JP3722633B2 - 内視鏡 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は内視鏡、詳しくは硬質の先端部に観察対象を撮像するための固体撮像素子等を有するいわゆる電子内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、細長の挿入部を体腔内に挿入することにより、切開を必要とすることなく、体腔内の検査対象部位を観察したり、必要に応じて、内視鏡の有する処置具チャンネル内に処置具を挿通して各種治療・処置の行える内視鏡が広く用いられている。
【0003】
このような内視鏡の一種である電子内視鏡は、挿入部の先端部に観察対象部位の像を結像する観察用レンズと、結像した像を撮像するための固体撮像素子等の撮像手段と、この固体撮像素子から出力される撮像信号を増幅する回路等を構成する回路基板と、増幅された撮像信号等を内視鏡の手元側まで伝送するケーブルの前端部分等を有して構成されており、手元側まで伝送された撮像信号は、外部装置であるビデオプロセッサでモニタ表示可能な画像信号に変換され、モニタ装置に観察像が表示されるようになっている。また、軟性の挿入部を有する内視鏡の先端部の基端側には、手元側からの操作により湾曲自在の湾曲部が一般に連設されており、先端部を所望の向きに向けることができるようになっている。
【0004】
この種の従来の内視鏡として例えば特開平7−31582号の図4が挙げられる。この例では、内視鏡の先端部の枠体である硬質の先端構成部材に形成された透孔に、観察用レンズ、固定撮像素子及び回路基板が挿入されて固定されており、回路基板から後方にケーブルが延出している。このとき、先端構成部材の後端が、ケーブルの前端より前方に位置しており、回路基板の一部や回路基板とケーブルとの接続部周辺は、先端構成部材から後方に露出して配置されている。
【0005】
また、他の例として特開平8−56896号が挙げられ、この例では、回路基板の一部及びケーブル前端が、先端構成部材の後端より後方に露出しており、回路基板からケーブル前端にかけて弾性の被覆部材で被覆され、ケーブル・回路基板間にかかる力を軽減し、ケーブル・回路基板間の断線を防いでいる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平7−31582号に挙げたような従来の構成では、固体撮像素子或いは回路基板よりも、硬質の先端構成部材の後端面が長手方向前方に位置していたため、先端部後端に連設する湾曲部を湾曲させたとき、大きな曲げの力が前記固体撮像素子や回路基板にかかり、この部分が破損しやすかった。そこで、固体撮像素子及び回路基板を保護するように先端構成部材の後端面の全てを、回路基板の後方に位置するように延ばして形成すると、硬質の先端構成部材が大きくなってしまい、硬質の先端部を小型化しようとする要求に応えられなかった。また、特開平8−56896号に挙げたように、回路基板からケーブルにかけて弾性部材で被覆して保護した場合、ケーブル・回路基板の断線を防ぐことができるが、弾性部材による保護では、湾曲部の湾曲によって回路基板や固体撮像素子にかかる曲げの力を十分に軽減することはできず、これらは破損し易いままであった。
【0007】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、先端部の硬質部分が大きくなることを抑えつつ、固体撮像素子及び回路基板の破損を防止できる内視鏡を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明の第1の内視鏡は、被検体に挿入可能な挿入部と、前記挿入部の先端側を構成し硬質の材料で略円筒状に形成された先端構成部材と、前記先端構成部材に設けられ、撮像素子と前記撮像素子と電気的に接続した回路基板と前記回路基板と接続したケーブルとから成る撮像ユニットを収納する第1の孔部と、前記先端構成部材の基端側に配置され、前記回路基板よりも後ろ側に前記第1の孔部の開口部が設けられる第1の後端面と、前記先端構成部材に設けられ前記挿入部内を挿通する内蔵物を配置するための第2の孔部と、前記先端構成部材基端側に配置され、前記第2の孔部の開口部が設けられる前記第1の後端面に対して先端側に配置された第2の後端面と、を具備したことを特徴とする。
本発明の第2の内視鏡は、被検体に挿入可能な挿入部と、前記挿入部の先端側を構成し硬質の材料で略円筒状に形成された先端構成部材と、前記先端構成部材に設けられ、撮像素子と前記撮像素子と電気的に接続した回路基板と前記回路基板と接続したケーブルとから成る撮像ユニットを収納する第1の孔部と、前記先端構成部材の基端側に配置され、前記回路基板よりも後ろ側に前記第1の孔部の開口部が設けられる第1の後端面と、前記先端構成部材に設けられ前記挿入部内を挿通する鉗子チャンネルを配置するための第2の孔部と、前記先端構成部材の基端側に配置され、前記第2の孔部の開口部が設けられる前記第1の後端面に対して先端側に配置された第2の後端面と、を具備したことを特徴とする。
本発明の第3の内視鏡は、被検体に挿入可能な挿入部と、前記挿入部の先端側を構成し硬質の材料で略円筒状に形成された先端構成部材と、前記先端構成部材に設けられ、撮像素子と前記撮像素子と電気的に接続した回路基板と前記回路基板と接続したケーブルとから成る撮像ユニットを収納する第1の孔部と、前記先端構成部材の基端側に配置され、前記回路基板よりも後ろ側に前記第1の孔部の開口部が設けられる第1の後端面と、前記先端構成部材に設けられ前記挿入部内を挿通するライトガイドを配置するための第2の孔部と、前記先端構成部材の基端側に配置され、前記第2の孔部の開口部が設けられる前記第1の後端面に対して先端側に配置された第2の後端面と、を具備したことを特徴とする。
本発明の第4の内視鏡は、被検体に挿入可能な挿入部と、前記挿入部の先端側を構成し硬質の材料で略円筒状に形成された先端構成部材と、前記先端構成部材に設けられ、撮像素子と前記撮像素子と電気的に接続した回路基板と前記回路基板と接続したケーブルとから成る撮像ユニットを収納する第1の孔部と、前記先端構成部材の基端側に配置され、前記回路基板よりも後ろ側に前記第1の孔部の開口部が設けられる第1の後端面と、前記先端構成部材に設けられ前記挿入部内を挿通する送気送水用の管路パイプを配置するための第2の孔部と、前記先端構成部材の基端側に配置され、前記第2の孔部の開口部が設けられる前記第1の後端面に対して先端側に配置された第2の後端面と、を具備したことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)◎
図1ないし図6は本発明の第1の実施の形態に係り、図1は内視鏡装置の全体構成を示す説明図、図2は先端部及び湾曲部前端側の構成を示す断面図、図3は図2のA−A断面図、図4は図3のd1−d2−d3−d4−d5断面図、図5は図2のB−B断面図、図6は図3のe−e断面図である。
【0010】
(構成)
図1に、本実施の形態の内視鏡2を有して構成される内視鏡装置1の構成を示す。
