JP2001019253A - 用紙反転装置 - Google Patents

用紙反転装置

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JP2001019253A
JP2001019253A JP19048199A JP19048199A JP2001019253A JP 2001019253 A JP2001019253 A JP 2001019253A JP 19048199 A JP19048199 A JP 19048199A JP 19048199 A JP19048199 A JP 19048199A JP 2001019253 A JP2001019253 A JP 2001019253A
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Masami Okamoto
政己 岡本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙の端縁に突出する耳部が形成されている
タブ紙を反転搬送するときでも搬送不良が起きないよう
にする。 【解決手段】 コロ支持軸16に取り付ける複数のコロ
17の図1で一番上側に位置するものを、耳部30を搬
送方向の後端側にして搬送されるタブ紙Ptの耳部30
に対応する位置に配設すると共に、反転分岐爪18を、
耳部30を搬送コロ10のコロ17に押し付けて、その
搬送コロ10による搬送力が耳部30に与えられる位置
にする。それにより、タブ紙Ptは耳部30までが搬送
コロ10により確実に搬送されるので、反転時における
搬送不良を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、反転させる用紙
を揺動可能な反転分岐爪により搬送コロに押し付けて搬
送し、その用紙が反転分岐爪を通過した後にそれを反転
ローラ等の反転搬送手段により搬送方向を反転(逆送)
させて搬送する用紙反転装置に関し、特にタブ紙の反転
搬送に適した用紙反転装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、搬送路の分岐部分に揺動可能
に設けられた反転分岐爪により用紙の進路を切り換え
て、搬送方向を反転(逆送)させた用紙を所望の搬送路
に搬送するようにした用紙反転装置がある(例えば実開
平3−107454号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに反転分岐爪を使用した従来の用紙反転装置の場合に
は、使用する用紙の種類によっては用紙が反転分岐爪を
スムーズに通過できなくて、搬送不良になってしまう恐
れがあった。例えば、事務用の紙製のファイリングホル
ダには、図8に示すように一端縁Paから一部が突出す
る形状に耳部30が形成され、その耳部30にファイリ
ングホルダ内に保管する資料の名称等を記入できるよう
にしたタブ紙Ptを使用したものがある。
【0004】このようなタブ紙Ptに、例えば複写機に
より画像を形成する場合には、耳部30が搬送の妨げに
ならないようにするため、そのタブ紙Ptの搬送方向の
姿勢は、図9に示すように耳部30が矢示Cの搬送方向
に対して後端側になるようにセットするか、その逆の先
端側に耳部30を位置させるようにセットする必要があ
る。
【0005】そこで、一般的に行うセット姿勢として前
者の向きにタブ紙Ptをセットして画像形成を行った場
合に、図9に示したように搬送コロ10が、コロ支持軸
16に間隔を置いて複数のコロ17が串状に取り付けら
れていて、そのコロ17がタブ紙Ptの耳部30に対し
て矢示Eの幅方向にずれた位置にあるときには、コロ1
7による搬送力が耳部30に作用しないので、その耳部
30が反転分岐爪を通り抜けることができなくなって、
搬送不良が起きてしまう恐れがあった。
