JP3993420B2 - 船外機操作装置、および船内ネットワークシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、船外機操作装置、船外機、船内ネットワークシステム、および船内ネットワーク起動方法に関し、特に船舶側からの制御信号に基づき船外機を制御する船外機操作装置、船外機、船内ネットワークシステム、および船内ネットワーク起動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
船舶に取り付けて船舶の運航を行う船外機が用いられている。従来の船外機では船体側からワイヤーによって力を伝達し、エンジンのスロットル等の制御を行っていた。
しかしながら、近年の情報技術の発達に伴い、船体と船外機とをLAN(Local Area Network)で接続して船体側から制御信号を送ることによって船外機を操作する船内LAN方式が試みられている。船内LANを用いることで、1本のケーブルへの多数の機器の接続が可能となり、船体と船外機間の配線を簡略化できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、船内LAN上に接続される機器の変更、追加等船内LANシステムの更新を行うことが考えられる。このとき、機器の追加等によって船内LANシステム全体の見直しが必要になることは好ましくない。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、船内LANに接続される機器の変更、追加等を容易に行える船外機操作装置、船外機、船内ネットワークシステム、および船内ネットワーク起動方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
(1)上記目的を達成するために本発明に係る船外機操作装置は、船外機を操作する操作情報を入力する操作情報入力部と、前記操作情報入力部と接続された中央処理装置と、前記中央処理装置と接続され、ネットワークとの信号の送受信を行う送受信部と、前記送受信部で受信する信号を識別する複数のアドレスが記憶されたアドレス記憶部と、を具備することを特徴とする。
船外機操作装置が、複数のアドレスを自己のアドレスとして記憶するアドレス記憶部を備える。このため、1つの中央処理装置について複数のアドレスを受信先として指定できるようになり、船外機操作装置をネットワークに接続したときの対応の柔軟性が向上する。
【0005】
▲1▼ここで、前記複数のアドレスが、前記船外機操作装置の有する複数の機能に対応してもよい。
機能毎にアドレスを付与することで、船外機操作装置が単機能の場合、複数の機能を有する多機能の場合のいずれであっても、ネットワーク上におけるアドレスを変更する必要がなくなる。
この前記複数の機能の一例として、前記船外機のエンジンの始動操作、停止操作、スロットル操作、シフト操作、および該船外機のステアリング操作が挙げられる。
但し、船外機操作装置が、これらの機能全てを有する必要はない。また、機能の分離の必要性が低い機能については、一纏めにグループ化し単一のアドレスを付与することも許容される。
【0006】
▲2▼前記操作情報入力部が複数あって、前記複数のアドレスが、前記複数の操作情報入力部それぞれに対応するアドレスを含んでもよい。
複数の操作情報入力部に対応してアドレスが付与される。このため、異なる船外機操作装置内に設置されていた操作情報入力部を単一の船外機操作装置内に設置した場合であっても、アドレスの変更が不要となる。
【0007】
▲3▼前記船外機操作装置が、前記船外機の状態を表示する表示装置をさらに具備し、前記複数のアドレスが、前記表示装置に対応するアドレスを含んでもよい。
表示装置に対応するアドレスを付与しておくことで、船外機操作装置に表示装置が内蔵された場合にアドレスの変更が不要となる。
【0008】
(2)本発明に係る船外機操作装置は、船外機を操作する操作情報を入力する操作情報入力部と、前記操作情報入力部と接続された中央処理装置と、前記中央処理装置と接続され、ネットワークとの信号の送受信を行う送受信部と、前記ネットワークと接続される装置を互いに識別する複数のアドレスが記憶されたアドレス記憶部と、を具備することを特徴とする。
船外機操作装置が、ネットワークと接続される装置を互いに識別する複数のアドレスが記憶されたアドレス記憶部を有することで、ネットワークへの装置の接続状態を管理する管理ノードとして機能することが可能となる。
【0009】
▲1▼船外機操作装置の管理ノードとしての機能の一例として、前記船外機操作装置が、該船外機操作装置の起動時に前記ネットワークに接続された装置全てに対して、それぞれの装置に対応するアドレスを含む返信を指令する返信指令を送信することが挙げられる。
返信指令に対応する返信に含まれるアドレスとアドレス記憶部に記憶されたアドレスとを比較することで、ネットワークへの装置の接続状態を判定できる。
