JP4022392B2 - 半導体記憶装置およびそのテスト方法並びにテスト回路 - Google Patents

半導体記憶装置およびそのテスト方法並びにテスト回路 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、半導体記憶装置およびそのテスト方法並びにテスト回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
ランダムアクセスの可能な半導体記憶装置としてはSRAMおよびDRAMが最も代表的である。DRAMと比べた場合、SRAMは一般に高速である上に、電源を供給してアドレスを入力しさえすれば、そのアドレスの変化を捉えて内部の順序回路が動作して、読出し・書込みを行うことができる。このように、SRAMはDRAMに比べて単純な入力信号波形を与えるだけで動作するため、こうした入力信号波形を生成する回路の構成も簡単化することが可能である。
【0003】
また、SRAMはDRAMのようにメモリセルに記憶されたデータを保持し続けるためのリフレッシュが不要であることから、その取り扱いが容易であるとともに、リフレッシュを必要としないのでスタンバイ状態におけるデータ保持電流が小さいという長所がある。こうしたこともあって、SRAMは様々な用途に広く用いられている。しかし、SRAMは一般に1メモリセル当たり6個のトランジスタを必要とするため、DRAMに比べてどうしてもチップサイズが大きくなり、価格がDRAMに比べて高くならざるを得ないという短所がある。
【0004】
一方、DRAMはアドレスとして行アドレスおよび列アドレスを2回に分けて別々に与え、これらアドレスの取り込みタイミングを規定する信号としてRAS(ロウアドレスストローブ)信号およびCAS(カラムアドレスストローブ)信号を必要とすることと、定期的にメモリセルをリフレッシュするための制御回路が必要になることから、SRAMに比べてタイミング制御が複雑となってしまう。
【0005】
また、DRAMは外部からのアクセスが無いときにもメモリセルのリフレッシュが必要となることから消費電力が大きくなってしまうという問題もある。とはいえ、DRAMメモリセルはキャパシタ1個とトランジスタ1個で構成可能であるため、小さなチップサイズで大容量化を図ることは比較的容易である。従って、同じ記憶容量の半導体記憶装置を構成するのであればSRAMよりもDRAMの方が安価になる。
【0006】
ところで、携帯電話などに代表される携帯機器が採用している半導体記憶装置としては、これまでのところSRAMが主流である。これは、これまでの携帯電話には簡単な機能しか搭載されていなかったため、それほど大容量の半導体記憶装置が必要とされていなかったこと、DRAMに比べてタイミング制御などの点でSRAMは取り扱いが容易であること、SRAMはスタンバイ電流が小さく低消費電力であるため、連続通話時間・連続待ち受け時間を出来る限り延ばしたい携帯電話などに向いていることなどがその理由である。
【0007】
然るに、ここのところ、非常に豊富な機能を搭載した携帯電話が登場してきており、電子メールの送受信機能や、各種サイトにアクセスして近隣にあるレストランなどのタウン情報を取得するといった機能も実現されている。のみならず、ごく最近の携帯電話ではインターネット上のWEBサーバにアクセスしてホームページの内容を簡略化して表示するような機能も搭載されてきており、将来的には現在のデスクトップ型パーソナルコンピュータと同様にインターネット上のホームページ等へ自由にアクセスできるようになることも想定される。
【0008】
こうした機能を実現するためには、従来の携帯電話のように単純なテキスト表示を行っているだけでは駄目であって、多様なマルチメディア情報をユーザへ提供するためのグラフィック表示が不可欠となる。それには、公衆網などから受信した大量のデータを携帯電話内の半導体記憶装置上に一時的に蓄えておく必要が生じてくる。つまり、これからの携帯電話に搭載される半導体記憶装置としてはDRAMのように大容量であることが必須条件であると考えられる。しかも、携帯機器は小型かつ軽量であることが絶対条件であるため、半導体記憶装置を大容量化しても機器そのものが大型化・重量化することは避ける必要がある。
【0009】
以上説明したように、携帯電話に搭載される半導体記憶装置としては、その取り扱いの簡便さや消費電力を考えるとSRAMが好ましいが、大容量化の観点からすればDRAMが好ましいことになる。つまり、これらの携帯機器にはSRAMおよびDRAMの長所をそれぞれ取り入れた半導体記憶装置が最適であるといえる。この種の半導体記憶装置の1種として、DRAMに採用されているものと同じメモリセルを使用しながら、外部から見たときにSRAMとほぼ同様の使用を持った「疑似SRAM」と呼ばれるものが提案されている。
【0010】
疑似SRAMはDRAMのようにアドレスを行アドレス、列アドレスに分けて別々に与える必要が無く、またそのためRASやCASのようなタイミング信号も必要としない。疑似SRAMでは汎用のSRAMと同様にアドレスを一度与えるだけで良く、クロック同期型の半導体記憶装置のクロックに相当するチップイネーブル信号をトリガーにしてアドレスを内部に取り込んで読出し・書込みを行っている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、疑似SRAMは、DRAMと同様のメモリセル構造を有するので定期的にリフレッシュ動作を行う必要がある。従って、疑似SRAMには、装置外部からの動作制御とは無関係に、装置内部のタイマーによって一定の時間間隔でリフレッシュ動作を起動するものがある。このときのリフレッシュ動作をセルフリフレッシュ動作という。この発生タイミングは、装置外部から制御できない。
【0012】
一方、疑似SRAMには非同期動作を行うものがある。つまり、不定期に発生する制御信号やアドレス信号の変化に応答して読出しや書き込みを行うものである。このような疑似SRAMでは、装置内部のタイマーで制御されるセルフリフレッシュ動作と、装置外部から入力される信号に応答して不定期に発生する読出しや書込み動作とは、互いに独立に発生するので、両者の時間間隔を装置外部から制御することはできない。
【0013】
セルフリフレッシュ動作と読出しや書き込み動作とが重なると、誤動作が発生する。例えば、セルフリフレッシュ動作では、保持すべきデータが破壊される誤動作などが考えられる。また、読出しや書き込み動作では、誤ったデータやアドレスの読出しや書き込みが行われたりする。
【0014】
このような誤動作を防止するため、例えば、一方の動作中に他方の動作が発生したときは、既に起動している一方の動作が完了するまでは、他方の動作を開始させずに待機させるような対策がとられている。つまり、セルフリフレッシュ動作中に読出し要求が発生したときは、直ちに読出し動作を行わず、セルフリフレッシュ動作が完了してから読出し動作を行うようにする。
【0015】
但し、上記対策でも回路動作が充分保証できないケースがある。例えば、セルフリフレッシュ動作と読出し・書き込み動作との発生タイミングが近接した場合に、動作間の干渉によって誤動作が発生する可能性がある。例えば、ワード線間の干渉や、動作間の時間間隔が短いことによるプリチャージ不足、あるいは、一方の動作で発生したパルス信号による他方の動作へのディスターブなどが挙げられる。
【0016】
従って、製品の出荷前に、セルフリフレッシュ動作と読出し・書き込み動作との時間間隔が近接したときの動作確認を行う必要がある。
【0017】
なお、リフレッシュ動作に関わるテストモードの従来技術としては、例えば特開平1−125796、特開平4−74379などがあるが、これらはリフレッシュ動作そのものの確認を行うものにすぎず、読出し・書込み動作とリフレッシュ動作との時間間隔が近接して発生したときの動作確認を行うものではない。
【0018】
従って、本発明の目的は、リフレッシュ動作と読出し・書き込み動作との時間間隔を強制的に近接させたときの動作確認を行うことができるテスト方法を提供することにある。
【0019】
更に、本発明の目的は、リフレッシュ動作と読出し・書き込み動作との時間間隔を強制的に近接させたときの動作確認を行うことができる半導体記憶装置を提供することにある。
【0020】
更に、本発明の目的は、リフレッシュ動作と読出し・書き込み動作との時間間隔を強制的に近接させたときの動作確認を行うことができるテスト回路を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決すべくなされたもので、リフレッシュを必要とする複数のメモリセルと、入力アドレス信号に対応するメモリセルにアクセスし、読出しあるいは書き込みを行なうアクセス制御回路と、通常動作モードにおいては、前記アクセス動作とは独立に発生されるリフレッシュタイミングでリフレッシュを行ない、テストモードにおいては、前記アクセス動作に応答して発生されるリフレッシュタイミングでリフレッシュを行なうリフレッシュ制御回路と、を備えることを特徴とする半導体記憶装置において、前記リフレッシュ制御回路は、前記テストモードにおいて、前記アクセスが完了してから所定の時間をおいてリフレッシュが開始するように前記リフレッシュタイミングを制御することを特徴とする半導体記憶装置を提供する。
【0022】
リフレッシュを必要とする複数のメモリセルと、入力アドレス信号に応答してアドレス遷移検出信号を発生するアドレス遷移検出回路と、通常動作モードにおいては前記アドレス遷移検出信号とは独立な通常動作用リフレッシュタイミング信号を発生し、テストモードにおいては前記アドレス遷移検出信号に応答してテスト用リフレッシュタイミング信号を発生するリフレッシュタイミング発生回路と、前記通常動作用リフレッシュタイミング信号又は前記テスト用リフレッシュタイミング信号に応じてリフレッシュアドレスを生成するリフレッシュアドレス発生回路を含むよう構成しうる。
【0023】
前記アドレス遷移検出信号に応答して前記入力アドレス信号に対応するメモリセルにアクセスし読出しあるいは書き込みを行なうとともに、前記リフレッシュタイミング発生回路の出力信号に応答してリフレッシュを行なうメモリセル制御回路を備え、前記リフレッシュタイミング発生回路は、前記テキストモードにおいて、前記入力アドレス信号の変化に応答するアクセスとリフレッシュとが所定の時間間隔で行なわれるように、前記テスト用リフレッシュタイミング信号を発生するよう構成しうる。
【0024】
リフレッシュを必要とする複数のメモリセルと、入力アドレス信号に応答してアドレス遷移検出信号を発生するアドレス遷移検出回路と、通常動作モードにおいては前記アドレス遷移検出信号とは独立な通常動作用リフレッシュタイミング信号を発生し、テストモードにおいては前記アドレス遷移検出信号に応答してテスト用リフレッシュタイミング信号を発生するリフレッシュタイミング発生回路と、を備えることを特徴とする半導体記憶装置において、前記アドレス遷移検出信号に応答して前記入力アドレス信号に対応するメモリセルにアクセスし読出しあるいは書き込みを行なうとともに、前記リフレッシュタイミング発生回路の出力信号に応答してリフレッシュを行なうメモリセル制御回路を備え、前記リフレッシュタイミング発生回路は、前記テキストモードにおいて、前記入力アドレス信号の変化に応答するアクセスとリフレッシュとが所定の時間間隔で行なわれるように、前記テスト用リフレッシュタイミング信号を発生させて、前記テスト用リフレッシュタイミング信号は、前記アクセスを完了してから前記所定の時間をおいてリフレッシュを開始するように設定されるよう構成しうる。
【0025】
前記テスト用リフレッシュタイミング信号は、前記リフレッシュを完了してから前記所定の時間をおいて前記アクセスを開始するように設定されるよう構成されうる。
【0026】
入力されるテストモードエントリ信号に応答して、前記通常動作モードと前記テストモードとのいずれか一方に設定されるよう構成されうる。
【0027】
前記テストモードエントリ信号に応答し、前記通常動作用リフレッシュタイミング信号と前記テスト用リフレッシュタイミング信号とのいずれか一方を選択して前記メモリセル制御回路に供給するリフレッシュタイミング切り替え回路を備えるよう構成されうる。
【0028】
前記リフレッシュタイミング切り替え回路の出力信号に応答し、前記入力アドレス信号とリフレッシュアドレス信号とのいずれか一方を選択して前記メモリセル回路に供給するアドレス切り替え回路を備えるよう構成されうる。
【0029】
前記リフレッシュタイミング発生回路は、メモリセルに対する前記アクセスを完了してから第1の所定時間をおいてリフレッシュを開始するように設定された第1のテスト用リフレッシュタイミング信号と、前記リフレッシュを完了してから第2の所定の時間をおいてアクセスを開始するように設定された第2のテスト用リフレッシュタイミング信号と、を発生するよう構成されうる。
【0030】
入力されるテスト用リフレッシュタイミング選択信号に応答し、前記第1のテスト用リフレッシュタイミング信号と前記第2のテスト用リフレッシュタイミング信号とのいずれか一方を選択して前記リフレッシュタイミング切り替え回路に供給するテスト用リフレッシュタイミング切り替え回路を備えるよう構成しうる。
【0031】
