JP3665443B2 - 内視鏡 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、少なくとも対物光学系の一部を内蔵したアダプターユニットを、挿入部の先端部分に外部から着脱自在に構成した内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】
内視鏡検査においては、症例によって、広い範囲を概略的に観察したい場合と、狭い範囲を精密に観察したい場合とがある。そのような場合に、光学特性だけが異なる二本の内視鏡を準備しておくのは経済性が悪い。
【0003】
そこで通常の観察が行える内視鏡の先端部分に、さらにレンズ群を内蔵したアダプターユニットを着脱自在に取り付けられるようにして、一本の内視鏡によって複数の光学性能を得られるようにしたものがある。
【0004】
そのような内視鏡においては、従来は例えば特開平1−131512号に示されるように、挿入部の先端部分に配置された接続リングをアダプターユニットに対して後方から螺合させて、アダプターユニットを挿入部の先端部分に固定していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
食道や大腸等のような細い管腔内を観察する場合には、観察窓が粘膜面に近接しすぎて観察が困難になったり、先端部分の誘導を行えなくなってしまう場合がある。
【0006】
そのような場合には、観察窓よりも前方に突出した先端フードを設けて、観察窓と粘膜面との間の距離を適正に保つことができるようにした内視鏡が使用される。
【0007】
しかし、光学系を内蔵したアダプターユニットを接続リングによって挿入部の先端部分に連結し、さらにそれに先端フードを取り付けると、アダプターユニットに対して接続リングの締め付けと先端フードの着脱等を行う必要があるので、取り扱いが繁雑になって非常に使用しにくくなる欠点があった。
【0008】
そこで本発明は、光学系を内蔵したアダプターユニットが挿入部の先端部分に着脱自在であって、且つ先端フードを有する内視鏡において、着脱等を行うための取り扱いが容易な内視鏡を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の内視鏡は、少なくとも観察用対物光学系の一部を内蔵したアダプターユニットを、挿入部の先端部分に外部から着脱自在に構成した内視鏡において、上記アダプターユニットの外周を囲む先端フードを設けて、上記先端フードによって上記アダプターユニットを上記挿入部の先端部分に固定するようにしたことを特徴とする。
【0010】
なお、通常観察用の対物光学系が上記挿入部の先端部分側に内蔵されていて、上記挿入部の先端部分が上記アダプターユニットに連結された状態においては、上記アダプターユニットに内蔵された光学系が上記通常観察用の対物光学系と光学的に接続されるようにしてもよい。
【0011】
また、上記アダプターユニットに、観察用対物光学系と、その対物光学系によって結像される内視鏡観察像を撮像するための固体撮像素子とが内蔵されていてもよい。
【0012】
そして、上記先端フードが、上記挿入部の先端部分及び上記アダプターユニットの双方に対して係脱自在であってもよく、上記先端フードの先端が上記アダプターユニットの先端面より前方に突出していてもよい。
【0013】
なお、上記先端フードの先端部分が、上記アダプターユニットの先側においてラッパの先状に広がって形成されていてもよく、上記先端フードの外面形状が球状に形成されていてもよく、或いは、上記先端フードの外面形状が全体として滑らかな円弧状であってもよい。
【0014】
また、上記先端フードの先端が上記アダプターユニットの先端面とほぼ同一面に位置していてもよく、上記先端フードが上記挿入部の先端部分に対して螺合していてもよい。
【0015】
そして、上記先端フードが柔軟な材質によって形成されていて上記先端フードが、弾性変形させることにより上記挿入部の先端部分に対して部分的に嵌まり込んで上記挿入部の先端部分に連結されるようにしてもよい。
【0016】
また、上記アダプターユニットが、前方観察用光学系内蔵のものと側方観察用光学系内蔵のものとを、上記挿入部の先端部分に対して交換自在にしてもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】
図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図2は、内視鏡を示しており、可撓管からなる挿入部1の基端が操作部2に連結され、光学系が内蔵されたアダプターユニット3が挿入部1の先端部分1aに着脱自在に連結されている。4は、操作部2からの遠隔操作によって屈曲自在な湾曲部である。
【0018】
