JP3788362B2 - 動画像通信プログラム、動画像通信方法及び動画像通信システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネットやLANなどのネットワークを用いて動画像を伝送する動画像通信プログラム及び動画像通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
動画像通信では、受信側で受信したい映像のサイズ、動画の品質に関わらず、同じ解像度、同じ表示色数での通信を行っていた。このため、どんな画像にも耐えるような解像度、表示色数の動画像を送らなければならない。これにより、通信トラフィックが大きくなってしまい、このトラフィックに耐えないような細い回線であればコマ落ちが発生し、なめらかな動画像を得ることができなかった。
【0003】
従来も、たとえば、特開平6−189301号公報において、このような問題を解決する提案がされている。すなわち、従来、テレビ電話のような動画を伝送する装置では、動画情報圧縮パラメータは、使用する通信路の最大伝送レートの制約によって、その値を送信側で決めて、カメラから取り込んだ映像を圧縮して受信側に送信し、受信側ではこれを伸長して表示していた。
【0004】
このとき、送られてくる動画像によっては、動画の動きのなめらかさを重視する場合と、詳細な部分まで解像度が重要な場合とあるが、これを受信側で制御することができなかったとして、受信側で、表示する動画像について、リアルタイムで表示されるデータの解像度、フレームレート等を自由に変更できるようにするように提案されている。
【0005】
つまり、送信側の装置に内蔵するデータ圧縮制御で使用する圧縮パラメータを、受信側の装置から制御することにより、受信側の操作者は自分の目的に応じ、フレームレート、解像度のトレードオフを行うことを可能としている。これにより、画像の大きさは小さくしても動画のなめらかさを重視して表示できるようにしたり、動きの表示はなめらかでなくても、画像を大きくして細部を観察することを画像を、観察する受信側端末から制御することができるとしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
テレビ電話のように、単に電話の相手の姿を見ながら、言葉では伝えられない表情、雰囲気を伝えてコミュニケーションを円滑にしようとするときは、動きの大きい画像を見るときは画面の大きさを小さくしてもよいし、動きの少ないときは大きな画面にしてもよいが、病人の遠隔診断等のように、画像の動きをよく観察する必要があるときには、条件のよくない回線においても大きな画面で、且つ、動きもなめらかに観察したい場合には従来技術では解決することはできなかった。そこで、本発明は、トラフィックを小さくし、細い回線においても、送信端末から伝送される画像の大きさを変えても、受信側端末で必要とするコマ落ちが発生しない動画像を送信端末に送信させる手段を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
図1には本発明の構成図を示す。図は動画像送信端末1および動画像受信端末2の間で動画像受信端末側から送信してほしい動画像の表示領域サイズを送信し、動画像送信端末では受信した動画像の表示領域サイズに基づいて表示色数を変換した動画像を送信する仕組みを示している。
【0008】
動画像送信端末1の構成において、10は動画像受信端末2から送信された動画像の表示領域サイズを受信し、受信した動画像の表示領域サイズを記憶する表示領域サイズ受信手段である。
11は動画像入力手段であり、送信しようとする原動画像を不図示の動画像入力装置から入力するものである。
【0009】
12は、前記入力された動画像を、表示領域サイズ受信手段10が記憶した表示領域サイズに基づいた表示色数の動画像に変換する動画像変換手段である。
13は前記変換された動画像を動画像受信端末2に送信する動画像送信手段である。
次に、動画像受信端末2の構成において、18は動画像送信端末1から送られてくる動画像を受信する動画像受信手段である。
【0010】
19は前記受信した動画像を画面に表示する動画像表示手段である。