前記リフレッシュアドレス信号は、内部発生されたアドレス信号であるよう構成しうる。
【0032】
入力されるテスト用リフレッシュアドレス選択信号に応答し、内部発生されたアドレス信号と外部入力されたアドレス信号とのいずれか一方を選択して前記アドレス切り替え回路に供給するテスト用リフレッシュアドレス切り替え回路を備えるよう構成しうる。
【0033】
前記通常動作用リフレッシュタイミング信号は、前記アドレス遷移検出信号とは独立に動作するタイマー回路の出力信号に基づいて発生されるよう構成しうる。
【0034】
前記アドレス遷移検出信号は、前記半導体記憶装置を非活性状態から活性状態に切り替える活性化制御信号の変化に応答して発生されるよう構成しうる。
【0035】
リフレッシュを必要とする複数のメモリセルと、リフレッシュアドレスを発生するリフレッシュアドレス生成回路と、入力アドレスが入力されアクセスアドレスを出力するアドレスバッファと、前記入力アドレスの遷移を検出するアドレス遷移検出回路と、前記アドレス遷移検出回路の出力に応答して第1のリフレッシュパルスを発生するテスト用リフレッシュパルス発生回路と、一定の時間間隔でタイミング信号を発生するタイマー回路と、前記タイマー回路の出力に応答して第2のリフレッシュパルスを発生するノーマルリフレッシュパルス発生回路と、テストモードのエントリー情報に応じて前記第1,2のリフレッシュパルスを切換える第1の切換回路と、前記第1の切換え回路の出力に応じて前記アクセスアドレスと前記リフレッシュアドレスのいずれか一方を出力する第2の切換え回路とを備える半導体記憶装置を提供する。
【0036】
前記アドレス遷移検出信号の活性化されている期間が、前記第1の切換え回路の出力信号の活性化されている期間と重ならないよう構成しうる。
【0037】
前記アドレス遷移検出信号の活性化されている期間が、前記第1の切替回路の出力信号の活性化されている期間と重なっているよう構成しうる。
【0038】
前記アドレス遷移検出信号に基いて前記第1のテスト用リフレッシュパルス信号とタイミングの異なる第2のテスト用リフレッシュパルス信号を発生し出力する第2のテスト用リフレッシュパルス発生回路とを備え、前記第1の選択回路は、更に前記第2のテスト用リフレッシュパルス信号を受け、前記テストエントリ信号に基いて前記ノーマルリフレッシュ用パルス信号及び前記第1及び第2のテスト用リフレッシュパルス信号を選択的に出力するよう構成しうる。
【0039】
前記第1のテスト用リフレッシュパルス信号に対応して前記第1の切替回路の出力信号の活性化されている期間と前記アドレス遷移検出信号の活性化されている期間が重なるものであり、前記第1のテスト用リフレッシュパルス信号に対応して前記第1の切替回路の出力信号の活性化されている期間と前記アドレス遷移検出信号の活性化されている期間が重ならないよう構成しうる。
【0040】
また、本発明は、入力アドレス信号に対応するメモリセルへのアクセスとは独立な通常動作用リフレッシュタイミングと、メモリセルへのアクセスに応答するテスト用リフレッシュタイミングと、を発生することを特徴とするリフレッシュタイミング発生回路と、入力されるテストモードエントリ信号に応答し、前記通常動作用リフレッシュタイミング信号と前記テスト用リフレッシュタイミング信号とのいずれか一方を選択して出力するリフレッシュタイミング切り替え回路と、を有することを特徴とするテスト回路において、前記アクセスが完了してから所定の時間をおいてリフレッシュが開始されるように前記テスト用リフレッシュタイミングを設定することを特徴とするテスト回路を提供する。
【0041】
さらに、本発明は、入力アドレス信号に対応するメモリセルへのアクセスとは独立な通常動作用リフレッシュタイミングと、メモリセルへのアクセスに応答するテスト用リフレッシュタイミングと、を発生することを特徴とするリフレッシュタイミング発生回路と、入力されるテストモードエントリ信号に応答し、前記通常動作用リフレッシュタイミング信号と前記テスト用リフレッシュタイミング信号とのいずれか一方を選択して出力するリフレッシュタイミング切り替え回路と、を有することを特徴とするテスト回路において、入力されるテスト用リフレッシュアドレス選択信号に応答し、内部発生されたアドレス信号と外部入力されたアドレス信号とのいずれか一方を選択して出力するテスト用リフレッシュアドレス切り替え回路を有することを特徴とするテスト回路を提供する。
【0042】
加えて、本発明は、リフレッシュを必要とする複数のメモリセルを有する半導体記憶装置のテスト方法であって、前記メモリセルに所定のテストパターンを書き込むステップと、入力アドレス信号に対応するメモリセルへのアクセスとは独立なリフレッシュタイミングを非選択とし、前記アクセスに応答するリフレッシュタイミングを選択とするステップと、前記アクセスと前記アクセスに対応するリフレッシュとを、予め設定された時間間隔で行なうステップと、前記メモリセルから読出したデータを前記テストパターンと照合することで前記半導体装置が良品であるか不良品であるかを判定するステップと、を有することを特徴とする半導体記憶装置のテスト方法において、前記テスト方法は、リフレッシュを行なうワード線を外部入力アドレス信号によって指定するステップを有することを特徴とする半導体記憶装置のテスト方法を提供する。
【0071】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下、図面を参照し本発明の第1の実施の形態について説明する。
【0072】
図1は同実施の形態による半導体記憶装置(疑似SRAM)の回路構成を示すブロック図である。図2は、図1に示す半導体記憶装置の通常動作を示すタイミングチャートである。まず、図1を参照して半導体記憶装置(疑似SRAM)の回路構成を、図2を参照して本願の半導体記憶装置における通常動作を以下説明する。
【0073】
外部から読出/書込アドレス信号Addがアドレスバッファ回路21に入力される。アドレス遷移検出回路(ATD回路)25は、このアドレスバッファ回路21に接続され、読出/書込アドレス信号Addの入力を受け、このアドレスデータAddの内の少なくとも1ビットでも変化すると、その変化を検出してアドレス遷移検出信号ATDを出力する。
【0074】
ロウコントロール回路26は、アドレス遷移検出回路(ATD回路)25の出力側に接続され、アドレス遷移検出回路(ATD回路)25から出力されたアドレス遷移検出信号ATDに基づいて、ロウイネーブル信号RE、センスイネーブル信号SEおよびカラムコントロール信号CCを生成し出力する。ここで、ロウイネーブル信号REは、図2に示すように、アドレス遷移検出信号ATDの立ち下がりに応答して立ち上がり、これら時点から一定時間後に立ち下がるパルス信号である。また、センスイネーブル信号SEは、ロウイネーブル信号REを一定時間遅延させた信号である。また、図示していないが、カラムコントロール信号CCは、アドレス遷移検出信号ATDの立ち下がりに基づくパルス信号を一定時間遅延させた信号である。
【0075】
カラムコントロール回路27は、ロウコントロール回路26に接続され、ロウコントロール回路26から出力されたカラムコントロール信号CCを受け、このカラムコントロール信号CCをさらに遅延し、カラムイネーブル信号CEとして出力する。
【0076】
メモリセルアレイ30は、DRAMのメモリセルアレイと同様の構成を有する。メモリセルアレイ30のワード線に接続されるロウデコード回路31は、ロウコントロール回路26にも接続され、このロウコントロール回路26から出力されたロウイネーブル信号REがHとなるタイミングにおいて、第2の切換え回路(MUX2)42から出力されるロウアドレスデータMAddに対応するメモリセルアレイ30のワード線を選択的に活性化する。
【0077】
メモリセルアレイ30の各ビット線に接続されるセンスアンプ回路33は、ロウコントロール回路26にも接続され、このロウコントロール回路26から出力されたセンスイネーブル信号SEがHとなるタイミングにおいて、メモリセルアレイ30の各ビット線を活性化する。
【0078】
カラムデコード回路35は、前述のアドレスバッファ回路21およびカラムコントロール回路27に接続され、カラムコントロール回路27から出力されたカラムイネーブル信号CEがHとなるタイミングにおいて、アドレスデータAddに含まれるカラムアドレスデータAddCをデコードし、このデコード結果に応じたセンスアンプを、I/Oバッファ36を介してインプット/アウトプットデータ端子37に接続する。
【0079】
タイマ回路50は、一定の時間間隔でタイミング信号TMを出力し、そのタイミング信号TMをリフレッシュパルス発生回路60に供給する。
【0080】
リフレッシュパルス発生回路60は、通常動作におけるリフレッシュタイミングを発生する回路であり、タイマ回路50の出力側に接続され、タイミング信号TMを入力とする。リフレッシュパルス発生回路60の出力側は、第1の切換え回路(MUX1)41に接続される。つまり、リフレッシュパルス発生回路60は、一定の時間間隔で出力するタイミング信号TMに基づいて、ノーマルリフレッシュ用パルス信号REFを第1の切換え回路(MUX1)41に供給する。
【0081】
第1のテスト用リフレッシュパルス発生回路62は、動作チェックテストにおいてテスト用のリフレッシュタイミングを発生するための回路であって、アドレス遷移検出回路(ATD回路)25の出力側に接続され、アドレス遷移検出信号ATDを入力とし、第1のテスト用リフレッシュパルス信号TREF1を発生する。第1のテスト用リフレッシュパルス発生回路62の出力側は、上記第1の切換え回路(MUX1)41に接続される。つまり、第1のテスト用リフレッシュパルス発生回路62は、アドレス遷移検出信号ATDに基づいて、第1のテスト用リフレッシュパルス信号TREF1を第1の切換え回路(MUX1)41に供給する。
【0082】
テストモードエントリ回路53は、通常動作モードとテストモードとの切換えを装置外部から制御する回路である。テストモードエントリ信号TEを入力とし、第1の動作モード切り替え信号TE1を出力して第1の切換え回路(MUX1)41に供給する。
【0083】
上記第1の切換え回路(MUX1)41は、動作モード(通常動作モードかテストモード)に応じてリフレッシュタイミングを切り替える回路である。第1の切換え回路(MUX1)41の入力側は、テストモードエントリ回路53の出力側、および上記リフレッシュパルス発生回路60の出力側並びに第1のテスト用リフレッシュパルス発生回路62の出力側に接続されて、第1の動作モード切り替え信号TE1、ノーマルリフレッシュ用パルス信号REF及び第1のテスト用リフレッシュパルス信号TREF1が入力され、リフレッシュタイミング制御信号RFを発生する。
【0084】
第1の切換え回路(MUX1)41の出力側は、上記ロウコントロール回路26及びリフレッシュアドレス発生回路66並びに上記第2の切換え回路(MUX2)42に接続されて、リフレッシュタイミング制御信号RFを、ロウコントロール回路26及びリフレッシュアドレス発生回路66並びに第2の切換え回路(MUX2)42に供給する。つまり、第1の切換え回路(MUX1)41は、第1の動作モード切り替え信号TE1に応答して、ノーマルリフレッシュ用パルス信号REFに基づくタイミング制御信号か、第1のテスト用リフレッシュパルス信号TREF1に基づくタイミング制御信号かのいずれかを、RFとして出力する。
【0085】
上記リフレッシュアドレス発生回路66は、第1の切換え回路(MUX1)41の出力側に接続されて、リフレッシュタイミング制御信号RFを入力とし、その出力側を第2の切換え回路(MUX2)42に接続され、リフレッシュアドレスRAddを第2の切換え回路(MUX2)42に供給する。リフレッシュアドレス発生回路66は、リフレッシュタイミング制御信号RFをトリガーにしてリフレッシュアドレスをカウントアップし、第2の切換え回路(MUX2)42に供給する。
【0086】
上記第2の切換え回路(MUX2)42は、アドレスバッファ回路21及びリフレッシュアドレス発生回路66の出力側並びに第1の切換え回路(MUX1)41の出力側に接続されて、ロウアドレスデータAddR、リフレッシュアドレスRAdd及びリフレッシュタイミング制御信号RFが入力され、アクセスするメモリセルを指定するロウアドレスMAddを発生する。第2の切換え回路(MUX2)42の出力側は、ロウデコード回路31に接続されて、ロウアドレスMAddを供給する。具体的には、リフレッシュタイミング制御信号RFの論理レベル(0か1か)に基づいて、セルフリフレッシュ動作が起動されたと判断されたとき、すなわちリフレッシュタイミング制御信号RFの論理レベルがLからHへ切り替わったとき、第2の切換え回路(MUX2)42はリフレッシュアドレスRAddを出力し、それ以外のときはロウアドレスデータAddRを出力する。
【0087】
上記テストモードエントリ回路53は、通常動作モードとテストモードとの切換えを装置外部から制御する回路である。テストモードエントリ信号TEを入力とし、第1の動作モード切り替え信号TE1を出力して第1の切換え回路(MUX1)41に供給する。
【0088】
次に、上述した半導体記憶装置のテストモード動作、および通常動作を分けて説明する。
