JP2005185532A - 毛髪保持具 - Google Patents

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Takehiko Tojo
武彦 東城
Hideo Kobayashi
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Abstract

【課題】 巻回状態の毛髪保持具における巻芯近傍に毛髪処理剤が浸透し易く、巻回状態の毛髪保持具における外周部分から毛髪保持具内に一旦浸透した毛髪処理剤が漏れ出し難い毛髪保持具を提供すること。
【解決手段】 一端の開口部21から他端の開口部22に向けて毛髪束を挿通可能にシート23A、23Bにより構成された扁平な筒状体2からなり、前記筒状体2を構成する前記シート23A、23Bの坪量が、前記一端の開口部21から前記他端の開口部22に向けて漸減している。
【選択図】 図2

Description

本発明は、パーマ等により毛髪にカールを付与する場合に、毛髪束を所定の形状に巻回するときの補助具として用いられる毛髪保持具に関する。
毛髪束を所定の形状に巻回するときの補助具に用いられる毛髪保持具として、一端の開口部から他端の開口部に向けて毛髪束を挿通可能に構成された筒状体からなる毛髪保持具が用いられている。このような毛髪保持具としては、下記特許文献1に記載されている筒状シートからなる毛髪保持具や、下記特許文献2に記載されている筒状網からなる毛髪保持具等がある。
このような毛髪保持具によれば、毛髪保持具内に毛髪束を挿通し、その状態で毛髪保持具を毛髪束ごと巻回することにより毛髪束を巻回することができる。そして、巻回状態において毛髪保持具を介して毛髪にパーマ液等の毛髪処理剤を付与することにより、毛髪にカールを付与することができる。
特開2003−33216号公報 国際公開第00/57744号パンフレット
しかし、従来の毛髪保持具を用いたカール付与においては、毛髪保持具の巻回数が多くなると、巻回状態の毛髪保持具における巻芯近傍に毛髪処理剤が浸透し難く、巻芯近傍の毛髪に十分な毛髪処理剤が付与され難かった。一方、毛髪保持具に対する毛髪処理剤の浸透性を向上させると、巻回状態の毛髪保持具における外周部分から毛髪保持具内に一旦浸透した毛髪処理剤が漏れ出すことがあった。
以上の問題は、長い毛髪束や分量のある毛髪束に対して毛髪保持具を用いた場合に、特に顕著となる。
従って、本発明の目的は、巻回状態の毛髪保持具における巻芯近傍に毛髪処理剤が浸透し易く、巻回状態の毛髪保持具における外周部分から毛髪保持具内に一旦浸透した毛髪処理剤が漏れ出し難い毛髪保持具を提供することにある。
本発明は、一端の開口部から他端の開口部に向けて毛髪束を挿通可能にシートにより構成された扁平な筒状体からなり、前記シートの坪量が、前記一端の開口部から前記他端の開口部に向けて漸減している毛髪保持具を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明の毛髪保持具によれば、巻回状態の毛髪保持具における巻芯近傍に毛髪処理剤が浸透し易く、巻回状態の毛髪保持具における外周部分から毛髪保持具内に一旦浸透した毛髪処理剤が漏れ出し難い。
以下、本発明の毛髪保持具を、その好ましい一実施形態について、図1及び図2を参照して説明する。
本実施形態の毛髪保持具1は、図1及び図2に示すように、一端の開口部21から他端の開口部22に向けて毛髪束H(図3参照)を挿通可能にシート23A、23Bにより構成された扁平な筒状体2からなり、前記筒状体2を構成する前記シート23A、23Bの坪量が、前記一端の開口部21から前記他端の開口部22に向けて漸減している。
筒状体2は、図1及び図2に示すように、2枚の矩形状のシート23A,23Bを、その長手方向に沿う側端部24,24同士を接合させて形成されており、横断面形状がそれぞれ直線状の2面を結合してなる扁平形状を有している。尚、図1においては、筒状体2を、便宜上、その開口部が弓形状の2面を結合してなる扁平形状に開口した状態で図示している。
一方のシート23Aは、図2に示すように、第1基材シート31A、第2基材シート32A及び第3基材シート33Aの3枚を貼り合わせてなる。
第1基材シート31Aは、図2に示すように、筒状体2の一端の開口部21から他端の開口部22に亘っている。第2基材シート32Aは、筒状体2の一端の開口部21から、筒状体2の全長の略2/3に亘っており、第1基材シート31Aの外周面に貼り合わされている。第3基材シート33Aは、筒状体2の一端の開口部21から、筒状体2の全長の略1/3に亘っており、第2基材シート32Aの外周面に貼り合わされている。
