JP3998529B2 - 毛髪保持具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パーマ等により毛髪にカールを付与する場合に、毛髪束を所定の形状に巻回するときの補助具として用いられる毛髪保持具に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
シートを利用して毛髪にくせ付けする方法として、例えば実公昭11−14546号公報等に記載の手段が古くから知られているが、このような手段は毛髪の取り扱いが困難であった。そこで、毛髪をより取り扱いやすく、またくせ付けのハンドリングも容易に行えるようにした毛髪巻取り技術として、特開平10−192036号公報には、筒状にした毛髪巻取り具及び毛髪巻取り方法が提案されている。このような筒状毛髪巻取り具によれば、毛髪束が格段に取り扱いやすくなり非常に大きなメリットがある。
しかし、毛髪巻取り具を筒状に形成した場合、変形により内側と外側のシートに必然的に歪みが生じてしまう。この歪みは筒状の毛髪保持具に挿入する毛髪束が増えるほど、また毛髪に曲率の大きなウェーブを付けようとするほど顕著になる。また、歪みを解消しない状態でくせ付けを行うと綺麗な円形なウェーブにならず、不均一な多角形のウエーブが形成されてしまう。
【0003】
国際公開公報 00/57744には、パーマ等により毛髪にカールを付与する場合の補助具として、網状シートからなり、長手方向及び短手方向に伸縮性を有する筒状の毛髪処理装置が記載されている。
この毛髪処理装置によれば、その筒状部を長手方向に縮小し短手方向に伸張してから、筒状部の中に毛髪束を挿通し、筒状部を伸張させた後、筒状部を毛髪束と共に複数箇所ねじったりしてから、その状態を所定時間維持する等して、毛髪束にカールを付与することができる。
しかし、この毛髪処理装置を用いた場合、筒状部に毛髪束を挿通する際又は挿通した後に、筒状部が収縮すると毛先がいわゆる逆毛になったり、毛先に不規則なくせが付いたりして、毛髪束に綺麗なカールを付与できないという問題点がある。
【0004】
従って、本発明の目的は、毛髪に、容易且つ確実に綺麗なカールを付与することのできる毛髪保持具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、一端の開口部から他端の開口部に向けて毛髪束を挿通可能に、一方の面を形成するシートと他方の面を形成するシートにより構成された扁平形状の筒状体からなり、該筒状体の一方の面を形成するシートに、該筒状体の短手方向に長い形状の空隙部が、該筒状体の長手方向に離間して直列に複数個形成されており、該筒状体は、その長手方向に実質的に伸縮性を有しておらず、前記空隙部は、前記筒状体の短手方向に長い形状で、一方の面を形成する前記シートの短手方向の長さの2/3以上に亘っており、該空隙部間の各間隔が2〜50mmであり、一方の面を形成する前記シートを外側又は内側にして毛髪束を巻回する補助具として用いられる毛髪保持具を提供することにより、上記目的を達成したものである。
【0006】
また、本発明は、一端の開口部から他端の開口部に向けて毛髪束を挿通可能に、一方の面を形成するシートと他方の面を形成するシートにより構成された扁平形状の筒状体からなり、該筒状体の一方の面を形成するシートに、該筒状体の短手方向に長い形状の空隙部が、該筒状体の長手方向に離間して直列に複数個形成されており、該筒状体は、その長手方向に実質的に伸縮性を有しておらず、前記空隙部に、テーバーこわさ0.4mN・m以下のシートが張設されており、一方の面を形成する前記シートを外側又は内側にして毛髪束を巻回する補助具として用いられる毛髪保持具を提供することにより、上記目的を達成したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、発明の毛髪保持具を、その好ましい一実施形態である第1実施形態について、図1及び図2を参照して説明する。
第1実施形態の毛髪保持具1は、図1及び図2に示すように、一端の開口部21から他端の開口部22に向けて毛髪束3を挿通可能に、シート23A、23Bにより構成された扁平形状の筒状体2からなる。そして、該筒状体2の一方の面を形成するシート23Aに、該筒状体2の短手方向(図1における左右方向)に長い形状の空隙部25が、該筒状体2の長手方向(図1における上下方向)に離間して直列に複数個(図1には例示として5個)形成されており、該筒状体2は、その長手方向に実質的に伸縮性を有していない。