【0089】
最初に、通常動作を図2を参照して説明する。この場合、テストモードエントリ信号TEがLに設定され、これにより、テストモードエントリ回路53から出力される第1の動作モード切り替え信号TE1がLとなる。TE=0のとき、すなわち、通常動作時にはテスト回路は動作しないので、テスト回路を内蔵しない半導体記憶装置の動作と実質的に同じである。
【0090】
まず、読出し・書込み動作について説明する。時刻T1において読出/書込アドレス信号Addが“A0”から“A1”に変化すると、アドレス遷移検出回路(ATD回路)25がアドレス変化を検知して、時刻T2においてアドレス遷移検出信号ATDを立ち上げ、正のワンショットパルス信号としてロウコントロール回路26と第2の切換え回路(MUX2)42とに供給する。ここで、上記アドレスA0、A1は、ロウ系アドレスとしロウ系アドレスのみ変化した場合を例にとり説明する。
【0091】
また、上記読出/書込アドレス信号Addの変化に伴って、時刻T3においてロウアドレスMAddが“A0”から“A1”に切り替わる。このとき第2の切換え回路(MUX2)42は、第1の切換え回路(MUX1)41の出力信号であるリフレッシュタイミング制御信号RFがLであることからセルフリフレッシュ動作が起動されていないと判断しているので、ロウアドレスデータAddRをロウアドレスMAddとしてロウデコード回路31に供給する。
【0092】
アドレス遷移検出信号ATDを受けたロウコントロール回路26は、時刻T4におけるアドレス遷移検出信号ATDの立下りエッジをトリガーとし、時刻T5でロウイネーブル信号REを立ち上げ、所定のパルス長を有するロウイネーブル信号REをロウデコード回路31に供給する。このときロウデコード回路31には、第2の切換え回路(MUX2)42からロウアドレスMAddが入力されているので、ロウイネーブル信号REに同期して、ロウアドレスMAdd(AddR=A1)で指定されるワード線Wordが時刻T6で活性化される。
【0093】
上記ロウコントロール回路26は、時刻T4におけるアドレス遷移検出信号ATDの立下りエッジをトリガーとし、時刻T7でセンスイネーブル信号SEを立ち上げ、センスアンプ回路33に供給してセンスアンプ回路33を活性化する。さらに、ロウコントロール回路26は、時刻T4におけるアドレス遷移検出信号ATDの立下りエッジをトリガーとし、カラムコントロール信号CCを立ち上げ、カラムコントロール回路27に供給する。そしてカラムコントロール回路27は、カラムコントロール信号CCに基づく(結果的にロウイネーブル信号REに基づく)タイミングでカラムイネーブル信号CEを時刻T8で立ち上げカラムデコード回路35に供給する。カラムデコード回路35には、カラム系アドレスAddCが入力されている。
【0094】
カラムデコード回路35は、このカラムイネーブル信号CEを受け、カラムアドレスデータAddCをデコードし、このデコード結果に応じたセンスアンプ33をI/Oバッファ36を介してインプット/アウトプットデータ端子37に接続する。これにより、読み出し動作の場合は、メモリセルアレイ30中のロウアドレスA1で指定されるセルに記憶されたデータが、センスアンプ33、I/Oバッファ36を介してインプット/アウトプットデータ端子37に送信され、また、書き込み動作の場合は、インプット/アウトプットデータ端子37のデータがメモリセルアレイ30中のロウアドレスA1で指定されるセルに書き込まれる。
【0095】
時刻T4におけるアドレス遷移検出信号ATDの立下りエッジから所定時間の経過後に、ロウイネーブル信号RE、カラムイネーブル信号CEおよびカラムイネーブル信号CEがそれぞれ立ち下がる。以上が通常モードにおける読出し・書込み動作である。
【0096】
次に、通常モードにおけるセルフリフレッシュ動作を説明する。セルフリフレッシュ動作は、装置外部から入力される信号とは無関係に、装置内部で発生されるタイミング及びアドレスに基づき、一定時間間隔で起動されるリフレッシュ動作である。
【0097】
セルフリフレッシュ動作の起動タイミングは、タイマ回路50で発生される。時刻T10において、タイマ回路50から、所定のパルス幅を有するワンショットパルス信号TMが出力されると、信号TMを受けたリフレッシュパルス発生回路60から、信号TMの立ち上がりエッジに基づいて、1回のリフレッシュ動作に要する時間に相当したパルス幅を有するワンショットパルス信号としてノーマルリフレッシュ用パルス信号REFが出力され、第1の切換え回路(MUX1)41に供給する。
【0098】
一方、リフレッシュアドレスRAddは、リフレッシュアドレス発生回路66で発生される。以下の説明では、信号TMが出力された時刻T10で、リフレッシュアドレス発生回路66は、リフレッシュアドレスRAddとして“R0”を発生し、第2の切換え回路(MUX2)42に供給しているものとする。
【0099】
第1の切換え回路(MUX1)41は、通常動作においては、ノーマルリフレッシュ用パルス信号REFに基づいて、リフレッシュタイミング制御信号RFを出力する。時刻T10から若干の遅延をもつリフレッシュタイミング制御信号RFの立ち上がりを受けて、第2の切換え回路(MUX2)42は、セルフリフレッシュ動作が起動されたと判断し、ロウアドレスMAddは、RAdd=R0に切り替わる。
【0100】
リフレッシュタイミング制御信号RFの立ち上がりを受けて、時刻T11でロウイネーブル信号REが立ち上がる。ロウデコード回路31には、リフレッシュアドレスRAddが供給されているので、ロウイネーブル信号REに同期して、RAdd=R0で指定されたワード線Wordが時刻T12で活性化される。
【0101】
更に、時刻T13でセンスイネーブル信号SEが立ち上がることによってセンスアンプ回路33が活性化され、上記活性化されたワード線Wordに接続されたメモリセルのリフレッシュが行われる。以上で、リフレッシュアドレスRAdd(R0)で指定されるメモリセルのリフレッシュ動作が完了する。
【0102】
時刻T14で、リフレッシュタイミング制御信号RFが立ち下がると、第2の切換え回路(MUX2)42がセルフリフレッシュ動作の終了と判断し、ロウアドレスMAddをリフレッシュアドレスRAdd(R0)からロウアドレスデータAddR(A1)に切り替える。また、リフレッシュタイミング制御信号RFの立ち下がりが、リフレッシュアドレス発生回路66に入力されると、これをトリガーにしてリフレッシュアドレスRAddがカウントアップされ、リフレッシュアドレスRAddがR1に切り替わる。
【0103】
更に、時刻T15で、読出/書込アドレス信号Addが(A1)から(A2)へ変化した時、この変化を受けて、時刻T16で、ロウアドレスデータMAddが(A1)から(A2)へ変化する。その後、ロウアドレスMAdd(AddR=A2)で指定されるワード線Wordを活性化し、通常動作モードにおける読出し・書込み動作を行う。
【0104】
上記のように、読出し・書込み動作とセルフリフレッシュ動作とは独立に発生するので、両者の動作タイミングがぶつからないようにするための対策が必要である。
【0105】
第1の対策として、1方の動作中に他方の動作が起動しないように動作制御することが考えられる。
【0106】
第2の対策として、両者の動作タイミングが近接して発生しても干渉による誤動作が発生しないことを保証することが必要である。つまり、回路構成上考えられる最小の時間間隔を強制的に与えて動作させ、誤動作が発生しないことを確認するための動作チェックを行うことである。
【0107】
本発明では、上記第2の対策を対策を行うものであり、具体的には図2の「t1」、「t2」の時間間隔について動作チェックを行う。ここで「t1」は、読出し・書込み動作が完了し、上記第1の対策によって禁止されていたセルフリフレッシュ動作が解除された直後に、セルフリフレッシュ動作が起動された場合の時間間隔である。「t2」も「t1」と同様に、内部タイマ回路50によってセルフリフレッシュ動作が起動した直後に、読出/書込アドレス信号“Add”が変化し、セルフリフレッシュ動作と読出し・書込み動作とが近接して発生した場合の時間間隔である。これら「t1」、「t2」は回路構成から決まる値であり、図1に示す第1の実施の形態では、「t1」の条件を第1のテスト用リフレッシュパルス発生回路62で発生し、図6に示す第2の実施の形態では、「t2」の条件を第2のテスト用リフレッシュパルス発生回路64で発生する。
【0108】
次に、図1を参照して、本実施の形態に係る半導体記憶装置のテストモードの動作の概略につき説明し、詳細はその後、図3を併せて参照して説明する。
【0109】
テストモードエントリ信号TEが活性化され、TE=Hがテストモードエントリ回路53に入力されたとき、半導体記憶装置は、テストモードへのエントリがあったと認識する。すなわち、半導体記憶装置はテストモードにセットされる。
【0110】
前述の通常動作モードでは、読出し・書込み動作とセルフリフレッシュ動作とは、互いに独立してそれら動作タイミングが与えられたが、テストモードでは、それら動作タイミングは互いに関連付けされており、以下の説明では、読出し・書込み動作の後に所定の時間間隔でセルフリフレッシュ動作を行う場合につき説明する。
【0111】
テストモードエントリ信号TEがTE=1になると、テストモードエントリ回路53から出力される第1の動作モード切り替え信号TE1もTE1=1となる。この第1の動作モード切り替え信号TE1(TE1=1)を入力とする第1の切換え回路(MUX1)41は、テストモードであると判断し、タイマ回路50からのタイミング信号TMに基づきリフレッシュパルス発生回路60から出力されるノーマルリフレッシュ用パルス信号REFを非選択とし、第1のテスト用リフレッシュパルス発生回路62から出力される第1のテスト用リフレッシュパルス信号TREF1を選択し、リフレッシュタイミング制御信号RFとして出力する。
【0112】
尚、第1のテスト用リフレッシュパルス信号TREF1のパルス幅は、ノーマルリフレッシュ用パルス信号REFと揃えるようにする必要がある。なぜなら、通常動作モードとテストモードとで、確認したいパラメータ以外の動作条件が変わってしまうと、余分なパラメータの影響も考慮しなければならなくなり、正確な動作確認が出来なくなるためである。
【0113】
ここで、第1のテスト用リフレッシュパルス信号TREF1は、外部から入力される読出/書込アドレス信号Addの変化を検出してアドレス遷移検出回路(ATD回路)25から出力されたアドレス遷移検出信号ATDの立下りエッジから所定時間(TA1')遅れて立ち上がる信号である。従って、第1の切換え回路(MUX1)41から出力されるリフレッシュタイミング制御信号RFは、アドレス遷移検出信号ATDの立下りエッジから所定時間(TA1)遅れて立ち上がる信号となる。前記所定時間(TA1')は、図3に示す所定時間「TA1」からリフレッシュタイミング制御信号RFと第1のテスト用リフレッシュパルス信号TREF1との間の信号遅延を差し引いた時間に相当する。
【0114】
第1のテスト用リフレッシュパルス信号TREF1の立ち上がりタイミングすなわち上記所定時間(TA1')は、読出し・書込み動作に対してセルフリフレッシュ動作をどれだけ遅らせたいかによって予め設定される。これが本実施の形態のテストモード動作の特徴である。
【0115】
具体的には、上記所定時間(TA1')は、上記ワード線を活性状態(選択状態)に維持する時間すなわちワード線のパルス幅と、図3の「t1」で表される回路構成上考えられる最小の時間間隔との合計時間に、各信号間の遅延時間を加味した時間である。
【0116】
第1のテスト用リフレッシュパルス発生回路62は、アドレス遷移検出回路(ATD回路)25から出力されたアドレス遷移検出信号ATDの立ち下がりを検出し、この検出された立ち下がりタイミングから上記所定時間(TA1')を経過した時点で、第1のテスト用リフレッシュパルス信号TREF1を発生する機能を有し、既知の立下りエッジ検出回路や既知の所定時間を計時する回路を含む回路で構成し得る。
【0117】
尚、第1のテスト用リフレッシュパルス発生回路62は、アドレス遷移検出回路(ATD回路)25から出力されたアドレス遷移検出信号ATDの立ち上がりを検出し、この検出された立ち上がりタイミングから、上記所定時間(TA1')とアドレス遷移検出信号ATDのパルス幅との合計時間を経過した時点で、第1のテスト用リフレッシュパルス信号TREF1を発生するよう構成してもよい。この場合、第1のテスト用リフレッシュパルス発生回路62は、既知の立上がりエッジ検出回路や既知の所定時間を計時する回路を含む回路で構成し得る。
【0118】
続いて、図3のタイミングチャートを参照しながら、上記テストモード動作につき説明する。時刻T31において読出/書込アドレス信号Addが“A0”から“A1”に変化すると、アドレス遷移検出回路(ATD回路)25がアドレス変化を検知して、時刻T32においてアドレス遷移検出信号ATDを立ち上げ、正のワンショットパルス信号としてアドレス遷移検出信号ATDをロウコントロール回路26に供給する。
【0119】
