JP3812614B2 - 混合比例弁 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、給湯器の熱交換器から出た湯と水とを混合し、また、流量も制御することができるようにした混合比例弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
給湯器の熱交換器から出た湯と水とを混合し、適温にして供給する際には、2個の流入口と1個の出口を備えた弁本体を有する三方弁を用い、弁本体内に設けた前記2つの流入口に連通し互いに対向する弁座に対して、各弁座にそれぞれ当接する弁を備えた弁体を弁本体内で摺動自在に設け、この弁体の摺動により片側の弁座の開口が減少すると他側の弁座の開口が増加するようにし、この弁体を手動のレバーやコック等により作動することによって、所定の温度の湯を供給する混合弁が用いられている。
【0003】
上記のような混合弁を用いて、手動でその温度を調節することは、湯の温度変化、水量の変化等により困難なため、これを自動的に調節することも行われており、弁本体から出る湯の温度を検出して駆動制御されるモータを用い、モータの回転によって上記弁体を弁体内で摺動させたものも用いられている。
【0004】
一方、給湯器の熱交換器には能力の限界が存在し、熱交換器は、あまり大きなものを用いることができないときには、冬において流入する水道水の温度が低温となっているときには、混合弁の湯供給側の弁を最大に解放し、混合する水の量をゼロとしても、なお所定の温度にならないことがある。このとき、所定の温度まで上昇させるには、熱交換器を通る水の量を減少することにより、熱交換器から出る湯の温度を上昇させることができるので、上記の対策として、給湯器側の流路中に比例弁を設け、温度に応じて水量を変えるようにしている。また、他の対策として、混合弁の弁として特殊な穴角度のボール弁を用い、湯側の水量調整を可能としたものも提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の装置において、給湯器側の流路中に比例弁を設け、温度に応じて水量を変えるようにしたものにおいては、流路中に混合弁と比例弁の2個のバルブを使用することになるため、設備費が高価なものとならざるを得ない。また、混合弁の弁として上記のような特殊な穴角度のボール弁を用い、湯側の流量調整を可能としたものにおいては、このボール弁で絞られる流体の音が大きく、騒音を発生すると共に、湯と水の混合特性や水量特性を変更したいとき、その調整がきわめて困難であるという欠点を有していた。上記欠点を解消するため、流体の管路を並列に複数設けて流量を大きくすることも考えられるが、その際には機構が複雑になり、その設備費も高価なものとなる。
【0006】
したがって、本発明は、混合弁と流量制御弁の機能を1つの装置により行うことができるようにし、簡単な構成で安価な装置とすることができる混合比例弁を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、湯側入口と水側入口と1個の出口を備えた弁本体内に、前記2個の入口に各々連通し互いに対向するように配置した湯側第1弁座と水側第2弁座を設け、前記各弁座にそれぞれ当接する湯側第1弁と水側第2弁を備えた弁体をモータにより回動かつ移動自在とし、前記湯側第1弁座と水側第2弁座の弁開度を逆比例に設定した混合比例弁において、前記湯側第1弁座と水側第2弁座間に第3弁座を設け、前記湯側第1弁をモータにより駆動されるスピンドルに固定し、前記水側第2弁は前記スピンドルに対して摺動自在に作動できると共に前記湯側第1弁と前記水側第2弁との間に設けたスプリングと前記スピンドルの摺動部下端に固定した止め輪を設けることにより常時湯側第1弁に離反する方向に付勢し、前記スピンドルの移動により前記湯側第1弁に対して前記湯側第1弁座を開放すると共に前記水側第2弁により前記水側第2弁座を閉塞し、その後の前記スピンドルの摺動により、前記水側第2弁座を前記水側第2弁で閉塞した状態で前記湯側第1弁に対向した前記第3弁座の弁開口面積を減少するようにして湯側のみの水量を比例調整してなる混合比例弁を構成したものである。
【0008】
本発明は、上記のように構成したので、弁本体の出口からの流体温度等によりモータが駆動され、スピンドルが移動すると、スピンドルの最初の移動区間では、第1弁は第1弁座に対して、また、第2弁は第2弁座に対して互いに反比例方向に移動するため、弁体の2つの入口から流入する流体の混合量が調整される。第2弁が第2弁座を閉塞し、第1弁が第1弁座を全解放状態とした後、更にスピンドルが移動すると、第2弁は第2弁座に当接したまま第1弁はスピンドルと共に移動し、第3弁座を閉じる方向に移動する。それにより第1入口からの流体は次第に絞られ、モータの駆動に応じてその流量は比例制御される。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例を図面に沿って説明する。図1に示すように、弁本体1の側部には、第1入口2と出口3を備え、下端部には第2入口4を備えると共に、弁本体内には、第1入口2と連通する第1弁座5を下向きに、また、第2入口4と連通する第2弁座6を上向きに形成しており、更に第1弁座5と出口3との間の流路中に第1弁座に近接して第3弁座7を上向きに形成している。
【0010】
弁本体内にはスピンドル8が弁本体1の軸線方向に摺動自在に設けており、スピンドル8の上端部は、弁本体1の上端部に固定したモータ10の駆動軸11と連結している。スピンドル8は、弁本体1の上部ガイド12と下部ガイド13により回転自在にガイドされ、上端部に形成した雄ねじ14は上部ガイド12に形成した雌ねじ15と螺合している。
【0011】