【0006】この発明は、上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、用紙の端縁に突出する耳部が形成されて
いるタブ紙を反転搬送するときでも搬送不良が起きない
ようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、端縁から一部が突出した耳部を有するタ
ブ紙の搬送が可能であり、コロ支持軸に間隔を置いて複
数のコロが串状に取り付けられた搬送コロと、上記複数
の隣合うコロの間に先端部側が入り込むように回動付勢
された反転分岐爪と、その反転分岐爪により上記搬送コ
ロに押し付けられながら搬送されてその反転分岐爪を通
過した用紙を上記搬送コロによる搬送方向と逆の方向に
搬送する反転搬送手段とを備え、上記搬送コロにより搬
送される用紙の後端が反転分岐爪を通過するとその反転
分岐爪が上記コロ支持軸側に揺動することにより反転搬
送手段により反転搬送される上記用紙を反転分岐爪によ
り反転送り出し通路に案内する用紙反転装置を、次のよ
うに構成する。
【0008】すなわち、用紙反転装置を、上記コロ支持
軸に取り付ける複数のコロのいずれかを、用紙としてタ
ブ紙を使用して上記耳部を搬送方向の後端側にして搬送
したときにその耳部に対応する位置になるように配設す
ると共に、上記耳部を搬送コロに押し付けてその搬送コ
ロによる搬送力がその耳部に与えられる位置に反転分岐
爪を配設して構成する。
【0009】また、上記用紙反転装置において、上記反
転分岐爪を通る用紙を検知する用紙検知手段と、タブ紙
の反転搬送を選択するタブ紙反転搬送選択手段と、その
手段によりタブ紙の反転搬送が選択されたときには上記
用紙検知手段が用紙を検知してから所定時間後に行う反
転搬送手段によるタブ紙の反転搬送の開始タイミング
を、上記耳部の部分が用紙検知手段を通過する時間以上
遅らせる反転搬送タイミング遅延手段とを設けるとよ
い。
【0010】さらに、上記用紙反転装置において、タブ
紙の反転搬送を選択するタブ紙反転搬送選択手段と、そ
の手段によりタブ紙の反転搬送が選択されてタブ紙の搬
送指示枚数が複数枚であるときには、反転搬送手段によ
るタブ紙の搬送間隔を通常のタブ紙以外を搬送するとき
の搬送間隔よりも上記耳部の搬送方向の長さの2倍以上
大きくする搬送間隔調整手段とを設けるとよい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1はこの発明による用紙反転
装置の反転分岐爪付近を示す平面図、図2は同じくその
用紙反転装置の構成を示す構成図、図3は同じくその用
紙反転装置が装着された画像形成装置を示す概略構成
図、図4は同じくその画像形成装置の搬送系の一部を示
す概略図である。
【0012】まず最初に、この発明による用紙反転装置
2を装着した画像形成装置の一例を、図3を参照して簡
単に説明する。図3に示す画像形成装置は、装置本体1
内に設けている光学読取系3により読み取った画像を基
にして、光書込系4が作像系5に設けられている感光体
6上に潜像を形成し、その潜像を作像系5の現像装置7
がトナーにより可視像とする。
【0013】一方、装置本体1の下部に設けている給送
系8から転写紙(用紙)Pを給紙し、それを作像系5に
搬送路19を通して搬送し、感光体6上の可視像を転写
紙P上の正確な位置に転写する。その転写紙Pは、定着
装置9に搬送され、そこで可視像(トナー像)が定着さ
れ、その後で図4に仮想線で示す揺動位置にある排紙分
岐爪33に案内されて直線搬送され、排紙ローラ対20
により装置本体1の外部の排紙トレイ11(図3)に排
出される。
【0014】あるいは、その転写紙Pを表裏反転させて
から排出する反転排紙、又は裏面にも画像を形成する両
面画像形成を行う場合には、排紙分岐爪33が図4に実
線で示す揺動位置に揺動しているので、転写紙Pは反転
搬送路12から用紙反転装置2へ向けて搬送される。
【0015】すなわち、転写紙Pを反転排紙する場合に
は、その転写紙Pが反転搬送路12に送り込まれ、それ