【0008】
第1実施形態の毛髪保持具1について以下に詳述する。
前記筒状体2は、2枚の矩形状のシート23A、23Bを、その長手方向に沿う側端部24、24同士を接合させて形成されており、一方の前記シート23Aに楕円状の5個の前記空隙部25が形成されている。
筒状体2の大きさは、長さ50〜350mm、長径20〜100mm、短径0〜30mmであることが好ましく、毛髪の長さやくせ付けしたい場所、挿入する毛髪束の量に応じて適宜選択できる。
前記空隙部25は、前記シート23Aの短手方向の長さL(図3参照)の2/3以上、本実施形態では、該長さLの80〜90%に亘っている。空隙部25は、シート全体に均一に分散して配置していることが好ましく、本実施形態では、空隙部25間の各間隔P(図3参照)は2〜50mmである。
【0009】
前記筒状体2は、その長手方向に実質的に伸縮性を有しておらず、筒状体2が長手方向に伸縮性を有していると、筒状2に毛髪束3を挿通する際又は挿通状態において、いわゆる逆毛になったり、毛先に不規則なくせが付き易い。
【0010】
第1実施形態の毛髪保持具1においては、前記筒状体2における前記空隙部25が形成されたシート23Aのテーバーこわさは、0.4〜10mN・mであることが好ましい。また、前記筒状体2の他方の面(空隙部が形成されていない)のシート23Bは、テーバーこわさが0.4mN・m以上の硬いものでも、テーバーこわさが0.4mN・m以下で柔らかさの程度の高いもので構わないが、少し硬いもの、詳細にはテーバーこわさが0.4〜5.0mN・mであるものが好ましい。また、両面のシート23A及び23Bのテーバーこわさが同一であるときは、シートのテーバーこわさは、0.4〜10mN・mであることが好ましい。
【0011】
また、空隙部を形成する方法としては、一方のシートを切り抜いて所望の空隙部を形成しても良い。筒状体の短手方向に長い任意の形状の複数個の貼り付け片を一方のシートに貼り付けても良い。
また、両面のシート23A及び23Bのテーバーこわさが何れも0.4mN・m以下である筒状体2からなる毛髪保持具1においては、筒状体2に中芯(例えば、後述の塑性変形部材)が取付けられているものの方が毛髪束を綺麗に巻回することができる。両面のシートのテーバーこわさがそれぞれ1.0〜5.0mN・mのものであると、中芯が取付けられていなくても問題なく、筒状体を手で容易に変形することができる。また、ある程度の硬さのテーバーこわさを有している筒状体の方が、筒状体に挿通した毛髪束がズレ難いという副次的な効果がある。
前記「テーバーこわさ」は、JIS P8125に規定される「こわさ試験方法」により測定されるテーパーこわさである。
【0012】
筒状体2を構成するシート23A,23Bとしては、各種可撓性材料が用いられ、例えば、不織布(ポリエチレン不織布、ポリエチレンテレフタレート不織布等)、織布、多孔性又は非多孔性の樹脂フィルム(ポリエチレンフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム等)、紙、高分子材料シート、ゴムシート、又はこれらの複合体等が挙げられる。本実施形態においては、パーマ用の毛髪処理剤に対して透過性を有する不織布が用いられている。
シート23の厚みは、シートのテーバーこわさの高低によって異なるが、好ましくは30μm〜500μmである。
【0013】
次に、発明の毛髪保持具の第1実施形態の一使用態様として、パーマ処理により毛髪(頭髪)に直接カールを付与する場合について、図2を参照しながら説明する。
先ず、毛髪束3の量や得ようとするカール形状に応じて、適当な長さ及び幅を有する筒状体2からなる毛髪保持具1を用い、図2(a)に示すように、筒状体2の一端の開口部21を楕円形状に開口して、該開口部21から毛髪束3を挿入する。そして、図2(b)に示すように、毛髪束3を、その先端が筒状体2の他端の開口部22から少しはみ出るまで、筒状体2に挿通させる。