内視鏡2は、操作者がこの内視鏡2を把持し操作するための操作部13と、この操作部13先端側に連設され体腔内等の観察対象部位へ挿入する挿入部101と、操作部13側部から延出し外部装置へ接続するためのユニバーサルコード14と、このユニバーサルコード14の端部に備えられ観察対象部位を照明する照明光を発する光源装置3に着脱自在に接続するためのライトガイドコネクタ15と、このライトガイドコネクタ15側部から延出し挿入部先端に備えられた後述する固体撮像素子からの撮像信号に後述する信号処理を施すビデオプロセッサ4に着脱自在に接続する信号コネクタ17を端部に備えた信号ケーブル16等から主に構成される。
【0011】
挿入部101は、操作部13先端に連設された可撓性を有する細長の可撓管部12と、この可撓管部12先端に連設された湾曲自在の湾曲部19と、この湾曲部19先端に連設された先端部18から構成されている。
【0012】
内視鏡2内には、挿入部101、操作部13、ユニバーサルコード14、ライトガイドコネクタ15内を挿通する照明光を導光するためのライトガイド11が備えられている。このライトガイド11の光入射端は、ライトガイドコネクタ15に取り付けられており、光源装置3に備えられた光源ランプ9から発せられ集光レンズ10で集光された照明光が、ライトガイド11の光入射端に入射するようになっている。この照明光は、ライトガイド11で導光され、先端部18に取り付けられたライトガイド11の光出射端から出射し、観察対象部位を照明するようになっている。
【0013】
照明光で照明された観察対象部位からの反射光による観察像は、先端部18に備えられたここでは図示しない固体撮像素子22で撮像され、この固体撮像素子22から出力される撮像信号は、挿入部101、操作部13、ユニバーサルコード14、ライトガイドコネクタ15、信号ケーブル16、信号コネクタ17内を挿通するここでは図示しないケーブル30を介して、ビデオプロセッサ4へ伝送されるようになっている。
【0014】
ビデオプロセッサ4は、固体撮像素子22からの撮像信号をモニタ表示可能な画像信号に変換する信号処理を行い、この画像信号をモニタ装置5へ出力する。これにより、モニタ装置5は、固体撮像素子22で撮像した観察像を表示するようになっている。また、ビデオプロセッサ4には、観察像を画像記録するためのVTRデッキ6及びビデオディスク7、観察像を印刷するためのビデオプリンタ8が接続されており、ビデオプロセッサ4は、固体撮像素子22からの撮像信号をこれらの機器に出力するための画像信号に変換する機能を有している。
【0015】
前記挿入部101を例えば体腔内等に挿入して観察対象を観察していると、先端部18内のライトガイド11光出射端の前方や固体撮像素子22の前方に備えられた光学系の露出部分に例えば体液等が付着し、照明光の光量が減少したり、観察像が見えなくなってしまうので、内視鏡2は、光学系の露出面を洗浄する機能を有している。操作部13側部には、図示しない送気・送水ポンプを接続するための送気・送水口20bが設けられており、この送気・送水口20bは、操作部13、挿入部101内を挿通するここでは図示しない送気・送水チューブ48を介して先端部18から突出したここでは図示しない洗浄用ノズル23に連通しており、この洗浄用ノズル23から空気や水を光学系の露出面に噴射することで、光学系の露出面を洗浄できるようになっている。
【0016】
内視鏡2は、観察対象部位の観察像を得るばかりでなく、観察対象部位である例えば体腔内の生体組織を採取したり処置を施すことができるようになっている。操作部13側部には、観察対象部位に処置を施すための図示しない鉗子等の処置具を挿入するための鉗子挿入口20aが設けられており、この鉗子挿入口20aから挿入された処置具は、操作部13、挿入部101内を挿通するここでは図示しない鉗子チャンネル24内を挿通して先端部18から突出し、これにより観察対象部位に処置を施すことができるようになっている。
【0017】
図2を使用して、本実施の形態の内視鏡2が特徴を有する先端部18及び湾曲部19先端の構成を説明する。
先端部18の枠体は、金属で略円筒状に形成された先端構成部材27からなる。先端構成部材27には、先端部18の内蔵物を収納するための複数の透孔が長手方向に形成されている。
先端部18基端側には、湾曲部19が連設されている。この湾曲部19は、複数の湾曲駒がピン等で互いに回動自在に接続されている。最も先端側の第1湾曲駒57と続く第2湾曲駒58とは、湾曲ピン59にて接続され、第1関節60が構成されている。続く複数の関節も同様の構成となっている。湾曲部19先端には、操作部13の図示しない湾曲操作レバーから、操作部13、可撓管部12、湾曲部19内を挿通する湾曲ワイヤー61が延びている。この湾曲ワイヤー61先端は、第1湾曲駒57内周の第1関節60より前端寄りの位置に取り付けられた略円筒状の湾曲ワイヤー固定部材19cに固定されている。これにより、操作部13の湾曲操作レバーで湾曲ワイヤー61を牽引操作することで、湾曲部19を湾曲操作することができるようになっている。
第1湾曲駒57は、前方に長く形成されており、この部分を先端構成部材27後端外周に外嵌させることで、先端構成部材27と第1湾曲駒57とが一体的に取り付けられている。つまり、湾曲ワイヤー61を牽引操作することで、先端部18を所望の向きに向けることができるようになっている。
第1湾曲駒57、第2湾曲駒58、…、といった湾曲駒の外周は、金属製の網状管19aで覆われ、第1関節60より前端寄りに位置する網状管19aの前端は、例えば半田19bで第1湾曲駒57外周に固定されている。
先端構成部材27の前端外周は、絶縁性の材料で形成された先端カバー28で覆われている。先端カバー28後端から後方の先端部18及び湾曲部19の外周は、ゴム等で形成された被覆部材12bで覆われており、この被覆部材12b先端は、例えば緊縛糸や接着剤で先端構成部材27外周に固定されている。
先端カバー28には、先端構成部材27の透孔に対応する位置に、透孔が形成されている。
【0018】
図2及び図4及び図6を使用して、先端構成部材27に形成されている先端部18内蔵物を収納するための透孔の構成を説明する。
図2に示すように、先端構成部材27には、ライトガイド11及びこれに関わる光学系を収納するためのライトガイド用透孔35b、固体撮像素子22及びこれに関わる部材を収納するための固体撮像素子用透孔35aが形成されている。また、図4に示すように、先端構成部材27には、送気・送水チューブ48や洗浄用ノズル23に関わる部材を取り付けるための送気・送水用透孔35cが形成されている。また、図6に示すように、先端構成部材27には、鉗子チャンネル24先端を構成する鉗子チャンネル用透孔35dが形成されている。
【0019】
次に、固体撮像素子用透孔35aに収納される部材等の構成を説明する。
図2に示すように、固体撮像素子用透孔35a先端には、複数の観察用レンズ21を内周に組み付けたレンズ枠32が取り付けられている。