【0010】
▲2▼前記複数のアドレスが、前記装置の有する複数の機能それぞれに対応してもよい。
機能毎にアドレスを付与することで、装置が単機能の場合、複数の機能を有する多機能の場合のいずれであっても、アドレス記憶部に記憶されたアドレスを変更する必要がなくなる。
【0011】
▲3▼前記操作情報入力部が、所定のキーによって操作されるキースイッチを有してもよい。
特定のキーを用いた操作を必要とするキースイッチを管理ノードに設定することが可能となり、船外機の操作におけるセキュリティが向上する。
なお、「所定のキー」とは、特定の形状を有する物体としてのキーのみならず、赤外線、無線等により送信される特定の信号を含むものとする。即ち、ここでいう「キー」とは、キースイッチとの対応関係に基づきキースイッチの操作を可能とする手段一般を表す。
【0012】
(3)本発明に係る船外機は、エンジンと、前記エンジンを操作する作動装置と、前記エンジンの作動状態を検知する検知装置と、前記作動装置と前記検知装置に接続された中央処理装置と、前記中央処理装置と接続され、ネットワークとの信号の送受信を行う送受信部と、 前記送受信部で受信する信号を識別する複数のアドレスが記憶されたアドレス記憶部と、を具備することを特徴とする。
アドレス記憶部が複数のアドレスを自己のアドレスとして記憶する。このため、1つの中央処理装置について複数のアドレスを受信先として指定できるようになり、船外機をネットワークに接続したときの対応の柔軟性が向上する。
【0013】
▲1▼前記複数のアドレスが、前記船外機の有する複数の機能に対応してもよい。
機能毎にアドレスを付与することで、機能と中央処理装置との対応関係を変更した場合(例えば単一の機能に対応する中央処理装置から複数の機能に対応する中央処理装置への交換)でも、ネットワーク上におけるアドレスを変更する必要がなくなる。
▲2▼この前記複数の機能の一例として、前記船外機のエンジンの始動操作、停止操作、スロットル操作、シフト操作、該船外機のステアリング操作、および該船外機の状態を表す表示用信号の送信が挙げられる。
なお、船外機が複数の中央処理装置を有しても差し支えなく、また中央処理装置がこれらの機能全てに対応する必要はない。さらに、機能の分離の必要性が低い機能については、一纏めにグループ化し単一のアドレスを付与することも許容される。
【0014】
▲3▼前記作動装置が複数あって、前記複数のアドレスが、前記複数の作動装置それぞれに対応するアドレスを含んでもよい。
複数の作動装置に対応してアドレスが付与される。このため、異なる中央処理装置に接続されていた作動装置を単一の中央処理装置に接続する場合であっても、アドレスの変更が不要となる。
【0015】
▲4▼前記検知装置が複数あって、前記複数のアドレスが、前記複数の検知装置それぞれに対応するアドレスを含んでもよい。
異なる中央処理装置に接続されていた検知装置を単一の中央処理装置に接続する場合であっても、アドレスの変更が不要となる。
【0016】
(4)本発明に係る船内ネットワーク起動方法は、船内ネットワークシステムを管理し、かつ該船内ネットワークシステムに接続されるノードを識別するノード識別情報を記憶したノード識別情報テーブルを有する管理ノードが起動する管理ノード起動ステップと、前記管理ノード起動ステップで起動した管理ノードが、前記船内ネットワークに接続された全てのノードに対して、それぞれのノードに対応するノード識別情報を含む返信を指令する返信指令を送信する返信指令送信ステップと、前記返信指令送信ステップで送信された前記返信指令に対応して返信された返信が、前記ノード識別情報テーブルに記憶されたノード識別情報を含むか否かを判断する判断ステップと、を具備することを特徴とする。
返信指令に対応する返信に含まれるノード識別情報とノード識別情報テーブルに記憶されたノード識別情報とを比較することで、起動時におけるネットワークへの装置の接続状態を確認できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の1実施形態に係る船舶10の外観を表す斜視図であり、図2は船舶10上に構成される船内LANシステム11を表すブロック図である。
図1、図2に示すように船舶10は、船体12、船外機13、および船体12と船外機13とを接続するLAN(Local Area Network)14から構成される。また、船体12、船外機13内の機器がLAN14で接続されることで船内LANシステム11が構成される。なお、LAN14は、有線、無線(赤外線、電波、超音波等)いずれで構成されていても差し支えない。
船体12には、キースイッチ・ユニット21、シフト・スロットルユニット22を有するリモート・コントロール20、ステアリング・ユニット30、船内表示装置41、GPS42、燃料計測ユニット51、燃料タンク52が設置されている。
