JP3911774B2 - プッシュ機構付スライドスイッチ及びその組立て方法 - Google Patents

プッシュ機構付スライドスイッチ及びその組立て方法 Download PDF

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  • Switches With Compound Operations (AREA)
  • Push-Button Switches (AREA)
  • Manufacture Of Switches (AREA)
  • Slide Switches (AREA)
  • Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は各種電子機器に使用されるプッシュ機構付スライドスイッチ及びその組立て方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
プッシュ機構付スライドスイッチは、図15の外観斜視図に示すように、箱形のケース1の一方の側壁から突出した操作部5Aを、中立位置から左右方向へ摺動させるスライド操作に加え、このスライド方向と直交するプッシュ方向にも操作可能なスイッチであり、スライド操作及びプッシュ操作によって各々のスイッチ接点の電気的接離を行うと共に、各方向へ操作した後に操作部5Aに加えた操作力を除くと、元の中立位置に自動復帰する機能を備えた多方向操作形のスイッチであり、このような従来のプッシュ機構付スライドスイッチについて、図16〜図18を用いて説明する。
【0003】
図16は従来のプッシュ機構付スライドスイッチのカバーを除いた平面図、図17は同分解斜視図であり、同図において、1は側壁の一部に開口部1Aを有した上面開放の箱形のケースで、内底面の中央部に第1の固定接点2A,2B,2Cが、開口部1A側に第2の固定接点3A,3Bが各々開口部1Aと平行に植設されており、4はケース1内にスライド可能に収納され、上面にロッド収納部4Aを有する摺動体で、ケース1の内側壁には左右に凹部1Bと1Cが、内底面には突起部1Dと1Eが設けられ、摺動体4の後方下面にはケース1の突起部1D,1Eよりもやや幅広の中央の溝4Bとさらに幅広の両端の溝4Cが設けられている。
【0004】
5は摺動体4のスライド方向と直交するプッシュ方向に移動可能に摺動体4のロッド収納部4Aに収納されたロッドで、一端にケース1の開口部1Aから突出する操作部5Aを、他端にばね押圧部5Bを有している。
【0005】
6は摺動体4の下面に装着され第1の固定接点2A,2B,2Cと接離する弾性金属薄板製の第1の接触片、7はロッド5の下面に装着され第2の固定接点3A,3Bと接離する弾性金属薄板製の第2の接触片である。
【0006】
8はスライド操作用のコイルばねで、左端がケース1の凹部1Bに、右端が突起部1D及び摺動体4の溝4Bの左側面に同時に当接しやや撓んだ状態で装着され、9は同じくスライド操作用のコイルばねで、右端が凹部1Cに、左端が突起部1E及び溝4Bの右側面に同時に当接しやや撓んだ状態で装着されている。
【0007】
10はプッシュ操作用のコイルばねで、一端がロッド5のばね押圧部5Bに他端が摺動体4のロッド収納部4Aの内側壁の凸部4Dに当接しやや撓んだ状態で装着されている。11はケース1の上面を覆うカバーである。
【0008】
上記構成において、ケース1から突出したロッド5の操作部5Aを、図16の中立位置から図18(a)に示すように右方向へスライド操作すると、ロッド5を収納した摺動体4が右方向へスライドするため、摺動体4の下面に装着された第1の接触片6が第1の固定接点上を弾接摺動し、第1の接触片6を介して第1の固定接点2Bと2Cとが電気的に導通する。
【0009】
この時、摺動体4の下面中央の溝4Bの左側面はコイルばね8から離れ、溝4Bの右側面がコイルばね9を押圧して撓ませるため、操作部5Aの操作力を解除すると、コイルばね9の弾性復帰力によって摺動体4とこれに収納されたロッド5が図16の中立位置に復帰し、第1の接触片6も第1の固定接点2Cから離れ電気的にOFFとなる。
【0010】
これとは逆に、操作部5Aを図16の中立位置から左方向へスライド操作する場合には、摺動体4の溝4Bの右側面がコイルばね9から離れ、溝4Bの左側面がコイルばね8を押圧して撓ませながら摺動体4が左方向へスライドするため、第1の接触片6を介して第1の固定接点2Aと2Bが電気的に導通し、操作部5Aの操作力を解除すると、コイルばね8の弾性復帰力によって摺動体4及びロッド5が図16の中立位置に復帰する。
【0011】
また、操作部5Aを図16の中立位置からスライド方向と直交するプッシュ方向に押圧操作すると、図18(b)に示すように、ロッド5がばね押圧部5Bによってコイルばね10を撓ませながら摺動体4のロッド収納部4A内を後方へ移動するため、ロッド5の下面に装着された第2の接触片7がケース1の内底面上を弾接摺動して、第2の固定接点3Aと3Bを電気的に導通させ、操作部5Aの操作力を解除すると、コイルばね10の弾性復帰力によってロッド5が図16の押圧前の位置に復帰し、第2の接触片7も第2の固定接点3Aと3Bから離れて電気的にOFFとなる。