このレンズ枠32より後方の固体撮像素子用透孔35aは太径に形成されており、レンズ枠32後端には、固体撮像素子22が取り付けられている。
固体撮像素子22の後方には、この固体撮像素子22にリード接続し信号増幅回路等を構成する電子部品を搭載した回路基板29が配設されている。
回路基板29からは、撮像信号をビデオプロセッサ4に伝送するケーブル30が延出しており、このケーブル30は、挿入部101、操作部13、ユニバーサルコード14、ライトガイドコネクタ15、信号ケーブル16を介し、信号コネクタ17に接続されている。
ケーブル30は、図3に示すように、複数の小ケーブル33のうち数本を束ねて樹脂チューブ34で覆うことで構成されている。また、この樹脂チューブ34に覆われない例えば電源用ケーブルやグランド用ケーブル等の小ケーブル33もケーブル30と平行して信号コネクタ17に接続されている。
レンズ枠32後端付近からケーブル30前端付近までの範囲には、固体撮像素子22及び回路基板29を覆うようにして、熱収縮チューブ31が設けられている。
【0020】
固体撮像素子用透孔35a及びこの周辺部において、先端構成部材27の後端面41aは、ケーブル30の樹脂チューブ34の前端であるケーブル前端42より後側に位置するように形成されている。
また、固体撮像素子用透孔35aと熱収縮チューブ31やケーブル30との隙間には、RTVシリコーンゴムなどの弾性部材56が充填されている。また、弾性部材56は、硬化後も弾性の接着剤であってもよい。
【0021】
次に、ライトガイド用透孔35bの構成を説明する。
図2に示すように、ライトガイド用透孔35bの先端には、ライトガイド11から出射される照明光を配光するための照明用レンズを内周に取り付けたレンズ枠26が嵌合している。レンズ枠26の後端には、ライトガイド11の端部が嵌入されている。
このライトガイド用透孔35bの形成された位置において、先端構成部材27の後端は、後端面41bとなっている。
【0022】
次に、送気・送水用透孔35cの構成を説明する。
図4に示すように、送気・送水用透孔35cの先端は太径に形成されており、この部分に、洗浄用ノズル23が嵌合している。洗浄用ノズル23の出射口は、送気・送水用透孔35cから略90度曲げられており、照明用レンズ25等の先端部18から露出した光学系の面に向けて出射するようになっている。
送気・送水用透孔35cの後端には、送気・送水チューブ48を接続するための管路パイプ47が嵌合しており、この管路パイプ47後端には、送気・送水チューブ48が嵌合している。この管路パイプ47は、途中で曲げられており、先端構成部材27の後側での管路パイプ47と他の内蔵物との干渉を避ける形状となっている。
また、送気・送水用透孔35cの後端には、座ぐり穴49が形成されており、この座ぐり穴49の底面が送気・送水用透孔35cの後端面41cとなっている。この座ぐり穴49内には、管路パイプ47後部の曲げ部が位置している。この座ぐり穴49を形成することにより、管路パイプ47をより前側に位置させることができる。管路パイプ47をより前側に位置させることができるので、送気・送水チューブ48の前端を湾曲部19の第1関節60から離した位置に配することができ、湾曲部19湾曲時に管路パイプ47後端に接続される送気・送水チューブ48が曲げられても、曲率半径が大きくなるので送気・送水チューブ48にかかる負担が減少し、耐性が向上する。
図5に示すように、洗浄用ノズル23を固定するための絶縁性材料で形成されたノズル抜け止めピン39が、先端カバー28及び先端構成部材27に連通した横穴に挿入されている。ノズル抜け止めピン39の後端は平面となっており、また、ノズル抜け止めピン39に対応する位置の先端カバー28の側面も平面となっており、ノズル抜け止めピン39の後端の平面と同面になっている。ノズル抜け止めピン39の後端が平面であるので、ノズル抜け止めピン39を加工し易いという利点がある。
【0023】
次に鉗子チャンネル用透孔35dの構成を説明する。
図6に示すように、鉗子チャンネル用透孔35dの後端面41dから前方に向けて、鉗子チャンネル24を構成するチャンネルチューブ24bを接続するための接続管24aが嵌合され、この接続管24aの後端にチャンネルチューブ24bが嵌合されている。チャンネルチューブ24bの外周は、金属で形成された螺旋管24cで覆われ、内部に挿通する処置具に対する強度を確保している。
鉗子チャンネル用透孔35dの後端面41dより後方では、先端構成部材27或いは先端構成部材27に外嵌した第1湾曲駒57前側部と、接続管24aに外嵌したチャンネルチューブ24bとの隙間に、粘性のRTVシリコーンゴム等で形成された弾性部材56が配設されている。これにより、チャンネルチューブ24bが抜けることを防止し、また、湾曲部19湾曲時にチャンネルチューブ24aにかかる曲げの力を吸収し、鉗子チャンネル24を構成するチャンネルチューブ24aの耐性を向上させている。
【0024】
次に、以上説明した固体撮像素子用透孔35a、ライトガイド用透孔35b、送気・送水用透孔35c、鉗子チャンネル用透孔35dのそれぞれの後端面41a、41b、41c、41dの長手方向の位置関係を説明する。
先端構成部材27の後端面は、先端側から鉗子チャンネル用透孔35dの後端面41d、送気・送水用透孔35cの後端面41c、ライトガイド用透孔35bの後端面41b、固体撮像素子用透孔35aの後端面41aの順となるように形成されている。
先端構成部材27の後端面41a、41b、41c、41dは、硬質の先端部18に対する短小化の要求や湾曲部19湾曲時の内蔵物の耐性向上の要求から、できる限り前方に位置させる。ただし、固体撮像素子用透孔35aの後端面41aは、固体撮像素子22及び回路基板29を保護するために、回路基板29の後方に位置させる。観察用レンズ21、固体撮像素子22、回路基板29、回路基板29とケーブル30の接続部は、先端部18の長手方向に長く配されるので、後端面41aは後方に形成され、例えば図3に示す断面の位置では、固体撮像素子用透孔35a周囲のみに先端構成部材27が存在し、他の透孔は存在しないようになっている。これにより、湾曲部19湾曲時の固体撮像素子22及び回路基板29の破損を防いでいる。
同様に、他の透孔も各透孔に収納される内蔵物により、各透孔の後端面の位置が異なっている。これにより、湾曲部19湾曲時の先端部18の各内蔵物の破損を防ぎつつ、先端構成部材27の長さを短くしている。
【0025】
次に、固体撮像素子用透孔35aと鉗子チャンネル24との径方向の位置関係を説明する。
図2に示すように、固体撮像素子用透孔35aは、固体撮像素子22が収納される位置では、固体撮像素子22よりも一回り大きく形成されており、先端構成部材27と固体撮像素子との間には隙間ができる。図3に示すように、この隙間は、固体撮像素子22の中心から見て、鉗子チャンネル24が位置する側の隙間t2より、反対側にできる隙間t1の方が大きくなっている。鉗子チャンネル24は内視鏡挿入方向において均一の外径ではなく、一部に太い径の最大外径部が形成されている。そこで、固体撮像素子22を先端構成部材27に組み付ける際には、鉗子チャンネル24とは反対側の隙間に固体撮像素子22を逃しながら鉗子チャンネル24の最大外径部を通過させ、その後、鉗子チャンネル24側に固体撮像素子22を寄せることで、鉗子チャンネル24と固体撮像素子22の間隔を小さくしても、組立を行うことができる。一般的に、先端部18等はできるだけ細い方が望ましく、固体撮像素子用透孔35aと鉗子チャンネル24との間隔を小さく形成することで、先端部18をより細径化できる。
