JP3813383B2 - 画像形成装置の両面装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、第1面に画像が形成された用紙を第2面に画像を形成するために両面搬送路に複数設けられている搬送ローラ等の搬送手段により再給紙する画像形成装置の両面装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、画像形成装置の作像部で第1面に画像が形成された用紙を、その第2面に画像を形成するために表裏を反転させた状態にして、再度作像系に向けて再給紙する両面装置がある(例えば特開平5−53393号公報参照)。
このような両面装置には、表裏を反転させた用紙を、それぞれ対をなす搬送ローラと搬送コロとからなる搬送手段が用紙搬送方向に間隔を置いて複数設けられた両面搬送路で一端停止させた後に、それを再給紙するようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このように用紙が両面搬送路において複数の対をなす搬送ローラと搬送コロの間に挾持された状態で停止される場合には、そのときの搬送ローラの停止タイミングによっては、用紙の後端が搬送ローラや搬送コロに微量に付着しているトナー等により汚れてしまうことがあった。
【0004】
すなわち、図11に示すように、両面搬送路71にそれぞれ対をなす搬送ローラ72,搬送コロ73と、搬送ローラ74,搬送コロ75と、搬送ローラ76,搬送コロ77とが配設されていて、第1面(表面)に画像が形成された用紙Pが、その略中間部分が搬送ローラ72と搬送コロ73とにより、後端部Prが搬送ローラ74と搬送コロ75とによりそれぞれ挾持された状態で一旦停止されるようになっているときに、用紙Pの後端部Prに汚れが生じることがあった。
【0005】
それは、搬送ローラ72が停止した後も搬送ローラ74が回転を続けているときに生じるものであり、この場合には用紙全体は搬送ローラ72が回転を停止していることにより搬送が停止されているが、搬送ローラ74は回転を続けているため、用紙Pの後端部Prは図12に示すように搬送ローラ74と搬送コロ75とのニップを抜けるまで搬送される。
【0006】
ところが、用紙Pの先端側は停止された状態にあるので、用紙Pは図示のように搬送ローラ72と搬送ローラ74との間に位置する部分が撓んだ状態になり、後端が用紙自身の持つ腰の強さにより回転している搬送ローラ74と搬送コロ75とのニップに接触した状態のままになる。
【0007】
そのため、搬送ローラ74や搬送コロ75の表面に微量でもトナー等が付着していると、その汚れが用紙Pの後端部Prに擦り付けられるようになることにより、後端部Prが汚れてしまうということがあった。
そして、この用紙の後端部の汚れは、用紙の厚さが厚いものほど汚れやすいということがあった。
【0008】
この発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、第1面に画像が形成された後に第2面に画像を形成するために再給紙される用紙の後端部が、両面搬送路に設けられている搬送手段で汚されないようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記の目的を達成するため、第1面に画像が形成された用紙を用紙搬送方向に複数の搬送手段を間隔を置いて設けた両面搬送路に受け入れた後に、その用紙を第2面に画像を形成するために上記搬送手段により再給紙する画像形成装置の両面装置において、上記複数の搬送手段のうちの2つの搬送手段に対して、上記両面搬送路に受け入れた用紙を上記2つの搬送手段の両者で共に挾持した状態で停止させる場合と、上記用紙の後端部が上記2つの搬送手段の間に位置するように停止させる場合とに選択的に制御する両面用紙停止位置制御手段を設けたものである。
【0010】
