JP2004209237A - 毛髪保持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 毛髪に、容易に所定の数種類の巻径で毛髪にカールを付与することのできる毛髪保持具を提供すること。
【解決手段】 一端の開口部21から他端の開口部22に向けて毛髪束3を挿通可能にシート23A、23Bにより構成された扁平形状の筒状体2からなり、毛髪束3の挿通された前記筒状体2を複数種の巻径の巻回状態に固定し得る巻き留め手段を具備しており、該巻き留め手段は、第1のメカニカルファスナー5と、該第1のメカニカルファスナー5に係合し得る第2のメカニカル係合部6A、6B、6Cとからなり、前記第1のメカニカルファスナー5は、前記筒状体2の一方の面の端部近傍に設けられており、前記第2のメカニカル係合部6A、6B、6Cは、該筒状体2の他方の面に該筒状体の長手方向に所定間隔で離間して複数個設けられている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、パーマ等により毛髪にカールを付与する場合に、毛髪束を所定の形状に巻回するときの補助具として用いられる毛髪保持具に関する。
毛髪にカールを付与する方法としては、筒状のカーラーに毛髪を巻回する方法が一般的である。この方法を用いて毛髪に種々の巻径でカールを付与するためには、それらの巻径に対応する外径を有するカーラーを多数個用意する必要がある。
一方、特開平10−192036号公報には、筒状の毛髪巻取り具が提案されている。このような筒状の毛髪巻取り具によれば、毛髪束が取り扱いが容易である。
しかし、前記公報記載の毛髪巻取り具では、所定の数種類の巻径で毛髪にカールを付与することが困難であり、特に、一人で自分自身の毛髪(頭髪)にカールを付与し難い。
従って、本発明の目的は、毛髪に、容易に所定の数種類の巻径で毛髪にカールを付与することのできる毛髪保持具を提供することにある。
特開平10−192036号公報
本発明は、一端の開口部から他端の開口部に向けて毛髪束を挿通可能にシートにより構成された扁平形状の筒状体からなり、毛髪束の挿通された前記筒状体を複数種の巻径の巻回状態に固定し得る巻き留め手段を具備している毛髪保持具(以下、第1発明ともいう)を提供することにより、上記目的を達成したものである。
また、本発明は、一端の開口部から他端の開口部に向けて毛髪束を挿通可能にシートにより構成された扁平形状の筒状体からなり、毛髪束の挿通された前記筒状体を複数種の巻径の巻回状態に固定し得る巻き留め手段を具備しており、該巻き留め手段は、第1のメカニカルファスナーと、該第1のメカニカルファスナーに係合し得る第2のメカニカル係合部とからなり、前記第1のメカニカルファスナーは、前記筒状体の一方の面の端部近傍に設けられており、前記第2のメカニカル係合部は、該筒状体の他方の面に該筒状体の長手方向に所定間隔で離間して複数個設けられている毛髪保持具(以下、第2発明ともいう)を提供することにより、上記目的を達成したものである。
また、本発明は、一端の開口部から他端の開口部に向けて毛髪束を挿通可能にシートにより構成された扁平形状の筒状体からなり、毛髪束の挿通された前記筒状体を複数種の巻径の巻回状態に固定し得る巻き留め手段を具備しており、該巻き留め手段は、前記シートの表面から突出した係合凸部と、該係合凸部に係合し得る係合孔部とからなり、前記係合凸部は、前記筒状体の両側縁部の端部近傍に設けられ、前記係合孔部は、該筒状体の両側縁部に該筒状体の長手方向に所定間隔で離間して複数個設けられている毛髪保持具(以下、第3発明ともいう)を提供することにより、上記目的を達成したものである。
また、本発明は、一端の開口部から他端の開口部に向けて毛髪束を挿通可能にシートにより構成された扁平形状の筒状体からなり、前記筒状体の他端の端部を、前記シートの一部をめくり上げて形成された係合受部に係合することにより、毛髪束の挿通された前記筒状体を巻回状態に固定し得るようになしてあり、前記係合受部は、前記筒状体の長手方向に所定間隔で離間して複数個設けられている毛髪保持具(以下、第4発明ともいう)を提供することにより、上記目的を達成したものである。
また、本発明は、一端の開口部から他端の開口部に向けて毛髪束を挿通可能にシートにより構成された扁平形状の筒状体からなり、前記シートにおける前記他端の近傍の所定範囲のテーバーこわさが、該シートの他の範囲のテーバーこわさよりも大きくなっている毛髪保持具(以下、第5発明ともいう)を提供することにより、上記目的を達成したものである。