【0026】
(作用)
本実施の形態の作用を述べる。
先端構成部材27の固体撮像素子用透孔35aの後端面41aが、ケーブル前端42より後端側にまで延びるように形成されているので、固体撮像素子22及び回路基板29の周囲が硬質の金属で形成された先端構成部材27で覆われている。固体撮像素子22及び回路基板29の周囲が先端構成部材27で覆われていないと、固体撮像素子22及び回路基板29は、熱収縮チューブ31で覆われているだけなので、一般的に外力特に湾曲部19湾曲時等の挿入軸に垂直な方向にかかる曲げ力に弱くなってしまう。しかし、本実施の形態では、わずかに隙間を確保しつつ先端構成部材27で覆う構造としたので、曲げの力を先端構成部材27が吸収し、固体撮像素子22及び回路基板29の破損を防止できる。また、一般に挿入部101の各内蔵物は、その先端を先端構成部材27に固定されており、内蔵物の先端構成部材27より後方の位置に配される部分は、湾曲部19を湾曲させる要求から軟性を有するように構成されている。このとき、先端構成部材27の後端面と湾曲部19の第1関節60までの距離が短いと、第1関節60前方での各内蔵物の軟性部分が短く、湾曲部19湾曲時には各内蔵物が第1関節60によって急激に曲げられるので耐性が低くなってしまう。また、これを避けるために、第1関節60を後方に移動し、先端構成部材27の後端面と第1関節60との距離を広げると、硬質の先端部18が長くなってしまう。しかし、本実施の形態では、固体撮像素子22及び回路基板29の収納される固体撮像素子用透孔35aの後端面41aのみを後方に伸ばし、他の内蔵物が位置する先端構成部材27の後端面41b、41c、41dはそのまま前方に留置させたので、硬質の先端部18が長くなることを抑えつつ、固体撮像素子22及び回路基板29の破損を防止している。
【0027】
(効果)
以上述べた本実施の形態によれば、以下の効果を得ることができる。
観察対象部位に挿入する細長の挿入部101と、可撓管部12の先端に位置する先端部18の枠体である硬質の先端構成部材27と、前記先端構成部材27に組み付けられた前記観察対象部位を撮像するための固体撮像素子22と、前記先端構成部材27に組み付けられた前記固体撮像素子22から出力される信号を増幅する回路等を構成する電子部品を搭載した回路基板29と、前記回路基板29に接続した前記回路基板29から出力される信号を前記挿入部101内を挿通して手元側まで伝送するケーブル30と、を有する内視鏡2であって、前記固体撮像素子22及び前記回路基板29の周囲を覆い、前記回路基板29の後端もしくは前記ケーブル30の前端より挿入部長手方向後側に後端が位置するように前記先端構成部材27の後部に形成されたもしくは前記先端構成部材27の後部に取り付けられた硬質部材を具備したことにより、前記固体撮像素子22及び前記回路基板29の周囲のみ前記硬質部材で覆い、前記先端構成部材27全体が後方に延びることを抑え、先端部18の硬質部分が大きくなることを抑えつつ、固体撮像素子22及び回路基板29の破損を防止できる。
【0028】
(第2の実施の形態)
図7は本発明の第2の実施の形態に係り、先端部の構成を示す断面図である。なお、本実施の形態で述べない部位の構成は、第1の実施の形態と同様の構成である。
【0029】
(構成)
図7に示すように、先端構成部材27の固体撮像素子用透孔35aには、先端側から観察用レンズ21、固体撮像素子22、回路基板29、ケーブル30が組み付けられており、ケーブル前端42は、固体撮像素子用透孔35aの後端面41aより後方にはみ出して配されている。この固体撮像素子用透孔35aの後端面41aは、例えばライトガイド用透孔35bの後端面41bと長手方向同位置になるように形成されていてもよい。また、後端面41aは、図に示すより前方で、回路基板29後方の位置に形成されていてもよい。
固体撮像素子用透孔35aの後端には、金属製のパイプ36が嵌合されており、このパイプ36の後端は、ケーブル前端42より後方に位置するように組み付けられている。なお、パイプ36とケーブル30の隙間には、第1実施の形態のように弾性部材56を充填してもよい。
【0030】
(作用)
本実施の形態の作用を述べる。
湾曲部19湾曲時には、挿入方向に略直交した方向に曲げ方向の力がかかる。固体撮像素子22及び回路基板29及びケーブル30前端の一部が、硬質の金属製のパイプ36で覆われており、パイプ36と内蔵物との間にわずかな隙間を確保してあるので、固体撮像素子22及び回路基板29にかかる曲げ方向の力は金属製のパイプ36により軽減され、固体撮像素子22及び回路基板29の破損を防ぐことができる。
【0031】
(効果)
以上述べた本実施の形態によれば、湾曲部19湾曲時に固体撮像素子22及び回路基板29にかかる曲げ力を、第1の実施の形態の先端構成部材27の代わりに、金属製のパイプ36が受けるため、固体撮像素子22及び回路基板29の破損を防ぐことができ、結果として第1の実施の形態と同様の効果を得られる。
【0032】
また、観察用レンズ21、固体撮像素子22、回路基板29を長手方向の長さの異なるものに組み替える場合に、同一の先端構成部材27を使用して、パイプ36のみを長さの異なるものに組み替えるのみで対応することができ、内蔵する観察用レンズ21や固体撮像素子22や回路基板29の寸法に関する柔軟性が向上する。
【0033】
(第3の実施の形態)
図8ないし図10は本発明の第3の実施の形態に係り、図8は先端部の構成を示す断面図、図9は図8のB−B断面図、図10は図8のC−C断面図である。なお、本実施の形態で述べない部位の構成は、第1の実施の形態と同様の構成である。
【0034】
(構成)
図8に示すように、先端部18の枠体である先端構成部材27には、固体撮像素子用透孔35a、ライトガイド用透孔35b、送気・送水用透孔35c等の透孔が形成されている。先端構成部材27先端には、先端カバー28が嵌合しており、先端カバー28には、先端構成部材27に形成された各透孔の位置に対応して透孔が形成されている。
固体撮像素子用透孔35aには、先端側から観察用レンズ21を固定するレンズ枠32、固体撮像素子22、回路基板29、ケーブル30が組み付けられている。
ライトガイド用透孔35bには、先端側から照明用レンズ25、ライトガイド11の先端部分が組み付けられている。
送気・送水用透孔35cには、先端部18先端面から突出するように洗浄用ノズル23が取り付けられ、後端側には、管路パイプ47を介して送気・送水チューブ48が組み付けられている。
【0035】
