JP4018112B2 - 車両用ヘッドレスト装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等の車両に設けられる車両用ヘッドレスト装置に関するものである。
従来、車両の後方からの衝突時に、乗員の頭部および頸部等を保護するように、ヘッドレストを車両前方に移動させる機構を備えた車両用シートが提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
車両に後方から衝撃が加わった場合、乗員の上半身はシートバックに拘束されるが、拘束されていない頚部は上半身に遅れて後方に移動される。そのとき、頸部に負担がかかる虞があるが、このような場合にシートバックに対してヘッドレストが車両前方に移動されると、乗員の頭部が押さえられ、その結果、乗員の頸部にかかる負担が低減される。
特開2000−211410号公報 特開2003−54343号公報
ところで、ヘッドレストを車両前方に移動させるとき、ヘッドレストを乗員の頭部の直前位置で停止させるのが好ましいが、このような位置で停止させるためには、ヘッドレストと乗員の頭部との距離を検出するセンサを設ける必要がある。そして、このようなセンサは、その精度が高いほど、ヘッドレストの位置を乗員の頭部に良好に合わせることができることになる。
したがって、本発明は、乗員の頭部との距離を精度良く検出することができる車両用ヘッドレスト装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の車両用ヘッドレスト装置は、シートバックに対して支持されたヘッドレスト後部と、前記ヘッドレスト後部に対して近接した全閉位置と、同ヘッドレスト後部に対して離間した全開位置との間で進退可能なヘッドレスト前部と、前記ヘッドレスト前部を移動させる駆動手段と、前記ヘッドレスト前部に設けられた、乗員頭部との間の距離の変動に伴って静電容量が変化する静電容量センサと、前記駆動手段を制御し、前記ヘッドレスト前部を前記全開位置方向へ移動させるとき、前記静電容量センサの検出結果に基づいて前記ヘッドレスト前部と乗員頭部との接近を判断して前記ヘッドレスト前部を停止させる制御手段とを備えた車両用ヘッドレスト装置であって、前記制御手段は、所定のタイミングにおける前記静電容量センサの静電容量値を前記タイミングに応じて変更可能な基準の静電容量値とし、この基準の静電容量値に対する絶対容量変化に基づいて前記ヘッドレスト前部と乗員頭部とが接近したと判断するものである。
このような構成によれば、ヘッドレスト前部を全開位置方向へ移動させるときに、所定のタイミングに応じて変更可能とされた静電容量センサの基準の静電容量値に対する絶対容量変化に基づいてヘッドレスト前部と乗員頭部とが接近したと判断するため、所定のタイミングを適宜のタイミングに設定することにより、乗員の頭部との距離を精度良く検出することができる。
前記制御手段は、前記ヘッドレスト前部の前記全開位置方向への移動開始時点の前記静電容量センサの静電容量値を前記基準の静電容量値とし、前記基準の静電容量値に対する前記静電容量センサの静電容量値の増加量が所定のしきい値以上となったときに前記ヘッドレスト前部と乗員頭部とが接近したと判断するものでもよい。
本発明の車両用ヘッドレスト装置においては、車両のドアの解錠を検出する解錠検出手段を設け、前記制御手段は、前記解錠検出手段による車両のドアの解錠検出時の前記静電容量センサの静電容量値を前記基準の静電容量値とし、前記基準の静電容量値に対する前記静電容量センサの静電容量値の増加量が所定のしきい値以上となったときに前記ヘッドレスト前部と乗員頭部とが接近したと判断するものでもよい。
このような構成によれば、解錠検出手段による車両のドアの解錠検出時、つまり乗員頭部がヘッドレスト前部に対し離れている状態での静電容量センサの静電容量値を基準の静電容量値とするため、ヘッドレスト前部の突出動作開始時の乗員頭部の位置にかかわらず正確に乗員頭部の接近を判定でき、例えば、ヘッドレスト前部の全開位置方向への移動前に乗員頭部がヘッドレスト前部に接触している場合でも、突出動作前に頭部接近を判定でき、不要な動作を防止できる。
本発明の車両用ヘッドレスト装置においては、車両のドアの開扉を検出する開扉検出手段を設け、前記制御手段は、前記開扉検出手段による車両のドアの開扉検出時の前記静電容量センサの静電容量値を前記基準の静電容量値とし、前記基準の静電容量値に対する前記静電容量センサの静電容量値の増加量が所定のしきい値以上となったときに前記ヘッドレスト前部と乗員頭部とが接近したと判断するものでもよい。
このような構成によれば、開扉検出手段による車両のドアの開扉検出時、つまり乗員頭部がヘッドレスト前部に対し離れている状態での静電容量センサの静電容量値を基準の静電容量値とするため、ヘッドレスト前部の突出動作開始時の乗員頭部の位置にかかわらず正確に乗員頭部の接近を判定でき、例えば、ヘッドレスト前部の全開位置方向への移動前に乗員頭部がヘッドレスト前部に接触している場合でも、突出動作前に頭部接近を判定でき、不要な動作を防止できる。
本発明の車両用ヘッドレスト装置においては、車両のイグニッションオンを検出するイグニッションオン検出手段を設け、前記制御手段は、前記イグニッションオン検出手段によるイグニッションオン検出時以降の前記静電容量センサの静電容量値の最小値を前記基準の静電容量値とし、前記基準の静電容量値に対する前記静電容量センサの静電容量値の増加量が所定のしきい値以上となったときに前記ヘッドレスト前部と乗員頭部とが接近したと判断するものでもよい。
