JP3945576B2 - ストリップ形状物品のステップ状送り装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ストリップ形状物品のステップ状送り装置、及びこの種の上述した2つの送り装置を有する、ストリップ形状物品のステップ送り用ツイン送り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
そのような装置は、例えば、金属ストリップのステップ状送りに、及びプレス機を通すのに使用される。その装置には、例えば、打抜き、打出し、曲げ、鋲打ち等により、金属ストリップのようなものを加工処理するためのパンチプレス工具が取り付けられている。
【0003】
ストリップ形状物品のステップ状送りは、従来、直線的に反転( oscillating )する把持部材によって、あるいは反転回転又は断続回転によって、それぞれ送りローラーであるかのように行われる。
【0004】
そのようなパンチプレス機で処理される物品によれば、例えば、約20mm乃至450mmの範囲内で、様々な幅の金属ストリップが処理され、また並んで配置された2つのストリップが同時に処理される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従って、そのようなストリップを供給しパンチプレス機を通過させる装置は、それぞれが、通常の1乃至複数のストリップを繋ぎ合わせて処理できるように、各ストリップの形状又はそれぞれのストリップの形状によって、異なるデザインとなっている。これは、明らかに多数の異なるデザインの送り装置が必要とされるために、製造コストの増大を招く。
【0006】
したがって、本発明は、ストリップ形状物品のステップ状送り装置を提供することを主たる目的とし、その装置は、ストリップ形状物品、できれば、ツインデザインで、様々な幅を有し、また同時に2つのストリップ形状物品を送ることができる、送り装置を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、機枠、第1及び第2の送りローラーを有し、該送りローラーは、供給されるストリップ形状物品をローラー間で挟み込むために取り付けられ、二つの送りローラーを駆動する手段を有し、該手段は、二つの送りローラーが駆動可能に結合され、送りローラーが互いに反転し、且つ対向回転するように取り付けられている。
【0008】
さらに、第1の端部と、第1の端部の反対側に位置する第2の端部とを有するロッカー(rocker)を有し、第1の送りローラーは、転置不可状態で機枠に回転可能に支持され、第2の送りローラーは、軸を有し、ロッカーに回転可能に支持されている。
【0009】
さらに、ロッカーを駆動する手段を有し、該手段は、ロッカーに結合され、送り位置へと第1の送りローラーに向って、また戻り位置へと第1の送りローラーから離れるように、第2の送りローラーを含み支持しているロッカーを駆動するために取り付けられている。ロッカー駆動手段は、送りローラー駆動手段に伝達する制御手段を含み、及び上下動を案内する直動ロッド部材を含み、該ロッド部材は、ロッカーの第1の端部に設けられ、同じように支持された第2の送りローラーと共にロッカーを駆動するために取り付けられている。ロッカー駆動手段は、振動送りローラーの回転の第1の方向の反転の時点に送り位置へと、及び送りローラーの回転の第2の方向の反転の時点に戻り位置へと、第2の送りローラーを駆動するために取り付けられている。該第2の送りローラーは軸を有している。
【0010】
さらに、第1と第2の端部を有する第1の加圧スプリングを有し、該加圧スプリングの第1の端部は、第2の送りローラーの軸とロッカーの第2の端部との間で、ロッカーに載せられ、かつ第1の端部の反対側の第2の端部で機枠に支持され、該加圧スプリングは、ロッド部材と同じ側からロッカーに、ロッド部材の動作方向にほぼ平行な方向に作用するように取り付けられている。
【0011】
さらに、ロッカーに設けられたクランプバー及びクランプバーに対向して前記機枠に設けられた固定対向部材を有し、該クランプバーは、第2の送りローラーがその戻り動作位置にあるとき、それぞれのストリップ形状物品を拘束するために、固定対向部材に向って第1の加圧スプリングによって一方に押し付けられ、第2の送りローラーがその送り動作位置にあるときは、持ち上げられ固定対向部材を解放する。該ロッカーは、転置不可状態で回転するように、機枠に順に支持されている片持ち梁構造の一方の側に回転可能に支持されている。
【0012】
さらに、本発明のツイン送り装置は、互いに複製されている両装置が、それらの送り部材の側面で互いに対面して配設され、ロッカー駆動手段の制御装置の駆動シャフトに連結されている駆動部材を有し、一方の装置の駆動歯車が、駆動モーターに連結して取り付けられたシャフトに設けられ、他方の装置の駆動歯車に対して駆動伝達シャフトを含む駆動部材を介して駆動可能に連結されている。
【0013】
このツイン送り装置は、両装置のロッカー駆動手段の制御手段が、駆動シャフトを有し、さらに、一方の送り装置の駆動シャフトが、駆動モーターに連結して取り付けられたシャフトに設けられている駆動歯車に連結され、該一方の送り装置の駆動シャフトが、駆動伝達シャフトを介して他方の送り装置の駆動シャフトに駆動可能に連結されている。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明は、下記の詳細な説明によりさらに明らかとなる。以下、図を用いて説明する。
【0015】
【実施例】