図9に示すように、先端構成部材27外周に形成された溝及びこの溝に連通する先端カバー28に形成された穴に、先端カバー抜け止めピン38を挿入することで、先端カバー28の先端構成部材27からの脱落が防止されている。
また、観察用レンズ21のレンズ枠32は、先端構成部材27に形成されたネジ部にビス37を締め付けることで、先端構成部材27に固定されている。ビス37は、固体撮像素子用透孔35aと送気・送水用透孔35cとの間の先端構成部材27周縁に位置している。
図8及び図10に示すように、洗浄用ノズル23外周には、図10に示す断面内で凹状の溝部39aが形成されており、この溝部39aに対応する位置に形成された先端構成部材27の穴及び先端カバーの穴を通してノズル抜け止めピン39を突き当てることにで、洗浄用ノズル23の脱落が防止されている。このノズル抜け止めピン39は、固体撮像素子用透孔35aと送気・送水用透孔35cとの間の先端構成部材27周縁に位置している。
図9及び図10を重ね合わせてみると、図9内のビス37と、図10内のノズル抜け止めピン39とは、挿入方向から見た場合に重なり合う位置つまり長手方向軸からの相対位置が略等しい位置に配されている。
【0036】
(作用)
本実施の形態の作用を述べる。
一般に先端部18の各内蔵物間の距離を小さくしていくことで、先端部18の細径化が図られる。しかし、洗浄用ノズル23と観察用レンズ21の間の距離をある限界より小さくすると、観察視野内に洗浄用ノズル23が映ってしまう現象いわゆる視野ケラレが生じてしまい、これを避けるために洗浄用ノズル23と観察用レンズ21との間にある大きさ以上の隙間を一般に確保している。つまり、視野ケラレを避けるために、固体撮像素子用透孔35aと送気・送水用透孔35cとの間には、ある大きさ以上の間隔がそもそも確保されている。
一方、先端部18には、観察用レンズ21を保持するレンズ枠32を固定するためのビス37及び洗浄用ノズル23を固定するためのノズル抜け止めピン39を配設するスペースを一般に確保する必要がある。
そこで、本実施の形態では、固体撮像素子用透孔35aと送気・送水用透孔35cとの間に確保されている先端構成部材27の肉厚部分に、ビス37及びノズル抜け止めピン39を配設した。これにより、ビス37及びノズル抜け止めピン39を配設するためのスペースを先端構成部材27に改めて確保しなくてもよい。これにより、先端部18の外径を大きくすることなく、洗浄用ノズル23や観察用レンズ21を保持するレンズ枠32といった内蔵物を固定することができる。
【0037】
(効果)
本実施の形態によれば、洗浄用ノズル23と観察用レンズ21との間にそもそも確保される先端構成部材27の肉厚部分に、長手方向にずらして観察用レンズ21を保持するレンズ枠32を固定するビス37と洗浄用ノズル23を固定するためのノズル抜け止めピン39を配設するようにしたので、先端部18の外径を大きくすることなく、先端部18の内蔵物である洗浄用ノズル23や観察用レンズ21を保持するレンズ枠32といった内蔵物を固定することができる。
【0038】
なお、先端カバー抜け止めピン38とビス37を長手方向にずらして、挿入方向から見て重なる位置にビス37、先端カバー抜け止めピン38、ノズル抜け止めピン39の3つを配してもよい。また、本実施の形態とは異なる他の内蔵物を固定するための少なくとも2つのビスやピンを設ける構成としてもよい。また、ノズル抜け止めピン39は、ビス37と同じ構造のものであってもよい。
【0039】
(第4の実施の形態)
図11ないし図12は本発明の第4の実施の形態に係り、図11は先端部を前方から見た図、図12は図11のc−c断面図である。なお、本実施の形態で述べない部位の構成は、第1の実施の形態と同様の構成である。
【0040】
(構成)
図11に示すように、先端部18には内蔵物を収納する複数の透孔が形成されており、先端部18先端面には、観察用レンズ21、照明用レンズ25、鉗子チャンネル24、洗浄用ノズル23が配設されている。照明用レンズ25は、レンズ枠26に嵌挿されて固定された複数のレンズから構成されている。
図12に示すように、略円筒状に形成されたレンズ枠26の先端側外周には、径方向に突出した鍔部43が形成されている。鍔部43は、全周に形成されているのではなく、外周の一部に形成されている。
先端構成部材27にレンズ枠26を前方より挿入すると、鍔部43が先端構成部材27と突き当たり、レンズ枠26と先端構成部材27との相対位置が決まるようになっている。これにより、照明用レンズ25と先端構成部材27との相対位置、また、照明用レンズ25と先端構成部材27の先端に取り付けられた先端カバー28との相対位置が決まるようになっている。
【0041】
(作用)
照明用レンズ25が嵌挿されたレンズ枠26を先端構成部材27に前方より挿入すると、鍔部43が先端構成部材27の前面に突き当たる。これにより、レンズ枠26と先端構成部材27との相対位置が決まる。レンズ枠26と最前端の照明用レンズ25先端面との位置、及び先端構成部材27と先端カバー28の前面との位置をそれぞれ予め決めておけば、レンズ枠26の鍔部43と先端構成部材27を突き当てることにより、最前端の照明用レンズ25先端面と先端カバー28前面との相対位置を決めることができる。通常、先端カバー28前面より僅かに前方に照明用レンズ25先端面が突出するように照明用レンズ25先端面と先端カバー28前面との相対位置は決められる。鍔部43が全周に形成されていると、鍔部43を挿入できるように、前記先端カバー28に前記鍔部43と同径の穴をあける必要がある。こうすると、先端カバー28に形成された照明用レンズ25を保持するレンズ枠26を挿入するための孔と他の内蔵物を収納するための孔との間の先端カバー28の肉厚が小さくなり、また、レンズ枠26を挿入する孔と先端カバー28側部との間の肉厚も小さくなる。すると、先端カバー28は、絶縁のために、硬質プラスチック等の金属に比べて破損しやすい材料で形成されているので肉切れを起こしたり、先端部18に衝撃が加わった際に破損し易かった。本実施の形態のように、前記レンズ枠26の鍔部43を全周でなく外周の一部のみに形成すれば、先端カバー28にあける孔も一部だけ大きくした異形孔でよく、全周に鍔部43を形成したときより先端カバー28に形成する孔の大きさは小さくてすむ。そのため、先端カバー28の各内蔵物間の肉厚を大きく確保することができ、先端部18径を大きくすることなく、先端カバー28の破損を防ぐことができる。
【0042】
(効果)
以上述べた本実施の形態によれば、先端構成部材27に突き当てて先端構成部材27に対する照明用レンズ25の位置決めをするためのレンズ枠26外周に形成された鍔部43をレンズ枠26外周の全周ではなく一部に形成したので、レンズ枠26を挿入するための先端カバー28に形成する孔を小さくすることができ、先端部18径を大きくすること無く、先端カバー28の破損を防ぐことができる。
【0043】
(第5の実施の形態)
図13は本発明の第5の実施の形態に係り、図11の矢印方向から洗浄用ノズルの開口部を拡大して見た図である。なお、本実施の形態で述べない部位の構成は、第1の実施の形態と同様の構成である。