【0012】
なお、プッシュ方向の操作については、図18(c)に示すように操作部5Aが中立位置ではなく右方向へスライド操作され第1の固定接点2Bと2Cとが電気的に導通した状態からでも、操作部5Aを押圧すれば、第2の接触片7を介した第2の固定接点3Aと3Bの電気的導通を行うことができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来のプッシュ機構付スライドスイッチにおいては、スライド操作或いはプッシュ操作を行った後、操作部5Aを元の中立位置に自動復帰させるために、コイルばね8,9や10が各々別個に必要となるため、スイッチを構成する部品数が多くなると共に、この三つのばねをケース1や摺動体4に各々装着する際にばね外れが生じ易いため、スイッチの組立て作業が困難で時間を要しコスト高になるという課題があった。
【0014】
本発明はこのような従来の課題を解決するものであり、ばねの使用数が少なくスイッチの組立て作業が容易で、安価なプッシュ機構付スライドスイッチを提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明のプッシュ機構付スライドスイッチは、略L字状で根元部がケース端部のばね保持部に保持された二つのばねの、第1のアーム部を摺動体のばね当接部及びケースまたはカバーのアーム受部に同時に当接させると共に、第2のアーム部をロッド後方に配置された押圧体の後面に各々当接させ、この二つのばねによってスライド及びプッシュ操作時に操作部を中立位置に自動復帰させるように構成したものである。
【0016】
この本発明により、ばねの使用数が少なくスイッチの組立て作業が容易で、安価なプッシュ機構付スライドスイッチを得ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、側壁の一部に開口部を有し内底面に複数の固定接点を植設した上面開放の箱形のケースと、ケース内にスライド可能に収納され上面にロッド収納部を有すると共にスライド方向の両端部にばね当接部を有する摺動体と、摺動体のスライド方向と直交するプッシュ方向に移動可能に上記ロッド収納部に収納され、一端に上記ケースの開口部から突出する操作部を有すると共に他端に押圧部を有するロッドと、ロッド後方に移動可能に配置され前面が上記ロッドの押圧部に当接した押圧体と、上記摺動体またはロッドの少なくとも一方の下面に装着され上記固定接点と接離する弾性金属薄板製の接触片と、略L字状で根元部が上記ケースまたはカバー端部のばね保持部に保持され、第1のアーム部が上記摺動体のばね当接部及びケースまたはカバーのアーム受部に同時に当接すると共に、第2のアーム部が上記押圧体の後面に各々当接した二つのばねと、上記ケースの上面を覆うカバーからなるプッシュ機構付スライドスイッチとしたものであり、略L字状の二つのばねによってスライド操作及びプッシュ操作時に操作部を自動復帰させるように構成されているため、ばねが二つですむと共にその位置決めを確実に行うことができ、スイッチの組立て作業が容易で、安価なプッシュ機構付スライドスイッチを得ることができるという作用を有する。
【0018】
請求項2に記載の発明は、請求項1の発明において、二つのばねの第2のアーム部先端をロッドの後端面に当接させて、押圧体を省いたものであり、押圧体が不要となるため構成部品を少なくできると共に、スイッチの組立て作業も容易となって、より安価なものとすることができるという作用を有する。
【0019】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、ばねの第1のアーム部の先端に折曲部を設け、この折曲部を摺動体のばね当接部に当接させたものであり、ばねの第1のアーム部先端の折曲部全体が摺動体のばね当接部に当接しているため、ばねと摺動体との当接箇所が広くなり、スライド操作時に摺動体が確実にばねを撓ませることができると共に、スイッチ組立ての際にもこの折曲部によって摺動体に確実に当接させてばねを組立てることができるため、摺動体からのばねの外れを防止できるという作用を有する。
【0020】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一つに記載の発明において、ケース内底面の開口部側に第1の固定接点を、ケース内底面の中央部に第2の固定接点を各々摺動体のスライド方向と平行に植設すると共に、上記第1の固定接点上方のロッド下面のみに接触片を装着したものであり、摺動体には接触片の装着が不要となり、ロッド下面に装着した接触片のみによって、第1の固定接点及び第2の固定接点の電気的接離を行うことができるため、少ない構成部品で複数の固定接点を切り替えることができると共に、スイッチ組立て作業時に変形の生じ易い接触片が一つですむため、スイッチ組立て作業性の向上を図ることができるという作用を有する。