【0018】
さらにキースイッチ・ユニット21は、キースイッチ211、ノード・テーブル212、CPU213を有する。
シフト・スロットルユニット22は、スロットルレバー221に接続されたスロットル目標開度センサ222、シフトレバー223に接続されたシフト目標位置センサ224、およびCPU225を有する。
ステアリング・ユニット30は、ステアリング(ステアリング・ハンドル)31に接続されたステアリング目標角度センサ32、CPU33を有する。
燃料計測ユニット51は、燃料レベル計511、燃料流量計512、およびCPU513を有する。
【0019】
船外機13は、ECU(エンジンコントロールユニット)61、エンジン62、伝達機構63、プロペラ64を有し、ECU61にはスロットル開度センサ71、シフト位置センサ72、ステアリング角度センサ73、エンジン回転数センサ74等の各種センサと、スロットル・アクチュエータ81、シフト・アクチュエータ82、ステアリング・アクチュエータ83等のアクチュエータ類が接続されている。
【0020】
(船体12側の詳細)
キースイッチ・ユニット21は、船内LANシステム11の起動を行う動作開始コマンド、およびエンジン62の始動および停止を行うための始動信号、停止信号を出力するためのユニットである。
キースイッチ211は、運転者がキー(鍵)を挿入して回転することにより操作される。キーの回転位置を、「システム始動」、「エンジン始動」、「エンジン停止」に設定することで、キースイッチ・ユニット21から動作開始コマンド、始動信号、停止信号のそれぞれが出力される。
【0021】
ノード・テーブル212は、船内LANシステム11への接続対象として登録された機器(シフト・スロットルユニット22等)の機能ノードが登録され、船内LANシステム11の起動時等に参照される。具体的には、ノード・テーブル212は船内LANシステム11の停止後も記憶内容を保持可能な記憶装置(例えば、ROM、補助記憶装置(ハードディスク、CD−ROM等))上に構成されたテーブルであり、後述する機能ノードのノード番号等が記憶される。
CPU213は、中央処理装置であり、キースイッチ・ユニット21全体の動作を管理する。
【0022】
シフト・スロットルユニット22は、運転者によるスロットルレバー221およびシフトレバー223の操作に基づき、エンジン62のスロットルおよびシフトを制御するためのスロットル制御信号(スロットル目標開度信号)およびシフト制御信号(シフト目標位置信号)を出力する。
運転者によってスロットルレバー221がニュートラル(中立)から船首側に倒されることで、シフト・スロットルユニット22からスロットル目標開度信号が出力され、エンジン62のスロットルが開かれる。
スロットル目標開度センサ222は、スロットルレバー221の操作状態(傾き)を検知する検知器である。
運転者によってシフトレバー223がニュートラル(中立)から船首側および船尾側に倒されることで、シフト・スロットルユニット22からシフト目標位置信号が出力され、船舶10の前進、後進それぞれが行われる。
シフト目標位置センサ224は、シフトレバー223の操作状態(傾き)を検知する検知器である。
CPU225は、中央処理装置であり、シフト・スロットルユニット22全体の動作を管理する。
【0023】
ステアリング・ユニット30は、運転者によるステアリング31の操作に基づき、船外機13の向き(船舶10の進行方向)を制御するためのステアリング制御信号(ステアリング目標角度信号)を出力する。
ステアリング目標角度センサ32は、ステアリング31の操作状態(角度)を検知する検知器である。
CPU33は、中央処理装置であり、ステアリング・ユニット30全体の動作を管理する。
【0024】
船内表示装置41は、例えばCRT(陰極線管)、LCD(液晶表示装置)であり、運転者等に後述する各種情報を提供する表示装置である。
GPS(Global Positioning System)42は、衛星からの電波に基づき船舶10の位置を検出し、位置情報として出力する。
燃料計測ユニット51は、燃料レベル計511、燃料流量計512からの情報に基づき、燃料残存量信号および燃料流量(燃料消費量)信号を出力する。
【0025】
燃料レベル計511は、燃料タンク52に残存する燃料の量(燃料残存量)を検出する検出器である。
燃料流量計512は、燃料タンク52からエンジン62に流出する燃料の流量(燃料流量:単位時間当たりに燃料タンク52から流出する燃料の量)を検出する検出器である。
CPU513は、中央処理装置であり、燃料計測ユニット51全体の動作を管理する。
燃料タンク52はエンジン62に燃料を供給する。
【0026】
(船外機13側の詳細)
ECU61は、船外機13の制御全般を行うものであり、CPU(中央演算装置)、記憶装置(RAM、ROM等)、補助記憶装置(不揮発性のRAM、ハードディスク、CD−ROM、光磁気ディスク等)、クロック等から構成される。