【0044】
(構成)
図13に示すように、洗浄用ノズル23の開口部44は、屋根部45と両側の側部46からなっている。
先端カバー28の前面からの前記屋根部45の高さは、中央部付近の高さaと側部付近の高さbとでは異なっており、a<bとなっている。
【0045】
(作用)
本実施の形態の作用を述べる。
洗浄用ノズル23の開口部44の大きさは大きいほどつまりにくい。本実施の形態では、一般につまり易い部位である開口部44の側部46付近において、屋根部45の高さを高くしているのでつまりにくい。また、洗浄用ノズル23の屋根部45の中央付近を低くしたので、送水時の噴出流の流速は速いままであり、洗浄性を損ねない。
【0046】
(効果)
本実施の形態によれば、洗浄用ノズル23からの送水の流速を小さくすることなく、ノズルつまりを起こりにくくすることができる。
【0047】
(第6の実施の形態)
図14ないし図15は本発明の第6の実施の形態に係り、図14は先端構成部材と湾曲部との接続部分の構造を示す断面図、図15は図14を拡大して示した断面図である。なお、本実施の形態で述べない部位の構成は、第1の実施の形態と同様の構成である。
【0048】
(構成)
図14は、先端部18の先端構成部材27と湾曲部19の第1湾曲駒57との接続部分を拡大した断面図である。
先端構成部材27外周後部側には、前方に長く延びた第1湾曲駒57が嵌合されている。
先端構成部材27外周には穴55bが形成されており、また、この先端構成部材27の穴に対応する第1湾曲駒57の位置には孔55aが形成されており、先端構成部材27と第1湾曲駒57とを嵌合させると、穴55bと孔55aとの位置が略一致し、これらが連通するようになっている。
先端構成部材27の周部には、第1湾曲駒57の前端面が突き当てられる段差55cが形成されており、孔55aの中心は、第1湾曲駒57の前端から距離aの位置に形成され、穴55bの中心は、段差55cから距離bの位置に形成されており、このとき、a>bとなっている。つまり、孔55aと穴55bとは完全に同位置に形成されているのではなく、長手方向にずらして形成されている。◎図15に示すように、穴55bには、孔55aを挿通して湾曲部抜け止めピン55が挿入され、先端構成部材27に対して第1湾曲駒57が固定されるようになっている。
【0049】
(作用)
a>bとなっているので、孔55aを挿通して穴55bに湾曲部抜け止めピン55が挿入されると、湾曲部抜け止めピン55により第1湾曲駒57が前方へ押され、第1湾曲駒57前端面が段差55cに押し当てられる。これにより、先端構成部材27に対する第1湾曲駒のガタツキを防止できる。また、第1湾曲駒57と先端構成部材27とで湾曲部抜け止めピン55が挟み込まれるため、組立の際に湾曲部抜け止めピン55が容易には抜け落ちず組み立て易い。
【0050】
(効果)
以上述べた本実施の形態によれば、先端部18に対する湾曲部19のガタツキが防止される。また、組立時の湾曲部抜け止めピン55の脱落が防止され、組立性が向上する。
【0051】
なお、本発明は、上述の実施の形態のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
【0052】
[付記]
(付記項1)
観察対象部位に挿入する細長の挿入部と、
挿入部の先端に位置する先端部の枠体である硬質の先端構成部材と、
前記先端構成部材に組み付けられた前記観察対象部位を撮像するための固体撮像素子と、
前記先端構成部材に組み付けられた前記固体撮像素子から出力される信号を増幅する回路等を構成する電子部品を搭載した回路基板と、
前記回路基板に接続した前記回路基板から出力される信号を前記挿入部内を挿通して手元側まで伝送するケーブルと、を有する内視鏡であって、
前記固体撮像素子及び前記回路基板の周囲を覆い、前記回路基板の後端もしくは前記ケーブルの前端より挿入部長手方向後側に後端が位置するように前記先端構成部材後部に形成されたもしくは前記先端構成部材後部に取り付けられた硬質部材を具備したことを特徴とした内視鏡。
【0053】
(付記項2)
付記項1に記載の内視鏡であって、
前記硬質部材は前記先端構成部材後部に形成されたものである。
【0054】
(付記項3)
付記項2に記載の内視鏡であって、
前記先端構成部材の後端面を前記ケーブルの先端より後側に位置させた。
【0055】
(付記項4)
付記項1ないし付記項3に記載の内視鏡であって、
前記固体撮像素子、及び前記回路基板とケーブルとの接続部を軟性の保護部材で被覆した。
【0056】
(付記項5)
付記項2ないし付記項4に記載の内視鏡であって、
前記先端構成部材は前記先端部に内蔵される内蔵物を組み付けるための複数の透孔が形成され、
前記透孔のうち前記回路基板が組み付けられる孔の後端面が他の孔の後端面より後方に位置する。
【0057】
(付記項6)
付記項1ないし付記項5に記載の内視鏡であって、
前記固体撮像素子及び前記回路基板を組み付けるための前記先端構成部材に形成された透孔は前記固体撮像素子及び前記回路基板の略全周を囲むように形成されている。
【0058】
(付記項7)
付記項2ないし付記項6に記載の内視鏡であって、
前記回路基板を組み付けるための前記先端構成部材に形成された透孔の外壁の一部に、この透孔と先端構成部材の外部とを連通させる切り欠き部を形成した。(付記項8)
付記項1に記載の内視鏡であって、
前記硬質部材は、前記回路基板を組み付けるための前記先端構成部材に形成された透孔の後端に接続された、前記回路基板及び前記固体撮像素子の最大径より大きな内径のパイプであり、このパイプの後端は前記回路基板の後端より後方に位置する。
【0059】
(付記項9)
付記項5ないし付記項8に記載の内視鏡であって、
前記固体撮像素子、及び前記回路基板と前記ケーブルとの接続部を軟性の保護部材で被覆した。
【0060】
(付記項10)
付記項2ないし付記項9に記載の内視鏡であって、
前記固体撮像素子及び前記回路基板及び前記ケーブルと、前記先端構成部材との間の少なくとも一部に弾性部材を設けた。
【0061】
(付記項11)
付記項10に記載の内視鏡であって、
前記回路基板の後端部及び前記ケーブルの前端部と、前記先端構成部材との間にのみ前記弾性部材を設けた。
【0062】
(付記項12)
付記項2ないし付記項9に記載の内視鏡であって、
前記固体撮像素子及び前記回路基板及び前記ケーブルと、前記先端構成部材との間の少なくとも一部に硬化後も弾性を有する接着剤を設けた。
【0063】
(付記項13)
付記項12に記載の内視鏡であって、
前記回路基板の後端部及び前記ケーブル前端部と、前記先端構成部材との間にのみ前記接着剤を設けた。
【0064】
(付記項14)
内視鏡挿入部の先端部の枠体である先端構成部材と、
前記先端構成部材に形成された透孔に組み付けられたレンズ枠に固定された観察対象部位の像を結像するための観察レンズと、
前記レンズ枠と前記観察対象部位に固定するためのビスやピン等の固定用部材と、