このような構成によれば、イグニッションオン検出手段によるイグニッションオン検出時以降の静電容量センサの静電容量値の最小値、つまり乗員頭部がヘッドレスト前部に対し最も離れたときの静電容量センサの静電容量値を基準の静電容量値とするため、ヘッドレスト前部の突出動作開始時の乗員頭部の位置にかかわらず正確に乗員頭部の接近を判定でき、例えば、ヘッドレスト前部の全開位置方向への移動前に乗員頭部がヘッドレスト前部に接触している場合でも、突出動作前に頭部接近を判定でき、不要な動作を防止できる。
本発明の車両用ヘッドレスト装置においては、シートの乗員着座の有無を検出する乗員検出手段を設け、前記制御手段は、前記乗員検出手段による乗員非検知時の前記静電容量センサの静電容量値を前記基準の静電容量値とし、前記基準の静電容量値に対する前記静電容量センサの静電容量値の増加量が所定のしきい値以上となったときに前記ヘッドレスト前部と乗員頭部とが接近したと判断するものでもよい。
このような構成によれば、乗員検出手段による乗員非検知時の静電容量センサの静電容量値、つまり乗員頭部がヘッドレスト前部に対し離れている状態での静電容量センサの静電容量値を基準の静電容量値とするため、ヘッドレスト前部の突出動作開始時の乗員頭部の位置にかかわらず正確に乗員頭部の接近を判定でき、例えば、ヘッドレスト前部の全開位置方向への移動前に乗員頭部がヘッドレスト前部に接触している場合でも、突出動作前に頭部接近を判定でき、不要な動作を防止できる。
本発明の車両用ヘッドレスト装置においては、前記ヘッドレスト前部に乗員頭部の接触を検出する接触検出手段を設け、前記制御手段は、前記接触検出手段による乗員頭部の接触時の前記静電容量センサの静電容量値を前記基準の静電容量値とし、前記基準の静電容量値に対する前記静電容量センサの静電容量値の減少量が所定のしきい値以内となったときに前記ヘッドレスト前部と乗員頭部とが接近したと判断するものでもよい。
このような構成によれば、接触検出手段による乗員頭部の接触時の静電容量センサの静電容量値、つまり実質的に最大となる静電容量値を基準の静電容量値とするため、ヘッドレスト前部の突出動作開始時の乗員頭部の位置にかかわらず正確に乗員頭部の接近を判定でき、例えば、ヘッドレスト前部の全開位置方向への移動前に乗員頭部がヘッドレスト前部に接触している場合でも、突出動作前に頭部接近を判定でき、不要な動作を防止できる。
本発明の他の車両用ヘッドレスト装置は、シートバックに対して支持されたヘッドレスト後部と、前記ヘッドレスト後部に対して近接した全閉位置と、同ヘッドレスト後部に対して離間した全開位置との間で進退可能なヘッドレスト前部と、前記ヘッドレスト前部を移動させる駆動手段と、前記ヘッドレスト前部に設けられた、乗員頭部との間の距離の変動に伴って静電容量が変化する静電容量センサと、前記駆動手段を制御し、前記ヘッドレスト前部を前記全開位置方向へ移動させるとき、前記静電容量センサの検出結果に基づいて前記ヘッドレスト前部と乗員頭部との接近を判断して前記ヘッドレスト前部を停止させる制御手段とを備えた車両用ヘッドレスト装置であって、前記制御手段は、前記静電容量センサの静電容量値の変化量に基づいて前記ヘッドレスト前部と乗員頭部とが接近したと判断するものでもよい。
このような構成によれば、静電容量センサの静電容量値の変化量に基づいてヘッドレスト前部と乗員頭部とが接近したと判断するため、温度および湿度等の誤差要因を排除でき、乗員なし時の寄生容量が変化しても検出精度が変化せず、よって、乗員の頭部との距離を一層精度良く検出することができる。
前記制御手段は、前記静電容量センサの単位時間当たりの静電容量値の変化量が、前記駆動手段の作動速度を元に予め定められたしきい値を超えたときに前記ヘッドレスト前部と乗員頭部とが接近したと判断するものでもよい。
本発明の車両用ヘッドレスト装置においては、前記駆動手段に前記ヘッドレスト前部のメカニカルストロークを検出するメカストローク検出手段を設け、前記制御手段は、前記メカストローク検出手段により検出される所定区間当たりの前記静電容量センサの静電容量値の変化量が、予め定められたしきい値を超えたときに前記ヘッドレスト前部と乗員頭部とが接近したと判断するものでもよい。
このような構成によれば、所定区間当たりの静電容量センサの静電容量値の変化量を用いるため、駆動手段の速度が変化しても検出精度が変化せず、よって、乗員の頭部との距離を一層精度良く検出することができる。
前記制御手段は、複数の異なる時刻における前記静電容量センサの単位時間当たりの静電容量値の変化量の比が、予め定められたしきい値を超えたときに前記ヘッドレスト前部と乗員頭部とが接近したと判断するものでもよい。
このような構成によれば、乗員頭部の大きさおよび形状、さらには体質等の個人差によって検出精度が変化せず、よって、乗員の頭部との距離を一層精度良く検出することができる。
本発明によれば、乗員の頭部との距離を精度良く検出することができる。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態を図1〜図4を参照して以下に説明する。
図1に、本発明に係る車両用ヘッドレスト装置が適用された車両用シート1の側面図を示す。この車両用シート1は、車両の助手席側に配置されるものである。図1に示すように、車両用シート1は、座席シート2と、座席シート2に斜動可能に支持されたシートバック3と、車両用ヘッドレスト装置10とを備えている。
車両用ヘッドレスト装置10は、ヘッドレスト後部11と、ヘッドレスト前部12と、ヘッドレスト後部11に対してヘッドレスト前部12を移動させる駆動手段としてのモータ13と、ヘッドレスト前部12に設けられた静電容量センサ14と、静電容量センサ14の検出結果等に基づいてモータ13の駆動を制御する制御手段としてのECU20とを備えている。
ヘッドレスト後部11は、シートバック3の上端部に設けられたヘッドレストステー5に支持されている。