【0021】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の発明において、ロッドに突部を設けると共に、ロッドを押圧した際にこの突部が案内挿入される凹部をカバーまたはケースの所定の位置に設けたものであり、カバーまたはケースに凹部を設けた位置のみでロッドのプッシュ操作が可能となるように構成できるため、スイッチを使用する条件に合わせてロッドの押圧位置を任意に選択できると共に、スライド操作の際に誤ってプッシュ操作を行うという誤操作も防止できるという作用を有する。
【0022】
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一つに記載の発明において、摺動体の後端部に、摺動体のスライド動作によってばねの第1のアーム部の中間部が当接するばね押圧部を設けたものであり、摺動体とばねの第1のアーム部との当接位置が、スライド操作の途中で第1のアーム部の先端部から中間部に変化するため、スライド操作時の操作力が途中で変化するスイッチの操作感触を得ることができるという作用を有する。
【0023】
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一つに記載の発明において、略L字状の二つのばねの根元部を摺動体の両端部に設けたばね保持部に保持し、第1のアーム部を摺動体の両端に設けたアーム受部及びケースまたはカバーに設けたばね当接部にも同時に当接させたものであり、ばねを摺動体に保持することによって、ケースの両端にばね保持部を設ける場合に比べて奥行き寸法を小さくすることができるため、スイッチ全体の小形化が図れると共に、ばねを摺動体に保持して部品をユニット化することができるため、ケースへの二つのばねや摺動体の組込み作業が容易となり、作業の簡易化が図れるという作用を有する。
【0024】
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか一つに記載の発明において、略L字状の二つのばねの第2のアーム部先端を連結した一体形状とし、これをスイッチに組込んだ後ロッドのプッシュ操作によって連結部を分割するプッシュ機構付スライドスイッチの組立て方法としたものであり、一体形状に連結したばねをスイッチに組込んだ後、これを二つのばねに分割するように構成されているため、構成部品を少なくすることができると共に、スイッチ組立て時にばねを一つの部品として簡易に取扱えるため組立て作業性の向上を図ることができるという作用を有する。
【0025】
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図14を用いて説明する。
なお、従来の技術の項で説明した構成と同一構成の部分には同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0026】
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態によるプッシュ機構付スライドスイッチのカバーを除いた平面図、図2は同分解斜視図であり、同図において、側壁の一部に開口部15Aを有し内底面に第1の固定接点2A,2B,2Cと第にの固定接点3A,3Bを植設したケース15内に、下面に第1の接触片6を装着した摺動体16がスライド可能に収納されると共に、ケース15の開口部15Aから外方に突出する操作部17Aを有し下面に第2の接触片7を装着したロッド17が、ロッド収納部16Aに摺動体16のスライド方向と直交するプッシュ方向に移動可能に収納されていることは従来の技術と同様であるが、ロッド17の後端部には押圧部17Bが設けられている。
【0027】
そして、ケース15の内底面には左右端部に円柱状のばね保持部15B,15Cと、この中間部に収納溝15Dが設けられ、この収納溝15Dには前面をロッド17の押圧部17Bに当接させた押圧体18が、プッシュ方向に移動可能に収納されている。
【0028】
また、略L字状のばね19と20の根元部19Aと20Aがケース15のばね保持部15Bと15Cに保持され、第1のアーム部19Bと20B先端の折曲部19Cと20Cが摺動体16の左右の側面に設けたばね当接部16Bと16Cに、中間部がカバー11に設けた左右のアーム受部11Aと11Bに各々同時に当接すると共に、第2のアーム部19Dと20Dが押圧体18後面端部のばね押圧部18Aと18Bに当接している。
【0029】
上記構成において、ケース15の開口部15Aから突出したロッド17の操作部17Aを、図1の中立位置から図3(a)に示すように右方向へスライド操作すると、ロッド17をロッド収納部16Aに収納した摺動体16が右方向へ移動するため、摺動体16の下面に装着された第1の接触片6が第1の固定接点上を弾接摺動し、第1の接触片6を介して第1の固定接点2Bと2Cが電気的に導通することは従来の技術と同様であるが、この時摺動体16の右方向への移動に伴って、ばね19の折曲部19Cはばね当接部16Bから離れ、第1のアーム部19Bの中間部がアーム受部11Aにのみ当接し、一方、ばね20の第1のアーム部20Bの中間部はアーム受部11Bから離れ、折曲部20Cがばね当接部16Cに押圧されて第1のアーム部20Bが撓められていく。