また、本発明は、一端の開口部から他端の開口部に向けて毛髪束を挿通可能にシートにより構成された扁平形状の筒状体からなり、毛髪束の挿通された前記筒状体を複数種の巻径の巻回状態に固定し得る巻き留め手段を具備しており、該巻き留め手段は、板状の巻き留め片と、該巻き留め片に係合し得る前記筒状体の短手方向に長い切り欠きとからなり、前記巻き留め片は、前記筒状体の一方の面における一端部近傍に、該一端部から他端部に向けて延出して設けられており、前記切り欠きは、前記筒状体の他方の面に、該筒状体の長手方向に所定間隔で離間して複数個設けられている毛髪保持具(以下、第6発明ともいう)を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明の毛髪保持具によれば、毛髪に、容易に所定の数種類の巻径で毛髪にカールを付与することができる。
以下、本発明の第1発明及び第2発明の毛髪保持具を、その好ましい一実施形態である第1実施形態について、図1及び図2を参照して説明する。
本実施形態の毛髪保持具1は、図1及び図2に示すように、一端の開口部21から他端の開口部22に向けて毛髪束3を挿通可能にシート23A、23Bにより構成された扁平形状の筒状体2からなり、毛髪束3の挿通された前記筒状体2を複数種の巻径の巻回状態に固定し得る巻き留め手段を具備しており、該巻き留め手段は、第1のメカニカルファスナー5と、該第1のメカニカルファスナー5に係合し得る第2のメカニカル係合部(メカニカルファスナー)6A、6B、6Cとからなり、前記第1のメカニカルファスナー5は、前記筒状体2の一方の面の端部近傍に設けられており、前記第2のメカニカル係合部(メカニカルファスナー)6A、6B、6Cは、該筒状体2の他方の面に該筒状体2の長手方向に所定間隔で離間して複数個設けられている。
本実施形態の毛髪保持具1について更に詳述する。
前記筒状体2は、図1に示すように、2枚の矩形状のシート23A、23Bを、その長手方向に沿う側縁部24、24同士を接合させて形成されている。
筒状体2の大きさは、長さ50〜350mm、長径20〜100mm、短径0〜30mmであることが好ましく、毛髪の長さやくせ付けしたい場所、挿入する毛髪束の量に応じて適宜選択できる。
筒状体2を構成するシート23A,23Bとしては、各種可撓性材料が用いられ、例えば、不織布(ポリエチレン不織布、ポリエチレンテレフタレート不織布等)、織布、多孔性又は非多孔性の樹脂フィルム(ポリエチレンフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム等)、紙、高分子材料シート、ゴムシート、又はこれらの複合体等が挙げられる。本実施形態においては、毛髪処理剤に対して透過性を有するポリエチレンテレフタレート不織布が用いられている。
前記筒状体2は、形状記憶性、詳細には一方の面を形成するシート23Aを外側にして巻回した巻回形状の形状記憶性を有している。形状記憶性は、熱収縮率の異なるフィルムあるいは張力の違うフィルムを貼り合わせることによって、付与することができる。
また、シート23Aのテーバーこわさは、0.4mN・m以上となっている。尚、前記「テーバーこわさ」は、JIS P8125に規定される「こわさ試験方法」により測定されるテーパーこわさである。
また、前記筒状体2の一方の面を形成するシート23A及び他方の面を形成するシート23Bに、該筒状体2の短手方向に長い形状の複数個の空隙部25が該筒状体2の長手方向に離間して直列に形成されている。このような空隙部25が形成されていると、筒状体を巻回し易い。尚、筒状体2に空隙部25を形成する方法について特に制限はなく、例えば、シートの形成後に切断、打ち抜き等で形成することができる。
筒状体2の一端の開口部21の端部近傍は、図1に示すように、一方の面を形成するシート23Aが筒状体2の長手方向に延出した延設部4となっている。延設部4には、該筒状体2の一端の開口部21と連通する挿通開口部41が形成されている。
また、延設部4における長手方向端部と前記挿通開口部41との間には、前記第1のメカニカルファスナー5が、図1(b)に示すように、係合面を他方の面を形成するシート23B側に向けて設けられている。
筒状体2における一方の面を形成するシート23Aにおける空隙部25が設けられていない部分には、所定間隔を置いて、前記第2のメカニカルファスナー6A、6B、6Cが設けられている。
前記第1のメカニカルファスナー5がオス材で、前記第2のメカニカルファスナー6A、6B、6Cがメス材であり、第1のメカニカルファスナー5は、第2のメカニカルファスナー6A、6B、6Cとが機械的に係合可能となっている。