が用紙反転装置2の反転搬送トレイ13に一端搬送され
た後に進行方向が逆転されて、反転送り出し通路23か
ら反転排紙通路14を通って表裏が反転された状態で排
紙トレイ11上に排出される。
【0016】また、両面画像形成の場合には、反転搬送
路12に送り込まれた転写紙Pは、同様に反転搬送トレ
イ13に一端搬送された後に進行方向が逆転されて、今
度は両面分岐爪28に案内されて両面搬送路15に搬送
されて再び図3に示した作像系5に送り込まれ、そこで
裏面に画像が形成された後に、定着装置9からストレー
トに搬送されて排紙トレイ11上に排出される。
【0017】次に、用紙反転装置2の構成について、詳
しく説明する。用紙反転装置2は、図1に示すようにコ
ロ支持軸16に間隔を置いて複数のコロ17が串状に取
り付けられた搬送コロ10と、複数の隣合うコロ17の
間に先端部(図で右方)側が入り込むように図2で矢示A
方向に回動付勢された反転分岐爪18と、その反転分岐
爪18により搬送コロ10のコロ17に押し付けられな
がら搬送されてその反転分岐爪18を通過した転写紙
(用紙)Pを搬送コロ10による搬送方向と逆の矢示B方
向に搬送する逆転駆動ローラ21と逆転従動コロ22と
からなる反転搬送手段とを備えている。
【0018】各反転分岐爪18は、図示しないバネによ
り爪支持軸25に図2で矢示A方向に回動付勢力が与え
られているので、その各反転分岐爪18の先端側がコロ
17の間にそれぞれ“入れ子”状態に入り込むようにな
っている。そして、図2に示したように、その反転分岐
爪18の部分に転写紙Pが搬送されると、その転写紙P
は反転分岐爪18と搬送コロ10のコロ17との間に入
り込む。
【0019】それによって、その転写紙Pは、それぞれ
反転分岐爪18に作用している上述した回動付勢力によ
り、各コロ17に搬送に適した接触圧で押し付けられ
る。したがって、その各コロ17から働く搬送力により
転写紙Pが反転搬送トレイ13に向けて搬送される。な
お、逆転従動コロ22は、後述するソレノイドにより図
2に実線で示す位置と仮想線で示す位置とに移動するよ
うになっており、転写紙Pを反転搬送トレイ13上に受
け入れるときには実線図示の位置に退避していて、その
転写紙Pを反転搬送(逆送)するときに仮想線図示の位
置に下降する。
【0020】また、この用紙反転装置2は、搬送コロ1
0により搬送される転写紙Pの後端が反転分岐爪18の
先端を通過すると、その反転分岐爪18がコロ支持軸1
6側となる矢示A方向に揺動する。そのため、その転写
紙Pが、逆転駆動ローラ21と逆転従動コロ22とによ
り進行方向が逆に変更されて反転搬送されると、それが
反転分岐爪18により案内されて反転送り出し通路23
へ搬送される。
【0021】その反転送り出し通路23には、そこに送
り込まれる転写紙Pを図2で左方に搬送する両面駆動ロ
ーラ31と、その両面駆動ローラ31に圧接して従動回
転する両面従動コロ32とを設けている。また、その両
面駆動ローラ31の図2で左方側には、同図に実線で示
す位置と仮想線で示す位置とに揺動可能な両面分岐爪2
8を設けている。
【0022】なお、この用紙反転装置2は、図4に示す
ように反転搬送トレイ13の部分に、互いに接近・離間
可能な対の位置規制サイドフェンス29を設けており、
それにより転写紙Pの搬送方向に直交する紙幅方向の両
側縁の位置を規制するようにしている。
【0023】ところで、この用紙反転装置2は、図1に
示すように端縁Paから一部が突出した耳部30を有す
るタブ紙Ptの搬送も可能である。そのため、この用紙
反転装置2は、コロ支持軸16に取り付ける複数のコロ
17の図1で一番上側に位置するものを、耳部30を搬
送方向の後端側にして搬送されるタブ紙Ptの耳部30
に対応する位置に配設すると共に、反転分岐爪18を、
耳部30を搬送コロ10のコロ17に押し付けて、その
搬送コロ10による搬送力が耳部30に与えられる図示
の位置にしている。
