JP3911501B2 - 床施工方法 - Google Patents

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本発明は、マンション等の建築構造物の二重床構造床施工方法に関する。
近年、アパートやマンションなどの集合住宅において生活騒音が問題化してきており、遮音効果のある二重床構造が注目されている(例えば、特許文献1)。二重床構造は、コンクリートスラブ(基礎床)と床パネル(パーチクルボード)との間に防振アジャスト式の支持脚を介在させることによって、コンクリートスラブと床パネルとの間に空間を形成し、遮音効果の向上を図るものである。
以下、従来の二重床構造の床施工方法について、図5を用いて説明する。なお、図5の方法では、床施工工事を行う前に間仕切り1を立設する工事が行われる。
まず、壁又は間仕切り1の下地の必要な床高の位置に際根太2を釘等で横から固定し、それを支持する束3を、適当な間隔でコンクリートスラブ4と際根太2の間に挿入して固定する。次に、所定のピッチで防振アジャスト式の支持脚5をコンクリートスラブ4上に配置し、支持脚5の床パネル載置面6の高さを際根太2の床パネル載置面7と揃えるように支持脚5のレベルを調節する。最後に、支持脚5、際根太2の床パネル載置面6、7上に床パネル8を敷設し、際根太2及び支持脚5に床パネル8を釘等で固定する。
以上の工程により、二重床が、間仕切りによって仕切られた部屋毎に構築される。なお、二重床を施工後、間仕切り1には、石膏ボード等の壁材9が取り付けられ、床パネル8の上には、図示しない内装用のフローリング等の床材が敷かれる。
しかしながら、上記従来の二重床構造の床施工方法には、以下の問題がある。すなわち、壁及び間仕切りがコンクリート等の硬いものである場合には、際根太の取り付けを簡単に行うことができず、しかも間仕切りによって仕切られた部屋毎に高さ調節を行わなければならないため、高さ調節に非常に手間がかかってしまう。また、間仕切りに固定された際根太に床パネルを固定するため、そこを介して振動が伝達し、階下へ床衝撃音を伝えてしまう。さらに、長年の使用の結果、束が湿気、腐敗により変形し、床鳴りが起きてしまう。
そこで、これらの問題を解決し、施工を効率的に行うために、図6に示すように、二重床を敷設した後に間仕切りを立設する床施工方法(以下、「床先行工法」という)が考えられている。この床先行工法によれば、際根太を壁にのみ取り付ければ良いので、床面の高さ調節を容易にして工期の短縮、コストダウンを図ることができ、階下への床衝撃音、床鳴りを低減することができる。また、床先行工法によれば、作業者は、平らな床面上で間仕切りの立設工事を行うことができるので、作業性、安全性の向上を図ることができる。
特開2001−279912号公報
しかしながら、図6に示した従来の床先行工法は、支持脚5を所定のピッチでフロア全体に配置して床パネル8を載置するものであり、荷重を点で支える構造であるため、長年の使用の結果、間仕切り1あるいは間仕切り近くに置かれた家具10等の荷重がかかる部分の床が沈み込んでしまうという問題が起こる。この床面の歪みにより、間仕切り1の上下移動及び横揺れが発生し、これにより石膏ボード9にひび割れが発生する可能性が高くなる。さらに、床面の歪みにより、間仕切り1、ドア枠11等の接続部が擦れ合って異音が発生してしまう。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、床先行工法で構築し、間仕切り等の荷重を支え、長年使用しても床面のレベルを維持することができる二重床構造床施工方法を提供することを目的とする。
かかる課題を解決するため、本発明の床施工方法は、床パネルの敷設後に間仕切りを立設する床施工方法であって、根太と前記根太にボルトにて螺合する複数の台座付棒状脚部とからなる根太ユニットを、基礎床面上に、直交する2方向の前記間仕切りの立設予定ラインのすべてに沿って配置する第1工程と、前記根太ユニットの台座を前記基礎床に固定する第2工程と、受け板と前記受け板にボルトにて螺合する単一の防振台座付棒状脚部とからなる複数の支持脚を所定の間隔で前記基礎床面上に配置する第3工程と、前記根太ユニットの根太及び前記支持脚の受け板の上に床パネルを敷設する第4工程と、前記根太ユニットの直上に前記間仕切りを立設する第5工程と、を具備する方法を採る。
本発明によれば、床先行工法で二重床を構築した際に、間仕切り等の荷重を支えるのに十分な強度を有し、長年使用しても床面のレベルを維持することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、本実施の形態の二重床を施工するに際し、間仕切りが立設される位置は予め設計により決められているものとする。
図1は、本発明の一実施の形態に係る二重床構造を示す斜視図である。本実施の形態に係る二重床構造では、まず、壁101の必要な床高の位置に際根太102を釘等で横から固定し、それを支持する束103を、適当な間隔でコンクリートスラブ104と際根太102の間に挿入して固定する。
次に、アジャスト式の根太ユニット105を、コンクリートスラブ104上の間仕切り106等の重量物が置かれる位置に配置し、根太ユニット105の床パネル載置面107の高さを際根太102の床パネル載置面108と揃えるようにレベルを調節する。なお、根太ユニット105は、少なくとも間仕切り106が立設される全ての位置に、間仕切り106と略並行して配置される。また、根太ユニット同士を釘等で連結し、耐荷重性の向上を図っても良い。
次に、所定のピッチで防振アジャスト式の支持脚109をコンクリートスラブ104上に配置し、支持脚109の床パネル載置面110の高さを、際根太102及び根太ユニット105の床パネル載置面107、108と揃えるようにレベルを調節する。
