JP3898838B2 - 内視鏡 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、挿入部の先端部に被写体を撮像する固体撮像素子を有する内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】
内視鏡の挿入部の先端部に観察対象部位を撮像するCCD等の固体撮像素子を備え、撮像した像の画像信号を得てモニタ等で観察したり、VTR等の画像記録装置に記録したりすることのできる内視鏡である電子内視鏡が種々提案され、最近では一般に用いられるようになってきている。
【0003】
固体撮像素子を挿入部の先端部に内蔵した内視鏡は、例えば特開平4−313717号に提案されているように、固体撮像素子の前方には対物レンズを組み付け、固体撮像素子の後方に固体撮像素子を駆動する回路を構成する回路基板を設け、前記回路基板に挿入部内を挿通して基端側まで画像信号を伝送する複数の信号線を束ねた信号ケーブルを接続した構成のものが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したような従来の内視鏡は、回路基板と信号ケーブルとの接続部分や固体撮像素子と回路基板との接続部分の耐久性は特に考慮されておらず、挿入部の湾曲部の湾曲操作、挿入部のねじり等により信号ケーブルに引張り応力・ねじり応力・あおり応力等といった応力が集中的に生じ、回路基板と信号ケーブルとの接続部分や固体撮像素子と回路基板との接続部分で断線や接触不良が生じることがあった。この場合、画像にノイズが増えたり、画像が映らなくなる等の問題が生じる恐れがあった。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、回路基板や信号ケーブルや固体撮像素子の間の接続部分に生じる応力を軽減し、これらの接続部分での接触不良や断線を防ぐことができる内視鏡を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明による内視鏡は、観察対象部位の像を撮像する固体撮像素子と、前記固体撮像素子を保持する枠体である素子枠と、前記固体撮像素子を駆動する回路を構成する回路基板と、前記素子枠に接続され且つ前記回路基板を保護するシールド枠と、少なくとも一部が前記シールド枠内に配設されると共に当該シールド枠より基端側に向けて延出し、前記固体撮像素子で撮像した像の画像信号を伝送する信号ケーブルと、を備え、前記シールド枠に一体的に形成され当該シールド枠の基端側に向けて延設し、当該シールド枠より延出する前記信号ケーブルの当該延出角度を規定するために当該シールド枠の中心軸に向けて所定の角度をなして傾斜した舌片を設け、この舌片に前記信号ケーブルを固定している。
【0007】
本発明の内視鏡では、信号ケーブルをシールド枠に設けられた舌片に固定することによって信号ケーブルの突出方向を固定することができ、回路基板や信号ケーブルや固体撮像素子の間の接続部分に生じる応力を軽減することができる
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【0009】
(第1の実施の形態)
図1ないし図3は本発明の第1の実施の形態に係り、図1は電子内視鏡の構成図((A)は電子内視鏡の本体、(B)は外部接続装置類)、図2は先端部の構成を説明する一部断面図を含む説明図、図3は対物光学系ユニットと信号ケーブルの接続部分の構成を説明する説明図である。但し、図2中の丸印(○)や三角印(△)で埋められている箇所は、接着剤等が充填されていることを表している。
【0010】
図1に示すように、電子内視鏡1は、観察対象部位へ挿入する細長の挿入部2、この挿入部2の基端部に連設された把持部を兼ねる操作部3、この操作部3の側部より延設された信号ケーブルやライトガイド等を内蔵したユニバーサルコード4、このユニバーサルコード4の端部に設けられたコネクタ部5等から主に構成される。
【0011】
電子内視鏡1は、コネクタ部5を介して、外部の光源装置6、ビデオプロセッサ7に着脱自在に接続され、観察画像をモニタ8に表示すること等ができるようになっている。
【0012】