17は前記受信した動画像の品質を判定する判定手段であり、伝送路上に送信され動画像受信端末2で受信した動画像は同じ伝送路を利用する他のデータの送受信による資源競合等によりその品質が変化することがあり、この動画像の品質を判定するものである。
【0011】
16は、利用者が前記動画像表示手段19により表示された動画像を観察して、所望の動画像を得るように動画像の表示領域サイズを変更するために動画像の表示領域サイズを入力する表示領域サイズ入力手段である。
15は表示領域サイズ設定手段であり、前記動画像品質判定手段17で判定された動画像品質に対応して変更するべき動画像の表示領域サイズ、あるいは前記動画像入力手段16により利用者が入力した表示領域サイズ、のいずれかに基づいて受信したい動画像の表示領域サイズを設定するものである。
【0012】
14は、前記表示領域サイズ設定手段15により設定された表示領域サイズを動画像送信端末1に送信する表示領域サイズ送信手段である。
前記各手段は動画像送信端末1および動画像受信端末2に記憶された動画像通信プログラムとしてこれらの端末を構成するコンピュータを動作させるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
本実施の形態においては、パーソナルコンピューター、ワークステーション等の汎用的な目的で使用される計算機上で実行するコンピュータプログラムにより実現する形態を示す。
本発明の動画像通信システムにおける動画像通信装置、すなわち、動画像送信端末、動画像受信端末は、処理装置、主記憶装置、入出力装置などから構成される計算機上で、コンピュータプログラムを実行して実現される。また、コンピュータプログラムは、フロッピーディスクやCD−ROM等の可搬型媒体やネットワーク接続された他の計算機の主記憶装置や補助記憶装置等に格納されて提供される。
【0014】
本発明のコンピュータプログラム、動画像通信プログラムは、可搬型媒体から直接計算機の主記憶装置にロードされ、または、補助記憶装置を備えた計算機においては可搬型媒体から一旦補助記憶装置にコピーまたはインストール後に、主記憶装置にロードされて実行する。また、ネットワーク接続された他の装置に格納されて提供された場合も、他の装置からネットワークを経由して受信後に、主記憶装置にロードされ、あるいは補助記憶装置を備える計算機においては補助記憶装置にコピー後に、主記憶装置にロードされて実行するものである。
【0015】
図2に本発明の動画像通信システムの実施の形態の構成図を示す。本実施の形態は、高齢者宅と高齢者の健康管理や介護の支援を行う施設をネットワークで接続した在宅介護システムを例にとって示したものである。
ここでは、独り暮らしの高齢者の介護を支援するシステムとして表示装置とカメラを組み合わせた端末を介護を支援する在宅介護支援センタ22、保健センタ23、病院・診療所24と介護される高齢者宅21の部屋に設置して、在宅の高齢者と各施設の職員とが、お互いに顔を見ながらコミュニケーションをはかり、また、各施設の職員が高齢者の健康維持に必要な相談や、診断を行うことができるようにした介護支援システムが運用されている。以下、代表施設として在宅介護支援センタ22(以下センタという)と高齢者宅21との間の動画像の送受信を例にとって説明を進める。
【0016】
図3には高齢者宅21およびセンタ22に設置されている送受信端末の構成を示す。図3(a)には送受信端末の機器構成を示し、相互に端末の前で対話する人の様子を撮影するカメラ32、受信した画像を表示するディスプレー33、および端末としての動作を制御するプログラムが実行するパソコン31からなる。また、検診測定器34は高齢者宅21の送受信端末にだけ設置されるもので、センタ22から高齢者の基本的な健康状態を検診するための測定器であり、血圧、脈拍、体温などを測定してセンタの職員に提供する。
【0017】
図3(b)には前記ディスプレー33の動画像伝送画面の構成を示す。図3(b)においてディスプレー35の画面は受信した動画像を表示するウィンドウ36と受信する動画像のカラーの品質を、表示する動画像の表示領域サイズとして選択するための操作画面37とで構成する。表示領域サイズは「小画面」、「中画面」、「大画面」で選択するが、これに対応するカラーの品質は同じ回線状態のときには、「よりきめ細かな色合い」、「ふつうの色合い」、「より大まかな色合い」に対応し、△あるいは▽で選択して、「変更」ボタンを押すことにより、送信してくる相手端末に「表示領域サイズ」情報として送信することができる。そして、選択された表示領域サイズを●印で示すようにしている。