また、前記筒状体2には、その巻径に対応して目印(図示せず)が付されている。詳述すると、筒状体2にはその幅方向に亘って直線が印刷されており、該直線は、第1のメカニカルファスナー5を第2のメカニカルファスナー6A、6B、6Cにそれぞれ係合させたときに、延設部4の一端部が目印となる前記直線と略一致するような位置にそれぞれ付されている。
次に、本発明の毛髪保持具の第1実施形態の一使用態様として、パーマ処理により毛髪(頭髪)に直接カールを付与する場合について、図1〜図3を参照しながら説明する。
先ず、毛髪束3の量や得ようとするカール形状に応じて、適当な長さ及び幅を有する筒状体2からなる毛髪保持具1を用い、図2(a)に示すように、筒状体2の一端の開口部21を楕円形状に開口し、毛髪束3を一方のシート23Aの側から挿通開口部41を介して該開口部21の中へ挿入する。そして、図2(b)に示すように、毛髪束3を、その先端が筒状体2の他端の開口部22から少しはみ出るまで、筒状体2に挿通させる。
毛髪束3を筒状体2に挿通させた後、図2(c)及び(d)に示すように、筒状体2をその他端の開口部22の側から、一方のシート23Aを外側にして巻回する。そして、第1のメカニカルファスナー5と第2のメカニカルファスナー6Bとを係合させる。
そのようにすると、筒状体2が所定の巻径の巻回状態で固定される。この際、延設部4の一端部が、筒状体2に付された、第2のメカニカルファスナー6Bに対応する目印(図示せず)と略一致する。尚、小さい巻径の巻回状態で固定したいときは、第1のメカニカルファスナー5と第2のメカニカルファスナー6Cとを係合させればよく、大きい巻径の巻回状態で固定したいときは、第1のメカニカルファスナー5と第2のメカニカルファスナー6Aとを係合させればよい。
その後、筒状体2の外側からパーマ用の毛髪処理剤を毛髪束3に付与する。毛髪処理剤は、該毛髪処理剤に対して透過性を有するシート23を介して、毛髪束3に付与される。所定時間後、筒状体2から毛髪束3を挿脱し、洗髪等して、パーマ処理を完了する。
尚、筒状体2の開口部21から毛髪束3を挿入させる際に、必要に応じ、該開口部21を真円状に開口した方が、毛髪束3をスムーズに挿入させ易い。また、毛髪束をフック可能なフック部が設けられた毛髪挿入具を用いると、毛髪束3を筒状体2に容易に挿通できる。また、必ずしも、毛髪束3の先端を筒状体2の他端の開口部22からはみ出させる必要はない。
本実施形態の毛髪保持具1によれば、前述した手順で第1のメカニカルファスナー5を第2のメカニカルファスナー6A、6B、6Cに係合することにより、毛髪束3を容易に所定の3種類の巻径の巻回状態に固定できる。
また、本実施形態の毛髪保持具1における筒状体2には、その巻径に対応して目印が付されているため、所望の巻径の巻回状態に固定されているかを容易に目視確認できる。また、筒状体の一方の面を形成するシート23Aのテーバーこわさが0.4mN・m以上であるため、毛髪束3が挿通された筒状体2を綺麗な円形に巻回し易い。また、筒状体2が形状記憶性を有しているため、筒状体2に毛髪束3を挿入したときに、毛髪束3を抑え付けるような力が働き、毛髪保持具1のズレ落ちや位置ズレの発生が少ない。
次に、本発明の毛髪保持具の他の実施形態について説明する。これらの実施形態については、第1実施形態と異なる点についてのみ説明し、特に説明しない点については、第1実施形態に関する説明が適宜適用される。そして、他の実施形態の毛髪保持具においても、第1実施形態の毛髪保持具と同様に、毛髪束3を容易に所定の複数種の巻径の巻回状態に固定できる。
図4(a)及び(b)に示す実施形態は、第1実施形態の一部の形態を変更した別の実施形態であり、該実施形態の毛髪保持具1においては、第1実施形態に比して延設部4が設けられておらず、第1のメカニカルファスナー5が筒状体2の他方の面を形成するシート23Bにおける一端の開口部21近傍に設けられている。それ以外の構成については、第1実施形態と同様である。
図4(a)及び(b)に示す実施形態の毛髪保持具1によれば、図4(c)に示すように、第1実施形態と同様に毛髪束3を容易に所定の3種類の巻径の巻回状態に固定できる。更に、該実施形態の毛髪保持具1は、第1実施形態に比して延設部4が設けられていないため、図4(c)に示すように、筒状体2を所定の巻径の巻回状態に固定した後更に巻回し、図4(d)に示すように、筒状体2の一方のシート23Aの周面に毛髪束3を巻回することもできる。