【0027】
エンジン62は、伝達機構63を介してプロペラ64を回転させ、船舶10に推進力を与える。エンジン62は、キースイッチ・ユニット21からの始動信号、停止信号に基づいて、停止状態からの始動、稼働状態からの停止を行う。エンジンはその燃焼室内に供給する混合気(燃料ガスと空気の混合ガス)の供給量を制御するスロットル(図示せず)を備える。
伝達機構63は、エンジン62とプロペラ64の動力伝達状態を変化させるシフター(図示せず)を備えている。シフターの操作によって、プロペラ64を無回転としたり(ニュートラル)、回転方向(順回転:船舶10の前進、逆回転:船舶の後進)を変化させたりすることができる。
【0028】
スロットル開度センサ71は、エンジン62のスロットルの開閉状態を検知する検出器であり、検出したスロットル開度情報を出力する。
シフト位置センサ72は、伝達機構63のシフターの状態(位置:ニュートラル、前進、後進)を検出する検出器であり、検出したシフト位置情報を出力する。
ステアリング角度センサ73は、船外機13の船体12に対する向き(角度)を検知する検出器であり、検出したステアリング角度情報を出力する。
エンジン回転数センサ74は、エンジン62の単位時間当たり回転数を検出する検出器であり、検出したエンジン回転数情報を出力する。
【0029】
スロットル・アクチュエータ81は、シフト・スロットルユニット22からのスロットル目標開度信号に基づき、エンジン62のスロットルを作動する作動装置である。即ち、スロットルレバー221を倒す角度(中立からみた角度の大きさ)に対応して、エンジン62の回転数が増減する。
シフト・アクチュエータ82は、シフト・スロットルユニット22からのシフト目標位置信号に基づき、伝達機構63のシフターを作動する作動装置である。即ち、シフトレバー223を倒す方向(中立、船首側、船尾側)に対応して、プロペラ64が無回転、順回転、逆回転する。
ステアリング・アクチュエータ83は、ステアリング・ユニット30からのステアリング目標角度信号に基づき、船外機13の向きを変化させる作動装置である。即ち、運転者がステアリング31を回転することで、船舶10の進行方向が変化する。
【0030】
(物理ノードと機能ノード)
キースイッチ・ユニット21等機器のLAN14への接続は、CPU213等のCPUを利用して行われる。図2では記載を省略しているが、船内表示装置41、GPS42にもCPUが設置され、CPUを介してLAN14との接続を行っている。
この意味から言えば、LAN14上に存在するのは、キースイッチ・ユニット21、シフト・スロットルユニット22、ステアリング・ユニット30、船内表示装置41、GPS42、燃料計測ユニット51、ECU61の7つの機器ということになる。
このようにLAN14に直接的(物理的)に接続される機器(CPU:マイコン)を単位として、LAN14への接続を考慮できる。これを物理ノードということとする。
【0031】
これに対して、キースイッチ211、スロットル目標開度センサ222、シフト目標位置センサ224、ステアリング目標角度センサ32、燃料レベル計511、燃料流量計512、スロットル開度センサ71〜エンジン回転数センサ74、スロットル・アクチュエータ81〜ステアリング・アクチュエータ83は、CPU213等を介して間接的にLAN14に接続し、LAN14との情報のやり取りを行う。
【0032】
これらのセンサ、アクチュエータ等は、それぞれ単一の機能を実現するためのものである。例えば、スロットル目標開度センサ222ではエンジン62のスロットル制御のための情報入力機能、燃料レベル計511では燃料の残存量の検出機能、スロットル・アクチュエータ81ではスロットルの作動機能をそれぞれ有し、少なくとも単一の物理量の検出(スイッチ、センサ類)、出力(アクチュエータ類)を行う。
このようにLAN14に間接的に接続されるセンサ、アクチュエータ等の機能を単位として、LAN14への接続を考慮できる。これを機能ノードということとする。
【0033】
図3は、LAN14に接続される機器を物理ノードと機能ノードに区分して表した表である。
ノードが物理ノードと機能ノードに区分され、それぞれに物理ノード名、機能ノード名が付与されている。物理ノードは機能ノードに細分化され、機能ノードそれぞれに対してノード番号が付与され、かつ通信可能な通信項目が定められている。
LAN14上での各機器間の通信において、機能ノードそれぞれについて定められたノード番号が送信元、送信先を特定するアドレスとして用いられる。
このように通信を物理ノード(CPU)ではなく、さらに細分化された機能ノードを指定して行うことで、以下のように機器の置き換え等による船内LANシステム11の更新が容易に行える。
【0034】