【0024】なお、図1に示したタブ紙Ptの場合に
は、耳部30が端縁Paの同図で一番上側に形成されて
いるものを使用した場合の例を示したが、耳部30がそ
れよりも下側にずれた位置に形成されているこの例以外
のタブ紙を使用したときであっても、この用紙反転装置
2では図1に示したように、コロ支持軸16上に複数の
コロ17を取り付けていると共に、爪支持軸25上にも
各コロ17に対応してそれぞれ反転分岐爪18を各コロ
17に近接させて設けているので、同様に搬送が可能で
ある。
【0025】また、この用紙反転装置2は、図2に示す
ように反転分岐爪18を通る用紙を検知する用紙検知手
段である検知センサ26を、搬送コロ10の転写紙搬送
方向上流側に設けている。その検知センサ26は、例え
ば反射型のフォトセンサを使用する。
【0026】ところで、この用紙反転装置2は、前述し
たようにタブ紙を反転搬送することができるが、その際
にはタブ紙Ptは、図1に示したように耳部30がタブ
紙Ptの矢印Cで示す搬送方向に対して後端側になるよ
うにセットする。そして、この用紙反転装置2では、タ
ブ紙を反転搬送させるときには、そのためのモードを選
択する必要がある。すなわち、この用紙反転装置2で
は、そのために図5に示すようにタブ紙の反転搬送を選
択するタブ紙反転搬送選択手段であるタブ紙反転搬送選
択キー27を、装置外部の操作パネル等に設けている。
【0027】また、そのタブ紙反転搬送選択キー27に
よりタブ紙の反転搬送が選択されたときには、検知セン
サ26が転写紙を検知してから所定時間後に行うソレノ
イド53をオンにして逆転従動コロ22を下降させて、
逆転駆動ローラ21とによるタブ紙の反転搬送の開始タ
イミングを、タブ紙Ptの耳部30の部分(長さLの部
分)が検知センサ26を通過する時間だけ遅らせる反転
搬送タイミング遅延手段として機能する制御装置50を
設けている。
【0028】その制御装置50は、各種判断及び処理機
能を有する中央処理装置(CPU)と、各処理プログラ
ム及び固定データを格納したROMと、処理データを格
納するデータメモリであるRAMと、入出力回路(I/
O)とからなるマイクロコンピュータ51を備えてい
る。また、タイマ52も備えている。
【0029】その制御装置50は、検知センサ26か
ら、それが転写紙(タブ紙)を検知した際に出力される
信号を入力する。また、その他のセンサ類からも、各種
のセンサ信号を入力する。そして、この制御装置50
は、逆転従動コロ22を退避位置と反転搬送位置とに移
動させるソレノイド53に対して、それを駆動させる信
号を所定のタイミングで出力する。
【0030】また、両面分岐爪28を駆動させるソレノ
イド54に対しても、それを駆動させる信号を所定のタ
イミングで出力する。さらに、位置規制サイドフェンス
29の駆動系、その他の駆動系に対しても、それぞれ所
定のタイミングでそれらを駆動させる信号を出力する。
【0031】図6は図5に示したマイクロコンピュータ
51が行う反転搬送タイミング遅延処理のルーチンを示
すフロー図である。マイクロコンピュータ51は、所定
のタイミングで図6に示したルーチンをスタートさせ
る。
【0032】まず、ステップ1で、タブ紙の反転搬送が
選択されているか否かを、タブ紙反転搬送選択キー27
が押されてタブ紙の反転搬送が選択されたか否かにより
判断する。ここで、タブ紙反転搬送選択キー27が押さ
れていなければ、タブ紙以外の用紙(転写紙)を使用し
て画像を形成するときであるため、ステップ2へ進んで
通常の反転搬送タイミングを設定し、その後でメインル
ーチンにリターンする。
【0033】すなわち、図2に示したように、検知セン
サ26の検知位置から反転分岐爪18の先端までの搬送
経路に沿う距離をKとし、搬送コロ10の搬送速度をV
とし、転写紙Pの後端を検知センサ26が検知してから
その転写紙Pの後端が反転分岐爪18の先端に達するま
での時間をtとしたときに(t=K/V)、タブ紙以外