図1は、挿入部1の先端部分1aを示しており、6は、可撓管(湾曲部4を含む)の先端に取り付けられていて、その先側にアダプターユニット3が着脱自在に連結される先端口金である。
【0019】
先端口金6には軸線方向と平行に対物光学系11が内蔵されている。そしてその先端部分には、先端口金6の先端面位置にカバーガラス11aが水密に固着されている。
【0020】
10は、対物光学系11によって結像された被写体の像を光学的に伝達するイメージガイドファイババンドルであり、その先端部分が先端口金6に固定されている。
【0021】
28は、被写体を照明するためにイメージガイドファイババンドル10と平行に配置されたライトガイドファイババンドルであり、その先端部分も先端口金6に固着されている。そしてその射出端部分には、カバーガラス17が、先端口金6の先端面位置に水密に固着されている。
【0022】
アダプターユニット3のブロックを構成するユニット本体7の先端面には観察窓8と照明窓9が配置されている。そして観察窓8の内側には対物アダプター光学系71が内蔵され、照明窓9の内側にはガラスロッド72が内蔵されている。
【0023】
図1に示されるように、アダプターユニット3が先端口金6に取り付けられた状態においては、対物アダプター光学系71の光軸と対物光学系11の光軸とが一致するようになっている。そして、対物光学系11に対物アダプター光学系71が結合されることによって、観察視野が広く(又は、狭く)なるようになっている。
【0024】
ガラスロッド72は、照明光を伝達するためのものであり、照明用ライトガイドファイババンドル28から射出された照明光が、カバーガラス17とガラスロッド72を通って照明窓9から被写体に向かって照射される。
【0025】
また、アダプターユニット3が挿入部1の先端部分1aに取り付けられた状態においては、ユニット本体7の後端側の部分と先端口金6の先端側の部分とが嵌合部18において嵌合するようになっている。
【0026】
一方、ユニット本体7の外周には、全体として円筒状の先端フード21が回転自在かつ取り外し自在に被嵌されている。
先端フード21の内周面の後端部近傍には雌ねじが形成されていて、それと螺合する雄ねじが先端口金6の外周面に形成されている。22がそのネジ部である。また、先端フード21の内面の途中とユニット本体7の外面の途中には、前後方向に当接する段部5が形成されている。
【0027】
アダプターユニット3を先端口金6に連結する際には、まず、嵌合部18においてユニット本体7を先端口金6に嵌合させる。そして、先端フード21と先端口金6とがネジ部22で螺合するように先端フード21を締め込んでいく。
【0028】
すると、段部5の部分でユニット本体7が先端フード21に押されて先端口金6に押し付けられ、その結果、挿入部1の先端部分1aにアダプターユニット3が固定された状態になる。
【0029】
この状態においてユニット本体7は、外周面が全く露出しない状態に先端フード21によって囲まれており、先端フード21の先端部分21aは観察窓8の位置より前方に突出して位置している。したがって、狭い管腔内等においても、被写体との間の距離を適正に保つことができる。
【0030】
挿入部1の先端部分1aからアダプターユニット3を取り外す際には、ネジ部22における螺合をゆるめる方向に先端フード21を回転させる。すると先端フード21が前方に取り外され、ユニット本体7も先端口金6の先端から前方に取り外すことができる。
【0031】
この実施の形態の対物光学系11は観察視野角が標準の通常観察用の光学系であり、対物アダプター光学系71をそれと組み合わせることによって、観察視野角を任意に変えることができる。
【0032】
なお、先端口金6とユニット本体7とには、対物アダプター光学系71の光軸と対物光学系11の光軸とが一致し、かつカバーガラス17がガラスロッド72に対向する状態になるように両者間の相対的な位置決めをし、又、先端フード21を回転させた時に両者が相対的に回転をしないようにするための回転止め部が設けられているが、その図示は省略されている。
【0033】
図3は、本発明の第2の実施の形態を示しており、本発明を電子内視鏡に適用したものである。アダプターユニット3のブロックを構成するユニット本体7は、例えば電気絶縁性のプラスチックによって形成されていて、その先端面に観察窓8や照明窓9などが配置されている。
【0034】
ユニット本体7の観察窓8の内側には、対物光学系11が内蔵されており、その対物光学系11による被写体の結像面に、例えばCCDからなる固体撮像素子12の撮像面が配置されている。
【0035】
13は、固体撮像素子12が取り付けられた回路基板であり、固体撮像素子12の他にも、固体撮像素子12を駆動するための電子部品14などが取り付けられている。