また、上記読出/書込アドレス信号Addの変化に伴って、時刻T33においてロウアドレスMAddが“A0”から“A1”に切り替わる。このとき第2の切換え回路(MUX2)42は、第1の切換え回路(MUX1)41の出力信号であるリフレッシュタイミング制御信号RFがLであることからセルフリフレッシュ動作が起動されていないと判断しているので、ロウアドレスデータAddRをロウアドレスMAddとしてロウデコード回路31に供給する。
【0120】
アドレス遷移検出信号ATDを受けたロウコントロール回路26は、時刻T34におけるアドレス遷移検出信号ATDの立下りエッジをトリガーとし、時刻T35でロウイネーブル信号REを立ち上げ、所定のパルス長を有するロウイネーブル信号REをロウデコード回路31に供給する。このときロウデコード回路31には、第2の切換え回路(MUX2)42からロウアドレスMAddが入力されているので、ロウイネーブル信号REに同期して、ロウアドレスMAdd(AddR=A1)で指定されるワード線Wordが時刻T36で活性化される。
【0121】
上記ロウコントロール回路26は、時刻T34におけるアドレス遷移検出信号ATDの立下りエッジをトリガーとし、時刻T37でセンスイネーブル信号SEを立ち上げ、センスアンプ回路33に供給してセンスアンプ回路33を活性化する。さらに、ロウコントロール回路26は、時刻T34におけるアドレス遷移検出信号ATDの立下りエッジをトリガーとし、カラムコントロール信号CCを立ち上げ、カラムコントロール回路27に供給する。そしてカラムコントロール回路27は、カラムコントロール信号CCに基づく(結果的にロウイネーブル信号REに基づく)タイミングでカラムイネーブル信号CEを時刻T38で立ち上げカラムデコード回路35に供給する。カラムデコード回路35には、カラム系アドレスAddCが入力されている。
【0122】
カラムデコード回路35は、このカラムイネーブル信号CEを受け、カラムアドレスデータAddCをデコードし、このデコード結果に応じたセンスアンプ33をI/Oバッファ36を介してインプット/アウトプットデータ端子37に接続する。これにより、読み出し動作の場合は、メモリセルアレイ30中のロウアドレスA1で指定されるセルに記憶されたデータが、センスアンプ33、I/Oバッファ36を介してインプット/アウトプットデータ端子37に送信され、また、書き込み動作の場合は、インプット/アウトプットデータ端子37のデータがメモリセルアレイ30中のロウアドレスA1で指定されるセルに書き込まれる。
【0123】
時刻T34におけるアドレス遷移検出信号ATDの立下りエッジから一定時間経過して、ロウイネーブル信号RE、カラムイネーブル信号CEおよびカラムイネーブル信号CEがそれぞれ立ち下がる。以上がテストモードにおける読出し・書込み動作である。
【0124】
次に、テストモードにおけるセルフリフレッシュ動作を説明する。セルフリフレッシュ動作は、装置外部から入力される信号に関連させ、装置内部で発生されるタイミング及びアドレスに基づき、起動されるリフレッシュ動作である。
【0125】
時刻T34におけるアドレス遷移検出信号ATDの立下りエッジを第1のテスト用リフレッシュパルス発生回路62が検出し、時刻T34から所定時間(TA1')経過した時刻において、第1のテスト用リフレッシュパルス発生回路62が1回のリフレッシュ動作に要する時間に相当したパルス幅を有するワンショットパルス信号として第1のテスト用リフレッシュパルス信号TREF1を発生する。前述したように、第1のテスト用リフレッシュパルス信号TREF1のパルス幅は、上記ノーマルリフレッシュ用パルス信号REFと同じに設定する。
【0126】
従って、第1のテスト用リフレッシュパルス信号TREF1が第1の切換え回路(MUX1)41に供給されることで、時刻T40において、第1のテスト用リフレッシュパルス信号TREF1が、上記ノーマルリフレッシュ用パルス信号REFと同じパルス幅を有するリフレッシュタイミング制御信号RFとして第2の切換え回路(MUX2)42に供給される。
【0127】
一方、リフレッシュアドレスRAddは、リフレッシュアドレス発生回路66で発生される。以下の説明では、リフレッシュアドレス発生回路66は、リフレッシュアドレスRAddとして“R0”を発生し、第2の切換え回路(MUX2)42に供給しているものとする。
【0128】
第1の切換え回路(MUX1)41は、テストモード動作においては、第1のテスト用リフレッシュパルス信号TREF1に基づいて、リフレッシュタイミング制御信号RFを出力する。時刻T40でのリフレッシュタイミング制御信号RFの立ち上がりを受けて、時刻T41で、第2の切換え回路(MUX2)42は、セルフリフレッシュ動作が起動されたと判断し、ロウアドレスMAddは、RAdd=R0に切り替わる。
【0129】
さらに、時刻T40でのリフレッシュタイミング制御信号RFの立ち上がりを受けて、時刻T42でロウイネーブル信号REを立ち上げ、所定のパルス長を有するロウイネーブル信号REをロウデコード回路31に供給する。このときロウデコード回路31には、第2の切換え回路(MUX2)42からロウアドレスMAddが入力されているので、ロウイネーブル信号REに同期して、ロウアドレスMAdd(AddR=R0)で指定されるワード線Wordが時刻T43で活性化される。
【0130】
上記ロウコントロール回路26は、時刻T40におけるリフレッシュタイミング制御信号RFの立ち上がりエッジをトリガーとし、時刻T44でセンスイネーブル信号SEを立ち上げ、センスアンプ回路33に供給してセンスアンプ回路33を活性化し、リフレッシュアドレスRAdd(R0)で指定されるメモリセルのリフレッシュ動作を行う。
【0131】
その後、時刻T45で、リフレッシュタイミング制御信号RFが立ち下がると、第2の切換え回路(MUX2)42がセルフリフレッシュ動作の終了と判断し、ロウアドレスMAddをリフレッシュアドレスRAdd(R0)からロウアドレスデータAddR(A1)に切り替える。また、リフレッシュタイミング制御信号RFの立ち下がりが、リフレッシュアドレス発生回路66に入力されると、これをトリガーにしてリフレッシュアドレスRAddがカウントアップされ、リフレッシュアドレスRAddがR1に切り替わる。
【0132】
上記所定時間(TA1)は、時刻T36と時刻T39との間で表される既定のワード線のパルス幅と、時刻T39と時刻T43との間で表される時間間隔「t1」との合計時間に、各信号間の遅延時間を加味した時間である。この遅延時間は個々の回路構成に依存して異なるが、回路構成に基づき予め算出可能な時間であるため、時刻T39と時刻T43との間で表される時間間隔「t1」が、回路構成上考えられる最小の時間間隔になるよう上記所定時間(TA1)を設定することが可能となる。
【0133】
従って、読出し・書込み動作とセルフリフレッシュ動作との時間間隔が、回路構成上考えられる最小の時間間隔「t1」となる条件を強制的に発生させ、テストを行うことが可能となる。
【0134】
続いて、図4のフローチャートを参照して、上記半導体装置のテスト手順を説明する。
【0135】
まず、チップに元々固定的な不良があったり、ホールド特性の悪いメモリセルがあったりすると、リフレッシュ動作のテストを実施する意味がなくなるので、事前にホールド試験を実施しておく(ステップS1)。ホールド試験そのものは汎用DRAMで実施されている試験と同様の既知のテスト手順に従って行えばよい。
【0136】
すなわち、メモリセルアレイ30のメモリセルへのデータ書き込みを行い、リフレッシュを禁止した状態を所定時間継続した後、このメモリセルからのデータ読み出しを行った時に、読み出されたデータが書き込んだデータと一致するように当該所定時間(すなわち、リフレッシュサイクル)を調整することで、このメモリセルのホールド時間が決まる。この試験を全てのメモリセルに対し行うことで、ホールド時間の最も短いメモリセルに合わせたリフレッシュサイクルの値が決まることになる。
【0137】
次に、メモリセルのリフレッシュ動作および読出/書込動作が正しく行われたか否かをテストの後に判定するため、メモリセルアレイ30に予めテストパターンを書き込んでおく(ステップS2)。
【0138】
次に、任意のホールド時間を設定し(ステップS3)、次いで、TE=1を入力することにより第1の動作モード切り替え信号TE1をHに立ち上げることにより回路をテストモードに設定する(ステップS4)。
【0139】
次に、任意の読出/書込アドレス信号Addをアドレス端子へ印加する(ステップS5)。リフレッシュアドレスは、装置内部に設けられたリフレッシュアドレス発生回路66で発生するリフレッシュアドレスRAddを使用する。
【0140】
以上の過程によって、図3に示すロウアドレス“A1”での読出し・書込み動作および最小時間間隔「t1」をおいてロウアドレス“R0”でのセルフリフレッシュ動作が順次行われる。
【0141】
次に、上記アドレスが指定するワード線に接続されたメモリセルのデータを読み出し、データチェックを行う(ステップS6)。そして、チェック結果が「NG」であった場合は、テストを終了しチップを廃棄する(ステップS8)。また、チェック結果が「PASS」であった場合は、テストの全てが終了したか否かを判断し(ステップS7)、この判断結果が「NO」であった場合はステップS5へ戻る。
【0142】
以後、テストの全てが終了したか否かの判断結果が「YES」となるまで、ステップS5〜S7が繰り返し実行され、確認が必要な全てのパターンに関するテストを終了したと判断されたところでTE=0としてテストモードから抜けテストを終了する。
【0143】
また、実際には、取り得る全パターンについてテストするとかなりの時間がかかることから、規則性を持たせてテストすることも可能である。すなわち、最初は全パターンを調べて、ある傾向が出てくれば省略した形でテストを行う。DRAMに限らず通常のメモリテスト技術において、不良を見つけ易いパターンと呼ばれるものがあるので、マーチングやギャロップといったテスト手法を組み合わせてテストを行っても良い。ただし、勿論、全てのパターンをテストすることが望ましい。
【0144】
以上説明したように、本発明に係る第1の実施の形態によれば、半導体記憶装置の読出し・書込み動作とセルフリフレッシュ動作とは独立に発生するので、両者の動作タイミングが近接して発生しても干渉による誤動作が発生しないことを保証することため、アドレス遷移検出信号ATDの変化のタイミングから所定時間(TA1’)遅れて第1のテスト用リフレッシュパルス信号TREF1を立ち上げ、セルフリフレッシュ動作を開始するタイミングを、その直前に行われた読出し・書込み動作との時間間隔が最小(t1)になるよう設定することで、回路構成上考えられる最小の時間間隔を強制的に与えて動作させ、誤動作が発生しないことを確認するための動作チェックを行うことが可能となった。
【0145】
(第2の実施の形態)
以下、図面を参照し本発明の第2の実施の形態について説明する。
【0146】
本実施の形態に係る半導体記憶装置の回路構成は、上記第1の実施の形態に係る半導体記憶装置の回路構成と同じである。更に、本実施の形態に係る半導体記憶装置の通常モード動作は、上記第1の実施の形態に係る半導体記憶装置のそれと同じであり、テストモード動作のみが異なる。従って、本実施の形態に係る半導体記憶装置の回路構成の説明及び通常モード動作の説明を省略し、以下、テストモード動作の説明を図5を参照して行う。図5は本実施の形態に係る半導体記憶装置のテストモードでの動作を示すタイミングチャートである。
【0147】
尚、前記第1の実施の形態においては、テスト用リフレッシュパルス信号を「第1のテスト用リフレッシュパルス信号TREF1」と表記したが、本実施の形態においては、それを「第2のテスト用リフレッシュパルス信号TREF2」と表記する。
【0148】
上記第1の実施の形態では、アドレス遷移検出信号ATDの変化のタイミングから所定時間(TA1’)遅れて第1のテスト用リフレッシュパルス信号TREF1を立ち上げ、セルフリフレッシュ動作を開始するタイミングを、その直前に行われた読出し・書込み動作との時間間隔が最小になるよう設定した。これに対し、本実施の形態では、アドレス遷移検出信号ATDの立ち上がりから所定時間(TA2’)遅れて第2のテスト用リフレッシュパルス信号TREF2を立ち上げ、セルフリフレッシュ動作とその後に行われる読出し・書込み動作との時間間隔が最小になるよう設定する。尚、前記所定時間(TA2')は、図5に示す所定時間「TA2」からリフレッシュタイミング制御信号RFと第2のテスト用リフレッシュパルス信号TREF2との間の信号遅延を差し引いた時間に相当する。
【0149】
第2のテスト用リフレッシュパルス信号TREF2の立ち上がりタイミングすなわち上記所定時間(TA2’)は、リフレッシュ動作に対して読出し・書込み動作をどれだけ遅らせたいかによって予め設定される。これが本実施の形態のテストモード動作の特徴である。
【0150】
具体的には、アドレス遷移検出信号ATDの立ち上がりから読出し・書込み動作のためのワード線の立ち上がりまでの時間が、上記所定時間(TA2’)と、セルフリフレッシュ動作におけるワードパルス幅と図5の「t2」で表される回路構成上考えられる最小の時間間隔との合計時間に、各信号間の遅延時間を加味した時間となるようにする。すなわち、この条件を踏まえて上記所定時間(TA2’)を設定する。
【0151】