の通常の転写紙の場合の逆転駆動ローラ21と逆転従動
コロ22とによる反転搬送の開始タイミングを、検知セ
ンサ26が転写紙Pの後端を検知してから上記時間t以
上経過後の所定時間に設定する。
【0034】したがって、その反転搬送の開始タイミン
グで逆転従動コロ22が下降して、反転搬送トレイ13
上の転写紙Pが反転搬送される。なお、その転写紙Pが
搬送されて両面駆動ローラ31と両面従動コロ32との
ニップに挾持されて搬送されると、逆転従動コロ22は
元の退避位置まで上昇し、対の位置規制サイドフェンス
29も互いに離間位置に戻る。
【0035】また、ステップ1の判断で、タブ紙反転搬
送選択キー27が押されることによりタブ紙の反転搬送
が選択されていてステップ3へ進んだときには、検知セ
ンサ26が転写紙(タブ紙)の後端を検知したか否かを
判断する。そこで、検知センサ26が転写紙の後端を検
知していなければ、転写紙はまだ検知センサ26を通過
していないので、そのまま待って、その後端を検知する
とステップ4へ進む。
【0036】そこでは、図1に示したタブ紙Ptの耳部
30の長さLの部分を搬送する時間、すなわち耳部30
の長さLの部分が検知センサ26を通過するのに要する
時間以上、検知センサ26が転写紙(タブ紙)の後端を
検知してから前述した所定時間後に行う逆転駆動ローラ
21と逆転従動コロ22とによるタブ紙の反転搬送の開
始タイミングを遅らせる。
【0037】すなわち、反転搬送の開始タイミングを、
検知センサ26がタブ紙の後端を検知してから(t+L
/V)以上経過した後とする。したがって、タブ紙の場
合には、検知センサ26がタブ紙の後端を検知してから
(t+L/V)以上の時間が経過した後に逆転従動コロ
22が下降して、反転搬送トレイ13上のタブ紙が反転
搬送される。
【0038】このように、この発明による用紙反転装置
2によれば、図1に示したタブ紙Ptの耳部30が確実
に反転分岐爪18を抜けてから、そのタブ紙Ptの逆転
駆動ローラ21と逆転従動コロ22とによる反転搬送が
開始されるので、このような耳部30のあるタブ紙Pt
を反転搬送しても、搬送不良が生じない。
【0039】図7はこの発明の他の実施の形態の用紙反
転装置が有するマイクロコンピュータが行う搬送間隔調
整処理を示すフロー図である。なお、この実施の形態に
よる用紙反転装置は、マイクロコンピュータが行う制御
内容が図5で説明したマイクロコンピュータ51と異な
るだけであり、装置の構成は図1乃至図4で説明した用
紙反転装置2と同様であるため、その図示を省略し、必
要に応じて図1乃至図4に示した符号を使用して説明す
る。
【0040】この実施の形態の用紙反転装置は、前述し
た用紙反転装置2と同様にタブ紙反転搬送選択キー27
を備えている。そして、そのタブ紙反転搬送選択キー2
7によりタブ紙の反転搬送が選択されてタブ紙の搬送指
示枚数(図示しない操作パネルを使用してオペレータに
より入力される)が複数枚であるときには、逆転駆動ロ
ーラ21と逆転従動コロ22とによる搬送タイミングに
より作られるタブ紙の搬送間隔(紙間距離)を、タブ紙
以外の通常の転写紙を搬送するときの搬送間隔よりも、
図1で説明した耳部30の搬送方向の長さLの2倍以上
大きくするようにしている。そして、その制御は、図5
で説明したマイクロコンピュータ51と同様なマイクロ
コンピュータが行う。
【0041】すなわち、この実施の形態では、そのマイ
クロコンピュータが搬送間隔調整手段として機能する。
そのマイクロコンピュータは、所定のタイミングで図7
に示したルーチンをスタートさせる。まず、ステップ1
1で、タブ紙の反転搬送が選択されているか否かを判断
する。すなわち、タブ紙反転搬送選択キー27が押され
ることによりタブ紙の反転搬送が選択されているかを判
断する。
【0042】ここで、タブ紙反転搬送選択キー27が押
されていなければ(NOの判断)、タブ紙以外の転写紙
を使用して画像を形成するときであるため、ステップ1