【0018】
これにより送信側端末ではそれまで送信していた動画像の色合いを送信されてきた表示領域サイズの変更に応じて表示領域サイズが大きくなったときには色合いを落として、すなわち、動画像の表示色数を少なくし、逆に、送られてきた表示領域サイズがそれまでより小さくなったときには色合いをより細かくして送信するように制御される。このようにすることにより同じような伝送容量でも表示領域の大きさを自由に変えることができる。
【0019】
上記表示領域サイズ選択のメニューで「自動」を選ぶと、表示色数はあらかじめ定めた受信状態の閾値にしたがって、受信される動画像の受信状態に基づいて自動的に表示色数を制御できるようにしてある。すなわち、回線状態によってはトラフィックが多く、混み合ったときには受信結果のエラーレートが高くなり、なめらかな動画像が受信不可能となっている場合があり、このエラーレートを監視することでエラーが起きているときには同じ表示領域サイズのままで表示色数を減らしてエラーを少なくするように自動的に調整し、また、回線の込み具合が少なくなってきたときには余裕のある資源を活用して、よりよい色のカラー動画像を送信させるように表示色数を増加するように調整する機能を果たすようにしている。
【0020】
なお、動画像の送受信端末の構成はセンタ22も高齢者宅21も同様の機能を持つが、高齢者の健康状態監視を行うために、通常、センタ22側の操作主導で運用するようになるので以下の説明では、高齢者宅21からセンタ22に動画像を送信する。すなわち、センタ22側送受信端末は受信端末、高齢者宅21側送受信端末は送信端末と固定している。したがって、表示領域サイズ、表示色数変更操作はセンタ側で行うとして説明することとする。
【0021】
さて、本発明の実施の形態として動画像の表示色数の変更操作の機能を説明する前に、図4に示す、色数とデータ量の関係の説明図により動画像のデータ量と表示色数の関係を例により説明する。
図4は3種類のカラーと、モノクロの動画像、すなわち、「きれい」、「ふつう」、「あらい」、および「モノクロ」の4種類の動画像を例にとり色数によるデータ量の削減効果を示している。ここで、「きれい」、「ふつう」、「あらい」はそれぞれ色数としては、色と階調の組み合わせで示すと、1670万色、4096色、512色、モノクロは256階調であり、1ピクセル(画素)当りの平均ビット数はそれぞれ、24ビット、12ビット、9ビット、8ビットとなることを示している。
【0022】
画面はその解像度に対応する縦横のドット数の格子の交点のそれぞれの明るさ、色の組み合わせで構成されるが、この格子点の画素をここではピクセルと呼ぶことにする。静止画の場合、各ピクセルは光の3原色、赤(R)、緑(G)、青(B)のそれぞれの明るさを256の段階、すなわち階調で表して表現される。これを記憶するときにはR、G、B、それぞれの要素が階調数256を示すためには、各8ビット、3色合わせて、24ビットのデータ量が必要となる。
【0023】
これは、図4でカラーとモノクロの動画像の欄に「きれい」とある形式の動画像と同様の色の品質を示す。図で、明るさ情報(ルミナンス)、色情報(クロマ)は動画の場合はテレビの信号として使用されるとき、ルミナンスはY(信号)、クロマは2種あり、Cb(信号)とCr(信号)と呼ばれる3つの信号要素で表される。
【0024】
このY、Cb、Crは静止画のR、G、Bの3要素との間で1次式で変換され対応するものである。図4において、信号ビット数の欄は各信号の構成を示し、明るさは通常8ビット、256階調で表示され、ここに示した例ではすべて同じにしてあるが、階調を少なくしてデータ量を少なくすることもできる。カラーの画像の場合の色数としてはこの階調の違いも含めて数えている。
【0025】
サンプリング頻度として示したものは明るさYをサンプリングする頻度を1としたときの相対的なサンプリング回数を示しており、「きれい」の場合は3つの信号を共に同じ頻度でサンプリングしていることを示している。すなわち、サンプリングの基本周期毎に、明るさY、色情報Cb、Cr共にサンプリングしていることを示している。
【0026】