第1のテスト用リフレッシュパルス発生回路62は、アドレス遷移検出回路(ATD回路)25から出力されたアドレス遷移検出信号ATDの立ち上がりを検出し、この検出された立ち上がりタイミングから上記所定時間(TA2’)を経過した時点で、第2のテスト用リフレッシュパルス信号TREF2を発生する機能を有し、既知の立上がりエッジ検出回路や既知の所定時間を計時する回路を含む回路で構成し得る。
【0152】
以下、図5を参照して、テストモード動作につき説明する。時刻T51において読出/書込アドレス信号Addが“A0”から“A1”に変化すると、アドレス遷移検出回路(ATD回路)25がアドレス変化を検知して、時刻T52においてアドレス遷移検出信号ATDを立ち上げ、正のワンショットパルス信号としてアドレス遷移検出信号ATDをロウコントロール回路26に供給する。
【0153】
また、上記読出/書込アドレス信号Addの変化に伴って、ロウアドレスMAddが“A0”から“A1”に切り替わる。このとき第2の切換え回路(MUX2)42は、第1の切換え回路(MUX1)41の出力信号であるリフレッシュタイミング制御信号RFがLであることからセルフリフレッシュ動作が起動されていないと判断しているので、ロウアドレスデータAddRをロウアドレスMAddとしてロウデコード回路31に供給する。
【0154】
更に、時刻T52におけるアドレス遷移検出信号ATDの立ち上がりエッジを第1のテスト用リフレッシュパルス発生回路62が検出し、この時刻T52から上記所定時間(TA2’)経過した時刻において、1回のリフレッシュ動作に要する時間に相当したパルス幅を有するワンショットパルス信号として第2のテスト用リフレッシュパルス信号TREF2を発生する。第2のテスト用リフレッシュパルス信号TREF2のパルス幅は、ノーマルリフレッシュ用パルス信号REFと同じに設定する。
【0155】
第2のテスト用リフレッシュパルス信号TREF2が第1の切換え回路(MUX1)41に供給されることで、時刻T53で、第2のテスト用リフレッシュパルス信号TREF2が、上記ノーマルリフレッシュ用パルス信号REFと同じパルス幅を有するリフレッシュタイミング制御信号RFとして第2の切換え回路(MUX2)42に供給される。
【0156】
時刻T53でのリフレッシュタイミング制御信号RFの立ち上がりを受けて、第2の切換え回路(MUX2)42は、セルフリフレッシュ動作が起動されたと判断し、ロウアドレスMAddは、RAdd=R0に切り替わる。
【0157】
さらに、時刻T53でのリフレッシュタイミング制御信号RFの立ち上がりを受けて、時刻T54でロウイネーブル信号REを立ち上げ、所定のパルス長を有するロウイネーブル信号REをロウデコード回路31に供給する。このときロウデコード回路31には、第2の切換え回路(MUX2)42からロウアドレスMAddが入力されているので、ロウイネーブル信号REに同期して、ロウアドレスMAdd(AddR=R0)で指定されるワード線Wordが時刻T55で活性化される。
【0158】
上記ロウコントロール回路26は、時刻T53におけるリフレッシュタイミング制御信号RFの立ち上がりエッジを受けて、時刻T56でセンスイネーブル信号SEを立ち上げ、センスアンプ回路33に供給してセンスアンプ回路33を活性化し、リフレッシュアドレスRAdd(R0)で指定されるメモリセルのリフレッシュ動作を行う。
【0159】
その後、時刻T57で、リフレッシュタイミング制御信号RFが立ち下がると、第2の切換え回路(MUX2)42がセルフリフレッシュ動作の終了と判断し、ロウアドレスMAddをリフレッシュアドレスRAdd(R0)からロウアドレスデータAddR(A1)に切り替える。また、リフレッシュタイミング制御信号RFの立ち下がりが、リフレッシュアドレス発生回路66に入力されると、これをトリガーにしてリフレッシュアドレスRAddがカウントアップされ、リフレッシュアドレスRAddがR1に切り替わる。
【0160】
さらに、所定時間後(T58)ロウイネーブル信号REが立ち下がり、リフレッシュアドレスRAdd(R0)で指定されるメモリセルのリフレッシュ動作が終了する。
【0161】
その後、時刻T59でのアドレス遷移検出信号ATDの立ち下りエッジをトリガーとし、時刻T60でロウイネーブル信号REを立ち上げ、所定のパルス長を有するロウイネーブル信号REをロウデコード回路31に供給する。このときロウデコード回路31には、第2の切換え回路(MUX2)42からロウアドレスMAddが入力されているので、ロウイネーブル信号REに同期して、ロウアドレスMAdd(AddR=A1)で指定されるワード線Wordが時刻T61で活性化される。以下、実施例1と同様に、書込・読出動作が実行される。
【0162】
時刻T52でのアドレス遷移検出信号ATDの立ち上がりから時刻T61での読出し・書込み動作のためのワード線の立ち上がりまでの時間が、上記所定時間(TA2)と、時刻T55および時刻T58の間に相当するセルフリフレッシュ動作におけるワードパルス幅と、「t2」で表される回路構成上考えられる最小の時間間隔との合計時間に、各信号間の遅延時間を加味した時間となるようにする。この遅延時間は個々の回路構成に依存して異なるが、回路構成に基づき予め算出可能な時間であるため、時刻T58と時刻T61との間で表される時間間隔「t2」が、回路構成上考えられる最小の時間間隔になるよう上記所定時間(TA2)を設定することが可能となる。
【0163】
従って、セルフリフレッシュ動作と読出し・書込み動作との時間間隔が、回路構成上考えられる最小の時間間隔「t2」となる条件を強制的に発生させ、テストを行うことが可能となる。
【0164】
上記半導体記憶装置のテスト手順は、上記第一の実施の形態のそれと同一であるためその説明を省略する。
【0165】
以上説明したように、本発明に係る第2の実施の形態によれば、半導体記憶装置の読出し・書込み動作とセルフリフレッシュ動作とは独立に発生するので、両者の動作タイミングが近接して発生しても干渉による誤動作が発生しないことを保証することため、アドレス遷移検出信号ATDの変化のタイミングから所定時間(TA2’)遅れて第2のテスト用リフレッシュパルス信号TREF2を立ち上げ、読出し・書込み動作を開始するタイミングを、その直前に行われたセルフリフレッシュ動作との時間間隔が最小(t2)になるよう設定することで、回路構成上考えられる最小の時間間隔を強制的に与えて動作させ、誤動作が発生しないことを確認するための動作チェックを行うことが可能となった。
【0166】
(第3の実施の形態)
以下、図面を参照し本発明の第3の実施の形態について説明する。
【0167】
上記第1の実施の形態では、アドレス遷移検出信号ATDの変化のタイミングから所定時間(TA1')遅れて第1のテスト用リフレッシュパルス信号TREF1を発生し、セルフリフレッシュ動作を開始するタイミングを、その直前に行われた読出し・書込み動作との時間間隔「t1」が最小になるよう設定し、ワーストタイミング条件(以下第1のワーストタイミング条件という)でのテストを行った。そして、上記第2の実施の形態では、アドレス遷移検出信号ATDの立ち上がりから所定時間(TA2')遅れて第2のテスト用リフレッシュパルス信号TREF2を発生し、セルフリフレッシュ動作とその後に行われる読出し・書込み動作との時間間隔「t2」が最小になるよう設定した、ワーストタイミング条件(以下第2のワーストタイミング条件という)でのテストを行った。
【0168】
本実施の形態では、半導体記憶装置が上記第1および第2のワーストタイミング条件のいずれでもテスト動作を行うことが出来るように、上記第1及び第2の実施の形態に係る半導体記憶装置の回路構成を一部変更した。回路構成の変更部分につき以下、図6を参照して説明する。図6は、第3の実施の形態における半導体記憶装置の構成を示すブロック図である。
【0169】
この回路は、具体的には、アドレス遷移検出回路(ATD回路)25から出力されたアドレス遷移検出信号ATDを入力とする第1および第2のテスト用リフレッシュパルス発生回路62、64と、テストモード選択信号TSの入力を受け、テストモードエントリ回路53から出力される第2の動作モード切り替え信号TE2に基づき、上記第1および第2のテスト用リフレッシュパルス発生回路62、64から出力される第1及び第2のテスト用リフレッシュパルス信号TREF1、TREF2のいずれか1方を選択して、上記第1の切換え回路(MUX1)41に供給する第3の切換え回路(MUX3)43とから構成し得る。テストモードエントリ回路53は、テストモードエントリ信号TEを入力として第1の動作モード切り替え信号TE1を出力すると共に、テストモード選択信号TSを入力として第2のテストモード切換信号TE2を出力し、第1の動作モード切り替え信号TE1を第1の切換え回路(MUX1)41へ供給し、第2のテストモード切換信号TE2を第3の切換え回路(MUX3)43へ供給する。
【0170】
本実施形態ではTE=Hで設定されるテストモードにおいて、TS=Lでは第1のテスト用リフレッシュパルス信号TREF1を選択し、TS=Hでは第2のテスト用リフレッシュパルス信号TREF2を選択する。また、TE=Lであれば、テストモード選択信号TSに関わらず通常動作モードとなる。尚、通常動作は、上記第1および第2の実施の形態と同じである。
【0171】
ここで、第1のテスト用リフレッシュパルス発生回路62には上記時間間隔「t1」が予め設定されており、アドレス遷移検出回路(ATD回路)25から出力されたアドレス遷移検出信号ATDの立下りエッジをトリガーとし、この立下りエッジから所定期間(TA1')経過した時点で第1のテスト用リフレッシュパルス信号TREF1を第3の切換え回路(MUX3)43に供給する。
【0172】
第2のテスト用リフレッシュパルス発生回路62には上記時間間隔「t2」が予め設定されており、アドレス遷移検出回路(ATD回路)25から出力されたアドレス遷移検出信号ATDの立上がりエッジをトリガーとし、この立上がりエッジから所定期間(TA2')経過した時点で第2のテスト用リフレッシュパルス信号TREF2を発生し、第3の切換え回路(MUX3)43に供給する。
【0173】
以上のように、上記第1のテスト用リフレッシュパルス信号TREF1を使用して上記第1のワーストタイミング条件「t1」でテストを行うか、或いは上記第2のテスト用リフレッシュパルス信号TREF2を使用して上記第2のワーストタイミング条件「t2」でテストを行うかは、テストモード選択信号TSで制御することができる。例えば、第1のワーストタイミング条件でテストを行った後、第2のワーストタイミング条件でテストを行ってもよいし、またその順番を逆にして行ってもよい。また、両方のワーストタイミング条件でテストを行う必要がない場合、必要に応じて一方のテスト用リフレッシュパルス信号のみを使用してもよい。
【0174】
本実施の形態に係る半導体記憶装置の通常モード動作は、前記第1の実施の形態で説明した通常モード動作と同じである。テストモード動作は、前述したように上記第1のワーストタイミング条件「t1」でテストを行う場合、その動作は、第3の切換え回路(MUX3)43が第1のテスト用リフレッシュパルス発生回路62から供給された第1のテスト用リフレッシュパルス信号TREF1を選択して第1の切換え回路(MUX2)41に供給すること以外は、第1の実施の形態で図3を参照して説明したテストモード動作と同じである。一方、上記第2のワーストタイミング条件「t2」でテストを行う場合、その動作は、第3の切換え回路(MUX3)43が第2のテスト用リフレッシュパルス発生回路64から供給された第2のテスト用リフレッシュパルス信号TREF2を選択して第1の切換え回路(MUX2)41に供給すること以外は、第1の実施の形態で図5を参照して説明したテストモード動作と同じである。
【0175】
図7は、本実施の形態における半導体記憶装置のテスト動作を示すタイミングチャートである。図7は、上記テストモードエントリ信号TE、テストモード選択信号TS、第1及び第2の動作モード切り替え信号TE1、TE2と、各テスト動作との関係の1例を示す図である。図7に示すように、TE=1、TS=0のときは上記第1のワーストタイミング条件でテストを行い、TE=1、TS=1のときは上記第2のワーストタイミング条件でテストを行う。
【0176】
続いて、図8のフローチャートを参照して、上記半導体装置のテスト手順を説明する。以下の説明では、第1のワーストタイミング条件でテストを行った後、第2のワーストタイミング条件でテストを行う場合を例にして説明する。
【0177】
先ず、実施例1,2と同様の手順でホールド試験(S1)メモリ書込み(S2)を行う。
【0178】
次に、任意のホールド時間を設定し(ステップS3)、次いで、TE=1を入力することによって、第1の動作モード切り替え信号TE1を“H”に立ち上げるとともに、テストモード選択信号TS=0を入力して第2の動作モード切り替え信号TE2をLとし、第3の切換え回路(MUX3)43が第1のテスト用リフレッシュパルス発生回路62から出力される第1のテスト用リフレッシュパルス信号TREF1を選択するよう設定する。(ステップS4)。
【0179】