【0030】
そして、操作部17Aの操作力を解除すると、摺動体16のばね当接部16Cによって撓められたばね20の第1のアーム部20Bの弾性復帰力によって、摺動体16とこれに収納されたロッド17が押し戻されて、図1の中立位置に復帰する。
【0031】
これとは逆に、操作部17Aを図1の中立位置から左方向へスライド操作した場合には、ばね20の折曲部20Cはばね当接部16Cから離れ、第1のアーム部20Bの中間部がアーム受部11Bにのみ当接し、一方、ばね19の第1のアーム部19Bの中間部はアーム受部11Aから離れ、折曲部19Cがばね当接部16Bに押圧されて第1のアーム部19Bが撓められていき、操作部17Aの操作力を解除すると、摺動体16のばね当接部16Bによって撓められたばね19の第1のアーム部19Bの弾性復帰力によって、摺動体16とロッド17が図1の中立位置に復帰する。
【0032】
また、操作部17Aを図1の中立位置からプッシュ操作すると、図3(b)に示すように、ロッド17が後端部の押圧部17Bによって押圧体18の前面を押圧し、ばね押圧部18Aと18Bによってばね19と20の第2のアーム部19Dと20Dを撓ませながらロッド収納部16A内を後方へ移動するため、ロッド17の下面に装着された第2の接触片7が第2の固定接点3Aと3Bを電気的に導通させ、操作部17Aの操作力を解除すると、ばね押圧部18Aと18Bによって撓められたばね19と20の第2のアーム部19Dと20Dの弾性復帰力によって、押圧体18に押圧部17Bを押圧されたロッド17の操作部17Aが図1の押圧前の位置に復帰する。
【0033】
なお、プッシュ方向の操作については、図3(c)に示すように、操作部17Aが中立位置ではなく、右方向へスライド操作されて第1の接触片6を介して第1の固定接点2Bと2Cとが電気的に導通した状態からでも、操作部17Aを押圧すれば、第2の接触片7を介して第2の固定接点3Aと3Bの電気的導通が行われることは、従来の技術と同様である。
【0034】
このように本実施の形態によれば、略L字状で根元部19Aと20Aがケース15端部のばね保持部15Bと15Cに保持されたばね19と20の、第1のアーム部19Bと20B先端を摺動体16のばね当接部16Bと16Cに、中間部をカバー11のアーム受部11Aと11Bに各々同時に当接すると共に、第2のアーム部19Dと20Dを押圧体18のばね押圧部18Aと18Bに当接させ、この二つのばね19と20によってスライド及びプッシュ操作時に操作部を自動復帰させるように構成されているため、使用するばねの数が二つですみ、また摺動体16を収納したケース15に上方からやや撓めたばね19と20を組込んでスイッチの組立てを行うことができるため、スイッチの組立て作業が容易で、安価なプッシュ機構付スライドスイッチを得ることができる。
【0035】
また、ばね19と20の第1のアーム部19Bと20Bの先端に折曲部19Cと20Cを設け、この折曲部19Cと20C全体を摺動体16の両端に設けたばね当接部16Bと16Cに当接させているため、折曲部19Cと20C全体がばね当接部16Bと16Cに当接し、ばね19,20と摺動体16との当接箇所が広くなり、スライド操作時に摺動体16が確実にばね19と20の第1のアーム部19Bと20Bを撓ませることができるとともに、スイッチ組立ての際にも、この折曲部19Cと20Cによって摺動体16のばね当接部16Bと16Cに確実に当接させてばね19と20を組立てることができるため、摺動体16からのばね19と20の外れを防止することができる。
【0036】
さらに、ばね19と20の第2のアーム部19Dと20D先端をロッド17後端面に当接させて、押圧体18を省くことによって、押圧体18が不要となるため構成部品を少なくできるとともに、スイッチの組立て作業も容易となって、より安価なものとすることができる。
【0037】
なお、上記の説明では、略L字状のばね19と20の根元部19Aと20Aをケース15の円柱状のばね保持部15Bと15Cに保持する構成としたが、図4に示すように、カバー11の左右端部に突起状のばね保持部11Cと11Dを設け、これにばね19と20の根元部19Aと20Aを保持する構成としても同様の効果を得ることができる。
【0038】
(実施の形態2)
図5は本発明の第2の実施の形態によるプッシュ機構付スライドスイッチのカバーを除いた平面図であり、同図において、ケース15内に収納された摺動体16のロッド収納部16Aにロッド17が収納され、ばね19と20の根元部19Aと20Aがケース15のばね保持部15Bと15Cに保持され、第1のアーム部19Bと20Bが摺動体16のばね当接部16Bと16C及びカバー11のアーム受部11Aと11Bに同時に当接すると共に、第2のアーム部19Dと20Dが押圧体18のばね押圧部18Aと18Bに各々当接していることは実施の形態1と同様であるが、第1の固定接点2A,2B,2Cがケース15内底面の開口部15A側に、第2の固定接点3A,3Bがケース15内底面の中央部に各々摺動体16のスライド方向と平行に植設され、また、第2の接触片7が第1の固定接点2Bに弾接してロッド17の下面に装着されている。