また、ビデオプロセッサ7には、図示しないVTRデッキ、ビデオプリンタ、ビデオディスク、画像ファイル記録装置等を接続できるようになっている。
【0013】
挿入部2は、挿入部2の先端に位置する先端部9、所望の角度に湾曲可能な湾曲部10、可撓性を有する可撓管部11が連設されて構成されている。
【0014】
操作部3には、観察画像のフリーズ、レリーズ、VTR記録、プリンタ出力等といった操作を指示するためのリモートスイッチ12、送気・送水操作を行う送気・送水ボタン13、吸引操作を行う吸引ボタン14、湾曲部10の湾曲操作を行う湾曲操作ノブ15等が設けられている。
【0015】
コネクタ部5には、光源装置6に着脱自在に接続するためのライトガイド端部16が先端より突設されており、また、側部には、ビデオプロセッサ7から延出する接続コード18を着脱自在に接続するための電気コネクタ17が設けられている。また、コネクタ部5には、加圧管19、送水管20、吸引口金21が設けられており、図示しない流体制御装置や吸引装置に接続されるようになっている。
【0016】
図2に示すように、先端部9は、例えばステンレス等の金属により略円柱状に形成された先端部本体22を備えており、この先端部本体22の先端側外周には樹脂等により形成された先端カバー23が装着されている。
【0017】
また、先端部本体22には、対物光学系ユニット24と説明省略するライトガイドの先端部及び照明レンズ、図示しない鉗子チャンネル、送気・送水ノズル及び送気・送水チャンネルが組み付けられている。
【0018】
一方、湾曲部10は、金属等で筒状に形成された複数の湾曲駒25が回動自在に連接されて湾曲自在な構成となっている。先端部本体22の後端部分には、湾曲駒25の内最先端に位置する湾曲駒25の先端部分が嵌合している。この湾曲駒25の外周は、金属の網管等からなるブレード26、金属粉末等を含有するゴムにより形成された湾曲ゴム27といった熱伝導性の高い部材で被覆されている。湾曲ゴム27の先端部分は、糸巻き部28により先端部本体22に固定されている。
【0019】
この先端部本体22には段付き貫通孔29が形成されており、この段付き貫通孔29には、対物光学系ユニット24が固定されている。
【0020】
対物光学系ユニット24を構成する枠体である第1レンズ枠31には、カバーガラス32を含む前群レンズ36が装着されている。この第1レンズ枠31の後端部は前群レンズ36より後方へ延出しており、この延出部分の内周には絶縁部材35が嵌入され、この絶縁部材35の内側には後群レンズ枠37の先端部分が嵌入されている。これにより、後群レンズ枠37及び後群レンズ枠37に接続される後方の部材を先端部本体22から絶縁している。
【0021】
第1レンズ枠31と後群レンズ枠37とは、同軸的に配設されており、この後群レンズ枠37には、レーザーカットフィルタ33、赤外線カットフィルタ34等で構成される後群レンズ38が装着されている。
【0022】
前記第1レンズ枠31、後群レンズ枠37の内側には、フレアーやゴーストを防止するための複数のフレアー絞り42が設けられており、また、前群レンズ36内には、明るさ絞り43が設けられている。
【0023】
対物光学系ユニット24は、一体的に構成されており、先端部本体22の後方から段付き貫通孔29に嵌入されて取り付けられている。第1レンズ枠31の外周面には断面V字状の固定溝57が形成されており、対向する先端部本体22の部分に螺合する固定ネジ58を径方向にねじ込み固定溝57に当接させ、先端部本体22と対物光学系ユニット24とを固定している。
【0024】
また、対物光学系ユニット24は、固体撮像素子59を有している。固体撮像素子59と固体撮像素子59の前方に配設される保護レンズ61とは、素子枠62の内周に嵌合して接着固定されている。素子枠62は、後群レンズ枠37に外嵌しており、ピント調整等の位置調整を行った後、接着剤により固定されている。
【0025】
素子枠62の基端側外周には、筒状に形成されて外周が絶縁カバー63にて覆われたシールド枠64の先端部が外嵌されて固定されている。
【0026】
このシールド枠64の基端側は固体撮像素子59より後方へ延出しており、この後方へ延出された部位内の固体撮像素子59の後方には、セラミック等により形成された回路基板60が対物光学系ユニット24の光軸と略平行に保持されている。