毛髪束3を筒状体2に挿通させた後、図2(c)及び(d)に示すように、毛髪保持具1を筒状体2の他端の開口部22の側から、所望の巻回径で巻回し、クリップ(図示せず)等の周知の固定手段を用いて毛髪束3の巻回状態を保持する。その後、筒状体2の外側からパーマ用の毛髪処理剤を毛髪束3に付与する。毛髪処理剤は、該毛髪処理剤に対して透過性を有するシート23を介して又は空隙部25を介して、毛髪束3に付与される。所定時間後、筒状体2から毛髪束3を挿脱し、洗髪等して、パーマ処理を完了する。
【0014】
第1実施形態の毛髪保持具1を用いて毛髪束3を巻回する場合、空隙部25を内側・外側のどちら側にして巻回してもよいが、図2に示すように、空隙部25の形成されているシート23Aを側に巻回した方が、目的とする綺麗なカールを得る上で好ましい。
また、筒状体2の開口部21から毛髪束3を挿入させる際に、必要に応じ、該開口部21を真円状に開口した方が、毛髪束3をスムーズに挿入させ易い。また、必ずしも、毛髪束3の先端を筒状体2の他端の開口部22からはみ出させる必要はない。
【0015】
第1実施形態の毛髪保持具1は、一方の面を形成するシート23Aに複数個の空隙部25が長手方向に離間して直列に形成されており、筒状体2がその長手方向に実質的に伸縮性を有しておらず、また、テーバーこわさが1.0〜5.0mN・mのシートにより形成されているため、本実施形態の毛髪保持具1の筒状体2に毛髪束3を挿入したときに、毛髪束3を抑え付けるような力が働き、毛髪束3が抜け難く、毛髪保持具1のズレ落ちや位置ズレの発生が少ない。また、毛髪束3を巻回するときに、空隙部25で筒状2がスムーズに屈曲し得るため、毛髪束3を挿通した筒状体2を円滑に且つ綺麗な円弧状に巻回することができ、また、筒状体2に毛髪束3を挿通する際又は挿通状態において筒状体2が伸長せず、逆毛や毛先の不規則なくせが生じ難い。しかも、筒状体2は中芯がなくても適度な硬さを有している。そのため、本実施形態の毛髪保持具1によれば、毛髪に、容易且つ確実に綺麗なカールを付与することができる。
【0016】
次に、発明の毛髪保持具の他の実施形態である第2〜第8実施形態について説明する。これらの実施形態については、第1実施形態と異なる点についてのみ説明し、特に説明しない点については、第1実施形態に関する説明が適宜適用される。そして、他の実施形態の毛髪保持具においても、第1実施形態の毛髪保持具と同様に、毛髪に、容易且つ確実に綺麗なカールを付与することができる。
【0017】
第2実施形態の毛髪保持具1においては、筒状体2は、図3に示すように、1枚の矩形状のシート23(23A,23B)を、その長手方向に中心線27に沿って二つ折りし、その長手方向に沿う側端部28,28同士を接合させて形成されている。これ以外の構成は、前記第1実施形態の毛髪保持具と同様の構成である。
【0018】
第3実施形態の毛髪保持具1においては、図4(a)に示すように、シート23Aに6個の矩形状の空隙部25が形成されている。これ以外の構成は、前記第1実施形態の毛髪保持具と同様の構成である。
第4実施形態の毛髪保持具1においては、図4(b)に示すように、シート23Aに7個の線形状の空隙部25が形成されている。これ以外の構成は、前記第1実施形態の毛髪保持具と同様の構成である。
第4実施形態のように、線形状の空隙部が形成されている筒状体からなる毛髪保持具において、該空隙部がピッチを変えて形成されているものによれば、毛髪束に、部分的に巻径が大きくなったり小さくなったりする、滑らかな円弧形状のウエーブを付与することができる。
【0019】
5実施形態の毛髪保持具1は、図4(c)に示すように、筒状体2の一方の面を形成するシート23Aに、該筒状体2の短手方向に長い線形状の7個の空隙部25Aが、該筒状体2の長手方向に離間して直列に形成されている。また、筒状体2の他方の面を形成するシート23Bにも、該筒状体2の短手方向に長い線形状の6個の空隙部25Bが、該筒状体2の長手方向に離間して直列に形成されている。前記空隙部25Aと前記空隙部25Bとは、筒状体2の長手方向に互い違いに配置されている。
第5実施形態のように、筒状体の両面のシートにそれぞれ空隙部が該筒状体2の長手方向に互い違いに形成されている毛髪保持具によれば、くせ付けのための変形によりシートに発生する歪みをそれぞれ両面のシートで解消できるため、より少ない空隙部で筒状体をきれいな円形に巻回することができる。
【0020】