具体例として、スロットル、シフト、ステアリングを制御する機器(図2では、シフト・スロットルユニット22、ステアリング・ユニット30)の置き換えを行うことを考える。
スロットル、シフト、ステアリングを制御する機器は、操船の容易性等を考慮して、機能が種々に複合化された機器(多機能機器)が出現する可能性がある。このときの機能の組み合わせを図4〜図8に示す。
図4ではシフト目標位置センサ91A、スロットル目標開度センサ95A、ステアリング目標角度センサ97Aがそれぞれ個別のユニット91A、94A、97Aに設置され、CPU93A、96A、99Aを介してLAN14Aと接続されている。
【0035】
これに対して、図5ではシフト目標位置センサ92Bとスロットル目標開度センサ93Bが1つのユニット91Bに組み込まれCPU94Bを介してLAN14Bと接続されている。また、図6ではスロットル目標開度センサ95Cとステアリング目標角度センサ96Cが1つのユニット94Cに組み込まれCPU97Cを介してLAN14Cと接続され、図7ではシフト目標位置センサ92Dとステアリング目標角度センサ93Dが1つのユニット91Dに組み込まれCPU94Dを介してLAN14Dと接続されている。
さらに、図8ではシフト目標位置センサ92E、スロットル目標開度センサ93E、およびステアリング目標角度センサ94Eが1つのユニット91Eに組み込まれCPU95Eを介してLAN14Eと接続されている。
【0036】
以上のように、シフト、スロットル、ステアリングを制御する機器は、その機能の組み合わせに応じて、「シフトのみ」、「スロットルのみ」、「ステアリングのみ」、「シフトおよびスロットル」、「スロットルおよびステアリング」、「ステアリングおよびスロットル」、および「シフト、ステアリング、およびスロットル」の7種類の物理ノード(図4のCPU93A、96A、および99A、図5のCPU94B、図6のCPU97C、図7のCPU94D、図8のCPU95Eにそれぞれ対応)が存在しうる。
【0037】
シフト、スロットル、ステアリング機能以外の機能と組み合わせると物理ノードの数はさらに膨大なものとなる。この結果、複数の機能が複合化された新しい機器を船内LANシステム11に組み込もうとすると、船内LANシステム11でのアドレスの再付与(書き換え)が必要になり、船舶10の所有者にとって極めて煩わしいことになる。
このアドレスの書き換えを不要とするためには、将来の機能の複合化を考慮して、あらかじめ膨大な数のアドレスを用意しておかねばならず、船内LANシステム11の負担が大きくなる。
【0038】
本願では、個々の機能(機能ノード)に対応してアドレスを付与している。「シフト」、「スロットル」、「ステアリング」のそれぞれ(シフト目標位置センサ、スロットル目標開度センサ、ステアリング目標角度センサのそれぞれに対応)に対して、アドレスを付与することで、図4〜8のどの場合にも対応することが可能となる。
このように、複数の機能が複合化された新しい機器を船内LANシステム11に組み込む場合でも、アドレスの書き換えが不要となり、船舶10の所有者が新しい機器をLAN14に接続するだけで良いことになる(プラグ&プレイの実現)。
【0039】
以上のように本願では、機能ノードに対してアドレス(ノード番号)を付与することで、新しい機器の組み込み等船内LANシステム11の更新が容易に行える。
このアドレス(ノード番号)は、CPUを単位とすると複数付与される。従い、図2には図示を省略しているが、キースイッチ・ユニット21等の各ユニットには、この複数のアドレスを記憶するアドレス記憶部を有している。また、CPU213等とLAN13の間には、LAN13との直接的な信号の送受信を行う送受信手段が介在している。
【0040】
ノード番号は、単に個々の機能ノードを識別するに留まらず、個々の機能ノードの優先度を考慮した番号付けとすることができる。
例えば、シフト・スロットルユニット22からのシフト目標位置信号とステアリング・ユニット30からのステアリング目標角度信号がLAN14上に同時に出力されることがあり得る(信号の衝突)。
このような信号の衝突が生じた場合、優先度の低いノードは優先度の高いノードにLAN14上での信号の入出力を譲るように設定することができる。即ち、優先度の低いノードはLAN14上への信号の入出力を一時的に停止し、優先度の高いノードからの信号の入出力が一段落したときを見計らって、信号の入出力を行う。
【0041】
図3では、ノード番号の小さい方が優先度が高く、ノード番号の大きい方が優先度が低く設定されている。このため、シフト・スロットルユニット22からのシフト目標位置信号とステアリング・ユニット30からのステアリング目標角度信号がLAN14上に同時に出力された場合には、ステアリング・ユニット30からのステアリング目標角度信号の出力が一時的に停止される。
【0042】
キースイッチ・ユニット21には、図3に示すように、優先度が最大の管理ノードが割り当てられる。