図5(a)及び(b)に示す実施形態は、第1実施形態の一部の形態を変更した更に別の実施形態である。該実施形態の毛髪保持具1においては、第1実施形態に比して第1のメカニカルファスナー5Aが筒状体2の一方の面を形成するシート23Aにおける他端部近傍に設けられており、第1のメカニカルファスナー5Bが該シート23Aにおける一端部近傍に設けられている。また、第1のメカニカルファスナー5A,5Bに係合するメカニカル係合部6A〜6Cについては、筒状体2の他方の面を形成するシート23Bを不織布で構成し、その長手方向に所定間隔を置いてその幅方向に亘って毛羽立ち加工を施して形成してある。メカニカル係合部6A〜6Cは、シート23Bを毛羽立ち加工された不織布で構成し、メカニカル係合部以外の部分の毛羽立ちを抑える加工を施して形成してもよい。更に空隙部25及び延設部4が設けられていない点も異なる。それ以外の構成については、第1実施形態と同様である。
図5(a)及び(b)に示す実施形態の毛髪保持具1によれば、図5(c)に示すように、筒状体2に毛髪束3を挿通し、その状態で筒状体2を一方のシート23Aを外側にして巻回し、第1のメカニカルファスナー5Aを第2のメカニカル係合部6Aに係合させることにより、毛髪束3を容易に所定の巻径の巻回状態にすることができ、更に巻回して、第1のメカニカルファスナー5Bを第2のメカニカル係合部6Cに係合させることにより、該巻回状態を固定することができる。
また、第1のメカニカルファスナー5Aを第2のメカニカル係合部6B又は6Cに係合させれば、異なる巻径の巻回状態にすることができる。この場合、第1のメカニカルファスナー5Bを第2のメカニカル係合部6A〜6Cに係合させることができないが、クリップ(図示せず)を用いて、巻回状態を固定することができる。
図5(d)に示す実施形態は、図5(a)及び(b)に示す実施形態の一部の形態を変更した更に別の実施形態である。該実施形態の毛髪保持具1においては、図5(a)及び(b)に示す実施形態に比して、シート23Aの一端部近傍の第1のメカニカルファスナー5Bが設けられていない。それ以外の構成については、図5(a)及び(b)に示す実施形態と同様である。
図5(d)に示す実施形態の毛髪保持具1によれば、巻回状態の固定にクリップ等が必須である点を除けば、図5(a)及び(b)に示す実施形態と同様に毛髪束3を容易に所定の3種類の巻径の巻回状態に固定できる。
尚、図5に示す実施形態においては、第2のメカニカル係合部の間隔や個数を適宜調整して設計することができる。
次に、本発明の第1発明及び第3発明の毛髪保持具を、その好ましい一実施形態である第2実施形態について、図6を参照して説明する。
本実施形態の毛髪保持具1における巻き留め手段は、図6に示すように、前記シートの表面から突出した係合凸部5と、該係合凸部に係合し得る係合孔部6A、6B、6Cとからなる。前記係合凸部5は、前記筒状体2の両側縁部24の端部近傍に設けられ、前記係合孔部6A、6B、6Cは、該筒状体2の両側縁部24に該筒状体2の長手方向に所定間隔で離間して複数個設けられている。
前記係合凸部5は、図6(c)に示すように、その高さ方向に略きのこ形状を有しており、該係合凸部5の上部が前記係合孔部6に圧入嵌合し得るようになしてある。
図6に示す実施形態の毛髪保持具1によれば、図6(b)に示すように、筒状体2に毛髪束3を挿通し、その状態で筒状体2を一方のシート23Aを外側にして巻回し、係合凸部5を係合孔部6Cに圧入嵌合させることにより、毛髪束3を容易に所定の巻径の巻回状態にすることができる。この際、係合凸部5における略きのこ形状の上部が係合孔部6Cに圧入嵌合されるので、別途クリップ等を用いなくても筒状体2の係合状態を固定できる。係合凸部5を係合孔部6A又は6Bに係合させれば、異なる巻径の巻回状態にすることができる。
図7(a)及び(b)に示す実施形態は、第2実施形態の一部の形態を変更した別の実施形態であり、該実施形態の毛髪保持具1においては、第2実施形態に比して係合凸部5が筒状体2の両側縁部24をコ字状に切断し、めくり上げて形成されてなる点が異なる。それ以外の構成については、第2実施形態と同様である。
図7(a)及び(b)に示す実施形態においては、係合凸部5の形成が、図6に示す第2実施形態に比して容易である。一方、係合凸部5を係合孔部6に係合させただけでは両者を固定できないので、図7(b)に示すように筒状体2を巻回して係合凸部5を係合孔部6Cに係合し、必要に応じ筒状体2を更に巻回し、図7(c)に示すように筒状体2の巻回状態をクリップCで固定する。
次に、本発明の第1発明及び第4発明の毛髪保持具を、その好ましい一実施形態である第3実施形態について、図8を参照して説明する。
本実施形態の毛髪保持具においては、図8(a)に示すように、前記筒状体2の他端の端部5を、前記シート23Bの一部をめくり上げて形成された係合受部6A、6Bに係合することにより、毛髪束3の挿通された前記筒状体2を巻回状態に固定し得るようになしてあり、前記係合受部6A、6Bは、前記筒状体2の長手方向に所定間隔で離間して複数個設けられている。