【0027】
回路基板60の前端側には、固体撮像素子59の外部リード65と半田付け等により接続するための外部リード用ランドが形成されており、回路基板60は固体撮像素子59の外部リード65と半田等で接続されている。
【0028】
また、回路基板60の基端側には、複数の同軸線66及び単純線67により構成される信号ケーブル68と半田付け等により接続される信号線接続用ランドが形成されており、回路基板60は信号ケーブル68と接続されている。
【0029】
回路基板60上には、封止樹脂により封止されているIC69が電気的に接続配線されており、回路基板60、IC69、信号ケーブル68間で固体撮像素子59を駆動するするための回路等が形成されている。
【0030】
信号ケーブル68は固体撮像素子59から後方に延出した外部リード65や回路基板60上の信号線接続用ランド等に半田付け等によって接続されており、固体撮像素子59を駆動する信号等が信号ケーブル68で伝送される。
【0031】
固体撮像素子59を駆動する固体撮像素子駆動信号、固体撮像素子駆動電源等は、回路基板60を経由して伝送されるようになっている。また、固体撮像素子59から出力される画像信号は、回路基板60を経由し、信号ケーブル68で基端側へ伝送されるようになっている。
【0032】
回路基板60から後方へ延出する信号ケーブル68の外周は、電子内視鏡1内に配設される他の内蔵物からダメージを受けたり他の内蔵物にダメージを与えたりすることを軽減するためのケーブル保護部材72で被覆されている。
【0033】
ケーブル保護部材72の先端近傍は、糸46で巻き回されて信号ケーブル68に締め付けられ、ケーブル保護部材72が信号ケーブル68からずれないように接着固定されている。
【0034】
図3に示すように、シールド枠64の後端側は、隣り合う辺に舌44,45が形成され、シールド枠64から後方に延出している。本実施の形態では、舌45は、光軸に対し図3中の上方向に角度θだけ傾斜して形成されている。
【0035】
信号ケーブル68を覆うケーブル保護部材72は、シールド枠64の舌44、45に接して接着剤等で固定されている。
【0036】
本実施の形態では、舌を2辺に形成しているが、1辺ないし4辺のどこに何個形成しても良い。また、傾斜させた舌が無くてもよいし、傾斜させた舌を2個以上形成しても良い。
【0037】
一方、図2に示すように、シールド枠64の内部には、例えば非導電性の充填剤70が充填されており(図2中の丸印で埋められている部分)、固体撮像素子59、回路基板60、IC69、信号ケーブル68を封止している。
【0038】
また、絶縁カバー63の後端部には、非導電性の接着剤71が充填されており(図2中の三角印で埋められている部分)、舌44,45で形成される突出方向に信号ケーブル68が強固に固定されている。
【0039】
本実施の形態では、ケーブル保護部材72は舌44,45の内側に配設されているが、舌44,45の外側から信号ケーブル68を覆い、信号ケーブル68の外側から糸等で強固に固定するように構成しても良い。
【0040】
図1ないし図3を使用して説明した上記構成による作用・効果を以下に述べる。
【0041】
本実施の形態では、画像信号を伝送する信号ケーブル68の外周に被覆されて固定されたケーブル保護部材72は、シールド枠64に固定されている。また、シールド枠64は、素子枠62に固定されている。
【0042】
これにより、回路基板60や信号ケーブル68や固体撮像素子59の間の接続部分に生じる応力が軽減され、これらの接続部分での接触不良や断線を防ぐことができる。
【0043】
また、本実施の形態では、シールド枠64に舌辺44、45を形成し、舌辺44、45に信号ケーブル68の外周に被覆されたケーブル保護部材72を固定している。
【0044】
これにより、ケーブル保護部材72で被覆された信号ケーブル68の突出方向を固定することができ、電子内視鏡1内の他の内蔵物と信号ケーブル68との干渉を軽減することができる。
【0045】
また、本実施の形態では、舌辺45を光軸に対して傾斜角θだけ傾けて形成した。
【0046】