【0036】
照明窓9の内側には、被写体を照明する照明光を伝達するための短いライトガイドファイババンドル16が配置されていて、照明窓9の部分には、カバーガラス17が嵌め込まれている。
【0037】
ユニット本体7は円柱状に形成されていて、挿入部1の先端口金6に対して前方から着脱自在であり、ユニット本体7の後端面には、先端口金6の先端面に形成された凹部20に嵌まり込む凸部19が突設されていて、位置決めと回転止め等の役目を果たしている。
【0038】
ユニット本体7の外周には先端フード21が被嵌されており、この先端フード21の内周面の後端部付近と先端口金6の外周面とに形成されたネジ部22を螺合させることによって、ユニット本体7が前方(図3において左方)から先端口金6に押し付けられた状態で固定される。
【0039】
先端フード21の先端部分21aは、観察窓8と照明窓9等が配置されたユニット本体7の先端面より前方に突出していて、その部分はラッパの先端部分のように広がった形状に形成されている。したがって、被写体となる粘膜面等をより遠くへ払いのけることができる。
【0040】
ユニット本体7の後端面部分には、回路基板13上の回路に接続線23を介して接続されたピン状の複数の電気接点24が、後方に向けてユニット本体7の軸線方向と平行に突設されている。
【0041】
一方、先端口金6の先端面部分には、その内部の電気配線26に接続された筒状の複数の電気接点25が、ユニット本体7側の電気接点24に対向して軸線方向と平行に配置されている。27は、電気絶縁部材である。
【0042】
その結果、図3に示されるように、アダプターユニット3が挿入部1の先端部分1aに連結された状態では、双方の電気接点24,25が接続されて、固体撮像素子12と挿入部1内の電気配線26との間で信号(撮像信号及びCCD駆動信号など)の伝送が行われる。
【0043】
なお、アダプターユニット3を先端口金6に連結する際には、まず図3に示される状態に比べて先端フード21をその長さの半分程度ユニット本体7の先側へずらしておき、その状態でユニット本体7の後端部分を先端口金6の先端部分に接続する。その際に、凸部19と凹部20の係合及び電気接点24,25の接続によって、ユニット本体7と先端口金6との間の位置決めが行われる。
【0044】
そして、その状態から先端フード21を後方(先端口金6に近づける方向)にずらして、先端フード21と先端口金6とをネジ部22で螺合させる。ユニット本体7と先端口金6は相対的に回転しない状態に係合しているので、螺合操作の際にユニット本体7が回転してしまうことはない。
【0045】
ネジ部22が螺合するように先端フード21を締め込んでいくと、ユニット本体7の外周部後端に突設されたフランジ部7aに、先端フード21の内周面に形成された段部21eが押し付けられて、ユニット本体7が先端口金6の前端面に押し付け固定された状態になる。
【0046】
そして、先端フード21と先端口金6とのネジ部22における結合を解いて、先端口金6に対してユニット本体7を前方に引っ張れば、アダプターユニット3が先端口金6から外れて、電気接点24,25の接続が外れる。
【0047】
28は、挿入部1内に挿通配置された照明用ライトガイドファイバであり、その射出端面は、先端口金6の先端面に位置している。そして、アダプターユニット3が挿入部1の先端部分1aに連結された状態では、アダプターユニット3内と挿入部1内の双方のライトガイドファイババンドル16,28の端面がぴったりと対向するようになっている。
【0048】
先端フード21の先端近傍の内周面には、ユニット本体7の外周面に密接するシール用のOリング31が装着されている。また、先端口金6のネジ部22の後端部分には、先端フード21の口元の内周面に密接するシール用のOリング32が装着されている。
【0049】
その結果、挿入部1の先端部分1aにアダプターユニット3が連結された状態においては、両Oリング31,32によるシール効果によって、電気接点24,25部分やネジ部22などに外部の水分が侵入しない。
【0050】
したがって、アダプターユニット3が挿入部1の先端部分1aに取り付けられた使用状態においては、電気接点24,25に水分が付着して信号不良などが発生するおそれがない。
【0051】
また、アダプターユニット3は、先端フード21がユニット本体7に対して回転及び摺動自在であって、ユニット本体7から取り外すことができるが、ユニット本体7の表面部分は全て水密に封止されていて、その内部に外から水分が侵入しないようになっている。したがって、アダプターユニット3は、挿入部1から取り外した単体状態で十分に洗浄及び消毒をすることができる。
【0052】