以下、実施例1と同様に、読出アドレス設定(S5)、メモリチェックを行い(S6)チェック結果が「NG」であった場合は、テストを終了しチップを廃棄する(ステップS8)。また、チェック結果が「PASS」であった場合は、時間間隔「t1」を用いたテストの全てが終了したか否かを判断し(ステップS7)、この判断結果が「NO」であった場合はステップS5へ戻る。
【0180】
以後、テストの全てが終了したか否かの判断結果が「YES」となるまで、ステップS5〜S7が繰り返し実行される。
【0181】
上記判断結果が「YES」となった場合、次いで、テストモード選択信号TSをLからHに切り替え第2の動作モード切り替え信号TE2をHに立ち上げて、第3の切換え回路(MUX3)43が第2のテスト用リフレッシュパルス発生回路64から出力される第2のテスト用リフレッシュパルス信号TREF2を選択するよう設定する。(ステップS9)。
【0182】
以下、実施例1(2)と同様に読出アドレス設定(S10)、メモリチェックを行い(S11)、チェック結果が「NG」であった場合は、テストを終了しチップを廃棄する(ステップS13)。また、チェック結果が「PASS」であった場合は、時間間隔「t2」を用いたテストの全てが終了したか否かを判断し(ステップS12)、この判断結果が「NO」であった場合はステップS10へ戻る。
【0183】
以後、テストの全てが終了したか否かの判断結果が「YES」となるまで、ステップS10〜S12が繰り返し実行される。
【0184】
以上説明したように、本発明に係る第3の実施の形態によれば、上記第1の実施の形態で得られる効果と上記第2の実施の形態で得られる効果と双方を得ることが可能となる。すなわち、アドレス遷移検出信号ATDの変化のタイミングから所定時間(TA1')遅れて第1のテスト用リフレッシュパルス信号TREF1を発生し、セルフリフレッシュ動作を開始するタイミングを、その直前に行われた読出し・書込み動作との時間間隔「t1」が最小になるよう設定し、第1のワーストタイミング条件でのテストと、アドレス遷移検出信号ATDの立ち上がりから所定時間(TA2')遅れて第2のテスト用リフレッシュパルス信号TREF2を発生し、セルフリフレッシュ動作とその後に行われる読出し・書込み動作との時間間隔「t2」が最小になるよう設定し、第2のワーストタイミング条件でのテストとの双方を行うことが可能となる。
【0185】
(第4の実施の形態)
以下、図面を参照し本発明の第4の実施の形態について説明する。
【0186】
上記第1乃至3の実施の形態では、読出し・書込み動作とセルフリフレッシュ動作との時間間隔に着目してワーストタイミング条件を強制的に発生させテストを行ったが、本実施の形態では、時間間隔(タイミング)に加え、読出し・書込み動作のロウアドレスとセルフリフレッシュ動作のロウアドレスとの関係についても着目してワーストアドレス条件を強制的に発生させテストを行う。
【0187】
このため、本実施の形態における半導体記憶装置は、テストモードにおけるリフレッシュ動作のロウアドレスとして、外部入力されたロウアドレスを用いることが、上記第1、第2および第3の実施の形態と異なる。その回路構成は、図1又は図6に示す回路構成の一部を変更することで実現できるが、本実施の形態では、図6に示す回路構成の一部を変更した場合を例にとり説明する。
【0188】
図9は、本実施の形態における半導体記憶装置の構成を示すブロック図である。図6に示す回路構成と異なる点は、データストア回路70と第4の切換え回路(MUX4)44とを更に設けるよう構成したことである。テストモードエントリ回路53は、テストモードエントリ信号TEを入力として第1の動作モード切り替え信号TE1を出力し、第1の切換え回路(MUX1)41に供給する。更に、テストモードエントリ回路53は、テストモード選択信号TSを入力として第2の動作モード切り替え信号TE2を出力し、第3の切換え回路(MUX3)43に供給する。更に、テストモードエントリ回路53は、テストモード選択信号TAを入力として第3の動作モード切り替え信号TE3を出力しデータストア回路70に供給すると共に、第4の動作モード切り替え信号TE4を出力し第4の切換え回路(MUX4)44に供給する。
【0189】
本実施の形態における半導体記憶装置の通常動作につき説明する。通常動作モードでは、テストモードエントリ信号TEは、Lに設定され、第1の動作モード切り替え信号TE1=Lとなるので、第1の切換え回路(MUX1)41は、リフレッシュパルス発生回路60で発生したノーマルリフレッシュ用パルス信号REFを選択するよう設定される。また、テストモード選択信号TAはHの状態に設定され、第3の動作モード切り替え信号TE3=Lおよび第4の動作モード切り替え信号TE4=Lにすることで、データストア回路70はロウアドレスデータAddRの取り込みは行わず、第4の切換え回路(MUX4)44もデータストア回路70からのテスト用ロウアドレスデータTAddを非選択とし、リフレッシュアドレス発生回路66で発生する内部リフレッシュアドレスCAddを選択するよう設定される。
【0190】
従って、上記第1の実施の形態で説明した通常動作と同様に、通常動作モードでは、外部入力された読出/書込アドレス信号Addおよびアドレス遷移検出信号ATDの状態変化のタイミングに基づき読出/書込動作を行い、リフレッシュ動作は、装置内部のリフレッシュパルス発生回路60で発生したノーマルリフレッシュ用パルス信号REFのタイミングと、リフレッシュアドレス発生回路66で発生した内部リフレッシュアドレスCAddに基づき行われる。
【0191】
次に、テストモード動作につき説明する。このテストモード動作は、上記第3の実施の形態で説明したように、第1のワーストタイミング条件下で行われるテスト動作と、第2のワーストタイミング条件下で行われるテスト動作とがある。図10は、第1のワーストタイミング条件下で行われるテスト動作を説明するためのタイミングチャートである。図11は、第2のワーストタイミング条件下で行われるテスト動作を説明するためのタイミングチャートである。まず、図10を参照して、第1のワーストタイミング条件下で行われるテスト動作につき説明し、その後図11を参照して、第2のワーストタイミング条件下で行われるテスト動作につき説明する。
【0192】
図10によれば、時刻T70で、テストモードエントリ信号TEが、Hに設定され、テストエントリ回路53がテストモードとなり、以後、入力された第1のテストモード選択信号TS=Lから発生されるTE2を動作モード切替信号として認識し、第3の切換え回路(MUX3)43へ供給する。そして、時刻T71において、第2のテストモード選択信号TAをLに立ち下げると、テストエントリ回路53がこれを検知し、第3の動作モード切り替え信号TE3を、Hに立ち上げる。第3の動作モード切り替え信号TE3の立ち上がりを受けて、データストア回路70が、外部からアドレスバッファ回路21を介し入力されたロウアドレスデータAddR“A0”を取り込み、このアドレスデータ“A0”をテスト用ロウアドレスデータTAddとして第4の切換え回路(MUX4)44に供給する。
【0193】
時刻T73において、テストモード選択信号TAをHに立ち上げると、テストエントリ回路53がこれを検知し、第4の動作モード切り替え信号TE4を、Hに立ち上げる。第4の動作モード切り替え信号TE4の立ち上がりを受けて、第4の切換え回路(MUX4)44は、リフレッシュアドレス発生回路66で発生されたリフレッシュアドレスCAdd“R0”を非選択とし、データストア回路70から出力されたテスト用ロウアドレスデータTAdd“A0”を選択するよう設定され、リフレッシュアドレスRAdd“A0”として第2の切換え回路(MUX2)42に供給される(時刻T74)。
【0194】
時刻T75において、外部入力される読出/書込アドレス信号Addが“A0”から“A1”に変化すると、アドレス遷移検出回路(ATD回路)25がアドレス変化を検知して、時刻T76においてアドレス遷移検出信号ATDを立ち上げ、正のワンショットパルス信号としてアドレス遷移検出信号ATDをロウコントロール回路26に供給する。以下、実施例1〜3と同様にアドレスA0で指定されるメモリセルの読出・書込動作が実行される。
【0195】
次に、テストモードにおけるリフレッシュ動作を説明する。リフレッシュ動作は、装置外部から入力される信号に関連させ、装置内部で発生されるタイミング及びアドレスに基づき、起動される動作である。
【0196】
時刻T78におけるアドレス遷移検出信号ATDの立下りエッジを第1のテスト用リフレッシュパルス発生回路62が検出し、時刻T78から所定時間(TA1')経過した時刻において、第1のテスト用リフレッシュパルス発生回路62が1回のリフレッシュ動作に要する時間に相当したパルス幅を有するワンショットパルス信号として第1のテスト用リフレッシュパルス信号TREF1を発生する。前述したように、第1のテスト用リフレッシュパルス信号TREF1のパルス幅は、上記ノーマルリフレッシュ用パルス信号REFと同じに設定する。
【0197】
従って、第1のテスト用リフレッシュパルス信号TREF1が第3の切換え回路(MUX3)43を介して第1の切換え回路(MUX1)41に供給されることで、時刻T81において、第1のテスト用リフレッシュパルス信号TREF1が、上記ノーマルリフレッシュ用パルス信号REFと同じパルス幅を有するリフレッシュタイミング制御信号RFとして第2の切換え回路(MUX2)42に供給される。
【0198】
ここで、第4の切換え回路(MUX4)44は、データストア回路70から供給されるテスト用ロウアドレスデータTAddを選択しているので、テスト用ロウアドレスデータTAdd“A0”がリフレッシュアドレスRAdd“A0”として、第2の切換え回路(MUX2)42に供給されている。第2の切換え回路(MUX2)42は、時刻T81でのリフレッシュタイミング制御信号RFの立ち上がりをトリガーとし、ロウアドレスデータAddR=A1を非選択にし、リフレッシュアドレスRAdd“A0”を選択することで、時刻T82でロウアドレスMAddは、“A1”から“A0”に切り換る。
【0199】
さらに、時刻T81でのリフレッシュタイミング制御信号RFの立ち上がりを受けて、ロウイネーブル信号RE(図示せず)を立ち上げ、所定のパルス長を有するロウイネーブル信号REをロウデコード回路31に供給する。このときロウデコード回路31には、第2の切換え回路(MUX2)42からロウアドレスMAdd=A0が入力されているので、時刻T79でTAdd=A0で指定されるワード線Wordが活性化され、メモリセルのリフレッシュ動作を行う。
【0200】
その後、時刻T84で、リフレッシュタイミング制御信号RFが立ち下がると、第2の切換え回路(MUX2)42がセルフリフレッシュ動作の終了と判断し、ロウアドレスMAddをTAdd=A0からロウアドレスデータAddR(A1)に切り替える。
【0201】
実施例1、3と同様、上記所定時間(TA1)は、時刻T79と時刻T80との間で表される既定のワード線のパルス幅と、時刻T80と時刻T83との間で表される時間間隔「t1」との合計時間に、各信号間の遅延時間を加味した時間であるので、読出し・書込み動作とセルフリフレッシュ動作との時間間隔が、回路構成上考えられる最小の時間間隔「t1」となる条件を強制的に発生させ、テストを行うことが可能となる。
【0202】
次に、第2のワーストタイミング条件下で行われるテスト動作につき図11を参照しながら説明する。テストモードへのエントリ(T85)からテスト用ロウアドレスデータTAdd“A0”の取込(T89)までは第1のワーストタイミング条件下のテスト動作と同じである。
【0203】
時刻T90において読出/書込アドレス信号Addが“A0”から“A1”に変化すると、アドレス遷移検出回路(ATD回路)25がアドレス変化を検知して、時刻T91においてアドレス遷移検出信号ATDを立ち上げ、正のワンショットパルス信号としてアドレス遷移検出信号ATDをロウコントロール回路26に供給する。
【0204】
更に、時刻T91におけるアドレス遷移検出信号ATDの立ち上がりエッジを第2のテスト用リフレッシュパルス発生回路64が検出し、この時刻T91から上記所定時間(TA2’)経過した時刻において、1回のリフレッシュ動作に要する時間に相当したパルス幅を有するワンショットパルス信号として第2のテスト用リフレッシュパルス信号TREF2を発生する。
【0205】
第2のテスト用リフレッシュパルス信号TREF2が第3の切換え回路(MUX3)43を介して第1の切換え回路(MUX1)41に供給されることで、時刻T92で、第2のテスト用リフレッシュパルス信号TREF2が、上記ノーマルリフレッシュ用パルス信号REFと同じパルス幅を有するリフレッシュタイミング制御信号RFとして第2の切換え回路(MUX2)42に供給される。
【0206】
時刻T92でのリフレッシュタイミング制御信号RFの立ち上がりを受けて、第2の切換え回路(MUX2)42は、リフレッシュ動作が起動されたと判断し、データストア回路70から出力され第4の切換え回路(MUX4)44を介してリフレッシュアドレスRAddとして供給されるテスト用ロウアドレスデータTAdd=A0を選択することで、ロウアドレスMAddは、A0に切り替わる。
【0207】