ヘッドレスト前部12は、図1中実線で示すように、ヘッドレスト後部11に対して近接した全閉位置12Aと、同図二点鎖線で示すようにヘッドレスト後部11に対して離間した全開位置12Bとの間で進退可能とされている。車両の通常運転時は、ヘッドレスト前部12は全閉位置12Aに配置されている。
ヘッドレスト後部11とヘッドレスト前部12との間には駆動手段である駆動機構15が設けられており、この駆動機構15がモータ13に駆動されて伸縮動作することで、ヘッドレスト前部12がヘッドレスト後部11に対して進退移動するように構成されている。
静電容量センサ14は、ヘッドレスト前部12に設けられており、被検出物つまり乗員の頭部との間の図2(a)に示す距離Lの変動に伴って静電容量が変化する公知の構成の静電容量型センサ14である。静電容量センサ14においては、基本的に乗員の頭部が近づくほど、検出される静電容量値が大きくなる。
ECU20は、車両の後方からの衝突が予測されると、ヘッドレスト前部12を全閉位置12Aから全開位置12Bの方向に移動させた後、車両の後方からの衝突が回避されると、元の全閉位置12Aに戻すようにモータ13を制御する。
また、ECU20は、ヘッドレスト前部12を全開位置方向へ移動させるとき、静電容量センサ14の検出結果に基づいてヘッドレスト前部12と乗員の頭部との接近を判断し、詳しくは、静電容量センサ14の基準の静電容量値に対する絶対容量変化に基づいて、静電容量センサ14つまりヘッドレスト前部12が乗員の頭部に接近したことを検出する。
さらに詳しくは、ECU20は、ヘッドレスト前部12を全開位置方向へ移動させるとき、ヘッドレスト前部12の全開位置方向への移動開始時点の静電容量センサ14の静電容量値を基準の静電容量値とし、この基準の静電容量値に対する静電容量センサ14の静電容量値の増加量が所定のしきい値以上となったときにヘッドレスト前部12と乗員の頭部とが接近したと判断する。
そして、ECU20は、ヘッドレスト前部12を全開位置方向へ移動させ、ヘッドレスト前部12が乗員の頭部に接近したと判断すると、図2(b)に示すように頭部へ接近した停止位置12Hでヘッドレスト前部12の移動を停止させる。また、ECU20は、ヘッドレスト前部12を全開位置方向へ移動させ、ヘッドレスト前部12と乗員の頭部との接近が検出されなかった場合はヘッドレスト前部12を図1に示す全開位置12Bまで移動させて停止させる。
次に、上記の車両用ヘッドレスト装置10の電気的構成について説明する。
図3に示すように、車両用ヘッドレスト装置10は、ECU20と、このECU20に接続されたモータ13、静電容量センサ14、電源装置16および衝突判断部17等を備えて構成されている。
また、ECU20は、CPU21と、このCPU21に接続された電源回路22、車両情報入力回路23、モータ駆動回路24、静電容量センサ回路25およびメモリ26等を備えて構成されている。
CPU21は、イグニッションスイッチ(IGSW)27を介して電源装置16に接続されており、このイグニッションスイッチ27のオン操作により、電源回路22を介して電源装置16から電力が供給されるように構成されている。
また、CPU21は、車両情報入力回路23を介して、衝突判断部17から後方接近情報等の車両情報を入力する。衝突判断部17は、車両後部のバンパーに設置されたレーダー(図示略)に接続されており、レーダーからの信号を入力して後続車両との相対速度/距離と車両の速度とを総合的に判断し、自車両に後続車両が衝突したか否か、或いは、自車両に後続車両が衝突する可能性があるか否かを判断する。
そして、その判断結果を車両情報入力回路23に出力する。また、CPU21は、モータ駆動回路24を介してモータ13に接続されており、モータ駆動回路24を制御してモータ13を駆動する。
そして、CPU21は、車両の後方からの衝突が予測されてヘッドレスト前部12を全開位置方向へ移動させるとき、ヘッドレスト前部12の全開位置方向への移動開始時点の静電容量センサ14の静電容量値を基準の静電容量値としてメモリ26に記憶し、この基準の静電容量値に対する静電容量センサ14の静電容量値の増加量が所定のしきい値TH以上となったときにヘッドレスト前部12と乗員の頭部とが接近したと判断して、ヘッドレスト前部12を停止させる。
つまり、乗員の頭部と静電容量センサ14との距離を横軸にとり、静電容量センサ14の静電容量を縦軸にとると、図4に示すように、ヘッドレスト前部12の全開位置方向への移動開始時点の静電容量センサ14の静電容量値である基準の静電容量値C0に対して、乗員の頭部と静電容量センサ14との距離が近づくと静電容量値Cnは徐々に大きくなり、しかも乗員の頭部と静電容量センサ14との距離が近づけば近づくほど勾配が急になるように大きくなる曲線状の特性となるため、ヘッドレスト前部12の突出動作中の静電容量値Cnが、メモリ26に記憶された基準の静電容量値C0に対し、予め設定されたしきい値TH(例えば1pF)以上増加したときに頭部接近と判断することになる。
以上に述べた第1実施形態によれば、ヘッドレスト前部12を全開位置方向へ移動させるときに、この移動開始時点の静電容量センサ14の静電容量値を基準の静電容量値C0とし、これに対する静電容量センサ14の静電容量値Cnの増加量が所定のしきい値TH以上となったときにヘッドレスト前部12と乗員の頭部とが接近したと判断するため、乗員の頭部との距離を精度良く検出することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を主に図5を参照して以下に第1実施形態との相違部分を中心に説明する。