ここで、「ふつう」のカラー品質の場合は、明るさYを4回サンプリングする内の1回だけを色情報CbとCrのサンプリングを行い、色情報をサンプリングしない他の3回分は色は変化していないとして同じ値を使用することとしていることを示している。すなわち、色情報のサンプリングを間引くことによりデータ量を少なくしている。
【0027】
したがって、図のピクセル当りの平均ビット数の欄に示すビット数は、前記「ふつう」の場合は、1回のサンプリング当り明るさ情報8ビット、色情報Cbが2ビット、Crが2ビット、合計12ビットとなり図4のピクセル当りの平均ビット数として示してある。同様に「あらい」では、ピクセル当りの平均ビット数は9ビットとなる。さらに、モノクロのときは色情報がなく8ビットとなる。
【0028】
したがって、このように各カラーあるいはモノクロの動画像のデータ量を比較すると、色数によるデータ量削減の欄に示すように、それぞれ、100%、50%、37.5%、モノクロでは33%のように色数を減らしていくとデータ量の削減ができることがわかる。
色数を削減しても、見る人間の感じ方は色の変化に鈍感であることを利用して前記したような動画像のデータ量の削減が考えられている。本発明の実施の形態では、以上のような色数を削減しても実用的な動画像として認識できるという従来技術を利用して実用的なシステムを実現している。以下に、フローチャートおよび図面を参照しながら本発明の実施の形態の動作の説明を行う。
【0029】
図5には受信側表示領域サイズ、色数変更設定のフローチャートを示してある。動画像の受信端末側での表示領域サイズの変更設定についてフローチャートのステップに沿ってその動作を説明する。
受信側端末で図3(b)のディスプレー画面35のウィンドウ37を操作して利用者が送信端末に対して送信する動画像の表示領域サイズを指定することができる。ここでは、指定できる表示領域サイズは3種類で、これを指定すると送信側端末に指定した表示領域サイズが送信されるようになり、それを検出して、その表示領域サイズの変化に対応した色数に変換した動画像を受信側端末に送ってくることになる。
【0030】
また、ウィンドウ37で「自動」を選択して変更ボタンを押したときには、受信状態に応じた色数を自動的に設定して、その色数を送信側端末に送信することで画像の大きさを変えることなく自動的に色数を変更するようにできる。
直接的に表示領域サイズを指定する方法の選択はウィンドウ36で利用者が受信した動画像を見ているときに、必要な動画の表示領域サイズ、色数を指定したいときに利用するものである。
【0031】
図3(b)のウィンドウ37の変更ボタンが押されたとき起動し、ステップS51で変更ボタンが押されたときの選択が「自動」であるかを調べ、表示領域サイズを直接指定しているときにはステップS52で自動フラグをOFFとする。自動フラグは、後に説明するようにタイマにより一定間隔で起動されて色数の自動設定をする場合にONとするように設定するもので、積極的に表示領域サイズを指定するときには、この自動設定をしないように自動フラグをOFFとするように流れを制御するフラグである。
【0032】
ステップS53で画面上の操作ボタンを読み取り、ステップS54で対応した領域表示サイズとして設定し、ステップS55で設定された表示領域サイズ、色数を送信側端末に送信する。
ステップS51で「自動」が選択されたときはステップS56で自動フラグをONに設定し、以後一定時間毎にタイマで起動された自動色数設定が動作するようになる。当面色数の初期値としてステップS57で色数を「きれい」と設定して、これをステップS55で送信側端末に送信する。
【0033】
一定時間毎にタイマで起動される自動色数設定はステップS61で自動フラグがONであることを確認する。自動フラグがONでないときには自動色数設定は何もせずに終了する。
自動フラグがONのときは、別途測定してある回線のエラーレートをあらかじめ設定した閾値と比較することにより判断してエラーレートが自動的に閾値の上限と下限との間になるように送信側に動画像の色数の調整を依頼するように自動色数設定が働くようにしている。
【0034】
ステップS62ではエラーレートが上限閾値を超えているかを調べ、超えているときは、すなわち、回線の込み具合が高いと判断し、ステップS65で色数を減らして設定し、その色数をステップS55で送信するようにして調整している。