【0039】
上記構成において、ケース15の開口部15Aから突出したロッド17の操作部17Aを、図5(a)の中立位置から図5(b)に示すように右方向にスライド操作すると、ロッド17をロッド収納部16Aに収納した摺動体16が右方向へスライドし、ばね20の第1のアーム部20Bが摺動体16のばね当接部16Cに押圧されて撓められることは実施の形態1と同様であるが、ロッド17のスライド動作に伴ってこの下面に装着された第2の接触片7が、ケース1内底面の開口部15A側に植設された第1の固定接点上を弾接摺動することによって、第2の接触片7を介して第1の固定接点2Bと2Cの電気的導通が行われ、操作部17Aの操作力を解除すると、ばね20の第1のアーム部20Bの弾性復帰力によって、摺動体16とこれに収納されたロッド17が図5(a)の中立位置に復帰する。
【0040】
これとは逆に、操作部17Aを図5(a)の中立位置から左方向へスライド操作させた場合には、ばね当接部16Bによってばね19の第1のアーム部19Bが撓められ、ロッド17の下面に装着された第2の接触片7を介して第1の固定接点2Aと2Bの電気的導通が行われる。
【0041】
また、操作部17Aを図5(a)の中立位置からプッシュ操作すると、図5(c)に示すように、ロッド17の押圧部17Bが押圧体18を押圧し、押圧体18のばね押圧部18Aと18Bがばね19と20の第2のアーム部19Dと20Dを撓ませながら、ロッド17がロッド収納部16A内を後方へ移動するため、ロッド17の下面に装着された第2の接触片7がケース15の内底面を後方へ移動し、第1の固定接点2Bから離れてケース15の内底面の中央部に植設された第2の固定接点3Aと3Bと接触してこれを電気的に導通させ、操作部17Aの操作力を解除すると、ばね19と20の第2のアーム部19Dと20Dの弾性復帰力によって操作部17Aが図5(a)の押圧前の位置に復帰する。
【0042】
なお、図5(d)に示すように、操作部17Aが右方向にスライド操作された状態からでも、操作部17Aを押圧すれば、第2の接触片7を介して第2の固定接点3Aと3Bの電気的導通が行われることは実施の形態1と同様である。
【0043】
このように本実施の形態によれば、ケース15内底面の開口部15A側に第1の固定接点2A,2B,2Cを、ケース15内底面の中央部に第2の固定接点3A,3Bを各々摺動体16のスライド方向と平行に植設することによって、摺動体16には接触片の装着が不要となり、ロッド17の下面に装着した第2の接触片7のみによって、第1の固定接点2A,2B,2C及び第2の固定接点3A,3Bの電気的接離を行うことができるため、少ない構成部品で複数の固定接点を切り替えることができると共に、スイッチの構成も簡素なものとなり、また、スイッチ組立て作業時に変形の生じ易い接触片が一つですむため、スイッチの組立て作業性の向上を図ることができる。
【0044】
(実施の形態3)
図6は本発明の第3の実施の形態によるプッシュ機構付スライドスイッチのカバーとロッドの斜視図であり、同図において、ロッド17の操作部17Aの上面には突部17Cが設けられ、カバー11の端面中央部にはこの突部17Cよりもやや幅広の切欠き部11Eが設けられている。
【0045】
上記構成のカバー11とロッド17をスイッチとして組立て、ケース15の開口部15Aから突出するロッド17の操作部17Aを操作した場合、中立位置から左右方向へのスライド操作については実施の形態1や2と同様であるが、このスライド方向と直交するプッシュ方向の操作については、中立位置では操作部17Aを押圧するとロッド17の移動に伴って突部17Cがカバー11の切欠き部11Eに案内挿入されるため、プッシュ操作が可能であるが、中立位置以外の左右いずれかに操作部17Aをスライド操作した位置では、操作部17Aを押圧しても突部17Cがカバー11の端面に当たるため、操作部17Aを操作できない構成となっている。
【0046】
また、図7と図8は本実施の形態による他の方法のロッドとケースの斜視図であり、図7においては、ロッド17の操作部17Aの下面に突部17Dが、ケース15の開口部15Aの中央部に切欠き部15Eが各々設けられ、図8においては、ロッド17の後方に突部17Eが、ケース15の開口部15Aの対向面側に凹部15Fが各々設けられており、図6で説明したものと同様に、中立位置以外ではプッシュ方向に操作できない構成となっている。
【0047】
なお、上記の説明では、ロッド17の中心に各々突部17C,17Dまたは17Eを設け、カバー11またはケース15の中央部にこの突部17C,17Dまたは17Eが挿入される切欠き部11E,15Eや凹部15Fを設けることで、中立位置位外ではプッシュ方向に操作できない構成としたが、切欠き部11E,15Eや凹部15Fを任意の位置に設けることによって、中立位置以外の任意の位置でのみプッシュ方向に操作できる構成とすることができる。