2へ進んで通常の反転搬送間隔(先行の転写紙の後端と
後行の転写紙の先端の距離)を設定し、その後メインル
ーチンへリターンする。したがって、反転搬送時の転写
紙間の搬送間隔は通常の反転搬送間隔になる。
【0043】また、ステップ11の判断でタブ紙の反転
搬送が選択されていてステップ13へ進んだときには、
そこでタブ紙の反転指示枚数が複数枚であるか否かを、
例えば操作パネル上からオペレータが入力する画像形成
枚数で判断する。それが複数枚でなければ、後行のタブ
紙は無いので、タブ紙の搬送間隔を調整する必要はない
ので、前述したステップ12へ進む。
【0044】一方、ステップ13の判断でタブ紙の反転
指示枚数が複数枚であるときにはステップ14へ進ん
で、タブ紙の搬送間隔をステップ12で説明した通常の
搬送間隔よりも、図1で説明したタブ紙Ptの耳部30
の搬送方向の長さLの2倍以上さらに大きくする。すな
わち、タブ紙以外の転写紙を反転搬送する際に、先行の
転写紙の後端と後行の転写紙の先端の距離となる通常の
搬送間隔(紙間距離)をXとすると、ステップ14では
タブ紙間の搬送間隔をX+2L以上にする。
【0045】このように、この発明による用紙反転装置
によれば、タブ紙を複数枚反転搬送するときには、先行
のタブ紙の後端と後行のタブ紙の先端の距離となる搬送
間隔が上記の間隔(距離)に自動的に調整されるので、
先行のタブ紙の反転時に、後行のタブ紙の搬送が妨害さ
れて搬送不良を起こしてしまうのを防止することができ
る。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、次に記載する効果を奏する。請求項1の用紙反転装
置によれば、端縁から一部が突出した耳部を有するタブ
紙を使用して反転搬送しても、そのタブ紙は耳部も反転
分岐爪により搬送コロに押し付けられて、その搬送コロ
により搬送されるので、反転時における搬送不良を防止
することができる。
【0047】請求項2の用紙反転装置によれば、タブ紙
を使用して反転搬送させたときには、そのタブ紙の反転
搬送の開始タイミングを、タブ紙の耳部の部分が用紙検
知手段を通過する時間以上遅らせるので、タブ紙は耳部
までが確実に反転分岐爪を抜けてから反転搬送手段によ
り反転搬送されるため、搬送不良を防止できる。
【0048】請求項3の用紙反転装置によれば、複数枚
のタブ紙を反転搬送させたときには、先行のタブ紙の後
端と後行のタブ紙の先端との距離となる搬送間隔が、タ
ブ紙以外の通常の用紙を搬送するときの搬送間隔よりも
タブ紙の耳部の搬送方向の長さの2倍以上大きくなるよ
うに自動的に調整されるので、先行のタブ紙の反転時に
後行のタブ紙の搬送が妨害されて搬送不良を起こすのを
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による用紙反転装置の反転分岐爪付近
を示す平面図である。
【図2】同じくその用紙反転装置の構成を示す構成図で
ある。
【図3】同じくその用紙反転装置が装着された画像形成
装置を示す概略構成図である。
【図4】同じくその画像形成装置の搬送系の一部を示す
概略図である。
【図5】図2の用紙反転装置の制御系とその関連構成を
示すブロック図である。
【図6】同じくその制御系のマイクロコンピュータが行
う反転搬送タイミング遅延処理のルーチンを示すフロー
図である。
【図7】この発明の他の実施の形態の用紙反転装置が有
するマイクロコンピュータが行う搬送間隔調整処理を示
すフロー図である。
【図8】事務用のファイリングホルダに使用しているタ
ブ紙の一例を示す斜視図である。
【図9】同じくそのタブ紙を使用する場合に耳部を搬送
方向に対して後端側にした例を示す平面図である。
【符号の説明】
2:用紙反転装置 10:搬送コロ 16:コロ支持軸 17:コロ 18:反転分岐爪 21:逆転駆動ローラ(反転搬送手段) 22:逆転従動コロ(反転搬送手段) 23:反転送り出し通路 26:検知センサ(用紙検知手段) 27:タブ紙反転搬送選択キー(タブ紙反転搬送選択手