管理ノードは、他のノードの管理を行う最上位のノードである。管理ノードは、船内LANシステム11の起動時、停止時、非常時等船内LANシステム11全体で何らかの協調動作が必要となったときに中心的な役割を果たす。なお、管理ノードの具体的な動作は後述する。
【0043】
(船内LANシステム11の動作の詳細)
以下に、船内LANシステム11の具体的な動作を示す。
A. 船内LANシステム11の起動
図9は、船内LANシステム11の起動手順を表すフロー図である。以下、図9に基づき説明する。
(1)運転者がキースイッチ211にキーを挿入し、キーを「システム始動」の位置まで回転する(ステップS11)。
この操作によって、船内LANシステム11全体の電源が入り、キースイッチ・ユニット21が起動する(ステップS12)。キースイッチ・ユニット21は、管理ノードであることから、その後の船内LANシステム11全体の起動は、管理ノードを中心に進められる。
【0044】
(2)管理ノードから動作開始コマンド(図3参照)が全ての機能ノードに対して送信される(ステップS13)。
この「動作開始コマンド」は、これを受信したノードに対して、動作の開始、および管理ノードに対する応答を要求するものである。
動作開始コマンドを受信したノードは、動作を開始し、動作を開始したことを通知する応答信号を管理ノードに対して送信する。この応答信号には、各ノードのノード番号が含まれるので管理ノードはどのノードから応答が帰ってきたかを知ることができる。例えば、シフト・スロットルユニット22は、スロットル目標開度センサ222、シフト目標位置センサ224等が正常に動作するかを確認し、シフト・スロットルユニット22内の構成要素の正常動作が確認できたら、スロットルとシフトの機能ノードを表すノード番号002、003を含む応答信号を管理ノードに送信する。
【0045】
(3)管理ノードは、動作開始コマンドの送信から所定時間以内が経過したか否かを判断する(ステップS14)。
所定時間以内に応答信号が受信されない場合には(ステップS14での判断がYesのとき)、応答がないノードに何らかの故障が生じていることになる。このときには、管理ノードは故障警報を発報する(ステップS15)。具体的には、キースイッチ・ユニット21に設置されたLED(発光ダイオード)等の発光素子、スピーカ等の音声出力素子のいずれから、発光、警報音が発せられる。
【0046】
(4)所定時間以内に応答があったときには(ステップS14での判断がNoのとき)、応答が登録された機能ノードからのものであるか否かが判断される(ステップS16)。
既に述べたように、ノードテーブル212への登録は、物理ノードではなく、機能ノードに基づいて行われる。即ち、ノードからの応答が、単機能の機器(例えば、図4のユニット91A、94A、97A)、多機能の機器(例えば、図5のユニット91B、図6のユニット94C、図7のユニット91D、図8の91E)のいずれであってもノードテーブル212を書き換える必要がない。
このようにノードの管理が機能ノードに基づいて行われていることから、いわゆるプラグ&プレイが実現される。
【0047】
(5)ステップS16での判断がNoのときは未登録の機器が接続されていることを警告する(ステップS17)。この警告は、前述のステップS15と同様にキースイッチ・ユニット21に設置された発光素子、音声出力素子のいずれかを用いて行える。
【0048】
(6)ステップS16での判断がYesなら、ノードテーブル212に記憶された全ての機能ノードから応答があったか否かを判断する(ステップS18)。この判断がYesなら船内LANシステム11の起動が完了する(ステップS19)。
もしステップS18の判断がNoならステップS14〜S18が繰り返し行われ、所定時間が経過しても全ての登録機能ノードから応答がなかったら、ステップS14での判断がYesとなりステップS15の故障警報が発せられる。
なお、この故障警報に際して、応答がなかった登録機能ノードを示すと、運転者が機器の接続状態を確認する上で便宜である。
【0049】
B. 船外機13の制御
運転者がスロットルレバー221、シフトレバー223、ステアリング31等を操作することで、船外機13が制御される。このときの制御信号(スロットル目標開度信号等)は、スロットル・アクチュエータ81等の単機能アクチュエータを単位とする機能ノードを特定するノード番号によって送信先を特定して送信することができる。
また、これらのアクチュエータ類による作動結果はスロットル開度センサ71等のセンサ類によってモニタされ、機能ノードで特定した送信先(例えば、スロットル目標開度センサ222等)に送信される。この結果、制御信号の送信元は、制御信号に従って船外機13が制御されているか否かをチェックできる。例えば、スロットル目標開度センサ222とスロットル開度センサ71の検知結果が互いに対応しているか否かが判定され、検知結果同士の相違が所定の値より大きい場合に警告が発せられる。