また、上記画像形成装置の両面装置において、用紙に厚紙を使用する際の厚紙モードを選択するための厚紙モード選択手段を設け、上記両面用紙停止位置制御手段は厚紙モード選択手段により厚紙モードが選択されたときに、上記両面搬送路に受け入れた用紙を後端部が上記2つの搬送手段の間に位置するように停止させる手段であるようにするとよい。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1はこの発明の基礎となる画像形成装置の搬送系と両面装置を制御系と共に示す概略構成図、図2は同じくその両面装置が装着された画像形成装置を示す全体構成図である。
【0013】
図1に示す両面装置2は、第1面(表面)に画像が形成された用紙(転写紙)Pを用紙搬送方向に複数のそれぞれ対をなす搬送手段である搬送ローラ41,搬送コロ42と、搬送ローラ43,搬送コロ44と、搬送ローラ45,搬送コロ46とを間隔を置いて設けた両面搬送路15に受け入れた後に、その用紙Pを第2面(裏面)に画像を形成するために搬送ローラ41と搬送コロ42とにより再給紙するものであり、図2に示すような画像形成装置の装置本体1内に設けられている。
【0014】
その画像形成装置は、装置本体1内に設けている光学読取系3により読み取った画像データを基にして、光書込系4が作像系5に設けられている感光体6上に潜像を形成し、その潜像を作像系5の現像装置7がトナーにより可視像とする。
なお、後述する両面画像形成時(用紙の表裏の両面に画像を形成するモード)には、光学読取系3が読み取った画像データを予め記憶部に記憶しておき、その画像データを基にして、光書込系4が感光体6上に潜像を順次形成していく。
【0015】
一方、装置本体1の下部に設けている給紙系8から用紙Pを給紙し、それを作像系5に搬送路19を通して搬送し、感光体6上の可視像を用紙P上の正確な位置に転写する。
その用紙Pは、定着装置9に搬送され、そこで可視像(トナー像)が定着され、その後で図1に仮想線で示す揺動位置にある排紙分岐爪33に案内されて直線搬送され、排紙ローラ対20により装置本体1の外部の排紙トレイ11に排出される。
【0016】
あるいは、その用紙Pを表裏反転させてから排出する反転排紙、又は裏面にも画像を形成する両面画像形成を行う場合には、排紙分岐爪33が図1に実線で示す揺動位置に揺動しているので、用紙Pは反転搬送路12から両面装置2へ向けて搬送される。
【0017】
すなわち、用紙Pを反転排紙する場合には、その用紙Pが反転搬送路12に送り込まれ、それが両面装置2の両面トレイ13に一旦搬送された後に進行方向が逆転されて、反転送り出し通路23から図1に仮想線図示の両面分岐爪28により反転排紙通路14へ案内され、表裏が反転された状態で排紙トレイ11上に排出される。
【0018】
また、両面画像形成の場合には、反転搬送路12に送り込まれた用紙Pは、同様に両面トレイ13に一旦搬送された後に進行方向が逆転されて、今度は図1に実線図示の両面分岐爪28に案内されて両面搬送路15に搬送される。そして、その用紙Pは、再び図2に示した作像系5に送り込まれ、そこで裏面に画像が形成された後に、定着装置9からストレートに搬送されて排紙トレイ11上に排出される。
【0019】
次に、両面装置2について、詳しく説明する。
両面装置2は、図1に示すようにコロ支持軸16に間隔を置いて複数のコロ17が串状に取り付けられた搬送コロ10と、複数の隣合うコロ17の間に先端部(図で右方)側が入り込むように回動付勢された反転分岐爪18と、その反転分岐爪18により搬送コロ10のコロ17に押し付けられながら搬送されてその反転分岐爪18を通過して両面トレイ13上に搬送された用紙Pを、搬送コロ10による搬送方向と逆の矢示A方向に搬送する逆転駆動ローラ21と逆転従動コロ22とからなる反転搬送手段とを備えている。
【0020】
逆転従動コロ22は、図示しないソレノイドにより図1に実線で示す退避位置と仮想線で示す給紙位置とに移動するようになっており、用紙Pを両面トレイ13上に受け入れるときには実線図示の退避位置に退避していて、その用紙Pを反転搬送(逆送)するときに仮想線図示の位置に下降する。
【0021】