図1,2に示した送り装置は、機枠1を含む。第1の、下方の送りローラー2及び第2の、上方の送りローラー3は、それぞれ機枠1に配設されている。第1の送りローラー2は、転置不可状態で機枠1に回転可能に支持されている。第2の送りローラー3は、以下に詳細に述べる方法で転置可能状態にある。
これらの2つの送りローラーは、振動駆動される。
【0016】
これらの二つの送りロ−ラーの駆動操作について、図1及び図8,図9を参照して説明する。図1は、送り装置を示す断面図である。図8は、送りローラー2,3の反転駆動用構造部材を取り巻く装置部分の概略を示している。図8は、図1の左側と対照されるものであり、説明を容易とするために簡素化してその概略を示している。図9は、また、図8に説明した構造要素を簡略化して側方から見たものである。
【0017】
送り装置の駆動は、かさ歯車4の形で、図1に示した駆動部材によって行われる。このかさ歯車4は、特には図示されていない通常の駆動源に結合されているシャフト5に取り付けられている。
かさ歯車4は、別のかさ歯車6とかみ合っている。ディスク7は、かさ歯車6の内部に偏芯して配設されている。ディスク7は、その一方の面に偏芯して配設されたピン8を支持しており、他方の面に、ディスク7と同軸に設けられた平歯車9を支持している。この平歯車9は、内側に歯を有するリング24とかみ合っている。
なお、図1に示されたボルト8は、図8と図9に示されたピン8と対応している。
【0018】
更に、次のことが明らかとなす。ディスク7と歯車9が偏芯して配設されていることにより、偏芯して配設されたピン8は、操作により多少簡素化して図9に示した反転運動を行う。この反転運動は、図9の矢印10で描かれている。この
この説明には、図示されたロッド11がその長さ方法に、すまわち、矢印10の方向に、偏芯部材による駆動によって、あるいはクランク駆動によって前後に動くと想定すればよい。長さ方向に運動するロッド11は、旋回ピン8によってロッド11に旋回可能に取り付けられたアーム12を駆動する。
【0019】
このアーム12は、図1にも示されている。アーム12は、旋回ピン8に旋回可能に支持されている。ねじスピンドル14は、案内ブロック13を貫通して内部に向って伸び、同様のものとかみ合っている。案内ブロック13は、ピン17を有し、アーム12が、スライダー17aを介してこのピン17に旋回可能に支持されている。送り運動のそれぞれの程度に応じて、ピン17の位置により旋回点が決められる。さらに、案内ブロック13は、回転しないように機枠1に固定されている。
【0020】
ねじスピンドル14は、シャフト32及びかさ歯車15,16を介して図示していない駆動源によって回転させられ、案内ブロック13は、ねじスピンドル14に沿って移動する。かくして、明らかにピン17に支持されたアーム12の旋回点が移動することになる。
【0021】
旋回ピン18は、アーム12の自由端に支持されている。この旋回ピン18は、U字形状アーム20の脚部間を案内されるスライダー19を支持している。このpアーム20は、反転運動するシャプト21に取り付けられている。このシャフト21は、図8,図9に示されており、また、図1にも示されている。
【0022】
仮に、ロッド11が、矢印10の方向に前後進すると、アーム12は、その軸が旋回軸となっている案内ブロック13の旋回ピン17の軸周りに相互に旋回する。上記運動によって生じたアーム12の下端の旋回運動は、旋回ピン18及びアーム20上で、このアーム20の脚部間をスライドするスライダー19を介して伝達され、それによりシャフト21が反転駆動される。
【0023】
上述したように、アーム12の旋回点は、ねじスピンドル14の回転によって調節され、レバーアーム8−17間及びレバーアーム17−18間の長さが変わるために、スライダー19を支持しているアーム12の端部の振幅の大きさ、及びそれによりシャフト21の旋回運動の振幅が、調節される。
【0024】
それによって、ロッド11の直線運動及び旋回ピン8の運動は、アーム12の上述した振幅とは同様に常に無関係のままであり、その結果、シャフト21の旋回運動の振幅が調節され得る、ということが重要である。
アーム12に対するスライダー19の上述した配置により、アーム12上のスライダー19によって発揮された力が、アーム12上に常に垂直に作用するようになる。従って、アーム12は、180°の範囲の往復運動が可能となる。
【0025】
今一度、図1及び図2に戻って、これらの図は、先に説明した駆動原理が2つの送りローラー2,3の駆動に如何に適用されるかを述べている。
初めに説明した駆動手段、すなわち、シャフト5に取り付けられたかさ歯車4とかみ合っている別のかさ歯車6が、駆動シャフト22に取り付けられている。
【0026】
既に、ディスク7は、別のかさ歯車6の内側に、偏芯してかつ回転可能に配設されていることを述べた。このディスク7の一方の面は、図8,図9で説明した、偏芯して配設されたピン8を担っている。
ディスク7の反対側には、これと同軸に配設された平歯車9が取り付けられている。この平歯車9は、機枠1に固定して取り付けられ内部に歯を有するリング24とかみ合っている。同軸歯車9の回転円の径とリング24の径との間の関係は、1:2になる。
【0027】
アーム12は、旋回ピン8に支持され、かつ案内ブロック13の旋回ピン17に旋回可能に支持されている(図8,図9参照)。案内ブロック13が、先に説明したねじスピンドル14の回転によって移動することは、既に説明した通りである。
【0028】