図5は第2実施形態の車両用ヘッドレスト装置10の電気的構成を示すブロック図である。第2実施形態では、上記した第1実施形態の車両用ヘッドレスト装置10の構成に加え、ECU20に、車両のドアの解錠を検出する解錠検出手段としてのドアロック装置28が接続されている。
第2実施形態では、第1実施形態と同様、ECU20が静電容量センサ14の基準の静電容量値C0に対する絶対容量変化に基づいてヘッドレスト前部12と乗員の頭部とが接近したと判断するものであるが、その基準の静電容量値C0の設定方法が上記した第1実施形態とは異なる。
具体的に、第2実施形態では、ECU20のCPU21が、ドアロック装置28による車両のドアの解錠検出時の静電容量センサ14の静電容量値を基準の静電容量値C0としてメモリ26に記憶しておき、車両の後方からの衝突が予測されてヘッドレスト前部12を全開位置方向へ移動させるとき、この基準の静電容量値C0に対する静電容量センサ14の静電容量値Cnの増加量が所定のしきい値TH(例えば1pF)以上となったときにヘッドレスト前部12と乗員の頭部とが接近したと判断して、ヘッドレスト前部12を停止させる。
このような第2実施形態によれば、ドアロック装置28による車両のドアの解錠検出時の静電容量センサ14の静電容量値を基準の静電容量値C0としてメモリ26に記憶し、ヘッドレスト前部12を全開位置方向へ移動させるときに、この基準の静電容量値C0に対する静電容量センサ14の静電容量値Cnの増加量が所定のしきい値TH以上となったときにヘッドレスト前部12と乗員の頭部とが接近したと判断するため、乗員の頭部との距離を精度良く検出することができる。
しかも、ドアロック装置28による車両のドアの解錠検出時、つまり乗員の頭部がヘッドレスト前部12に対し離れている状態での静電容量センサ14の静電容量値を基準の静電容量値C0とするため、ヘッドレスト前部12の突出動作開始時の乗員の頭部の位置にかかわらず正確に乗員の頭部の接近を判定でき、例えば、ヘッドレスト前部12の全開位置方向への移動前に乗員の頭部がヘッドレスト前部12に接触している場合でも、突出動作前に頭部の近接を判定でき、不要な動作を防止できる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態を主に図6を参照して以下に第1実施形態との相違部分を中心に説明する。
図6は第3実施形態の車両用ヘッドレスト装置10の電気的構成を示すブロック図である。第3実施形態では、上記した第1実施形態の車両用ヘッドレスト装置10の構成に加え、ECU20に、車両のドアの開扉を検出する開扉検出手段としてのドア開閉センサ29が接続されている。
第3実施形態では、第1実施形態と同様、ECU20が静電容量センサ14の基準の静電容量値C0に対する絶対容量変化に基づいてヘッドレスト前部12と乗員の頭部とが接近したと判断するものであるが、その基準の静電容量値C0の設定方法が上記した第1実施形態とは異なる。
具体的に、第3実施形態では、ECU20のCPU21が、ドア開閉センサ29による車両のドアの開扉検出時の静電容量センサ14の静電容量値を基準の静電容量値C0としてメモリ26に記憶しておき、車両の後方からの衝突が予測されてヘッドレスト前部12を全開位置方向へ移動させるとき、この基準の静電容量値C0に対する静電容量センサ14の静電容量値Cnの増加量が所定のしきい値TH(例えば1pF)以上となったときにヘッドレスト前部12と乗員の頭部とが接近したと判断して、ヘッドレスト前部12を停止させる。
このような第3実施形態によれば、ドア開閉センサ29による車両のドアの開扉検出時の静電容量センサ14の静電容量値を基準の静電容量値C0としてメモリ26に記憶し、ヘッドレスト前部12を全開位置方向へ移動させるときに、この基準の静電容量値C0に対する静電容量センサ14の静電容量値Cnの増加量が所定のしきい値TH以上となったときにヘッドレスト前部12と乗員の頭部とが接近したと判断するため、乗員の頭部との距離を精度良く検出することができる。
しかも、ドア開閉センサ29による車両のドアの開扉検出時、つまり乗員の頭部がヘッドレスト前部12に対し離れている状態での静電容量センサ14の静電容量値を基準の静電容量値C0とするため、ヘッドレスト前部12の突出動作開始時の乗員の頭部の位置にかかわらず正確に乗員の頭部の接近を判定でき、例えば、ヘッドレスト前部12の全開位置方向への移動前に乗員の頭部がヘッドレスト前部12に接触している場合でも、突出動作前に頭部の近接を判定でき、不要な動作を防止できる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態を主に図3を参照して以下に第1実施形態との相違部分を中心に説明する。
第4実施形態では、第1実施形態と同様、ECU20が静電容量センサ14の基準の静電容量値C0に対する絶対容量変化に基づいてヘッドレスト前部12と乗員の頭部とが接近したと判断するものであるが、その基準の静電容量値C0の設定方法が上記した第1実施形態とは異なる。
具体的に、第4実施形態では、ECU20のCPU21が、イグニッションオン検出手段としてのイグニッションスイッチ27によるイグニッションオン検出時以降の静電容量センサの静電容量値の最小値を基準の静電容量値C0としてメモリ26に更新記憶し、車両の後方からの衝突が予測されてヘッドレスト前部12を全開位置方向へ移動させるとき、移動開始時点でメモリ26に記憶されている基準の静電容量値C0に対する静電容量センサ14の静電容量値Cnの増加量が所定のしきい値TH(例えば1pF)以上となったときにヘッドレスト前部12と乗員の頭部とが接近したと判断して、ヘッドレスト前部12を停止させる。