また、この両面装置2は、搬送コロ10により搬送される用紙Pの後端が反転分岐爪18の先端を通過すると、その反転分岐爪18が図1で反時計回り方向に揺動する。そのため、その用紙Pが、逆転駆動ローラ21と逆転従動コロ22とにより進行方向が逆に変更されて反転搬送されると、それが反転分岐爪18により案内されて反転送り出し通路23へ搬送される。
【0022】
その反転送り出し通路23には、そこに送り込まれる用紙Pを図1で左方に搬送する両面駆動ローラ31と、その両面駆動ローラ31に圧接して従動回転する両面従動コロ32とを設けている。また、その両面駆動ローラ31の同図で左方側には、実線で示す位置と仮想線で示す位置とに揺動可能な両面分岐爪28を設けている。
【0023】
なお、この両面装置2は、両面トレイ13の部分に、互いに接近・離間可能な対の位置規制サイドフェンス29を設けており、それにより用紙Pの搬送方向に直交する紙幅方向の両側縁の位置を規制するようにしている。
また、この両面装置2は、反転分岐爪18を通る用紙を検知する検知センサ26を搬送コロ10の用紙搬送方向上流側に設けている。その検知センサ26は、例えば反射型のフォトセンサを使用する。
【0024】
搬送ローラ41,43,45は、それぞれ駆動側のローラであり、それらに従動側の搬送コロ42,44,46がそれぞれ圧接している。
その搬送ローラ41は、クラッチ55を介して駆動系に連結されていて、そのクラッチ55をオン・オフさせることにより単独で回転駆動させたり、それを停止させたりすることができるようになっている。
【0025】
また、搬送ローラ43と45は駆動が連結されており、その一方の搬送ローラ43(搬送ローラ45側であってもよい)がクラッチ56を介して駆動系に連結されている。したがって、そのクラッチ56をオン・オフさせることにより搬送ローラ43と45を同時に回転駆動させたり、それらを停止させたりすることができるようになっている。
【0026】
両面搬送路15の搬送ローラ41と43の間には、検知センサ61が配設されている。また、搬送ローラ43と45の間にも検知センサ62が配設されている。さらに、搬送路19上の対のレジストローラ35の用紙搬送方向上流側にも検知センサ63が配設されている。
なお、この検知センサ61,62及び63は、例えば反射型のフォトセンサである。
【0027】
また、この両面装置2は、両面搬送路15に受け入れた用紙Pを、その後端部Prが複数の搬送ローラ41,43,45のいずれにも接触しない位置に停止させる両面用紙停止位置制御手段として機能する制御装置50を備えている。
すなわち、その制御装置50は、両面搬送路15に搬送された用紙Pが、その後端部Prが図1に示したように、対の搬送ローラ43と搬送コロ44のニップを過ぎて搬送ローラ43や41に接触しない図示の位置で停止するように、クラッチ55,56を制御する。
【0028】
その制御装置50は、各種判断及び処理機能を有する中央処理装置(CPU)と、各処理プログラム及び固定データを格納したROMと、処理データを格納するデータメモリであるRAMと、入出力回路(I/O)とからなる図3に示すようなマイクロコンピュータ51を備えている。また、タイマ52も備えている。
【0029】
その制御装置50は、検知センサ61と62から、それらが用紙を検知した際に出力する信号をそれぞれ入力する。また、その他のセンサ類からも、各種のセンサ信号を入力する。そして、この制御装置50は、搬送ローラ41を駆動させるためのクラッチ55に対して、それを駆動させる信号を所定のタイミングで出力する。
また、搬送ローラ43を駆動させるためのクラッチ56に対しても、それを駆動させる信号を所定のタイミングで出力する。
さらに、その他の駆動系に対しても、それらを所定のタイミングで駆動させるための信号を、それぞれ出力する。
【0030】
次に、図4乃至図8をも参照して、この画像形成装置における両面画像形成について、具体例を示して詳しく説明する。
この画像形成装置では、複数枚(この例では6枚以上の場合を説明する)の用紙の第1面と第2面の両方にそれぞれ画像を形成する両面画像形成を行う場合には、図4に示すように3枚の用紙P1 ,P2 ,P3 を連続させて給紙し、それぞれ第1面(表面)に目的とする画像を作像系5で形成する。