なお、図1を参照すると、アーム12は、その下端に、上述したようにアーム20と共働するスライダー19を有する旋回ピン18を運ぶ。アーム20は、シャフト21に取り付けられている。このシャフト21は、順に歯車25に取り付けられている。この歯車25は、対応する継手26を介して、第2の送りローラー3を運ぶシャフト81に結合されている。
歯車25は、交互に第1の送りローラー2を運ぶシャフト29に取り付けられた別の歯車28とかみ合っている。
【0029】
シャフト22がかさ歯車4及び6を介して駆動されると、歯車6のディスク7によって案内される平歯車9が、リング24の内側の歯に沿って回転する。上述した歯車9とリング24の回転円の径の関係が1:2であるため、旋回ピン8は、2端点間を前後に直線的に運動し(図8及び図9を参照)、この運動により、先に図8及び図9を参照して説明したように、アーム12の旋回軸の位置に関係なく、常に同じ所に留まる。
【0030】
シャフト21の反転回転運動は、それに応じて二つの送りローラー2,3に、対向回転状態で反転するように伝達され、それにより、駆動シャフト22の一方向への単一回転によって、送りローラーは、一つの完全な交互の前進運動と後退運動を行う。このように、ここに説明した例において、符号7,8,9,12,13,17,18,19,20によって示された上述の構造部材は、二つの送りローラー2,3を駆動する手段を形成している。
【0031】
第1の送りローラー2は、機枠1の支持部31に吊るされた位置に、シャフト29によって支持され、転置不可状態で支持部31に回転可能に支持されている。支持部31は、個々に供給装置によって、供給されるもしくは前進するストリップ形状被加工物の縁部を収容するための凹部87を有している。第2の送りローラー3は、ロッカー30に支持されている。このロッカー30は、第1の端部33と第2の端部34を有している。
【0032】
上下動可能な直動ロッド部材35は、ロッカー30の第1の端部33に旋回可能に取り付けられている。
さらに、第1の加圧スプリング36は、第2の送りローラー3のシャフト81とロッカー30の第2の端部34との間で、ロッカー30の一方の端部よりに搭載され、機枠1の調節、ねじ23によってその対向する端部に搭載されている。この第1の加圧スプリング36は、ロッカー30上のロッド35と同じ側から、及びロッド35の運動方向にほぼ平行な方向に作用する。
【0033】
ロッド35は、周囲に張出した鍔38を有している。第2の加圧スプリング39は、この鍔38と機枠1との間に配設されている。ロッド35がロッカー30に旋回可能に搭載されているため、ロッカー30は、機枠1に向って配設されたこの第2の加圧スプリング39を介して、その第1の端部33に取り付けられている。
この加圧スプリング39は、装置のあらゆる条件下で、後述するカム64に対するローラー41に必要な加圧力を確保する。
【0034】
ロッカー30は、その第1の端部33でロッド35に旋回可能に取り付けられている。このロッドは、その自由端に回転可能に支持されたレバー対40,40aに順に旋回可能に取り付けられている。かくして、ロッカー30は、その第1の端部33で上記レバー対40,40aに運動を伝達する。
【0035】
レバー対40,40aは、ロッド35の結合点とローラー41の結合点との間で、ピストンロッド43に旋回可能に取り付けられている。このピストンロッド43は、ピストン42に取り付けられている。さらに、ボルト44がピストン42に取り付けられ、このボルト44は、高さ目盛を有し、かつ機枠1にねじ込まれている調節ナット45と共働して作用する。ローラー41は、駆動シャフト22に設けられたカム64と共働する。
【0036】
先に示したように、この例において、符号35,36,38,39,40,41,64で示された上述の構造部材は、ロッカー30の持上げ手段を形成している。
駆動シャフト22の駆動が、送りローラー2,3を駆動するために連結されていることについては、既に述べた。
クランプバー46が、ロッカー30に配設されている。クランプバー46は、さらに以下で述べるように、シャフト72に取り付けられている。この端部に、対応するウエッジとキー溝とが嵌合するウエッジ37が、図4および図5に示されている。
【0037】
上述したようにロッカー30は、その第2の端部34にスプリング36が搭載されている。せり面を形成している鍔48を有する凹部47が、ロッカー30の第2の端部に設けられている。制御ロッド50の接合ヘッド49は、この凹部47の中に位置している。この制御ロッド50は、シャフト52により機枠1に支持されているベルクランクレバー51に旋回可能に取り付けられている。ベルクランクレバー51は、その他端で、フランジ55との契合手段によって、ねじ54を有するピストンロッド53に取り付けられている。
【0038】
ピストンロッド53は、第1のピストン56に設けられている。このピストン56は、シリンダー88の室58内に位置している。第2のピストン57は、ピストンロッド53上に設けられ、これに沿ってスライドでき、かつシリンダー88の別の室59内に位置しており、第1のピストン56よりも大きな径を有している。第1のピストン56が、第2のピストン57とともに室59へと運動する室58からの移動は、第2のピストン57に接合するように設計されている。両室58,59は、空気系の供給ライン60に結合されている。ピストン42もまた、この空気系に接続されている。適当な制御装置61,62が供給ライン60に組み込まれている。
【0039】