第3実施形態の毛髪保持具1によれば、図8(b)に示すように、筒状体2に毛髪束3を挿通し、その状態で筒状体2を一方のシート23Aを外側にして巻回し、他端の端部5を係合受部6Bに係合させることにより、毛髪束3を容易に所定の巻径の巻回状態にすることができる。そして、図8(c)に示すように、筒状体2を更に巻回し、その状態でクリップCで巻回状態を固定する。他端の端部5を係合受部6Aに係合させれば、小さい巻径の巻回状態にすることができる。
次に、本発明の第1発明及び第5発明の毛髪保持具を、その好ましい一実施形態である第4実施形態について、図9を参照して説明する。
本実施形態の毛髪保持具1は、図9に示すように、一端の開口部21から他端の開口部22に向けて毛髪束3を挿通可能にシート23A、23Bにより構成された扁平形状の筒状体2からなり、前記筒状体2を形成するシート23Bにおける前記他端の開口部22の近傍の所定範囲2Aのテーバーこわさが、該シート23Bの他の範囲2Bのテーバーこわさよりも大きくなっている。所定範囲2Aのテーバーこわさは、0.4N・m以上であることが好ましく、他の範囲2Bのテーバーこわさは、0.4N・m以下であることが好ましい。また、所定範囲2Aの厚みは、0.05〜0.5mmであることが好ましい。
他のシート23Bは、テーバーこわさの異なる2種類のシートが長手方向に接合した接合シートからなる。該接合シートにおける所定範囲2A(テーバーこわさの大きい範囲)には、筒状体2の短手方向に長い形状の複数個の空隙部25が該筒状体2の長手方向に離間して直列に形成されている。
また、第4実施形態の毛髪保持具1においては、第1実施形態と同様に、筒状体2の一端の開口部21の端部近傍は、一方の面を形成するシート23Aが筒状体2の長手方向に延出した延設部4となっている。延設部4は、筒状体2の一方の面を形成するシート23Aと一体的に形成されており、該延設部4には、該筒状体2の一端の開口部21と連通する挿通開口部41が形成されている。
第4実施形態の毛髪保持具1によれば、毛髪束3を一方のシート23Aの側から挿通開口部41を介して該開口部21の中へ挿入し、その状態で筒状体2を一方のシート23Aを外側にして巻回でき、その際、筒状体2をテーバーこわさの大きい前記所定範囲2Aを基準として巻回することにより、毛髪束3を容易に所定の巻径の巻回状態にすることができる。そして、筒状体2を更に巻回し、その状態でクリップ(図示せず)で巻回状態を固定する。
次に、本発明の第1発明及び第6発明の毛髪保持具を、その好ましい一実施形態である第5実施形態について、図10を参照して説明する。
本実施形態の毛髪保持具における巻き留め手段は、図10に示すように、板状の巻き留め片5と、該巻き留め片5に係合し得る前記筒状体2の短手方向に長い切り欠き6,6・・・とからなる。前記巻き留め片5は、前記筒状体2の一方の面23Aにおける一端部近傍に、該一端部から他端部に向けて延出して設けられており、前記切り欠き6は、前記筒状体2の他方の面23Bに、該筒状体2の長手方向に所定間隔で離間して複数個設けられている。
筒状体2は、図10に示すように、2枚の矩形状のシート23A、23Bを、その長手方向に沿う側縁部24、24同士を接合させて形成されている。
筒状体2の一方の面を形成するシート(一方のシート)23A及び他方の面を形成するシート(他方のシート)23Bのテーバーこわさは、係合した時の強度を考慮すると、好ましくは0.4mN・m以上、更に好ましくは2mN・m以上である。
筒状体2の一端の開口部21の端部近傍は、一方のシート23Aが筒状体2の長手方向に延出した延設部4となっている。一方のシート23Aにおける外面(他方のシート23Bとは反対側の面)の一端部(一端の開口部21側の端部)には、図10(a)に示すように、巻き留め片5が該一端部から他端部(他端の開口部22側の端部)に向けて延出して設けられている。
巻き留め片5は、基端から自由端に向けて徐々に幅が細くなる台形形状を有しており、前記切り欠き6への挿入性を向上させている。
本実施形態においては、巻き留め片5の基端は、一方のシート23Aの一端部最外方に位置しているが、筒状体2の巻き留めに支障のない範囲で、一端部から内方に位置していてもよい。
他方のシート23Bには、前記切り欠き6が、筒状体2の長手方向に所定間隔で離間して複数個(本実施形態では8個)設けられている。
切り欠き6は、巻き留め片5を係合することができれば、矩形(帯形)、楕円形、波状帯形等の種々の形状とすることができるが、本実施形態では、巻き留め片5の挿入性、巻き留め片5の外れ防止性、加工性等を考慮し、細長い矩形となっている。切り欠き6の間隔や個数は、所望の巻径等に応じて適宜変更できる。