【0048】
このように本実施の形態によれば、ロッド17に突部17C,17Dまたは17Eを設けると共に、ロッド17を押圧した際にこの突部17C,17Dまたは17Eが挿入される切欠き部11E,15Eや凹部15Fをカバー11またはケース15の所定の位置に設けることにより、カバー11またはケース15に切欠き部11E,15Eや凹部15Fを設けた位置のみでロッド17のプッシュ操作が可能となるように構成できるため、スイッチを使用する条件に合わせてロッド17の押圧位置が任意に選択できると共に、スライド操作の際に誤ってプッシュ操作を行うといった誤動作も防止することができる。
【0049】
(実施の形態4)
図9は本発明の第4の実施の形態によるプッシュ機構付スライドスイッチの摺動体の斜視図、図10は同カバーを除いた平面図であり、同図において、ケース15内に収納された摺動体16のロッド収納部16Aにロッド17が収納され、ばね19と20の根元部19Aと20Aがケース15のばね保持部15Bと15Cに保持され、第1のアーム部19Bと20Bが摺動体16のばね当接部16Bと16C及びカバー11のアーム受部11Aと11Bに同時に当接すると共に、第2のアーム部19Dと20Dが押圧体18のばね押圧部18Aと18Bに各々当接していることは実施の形態2と同様であるが、ケース15内にスライド可能に収納された摺動体16の後端部には、左右にばね押圧部16Dと16Eが設けられている。
【0050】
上記構成において、ケース15の開口部15Aから突出した操作部17Aを図10(a)の中立位置から右方向へスライド操作すると、摺動体16が図10(b)に示す位置に移動するまでの間は、摺動体16のばね当接部16Cがばね20の第1のアーム部20B先端の折曲部20Cを押圧して、第1のアーム部20Bを撓ませるが、さらに操作部17Aを右方向へスライド操作すると、図10(c)に示すように、摺動体16後端部のばね押圧部16Eが第1のアーム部20Bの中間部に当接しこれを押圧するため、先端の折曲部20Cは摺動体16のばね当接部16Cから離れ、ばね押圧部16Eによって第1のアーム部20Bが撓められる。
【0051】
このため、操作部17Aをスライド操作する操作力は、摺動体16のばね当接部16Cがばね20の第1のアーム部20B先端の折曲部20Cから離れ、ばね押圧部16Eが第1のアーム部20Bの中間部を押圧する図10(b)から図10(c)までの間の位置で急に大きく変化する。
【0052】
そして、操作部17Aの操作力を解除すると、ばね20の第1のアーム部20Bの弾性復帰力によって、摺動体16とこれに収納されたロッド17が図10(a)の中立位置に復帰するが、この時摺動体16は、図10(c)から図10(b)の状態まで移動する間は、ばね押圧部16Eをばね20の第1のアーム部20Bの中間部に押圧され、図10(b)から図10(a)までの間は、ばね当接部16Cを第1のアーム部20B先端の折曲部20Cに押圧されて、図10(a)の中立位置に復帰する。
【0053】
また、これとは逆に、操作部17Aを図10(a)の中立位置から左方向へスライド操作した場合には、摺動体16の移動の途中までは、ばね当接部16Bがばね19の第1のアーム部19B先端の折曲部19Cを押圧し、その後は後端部のばね押圧部16Dが第1のアーム部19Bの中間部を押圧して、第1のアーム部19Bを撓ませながら摺動体16がスライド動作を行う。
【0054】
このように本実施の形態によれば、摺動体16の後端部にばね押圧部16Dと16Eを設けることによって、ばね19,20の第1のアーム部19B,20Bと摺動体16との当接位置がスライド操作の途中で、第1のアーム部19B,20B先端の折曲部19C,20Cから中間部に変化するため、スライド操作時の操作力が途中で変化するスイッチの操作感触を得ることができる。
【0055】
(実施の形態5)
図11は本発明の第5の実施の形態によるプッシュ機構付スライドスイッチのカバーを除いた平面図、図12は同分解斜視図であり、同図において、ケース15内に摺動体21がスライド可能に収納され、操作部22Aを有し下面に第2の接触片7を装着したロッド22が、ロッド収納部21Aにプッシュ方向に移動可能に収納されていることは実施の形態2と同様であるが、略L字状のばね23と24の根元部23Aと24Aは、摺動体21の上面両端部に設けた円柱状のばね保持部21Bと21Cに保持されている。
【0056】
そして、ばね23と24の第1のアーム部23Bと24Bの先端部がケース15の後側壁に設けたばね当接部15Gと15Hに当接すると共に、中間部が摺動体21上面両端に設けたアーム受部21Dと21Eにも同時に当接し、第2のアーム部23Cと24Cがロッド22のばね押圧部22Bと22Cに当接している。
【0057】