さて、ストリップ形状物品、例えば、シート状金属ウエブ63のステップ状送りは、下記の通りであり、シート状金属ウエブ63が、2つの送りローラー2と3の間、いわゆる送りローラー2と3のかみ合い領域に配置される。理解を容易にするために、カム64は、2つのカム部64aと64bに分割して説明されている。この分割は、2つの径方向に対向して位置する点A及びBによって確認される。さらに、駆動シャフト22は反時計回りに回転するものとする。
【0040】
ローラー41が、カム64のカム部64a上の点Aで回転すると、ローラー41は、カム部64aによって持ち上げられる。ロッド35は、それに対応して下方に動き、スプリング39の下方向きの力に抗してロッカー30を押圧する。ロッカー30の第1の端部33に、ロッド35によって発揮される力により、ロッカー30は、ロッド35とロッカー30との間の結合点で下方に旋回する。かくして、上方の第2の送りローラー3は下方に向かって押され、転置不可状態、すなわち、固定状態で支持されている第1の送りローラー2を押圧する。
【0041】
上方の第2の送りローラー3は、このとき、シート状金属ストリップ63上にある。上方の第2の送りローラー3とシート状金属ストリップ63との間の接触点が、この時点において、ロッカー30の旋回点として作用するために、クランプバー46はシート状金属ストリップ63を解放する。このとき送り運動の方向に回転する2つの送りローラー2,3は、シート状金属ストリップ63とかみ合い、前方に送り出す。
カム部64aがローラー41に作用する時間帯を経て、シャフト22が180°回転した後、カム部64bは、点Bでローラー41に作用し始める。
【0042】
スプリング36と39は、ロッカー30を、上方の第2の送りローラー3の軸周りに旋回させ、ロッド35が上がるとレバー対40,40aを旋回させ、ローラー41の下方運動を生じさせる。このローラー41の下方運動は、カム部64bの制御表面部分と駆動シャフト22の軸との間の距離が、カム部64aの制御表面部分と駆動シャフト22の軸との間の距離よりも小さいために、可能となる。
【0043】
ロッカー30が旋回すると、クランプバー46が下がり、固定対向部材65に向かってシート状金属ストリップ63を押し付ける。かくして、シート状金属ストリップ63は、しっかりとクランプされる。固定対向部材65は該送り装置の機枠1の位置にある。シート状金属ストリップ63がクランプされた後、上述したように、上方の第2の送りローラー3が上がる。クランプバー46とシート状金属ストリップ63との接触点が、クランプバー46に対する、シャフト72によって結合されたロッカー30の新しい旋回点となる。2つの送りローラー2,3は、最早シート状金属ストリップ63に対して作用せず、駆動シャフト22のその後の回転を通じて、送りローラー2,3は、この送り運動に対抗するさらなる180°の戻り運動を行う。駆動シャフト22が完全に1回転した後、カム成分64aが点Aで再びローラー41に対して作用を開始するとき、送りサイクルが再び始まり、送りローラー2,3が再び互いに押し合い、クランプバー46が解放される。
【0044】
送りローラー2,3は、それぞれ正確にそれらの反転運動の転換時点において、互いに押し合い、また離れる、特に、解放と加圧が、クランプバー46のそれぞれの運動と同期するように、カム64は設計されていなければならない。供給される様々な厚さの物品に対して、送り装置の正しい動作を確実にするために、レバー対40,40aの旋回点の高さ位置が、調節ナット45の位置を調節することによって調節される。送り長は、送りローラーの反転運動の振幅を調節することにより、すなわち、上述したように、スピンドル14に沿って案内ブロック13を移動することにより調節される。
【0045】
これから説明する様々な操作状態でのロッカーの位置は、空気式制御によって制御される。加圧媒体、ここでは加圧空気は、供給ライン66を経て加圧空気源から供給される。この供給ライン66は、2つの分岐ライン67,68に分岐される。制御装置61,62は、これらの分岐ライン67,68に設けられている。
接続ライン69は、制御装置62の下流で分岐ライン68から分岐し、ピストン42上方のシリンダー室へと伸びている。
【0046】
送り装置の空気式制御に関しては、一つは、一般に2つの始動状態と2つの操作状態との間で区別することができる。操作部材がそれらの始動位置にある間の始動状態を通じて、送り装置及び明らかに送り装置と共働するパンチプレス機は静止しており、通常、上死点の領域にある。ローラー41は、点AとBとの間でカム64の最高点の状態に位置している。
操作状態を通じて、供給されるシート状金属ストリップに様々な操作部材が作用する間、及び明らかに送り装置が共働するパンチプレス機が操作状態にある間、駆動シャフトは、図2に示した矢印と一致する方向に回転する。
【0047】
第1の始動位置において、上方の送りローラー3及びクランプバー46は持ち上げられた位置にある。これは、上方の送りローラー3が下方の送りローラー2を解放し、かつクランプバー46が固定対向部材65を解放することを意味している。
上述した部材は、図示した始動位置にあり、新しいストリップ63が送り装置に送りこまれる。
【0048】
上述した部材を上述した位置に運ぶために、シリンダー88の室59及びピストン42の上方の室は、非加圧状態にある。従って、第1の端部33がスプリング負荷ロッド部材35に旋回可能に配設されているロッカー30の第1の端部33は、加圧スプリング39の作用によって持ち上げられる。