最後に、際根太102、根太ユニット105及び支持脚109の床パネル載置面107、108、110上に床パネル111を敷設し、際根太102、根太ユニット105及び支持脚109に床パネル111を釘等で固定する。
以上の工程により、二重床が構築される。なお、二重床を施工後、間仕切り106が根太ユニット105上の床パネル111に立設され、間仕切り106に石膏ボード等の壁材112が取り付けられ、床パネル111の上には、図示しない内装用のフローリング等の床材が敷かれる。
図2は、本実施の形態に係る二重床構造に使用する支持脚の一例を示す斜視図である。支持脚109は、ゴム等の弾性材料からなる防振台座201に下端部が嵌挿された支持ボルト202からなる棒状脚部203と、所定の厚みを有する平板であって中央部にナット(図示せず)が嵌合された挿入孔204を有する受け板205とから構成される。受け板205のねじ部(挿入孔204に嵌合されたナット)に棒状脚部203の支持ボルト202の上部を螺合させることにより、支持脚109が組み立てられる。なお、支持ボルト202の上端面にはマイナス溝206(プラス溝や多角形凹陥部でもよい)が設けられており、該溝206にドライバー等の回転用工具の先端を嵌め込んで棒状脚部203の支持ボルト202を回転させることにより、床パネル載置面110のレベルを調整することができる。また、受け板205の床パネル載置面110には、床施工時に床パネル111が載置され、受け板205と床パネル111とが釘等で固定される。
図3は、本実施の形態に係る二重床構造に使用する根太ユニットの斜視図である。図4は、本実施の形態に係る二重床構造に使用する根太ユニットの断面図である。根太ユニット105は、木材又はその他の材質からなる横長矩形断面の根太301と、台座302に下端部が嵌挿された支持ボルト303からなる複数(望ましくは3本以上)の棒状脚部304から構成される。根太301には、床パネル載置面108の離間した複数の箇所に略垂直に貫通孔305が開けられ、この貫通孔305に床パネル載置面108の反対面306から皿付ナット307が嵌合され、ナット307の皿部308が根太301にビス止めされる。根太301のねじ部(貫通孔305に嵌合されたナット307)に棒状脚部304の支持ボルト303の上部を螺合させることにより、根太ユニット105が組み立てられる。なお、支持ボルト303の上端面309にはマイナス溝(プラス溝や多角形凹陥部でもよい)が設けられており、該溝にドライバー等の回転用工具の先端を嵌め込んで棒状脚部304の支持ボルト303を回転させることにより、床パネル載置面108のレベルを調整することができる。また、根太301の床パネル載置面108には、床施工時に床パネル111が載置され、根太301と床パネル111とが釘等で固定される。
ここで、根太ユニット105は耐荷重性を要求されることから、根太301の厚み310を支持脚109の受け板206の厚みよりも厚くし、根太ユニット105の支持ボルト303の径を支持脚109の支持ボルト202よりも太くする。
このように、本実施の形態によれば、間仕切り106等の重量がかかる位置には耐荷重性を有する根太ユニット105を配置し、他の位置にはレベル調整が容易な支持脚を配置することにより、床先行工法において、床面の高さ調節を容易に行うことができるメリットを残したまま、間仕切り等の重量に対して十分な強度を有する二重床を構築することができる。
なお、棒状脚部304の台座302の材質は、十分な強度を持つゴムであっても良く、金属製であっても良い。また、耐せん断力の向上を図る等のために、棒状脚部304の台座302は、釘、接着剤等によりコンクリートスラブ104に固定しても良い。
また、本実施の形態では、壁101に際根太102を固定する場合について説明したが、本発明はこれに限られず、際根太102の代わりに根太ユニット105を用いても良い。また、風呂場等の二重床構造にしないエリアとの境目に根太ユニット105を用いても良い。ただし、支持脚109を使用せず、根太ユニット105のみで二重床を構築すると、本実施の形態に比べてレベル調整が難しくなり、材料費等のコストが上がってしまう。
本発明は、マンション等の建築構造物の二重床の施工方法に用いるに好適である。
本発明の一実施の形態に係る二重床構造の斜視図 上記実施の形態に係る二重床構造に使用する支持脚の斜視図 上記実施の形態に係る二重床構造に使用する根太ユニットの斜視図 上記実施の形態に係る二重床構造に使用する根太ユニットの断面図 従来の二重床構造の斜視図 従来の床先行工法による二重床構造の斜視図
符号の説明
101 壁
102 際根太
103 束
104 コンクリートスラブ
105 根太ユニット
106 間仕切り
109 支持脚
111 床パネル
201 防振台座
202 支持ボルト
203 棒状脚部
205 受け板
301 根太
302 台座
303 支持ボルト
304 棒状脚部
307 ナット

Claims (1)

  1. 床パネルの敷設後に間仕切りを立設する床施工方法であって、
    根太と前記根太にボルトにて螺合する複数の台座付棒状脚部とからなる根太ユニットを、基礎床面上に、直交する2方向の前記間仕切りの立設予定ラインのすべてに沿って配置する第1工程と、
    前記根太ユニットの台座を前記基礎床に固定する第2工程と、
    受け板と前記受け板にボルトにて螺合する単一の防振台座付棒状脚部とからなる複数の支持脚を所定の間隔で前記基礎床面上に配置する第3工程と、
    前記根太ユニットの根太及び前記支持脚の受け板の上に床パネルを敷設する第4工程と、
    前記根太ユニットの直上に前記間仕切りを立設する第5工程と、
    を具備することを特徴とする床施工方法。
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