また、4枚目の用紙P4 も給紙するが、その先端が図1に示した再給紙下ガイド板36と給紙右ガイド板37との間に位置するところで一旦停止状態にする。
【0031】
作像系5で第1面に画像が形成された3枚の用紙P1 ,P2 ,P3 は、順次両面装置2に搬送され、表裏が反転されて両面搬送路15に搬送されるが、その際に1枚目の用紙P1 は両面搬送路15内で停止されずにそのまま再給送され、作像系5で第2面(裏面)に画像が形成された後にストレート排紙で排紙トレイ11上に排出される。
そして、その1枚目の用紙P1 の後端を検知センサ63が検知したタイミングで、再給紙下ガイド板36と給紙右ガイド板37との間で待機していた4枚目の用紙P4 の給送が再開される。
【0032】
一方、両面搬送路15内に搬送された2枚目の用紙P2 は、図5に示すようにその先端が検知センサ61により検知されると、それから予め設定されている一定時間経過した後にクラッチ55(図3)により搬送ローラ41への回転力が遮断されることにより停止する。
また、3枚目の用紙P3 は、その先端が検知センサ62により検知されると、それから予め設定されている一定時間経過した後にクラッチ56(図3)により搬送ローラ43,45への回転力が遮断されることにより停止する。
【0033】
そして、第1面に画像を形成する4枚目の用紙P4 の後端を検知センサ63が検知すると、そのタイミングで両面搬送路15上で停止状態にあった2枚目の用紙P2 の給送が再開される。また、3枚目の用紙P3 は、2枚目の用紙P2 の給送再開後に給送が再開され、その先端が検知センサ61により検知されると、それから予め設定されている一定時間経過した後にクラッチ55により搬送ローラ41への回転力が遮断されることにより停止する(第6図参照)。
【0034】
このとき、5枚目の用紙P5 は、前述した4枚目の用紙P4 のときと同様に、その先端が再給紙下ガイド板36と給紙右ガイド板37との間に位置するところで一旦停止した状態にある。
第2面に画像を形成する2枚目の用紙P2 の後端を検知センサ63が検知すると、そのタイミングで再給紙下ガイド板36と給紙右ガイド板37との間で待機していた5枚目の用紙P5 の給送が再開される。
【0035】
そして、その5枚目の用紙P5 の後端を検知センサ63が検知すると、そのタイミングで両面搬送路15上で停止状態にあった3枚目の用紙P3 の給送が再開される。
次に、6枚目の用紙P6 が給紙されて再給紙下ガイド板36と給紙右ガイド板37との間で一旦停止され、第2面に画像を形成する3枚目の用紙P3 の後端を検知センサ63が検知すると、そのタイミングで再給紙下ガイド板36と給紙右ガイド板37との間で待機していた6枚目の用紙P6 の給送が再開される。
【0036】
なお、このときには、図7に示すように両面搬送路15内に既に4枚目の用紙P4 が、その先端が検知センサ61により検知されてから一定時間経過した後にクラッチ55により搬送ローラ41への回転力が遮断されることにより、図示の所定の位置に停止している。
【0037】
そして、それ以降は、6枚目の用紙P6 の後端を検知センサ63が検知すると、両面搬送路15上の4枚目の用紙P4 が給送され、以後7枚目以降の用紙P7 が同様に給紙されていく。
そして、これら2枚目以降の用紙についても、第2面に画像が形成された後は全てストレート排紙されて、排紙トレイ11上に排出されていく。
【0038】
このように、この画像形成装置では、複数枚の用紙を両面画像形成する際には上述したような動作で両面画像形成が行われていくが、その際に各用紙が図2に示した作像系5の感光体6を通過していく順を示したものが図8である。
すなわち、この画像形成装置で複数枚の用紙に両面画像形成を行うと、1枚目から3枚目の用紙P1 〜P3 が連続して感光体6に搬送されで第1面(表面)の画像形成がそれぞれ行われ、次に1枚目の用紙P1 の第2面(裏面)の画像形成が行われる。
【0039】
その後は、4枚目の用紙P4 の第1面(表面)の画像形成が行われ、次に2枚目の用紙P2 の第2面(裏面)の画像形成が行われる。