同時に、シリンダー88の室58が加圧される。その結果、ピストン56,57及びピストンロッド53は、右に向って運動する。ベルクランクレバー51は、かくして回転し、その接合ヘッド49とともに制御ロッド50を持ち上げる。従って、ロッカー30の第2の端部34も持ち上げられ、接合ヘッド49が鍔48に接触する。
それゆえ、上方の送りローラー3及びクランプバー46も、同様に持ち上げられる。
【0049】
第2の始動位置において、上方の送りローラー3は持ち上げから解放され、クランプバー46がストリップ63のスリッド(slid)により、すなわち、固定対向部材65に向って押し付けられる。
この始動位置において、スリッドされたストリップ63は、クランプバー46、例えば、別の始動手順によって拘束される。
【0050】
上述した部材がこれらの位置に到達するために、室59、ピストン42の上方の室及び室58もまた、非加圧状態となる。従って、ロッカー30の第2の端部34は、その端部で制御ロッド50と契合しており、ロッカー30は、スプリング36の作用によって押し下げられる。かくして、制御ロッド50は、引き下げられ、ベルクランクレバー51が対応して回転し、その結果、室58が非加圧状態であるために、ピストン56を有するピストンロッド53が左方に向って運動する。そのため上方の送りローラー3が持ち上げられ、クランプバー46が押し下げられる。
【0051】
第1の操作状態は、金属ストリップが送り装置によって供給されるパンチプレス機に設けられている工具が、ストリップ63の処理中、例えば、パンチ操作中、ストリップ63の正確な位置取りのための位置取りピンを有していないときに、適用される。位置取りピンの使用は、この分野では良く知られているため、詳細な説明を省略する。この操作状態において、ストリップ63は、送りローラー2,3によって又はクランプバー46及び固定対向部材65のいずれかによって、すなわち、送り装置と共働するパンチプレス機のストリップ処理部材の如何なる操作位置においても、連続的に位置取りされ、拘束される。
かくして、ストリップ63は、決して自由状態とはならない。
【0052】
この故に、室59及びピストン42上方のシリンダー室は加圧され、そして室58が非加圧状態となる。
室58が非加圧状態になっているが故に、制御ロッド50がベルクランクレバー51及びピストンロッド53を介してピストン56を左方に向って運動させるために、ロッカー30の第2の端部34は、制御ロッド50と契合状態にはない。その結果、送り装置の下死点位置において、すなわちローラー41がカム64の最下方表面領域に位置しているとき、クランプバー46は、ストリップ63に対して押圧状態にあり、ストリップ63を拘束している。
【0053】
第2の操作状態は、パンチプレス機に搭載された工具が、その操作中、例えば、パンチ操作中、ストリップ63の正確な位置取りのための位置取りピンを有しているときに、適用される。この状態において、ストリップ63は、ストリップ63に工具が作用している間、専ら位置取りピンによって位置取りされ、拘束されている。また、そのような手順によって、送り距離ミスの集積は避けられる。
【0054】
この終わりには、ストリップ63は、円錐位置取りピンがストリップを貫通した後、自由状態とならねばならない。
ここで、室59、ピストン42上方のシリンダー室及び室58は、加圧される。
ローラー41がカム64の最下点にやって来る前に、ロッカー30は、その第2の端部34、特には鍔48で固定制御ロッド50の接合ヘッド49に載っかり、ロッド50は、上述した室が加圧されるために、固定されロックされる。
【0055】
ローラー41がカム64の最下点に向って運動し、ローラー41が正確にカム64の最下点に達する前に、上述したように、ロッカー30は、鍔48によってその第2の端部34に、固定制御ロッド50の接合ヘッド49が位置することになる。
それ故に、この位置は、ロッカー30の次の旋回運動のための旋回点となる。
【0056】
かくして、カム64の最下点に向ってのローラー41の運動中、ロッカー30の第1の端部33はロッド35によってさらに持ち上げられ、それに応じて、上方の送りローラー3及びクランプバー46は、ローラー41がカム64の最下点に到達するまで、ロッカー30の旋回運動中、さらに持ち上げられる。
そして最終的に、ストリップ63は完全に自由状態となる。
上述の持ち上げの正確な時点は、ベルクランクレバー51が回転し、それに応じてロッド50の位置が調節されるように、ナット55によってねじ54の位置で設定される。
【0057】
次に、特に、図3,図4及び図5を参照して説明する。ロッカー30は、片持ち梁に吊下げられた状態で回転するように支持されている。
この片持ち梁は、機枠1にセットされたベアリング75によって、自由回転可能に支持されたスリーブ70を有している。スリーブ70は、アーム71と共に回転するように、アーム71にしっかりと取り付けられている。アーム71は、スリーブ70から側方に突出している。スリーブ70と平行に伸びているシャフト72は、アーム71に解放可能にクランプされている。この目的のために、アーム71は、スリーブ70から離れたその端部にスリットを有している。
【0058】
ロッカー30は、順にベアリング77及び78を介してシャフト72に回転可能に搭載されている。送りローラー3は、スリーブ70を介してこれと同軸に伸びるシャフト81に保持されている。符号90は、対応するくさびとキー溝とが結合するウエッジを示している。シャフト81の端部には、継手部品26が設けられている。
【0059】
図から明らかなように、シャフト81の外径は、スリーブ70の内径よりも小さい。これは、ロッカー30が運動するとき、シャフト81がスリーブ70の径方向内側で自由に動き得ることを意味している。