スピンドル8には第1弁座5に対向して第1弁16を固定し、その下方の摺動部17には第2弁18を摺動自在に設け、第1弁16の下端にその一端が支持されるスプリング20により常時下方に押圧されており、スピンドル8の摺動部17下端に固定した止め輪21に当接して係止している。
【0012】
上記各弁及び弁座の配置は、弁体が次のような作動を行う位置とされている。すなわち、図1に示すように、第1弁16が第1弁座5を閉じているとき、第2弁18は止め輪21にスプリング20により係止した状態で第2弁座6を開放している。次いでモータ10の駆動によりスピンドル8が降下し、図2に示すように、第2弁18が第2弁座6を閉じているとき、第1弁16の上側は第1弁座5から離れ、且つ第1弁16の下側は第3弁座7から離れている。更にモータ10が駆動されて図3に示すようにスピンドル8が降下すると、第2弁18はスプリング20により第2弁座6に当接した状態で止め輪21から離れ、第1弁16は第3弁座7に次第に近づき、第3弁座7の開口を閉じていき、最終的に第1弁16は第3弁座7を完全に閉鎖する。
【0013】
上記構造の混合比例弁を、図4に示すように、熱交換器22を通った湯とこれを通さない水とを弁23で調整する際に、この弁23の部分に用いたときの混合比例弁の作動を説明する。図1に示す混合比例弁を上記弁23として用いる際には、第1入口2は熱交換器22からの管路24に接続し、第2入口4は熱交換器22を通さない管路25に接続し、また、混合湯水を供給する管路26は出口3に接続する。
【0014】
このような接続が行われているとき、図1に示すように、スピンドル8が最も上昇しているようにモータが駆動されて停止している状態から、所定の温度の混合湯水を供給するときには、モータが駆動され、スピンドルを下降させる。それにより、スピンドルは回転しながら下降し、第1弁16は次第に第1弁座5から離れ、第2弁18は第2弁座6に次第に近づき、第1入口2から熱交換器を通った湯が第1弁座5の開度に応じて流れ、また、開放されている第3弁座7を通り出口に流れる。一方、第2弁座6からの水は第2入口4から第2弁座6の開度に応じて流れ、前記湯と共に混合して出口から混合湯水として供給される。このときの状態は、図5に示すように、水100%、湯0%から、水の量が減少し、それと反比例して湯の量が増加する。
【0015】
更に、モータが回転してスピンドル8が降下すると、第2弁18は第2弁座6に当接するので、結局、第1弁16は第1弁座5に対して全開状態となり、第2弁18は第2弁座6に対して全閉状態となるため、熱交換器からの湯量は最大となり、水は原則として停止される。この状態は図2に示される。この状態から更にモータが同じ方向に回転し、スピンドル8が降下すると、第2弁18は第2弁座6に当接しているため下がることはできないので、第2弁18はスピンドル8の摺動部で摺動し、スプリング20は圧縮され、止め輪21のみ降下する。このとき、第1弁16は第1弁座5の全開位置から更に下がるため、第3弁座7に近づき、第3弁座7の開口を閉じ始める。それにより、湯の量が低下し、熱交換器を流れる水量が低下するので、熱交換器から出てくる湯の温度は上昇し、混合弁に供給される水は停止されているため、混合比例弁から出る湯の温度は次第に上昇する。スピンドル8の降下量と第3弁座7を流れる湯の量は比例するので、ここでは比例弁として作用している。このように、第1弁16はスピンドル8の降下と共に第3弁座7を閉鎖し、第1弁が第3弁座7に当接したとき湯の供給も停止される。この状態は図3に示され、その直前の状態が混合比例弁から出る湯の温度が最も高温となっている。この範囲内で出口3から出る湯の温度を一定に保つようにモータの正逆転の制御が行われる。上記の図3の状態からモータを逆転すると、上記とは逆の作動をおこなう。
【0016】
【発明の効果】
本発明は、上記のように構成したので、混合弁と流量制御弁の機能を1つの装置により行うことができるようになり、簡単な構成で安価な混合比例弁とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の第1の状態を示す断面図である。
【図2】同第2の状態を示す断面図である。
【図3】同第3の状態を示す断面図である。
【図4】本発明の混合比例弁を適用する例の流体回路図である。
【図5】図4に適用した際の作動特性図である。
【符号の説明】
1 弁本体
2 第1入口
3 出口
4 第2入口
5 第1弁座
6 第2弁座
7 第3弁座
8 スピンドル
10 モータ
16 第1弁
18 第2弁
20 スプリング

Claims (1)

  1. 湯側入口と水側入口と1個の出口を備えた弁本体内に、前記2個の入口に各々連通し互いに対向するように配置した湯側第1弁座と水側第2弁座を設け、前記各弁座にそれぞれ当接する湯側第1弁と水側第2弁を備えた弁体をモータにより回動かつ移動自在とし、前記湯側第1弁座と水側第2弁座の弁開度を逆比例に設定した混合比例弁において、前記湯側第1弁座と水側第2弁座間に第3弁座を設け、前記湯側第1弁をモータにより駆動されるスピンドルに固定し、前記水側第2弁は前記スピンドルに対して摺動自在に作動できると共に前記湯側第1弁と前記水側第2弁との間に設けたスプリングと前記スピンドルの摺動部下端に固定した止め輪を設けることにより常時湯側第1弁に離反する方向に付勢し、前記スピンドルの移動により前記湯側第1弁に対して前記湯側第1弁座を開放すると共に前記水側第2弁により前記水側第2弁座を閉塞し、その後の前記スピンドルの摺動により、前記水側第2弁座を前記水側第2弁で閉塞した状態で前記湯側第1弁に対向した前記第3弁座の弁開口面積を減少するようにして湯側のみの水量を比例調整してなることを特徴とする混合比例弁。
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