前記先端構成部材に形成された透孔に組み付けられた前記観察用レンズ先端面を洗浄するための流体を噴出する洗浄用ノズルと、
前記洗浄用ノズルが前記先端構成部材から脱落することを防止するためのビスやピン等の第1の抜け止め部材と、
前記先端構成部材前面に取り付けられた先端カバーと、
前記先端カバーが前記先端構成部材から脱落することを防止するためのビスやピン等の第2の抜け止め部材と、を有する内視鏡であって、
前記固定用部材と前記第1の抜け止め部材と前記第2の抜け止め部材のうち少なくとも2つを前記先端構成部材の略同一の径方向で且つ長手方向の異なる位置に配設したことを特徴とした内視鏡。
【0065】
(付記項15)
内視鏡挿入部の先端部の枠体である先端構成部材と、
前記先端構成部材に形成された透孔に組み付けられたレンズ枠に固定された観察対象部位の像を結像するための観察レンズと、
前記レンズ枠と前記観察対象部位に固定するためのビスやピン等の固定用部材と、
前記先端構成部材に形成された透孔に組み付けられた前記観察用レンズ先端面を洗浄するための流体を噴出する洗浄用ノズルと、
前記洗浄用ノズルが前記先端構成部材から脱落することを防止するためのビスやピン等の抜け止め部材と、を有する内視鏡であって、
前記固定用部材と前記抜け止め部材を前記先端構成部材の略同一の径方向で且つ長手方向の異なる位置に配設したことを特徴とした内視鏡。
【0066】
(付記項16)
付記項14ないし付記項15に記載の内視鏡であって、
前記固定部材を前記抜け止め部材より長手方向先端側に位置させた。
【0067】
(付記項17)
付記項14ないし付記項15に記載の内視鏡であって、
前記内視鏡挿入部の挿入軸を中心として、円周方向に順に、前記観察用レンズと、前記固定部材及び前記抜け止め部材と、前記洗浄用ノズルを配置した。
【0068】
(付記項18)
付記項14ないし付記項15に記載の内視鏡であって、
前記観察用レンズと前記洗浄用ノズルの前記内視鏡挿入部の挿入軸を中心とした円周方向の略中間位置に前記固定部材及び前記抜け止め部材を配置した。
【0069】
(付記項19)
観察対象部位に挿入する細長の挿入部と、
前記挿入部の先端部を構成する枠体である先端構成部材と、
照明光を導光するための前記挿入部内を挿通するライトガイドと、
前記ライトガイドの出射端からの出射光を観察対象部位に向けて配光する照明用レンズと、
前記照明用レンズを保持するための前記先端構成部材に組み付けられる略円筒状のレンズ枠と、を有する内視鏡であって、
前記レンズ枠の外周の一部に前記先端構成部材に対する前記レンズ枠の相対的な位置決めをするための鍔状の突起を形成したことを特徴とする内視鏡。
【0070】
(付記項20)
付記項19に記載の内視鏡であって、
前記突起は、その径が前記レンズ枠の外周より大きく、その外周が前記レンズ枠と同軸の円弧である。
【0071】
(付記項14ないし付記項18に係る従来の技術)
従来の内視鏡では、例えば実公平6−42642の図2で示されるように、先端カバーの抜け止め部材、観察用レンズの固定用部材、及び洗浄用ノズルの抜け止め部材とが、内視鏡挿入軸に垂直な断面において、同一平面上に配されていた。
【0072】
(付記項14ないし付記項18に係る発明が解決しようとする課題)
従来は、実公平6−42642で示されるように、先端カバーの抜け止め部材、観察用レンズの固定用部材及び洗浄用ノズルの抜け止め部材を、内視鏡挿入軸に垂直な断面において同一平面上に配置するスペースを確保していた。内視鏡の細径化に伴い、各内蔵物を小さくし、なおかつ各内蔵物間を狭めていくと、前記の固定用部材や抜け止め部材の配置スペースを確保する目的で、内視鏡の先端外径を大きくする必要が出てきてしまった。
【0073】
付記項14ないし付記項18の目的は、各固定用部材のスペースを確保したまま、内視鏡先端部の径を細くすることである。
【0074】
(付記項14ないし付記項18に係る手段の補足)
洗浄用ノズルと観察用レンズとは、洗浄用ノズルによる視野ケラレを防ぐため、ある距離以上近づけることができず、両者の間には必ずスペースができる。このスペースに観察用レンズの固定用部材、洗浄用ノズル抜け止め部材、及び先端カバー抜け止め部材のうちの少なくとも2つを、内視鏡挿入軸方向に垂直な断面において非同一面上で、かつ内視鏡挿入軸に平行な同軸上に配することにより、円周上の別の位置に前記固定用部材及び抜け止め部材を配置するための新たなスペースを確保する必要が無くなり、内視鏡先端部の径を小さくできる。
【0075】
(付記項14ないし付記項18に係る効果の補足)
洗浄用ノズルと観察用レンズとは、視野ケラレを防ぐため、ある距離以上近づけることができず、両者の間にはスペースができる。このスペースにノズル抜け止め部材、先端カバー抜け止め部材及び観察用レンズ固定用部材のうち少なくとも2つを内視鏡挿入軸に垂直な断面において非同一平面上で、かつ内視鏡挿入軸に平行な同軸上に配することにより、前記ノズル抜け止め部材、先端カバー抜け止め部材及び観察用レンズ固定用部材を配するスペースを新たに先端構成部材に確保する必要がなく、内視鏡先端部を細径化できる。
【0076】
(付記項19及び付記項20に係る従来の技術)
従来は、照明用レンズのレンズ枠の先端側において、略全周に径方向に突出したフランジ部と呼ばれる鍔部を形成し、該鍔部を前方より先端構成部材に突き当てることにより、照明用レンズ先端面と内視鏡先端部との相対位置を決めていた。例えば、特開平10−028669では、図2の中で、先端構成部材と突き当てるために全周に渡って形成された前記レンズ枠鍔部に一部切り欠いた凹部を形成し、レンズ枠を先端構成部材から取り外す際の治具を引っかけやすくしていた。
【0077】
(付記項19及び付記項20に係る発明が解決しようとする課題)
照明用レンズを固定するパイプ状のレンズ枠の外周の全周に、前記レンズ枠の外周よりも径の大きな外径を有す鍔部を形成していたので、内視鏡先端部を構成する先端構成部材及びその先端に取り付けられる先端カバーに、前記レンズ枠を内嵌するための孔の径を前記鍔部が収まるよう、全周に渡って大きくする必要があり、そのため、他内蔵物と前記照明用レンズとの間の先端カバー肉厚が薄くなってしまい、破損しやすかった。また、前記肉厚を大きくするために、先端カバーの外径を大きくしなくてはならなかった。
【0078】
付記項19及び付記項20の目的は、内視鏡先端部の外径を大きくすることなく、先端カバーの破損を防止することである。
【0079】
(付記項19及び付記項20に係る手段の補足)
照明用レンズを固定するレンズ枠の外周上に一部だけ突出した鍔部を形成することにより、レンズ枠を挿入するための先端カバーの孔の径を前記レンズ枠の形状に合わせて、一部だけ大きくした異形孔とでき、そのため、前記先端カバー上の孔の大きさを小さくでき、先端部外径を大きくすること無く、前記照明用レンズと他内蔵物との間の先端カバー肉厚を大きくでき、前記先端カバーの破損を防止できる。
【0080】
(付記項19及び付記項20に係る効果の補足)