以下、次の順で画像形成が行われる。すなわち、5枚目の用紙P5 の第1面(表面)→3枚目の用紙P3 の第2面(裏面)→6枚目の用紙P6 の第1面(表面)→4枚目の用紙P4 の第2面(裏面)→7枚目の用紙P7 の第1面(表面)……。
【0040】
以上説明したように、この画像形成装置では両面画像形成を行った際に、2枚目以降の各用紙Pは両面搬送路15内で一旦停止状態になるが、その際に搬送ローラ41は2枚目以降の用紙の先端を検知センサ61が検知してから予め設定されている一定時間経過した後に停止する。
しかしながら、その用紙搬送方向下流側に位置する搬送ローラ43と45は、次の用紙の先端を検知センサ62が検知してから予め設定されている一定時間経過するまでは回転を続ける。
【0041】
したがって、このような構成の場合には、図12で説明したように、用紙の後端部が回転を続けている搬送ローラに接触した状態のまま搬送が停止されると、その回転を続けている搬送ローラの表面に微量でもトナー等が付着していた場合には、その汚れが用紙の後端部に擦り付けられることによって、その後端部が汚れやすいということがあった。
【0042】
しかしながら、この両面装置2では、上述したように、図1に示した搬送ローラ41と搬送コロ42とで用紙Pが挾持された状態で搬送が停止されたときには、その用紙Pは後端部Prが搬送ローラ43に接触しない位置で停止されるので、その後端部Prの汚れを防止することができる。
【0043】
図9はこの発明による画像形成装置の両面装置の実施の形態を示す図3と同様なブロック図であり、図3と対応する部分には同一の符号を付してある。
この実施の形態による両面装置は、用紙に厚紙を使用する際の厚紙モードを選択するための厚紙モード選択手段である厚紙モード選択キー27を設け、両面用紙停止位置制御手段として機能する制御装置50′が、厚紙モード選択キー27により厚紙モードが選択されたときに、図1で説明した両面搬送路15に受け入れた用紙Pを、その後端部Prが複数の搬送ローラ41,43,45のいずれにも接触しない位置に停止させるように制御する点が、図1で説明した両面装置2と異なる。
【0044】
そして、厚紙モード選択キー27により厚紙モードが選択されなかったときには、制御装置50′は両面搬送路15に受け入れた用紙Pを、搬送ローラ41,搬送コロ42と、搬送ローラ43,搬送コロ44(図1参照)の両者で挾持した状態で停止させるようにクラッッチ55,56の動作を制御する。
【0045】
このようにすれば、後端部が汚れやすい厚紙の用紙のときは厚紙モードを選択すれば、用紙の後端部が搬送ローラ43に接触しない位置で停止されることにより、後端部が汚れるのを防止することができる。
【0046】
また、比較的薄い用紙の場合には、厚紙モードを選択しなければ、用紙は搬送ローラ41,搬送コロ42と、搬送ローラ43,搬送コロ44の両者で挾持された状態で停止されるので、搬送ローラ41と搬送コロ42だけで用紙を挾持して停止させるようにしているときにはクラッチ55の切れが悪いと、搬送ローラ41の停止タイミングが遅れることにより用紙の停止位置がずれて搬送不良が起きてしまう恐れがあるが、この実施の形態による両面装置によれば、用紙の後端部Prを搬送ローラ43と搬送コロ44とで挾持して停止させるので、用紙の位置ずれを防止することができるため搬送不良を回避することができる。
なお、厚紙モード選択キー27は、例えば装置外部の操作パネル等に設ける。
【0047】
図10はこの発明による画像形成装置の両面装置の異なる他の実施の形態を示す図3と同様なブロック図であり、図3と対応する部分には同一の符号を付してある。
この実施の形態による両面装置は、両面搬送路15に受け入れた用紙Pの後端部Prも含む複数箇所に同時に搬送ローラ41,搬送コロ42と、搬送ローラ43,搬送コロ44を接触させた状態で、その搬送ローラ41と43を同時に停止させる制御装置50″を設けている。
すなわち、この実施の形態では、制御装置50″が搬送手段同時停止制御手段として機能する。
【0048】