さらに、時刻T92でのリフレッシュタイミング制御信号RFの立ち上がりを受けて、ロウイネーブル信号RE(図示せず)を立ち上げ、ロウイネーブル信号REをロウデコード回路31に供給する。このときロウデコード回路31には、第2の切換え回路(MUX2)42からロウアドレスMAddが入力されているので、T94でロウアドレスMAdd(TAdd=A0)で指定されるワード線Wordが活性化される。
【0208】
以下、実施例1〜3同様にテスト用ロウアドレスTAdd(A0)で指定されるメモリセルのリフレッシュ動作が行なわれる。
【0209】
次に、時刻T98でのアドレス遷移検出信号ATDの立ち下りエッジをトリガーとして、ロウイネーブル信号REが立ち上がりロウデコード回路31に供給される。このときロウデコード回路31には、第2の切換え回路(MUX2)42からロウアドレスMAddが入力されているので、T99でロウアドレスMAdd(AddR=A1)で指定されるワード線Wordが活性化される。以下、実施例1〜3と同様に、読出し/書込動作が実行される。
【0210】
実施例2、3と同様に、時刻T91でのアドレス遷移検出信号ATDの立ち上がりから時刻T99での読出し・書込み動作のためのワード線の立ち上がりまでの時間が、上記所定時間(TA2)と、時刻T94および時刻T96の間に相当するセルフリフレッシュ動作におけるワードパルス幅と、「t2」で表される回路構成上考えられる最小の時間間隔との合計時間に、各信号間の遅延時間を加味した時間となるようにする。
【0211】
従って、セルフリフレッシュ動作と読出し・書込み動作との時間間隔が、回路構成上考えられる最小の時間間隔「t2」となる条件を強制的に発生させ、テストを行うことが可能となる。
【0212】
以上のように、テストモードでは、読出し・書込み動作だけでなくセルフリフレッシュ動作も装置外部から入力されたリフレッシュアドレスに基づき行われるため、読出し・書込み動作とセルフリフレッシュ動作とのロウアドレスの関係を装置外部から任意に制御することができる。すなわち、図3および図5における読出し・書込みアドレス“A1”およびリフレッシュアドレス“R0”を装置外部から任意に制御することができる。
【0213】
本実施の形態に係る半導体記憶装置の動作は、テストモードでのセルフリフレッシュ動作が、装置外部から入力されデータストア回路70を介して供給されるテスト用リフレッシュアドレスTAdd、すなわち装置外部から入力されたリフレッシュアドレスに基づき行われることが、上記第3の実施の形態に係る半導体記憶装置の動作との主たる相違点である。従って、読出し・書込みアドレス“A1”およびリフレッシュアドレス“A0”の関係をワーストアドレス条件、例えば、隣接する2つのワード線を指定するロウアドレスとすることで、ワーストタイミング条件に加えワーストアドレス条件下でのテストが可能となる。
【0214】
続いて、図12のフローチャートを参照して、上記半導体記憶装置のテスト手順を説明する。以下の説明では、第1のワーストタイミング条件でテストを行った後、第2のワーストタイミング条件でテストを行う場合を例にして説明する。
【0215】
まず、実施例1、2と同様にホールド試験(S1)、メモリ書込(S2)を行ない実施例3と同様に、第1のワーストタイミング条件におけるテストモードエントリを行なう(S4)。
【0216】
次に、TAをHからLに切替えて、第3の動作モード切り替え信号TE3をHに立ち上げることで、データストア回路70がアドレスバッファ回路21から出力されたロウアドレスAddR(テスト用リフレッシュアドレスデータ)を取り込み、テスト用ロウアドレスデータTAddとして第4の切換え回路(MUX4)44に供給する。(ステップS5)。
【0217】
次に、任意の読出/書込アドレス信号Addをアドレス端子へ印加する(ステップS6)。
【0218】
以上の過程によって、図3に示すロウアドレス“A1”での読出し・書込み動作および最小時間間隔「t1」をおいてロウアドレス“R0”でのセルフリフレッシュ動作が順次行われる。
【0219】
次に、上記アドレスが指定するワード線に接続されたメモリセルのデータを読み出し、データチェックを行う(ステップS7)。そして、チェック結果が「NG」であった場合は、テストを終了しチップを廃棄する(ステップS9)。また、チェック結果が「PASS」であった場合は、テストの全てが終了したか否かを判断し(ステップS8)、この判断結果が「NO」であった場合はステップS5へ戻る。
【0220】
以後、テストの全てが終了したか否かの判断結果が「YES」となるまで、ステップS5〜S8が繰り返し実行される。
【0221】
上記判断結果が「YES」となった場合、次いで、テストモード選択信号TSをLからHに切り替え第2の動作モード切り替え信号TE2をHに立ち上げて、第3の切換え回路(MUX3)43が第2のテスト用リフレッシュパルス発生回路64から出力される第2のテスト用リフレッシュパルス信号TREF2を選択するよう設定する。(ステップS10)。
【0222】
次に、ステップS5と同様にテスト用リフレッシュアドレスデータAddRを、テスト用ロウアドレスデータTAddとして第4の切換え回路(MUX4)44に供給する。(ステップS11)。
【0223】
次に、任意の読出/書込アドレス信号Addをアドレス端子へ印加する(ステップS12)。
【0224】
以上の過程によって、図5に示すロウアドレス“R0”でのセルフリフレッシュ動作および最小時間間隔「t2」をおいてロウアドレス“A1”での読出し・書込み動作が順次行われる。
【0225】
次に、上記アドレスが指定するワード線に接続されたメモリセルのデータを読み出し、データチェックを行う(ステップS13)。そして、チェック結果が「NG」であった場合は、テストを終了しチップを廃棄する(ステップS15)。また、チェック結果が「PASS」であった場合は、テストの全てが終了したか否かを判断し(ステップS14)、この判断結果が「NO」であった場合はステップS11へ戻る。
【0226】
以後、テストの全てが終了したか否かの判断結果が「YES」となるまで、ステップS11〜S14が繰り返し実行される。
【0227】
以上説明したように、本発明に係る第4の実施の形態によれば、上記第1乃至第3の実施の形態で得られる効果に加え、読出し・書込み動作のロウアドレスとセルフリフレッシュ動作のロウアドレスとの関係についても着目してワーストアドレス条件を強制的に発生させテストを行うことが可能となる。すなわち、ワーストタイミング条件に加えワーストアドレス条件も強制的に発生させテストを行うことが可能となる。
【0228】
(第5の実施の形態)
以下、図面を参照し本発明の第5の実施の形態について説明する。図13は、本発明の第5の実施の形態の半導体記憶装置の構成を示すブロック図である。図14は、図13に示す半導体記憶装置の第1のワースト条件下でのテスト動作を示すタイミングチャートである。図15は、図13に示す半導体記憶装置の第2のワースト条件下でのテスト動作を示すタイミングチャートである。
【0229】
上記第1乃至第4の実施の形態によれば、テストモードにおけるリフレッシュ動作のタイミングを決めるにあたり、外部入力されたアドレスの変化を検知する信号、すなわちアドレス遷移検出回路(ATD回路)25で発生するアドレス遷移検出信号をトリガーとしてテスト用リフレッシュパルスを発生させるよう構成したことで、読出し・書込み動作とリフレッシュ動作とを、強制的に近接して発生させることが可能となる。
【0230】
しかしながら、擬似SRAMには、アドレスの変化だけではなく、外部入力されたチップ又はバンク等の選択された領域を選択的に活性化する信号、例えばチップセレクト信号等にも依存してATD信号を発生するものがある。チップセレクト信号/CSの入力は、内部タイマ回路50が発生するタイミング信号TMと必ずしも同期しているとは限らないので、通常動作モードでのリフレッシュ動作と、チップセレクト信号/CSの活性化タイミングに基づく読出し・書込み動作との時間間隔についてもテストを行う必要がある場合がある。
【0231】
すなわち、上記第1乃至第4の実施の形態における説明は、チップセレクト信号/CSが活性状態にあることを前提とした説明であったが、以下の説明では、アドレスの変化はなく、チップセレクト信号/CSが非活性状態から活性状態へ遷移することを前提にする。なお、本実施例の半導体記憶装置は/CS=1では、非活性状態に設定され、/CS=Lでは活性状態に設定されるものとする。/CSの立下りに伴いアドレス遷移検出回路(ATD回路)25がアドレス遷移検出信号ATDを発生し、このアドレス遷移検出信号ATDをトリガーとして、上記第1のワーストタイミング条件及び第2のワーストタイミング条件下でのテスト動作を行う。
【0232】
次に、テストモード動作につき説明する。このテストモード動作は、前述したように、第1のワーストタイミング条件下で行われるテスト動作と、第2のワーストタイミング条件下で行われるテスト動作とがある。図14は、第1のワーストタイミング条件下で行われるテスト動作を説明するためのタイミングチャートである。図15は、第2のワーストタイミング条件下で行われるテスト動作を説明するためのタイミングチャートである。
【0233】
実施例1〜4との相違点は、/CSの立下り(非活性状態から活性状態への切り替わり)に伴ってアドレス遷移検出信号ATDが発生することだけである。
【0234】
すなわち、図14に示す第1のワーストタイミング条件下のテスト動作では、T102における/CSの立下りを受けて、アドレス遷移検出信号ATDが発生する(T103)。以下、実施例1〜4と同様に、アドレスA0で指定されるメモリセルの読出し・書込み動作と、アドレスA1で指定されるワード線に関するリフレッシュ動作とが、所定の時間間隔t1で発生する。なお、図14はリフレッシュ・アドレスを外部入力するテスト動作(実施例4)を例としたものであるので、テストモードエントリ(T101)、リフレッシュアドレスの取り込みなどは、実施例4と同様に行なわれる。
【0235】
さらに、図15に示す第2のワーストタイミング条件下のテスト動作に関しても、/CSの立下り(T105)を受けて、アドレス遷移検出信号ATDが発生する(T105)以外は実施例1〜4と同様であり、アドレスA2で指定されるワード線に関するリフレッシュ動作とアドレスA0で指定されるメモリセルの読出し・書込み動作とが、所定の時間間隔t2で発生する。テストモードエントリ(T104)、リフレッシュアドレスの取り込みなども、図14と同様に実施例4と同じ手順で行なわれる。
【0236】
更に、上記第1乃至第5の実施の形態では、テストモードの際に動作するテスト回路部が半導体記憶装置に内蔵された場合の1例を示したが、必要に応じ、メモリセルアレイと周辺回路とからなる半導体記憶装置の回路全体が単一のチップ上に実装されるような形態であっても良いし、或いは回路全体が幾つかの機能ブロックに分割されていて、各機能ブロックを別々のチップに実装するような形態であっても良い。後者の場合、メモリセルアレイと周辺回路とを別々のチップに搭載して一つのパッケージに封止する混載ICとしても良い。つまり、メモリチップの外部に設けたコントロールチップからの各種の制御信号をメモリチップへ供給するような構成も本発明の範疇に属する。
【0237】
また、本発明は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
【0238】
【発明の効果】
本発明によれば、互いに独立に発生する半導体記憶装置の読出し・書込み動作とセルフリフレッシュ動作とが近接して発生しても干渉による誤動作が発生しないことを保証するため、所定の時間間隔を強制的に与えて動作させ、誤動作が発生しないことを確認するための動作チェックを行うことが可能となった。
【0239】
また、読出し・書込み動作のロウアドレスとセルフリフレッシュ動作のロウアドレスとの関係についても着目してワーストアドレス条件を強制的に発生させテストを行うことで、ワーストタイミング条件に加えワーストアドレス条件も強制的に発生させテストを行うことが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態における半導体記憶装置(疑似SRAM)の回路構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す半導体記憶装置の通常動作を示すタイミングチャートである。
【図3】図1に示す半導体記憶装置のテスト動作を示すタイミングチャートである。
【図4】図1に示す半導体記憶装置のテスト手順を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施の形態における半導体記憶装置のテストモードでの動作を示すタイミングチャートである。
【図6】本発明の第3の実施の形態における半導体記憶装置(疑似SRAM)の回路構成を示すブロック図である。
【図7】図6に示す半導体記憶装置のテストモードでの動作を示すタイミングチャートである。
【図8】図6に示す半導体記憶装置のテスト手順を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第4の実施の形態における半導体記憶装置(疑似SRAM)の回路構成を示すブロック図である。
【図10】図9に示す半導体記憶装置のテストモードでの動作を示すタイミングチャートである。