ステップS63では逆にエラーレートが下限の閾値よりも低いときにはステップS64で色数を増やすように変更して設定するようにして、その色数をステップS55で送信する。エラーレートが上下閾値の間にあるときには何もせずに終わる。
【0035】
以上、説明したように、伝送される動画像を受信側の利用者の必要に応じた表示領域サイズ、色数として送信元で動画像の表示色数を変換して送信できるようになる。
(付記1) 通信機能を備えたコンピュータに、
他の装置へ動画像を送信する送信機能と、
前記送信機能が動画像を送信している他の装置からの情報を受信する受信機能と、
前記送信機能により他の装置へ動画像の送信を行っているときに、前記受信機能が該装置から表示領域の大きさを示す情報を受信した場合、該情報が示す表示領域の大きさが現在送信中の動画像の表示領域の大きさより大きければ、該情報が示す表示領域の大きさで、かつ、現在送信している動画像より表示色数を減らした動画像を送信するように前記送信機能を制御する制御機能と、
を実現させるための動画像通信プログラム。
【0036】
(付記2) 通信機能を備えたコンピュータに、
他の装置へ動画像を送信する送信機能と、
前記送信機能が動画像を送信している他の装置からの情報を受信する受信機能と、
前記送信機能により他の装置へ動画像の送信を行っているときに、前記受信機能が該装置より表示領域の大きさを示す情報を受信した場合、該情報が示す表示領域の大きさが現在送信中の動画像の表示領域の大きさより小さければ、該情報が示す表示領域の大きさで、かつ、現在送信している動画像より表示色数を増やした動画像を送信するように前記送信機能を制御する制御機能と、
を実現させるための動画像通信プログラム。
【0037】
(付記3) 通信機能を備えたコンピュータに、
他の装置から送られてくる動画像を受信する受信機能と、
前記受信機能により受信されている動画像をリアルタイム表示する表示機能と、
前記表示機能の表示領域の大きさを変更する変更機能と、
前記変更機能により表示領域の変更が行われると、変更された表示領域の情報を、動画像を送信している他の装置へ送信するとともに、その後送られてくる他の装置からの動画像の表示色数にあわせて前記表示機能に表示させるように制御を行う制御機能と、
を実現させるための動画像通信プログラム。
【0038】
(付記4) 第1のコンピュータと、前記第1のコンピュータと通信可能な第2のコンピュータとからなり、
前記第1のコンピュータは、
前記第2のコンピュータから送られてくる動画像を受信する第1の受信機能と、
前記受信機能により受信されている動画像をリアルタイム表示する表示機能と、
前記表示機能の表示領域の大きさを変更する変更機能と、
前記変更機能により表示領域の変更が行われると、変更された表示領域の情報を、前記第2のコンピュータへ送信する第1の送信機能と、
を有し、
前記第2のコンピュータは、
第1のコンピュータへ動画像を送信する第2の送信機能と、
前記第1のコンピュータからの情報を受信する第2の受信機能と、
前記第2の送信機能により前記第1のコンピュータへの動画像の送信を行っているときに、前記第2の受信機能が前記第1のコンピュータより表示領域の大きさを示す情報を受信した場合、該情報が示す表示領域の大きさが現在送信中の動画像の表示領域の大きさより大きければ、該情報が示す表示領域の大きさで、かつ、現在送信している動画像より表示色数を減らした動画像を送信するように前記第2の送信機能を制御する制御機能と、
を備えたことを特徴とする動画像通信システム。
【0039】
(付記5) 他のコンピュータへ動画像を送信する送信機能と、
前記送信機能が動画像を送信している他の装置からの情報を受信する受信機能と、
前記送信機能により他の装置への動画像の送信を行っているときに、前記受信機能が該装置より表示領域の大きさを示す情報を受信した場合、該情報が示す表示領域の大きさが現在送信中の動画像の表示領域の大きさより大きければ、該情報が示す表示領域の大きさで、かつ、現在、送信している動画像より表示色数を減らした動画像により送信するように前記送信機能を制御する制御機能と、
を備えることを特徴とする動画像通信装置。
【0040】
(付記6) 他のコンピュータへ動画像を送信する送信機能と、