【0050】
C. 船外機13の状態の表示
船内表示装置41には船外機13の状態、例えばエンジン回転数センサ74で検出されたエンジン回転数を表示することができる。
この表示は、船内表示装置41のアドレスを特定して表示用の情報を含む信号をECU61から送信することで、行うことができる。
【0051】
(その他の実施形態)
本発明の実施形態は上記実施形態には限られず拡張、変更できる。拡張、変更された実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。以下に拡張、変更の例を示す。
(1)機能ノードの基礎となる機能は、スロットル、シフト、ステアリングには限られず、船外機のエンジンの始動操作、停止操作、船外機のトリム角度操作、および該船外機の状態を表す表示用信号の送信等が含まれうる。
【0052】
(2)アドレスは単一の機能毎に設定する場合には限られず、複数の機能に対して共通のアドレスを付与することも可能である。
例えば、シフトとスロットルを単一のレバーで入力可能な機器(レバーを傾けた方向(船首側、船尾側)によってシフト操作を、レバーを傾けた角度の大きさでスロットル操作を行う機器等)において、「シフト・スロットル」として単一のアドレスを付与することも可能である。
複数の機能が1つのセットとなる場合(複数の機能を別個の機器に分割する必要性が低い場合)には、これらの機能それぞれに対して常に別個のアドレスを付与するのは必ずしも合理的とはいえない。
このように不可分の機能についてグループ化することで、アドレスの個数、通信の情報量の削減を図ることができる(船内LANシステムのスリム化)。
【0053】
(3)このグループ化は、船体側と船外機側のいずれでも可能である。船外機側のECUが、スロットル・アクチュエータ、シフト・アクチュエータの双方をセットで制御するのであれば、スロットル制御機能、シフト制御機能のそれぞれに個別のアドレスを付与しなくてもよい。
【0054】
(4)機能のグループ化に際して信号の用途の共通性を考慮することもできる。例えば、船内表示装置への表示が予定されている信号に対してこの用途の共通性を考慮して共通のアドレスを付与することができる。
具体例として、エンジン回転数、船外機のトリム角度、エンジンオイルの量は、全く異なるセンサによって検出されるものの、運転者に示すための表示用信号の基礎としての共通性を有する。このため、エンジン回転数、トリム角度、エンジンオイルの量の情報は、ECUの共通のアドレスから送信することができる。
【0055】
(5)以上のように本発明において、単機能毎のアドレス設定は必ずしも必要不可欠という訳ではない。必要に応じて複数の機能に対して共通のアドレスの設定が許容される。
即ち、本願による利益を享受するためには、単独であるいは他の機能と組み合わされて用いられる可能性のある機能グループ(複数の機能の集合)を単位としてアドレスを設定すれば足りる。
さらにいえば、1つのCPUに対して複数のアドレスを設定することだけで、船内LANシステムの構成の柔軟化が図られ本願の利益を享受しうる。
【0056】
(6)船外機が複数のCPUを有しても差し支えない。例えば、エンジン自体と船外機のステアリングを別個のCPUで制御することができる。
図3に示した通信項目についてグループ化を図り、例えば、スロットルとシフトを単一の通信項目として用いて、通信される情報量の削減を図ることもできる。
なお、キースイッチを操作するキーは、特定の形状を有する物体としてのキーに換えて、赤外線、無線等による特定の信号を用いることもできる。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば船内LANに接続される機器の変更、追加等を容易に行える船外機操作装置、船外機、船内ネットワークシステム、および船内ネットワーク起動方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1実施形態に係る船舶の外観を表す斜視図である。
【図2】 本発明の1実施形態に係る船舶上に構成される船内LANシステムを表すブロック図である。
【図3】 船内LAN上に接続される機器を物理ノードと機能ノードに区分して表した表の一例である。
【図4】 スロットル、シフト、ステアリングを制御する機器の機能の組み合わせの一例を表すブロック図である。
【図5】 スロットル、シフト、ステアリングを制御する機器の機能の組み合わせの一例を表すブロック図である。
【図6】 スロットル、シフト、ステアリングを制御する機器の機能の組み合わせの一例を表すブロック図である。
【図7】 スロットル、シフト、ステアリングを制御する機器の機能の組み合わせの一例を表すブロック図である。
【図8】 スロットル、シフト、ステアリングを制御する機器の機能の組み合わせの一例を表すブロック図である。