一方のシート23Aに対する巻き留め片5の迎角は、巻き留め片5を、他方のシート23Bに形成された切り欠き6に係合し、筒状体2の巻回状態を維持できる範囲で任意の角度とすることができるが、巻き留め片5の切り欠き6への挿入性及び係合後における巻き留め片5の切り欠き6からの外れ防止性を考慮すると、前記迎角は、好ましくは0〜80°、更に好ましくは5〜30°である。
筒状体2の両側縁部24における長手方向他端近傍それぞれには、両側縁部24から筒状体2の幅方向に延出する巻き締め片81が設けられている。巻き締め片81は、筒状体2とは別の部材を筒状体2の両側縁部24に接合して形成されており、基端から自由端に向けて徐々に幅が細くなる台形形状を有している。巻き締め片81は、筒状体2と一体的に(筒状体2を形成するシートと同じ部材で)形成してもよい。また、巻き締め片81は、それを把持して筒状体2を巻き締めることができれば、種々の形状、大きさ、厚さ、配置とすることができる。
図10に示す実施形態の毛髪保持具1によれば、図11(a)及び(b)に示すように、筒状体2に毛髪束3を挿通し、その状態で筒状体2を他方のシート23Bを外側にして巻回する。巻き締め片81を手(図示せず)で把持して筒状体2を巻回すると、容易に且つ必要に応じてきつく筒状体を巻回することができる。そして、図11(c)に示すように、筒状体2を所定の巻径に巻回した後、巻き留め片5を切り欠き6に係合させることにより、毛髪束3を容易に所定の巻径の巻回状態にすることができる。巻き留め片5を切り欠き6に係合させた後、筒状体2に対し、巻き付け力を除去すると、筒状体2が広がろうとするため、巻き留め片5の切り欠き6に対する係合が強くなる。巻き留め片5を異なる切り欠き6に係合させれば、異なる巻径の巻回状態にすることができる。
図12(a)に示す実施形態は、第5実施形態の一部の形態を変更した更に別の実施形態である。該実施形態の毛髪保持具1においては、第5実施形態に比して、一方のシート23Aの外面における所定位置に、係合受部82が設けられている。
係合受部82は、一方のシート23Aとは別の部材を該シート23Aに接合してなり、該別の部材の一部が筒状体2の他端部から一端部に向けて仰ぐように立設している。
図12(a)に示す実施形態においては、図12(b)に示すように、筒状体2における他端部側を巻回し、他端部(他端の開口部22)を筒状体2の一方のシート23Aと係合受部82との間に係合させることにより、毛髪束3を容易に所定の巻径の巻回状態にすることができる。即ち、本実施形態における係合受部82は、図8に示す実施形態における係合受部6A、6Bと、その形成方法が異なる以外は、同様の構成・機能を有するものである。尚、図12(b)においては、一方のシート23A及び他方のシート23Bを簡略化して図示している。
そして、図12(a)に示す実施形態によれば、第5実施形態と同様に、筒状体2を更に巻回し、巻き留め片5を切り欠き6に係合させることにより、毛髪束3を容易に所定の巻径の巻回状態にすることができる。
本発明の毛髪保持具は、前述した実施形態に制限されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない限り、例えば以下に示すように適宜変更が可能である。
前記筒状体2の長手方向の両側縁部24に、図13(a)及び(b)に示すように、該両側縁部24から立設するフランジ7が設けられていると好ましい。フランジ7は、図13(a)に示すように、筒状体2の一方の面を形成するシート23Aの長手方向に沿う両側縁部24それぞれから、短手方向に一体的に突出して形成され、図13(b)に示すように、シート23A側に折り返されている。
フランジ7は、シート23Aと筒状体2の他方の面を形成するシート23Bとの貼り合わせ部分で形成したり、筒状体2の一部をめくり上げて形成したり、筒状体2とは別体の部材を該筒状体2に接合して形成することもできる。また、フランジ7は、筒状体2の両側縁部24の任意の箇所に設けることができ、両側縁部24の全体に亘って設けてもよい。特に、図13(a)及び(b)に示すように、毛髪束が挿入される筒状体2の一端部に近い箇所に複数個設けられていることが好ましい。
フランジ7の設けられた毛髪保持具によれば、図13(c)に示すように、筒状体2の周面に毛髪束3を巻回する場合に、毛髪束3がその両側からフランジ7により保持される。そのため、筒状体2の周面に巻回された毛髪束3は、筒状体2の周面から脱落し難い。
巻き留め手段としては、メカニカルファスナーに代えて粘着剤を用いることができる。また、巻き留め手段をメカニカルファスナーで構成する場合には、第1のメカニカルファスナーがメス材で、第2のメカニカルファスナーがオス材でもよい。