クランプバー46は、シャフト72にしっかりと取り付けられている。
【0060】
静止又は加圧、すなわち、それぞれローラー3とクランプバー46との間での状態であるその瞬間の変化は、図2で説明したように、カムの位置で進行する。この位置において、持ち上げのタイミング(基準設定)は、アーム71のシャフト72の回転によって正確にセットされる。このセッティングを通じて、送りローラー3及びクランプバー46はともにストリップ63の上に載っかる。ストリップの厚さによる調節は、パンチプレス機において処理される個々のストリップに依存し、上述したように、調節ナット45によって専ら行われる。
【0061】
ロッカー30が片持ち梁に吊下げ状態で支持されているために、2つのそのような送り装置が互いに対面するように配置されたツイン送り装置を、2つの上述した送り装置を用いて製作することができる。
【0062】
ツイン送り装置の第1の例が、図6に示されている。
2つの個々の単一送り装置のデザインは、図1,図2を参照して説明した送り装置のデザインと同じであり、これらの構造部材は、下記に言及しているように、ツイン送り装置に固有のものとする。
図6の左方に位置する送り装置は、駆動するようにカップリングされたシャフト5を有し、シャフト5は、駆動部材として機能するかさ歯車に設けられている。
【0063】
さらに、別のかさ歯車82が、シャフト5に設けられている。このかさ歯車82は、かさ歯車83とかみ合っている。かさ歯車83は、順に、第1の自在継手84、望遠鏡のように長さを調節できる駆動伝達シャフト85、第2の自在継手84a、及び右方に位置する送り装置のかさ歯車83aに連結されている。このかさ歯車83aは、駆動シャフト5aに設けられているかさ歯車82a及びかさ歯車4aとかみ合っている。
従って、ツイン送り装置の2つの個々の送り装置は、シャフト5を介して両方に共通な駆動源と同期して、同時に駆動される。
【0064】
このツイン送り装置によって、2つのシート状金属ストリップ63A及び63Bを、それぞれ同時に送りあるいは前進させることができる。かくして、2つのシート状金属ストリップ63A及び63Bは、ツイン送り装置の送りローラーの角運動によって、それぞれ独立しかつ同期して送られる。しかしながら、それらの厚さ、幅、送りステップの長さや材料によって、これらのストリップ63A及び63Bは、互いに全く異なったものとなる。明らかに、1つの単一のストリップを処理することもでき、そのストリップは、2つの個々の送り装置の送りローラーによって、ストリップの側端領域でかみ合う。
【0065】
図7は、極めて幅広のものに適用したツイン送り装置例を示している。なお、これらの構造部材は、このツイン送り装置に固有のものであると言える。
図7の左方に位置する送り装置は、駆動のために取り付けられ連結されているシャフト5を有し、シャフト5はかさ歯車4に設けられている。このかさ歯車4は、上述したように、別のかさ歯車6とかみ合っている。この別のかさ歯車6は、駆動シャフト22に設けられている。
【0066】
駆動シャフト22は、第1の自在継手84に連結され、これには、望遠鏡のように長さを調節できる駆動伝達シャフト85が接続され、さらに、第2の自在継手84aが接続されている。この第2の自在継手84aは、図7の右方に位置する送り装置に直接結合されている。
このツイン送り装置は、極めて幅の大きなストリップを扱うことができる。
【0067】
第1の下方の送りローラーは、対応する機枠1の支持部材31に吊下げ状態で支持されている。この支持部材31は、供給されるストリップの縁部が突出して納まる凹部87を有していることに注目したい。この凹部87は、図1及び図6に見られるように、個々の単一ストリップの送りにとって重要である。それは、最大のストリップ幅を決定する。図6のAの大きさは、両ストリップ間の最小距離を決定する。このAの大きさは、なかでも、パンチプレス機の空間要求に関して極めて重要であるだけでなく、「吊下げ」ロッカーを可能としている。
【0068】
本発明について、図や好ましい例を用いて説明したが、本発明は、これらに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の範囲内で、様々な態様や実施が可能であることは、明白に理解される。
【0069】
【発明の効果】
本発明の利点は、主として、該装置が様々な幅のストリップ形状物品のシングル送り用装置として利用できるだけでなく、2つの近接した位置にあるストリップ形状物品を平行送りするために、互いに対面している2つの上記装置によるツイン配列に適用でき、また、2つのシングル装置が互いにかなり離れた位置にあるツイン装置配列を可能とし、極めて幅広のストリップ形状物品の送りが可能となり、処理できることである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるストリップ形状物品のステップ状送りを行う装置の断面図である。
【図2】 図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】 図2のIII−III線に沿う断面図である。
【図4】 図3に準じた図であり、明瞭に示すために拡大されている。
【図5】 図4に示されたロッカーの側面図である。
【図6】 2つのストリップ形状物品送り用の、ツイン設計例を示す断面図である。
【図7】 極めて幅広のストリップ形状物品送り用の、ツイン設計例を示す断面図である。
【図8】 送りローラーの反転駆動用構造部材を含む装置部分を概略的に示す断面図である。