この両面装置によれば、両面搬送路15において一時的に停止される用紙Pは、搬送ローラ41,搬送コロ42と、搬送ローラ43,搬送コロ44とに共に接触した状態で停止されるが、その搬送ローラ41と43は同時に停止されるようにクラッチ55,56が制御されるので、用紙Pの後端部Prに搬送ローラ43の汚れが擦り付けられるのを防止することができる。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、次に記載する効果を奏する。
請求項1の画像形成装置の両面装置によれば、両面搬送路に送り込まれた用紙は、その後端部が複数の搬送手段のいずれにも接触しない位置に停止させることができるので、その後端部が搬送手段に付着したトナー等により汚れるのを防止することができる。
【0050】
請求項2の画像形成装置の両面装置によれば、用紙に厚紙を使用するときには厚紙モード選択手段により厚紙モードを選択するだけで、両面搬送路に送り込まれた厚紙の用紙を、その後端部が2つの搬送手段の間に位置するように停止させることができるので、その後端部が汚れるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の基礎となる画像形成装置の搬送系と両面装置を制御系と共に示す概略構成図である。
【図2】同じくその両面装置が装着された画像形成装置を示す全体構成図である。
【図3】図1の制御系とその関連構成を示すブロック図である。
【図4】図2の画像形成装置で両面画像形成を行った際に4枚目の用紙まで給紙された状態を示す概略図である。
【図5】同じくその画像形成装置で1枚目の用紙が第1面に画像形成された後に第2面に画像を形成するために作像部に再給紙された状態を示す概略図である。
【図6】同じくその画像形成装置で6枚目の用紙まで給紙された状態を示す概略図である。
【図7】同じくその画像形成装置で7枚目の用紙まで給紙された状態を示す概略図である。
【図8】同じくその両面画像形成が行われていく際に各用紙が感光体を通過していく順を示した説明図である。
【図9】 この発明による画像形成装置の両面装置の実施の形態を示す図3と同様なブロック図である。
【図10】 この発明による画像形成装置の両面装置の異なる他の実施の形態を示す図3と同様なブロック図である。
【図11】両面搬送路で用紙の中間部分と後端部がそれぞれ搬送ローラと搬送コロとにより挾持されて停止される例を示す概略図である。
【図12】図11のような構成のときに用紙の後端部を挾持している搬送ローラと搬送コロとが回転しているとその用紙の後端部が汚れてしまう様子を説明するための概略図である。
【符号の説明】
2:両面装置 15:両面搬送路
27:厚紙モード選択キー(厚紙モード選択手段)
41,43,45:搬送ローラ(搬送手段)
42,44,46:搬送コロ(搬送手段)
50,50′,50″:制御装置
P:用紙

Claims (2)

  1. 第1面に画像が形成された用紙を用紙搬送方向に複数の搬送手段を間隔を置いて設けた両面搬送路に受け入れた後に、その用紙を第2面に画像を形成するために前記搬送手段により再給紙する画像形成装置の両面装置において、
    前記複数の搬送手段のうちの2つの搬送手段に対して、
    前記両面搬送路に受け入れた用紙を前記2つの搬送手段の両者で共に挾持した状態で停止させる場合と、
    前記用紙の後端部が前記2つの搬送手段の間に位置するように停止させる場合とに選択的に制御する両面用紙停止位置制御手段を設けたことを特徴とする画像形成装置の両面装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置の両面装置において、用紙に厚紙を使用する際の厚紙モードを選択するための厚紙モード選択手段を設け、前記両面用紙停止位置制御手段は前記厚紙モード選択手段により厚紙モードが選択されたときに、前記両面搬送路に受け入れた用紙を後端部が前記2つの搬送手段の間に位置するように停止させる手段であることを特徴とする画像形成装置の両面装置。
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