これにより、ケーブル保護部材72を電子内視鏡1の他の内蔵物例えばライトガイド等との干渉を避けるような方向に延出させることができ、挿入部2を細径化できる。
【0047】
ところで、電子内視鏡1の操作部3に備えられたリモートスイッチ12等の構成及び動作についての説明を以下に補足する。なお、以下の説明で述べていない部位の構成や動作は、図1ないし図3を使用して説明した部位の構成や動作と同様である。
【0048】
図4を使用して、リモートスイッチ12の配設されている操作部3の構成の一例を説明する。
【0049】
図4は操作部のリモートスイッチ12付近の構成を説明する説明図((A)、(B)、(C)はそれぞれ操作部を異なる方向から見た図)である。
【0050】
図4に示すように、操作部3から延出するユニバーサルコード4は、操作部3内では、操作部3に形成された凸部47に収納されている。
【0051】
この凸部47は、リモートスイッチ12の各SWを操作する際に、指の自由度が増すように、滑らかなR形状に形成されている。
【0052】
また、操作部3とユニバーサルコード4との接続部分には、ユニバーサルコード4が急激に曲げられることを防止するための、略円錐状の弾性部材48が設けられている。
【0053】
この弾性部材48と凸部47との接続部分も段差が無い滑らかな形状に形成されている。
【0054】
図4を使用して説明した上記構成では、操作部3の手で把持する側に配設されている部材の表面形状が滑らかに形成されており、部材間の接続部分の表面形状も段差が無い滑らかな形状に形成されている。
【0055】
これにより、操作部3を把持する際の指の自由度が広がり、操作部3に配設されているリモートスイッチ12等のスイッチ操作の操作性が向上する。
【0056】
図5を使用して、リモートスイッチ12の動作の一例を説明する。
【0057】
図5はリモートスイッチ12の動作を説明するフローチャートである。 図5を使用して説明するリモートスイッチ12は4個のスイッチSW1、SW2、SW3、SW4から構成されている。
【0058】
図5に示すように、スイッチSW4を押している時つまりON状態の時と押していない時つまりOFF状態の時で、スイッチSW1、SW2、SW3に割り当てられる機能が切り替わるようになっている。
【0059】
スイッチSW4がOFF状態の時には、スイッチSW1はフリーズの機能に割り当てられ、スイッチSW2は測光の切り替えの機能に割り当てられ、スイッチSW3は拡大の切り替えの機能に割り当てられている。
【0060】
スイッチSW4がON状態の時には、スイッチSW1はレリーズの機能に割り当てられ、スイッチSW2はプリンター出力の機能に割り当てられ、スイッチSW3はVTRのスタートとストップの制御を行う機能に割り当てられている。
【0061】
図5を使用して動作を説明したリモートスイッチ12を有する電子内視鏡1では、リモートスイッチ12を構成する複数のスイッチの内1個のスイッチの状態により他のスイッチの機能が切り替わるようになっているので、スイッチの数より多くの機能をリモートスイッチ12に割り当てることができ、スイッチのコスト削減をすることができる。例えば図5を使用して説明した例では、4個のスイッチSW1、SW2、SW3、SW4に6つの機能が割り当てられている。この場合、スイッチ2個分のコスト削減をすることができる。
【0062】
また、リモートスイッチ12を構成するスイッチの数は4個に限らず、2個以上のいくつでもよい。例えばリモートスイッチ12が3個のスイッチで構成されている場合には、4つの機能を割り当てることができる。この場合、スイッチ1個分のコスト削減をすることができる。
【0063】
また、図5を使用して説明したスイッチは、操作部3のリモートスイッチ12の配設されている箇所以外に配設されているスイッチを割り当ててもよい。
【0064】
また、図5を使用して説明したスイッチは、図5に示す機能を割り当てて使用する場合に限らず、利用目的や使用者の操作性に合わせて、他の機能を割り当てて使用してもよい。
【0065】
図6ないし図7を使用して、上記とは異なるリモートスイッチ12の構成及び動作の一例を説明する。
【0066】
図6はリモートスイッチ12の動作を説明するフローチャート、図7はリモートスイッチ12の状態を表示するモニタ画面の例である。
