に設けた第3弁座を備えた弁本体と、
    前記弁本体に対して摺動自在に支持され一端が前記スピンドルの前記カムに当接するように付勢されたロッド及び弁部を備えた水弁とからなる混合比例弁であって、
    前記スピンドルの回転に伴う前記カムの回転により前記水弁が前記第3弁座に密着する閉側に移動し、同時に前記スピンドルの軸方向の移動により前記湯弁が前記第2弁座から離れる開側に移動して湯と水の混合比を変えると共に、前記水弁が全閉し前記湯弁が全開後に前記出湯絞り弁が前記第1弁座に近接することで閉動作を開始し、前記スピンドルの前記軸方向の更なる移動により出湯量を減少するように、前記出湯絞り弁及び前記カムを設定してなることを特徴とする混合比例弁。
  2. 前記水入口に逆止弁を設けてなることを特徴とする請求項1記載の混合比例弁。
  3. 前記逆止弁を前記ロッドの他端に摺動自在に設けてなることを特徴とする請求項2記載の混合比例弁。
  4. 前記弁本体の前記水入口に前記第3弁座に対向して設けた第4弁座を備えた管継手を連結し、両者間に前記水弁と前記逆止弁を配置してなることを特徴とする請求項乃至請求項のいずれかに記載の混合比例弁。
  5. 前記水弁と前記逆止弁との間にスプリングを縮設し、前記水弁を前記第3弁座側に、前記逆止弁を前記第4弁座側に付勢してなることを特徴とする請求項記載の混合比例弁。
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