第2発明におけるメカニカル係合部、第3発明における係合孔部、第4発明における係合受部、第6発明における切り欠きはそれぞれ所望の巻径の種類に応じて、3個又は4個以上設けることができる。
本発明の前記実施形態のそれぞれ異なる部分を、適宜変更したり組み合わせた形態とすることもできる。例えば、図10に示す第5実施形態における巻き締め片を、第1発明及び第6発明以外の発明における筒状体に適宜設けることができる。
本発明の毛髪保持具においては、筒状体は、その一端が開口し且つその他端に閉口可能な手段を設けてあるものでもよい。筒状体は、その形成方法について特に制限はなく、シートを縫合、融着又は接着して形成したものでも、押出成形等により当初から筒状に形成したものでもよい。
尚、本発明の毛髪保持具における「筒状体」を構成するシート材の形状及びその表面状態は、上述の形態の筒状体を形成可能なものであれば良く、「扁平形状」という場合、シート材の表面は、凹凸面であってもよい。
また、本発明の毛髪保持具は、パーマ処理により毛髪にカールを付与する場合に限らず、毛髪束を巻回した後、ドライヤー等により熱処理したり、乾燥した毛髪を巻回状態で保持したり、濡れた状態の毛髪を巻回状態で保持し自然乾燥させたりして、毛髪にカールを付与する場合等にも適用することができる。尚、毛髪に市販の整髪料を付与した後に、前述の方法によってくせ付けしても良い。クリップの代わりに輪ゴム等を用いてもよい。
図1は、本発明の毛髪保持具の第1実施形態を示す斜視図で、(a)は第2のメカニカルファスナー側から見た図、(b)は(a)の反対側から見た図である。 図2は、本発明の毛髪保持具の第1実施形態の一使用態様を示す図で、(a)、(b)、(c)及び(d)は、それぞれ毛髪束の巻回手順を順次示す斜視図である。 図3は、第1実施形態の毛髪保持具を用いて毛髪束にカールを付与している状態を示す斜視図である。 図4は、本発明の毛髪保持具の第1実施形態の一部を変更した別の実施形態を示す斜視図で、(a)は第2のメカニカルファスナー側から見た図、(b)は(a)の反対側から見た図、(c)は毛髪束を巻回した状態を示す図、(d)は(c)に示す状態から更に毛髪束を巻回した状態を示す図である。 図5は、本発明の毛髪保持具の第1実施形態の一部を変更した更に別の実施形態を示す斜視図で、(a)は第1のメカニカルファスナー側から見た図、(b)は(a)の反対側から見た図、(c)は毛髪束を巻回した状態を示す図であり、(d)は(a)及び(b)に示す実施形態の一部を更に変更した実施形態である。 図6は、本発明の毛髪保持具の第2実施形態を示す図で、(a)は係合凸部側から見た斜視図、(b)は毛髪束を巻回した状態を示す斜視図、(c)は係合凸部近傍の側面図である。 図7は、本発明の毛髪保持具の第2実施形態の一部を変更した別の実施形態を示す斜視図で、(a)は第1の係合凸部側から見た図、(b)は毛髪束を巻回した状態を示す図、(c)は(b)に示す状態から更に毛髪束を巻回してクリップで固定した状態を示す図である。 図8は、本発明の毛髪保持具の第3実施形態を示す斜視図で、(a)は係合受部側から見た図、(b)は毛髪束を巻回した状態を示す図、(c)は(b)に示す状態から更に毛髪束を巻回してクリップで固定した状態を示す図である。 図9は、本発明の毛髪保持具の第4実施形態を示す斜視図である。 図1は、本発明の毛髪保持具の第5実施形態を示す斜視図で、(a)は巻き留め片側から見た図、(b)は(a)の反対側から見た図である。 図11は、本発明の毛髪保持具の第5実施形態の一使用態様を示す図で、(a)、(b)及び(c)は、それぞれ毛髪束の巻回手順を順次示す斜視図である。 図12は、本発明の毛髪保持具の第5実施形態の一部を変更した更に別の実施形態を示す図で、(a)は図10(a)対応図、(b)は筒状体の他端を係合受部に係合した状態を示す模式的側面図である。 図13は、本発明の毛髪保持具の実施形態の変形例を示す図で、(a)はフランジを展開した状態を示す斜視図、(b)は(a)のA−A断面図で、フランジを折り返した状態を示す図、(c)は毛髪束を巻回した状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 毛髪保持具
2 筒状体
21、22 開口部
23A,23B シート
24 側縁部
25 空隙部
3 毛髪束
4 延設部
41 挿通開口部
5、5A、5B 第1のメカニカルファスナー、係合凸部、他端の端部、巻き留め片
6A、6B、6C 第2のメカニカル係合部、係合孔部、係合受部、切り欠き
7 フランジ
81 巻き締め片
82 係合受部
C クリップ

Claims (17)