【0067】
図6ないし図7を使用して説明するリモートスイッチ12は2個のスイッチSW1、SW2から構成されている。
【0068】
図6に示すように、スイッチSW2を押す毎につまりSW2がON状態になる毎に、スイッチSW1に割り当てられる機能が切り替わるようになっている。
【0069】
図6に示す例では、スイッチSW2を押す毎に、スイッチSW1に割り当てられる機能が、フリーズの機能→レリーズの機能→VTR記録の機能→プリンタ出力の機能→フリーズの機能の順に切り替わるようになっている。
【0070】
例えば、スイッチSW2を3回押してから、スイッチSW1を押すつまりON状態にすると、プリンタ出力の機能が実行されるようになっている。
【0071】
この時、モニタ8の画面には、スイッチSW2によりスイッチSW1に割り当てられた機能が表示されるようになっている。
【0072】
図6ないし図7を使用して動作を説明したリモートスイッチ12を有する電子内視鏡1では、リモートスイッチ12を構成する2個のスイッチの内1個のスイッチSW2を押す毎に他のスイッチSW1に割り当てられる機能が切り替わるようになっているので、スイッチの数より多くの機能をリモートスイッチ12に割り当てることができ、スイッチのコスト削減をすることができる。例えば図6ないし図7を使用して説明した例では、2個のスイッチSW1、SW2に4つの機能が割り当てられている。この場合、スイッチ2個分のコスト削減をすることができる。
【0073】
また、スイッチSW2によりスイッチSW1への割り当てを切り替えられる機能の数は4つに限らない。例えば5つの機能を切り替えられるようにしてもよい。この場合、スイッチ3個分のコスト削減をすることができる。
【0074】
また、スイッチの数は2個に限らず、3個以上でもよい。例えば、3個のスイッチで構成される場合、1個のスイッチを押す毎に他の2個のスイッチにそれぞれ割り当てられる例えば4つの機能を切り替えられるようにしてもよい。この場合、スイッチ5個分のコスト削減をすることができる。
【0075】
また、図6ないし図7を使用して動作を説明したリモートスイッチ12を有する電子内視鏡1では、スイッチSW2によりスイッチSW1に現在割り当てられている機能がモニタ8に表示され、観察中に常にスイッチSW1に割り当てられている機能を確認することができる。
【0076】
図8を使用して、上記とは異なるリモートスイッチ12の構成の一例を説明する。
【0077】
図8は操作部のリモートスイッチ付近の構成を説明する説明図((A)、(B)はそれぞれ操作部を異なる方向から見た図)である。
【0078】
リモートスイッチ12は、押すボタン式のスイッチSW1の他に、図8に示すように、操作部3に配設された切り替えレバー49により構成されている。
【0079】
切り替えレバー49は、湾曲操作ノブ15の回転軸を中心に回動するようになっている。
【0080】
切り替えレバー49は、例えば図8に示す例では4段階に切り替えられるようになっている。
【0081】
切り替えレバー49を切り替える際に切り替えレバー49の位置する箇所の近傍の操作部3の表面には、例えば「1」,「2」,「3」,「4」といった指標52が記されている。
【0082】
ここで、例えば「1」の指標の近傍に切り替えレバー49が位置している場合はスイッチSW1にフリーズの機能が割り当てられ、同様に「2」の場合はれりーずの機能、「3」の場合はプリンタ出力の機能、「4」の場合はVTR記録の機能が割り当てられている。
【0083】
ここで、例えば切り替えレバー49を「3」の指標の近傍に位置させ、スイッチSW1を押すと、プリンタ出力の機能が実行されるようになっている。
【0084】
なお、切り替えレバー49により切り替えられる段数は4段階に限らず、何段階でもよい。
【0085】
また、切り替えレバー49によりスイッチSW1に割り当てられる機能の種類は、上記の機能に限らず、利用目的や使用者の操作性に合わせて任意の機能を割り当ててもよい。
【0086】
また、切り替えレバー49によりスイッチSW1に割り当てられている機能の状態は、図7に示すようにモニタ8に表示するようにしてもよい。
【0087】