前記送信機能が動画像を送信している他の装置からの情報を受信する受信機能と、
前記送信機能により他の装置への動画像の送信を行っているときに、前記受信機能が該装置より表示領域の大きさを示す情報を受信した場合、該情報が示す表示領域の大きさが現在送信中の動画像の表示領域の大きさより小さければ、該情報が示す表示領域の大きさで、かつ、現在、送信している動画像より表示色数を増やした動画像により送信するように前記送信機能を制御する制御機能と、
を備えることを特徴とする動画像通信装置。
【0041】
(付記7) 他のコンピュータから送られてくる動画像を受信する受信機能と、
前記受信機能により受信されている動画像をリアルタイム表示する表示機能と、
前記表示機能の表示領域の大きさを変更する変更機能と、
前記変更機能により表示機能の変更が行われると、変更された表示領域の情報を、動画像を送信している他の装置へ送信するとともに、その後送られてくる他の装置からの動画像の表示色数に合わせて前記表示機能を表示させるように制御を行う制御機能と、
を備えることを特徴とする動画像通信装置。
【0042】
(付記8) 通信機能を備えたコンピュータが、
他の装置への動画像の送信を行っているときに、該装置より表示領域の大きさを示す情報を受信した場合、該情報が示す表示領域の大きさが現在送信中の動画像の表示領域の大きさより大きければ、該情報が示す表示領域の大きさで、かつ、現在、送信している動画像より表示色数を減らした動画像により送信を継続する制御を行うことを特徴とする動画像通信方法。
【0043】
(付記9) 通信機能を備えたコンピュータが、
他の装置への動画像の送信を行っているときに、該装置より表示領域の大きさを示す情報を受信した場合、該情報が示す表示領域の大きさが現在送信中の動画像の表示領域の大きさより小さければ、該情報が示す表示領域の大きさで、かつ、現在、送信している動画像より表示色数を増やした動画像により送信を継続する制御を行うことを特徴とする動画像通信方法。
【0044】
(付記10) 通信機能を備えたコンピュータが、
通信機能により受信されている動画像をリアルタイム表示する表示ステップと、
前記表示ステップによる動画像の表示領域の大きさを変更する変更ステップと、
前記変更ステップにより表示領域の変更が行われると、変更された表示領域の情報を、動画像を送信している他の装置へ送信するとともに、その後送られてくる他の装置からの動画像の表示色数にあわせて動画像の表示を継続させるステップと、
を備えることを特徴とする動画像通信方法。
【0045】
(付記11) 通信機能を備えたコンピュータが、
通信機能により受信されている動画像をリアルタイム表示する表示ステップと、
受信した動画像の品質を判定するステップと、
該判定された品質に基づき動画像の表示色数を設定する設定ステップと、
前記設定ステップにより表示色数の設定が行われると、設定された表示色数の情報を、動画像を送信している他の装置へ送信するとともに、その後送られてくる他の装置からの動画像の表示色数にあわせて動画像の表示を継続させるステップと、
を備えることを特徴とする動画像通信方法。
【0046】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、受信側で観察する動画像の状態を自動的に画質判定して、あるいは、動画像の観察者の判断により、設定して送信された表示領域サイズや表示色数に基づき送信側で表示色数を変換して動画像を送信するようにしたので、共用する伝送回線資源の状態の変化による受信側で必要とする動画像品質の低下を防止したり、受信側で必要な品質の動画像を伝送するようにできるので、限られたネットワーク資源の効率活用が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の構成図
【図2】 本発明の実施の形態の構成図
【図3】 送受信端末の構成
【図4】 色数とデータ量の関係の説明図
【図5】 受信側表示領域サイズ、色数変更設定のフローチャート
【符号の説明】
1 動画像送信端末
2 動画像受信端末
10 表示領域サイズ受信手段
11 動画像入力手段
12 動画像変換手段
13 動画像送信手段
14 表示領域サイズ送信手段
15 表示領域サイズ設定手段
16 表示領域サイズ入力手段