他方のシート23Bも、図2に示すように、一方のシート23Aと同様に、第1基材シート31B、第2基材シート32B及び第3基材シート33Bの3枚を貼り合わせてなる。
これらの各基材シートは、シート単体において坪量がシート長手方向に均一となっている。そのため、一方のシート23Aの坪量は、筒状体2の長手方向に3段階で漸減しており、筒状体2全体として、図2に示すように、一端の開口部21から筒状体2の全長の略1/3の領域P3における坪量と、筒状体2の全長における長手方向中央部の略1/3の領域P2における坪量と、他端の開口部22から筒状体2の全長の略1/3の領域P1における坪量との比は、3:2:1となっている。
一方のシート23A及び他方のシート23Bにおいては、前記一端の開口部21近傍(本実施形態においては領域P3)の前記坪量は、50〜500g/m2であり、好ましくは100〜300g/m2である。また、前記他端の開口部22近傍(本実施形態においては領域P1)の前記坪量は、10〜150g/m2であり、好ましくは20〜100g/m2である。また、長手方向中央部(本実施形態においては領域P2)の前記坪量は、40〜250g/m2であり、好ましくは50〜250g/m2であり、更に好ましくは50〜200g/m2である。このような範囲に坪量を規定すると、筒状体をロール状に巻き上げる際に巻き上げ易く、好ましい。
一端の開口部21近傍(領域P3)は、坪量が大きくなっている結果、高剛性となっている。そのため、毛髪を取り込む際に、一端の開口部21に毛髪が引っ掛かったとしても一端の開口部21が変形し難くなり、毛髪を取り込み易くなっている。
前記筒状体2は、その長さLが20〜500mmであり、好ましくは100〜300mmである。また、筒状体2は、その幅Wに対する長さLの比(L/W)が0.7〜0.2であり、好ましくは、0.5〜0.3である。比(L/W)が0.7〜0.2であると、筒状体への毛髪の挿入性が良好である。
筒状体2を構成するシートとしては、各種可撓性材料が用いられ、例えば、不織布(ポリエチレン不織布、ポリエチレンテレフタレート不織布等)、織布、紙、又はこれらの複合体等が挙げられる。
次に、本実施形態の毛髪保持具の一使用態様として、パーマ処理により毛髪(頭髪)に直接カールを付与する場合について、図3を参照しながら説明する。
先ず、毛髪束Hの量や得ようとするカール形状に応じて、適当な長さ及び幅を有する筒状体2からなる毛髪保持具1を用い、図3(a)に示すように、筒状体2の一端の開口部21を楕円形状に開口して、該開口部21から毛髪束Hを挿入する。そして、図3(b)に示すように、毛髪束Hを、その先端が筒状体2の他端の開口部22から少しはみ出るまで、筒状体2に挿通させる。その際には、毛髪を筒状体内に挿入する補助具である毛髪挿入具(図示せず)を使用することが好ましい。
毛髪束Hを筒状体2に挿通させた後、図3(c)及び(d)に示すように、筒状体2を他端の開口部22の側から、所望の巻回径で巻回し、クリップ(図示せず)等の周知の固定手段を用いて毛髪束Hの巻回状態を保持する。その後、筒状体2の外側からパーマ用の毛髪処理剤を毛髪束Hに付与する。
ここで、本実施形態における筒状体2によれば、その坪量が、その長手方向に均一ではなく、毛髪束Hの挿入口である一方の開口部21から他端の開口部21に向けて漸減しているため、巻回時において、巻芯近傍の筒状体2の坪量が小さく、巻芯近傍まで毛髪処理剤が浸透し易い。しかも、一方の開口部21近傍においては、十分な坪量を有しているため、巻回状態の毛髪保持具における外周部分から筒状体2内に一旦浸透した毛髪処理剤が漏れ出し難い。
そして、所定時間後、筒状体2から毛髪束Hを挿脱し、洗髪等して、パーマ処理を完了する。その結果、本実施形態の毛髪保持具1によれば、毛髪に、容易且つ確実に綺麗なカールを付与することができる。
尚、筒状体2の開口部21から毛髪束Hを挿入させる際に、必要に応じ、該開口部21を真円状に開口した方が、毛髪束Hをスムーズに挿入させ易い。また、必ずしも、毛髪束Hの先端を筒状体2の他端の開口部22からはみ出させる必要はない。
次に、本発明の毛髪保持具の他の実施形態について説明する。これらの実施形態については、図1及び図2に示す実施形態と異なる点についてのみ説明し、特に説明しない点については、該実施形態に関する説明が適宜適用される。
図4に示す実施形態の毛髪保持具1は、ロール状に巻き上げた状態で、該状態が保持されるように、所定の手段によってくせ付けをされたものである。そのため、筒状体2は、その長手方向に引き伸ばした状態にして、その状態から解放すると、ロール状に巻き上げられた状態へと自発的に巻き上げられる。