第6実施形態の毛髪保持具1は、図5(a)に示すように、筒状体2の一方の面を形成するシート23Aに、線形状の5個の空隙部25が、該筒状体2の長手方向に対して斜行して且つ該筒状体2の長手方向に離間して直列に形成されている。
第6実施形態のように、斜行した線形状の空隙部が形成されている筒状体からなる毛髪保持具によれば、毛髪束にスパイラル状のウエーブを付与することができる。
【0021】
7実施形態の毛髪保持具1は、図5(b)に示すように、第1実施形態の毛髪保持具1における空隙部25に、テーバーこわさ0.4mN・m以下のシートとして、網目状のシート(張設シート)26が張設されている。
第7実施形態のように、空隙部25にテーバーこわさ0.4mN・m以下の張設シート26が張設されている毛髪保持具によれば、空隙部25からの毛先の飛出しを防止しつつ、筒状体2の巻回し易さも確保できる。
【0022】
第8実施形態の毛髪保持具1は、図6(a)に示すように、第1実施形態の毛髪保持具1における筒状体2の長手方向の両側端部24に、間歇的に凹部24aが形成されている。凹部24aの先端部(底部)は、図6(a)に示す形態では尖っているが、対向する一対の凹部24a,24a間に輪ゴム等を掛止できれば尖っていなくてもよい。
第8実施形態のように、筒状体2の長手方向の両側端部24に、間歇的に凹部24aが形成されている毛髪保持具によれば、毛髪束を巻回した後、図6(b)に示すように、筒状体2の凹部24aに輪ゴム6を掛止すれば、巻回状態を容易に維持することができる。
【0027】
本発明の毛髪保持具は、前述した実施形態に制限されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない限り、例えば以下に示すように適宜変更が可能である。
本発明の毛髪保持具においては、前記筒状体に、その長手方向に向けて塑性変形部材が取り付けられた構成とすることができる。また、図に示すように、他方のシート23Bに、塑性変形部材5を収納し得る形状を有する扁平筒状の収納部29を設け、塑性変形部材5を該収納部29の内部を摺動可能に配置し、塑性変形部材5が、筒状体2に対し、相互に可動自在になされた構成とすることもできる。
このように塑性変形部材を設けた構成の毛髪保持具を用いて毛髪束を巻回すると、該塑性変形部材の塑性変形により、筒状体に挿通された毛髪束の復元力を抑制することができる。
【0028】
本発明の毛髪保持具においては、筒状体は、全体として実質的に伸縮性を有していなければ、筒状体を構成するシートの一部が伸縮性を有していてもよい。筒状体を構成するシートとして、液不透過性のシートを用いることができる。
筒状体は、その一端が開口し且つその他端に閉口可能な手段を設けてあるものでもよい。筒状体は、その形成方法について特に制限はなく、シートを縫合、融着又は接着して形成したものでも、押出成形等により当初から筒状に形成したものでもよい。
本発明の毛髪保持具においては、図4(c)に示す第5実施形態以外の前記実施形態のように、空隙部を筒状体の一方の面のみに設けてもよく、更に、一方の面における空隙部の形状と同一形状又は異なる形状の空隙部を、筒状体の他方の面にも設けることができる。
【0029】
本発明の前記実施形態のそれぞれ異なる部分を、適宜変更したり組み合わせた形態とすることもできる。
尚、本発明の毛髪保持具における「筒状体」を構成するシート材の形状及びその表面状態は、上述の形態の筒状体を形成可能なものであれば良く、「扁平状」という場合、シート材の表面は、凹凸面であってもよい。
【0030】
筒状体に空隙部を形成する方法について特に制限はなく、例えば、シートの形成後に切断、打ち抜き等で形成することができる。
空隙部の形状は、第1〜第6実施形態のように、楕円状、矩形状又は線形状に限定されず、筒状体の短手方向に長い形状であれば、例えば、実質上スリットからなるスリット形状でもよい。
【0031】
また、本発明の毛髪保持具の使用方法は、図2に示す第1実施形態の毛髪保持具の使用態様に限定されない。
毛髪束の巻回の際には、従来と同様に、ロッドを併用してもよい。
