JPH06277174A - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

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JPH06277174A
JPH06277174A JP5070610A JP7061093A JPH06277174A JP H06277174 A JPH06277174 A JP H06277174A JP 5070610 A JP5070610 A JP 5070610A JP 7061093 A JP7061093 A JP 7061093A JP H06277174 A JPH06277174 A JP H06277174A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
end side
bending
rear end
curved part
Prior art date
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Pending
Application number
JP5070610A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisaaki Tamura
久明 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP5070610A priority Critical patent/JPH06277174A/ja
Publication of JPH06277174A publication Critical patent/JPH06277174A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 湾曲部におけるスムーズな屈曲動作ができ、
アングル操作の技術を簡易化してスコープを体腔内に安
全に挿入して診断等ができるようにした内視鏡装置を提
供すること。 【構成】 スコープの先端側にワイヤの案内孔が複数個
設けられた環状の関節を多数連結した湾曲部を有し、こ
の湾曲部の屈曲動作を各関節の案内孔に挿入し連通した
ワイヤの操作により行うようにした内視鏡装置におい
て、ワイヤの曲げ剛性を湾曲部の先端側では後端側より
も小ならしめてスコープの先端部の屈曲性を高めるよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、患者の体腔内にスコー
プを挿入して病症の診断や治療に用いられている内視鏡
装置にあって、先端側が消化器管や手術孔や気管支内を
スムーズに移動できるようにしたスコープの湾曲部、特
に、湾曲部のワイヤの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡装置には、ファイバースコープ式
や電子内視鏡等があるが、図2を用いてその概略を説明
する。図2において、この内視鏡装置は、内視鏡画像を
表示するモニタ1と操作制御スイッチ等を備えた本体2
と患者の体腔内に挿入して用いられるスコープ3とを具
備する。そして、このスコープ3の軟性部4の先端側に
は、体腔内の患部にスコープ自体を導くための湾曲部5
が設けられ、この湾曲部5の先端には、ビデオカメラや
鉗子や洗浄用ノズル等を装備する硬性部6が設けられて
いる。他方、軟性部4の後端側にはスコープ3の湾曲部
5の屈曲動作であるアングル操作等を行う操作部7と、
本体2にビデオカメラ信号を伝送するユニバーサルコー
ド8とが設けられている。そして、軟性部4の内側に
は、図示されていないが、導光ファイバーや送気チュー
ブや送水チューブや導線等が組み込まれている。また、
スコープ3の湾曲部5の外皮やメッシュ状ブレードの内
側は、図3に示すように、多数の環状の関節(アングル
コマ)9と、この関節9に複数個設けられたワイヤの案
内孔10と、このワイヤの案内孔10に挿入し連通した
ワイヤ11から構成されている。そして、アングル操作
等を行う操作部7によってこのワイヤ11を巻引き操作
して湾曲部5の屈曲動作を行わせて、体腔内の患部にス
コープの先端部を導き、見たい部分をモニタ1に映し出
す。
【0003】従来、スコープ3の湾曲部5の屈曲動作を
スムーズに行わせる方法として、外皮のゴムの厚さや硬
さを湾曲部5の先端側と後端側とで変えてやる方法が提
案されている。しかし、通常は何もなされておらず、ワ
イヤ11として金属の細線をより合わせた編組線を用
い、操作部7によってこのワイヤ11を巻引き操作して
アングル操作を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種の湾曲部を有するスコープでは、湾曲部の長さは
8cmから15cmに達し、スコープ先端からどの距離にお
いて屈曲率を大にするかについては、スコープの構造上
一定にすることは難しい状況にあった。そのため、各内
視鏡ごとに屈曲動作が異なり、目的の病巣をモニタに表
示させるためのアングル操作には相当の熟練を要し、意
外な屈曲が生じた場合には患者の身体的、時間的な負担
を与える原因ともなっていた。上記外皮のゴムの厚さや
硬さを湾曲部の先端側と後端側とで変えてやる方法で
は、湾曲部が括れて、その径が先端側と後端側とで変っ
たりする欠点がある。また、金属の細線をより合わせた
編組線を製作する際に、屈曲性を向上させるため細線の
径を湾曲部の先端側と後端側とで変えることによって剛
性を変える方法も考えられるが、これはワイヤの製造が
難しく、かつ、ワイヤを案内孔に入れる作業が大変であ