このような第4実施形態によれば、イグニッションスイッチ27によるイグニッションオン検出時以降の静電容量センサ14の静電容量値の最小値を基準の静電容量値C0としてメモリ26に更新記憶し、ヘッドレスト前部12を全開位置方向へ移動させるときに、移動開始時点で記憶されている基準の静電容量値C0に対する静電容量センサ14の静電容量値Cnの増加量が所定のしきい値TH以上となったときにヘッドレスト前部12と乗員の頭部とが接近したと判断するため、乗員の頭部との距離を精度良く検出することができる。
しかも、イグニッションスイッチ27によるイグニッションオン検出時以降の静電容量センサ14の静電容量値の最小値、つまり乗員頭部がヘッドレスト前部12に対し最も離れたときの静電容量センサ14の静電容量値を基準の静電容量値とするため、ヘッドレスト前部14の突出動作開始時の乗員の頭部の位置にかかわらず正確に乗員の頭部の接近を判定でき、例えば、ヘッドレスト前部12の全開位置方向への移動前に乗員の頭部がヘッドレスト前部12に接触している場合でも、突出動作前に頭部の近接を判定でき、不要な動作を防止できる。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態を主に図7を参照して以下に第1実施形態との相違部分を中心に説明する。
図7は第5実施形態の車両用ヘッドレスト装置10の電気的構成を示すブロック図である。第5実施形態では、上記した第1実施形態の車両用ヘッドレスト装置10の構成に加え、ECU20に、シートの乗員着座の有無を検出する乗員検出手段としての着座センサ30が接続されている。
第5実施形態では、第1実施形態と同様、ECU20が静電容量センサ14の基準の静電容量値C0に対する絶対容量変化に基づいてヘッドレスト前部12と乗員の頭部とが接近したと判断するものであるが、その基準の静電容量値C0の設定方法が上記した第1実施形態とは異なる。
具体的に、第5実施形態では、ECU20のCPU21が、着座センサ30による乗員非検知時の静電容量センサ14の静電容量値を基準の静電容量値C0としてメモリ26に記憶しておき、車両の後方からの衝突が予測されてヘッドレスト前部12を全開位置方向へ移動させるとき、この基準の静電容量値C0に対する静電容量センサ14の静電容量値Cnの増加量が所定のしきい値TH(例えば1pF)以上となったときにヘッドレスト前部12と乗員の頭部とが接近したと判断してヘッドレスト前部12を停止させる。
このような第5実施形態によれば、着座センサ30による乗員非検知時の静電容量センサ14の静電容量値を基準の静電容量値C0としてメモリ26に記憶し、ヘッドレスト前部12を全開位置方向へ移動させるときに、この基準の静電容量値C0に対する静電容量センサ14の静電容量値Cnの増加量が所定のしきい値TH以上となったときにヘッドレスト前部12と乗員の頭部とが接近したと判断するため、乗員の頭部との距離を精度良く検出することができる。
しかも、着座センサ30による乗員非検知時、つまり乗員の頭部がヘッドレスト前部12に対し離れている状態での静電容量センサ14の静電容量値を基準の静電容量値C0とするため、ヘッドレスト前部12の突出動作開始時の乗員の頭部の位置にかかわらず正確に乗員の頭部の接近を判定でき、例えば、ヘッドレスト前部12の全開位置方向への移動前に乗員の頭部がヘッドレスト前部12に接触している場合でも、突出動作前に頭部の近接を判定でき、不要な動作を防止できる。
(第6実施形態)
次に、本発明の第6実施形態を主に図8を参照して以下に第1実施形態との相違部分を中心に説明する。
図8は第6実施形態の車両用ヘッドレスト装置10の電気的構成を示すブロック図である。第6実施形態では、上記した第1実施形態の車両用ヘッドレスト装置10の構成に加え、ECU20に、ヘッドレスト前部12に設けられた、乗員の頭部の接触を検出する接触検出手段としてのタッチセンサ31が接続されている。
第6実施形態では、第1実施形態と同様、ECU20が静電容量センサ14の基準の静電容量値に対する絶対容量変化に基づいてヘッドレスト前部12と乗員の頭部とが接近したと判断するものであるが、その基準の静電容量値の設定方法および頭部接近の判断方法が上記した第1実施形態とは異なる。
具体的に、第6実施形態では、ECU20のCPU21が、タッチセンサ31による乗員頭部の接触時の静電容量センサ14の静電容量値を基準の静電容量値としてメモリ26に記憶し、車両の後方からの衝突が予測されてヘッドレスト前部12を全開位置方向へ移動させるとき、この基準の静電容量値に対する静電容量センサ14の静電容量値の減少量が所定のしきい値(例えば0.4pF)以内となったとき、つまり基準の静電容量値に対し静電容量センサ14の静電容量値が所定のしきい値以内に近づいたときにヘッドレスト前部12と乗員頭部とが接近したと判断してヘッドレスト前部12を停止させる。
このような第6実施形態によれば、タッチセンサ31による乗員頭部の接触時の静電容量センサ14の静電容量値、つまり実質的に最大となる静電容量値を基準の静電容量値としてメモリ26に記憶し、ヘッドレスト前部12を全開位置方向へ移動させるときに、この基準の静電容量値に対する静電容量センサ14の静電容量値の減少量が所定のしきい値以内となったときにヘッドレスト前部12と乗員の頭部とが接近したと判断するため、乗員の頭部との距離を精度良く検出することができる。
しかも、タッチセンサ31による乗員の頭部の接触時の静電容量センサ14の静電容量値、つまり実質的に最大となる静電容量値を基準の静電容量値とするため、ヘッドレスト前部12の突出動作開始時の乗員の頭部の位置にかかわらず正確に乗員の頭部の接近を判定でき、例えば、ヘッドレスト前部12の全開位置方向への移動前に乗員の頭部がヘッドレスト前部12に接触している場合でも、突出動作前に頭部接近を判定でき、不要な動作を防止できる。
(第7実施形態)