17 動画像品質判定手段
18 動画像受信手段
19 動画像表示手段
Claims (3)
- 動画像を送信する機能と、送信先から送信する動画像のパラメータ情報を受信する機能とを有し、動画像の送信を行っているときに、送信先から送信する動画像の表示色数を含むパラメータ情報を受信した場合、該パラメータ情報が示す表示色数に変更して動画像を送信する動画像送信装置から動画像を受信する動画像受信装置の動画像通信プログラムであって、
通信機能を備えたコンピュータに、
前記動画像送信装置から送られてくる動画像を受信する受信機能と、
前記受信機能により受信されている動画像をリアルタイム表示する表示機能と、
前記動画像を受信した回線のエラー率を測定するエラー率測定機能と、
前記測定された回線のエラー率が、あらかじめ設定された上限閾値より大きいときには動画像の表示色数を減少して設定し、あらかじめ設定された下限閾値より小さいときには動画像の表示色数を増加して設定する表示色数設定機能と、
前記設定された表示色数の情報を前記動画像送信装置へ送信する送信機能と、
を実現させるための動画像通信プログラム。 - 動画像を送信する機能と、送信先から送信する動画像のパラメータ情報を受信する機能とを有し、動画像の送信を行っているときに、送信先から送信する動画像の表示色数を含むパラメータ情報を受信した場合、該パラメータ情報が示す表示色数に変更して動画像を送信する動画像送信装置から動画像を受信する動画像通信方法であって、
通信機能を備えたコンピュータが、
前記動画像送信装置から送られてくる動画像を受信するステップと、
前記受信機能により受信されている動画像をリアルタイム表示するステップと、
前記動画像を受信した回線のエラー率を測定するステップと、
前記測定された回線のエラー率が、あらかじめ設定された上限閾値より大きいときには動画像の表示色数を減少して設定し、あらかじめ設定された下限閾値より小さいときには動画像の表示色数を増加して設定するステップと、
前記設定された表示色数の情報を前記動画像送信装置へ送信するステップと、
を備えることを特徴とする動画像通信方法。 - 第1のコンピュータと、前記第1のコンピュータと通信可能な第2のコンピュータとからなり、
前記第1のコンピュータは、
前記第2のコンピュータから送られてくる動画像を受信する第1の受信機能と、
前記受信機能により受信されている動画像をリアルタイム表示する表示機能と、
前記動画像を受信した回線のエラー率を測定するエラー率測定機能と、
前記測定された回線のエラー率が、あらかじめ設定された上限閾値より大きいときには動画像の表示色数を減少して設定し、あらかじめ設定された下限閾値より小さいときには動画像の表示色数を増加して設定する表示色数設定機能と、
前記設定された表示色数の情報を、前記動画像を送信している前記第2のコンピュータへ送信する第1の送信機能と、
を有し、
前記第2のコンピュータは、
第1のコンピュータへ動画像を送信する第2の送信機能と、
前記第1のコンピュータから動画像のパラメータ情報を受信する第2の受信機能と、
前記第2の送信機能により前記第1のコンピュータへの動画像の送信を行っているときに、前記第2の受信機能が前記第1のコンピュータから、送信する動画像の表示色数を含むパラメータ情報を受信した場合、該パラメータ情報が示す表示色数に変更して動画像を送信するように前記第2の送信機能を制御する制御機能と、
を有することを特徴とする動画像通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002032847A JP3788362B2 (ja) | 2002-02-08 | 2002-02-08 | 動画像通信プログラム、動画像通信方法及び動画像通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002032847A JP3788362B2 (ja) | 2002-02-08 | 2002-02-08 | 動画像通信プログラム、動画像通信方法及び動画像通信システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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