段) 30:耳部 50:制御装置 P:転写紙(用紙) Pt:タブ紙

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端縁から一部が突出した耳部を有するタ
    ブ紙の搬送が可能であり、コロ支持軸に間隔を置いて複
    数のコロが串状に取り付けられた搬送コロと、前記複数
    の隣合うコロの間に先端部側が入り込むように回動付勢
    された反転分岐爪と、該反転分岐爪により前記搬送コロ
    に押し付けられながら搬送されて該反転分岐爪を通過し
    た用紙を前記搬送コロによる搬送方向と逆の方向に搬送
    する反転搬送手段とを備え、前記搬送コロにより搬送さ
    れる用紙の後端が前記反転分岐爪を通過すると該反転分
    岐爪が前記コロ支持軸側に揺動することにより前記反転
    搬送手段により反転搬送される前記用紙を前記反転分岐
    爪により反転送り出し通路に案内する用紙反転装置にお
    いて、 前記コロ支持軸に取り付ける複数のコロのいずれかを、
    用紙として前記タブ紙を使用して前記耳部を搬送方向の
    後端側にして搬送したときに該耳部に対応する位置にな
    るように配設すると共に、前記耳部を前記搬送コロに押
    し付けて該搬送コロによる搬送力が該耳部に与えられる
    位置に前記反転分岐爪を配設したことを特徴とする用紙
    反転装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の用紙反転装置において、
    前記反転分岐爪を通る用紙を検知する用紙検知手段と、
    タブ紙の反転搬送を選択するタブ紙反転搬送選択手段
    と、該手段によりタブ紙の反転搬送が選択されたときに
    は前記用紙検知手段が用紙を検知してから所定時間後に
    行う前記反転搬送手段によるタブ紙の反転搬送の開始タ
    イミングを、前記耳部の部分が前記用紙検知手段を通過
    する時間以上遅らせる反転搬送タイミング遅延手段とを
    設けたことを特徴とする用紙反転装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の用紙反転装置において、
    タブ紙の反転搬送を選択するタブ紙反転搬送選択手段
    と、該手段によりタブ紙の反転搬送が選択されてタブ紙
    の搬送指示枚数が複数枚であるときには、前記反転搬送
    手段によるタブ紙の搬送間隔を通常のタブ紙以外を搬送
    するときの搬送間隔よりも前記耳部の搬送方向の長さの
    2倍以上大きくする搬送間隔調整手段とを設けたことを
    特徴とする用紙反転装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7293768B2 (en) 2002-09-09 2007-11-13 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming apparatus
JP2008110844A (ja) * 2006-10-31 2008-05-15 Fuji Xerox Co Ltd 用紙反転装置、用紙搬送装置及び画像処理装置
US7380788B2 (en) 2003-09-26 2008-06-03 Sharp Kabushiki Kaisha Sheet transporting device, sheet transporting method, and image recording device having the sheet transporting device
JP2010189145A (ja) * 2009-02-18 2010-09-02 Riso Kagaku Corp 画像形成装置

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