上記構成において、ケース15の開口部15Aから突出したロッド22の操作部22Aを、図11(a)の中立位置から図11(b)に示すように右方向へスライド操作すると、ロッド22の移動に伴ってこの下面に装着された第2の接触片7が第1の固定接点上を弾接摺動し、第2の接触片7を介して第1の固定接点2Bと2Cが電気的に導通することは実施の形態2と同様であるが、この時ロッド22を収納した摺動体21の移動に伴って、ばね保持部21Bに根元部23Aを保持されたばね23の第1のアーム部23Bの先端部がケース15のばね当接部15Gから離れ、中間部がアーム受部21Dにのみ当接し、一方、先端部がばね当接部15Hに当接したばね24の第1のアーム部24Bは中間部がアーム受部21Eから離れて撓められていく。
【0058】
そして、操作部22Aの操作力を解除すると、先端部がばね当接部15Hに当接して撓められたばね24の第1のアーム部24Bの弾性復帰力によって、摺動体21とこれに収納されたロッド22が押し戻されて、図11(a)の中立位置に復帰する。
【0059】
これとは逆に、操作部22Aを図11(a)の中立位置から左方向へスライド操作した場合には、ばね24の第1のアーム部24Bの先端部がばね当接部15Hから離れて中間部がアーム受部21Eにのみ当接し、ばね23の第1のアーム部23Bの中間部がアーム受部21Dから離れ先端部がばね当接部15Gに当接して撓められていき、操作部22Aの操作力を解除すると、先端部がばね当接部15Gに当接して撓められたばね23の第1のアーム部23Bの弾性復帰力によって、摺動体21とロッド22が図11(a)の中立位置に復帰する。
【0060】
また、操作部22Aを図11(a)の中立位置からプッシュ操作すると、図11(c)に示すように、ロッド22のばね押圧部22Bと22Cがばね23と24の第2のアーム部23Cと24C先端を押圧し、第2のアーム部23Cと24Cを撓めながら、ロッド22がロッド収納部21A内を後方へ移動するため、ロッド22の下面に装着された第2の接触片7が第2の固定接点3Aと3Bを電気的に導通させ、操作部22Aの操作力を解除すると、ばね23と24の第2のアーム部23Cと24Cの弾性復帰力によって、操作部22Aが図11(a)の押圧前の中立位置に復帰する。
【0061】
このように本実施の形態によれば、略L字状のばね23と24の根元部23Aと24Aを摺動体21のばね保持部21Bと21Cに保持しているため、ケース15の両端にばね保持部が不要となり、奥行き寸法を小さくしてスイッチ全体の小形化が図れると共に、ばね23と24を摺動体21の上面に保持して部品をユニット化し、これを第1のアーム部23Bと24Bの先端部をばね当接部15Gと15Hに当接させてケース15に組込むことができるため、ケース15への二つのばね23と24や摺動体21の組込み作業が容易となり、スイッチ組立て作業の簡易化を図ることができる。
【0062】
(実施の形態6)
図13は本発明の第6の実施の形態によるプッシュ機構付スライドスイッチのばねの平面図、図14は同カバーを除いた平面図であり、同図において、ケース15内に摺動体16がスライド可能に収納され、操作部17Aを有したロッド17が摺動体16にプッシュ方向に移動可能に収納されていることは実施の形態2と同様であるが、ばね25は略L字状の二つのばねの第2のアーム部先端どうしを連結した一体形状の略コの字状となっており、中央部にハーフカットされた細肉の連結部25Aが設けられている。
【0063】
このプッシュ機構付スライドスイッチの組立て方法について説明すると、図14(a)に示すように、ばね25の根元部25Bと25Cをケース15のばね保持部15Bと15Cに挿入保持し、摺動体16やロッド17を組込んだ後、ケース15の開口部15Aから突出したロッド17の操作部17Aをプッシュ操作すると、ロッド17後端部の押圧部17Bに当接した押圧体18がばね25の連結部25Aを押圧するため、ばね25は中央部の連結部25Aから二つに分割され、図14(b)に示すように、第2のアーム部25Dと25Eの分割された先端が押圧体18に当接してスイッチが完成する。
【0064】
上記構成において、ケース15の開口部15Aから突出したロッド17の操作部17Aを、図14(b)の中立位置から左右方向にスライド操作或いはプッシシュ操作すると、摺動体16や押圧体18が第1のアーム部や第2のアーム部25D,25Eを撓ませながらケース15内を移動し、ロッド17下面に装着された第2の接触片7を介して固定接点の電気的接離が行われることは実施の形態2と同様である。
【0065】
このように本実施の形態によれば、二つのばねの第2のアーム部25Dと25Eの先端どうしを連結した一体形状の略コの字状のばね25をケース15に組込んだ後、ロッド17のプッシュ操作によってこれを略L字状の二つのばねに分割するように構成されているため、構成部品数を削減できると共に、スイッチ組立て時にばね25を一つの部品として簡易に取扱えるため、組立て作業性の向上を図ることができる。