【図9】 図8に示す装置の概略正面図である。
【符号の説明】
1.機枠
2,3.第1、第2の送りローラー
4,4a.駆動部材
6.駆動歯車
7.ディスク
8.ピン
9.平歯車
12.旋回アーム
13.案内ブロック
14.ねじスピンドル
20.アーム
22,22a.駆動伝達シャフト
24.リング
25,28.歯車
26.継手
30.ロッカー
31.支持部材
33.第1の端部
34.第2の端部
35.直動ロッド
36.第1の加圧スプリング
38,48.鍔
39.第2の加圧スプリング
40.旋回レバー
41.ローラー
42,43.ピストン
44.ボルト
45.ナット
46.クランプバー
47.凹部
49.接合ヘッド
50.制御ロッド
51.ベルクランクレバー
52.シャフト
53.ピストンロッド
54.ねじ
55.フランジ
56.ピストン
58,59.チャンバ(室)
61,62.制御装置
63;63A,63B.ストリップ形状物品
64.制御カム
65.固定対向部材
66.供給ライン
69.接続ライン
70.スリーブ
71.アーム
72.シャフト
73,74.ボルト
75.ベアリング
81.軸
82,83.歯車
84.自在継手
85.駆動伝達シャフト
87.凹部
88.シリンダー
89.旋回ピン

Claims (16)

  1. 機枠(1)、供給されるストリップ形状物品(63;63A,63B)をローラー間に挟み込むように取り付けられた第一の送りローラー(2)と第二の送りローラー(3)、前記二つの送りローラー(2;3)に駆動可能に取り付けられ、該送りローラー(2;3)を互いに反転し且つ対向回転するように取付けられている前記二つの送りローラー(2,3)を駆動させる手段(7−9;12,13,17−20)及び第一の端部(33)及びその第一の端部の反対側に位置する第二の端部(34)を有するロッカー(30)を有するストリップ形状物品をステップ条送り装置であって、
    更に、前記第一の送りローラ(2)は、転置不可状態に前記機枠に回転可能に支持され、また、第二の送りローラ(3)は、前記ロッカー(30)に回転可能に支持され;
    前記ロッカー(30)に連結され、前記第一の送りローラー(2)に向かって、また戻り位置へ前記第一の送りローラー(2)から離れるように支持された前記第二の送りローラー(3)を包含する前記ロッカーを駆動させるように適応される前記ロッカー駆動手段(35,36,38〜40,64);
    前記ロッカー駆動手段(35,36,38〜40,64)が、前記送りローラー駆動手段(7−9;12,13,17−20)に伝達する制御手段(40,40a,41,64)を含み、且つ前記ロッカー(30)の前記第一の端部(33)に取り付けられ、同じように支持された前記第二の送りローラー(3)と共に前記ロッカー(30)を駆動するために取り付けられて、前記ロッカー移動手段(35,36,38〜40,64)が、前記送りローラー(2,3)の回転の第一の方向の反転時点で前記戻り位置へ、また前記送りローラー(2,3)の回転の第二の方向の反転の時点に前記戻り位置へと前記第二の送りローラー(3)を駆動させるために取り付けられている上下動を案内する並進ロッド部材(35);
    その第二の送りローラー(3)は軸(81)を含有し;
    また、第一と第二の端部を有する第一の加圧スプリング(36)であって、該加圧スプリング(36)は、その第一の端部が前記第二の送りローラー(3)の前記軸(81)と前記ロッカー(30)の前記第二の端部との間で、前記ロッカー(30)の第一の端部に載せられ、且つ第一の端部の反対側の第二の端部で前記機枠(1)に支持され、該加圧スプリング(36)は、前記ロッド部材(35)と同じ側から前記ロッカー(30)に、前記ロッド部材(35)の移動方向に実質的に平行な方向に移動するように取り付けられた加圧スプリング(36);
    更に、前記ロッカー(30)に設けられたクランプバー(46)及び該クランプバーに対向して機枠(1)に設けられた固定対向部材(65)であって、該クランプバーは、前記第二の送りローラー(3)が、その戻り移動位置にあるとき、それぞれのストリップ形状物品(63;63A,63B)を拘束するために、前記固定対向部材(65)に向って前記第一の加圧スプリング(36)により一方に押し付けられ、前記第二の送りローラー(3)が、その送り移動位置にあるときは持ち上げられて前記固定対向部材(65)が解放され;
    前記ロッカー(30)は、転置不可の状態で回転するように、前記機枠(1)に支持されている片持ち梁構造(70,71,72)の一方の側に回転可能に支持され、前記片持ち梁構造( 70,71,72 )は、前記機枠( 1 )に回転自在に支持されたスリーブ( 70 )を有し、該スリーブ( 70 )は側方に突出したアーム( 71 )を有し、該ア−ム( 71 )において、前記スリーブ( 70 )に平行に伸びるシャフト( 72 )が解放自在にクランプされた状態で保持されており、そこでロッカー( 30 )が前記シャフト( 72 )に回転可能に支持され、前記シャフト( 72 )は、前記アーム( 71 )の端部に設けられた溝穴に保持されて、前記シャフトが前記アームにクランプされた状態に保持されるように、前記ねじボルト( 73,74 )が端部の前記溝穴に挿通される部材:
    を包含して成るストリップ形状物品のステップ状送り装置。