次に、本発明の第7実施形態を主に図9を参照して以下に第1実施形態との相違部分を中心に説明する。
第7実施形態では、第1〜第6実施形態とは異なり、ECU20が、静電容量センサ14の静電容量値の変化量に基づいてヘッドレスト前部12と乗員の頭部とが接近したと判断する。
具体的に、第7実施形態では、ECU20のCPU21が、車両の後方からの衝突が予測されてヘッドレスト前部12を全開位置方向へ移動させるとき、静電容量センサ14の単位時間Δt(例えば50ms)当たりの静電容量値の変化量ΔCが、モータ13および駆動機構15の作動速度を元に予め定められメモリ26に記憶されたしきい値TH(例えばΔ0.2pF)を超えたときにヘッドレスト前部12と乗員の頭部とが接近したと判断する。
このような第7実施形態によれば、静電容量センサ14の単位時間Δt当たりの静電容量値の変化量ΔCが、モータ13および駆動機構15の作動速度を元に予め定められたしきい値THを超えたときにヘッドレスト前部12と乗員頭部とが接近したと判断するため、温度および湿度等の誤差要因を排除でき、乗員なし時の寄生容量が変化しても検出精度が変化せず、よって、乗員の頭部との距離を一層精度良く検出することができる。
つまり、乗員の頭部と静電容量センサ14との距離を横軸にとり、静電容量センサ14の静電容量を縦軸にとると、図9(a)に実線で示すように、ヘッドレスト前部12の全開位置方向への移動によって、乗員の頭部と静電容量センサ14との距離が近づくと静電容量値は徐々に大きくなり、しかも乗員の頭部と静電容量センサ14との距離が近づけば近づくほど勾配が急になるように大きくなる曲線状の特性となるが、温度および湿度等の誤差要因によって、図9(a)に破線で示すように、上記曲線の形状はほぼそのままで縦軸方向に変動することになる。
しかしながら、図9(b)に示すように、静電容量センサ14の単位時間Δt当たりの静電容量値の変化量ΔCに着目し、図9(c)に示すように、時間を横軸にとり、静電容量値の変化量ΔCを縦軸にとれば、温度および湿度等の誤差要因を排除できるのである。
(第8実施形態)
次に、本発明の第8実施形態を主に図10および図11を参照して以下に第7実施形態との相違部分を中心に説明する。
図10は第8実施形態の車両用ヘッドレスト装置10の電気的構成を示すブロック図である。第8実施形態では、上記した第1実施形態の車両用ヘッドレスト装置10の構成に加え、ECU20に、モータ13あるいは駆動機構15に設けられてヘッドレスト前部12のメカニカルストロークを検出するメカストローク検出手段としてのホールIC32がホールIC入力回路33に接続されている。
第8実施形態では、第7実施形態と同様、ECU20が、静電容量センサ14の静電容量値の変化量に基づいてヘッドレスト前部12と乗員の頭部とが接近したと判断するものであるが、その判断方法が相違している。
具体的に、第8実施形態では、ECU20のCPU21が、車両の後方からの衝突が予測されてヘッドレスト前部12を全開位置方向へ移動させるとき、ホールIC32により検出される所定区間ΔL(例えばストローク4mm)当たりの静電容量センサ14の静電容量値の変化量ΔCが、予め定められたしきい値TH(例えばΔ0.2pF)を超えたときにヘッドレスト前部12と乗員の頭部とが接近したと判断してヘッドレスト前部12を停止させる。
このような第8実施形態によれば、ホールIC32により検出される所定区間ΔL当たりの静電容量センサ14の静電容量値の変化量ΔCが、予め定められたしきい値THを超えたときにヘッドレスト前部12と乗員の頭部とが接近したと判断するため、温度および湿度等の誤差要因を排除でき、乗員なし時の寄生容量が変化しても検出精度が変化せず、よって、乗員の頭部との距離を一層精度良く検出することができる。
また、モータ13あるいは駆動機構15の所定区間ΔL当たりの静電容量センサ14の静電容量値の変化量ΔCを用いるため、モータ13および駆動機構15の速度が変化しても検出精度が変化せず、よって、乗員の頭部との距離を一層精度良く検出することができる。
つまり、乗員の頭部と静電容量センサ14との距離を横軸にとり、静電容量センサ14の静電容量を縦軸にとると、図11(a)に実線で示すように、ヘッドレスト前部12の全開位置方向への移動によって、乗員の頭部と静電容量センサ14との距離が近づくと静電容量値は徐々に大きくなり、しかも乗員の頭部と静電容量センサ14との距離が近づけば近づくほど勾配が急になるように大きくなる曲線状の特性となるが、温度および湿度等の誤差要因によって、図11(a)に破線で示すように、上記曲線の形状はほぼそのままで縦軸方向に変動することになる。
そして、第7実施形態と同様に、時間を横軸にとり、静電容量値の変化量ΔCを縦軸にとれば、温度および湿度等の誤差要因を排除した特性線が得られるものの、駆動機構の速度変化という要因が加わると、図11(b)に破線で示すように、特性が変動してしまうことになる。
しかしながら、駆動機構の所定区間ΔL当たりの静電容量センサ14の静電容量値の変化量ΔCに着目し、図11(c)に示すように、乗員の頭部と静電容量センサ14との距離を横軸にとり、静電容量値の変化量ΔCを縦軸にとれば、モータ13および駆動機構15の速度変化という誤差要因を排除できるのである。
(第9実施形態)
次に、本発明の第7実施形態を主に図12を参照して以下に第1実施形態との相違部分を中心に説明する。
第9実施形態では、第7実施形態と同様、ECU20が、静電容量センサ14の静電容量値の変化量に基づいてヘッドレスト前部12と乗員の頭部とが接近したと判断するものであるが、その判断方法が相違している。