また、切り替えレバー49以外のスイッチは1個に限らず、2個以上であってもよい。
【0088】
また、切り替えレバー49は、2段階以上の状態を切り替えられるスライド式のスイッチに組み替えてもよい。
【0089】
図8を使用して動作を説明したリモートスイッチ12を有する電子内視鏡1では、切り替えレバー49を操作する感触により、スイッチSW1に現在割り当てられている機能を知ることができ操作性がよい。また、切り替えレバー49に対する1回の操作でスイッチSW1に割り当てる機能を切り替えることができ操作性がよい。
【0090】
図9ないし図10を使用して、上記のリモートスイッチ12とは異なるリモートスイッチの構成の一例を説明する。
【0091】
図9は操作部と挿入部の接続部分の構成を説明する断面図、図10はリモートスイッチを検知する構成を説明するブロック図である。
【0092】
図9に示すように、可撓管部11は、内側から一重ないしは三重のフープ材53、金属により形成された網状管54、ポリウレタン等の樹脂により形成された外装チューブ55からなっている。
【0093】
可撓管部11の後端側には後側口金56が外嵌され、接着固定されている。
【0094】
後側口金56の外周には、後側口金56と可撓管部11とに跨って、熱収縮チューブ73が被覆されて固定されている。
【0095】
後側口金56には、操作部3から延出されたつなぎ管74が外嵌され、固定リング75で固定されている。
【0096】
操作部3と可撓管部11との接続部分には、可撓管部11が急激に曲げられることを防止するための略円錐状の弾性部材50が、つなぎ管74を被覆して設けられている。また、弾性部材50の外周を覆うように弾性カバー51が設けられている。
【0097】
弾性部材50には、リング状の圧力センサ76が内蔵されており、予め設定した圧力以上の圧力を感知すると、電気信号を出力するようになっている。
【0098】
図10に示すように、圧力センサ76から出力された電気信号は、ビデオプロセッサ7内に設けられた圧力検知回路78に入力され、予め設定した圧力以上の圧力が加えられたことを検知するようになっている。
【0099】
ここで、圧力センサ76に圧力が加えられた時、頻繁に使用する機能例えばフリーズ機能が作動するようにビデオプロセッサ7を構成することにより、可撓管部11と操作部3との接続部分の圧力センサ76が配設されている箇所に例えば操作者が握力を加えたり曲げたりすることでフリーズ機能を作動できる。つまり、圧力センサ76をリモートスイッチとして使用することができる。
【0100】
圧力センサ76により作動する機能はフリーズの機能に限らず、他の任意の機能を割り当ててもよい。
【0101】
また、可撓管部11を大きく曲げた場合に、電子内視鏡1に損傷を与える恐れがある旨の注意を促すためのメッセージをモニタ8上に表示させるようにしてもよい。
【0102】
また、圧力センサ76は、圧力センサに限らず、機械的に曲げや押圧を検出してスイッチ等で電気信号を出力するものに組み替えてもよい。
【0103】
図9ないし図10を使用して構成を説明したリモートスイッチを有する電子内視鏡1では、例えば操作者が一方の手で挿入部2を把持し他方の手で湾曲操作ノブ15を操作しながら挿入部2を観察部位に挿入している際に、両手を使って弾性部材50を曲げるようにすることで例えばフリーズ機能等を作動でき、スイッチ操作のために操作部3を持ち替えたりしなくても済み、操作性よく被写体を撮影することができる。
【0104】
なお、本発明は、発明の実施の形態で述べた構成や動作のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
【0105】
例えば、電子内視鏡1は、図3で先端部9の構成を示すような直視型のものに限らず、側視型のものであってもよいし、前方斜視型のものであってもよいし、後方斜視型のものであってもよい。
【0106】
[付記]
(1)観察対象部位の像を撮像する固体撮像素子と、
前記固体撮像素子を保持する枠体である素子枠と、
前記固体撮像素子を駆動する回路を構成する回路基板と、
前記素子枠に接続され且つ前記回路基板を保護するシールド枠と、
前記固体撮像素子で撮像した像の画像信号を伝送する信号ケーブルと、
を有する内視鏡であって、