また、本発明の毛髪保持具は、パーマ処理により毛髪にカールを付与する場合に限らず、毛髪束を巻回した後、ドライヤー等により熱処理したり、乾燥した毛髪を巻回状態で保持したり、濡れた状態の毛髪を巻回状態で保持し自然乾燥させたりして、毛髪にカールを付与する場合等にも適用することができる。また、毛髪の先端にカールを付与する場合以外にも、毛髪に波状にカールを付与する場合、毛髪に螺旋状にカールを付与する場合等にも適用が可能である。
尚、毛髪に市販の整髪料を付与した後に、前述の方法によってくせ付けしても良い。
【0032】
【発明の効果】
本発明の毛髪保持具によれば、毛髪に、容易且つ確実に綺麗なカールを付与することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、発明の毛髪保持具の第1実施形態を示す斜視図である。
【図2】 図2は、発明の毛髪保持具の第1実施形態の一使用態様を示す図で、(a)、(b)、(c)及び(d)は、それぞれ毛髪束の巻回手順を順次示す斜視図である。
【図3】 図3は、発明の毛髪保持具の第2実施形態を示す斜視図である。
【図4】 図4(a)、(b)及び(c)は、それぞれ、発明の毛髪保持具の第3実施形態〜第5実施形態を示す斜視図である。
【図5】 図5(a)及び(b)は、それぞれ、発明の毛髪保持具の第6実施形態及び第7実施形態を示す斜視図である。
【図6】 図6は、本発明の毛髪保持具の第8実施形態を示す図で、(a)は巻回前の状態を示す斜視図、(b)は巻回状態を示す斜視図である。
【図】 図は、本発明の毛髪保持具の他の実施形態を示す模式的断面図である。
【符号の説明】
1 毛髪保持具
2 筒状体
21、22 開口部
23,23A,23B シート
24 側縁部
25 空隙部
26 シート(張設シート)
27 中心線
28 側端部
29 収納部
3 毛髪
塑性変形部材

Claims (10)

  1. 一端の開口部から他端の開口部に向けて毛髪束を挿通可能に、一方の面を形成するシートと他方の面を形成するシートにより構成された扁平形状の筒状体からなり、該筒状体の一方の面を形成するシートに、該筒状体の短手方向に長い形状の空隙部が、該筒状体の長手方向に離間して直列に複数個形成されており、該筒状体は、その長手方向に実質的に伸縮性を有しておらず、前記空隙部は、前記筒状体の短手方向に長い形状で、一方の面を形成する前記シートの短手方向の長さの2/3以上に亘っており、該空隙部間の各間隔が2〜50mmであり、一方の面を形成する前記シートを外側又は内側にして毛髪束を巻回する補助具として用いられる毛髪保持具。
  2. 前記筒状体の一方の面を形成する前記シートのテーバーこわさが、0.4〜10mN・mである請求項1記載の毛髪保持具。
  3. 前記空隙部の形状が、楕円状、矩形状、線形状、又はスリット形状である請求項1又は2記載の毛髪保持具。
  4. 前記筒状体の他方の面を形成する前記シートのテーバーこわさが、0.4mN・m以上である請求項1〜3の何れかに記載の毛髪保持具。
  5. 前記空隙部に、テーバーこわさ0.4mN・m以下のシートが張設されている請求項1〜4の何れかに記載の毛髪保持具。
  6. 前記筒状体は、2枚の矩形状のシートを、その長手方向に沿う側端部同士を接合させて形成されており、一方の前記シートに前記空隙部が形成されている請求項1〜5の何れかに記載の毛髪保持具。
  7. 前記筒状体に、その長手方向に向けて塑性変形部材が取り付けられている請求項1〜6の何れかに記載の毛髪保持具。
  8. 前記塑性変形部材が、前記筒状体に対し、相互に可動自在になされている請求項7記載の毛髪保持具。
  9. 前記筒状体の長手方向の両側端部に、間歇的に凹部が形成されている請求項1〜8の何れかに記載の毛髪保持具。
  10. 一端の開口部から他端の開口部に向けて毛髪束を挿通可能に、一方の面を形成するシートと他方の面を形成するシートにより構成された扁平形状の筒状体からなり、該筒状体の一方の面を形成するシートに、該筒状体の短手方向に長い形状の空隙部が、該筒状体の長手方向に離間して直列に複数個形成されており、該筒状体は、その長手方向に実質的に伸縮性を有しておらず、前記空隙部に、テーバーこわさ0.4mN・m以下のシートが張設されており、一方の面を形成する前記シートを外側又は内側にして毛髪束を巻回する補助具として用いられる毛髪保持具。
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