一方、挿入部1の側も、アダプターユニット3が取り外された状態において、外部から内部に全く水分が侵入しない防水構造になっている。したがって、この電子内視鏡を検査に使用したら、アダプターユニット3を取り外した状態で、挿入部1側(操作部2も含む)をオートクレーブ装置に入れて高圧蒸気による滅菌消毒を行うことができる。
【0053】
そのようにして、アダプターユニット3を取り外して滅菌消毒を行えば、固体撮像素子12をオートクレーブ装置内に入れなくて済むので、固体撮像素子12を熱破壊から守ることができる。
【0054】
また、固体撮像素子12が組み込まれたアダプターユニット3が挿入部1に対して着脱自在なので、組み立て中や使用中に固体撮像素子12が破損したような場合には、アダプターユニット3だけを交換すればよく、挿入部1側には全く手を加える必要がない。
【0055】
図4は、本発明の第3の実施の形態の電子内視鏡の挿入部1の先端を示しており、先端口金6の前端部近くの外周面に形成された円周溝53に、ユニット本体7から後方に突設された突起54を弾力的に係合させて、いわゆるクリック結合させたものである。
【0056】
突起54の部分には後方から多数のすり割りが切り込まれていて、突起54部分がばね性を有するようになっている。なお、突起54は円周全体に形成されていなくてもよく、例えば円周の三カ所程度に部分的に形成されていてもよい。そしてその場合には、突起54に合わせて、円周溝53も部分的なものにしてさしつかえない。
【0057】
先端フード21は、ユニット本体7に対して着脱自在にネジ部55において螺合取着されていて、その先端部分21aはユニット本体7の先端面より前方に突出している。
【0058】
先端フード21の先寄りの部分は、外周面が球状に形成されている。したがって、体腔内に挿入する際の抵抗が小さくて挿入性がよい。その他の部分の構成は、第2の実施の形態と同様である。
【0059】
この実施の形態において先端ユニット3を先端口金6に連結する際には、まず、ネジ部55におけるユニット本体7と先端フード21との螺合を緩めて、先端フード21を先側へずらすかユニット本体7から取り外しておき、その状態でユニット本体7の後端部分の突起54を弾力的に変形させて、先端口金6の円周溝53に係合させる。
【0060】
その際の位置決めは電気接点24,25の接続によって行われる。ただし、突起54と円周溝53とが円周方向に部分的に非対称に形成されている場合には、突起54と円周溝53による位置決めも可能である。
【0061】
その状態から、ネジ部55において先端フード21をユニット本体7側にねじ込んでいくと、突起54を円周溝53との係合部を先端フード21が覆い、ユニット本体7が先端口金6から外れない状態になる。
【0062】
図5は、本発明の第4の実施の形態の電子内視鏡の挿入部1の先端部分を示している。この実施の形態においては、アダプターユニット3の後端部分から後方に向かって突設された凸部19に複数の電気接点24が設けられていて、その凸部19が嵌め込まれる大きさの凹部20が先端口金6の先端面に穿設されている。
【0063】
アダプターユニット3側の複数の電気接点24は、軸線方向に互いの間隔をあけて配置されていて、各々が凸部19を周状に囲んで設けられている。そして、凸部19の内側に通された接続線23によって回路基板13の回路と接続されている。
【0064】
一方、先端口金6側の複数の電気接点25は、アダプターユニット3側の電気接点24に対してユニット本体7の軸線方向と垂直方向にあい対向するように、凹部20の内周面に設けられていて、挿入部1内の電気配線26に接続されている。
【0065】
なお、電気接点24,25の数は、必要に応じて増減すればよく、各電気接点24,25と配線との接続位置は、凸部19と凹部20の軸線回りに回転方向に順に位置をずらして配置してもよい。
【0066】
この実施の形態においては、対物光学系11、固体撮像素子12及び回路基板13などは、第1及び第2の実施の形態と形状が異なるが、機能的には同じものなので、第1及び第2の実施の形態と同じ符号を付して、その説明は省略する。
【0067】
38は、挿入部1内に挿通された鉗子チャンネルであり、その先端が先端口金6に固定されている。そして、アダプターユニット3が先端口金6に取り付けられた状態では、ユニット本体7に形成された鉗子通過孔39が、鉗子チャンネル38に対して真っ直ぐに連通接続されるようになっている。40は、その接続部をシールするためのOリングである。
【0068】
この実施の形態においても、アダプターユニット3を挿入部1の先端部分1aに固定するのは、ネジ部22において先端口金6と螺合するように設けられた先端フード21である。
【0069】
この先端フード21は、外周面が全体にどんぐりに似た形状の滑らかな楕円球状に形成されていて挿入性がよく、その先端部分21aは、観察窓8等が配置されたユニット本体7の先端面より前方に突出している。37は、アダプターユニット3が先端口金6に取り付けられたときに、電気接点24,25部分を防水するためのOリングである。