るという不具合がある。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、湾曲部におけるスムーズな屈曲動作
ができ、アングル操作の技術を簡易化してスコープを体
腔内に安全に挿入して診断等ができるようにした内視鏡
装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、内視鏡装置の構成を以下のようにしてス
コープの湾曲部における屈曲動作がスムーズに行えるよ
うにした。即ち、内視鏡画像を表示するためのモニタ
と、操作制御スイッチ等を備えた本体と、先端に光学系
等が配設された硬性部を有し患者の体腔内に挿入して用
いられるスコープとを具備し、前記スコープの先端側に
ワイヤの案内孔が複数個設けられた環状の関節を多数連
結した湾曲部を有し、この湾曲部の屈曲動作を各関節の
案内孔に挿入し連通したワイヤの操作により行うように
した内視鏡装置において、ワイヤの曲げ剛性を湾曲部の
先端側では後端側よりも小ならしめてスコープの先端部
の屈曲性を高めるようにしたことを特徴とする。また、
この内視鏡装置において、湾曲部のワイヤの先端側は細
線をより合わせた編組線の可とう性構造の軟性部分から
なり、ワイヤの後端側は細線をより合わせた編組線を金
属製のロー材によって線間融着した剛性部分からなり、
軟性部分の長さの割合を剛性部分より小ならしめたこと
を特徴とする。
【0007】
【作用】上記構成によれば、スコープの湾曲部における
ワイヤの曲げ剛性を湾曲部の先端側では後端側よりも小
ならしめているので、操作部でアングル操作する際に湾
曲部の先端側で屈曲しやすくなり、オペレータの意のま
まにスコープを患者の体腔内に安全に挿入できるように
なる。また、湾曲部のワイヤの先端側は軟性部分そして
後端側は編組線を金属製のロー材によって線間融着した
剛性部分で構成し、軟性部分の長さの割合を剛性部分よ
り小ならしめたので、ワイヤの製造ひいてはスコープの
製造が簡易にしてかつ上記のように湾曲部の屈曲性もよ
くなる。
【0008】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、本発明の内視鏡装置のスコープの湾曲
部にて使用されるワイヤの一例を示すものである。図1
において、ガイドワイヤ11は、軟性部分11Aと剛性
部分11Bに分けて構成する。そして、スコープ3の先
端側に相当する部分を軟性部分11Aとし、湾曲部5の
残りの部分、即ち後端側を剛性部分11Bとする。ワイ
ヤ11は、通常、ステンレス細線をより合わせた編組線
の可とう性構造である。本発明では、このワイヤ11の
後端側に剛性を持たせて、操作部7でアングル操作する
際に湾曲部5の先端側で屈曲しやすくなるようにしたも
のである。ワイヤ11の湾曲部5の後端側を剛性化する
手段として銀ローまたは銅ローを用いて編組線を溶着す
る。その結果、溶着しない湾曲部5のワイヤの先端側軟
性部分11Aに比べて、湾曲部5の後端側剛性部分11
Bは剛性が大となり、折り曲げ時の抵抗が高くなる。湾
曲部5において、軟性部分11Aと剛性部分11Bの割
合をどのように決めるかは目的によって異なる。例え
ば、胃の入り口部分を見たいときなどには軟性部分11
Aの割合を比較的小さくして、できるだけ湾曲部5の先
端側で屈曲しやすくなるようにする。しかし、一般的に
は、軟性部分11Aの長さを剛性部分11Bの長さより
も小とする。できれば、軟性部分11Aの長さと剛性部
分11Bの長さの割合を1対2程度にすると湾曲部5の
先端側での屈曲がスムーズに行われるようになる。
【0009】このワイヤ11は、通常、直径が0.4mm
から0.5mm程度であり、0.6mmのワイヤの案内孔1
0を連通する必要があるので、直径は溶着する前の編組
線と同一径にする必要がある。この同一径に溶着する方
法としては、例えば電子回路基板の高密度実装用のロー
材を液状の接着剤樹脂に拡散した素材に含浸させ、これ
を加熱する手段をとる。加熱の際に、編組線が弛緩また
は径の歪曲のないよう若干の引張り力を与えて行う。ま
た、不必要にロー材が編組線に付着しないように、編組
線の外径以上の上記樹脂を拭き取ることにより、編組線
内部にだけロー材が溶着するようにする。樹脂はロー材
と編組線の接着固化を助長し、かつ加熱により気化し飛
散することにより編組線の径の緊縮に寄与するとともに
樹脂の不必要な付着をそれ自身防止している。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように本発明の内視鏡装置
によれば、アングル操作によってスコープの先端側、特
に、湾曲部の先端側において確実に屈曲せしめることが
可能になる。このために内視鏡のアングル操作がオペレ
ータの意のままになるとともに、スコープを体腔内の目
的部位に誘導することができる。その結果、診断時間を
減少することができるとともに患者の負担をも減少させ
ることができるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内視鏡装置のスコープの湾曲部にて使
用されるワイヤの一例を示すものである。
【図2】内視鏡装置の概略を説明するための図である。
【図3】スコープの湾曲部の外皮やメッシュ状ブレード
の内側の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 モニタ 2 本体 3 スコープ 4 軟性部 5 湾曲部 6 硬性部 7 操作部 8 ユニバーサルコード 9 関節(アングルコマ) 10 ワイヤの案内孔 11 ワイヤ 11A 軟性部分 11B 剛性部分