【図11】図9に示す半導体記憶装置のテストモードでの動作を示すタイミングチャートである。
【図12】図9に示す半導体記憶装置のテスト手順を示すフローチャートである。
【図13】本発明の第5の実施の形態における半導体記憶装置(疑似SRAM)の回路構成を示すブロック図である。
【図14】図13に示す半導体記憶装置のテストモードでの動作を示すタイミングチャートである。
【図15】図13に示す半導体記憶装置のテストモードでの動作を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
21 アドレスバッファ回路
25 アドレス遷移検出回路(ATD回路)
26 ロウコントロール回路
27 カラムコントロール回路
30 メモリセルアレイ
31 ロウデコード回路
33 センスアンプ回路
35 カラムデコード回路
36 I/Oバッファ
41 第1の切換え回路(MUX1)
42 第2の切換え回路(MUX2)
43 第3の切換え回路(MUX3)
44 第4の切換え回路(MUX4)
50 タイマ回路
53 テストモードエントリ回路
60 リフレッシュパルス発生回路
62 第1のテスト用リフレッシュパルス発生回路
64 第2のテスト用リフレッシュパルス発生回路
66 リフレッシュアドレス発生回路
70 データストア回路
Add 入力端子
ATD アドレス遷移検出信号
Add 読出/書込アドレス信号
AddR ロウアドレスデータ
TAdd テスト用ロウアドレスデータ
MAdd ロウアドレス
RAdd リフレッシュアドレス
RE ロウイネーブル信号
CE カラムイネーブル信号
CC カラムコントロール信号
SE センスイネーブル信号
AddC カラムアドレスデータ
TM タイミング信号
RF リフレッシュタイミング制御信号
REF ノーマルリフレッシュ用パルス信号
TREF1 第1のテスト用リフレッシュパルス信号
TREF2 第2のテスト用リフレッシュパルス信号
TE テストモードエントリ信号
TS テストモード選択信号
TA テストモード選択信号
TE1 第1の動作モード切り替え信号
TE2 第2の動作モード切り替え信号
TE3 第3の動作モード切り替え信号
TE4 第4の動作モード切り替え信号

Claims (22)

  1. リフレッシュを必要とする複数のメモリセルと、
    入力アドレス信号に対応するメモリセルにアクセスし、読出しあるいは書き込みを行なうアクセス制御回路と、
    通常動作モードにおいては、前記アクセス動作とは独立に発生されるリフレッシュタイミングでリフレッシュを行ない、
    テストモードにおいては、前記アクセス動作に応答して発生されるリフレッシュタイミングでリフレッシュを行なうリフレッシュ制御回路と、
    を備えることを特徴とする半導体記憶装置において、
    前記リフレッシュ制御回路は、
    前記テストモードにおいて、前記アクセスが完了してから所定の時間をおいてリフレッシュが開始するように前記リフレッシュタイミングを制御することを特徴とする半導体記憶装置。
  2. リフレッシュを必要とする複数のメモリセルと、
    入力アドレス信号に応答してアドレス遷移検出信号を発生するアドレス遷移検出回路と、
    通常動作モードにおいては前記アドレス遷移検出信号とは独立な通常動作用リフレッシュタイミング信号を発生し、テストモードにおいては前記アドレス遷移検出信号に応答してテスト用リフレッシュタイミング信号を発生するリフレッシュタイミング発生回路と、
    前記通常動作用リフレッシュタイミング信号又は前記テスト用リフレッシュタイミング信号に応じてリフレッシュアドレスを生成するリフレッシュアドレス発生回路を含む半導体記憶装置。
  3. 前記アドレス遷移検出信号に応答して前記入力アドレス信号に対応するメモリセルにアクセスし読出しあるいは書き込みを行なうとともに、前記リフレッシュタイミング発生回路の出力信号に応答してリフレッシュを行なうメモリセル制御回路を備え、
    前記リフレッシュタイミング発生回路は、
    前記テキストモードにおいて、前記入力アドレス信号の変化に応答するアクセスとリフレッシュとが所定の時間間隔で行なわれるように、前記テスト用リフレッシュタイミング信号を発生することを特徴とする請求項に記載の半導体記憶装置。
  4. リフレッシュを必要とする複数のメモリセルと、
    入力アドレス信号に応答してアドレス遷移検出信号を発生するアドレス遷移検出回路と、
    通常動作モードにおいては前記アドレス遷移検出信号とは独立な通常動作用リフレッシュタイミング信号を発生し、テストモードにおいては前記アドレス遷移検出信号に応答してテスト用リフレッシュタイミング信号を発生するリフレッシュタイミング発生回路と、
    を備えることを特徴とする半導体記憶装置において、
    前記アドレス遷移検出信号に応答して前記入力アドレス信号に対応するメモリセルにアクセスし読出しあるいは書き込みを行なうとともに、前記リフレッシュタイミング発生回路の出力信号に応答してリフレッシュを行なうメモリセル制御回路を備え、
    前記リフレッシュタイミング発生回路は、
    前記テキストモードにおいて、前記入力アドレス信号の変化に応答するアクセスとリフレッシュとが所定の時間間隔で行なわれるように、前記テスト用リフレッシュタイミング信号を発生させて、
    前記テスト用リフレッシュタイミング信号は、
    前記アクセスを完了してから前記所定の時間をおいてリフレッシュを開始するように設定されることを特徴とする半導体記憶装置。
  5. 前記テスト用リフレッシュタイミング信号は、
    前記リフレッシュを完了してから前記所定の時間をおいて前記アクセスを開始するように設定されることを特徴とする請求項に記載の半導体記憶装置。
  6. 入力されるテストモードエントリ信号に応答して、前記通常動作モードと前記テストモードとのいずれか一方に設定されることを特徴とする請求項に記載の半導体記憶装置。
  7. 前記テストモードエントリ信号に応答し、前記通常動作用リフレッシュタイミング信号と前記テスト用リフレッシュタイミング信号とのいずれか一方を選択して前記メモリセル制御回路に供給するリフレッシュタイミング切り替え回路を備えることを特徴とする請求項に記載の半導体記憶装置。
  8. 前記リフレッシュタイミング切り替え回路の出力信号に応答し、前記入力アドレス信号とリフレッシュアドレス信号とのいずれか一方を選択して前記メモリセル回路に供給するアドレス切り替え回路を備えることを特徴とする請求項に記載の半導体記憶装置。
  9. 前記リフレッシュタイミング発生回路は、
    メモリセルに対する前記アクセスを完了してから第1の所定時間をおいてリフレッシュを開始するように設定された第1のテスト用リフレッシュタイミング信号と、
    前記リフレッシュを完了してから第2の所定の時間をおいてアクセスを開始するように設定された第2のテスト用リフレッシュタイミング信号と、
    を発生することを特徴とする請求項に記載の半導体記憶装置。
  10. 入力されるテスト用リフレッシュタイミング選択信号に応答し、前記第1のテスト用リフレッシュタイミング信号と前記第2のテスト用リフレッシュタイミング信号とのいずれか一方を選択して前記リフレッシュタイミング切り替え回路に供給するテスト用リフレッシュタイミング切り替え回路を備えることを特徴とする請求項に記載の半導体記憶装置。
  11. 前記リフレッシュアドレス信号は、内部発生されたアドレス信号であることを特徴とする請求項に記載の半導体記憶装置。
  12. 入力されるテスト用リフレッシュアドレス選択信号に応答し、内部発生されたアドレス信号と外部入力されたアドレス信号とのいずれか一方を選択して前記アドレス切り替え回路に供給するテスト用リフレッシュアドレス切り替え回路を備えることを特徴とする請求項に記載の半導体記憶装置。
  13. 前記通常動作用リフレッシュタイミング信号は、前記アドレス遷移検出信号とは独立に動作するタイマー回路の出力信号に基づいて発生されることを特徴とする請求項に記載の半導体記憶装置。
  14. 前記アドレス遷移検出信号は、前記半導体記憶装置を非活性状態から活性状態に切り替える活性化制御信号の変化に応答して発生されることを特徴とする請求項記載の半導体記憶装置。
  15. リフレッシュを必要とする複数のメモリセルと、
    リフレッシュアドレスを発生するリフレッシュアドレス生成回路と、
    入力アドレスが入力されアクセスアドレスを出力するアドレスバッファと、
    前記入力アドレスの遷移を検出するアドレス遷移検出回路と、
    前記アドレス遷移検出回路の出力に応答して第1のリフレッシュパルスを発生する
    テスト用リフレッシュパルス発生回路と、
    一定の時間間隔でタイミング信号を発生するタイマー回路と、
    前記タイマー回路の出力に応答して第2のリフレッシュパルスを発生する
    ノーマルリフレッシュパルス発生回路と、
    テストモードのエントリー情報に応じて前記第1,2のリフレッシュパルス
    を切換える第1の切換回路と、
    前記第1の切換え回路の出力に応じて前記アクセスアドレスと前記リフレッシュアドレスのいずれか一方を出力する第2の切換え回路とを備える半導体記憶装置。
  16. 前記アドレス遷移検出信号の活性化されている期間が、前記第1の切換え回路の出力信号の活性化されている期間と重ならないことを特徴とする請求項15記載の半導体記憶装置。
  17. 前記アドレス遷移検出信号の活性化されている期間が、前記第1の 切替回路の出力信号の活性化されている期間と重なっていることを特徴とする請求項15記載の半導体記憶装置。
  18. 前記アドレス遷移検出信号に基いて前記第1のテスト用リフレッシュパルス信号とタイミングの異なる第2のテスト用リフレッシュパルス信号を発生し出力する第2のテスト用リフレッシュパルス発生回路とを備え、
    前記第1の選択回路は、更に前記第2のテスト用リフレッシュパルス信号を受け、前記テストエントリ信号に基いて前記ノーマルリフレッシュ用パルス信号及び前記第1及び第2のテスト用リフレッシュパルス信号を選択的に出力する請求項15記載の半導体記憶装置。
  19. 前記第1のテスト用リフレッシュパルス信号に対応して前記第1の切替回路の出力信号の活性化されている期間と前記アドレス遷移検出信号の活性化されている期間が重なるものであり、前記第1のテスト用リフレッシュパルス信号に対応して前記第1の切替回路の出力信号の活性化されている期間と前記アドレス遷移検出信号の活性化されている期間が重ならないことを特徴とする請求項18記載の半導体記憶装置。
  20. 入力アドレス信号に対応するメモリセルへのアクセスとは独立な通常動作用リフレッシュタイミングと、
    メモリセルへのアクセスに応答するテスト用リフレッシュタイミングと、
    を発生することを特徴とするリフレッシュタイミング発生回路と、
    入力されるテストモードエントリ信号に応答し、前記通常動作用リフレッシュタイミング信号と前記テスト用リフレッシュタイミング信号とのいずれか一方を選択して出力するリフレッシュタイミング切り替え回路と、
    を有することを特徴とするテスト回路において、
    前記アクセスが完了してから所定の時間をおいてリフレッシュが開始されるように前記テスト用リフレッシュタイミングを設定することを特徴とするテスト回路。
  21. 入力アドレス信号に対応するメモリセルへのアクセスとは独立な通常動作用リフレッシュタイミングと、
    メモリセルへのアクセスに応答するテスト用リフレッシュタイミングと、
    を発生することを特徴とするリフレッシュタイミング発生回路と、
    入力されるテストモードエントリ信号に応答し、前記通常動作用リフレッシュタイミング信号と前記テスト用リフレッシュタイミング信号とのいずれか一方を選択して出力するリフレッシュタイミング切り替え回路と、
    を有することを特徴とするテスト回路において、
    入力されるテスト用リフレッシュアドレス選択信号に応答し、内部発生されたアドレス信号と外部入力されたアドレス信号とのいずれか一方を選択して出力するテスト用リフレッシュアドレス切り替え回路を有することを特徴とするテスト回路。
  22. リフレッシュを必要とする複数のメモリセルを有する半導体記憶装置のテスト方法であって、
    前記メモリセルに所定のテストパターンを書き込むステップと、
    入力アドレス信号に対応するメモリセルへのアクセスとは独立なリフレッシュタイミングを非選択とし、前記アクセスに応答するリフレッシュタイミングを選択とするステップと、
    前記アクセスと前記アクセスに対応するリフレッシュとを、予め設定された時間間隔で行なうステップと、
    前記メモリセルから読出したデータを前記テストパターンと照合することで前記半導体装置が良品であるか不良品であるかを判定するステップと、
    を有することを特徴とする半導体記憶装置のテスト方法において、
    前記テスト方法は、リフレッシュを行なうワード線を外部入力アドレス信号によって指定するステップを有することを特徴とする半導体記憶装置のテスト方法。
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