照明用レンズのレンズ枠の先端側に設けられた先端構成部材との位置出し用の鍔部を全周ではなく、一部にのみ形成することにより、前記レンズ枠が挿入される先端カバー上の孔は前記鍔部が挿入できるように一部にのみ太径部を持った異径孔として、前記レンズ枠が全周に渡って鍔部を有する際に必要な孔の径より小さい径とすることができる。そのため、先端カバー上で各内蔵物が挿入される孔間の距離を大きくとって肉厚を確保でき、内視鏡先端外径を大きくすることなく、先端カバーの破損を防止できる。
【0081】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、観察対象部位に挿入する細長の挿入部と、挿入部の先端に位置する先端部の枠体である硬質の先端構成部材と、前記先端構成部材に組み付けられた前記観察対象部位を撮像するための固体撮像素子と、前記先端構成部材に組み付けられた前記固体撮像素子から出力される信号を増幅する回路等を構成する電子部品を搭載した回路基板と、前記回路基板に接続した前記回路基板から出力される信号を前記挿入部内を挿通して手元側まで伝送するケーブルとを有する内視鏡であって、固体撮像素子及び前記回路基板の周囲を覆い、前記回路基板の後端もしくは前記ケーブルの前端より挿入部長手方向後側に後端が位置するように前記先端構成部材後部に形成されたもしくは前記先端構成部材後部に取り付けられた硬質部材を具備したことにより、前記固体撮像素子及び前記回路基板の周囲のみ前記硬質部材で覆い、前記先端構成部材全体が後方に延びることを抑え、先端部の硬質部分が大きくなることを抑えつつ、固体撮像素子及び回路基板の破損を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図6は本発明の第1の実施の形態に係り、図1は内視鏡装置の全体構成を示す説明図
【図2】先端部及び湾曲部前端側の構成を示す断面図
【図3】図2のA−A断面図
【図4】図3のd1−d2−d3−d4−d5断面図
【図5】図2のB−B断面図
【図6】図3のe−e断面図
【図7】本発明の第2の実施の形態に係り、先端部の構成を示す断面図
【図8】図8ないし図10は本発明の第3の実施の形態に係り、図8は先端部の構成を示す断面図
【図9】図8のB−B断面図
【図10】図8のC−C断面図
【図11】図11ないし図12は本発明の第4の実施の形態に係り、図11は先端部を前方から見た図
【図12】図11のC−C断面図
【図13】本発明の第5の実施の形態に係り、図11の矢印方向から洗浄用ノズルの開口部を拡大して見た図
【図14】図14ないし図15は本発明の第6の実施の形態に係り、図14は先端構成部材と湾曲部との接続部分の構造を示す断面図
【図15】図14を拡大して示した断面図
【符号の説明】
1…内視鏡装置
2…内視鏡
3…光源装置
4…ビデオプロセッサ
5…モニタ装置
6…VTRデッキ
7…ビデオディスク
8…ビデオプリンタ
11…ライトガイド
12…可撓管部
13…操作部
14…ユニバーサルコード
15…ライトガイドコネクタ
16…信号ケーブル
17…信号コネクタ
18…先端部
19…湾曲部
20a…鉗子挿入口
20b…送気・送水口
21…観察用レンズ
22…固体撮像素子
23…洗浄用ノズル
24…鉗子チャンネル
25…照明用レンズ
26…レンズ枠
27…先端構成部材
28…先端カバー
29…回路基板
30…ケーブル
35a…固体撮像素子用透孔
35b…ライトガイド用透孔
35c…送気・送水用透孔
35d…鉗子チャンネル用透孔
42…ケーブル前端
41a…(固体撮像素子用透孔の)後端面
41b…(ライトガイド用透孔の)後端面
41c…(送気・送水用透孔の)後端面
41d…(鉗子チャンネル用透孔の)後端面
57…第1湾曲駒
60…第1関節
101…挿入部

Claims (4)

  1. 被検体に挿入可能な挿入部と、
    前記挿入部の先端側を構成し硬質の材料で略円筒状に形成された先端構成部材と、
    前記先端構成部材に設けられ、撮像素子と前記撮像素子と電気的に接続した回路基板と前記回路基板と接続したケーブルとから成る撮像ユニットを収納する第1の孔部と、
    前記先端構成部材の基端側に配置され、前記回路基板よりも後ろ側に前記第1の孔部の開口部が設けられる第1の後端面と、
    前記先端構成部材に設けられ前記挿入部内を挿通する内蔵物を配置するための第2の孔部と、
    前記先端構成部材基端側に配置され、前記第2の孔部の開口部が設けられる前記第1の後端面に対して先端側に配置された第2の後端面と、
    を具備したことを特徴とする内視鏡。
  2. 被検体に挿入可能な挿入部と、
    前記挿入部の先端側を構成し硬質の材料で略円筒状に形成された先端構成部材と、
    前記先端構成部材に設けられ、撮像素子と前記撮像素子と電気的に接続した回路基板と前記回路基板と接続したケーブルとから成る撮像ユニットを収納する第1の孔部と、
    前記先端構成部材の基端側に配置され、前記回路基板よりも後ろ側に前記第1の孔部の開口部が設けられる第1の後端面と、
    前記先端構成部材に設けられ前記挿入部内を挿通する鉗子チャンネルを配置するための第2の孔部と、
    前記先端構成部材の基端側に配置され、前記第2の孔部の開口部が設けられる前記第1の後端面に対して先端側に配置された第2の後端面と、
    を具備したことを特徴とする内視鏡。
  3. 被検体に挿入可能な挿入部と、
    前記挿入部の先端側を構成し硬質の材料で略円筒状に形成された先端構成部材と、
    前記先端構成部材に設けられ、撮像素子と前記撮像素子と電気的に接続した回路基板と前記回路基板と接続したケーブルとから成る撮像ユニットを収納する第1の孔部と、
    前記先端構成部材の基端側に配置され、前記回路基板よりも後ろ側に前記第1の孔部の開口部が設けられる第1の後端面と、
    前記先端構成部材に設けられ前記挿入部内を挿通するライトガイドを配置するための第2の孔部と、
    前記先端構成部材の基端側に配置され、前記第2の孔部の開口部が設けられる前記第1の後端面に対して先端側に配置された第2の後端面と、
    を具備したことを特徴とする内視鏡。
  4. 被検体に挿入可能な挿入部と、
    前記挿入部の先端側を構成し硬質の材料で略円筒状に形成された先端構成部材と、
    前記先端構成部材に設けられ、撮像素子と前記撮像素子と電気的に接続した回路基板と前記回路基板と接続したケーブルとから成る撮像ユニットを収納する第1の孔部と、
    前記先端構成部材の基端側に配置され、前記回路基板よりも後ろ側に前記第1の孔部の開口部が設けられる第1の後端面と、
    前記先端構成部材に設けられ前記挿入部内を挿通する送気送水用の管路パイプを配置するための第2の孔部と、
    前記先端構成部材の基端側に配置され、前記第2の孔部の開口部が設けられる前記第1の後端面に対して先端側に配置された第2の後端面と、
    を具備したことを特徴とする内視鏡。
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