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡画像を表示するためのモニタと、
    操作制御スイッチを備えた本体と、先端に光学系が配設
    された硬性部を有し患者の体腔内に挿入して用いられる
    スコープとを具備し、前記スコープの先端側にワイヤの
    案内孔が複数個設けられた環状の関節を多数連結した湾
    曲部を有し、この湾曲部の屈曲動作を各関節の案内孔に
    挿入し連通したワイヤの操作により行うようにした内視
    鏡装置において、ワイヤの曲げ剛性を湾曲部の先端側で
    は後端側よりも小ならしめてスコープの先端部の屈曲性
    を高めるようにしたことを特徴とする内視鏡装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、湾曲部のワイヤの先
    端側は細線をより合わせた編組線の可とう性構造の軟性
    部分からなり、ワイヤの後端側は細線をより合わせた編
    組線を金属製のロー材によって線間融着した剛性部分か
    らなり、軟性部分の長さの割合を剛性部分より小ならし
    めたことを特徴とする内視鏡装置。
JP5070610A 1993-03-30 1993-03-30 内視鏡装置 Pending JPH06277174A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5070610A JPH06277174A (ja) 1993-03-30 1993-03-30 内視鏡装置

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JP5070610A JPH06277174A (ja) 1993-03-30 1993-03-30 内視鏡装置

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ID=13436538

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JP5070610A Pending JPH06277174A (ja) 1993-03-30 1993-03-30 内視鏡装置

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JP (1) JPH06277174A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1366705A1 (en) * 2002-05-30 2003-12-03 Karl Storz Endovision Articulating vertebrae with asymmetrical and variable radius of curvature
JP2008206699A (ja) * 2007-02-26 2008-09-11 Machida Endscope Co Ltd 内視鏡の湾曲操作用条体及びその製造方法
US8696551B2 (en) 2007-02-26 2014-04-15 Machida Endoscope Co., Ltd. Flexible endoscope suitable for MRI

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1366705A1 (en) * 2002-05-30 2003-12-03 Karl Storz Endovision Articulating vertebrae with asymmetrical and variable radius of curvature
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