【0070】
先端フード21の内周面の途中には内側突出部21dが内方に向けて突出形成されていて、その内側突出部21dの内径より僅かに小さい外径の中間小径部29がユニット本体7の外周面に形成されている。
【0071】
したがって、先端フード21は、内側突出部21dが中間小径部29の前後両端の段部29a,29bにぶつかる間の範囲でのみ軸線方向に移動可能であり、ユニット本体7から外れないようになっている。
【0072】
そして、アダプターユニット3を先端口金6に連結する際には、まず、内側突出部21dが前側段部29aにぶつかる位置まで先端フード21を先側へずらしておき、その状態でユニット本体7の後端部分を先端口金6の先端部分に接続する。位置決めは凸部19と凹部20との係合によって行われる。
【0073】
次いで、先端フード21を後方(先端口金6に近づける方向)にずらして、先端フード21と先端口金6とをネジ部22で螺合させ、内側突出部21dで後側段部29bをしっかりと押さえ付ける状態まで先端フード21を締め込む。これによって、図5に示されるように、ユニット本体7が先端口金6の前端面にしっかりと押し付け固定された状態になる。
【0074】
図6と図7は、本発明の第5の実施の形態を示しており、挿入部1の先端部分1aに対して、前方視用のアダプターユニット3Aと側方視用のアダプターユニット3Bとを任意に取り替えて使用できるようにしたものである。
【0075】
図6は、先端口金6に前方視用のアダプターユニット3Aが取り付けられた状態を示している。ユニット本体7には前方視の対物アダプター光学系71が内蔵されており、ユニット本体7内における照明光の伝達にはライトガイドファイババンドル73が用いられている。先端口金6に対するアダプターユニット3Aの取り付けは、ネジ部22において先端口金6と螺合する先端フード21によって行われる。
【0076】
図7は、前方視用のアダプターユニット3Aに代えて、先端口金6に側方視用のアダプターユニット3Bが取り付けられた状態を示している。ユニット本体7には、直角ダハプリズム81aを含む側方視の対物アダプター光学系81が内蔵されている。83は、ユニット本体7内における照明光伝達のためのライトガイドファイババンドルである。
【0077】
先端口金6に対するアダプターユニット3Bの取り付けは、ネジ部22において先端口金6と螺合する先端フード21によって行われるが、この先端フード21の先端部分21aと後端部分21bとは、他に比較して大きな径に形成されている。
【0078】
しかし、先端フード21の中間部分21cはユニット本体7の表面に沿う程度に細く形成されていて、観察窓8と照明窓9が配置されている側面部分は開口している。したがって、図7に示されるように、アダプターユニット3Bの側面に位置する被写体との距離を先端フード21によって確保して観察することができる。
【0079】
図8は、本発明の第6の実施の形態を示しており、図5に示される第4の実施の形態と同様の構造のアダプターユニット3の先端フード21の先端部分を、ユニット本体7の表面とほぼ同一面にしたものである。先端フード21を先端口金6に螺合させることにより、アダプターユニット3が固定される。
【0080】
先端フード21の材料として、例えば四フッ化エチレン樹脂やデルリン等のような多少柔軟な材料を使用すれば、落下等による衝撃に対する対物光学系11や固体撮像素子12の保護機能が向上する。
【0081】
図9は、本発明の第7の実施の形態を示しており、先端口金6から前方に突設されたライトガイド口金28aの外周面に挿入部1側の電気接点25が設けられ、そのライトガイド口金28aが差し込まれるユニット本体7側の嵌合孔41の内周面にアダプターユニット3側の電気接点24が設けられている。なお、図9ではアダプターユニット7の断面ハッチングを省略して示してある。
【0082】
また、ライトガイド口金28aと先端口金6との固定状態をより確実にするために、先端口金6の前端の壁部を挟む鍔部28bがライトガイド口金28aに突設されている。そしてその部分で、ライトガイド口金28aが先端口金6に水密に接着固定されている。
【0083】
そして、電気接点24,25部分に外部から水分が侵入するのを阻止するためのシール用のOリング42が、ライトガイド口金28aの先端近傍の位置に配置されている。
【0084】
ユニット本体7を先端口金6に固定する先端フード21は、第6の実施の形態と同様に、先端部分21aがユニット本体7の先端面とほぼ同一面に位置しており、例えばポリウレタン樹脂、シリコン樹脂、軟質塩化ビニール樹脂又はゴム材等のように柔軟な材料によって形成されている。