【図9】 船内LANシステムの起動手順の一例を表すフロー図である。
【符号の説明】
10…船舶、11…船内LANシステム、12…船体、13…船外機、14…LAN、20…リモート・コントロール、21…キースイッチ・ユニット、211…キースイッチ、212…ノード・テーブル、213…CPU、22…シフト・スロットルユニット、221…スロットルレバー、222…スロットル目標開度センサ、223…シフトレバー、224…シフト目標位置センサ、225…CPU、30…ステアリング・ユニット、31…ステアリング、32…ステアリング目標角度センサ、33…CPU、41…船内表示装置、42…GPS、51…燃料計測ユニット、511…燃料レベル計、512…燃料流量計、513…CPU、52…燃料タンク、61…ECU、62…エンジン、63…伝達機構、64…プロペラ、71…スロットル開度センサ、72…シフト位置センサ、73…ステアリング角度センサ、74…エンジン回転数センサ、81…スロットル・アクチュエータ、82…シフト・アクチュエータ、83…ステアリング・アクチュエータ
Claims (6)
- 船外機のエンジンの始動操作および停止操作の情報を入力するためのキースイッチと,
前記エンジンのスロットル操作および前記船外機のシフト操作の情報を入力するための入力機器と,
前記キースイッチに接続される第1の中央処理装置と,
前記入力機器に接続される第2の中央処理装置と,
前記第1の中央処理装置と接続され,前記船外機との信号の送受信を行う第1の送受信部と,
前記第2の中央処理装置と接続され,前記船外機との信号の送受信を行う第2の送受信部と,
前記第1の中央処理装置と接続され,前記エンジンの始動操作および停止操作に対応し,優先度が他のアドレスより高い第1のアドレスと,前記スロットル操作およびシフト操作に対応する第2のアドレスと,が記憶された第1のアドレス記憶部と,
前記第2の中央処理装置と接続され,かつ前記第1,第2のアドレス,が記憶された第2のアドレス記憶部と,
を具備することを特徴とする船外機操作装置。 - 前記船外機のステアリング操作の情報を入力するためのステアリング目標角度センサと,
前記ステアリング目標角度センサと接続される第3の中央処理装置と,
前記第3の中央処理装置と接続され,前記船外機との信号の送受信を行う第3の送受信部と,
前記第3の中央処理装置と接続され,かつ前記第1,第2のアドレスと,前記ステアリング操作と対応する第3のアドレスと,が記憶された第3のアドレス記憶部と,
をさらに具備し,
前記第1,第2のアドレス記憶部が,前記第1〜第3のアドレスを記憶する,
ことを特徴とする請求項1に記載の船外機操作装置。 - 前記エンジンの始動操作時に,前記第1の送受信部が,前記第2,第3の送受信部に対して,返信を指令する返信指令を送信することを特徴とする
請求項1または2に記載の船外機操作装置。 - 前記返信指令に対する返信を前記第1の送受信部が受信したとき,前記第1の中央処理装置がこの返信の送信元のアドレスが前記第1のアドレス記憶部に記憶されているか否かを判断することを特徴とする
請求項3に記載の船外機操作装置。 - 前記船外機操作装置が,前記船外機の状態を表示する表示装置をさらに具備し,
前記第1,第2のアドレス記憶部がそれぞれ,前記表示装置に対応するアドレスをさらに記憶する
ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の船外機操作装置。 - 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の船外機操作装置と,
エンジンと,
前記エンジンのスロットルを操作するスロットルアクチュエータと,
前記エンジンのシフターを操作するシフト・アクチュエータと,
ステアリングを操作するステアリング・アクチュエータと,
前記エンジンのスロットル開閉状態を検知するスロットル開度センサと,
前記エンジンのシフターの状態を検知するシフト位置センサと,
前記船外機のステアリング角度を検知するステアリング角度センサと,
前記スロットルアクチュエータ,シフト・アクチュエータ,ステアリング・アクチュエータ,スロットル開度センサ,シフト位置センサ,およびステアリング角度センサと接続された第 4 の中央処理装置と,
前記第 4 の中央処理装置と接続され,前記船外機操作装置との信号の送受信を行う第 4 の送受信部と,
前記第 4 の中央処理装置と接続され,かつ前記前記スロットルアクチュエータ,シフト・アクチュエータ,ステアリング・アクチュエータ,スロットル開度センサ,シフト位置センサ,およびステアリング角度センサとそれぞれ対応する複数のアドレスが記憶された第 4 のアドレス記憶部と,
を具備することを特徴とする船内ネットワークシステム。
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