具体的に、第9実施形態では、ECU20のCPU21が、車両の後方からの衝突が予測されてヘッドレスト前部12を全開位置方向へ移動させるとき、複数の異なる時刻における単位時間当たりの静電容量値の変化量の比、詳しくは、静電容量センサ14の所定時刻での単位時間Δt(例えば20ms)当たりの静電容量値の変化量ΔCnと、それよりも所定時間(例えば50ms)前の時点でのΔt(例えば20ms)当たりの静電容量値の変化量ΔCn−1との比(ΔCn/ΔCn−1)が、予め定められメモリ26に記憶されたしきい値TH(例えば2)を超えたときにヘッドレスト前部12と乗員の頭部とが接近したと判断する。
このような第9実施形態によれば、複数の異なる時刻における静電容量センサ14の単位時間Δt当たりの静電容量値の変化量の比(ΔCn/ΔCn−1)を求め、この比(ΔCn/ΔCn−1)が予め定められたしきい値THを超えたときにヘッドレスト前部12と乗員の頭部とが接近したと判断するため、乗員の頭部の大きさおよび形状、さらには体質等の個人差によって検出精度が変化せず、よって、乗員の頭部との距離を一層精度良く検出することができる。
つまり、乗員の頭部と静電容量センサ14との距離を横軸にとり、静電容量センサ14の静電容量を縦軸にとると、図12(a)に実線で示すように、ヘッドレスト前部12の全開位置方向への移動によって、乗員の頭部と静電容量センサ14との距離が近づくと静電容量値は徐々に大きくなり、しかも乗員の頭部と静電容量センサ14との距離が近づけば近づくほど勾配が急になるように大きくなる曲線状の特性となるが、乗員の頭部の大きさおよび形状、さらには体質等の個人差によって、図12(a)に破線で示すように、上記曲線の形状はほぼそのままで縦軸方向に変動することになる。
しかしながら、図12(b)に示すように、所定時刻での静電容量センサ14の単位時間Δt当たりの静電容量値の変化量ΔCnとそれより所定時間前の静電容量センサ14の単位時間Δt当たりの静電容量値の変化量ΔCn−1とに着目し、図12(c)に示すように、時間を横軸にとり、これらの比(ΔCn/ΔCn−1)を縦軸にとれば、乗員の頭部の大きさおよび形状、さらには体質等の個人差を排除できるのである。
これは、静電容量Cは、誘電率をε、電極の面積をS、電極間の距離をdとすると、C=ε×S/dとなり、そのうちのε×Sが、乗員の頭部の大きさおよび形状、さらには体質等の個人差に起因し容量バラツキの原因となり、また、Cは1/dに対し比例関係となる。そして、頭部と静電容量センサ14との距離をX〔mm〕、静電容量をY〔pF〕、被検出物に依存する変化係数をa、初期容量に依存する変化係数をb、作動速度をv、時間をt〔ms〕とすると、C=ε×S/dはY=a/X+bと書き換えることができる。
その結果、ΔCn/ΔCn−1は、以下のとおり、係数a,bの影響が消えることがわかる。
Figure 0004018112
なお、以上の第1〜第9実施形態を適宜組み合わせても良い。その場合、例えば、組み合わせた接近判断のうち、いずれか一つが最も早く頭部と静電容量センサ14とが接近したと判断した場合に、頭部と静電容量センサ14とが接近したと判断することが可能になる。
車両用シートの側面図。 (a),(b)はヘッドレスト前部の作動を説明する側面図。 車両用ヘッドレスト装置の電気的構成を示すブロック図。 車両用ヘッドレスト装置の制御内容を説明するための特性線図。 車両用ヘッドレスト装置の電気的構成を示すブロック図。 車両用ヘッドレスト装置の電気的構成を示すブロック図。 車両用ヘッドレスト装置の電気的構成を示すブロック図。 車両用ヘッドレスト装置の電気的構成を示すブロック図。 (a),(b),(c)は車両用ヘッドレスト装置の制御内容を説明するための特性線図。 車両用ヘッドレスト装置の電気的構成を示すブロック図。 (a),(b),(c)は車両用ヘッドレスト装置の制御内容を説明するための特性線図。 (a),(b),(c)は車両用ヘッドレスト装置の制御内容を説明するための特性線図。
符号の説明
3…シートバック、10…車両用ヘッドレスト装置、11…ヘッドレスト後部、12…ヘッドレスト前部、12A…全閉位置、12B…全開位置、13…モータ(駆動手段)、14…静電容量センサ、15…駆動機構(駆動手段)、20…ECU(制御手段)、27…イグニッションスイッチ(イグニッションオン検出手段)、28…ドアロック装置(解錠検出手段)、29…ドア開閉センサ(開扉検出手段)、30…タッチセンサ(乗員検出手段)、31…タッチセンサ(接触検出手段)、32…ホールIC(メカストローク検出手段)

Claims (10)

  1. シートバックに対して支持されたヘッドレスト後部と、
    前記ヘッドレスト後部に対して近接した全閉位置と、同ヘッドレスト後部に対して離間した全開位置との間で進退可能なヘッドレスト前部と、
    前記ヘッドレスト前部を移動させる駆動手段と、
    前記ヘッドレスト前部に設けられた、乗員頭部との間の距離の変動に伴って静電容量が変化する静電容量センサと、
    前記駆動手段を制御し、前記ヘッドレスト前部を前記全開位置方向へ移動させるとき、前記静電容量センサの検出結果に基づいて前記ヘッドレスト前部と乗員頭部との接近を判断して前記ヘッドレスト前部を停止させる制御手段とを備えた車両用ヘッドレスト装置であって、
    前記制御手段は、所定のタイミングにおける前記静電容量センサの静電容量値を前記タイミングに応じて変更可能な基準の静電容量値とし、この基準の静電容量値に対する絶対容量変化に基づいて前記ヘッドレスト前部と乗員頭部とが接近したと判断する車両用ヘッドレスト装置。
  2. 請求項1に記載の車両用ヘッドレスト装置であって、
    前記制御手段は、前記ヘッドレスト前部の前記全開位置方向への移動開始時点の前記静電容量センサの静電容量値を前記基準の静電容量値とし、前記基準の静電容量値に対する前記静電容量センサの静電容量値の増加量が所定のしきい値以上となったときに前記ヘッドレスト前部と乗員頭部とが接近したと判断する車両用ヘッドレスト装置。