【0085】
そして、先端フード21の内周面の後端部分に内方に向けて突設された突起部86を弾力的に変形させて、先端口金6の外周面に形成された円周溝87に嵌め込むことによって、ユニット本体7を先端口金6に固定するようになっている。
【0086】
先端口金6から先端フード21を取り外す際には、突起部86を弾性変形させて円周溝87から抜き出せばよい。なお、上述の各実施の形態において、先端フード21は使用目的に対応した形状のものを適宜選択して使用すればよい。
【0087】
【発明の効果】
本発明によれば、対物光学系などを内蔵したアダプターユニットを先端フードによって挿入部の先端部分に固定するようにしたので、挿入部の先端部分に対してアダプターユニットと先端フードを簡単に着脱することができ、取り扱いが非常に容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の内視鏡の挿入部先端部分の側面断面図である。
【図2】本発明の実施の形態の内視鏡の全体略示図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態の内視鏡の挿入部先端部分の側面断面図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態の内視鏡の挿入部先端部分の側面断面図である。
【図5】本発明の第4の実施の形態の内視鏡の挿入部先端部分の側面断面図である。
【図6】本発明の第5の実施の形態の内視鏡が前方視で使用される状態の側面断面図である。
【図7】本発明の第5の実施の形態の内視鏡が側方視で使用される状態の側面断面図である。
【図8】本発明の第6の実施の形態の内視鏡の挿入部先端部分の側面断面図である。
【図9】本発明の第7の実施の形態の内視鏡の挿入部先端部分の側面断面図である。
【符号の説明】
1 挿入部
1a 先端部分
3 アダプターユニット
6 先端口金
7 ユニット本体
11 対物光学系
21 先端フード
22 ネジ部
71 対物アダプターレンズ
Claims (11)
- 観察用対物光学系とその対物光学系によって結像される内視鏡観察像を撮像するための固体撮像素子とを内蔵したアダプターユニットを、挿入部の先端部分に外部から着脱自在に構成した内視鏡であって、
上記アダプターユニットの外周を囲む先端フードを設けて、上記先端フードにより上記アダプターユニットを上記挿入部の先端部分に前方から押し付けて固定するようにしたものにおいて、
上記アダプターユニット内の固体撮像素子と上記挿入部の先端部分内の電気配線とを電気的に接続するためのピン状の電気接点とそのピン状の電気接点が差し込み接続される筒状の電気接点とを、上記アダプターユニットの後端部と上記挿入部の先端部分とに別れて配置すると共に、
互いに嵌まりあう凸部と凹部を上記アダプターユニットの後端面と上記挿入部の先端部分の先端面とに上記両電気接点と並列に設けて、上記凸部が上記凹部に嵌まり込むことにより上記挿入部の先端部分に対する上記アダプターユニットの位置決めと回転止めが行われるようにしたことを特徴とする内視鏡。 - 通常観察用の対物光学系が上記挿入部の先端部分側に内蔵されていて、上記挿入部の先端部分が上記アダプターユニットに連結された状態においては、上記アダプターユニットに内蔵された光学系が上記通常観察用の対物光学系と光学的に接続される請求項1記載の内視鏡。
- 上記先端フードが、上記挿入部の先端部分及び上記アダプターユニットの双方に対して係脱自在である請求項1又は2記載の内視鏡。
- 上記先端フードの先端が上記アダプターユニットの先端面より前方に突出している請求項1、2、又は3記載の内視鏡。
- 上記先端フードの先端部分が、上記アダプターユニットの先側においてラッパの先状に広がって形成されている請求項1、2、3又は4記載の内視鏡。
- 上記先端フードの外面形状が球状に形成されている請求項1、2、3、又は4記載の内視鏡。
- 上記先端フードの外面形状が全体として滑らかな円弧状である請求項1、2、3又は4記載の内視鏡。
- 上記先端フードが上記挿入部の先端部分に対して螺合する請求項1ないし7のいずれかの項に記載の内視鏡。
- 上記先端フードが柔軟な材質によって形成されている請求項1ないし8のいずれかの項に記載の内視鏡。
- 上記先端フードが、弾性変形させることにより上記挿入部の先端部分に対して部分的に嵌まり込んで上記挿入部の先端部分に連結される請求項9記載の内視鏡。
- 上記アダプターユニットが、前方観察用光学系内蔵のものと側方観察用光学系内蔵のものとを、上記挿入部の先端部分に対して交換自在である請求項1ないし10のいずれかの項に記載の内視鏡。
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