【0066】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、ばねの使用数が少なくスイッチの組立て作業が容易で、安価なプッシュ機構付スライドスイッチを得ることができるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるプッシュ機構付スライドスイッチのカバーを除いた平面図
【図2】同分解斜視図
【図3】同操作状態を説明する平面図
【図4】同カバーの斜視図
【図5】本発明の第2の実施の形態によるプッシュ機構付スライドスイッチのカバーを除いた平面図
【図6】本発明の第3の実施の形態によるプッシュ機構付スライドスイッチのカバーとロッドの斜視図
【図7】同ロッドとケースの斜視図
【図8】同ロッドとケースの斜視図
【図9】本発明の第4の実施の形態によるプッシュ機構付スライドスイッチの摺動体の斜視図
【図10】同カバーを除いた平面図
【図11】本発明の第5の実施の形態によるプッシュ機構付スライドスイッチのカバーを除いた平面図
【図12】同分解斜視図
【図13】本発明の第6の実施の形態によるプッシュ機構付スライドスイッチのばねの平面図
【図14】同カバーを除いた平面図
【図15】従来のプッシュ機構付スライドスイッチの外観斜視図
【図16】同カバーを除いた平面図
【図17】同分解斜視図
【図18】同カバーを除いた平面図
【符号の説明】
2A,2B,2C 第1の固定接点
3A,3B 第2の固定接点
6 第1の接触片
7 第2の接触片
11 カバー
11A,11B アーム受部
11C.11D ばね保持部
11E 切欠き部
15 ケース
15A 開口部
15B,15C ばね保持部
15D 収納溝
15E 切欠き部
15F 凹部
15G,15H ばね当接部
16,21 摺動体
16A,21A ロッド収納部
16B,16C ばね当接部
16D,16E ばね押圧部
17,22 ロッド
17A,22A 操作部
17B 押圧部
17C,17D,17E 突部
18 押圧体
18A,18B ばね押圧部
19,20,23,24,25 ばね
19A,20A,23A,24A,25B,25C 根元部
19B,20B,23B,24B 第1のアーム部
19C 20C 折曲部
19D,20D,23C,24C,25D,25E 第2のアーム部
21B,21C ばね保持部
21D,21E アーム受部
22B,22C ばね押圧部

Claims (8)

  1. 側壁の一部に開口部を有し内底面に複数の固定接点を植設した上面開放の箱形のケースと、ケース内にスライド可能に収納され上面にロッド収納部を有すると共にスライド方向の両端部にばね当接部を有する摺動体と、摺動体のスライド方向と直交するプッシュ方向に移動可能に上記ロッド収納部に収納され、一端に上記ケースの開口部から突出する操作部を有すると共に他端に押圧部を有するロッドと、ロッド後方に移動可能に配置され前面が上記ロッドの押圧部に当接した押圧体と、上記摺動体またはロッドの少なくとも一方の下面に装着され上記固定接点と接離する弾性金属薄板製の接触片と、略L字状で根元部が上記ケースまたはカバー端部のばね保持部に保持され、第1のアーム部が上記摺動体のばね当接部及びケースまたはカバーのアーム受部に同時に当接すると共に、第2のアーム部が上記押圧体の後面に各々当接した二つのばねと、上記ケースの上面を覆うカバーからなるプッシュ機構付スライドスイッチ。
  2. 二つのばねの第2のアーム部先端をロッドの後端面に当接させて、押圧体を省いた請求項1記載のプッシュ機構付スライドスイッチ。
  3. ばねの第1のアーム部の先端に折曲部を設け、この折曲部を摺動体のばね当接部に当接させた請求項1または2記載のプッシュ機構付スライドスイッチ。
  4. ケース内底面の開口部側に第1の固定接点を、ケース内底面の中央部に第2の固定接点を各々摺動体のスライド方向と平行に植設すると共に、上記第1の固定接点上方のロッド下面のみに接触片を装着した請求項1〜3のいずれか一つに記載のプッシュ機構付スライドスイッチ。
  5. ロッドに突部を設けると共に、ロッドを押圧した際にこの突部が案内挿入される凹部をカバーまたはケースの所定の位置に設けた請求項1〜4のいずれか一つに記載のプッシュ機構付スライドスイッチ。
  6. 摺動体の後端部に、摺動体のスライド動作によってばねの第1のアーム部の中間部が当接するばね押圧部を設けた請求項1〜5のいずれか一つに記載のプッシュ機構付スライドスイッチ。
  7. 略L字状の二つのばねの根元部を摺動体の両端部に設けたばね保持部に保持し、第1のアーム部を摺動体の両端に設けたアーム受部及びケースまたはカバーに設けたばね当接部にも同時に当接させた請求項1〜6のいずれか一つに記載のプッシュ機構付スライドスイッチ。
  8. 略L字状の二つのばねの第2のアーム部先端どうしを連結した一体形状とし、これをスイッチに組込んだ後、ロッドのプッシュ操作によって連結部を分割する請求項1〜7のいずれか一つに記載のプッシュ機構付スライドスイッチの組立て方法。
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