前記信号ケーブルを前記シールド枠に固定したこと
を特徴とする内視鏡。
【0107】
(2)前記シールド枠に少なくとも1つの舌片を設け、
前記舌辺に前記信号ケーブルを固定したこと
を特徴とする付記(1)に記載の内視鏡。
【0108】
(3)前記舌片は光軸に対して傾斜する傾斜部を有し、
前記傾斜部に前記信号ケーブルを固定したこと
を特徴とする付記(1)ないし付記(2)に記載の内視鏡。
【0109】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、信号ケーブルをシールド枠に設けられた舌片に固定することによって信号ケーブルの突出方向を固定することができるので、回路基板や信号ケーブルや固体撮像素子の間の接続部分に生じる応力を軽減し、これらの接続部分での接触不良や断線を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図3は本発明の第1の実施の形態に係り、図1は電子内視鏡の構成図((A)は電子内視鏡の本体、(B)は外部接続装置類)
【図2】先端部の構成を説明する一部断面図を含む説明図
【図3】対物光学系ユニットと信号ケーブルの接続部分の構成を説明する説明図
【図4】操作部のリモートスイッチ付近の構成を説明する説明図((A)、(B)、(C)はそれぞれ操作部を異なる方向から見た図)
【図5】リモートスイッチの動作を説明するフローチャート
【図6】リモートスイッチの動作を説明するフローチャート
【図7】リモートスイッチの状態を表示するモニタ画面の例
【図8】操作部のリモートスイッチ付近の構成を説明する説明図((A)、(B)はそれぞれ操作部を異なる方向から見た図)
【図9】操作部と挿入部の接続部分の構成を説明する断面図
【図10】リモートスイッチを検知する構成を説明するブロック図
【符号の説明】
1…電子内視鏡
2…挿入部
3…操作部
4…ユニバーサルコード
5…コネクタ部
6…光源装置
7…ビデオプロセッサ
8…モニタ
9…先端部
10…湾曲部
11…可撓管部
12…リモートスイッチ
13…送気・送水ボタン
14…吸引ボタン
15…湾曲操作ノブ
16…ライトガイド端部
17…電気コネクタ
18…接続コード
19…加圧管
20…送気管
21…吸引口金
22…先端部本体
23…先端カバー
24…対物光学系ユニット
25…湾曲駒
26…ブレード
27…湾曲ゴム
28…糸巻き部
29…段付き貫通孔
31…第1レンズ枠
32…カバーガラス
33…レーザーカットフィルタ
34…赤外線カットフィルタ
35…絶縁部材
36…前群レンズ
37…後群レンズ枠
38…後群レンズ
42…フレアー絞り
43…明るさ絞り
44…舌辺
45…舌辺
46…糸
47…凸部
48…弾性部材
49…切り替えレバー
50…弾性部材
51…弾性カバー
52…指標
53…フープ材
54…網状管
55…外装チューブ
56…後側口金
57…固定溝
58…固定ネジ
59…固体撮像素子
60…回路基板
61…保護レンズ
62…素子枠
63…絶縁カバー
64…シールド枠
65…外部リード
66…同軸線
67…単純線
68…信号ケーブル
69…IC
70…充填剤
71…接着剤
72…ケーブル保護部材
73…熱収縮チューブ
74…つなぎ管
75…固定リング
76…圧力センサー

Claims (1)

  1. 観察対象部位の像を撮像する固体撮像素子と、
    前記固体撮像素子を保持する枠体である素子枠と、
    前記固体撮像素子を駆動する回路を構成する回路基板と、
    前記素子枠に接続され且つ前記回路基板を保護するシールド枠と、
    少なくとも一部が前記シールド枠内に配設されると共に当該シールド枠より基端側に向けて延出し、前記固体撮像素子で撮像した像の画像信号を伝送する信号ケーブルと、
    を備え、
    前記シールド枠に一体的に形成され当該シールド枠の基端側に向けて延設し、当該シールド枠より延出する前記信号ケーブルの当該延出角度を規定するために当該シールド枠の中心軸に向けて所定の角度をなして傾斜した舌片を設け、この舌片に前記信号ケーブルを固定したことを特徴とする内視鏡。
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