  2. 前記送りローラー駆動手段(7−9,12,13,17−20)が、駆動歯車(6)に駆動可能に結合されている駆動部材(4)を含み、前記駆動歯車(6)の内側に偏心し、且つ回転自在に配設されているディスク(7)を含み、該ディスク(7)の一方の側から突出するボルト(8)を含み、該ディスク(7)は、前記ボルト(8)と同軸に、反対側に平歯車(9)が結合され、該平歯車(9)は、前記機枠(1)に固定して***された内側に歯を有するリング(24)にかみ合わされ、また前記ボルト(8)に言ったんで支持され、前記第2の送りローラー(3)に継手(26)を介して、且つ前期第1の送りローラー(2)に歯車(25,28)を介して結合されている駆動伝達シャフト(22)に、アーム(20)を介してその反対の端部に結合された旋回アーム(12)を含み、該旋回アーム(12)は、更にその両端間で案内ブロック(13)に支持されている請求項1に記載の装置。
  3. 前記案内ブロック(13)が、前記機枠(1)に転置可能に案内される請求項2に記載の装置。
  4. 前記案内ブロック(13)を通って伸張するスピンドル(14)を有する請求項3に記載の装置。
  5. 前記第一の送りローラー(2)は、吊下げられた状態で、機枠(1)の支持部材(31)に支持されている請求項1に記載の装置。
  6. 前記機枠(1)の前記支持部材(31)は、前記二つの送りローラー(2,3)のかみ合い位置にある凹部(87)を含み、該凹部(87)は、前記送りローラー(2,3)間に位置するストリップ形状物品(63;63A,63B)の端縁を収容するように設けられている請求項5に記載の装置。
  7. 前記ロッカー(30)は、その第一の端部(33)で前記機枠(1)に交互によりかかる前記ロッド部材(35)の動作方向と一致する方向に作用し、且つ前記第一の加圧スプリング(36)の動作方向と反対の方向に作用する第二の加圧スプリング(39)の前記ロッド部材(35)に連結されている請求項1に記載の装置。
  8. 前記ロッカー(30)と共働し、オン−オフ変換するために取り付けられているクランプバー・リフト−オフ手段(47−68)を有し、そのスイッチオン状態では、前記第二の送りローラ(3)が、前記第一の送りローラー(2)から解放されるときに、前記クランプバー(46)を持ち上げて前記固定対向部材(65)を開放し、前記クランプバー・リフト−オフ手段(47−68)は、制御ロッド(50)を含み、該制御ロッド(50)は、前記第一の加圧スプリング(36)に隣接した前記ロッカー(30)の前記第二の端部(34)に位置する接合ヘッド(49)を有し、該接合ヘッド(49)は前記ロッカー(30)に契合し、且つ前記制御ロッド(50)は、前記機枠(1)に回転可能に支持されたベルクランクレバー(51)のアームに旋回可能に取り付けられ、その他のアームは、同じ回転に対して、前記ベルクランクレバー(51)を拘束したり、又は解放するように取り付けられた拘束手段(53−62)に結合されている請求項1に記載の装置。
  9. 前記拘束手段(53−62)は、チャンバ(58)内に位置するピストン(56)を含み、該ピストン(56)は、加圧媒体源に通じる自由表面を有する請求項8に記載の装置。
  10. 前記接合ヘッド(49)は、前記ロッカー(30)の第二の端部に形成された鍔(48)を有する凹部(47)の中に位置し、該接合ヘッド(49)は、ベルクランクレバー(51)が拘束状態にあるとき、前記鍔(48)に接触している請求項9に記載の装置。
  11. 前記制御手段(40,40a,41,64)は、旋回ピン(89)に支持された旋回レバー(40)を含み、該旋回レバー(40)は、前記直動ロッド部材(35)に取り付けられ、駆動シャフト(22)に設けられた制御カム(64)に接触し、前記旋回レバー(40)は、前記直動ロッド部材(35)と前記制御カム(64)と共働して該制御カム(64)を操作することにより、その回転位置に依存して、前記旋回ピン(89)に支持された旋回レバー(40)の位置が決められる請求項1に記載の装置。
  12. 前記旋回ピン(89)の位置を調節するための調節手段(42−45)を有し、それらの送り位置によって前記両送りローラー(2;3)間の距離を調節するために前記旋回レバー(40)の旋回軸の位置を調節する請求項11に記載の装置。
  13. 前記調節手段(42−45)は、前記直動ロッド部材(35)のほぼ動作方向に、前記旋回ピン(89)を上げ又は下げるために、前記旋回レバー(40)の前記旋回ピンに結合されているピストン(42)を含む請求項12に記載の装置。
  14. 請求項1に記載の装置2つを有し、それらの送りローラー(2; 3)の側面で互いに対面していることを特徴とするツイン送り装置。
  15. 互いに複製されている両装置が、ロッカー駆動手段の制御装置の駆動シャフト(22,22a)に連結されている駆動部材(4,4a)を有し、一方の装置の駆動歯車(4)が、駆動モーターに連結して取り付けられたシャフト(5)に設けられ、他方の装置の駆動歯車(4a)に対して駆動伝達シャフト(85)を含む駆動部材(82,83,84,82a,83a,84a;85)を介して駆動可能に連結されている請求項14に記載の装置。
  16. 両装置のロッカー駆動手段(35,36,38−41,64)の制御手段(40,40a,41,64)は、駆動シャフト(22,22a)を有し、更に、一方の送り装置の前記駆動シャフト(22)が、駆動モーターに連結して取り付けられたシャフトに設けられている駆動歯車(4)に連結され、該一方の送り装置の前記駆動シャフト(22)が、駆動伝達シャフト(85)を介して他方の送り装置の駆動シャフト(22a)に駆動可能に連結されている請求項14に記載の装置。
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