  1. 一端の開口部から他端の開口部に向けて毛髪束を挿通可能にシートにより構成された扁平形状の筒状体からなり、
    毛髪束の挿通された前記筒状体を複数種の巻径の巻回状態に固定し得る巻き留め手段を具備している毛髪保持具。
  2. 前記筒状体は、形状記憶性を有している請求項1記載の毛髪保持具。
  3. 前記巻き留め手段は、メカニカルファスナー又は粘着剤である請求項1又は2記載の毛髪保持具。
  4. 一端の開口部から他端の開口部に向けて毛髪束を挿通可能にシートにより構成された扁平形状の筒状体からなり、
    毛髪束の挿通された前記筒状体を複数種の巻径の巻回状態に固定し得る巻き留め手段を具備しており、該巻き留め手段は、第1のメカニカルファスナーと、該第1のメカニカルファスナーに係合し得る第2のメカニカル係合部とからなり、
    前記第1のメカニカルファスナーは、前記筒状体の一方の面の端部近傍に設けられており、前記第2のメカニカル係合部は、該筒状体の他方の面に該筒状体の長手方向に所定間隔で離間して複数個設けられている毛髪保持具。
  5. 前記第2のメカニカル係合部は、前記第1のメカニカルファスナーに係合し得るメカニカルファスナーである請求項4記載の毛髪保持具。
  6. 一端の開口部から他端の開口部に向けて毛髪束を挿通可能にシートにより構成された扁平形状の筒状体からなり、
    毛髪束の挿通された前記筒状体を複数種の巻径の巻回状態に固定し得る巻き留め手段を具備しており、該巻き留め手段は、前記シートの表面から突出した係合凸部と、該係合凸部に係合し得る係合孔部とからなり、
    前記係合凸部は、前記筒状体の両側縁部の端部近傍に設けられ、前記係合孔部は、該筒状体の両側縁部に該筒状体の長手方向に所定間隔で離間して複数個設けられている毛髪保持具。
  7. 前記係合凸部は、その高さ方向に略きのこ形状を有しており、該係合凸部の上部が前記係合孔部に圧入嵌合し得るようになしてある請求項6記載の毛髪保持具。
  8. 一端の開口部から他端の開口部に向けて毛髪束を挿通可能にシートにより構成された扁平形状の筒状体からなり、
    前記筒状体の他端の端部を、前記シートの一部をめくり上げて形成された係合受部に係合することにより、毛髪束の挿通された前記筒状体を巻回状態に固定し得るようになしてあり、
    前記係合受部は、前記筒状体の長手方向に所定間隔で離間して複数個設けられている毛髪保持具。
  9. 一端の開口部から他端の開口部に向けて毛髪束を挿通可能にシートにより構成された扁平形状の筒状体からなり、
    前記シートにおける前記他端の近傍の所定範囲のテーバーこわさが、該シートの他の範囲のテーバーこわさよりも大きくなっている毛髪保持具。
  10. 一端の開口部から他端の開口部に向けて毛髪束を挿通可能にシートにより構成された扁平形状の筒状体からなり、
    毛髪束の挿通された前記筒状体を複数種の巻径の巻回状態に固定し得る巻き留め手段を具備しており、該巻き留め手段は、板状の巻き留め片と、該巻き留め片に係合し得る前記筒状体の短手方向に長い切り欠きとからなり、
    前記巻き留め片は、前記筒状体の一方の面における一端部近傍に、該一端部から他端部に向けて延出して設けられており、前記切り欠きは、前記筒状体の他方の面に、該筒状体の長手方向に所定間隔で離間して複数個設けられている毛髪保持具。
  11. 前記筒状体の一方の面を形成するシート及び他方の面を形成するシートのテーバーこわさが何れも0.4mN・m以上である請求項10に記載の毛髪保持具。
  12. 前記筒状体の一方の面に、該筒状体の他端部から一端部に向けて延出する係合受部が設けられており、該筒状体の他端部を該係合受部に係合し得るようになしてある請求項10又は11記載の毛髪保持具。
  13. 前記筒状体には、その巻径に対応して目印が付されている請求項1〜12の何れかに記載の毛髪保持具。
  14. 前記筒状体の長手方向の両側縁部に該両側縁部から立設するフランジが設けられている請求項1〜13の何れかに記載の毛髪保持具。
  15. 前記筒状体の一方の面及び/又は他方の面を形成するシートに、該筒状体の短手方向に長い形状の複数個の空隙部が該筒状体の長手方向に離間して直列に形成されている請求項1〜14の何れかに記載の毛髪保持具。
  16. 前記筒状体の一方の面を形成するシートのテーバーこわさが0.4mN・m以上である請求項1〜10及び12〜15の何れかに記載の毛髪保持具。
  17. 前記筒状体は、形状記憶性を有している請求項4〜16の何れかに記載の毛髪保持具。
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