筒状体2にくせ付けをするためには、その構成シートとして所定の形状に形成された弾性変形可能な材料を用いることが簡便である。該弾性変形可能な材料としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリアクリロニトリルなどが挙げられる。
これらの弾性変形可能な材料を用いて筒状体2にロール状のくせ付けをするには、筒状体2をロール状に巻き上げ、所定の手段によってその巻き上げ形態を保持し、その状態下に筒状体2を所定温度に加熱すればよい。
図4に示す実施形態の毛髪保持具1を用いた場合、筒状体2内に毛髪を挿入した後、引き伸ばした状態にある筒状体2の引き伸ばし状態を解除すれば、筒状体2は自発的に巻き上げられる。従って、本実施形態の毛髪保持具1は巻き上げ操作が全く不要である。その上、本実施形態の毛髪保持具は、クリップ等の巻き上げ形態を保持するための手段が不要であるという利点もある。
本発明の毛髪保持具は、前述した実施形態に制限されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない限り、例えば以下に示すように適宜変更が可能である。
筒状体は、その形成方法について特に制限はなく、シートを縫合、融着又は接着して形成したものでも、押出成形等により当初から筒状に形成したものでもよい。
筒状体は、矩形状のシートを、その長手方向に沿って二つ折りし、その長手方向に沿う側端部同士を接合させて形成することもできる。
前述した各実施形態においては、厚さ及び坪量がシート長手方向に均一な基材シートを貼り合わせて、筒状体を形成しているが、筒状体を構成するシートの坪量が一端の開口部から他端の開口部に向けて漸減していれば、その形成法は制限されない。
例えば、筒状体を構成するシートとして、一端の開口部から他端の開口部に向けて段階的に又は徐々に(滑らかに)坪量が漸減するように形成された一体シートを用いることができる。
前述した実施形態においては、短い基材シートを長い基材シートの外周面に貼り合わせているが、反対に、短い基材シートを長い基材シートの内周面に貼り合わせてもよい。
前述した実施形態においては、3枚の基材シートを用い、坪量が筒状体の長手方向に3段階に漸減するように構成されているが、貼り合わせ形態等を変えることにより、2段階又は4段階以上に漸減するように構成することもできる。
筒状体の他端の開口部にチャックを設け、該開口部を閉塞可能な構造とすることもできる。
前述した各実施形態のそれぞれ異なる部分を、適宜変更したり組み合わせた形態とすることもできる。
筒状体は、正面視で矩形(帯状)のものに制限されず、筒状と同視できるものであれば、正面視で略楕円形状、末広がり状のもの等でもよい。筒状体の表面には凹凸があってもよい。
本発明の毛髪保持具の使用方法は、図3に示す使用態様に限定されない。毛髪束の巻回の際には、従来と同様に、ロッドを併用してもよい。
図1は、本発明の毛髪保持具の一実施形態を示す斜視図である。 図2は、図1に示すII−II断面図である。 図3は、図1に示す実施形態の毛髪保持具の一使用態様を示す図で、(a)、(b)、(c)及び(d)は、それぞれ毛髪束の巻回手順を順次示す斜視図である。 図4は、本発明の毛髪保持具の他の実施形態を示す斜視図である。
符号の説明
1 毛髪保持具
2 筒状体
21、22 開口部
23A、23B シート
24 側端部
31A、31B 第1基材シート
32A、32B 第2基材シート
33A、33B 第3基材シート
H 毛髪束

Claims (4)

  1. 一端の開口部から他端の開口部に向けて毛髪束を挿通可能にシートにより構成された扁平な筒状体からなり、
    前記シートの坪量が、前記一端の開口部から前記他端の開口部に向けて漸減している毛髪保持具。
  2. 前記一端の開口部近傍の前記坪量が50〜500g/m2であり、前記他端の開口部近傍の前記坪量が10〜150g/m2である請求項1記載の毛髪保持具。
  3. 前記シートの坪量は3段階で漸減しており、該シートにおける長手方向中央部の前記坪量が、50〜250g/m2である請求項2記載の毛髪保持具。
  4. 前記筒状体は、その長さLが20〜500mmで、その幅Wに対する該長さLの比(L/W)が0.7〜0.2である請求項1〜3の何れかに記載の毛髪保持具。

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