  3. 請求項1に記載の車両用ヘッドレスト装置であって、
    車両のドアの解錠を検出する解錠検出手段を設け、
    前記制御手段は、前記解錠検出手段による車両のドアの解錠検出時の前記静電容量センサの静電容量値を前記基準の静電容量値とし、前記基準の静電容量値に対する前記静電容量センサの静電容量値の増加量が所定のしきい値以上となったときに前記ヘッドレスト前部と乗員頭部とが接近したと判断する車両用ヘッドレスト装置。
  4. 請求項1に記載の車両用ヘッドレスト装置であって、
    車両のドアの開扉を検出する開扉検出手段を設け、
    前記制御手段は、前記開扉検出手段による車両のドアの開扉検出時の前記静電容量センサの静電容量値を前記基準の静電容量値とし、前記基準の静電容量値に対する前記静電容量センサの静電容量値の増加量が所定のしきい値以上となったときに前記ヘッドレスト前部と乗員頭部とが接近したと判断する車両用ヘッドレスト装置。
  5. 請求項1に記載の車両用ヘッドレスト装置であって、
    車両のイグニッションオンを検出するイグニッションオン検出手段を設け、
    前記制御手段は、前記イグニッションオン検出手段によるイグニッションオン検出時以降の前記静電容量センサの静電容量値の最小値を前記基準の静電容量値とし、前記基準の静電容量値に対する前記静電容量センサの静電容量値の増加量が所定のしきい値以上となったときに前記ヘッドレスト前部と乗員頭部とが接近したと判断する車両用ヘッドレスト装置。
  6. 請求項1に記載の車両用ヘッドレスト装置であって、
    シートの乗員着座の有無を検出する乗員検出手段を設け、
    前記制御手段は、前記乗員検出手段による乗員非検知時の前記静電容量センサの静電容量値を前記基準の静電容量値とし、前記基準の静電容量値に対する前記静電容量センサの静電容量値の増加量が所定のしきい値以上となったときに前記ヘッドレスト前部と乗員頭部とが接近したと判断する車両用ヘッドレスト装置。
  7. 請求項1に記載の車両用ヘッドレスト装置であって、
    前記ヘッドレスト前部に乗員頭部の接触を検出する接触検出手段を設け、
    前記制御手段は、前記接触検出手段による乗員頭部の接触時の前記静電容量センサの静電容量値を前記基準の静電容量値とし、前記基準の静電容量値に対する前記静電容量センサの静電容量値の減少量が所定のしきい値以内となったときに前記ヘッドレスト前部と乗員頭部とが接近したと判断する車両用ヘッドレスト装置。
  8. シートバックに対して支持されたヘッドレスト後部と、
    前記ヘッドレスト後部に対して近接した全閉位置と、同ヘッドレスト後部に対して離間した全開位置との間で進退可能なヘッドレスト前部と、
    前記ヘッドレスト前部を移動させる駆動手段と、
    前記ヘッドレスト前部に設けられた、乗員頭部との間の距離の変動に伴って静電容量が変化する静電容量センサと、
    前記駆動手段を制御し、前記ヘッドレスト前部を前記全開位置方向へ移動させるとき、前記静電容量センサの検出結果に基づいて前記ヘッドレスト前部と乗員頭部との接近を判断して前記ヘッドレスト前部を停止させる制御手段とを備えた車両用ヘッドレスト装置であって、
    前記制御手段は、前記静電容量センサの単位時間当たりの静電容量値の変化量が、前記駆動手段の作動速度を元に予め定められたしきい値を超えたときに前記ヘッドレスト前部と乗員頭部とが接近したと判断する車両用ヘッドレスト装置。
  9. シートバックに対して支持されたヘッドレスト後部と、
    前記ヘッドレスト後部に対して近接した全閉位置と、同ヘッドレスト後部に対して離間した全開位置との間で進退可能なヘッドレスト前部と、
    前記ヘッドレスト前部を移動させる駆動手段と、
    前記ヘッドレスト前部に設けられた、乗員頭部との間の距離の変動に伴って静電容量が変化する静電容量センサと、
    前記駆動手段を制御し、前記ヘッドレスト前部を前記全開位置方向へ移動させるとき、前記静電容量センサの検出結果に基づいて前記ヘッドレスト前部と乗員頭部との接近を判断して前記ヘッドレスト前部を停止させる制御手段とを備えた車両用ヘッドレスト装置であって、
    前記駆動手段に前記ヘッドレスト前部のメカニカルストロークを検出するメカストローク検出手段を設け、
    前記制御手段は、前記メカストローク検出手段により検出される所定区間当たりの前記静電容量センサの静電容量値の変化量が、予め定められたしきい値を超えたときに前記ヘッドレスト前部と乗員頭部とが接近したと判断する車両用ヘッドレスト装置。
  10. シートバックに対して支持されたヘッドレスト後部と、
    前記ヘッドレスト後部に対して近接した全閉位置と、同ヘッドレスト後部に対して離間した全開位置との間で進退可能なヘッドレスト前部と、
    前記ヘッドレスト前部を移動させる駆動手段と、
    前記ヘッドレスト前部に設けられた、乗員頭部との間の距離の変動に伴って静電容量が変化する静電容量センサと、
    前記駆動手段を制御し、前記ヘッドレスト前部を前記全開位置方向へ移動させるとき、前記静電容量センサの検出結果に基づいて前記ヘッドレスト前部と乗員頭部との接近を判断して前記ヘッドレスト前部を停止させる制御手段とを備えた車両用ヘッドレスト装置であって、
    前記制御手段は、複数の異なる時刻における前記静電容量センサの単位時間当たりの静電容量値の変化量の比が、予め定められたしきい値を超えたときに前記ヘッドレスト前部と乗員頭部とが接近したと判断する車両用ヘッドレスト装置。
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