JP2006238017A - 遠隔監視システムおよび監視制御装置 - Google Patents

遠隔監視システムおよび監視制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006238017A
JP2006238017A JP2005049253A JP2005049253A JP2006238017A JP 2006238017 A JP2006238017 A JP 2006238017A JP 2005049253 A JP2005049253 A JP 2005049253A JP 2005049253 A JP2005049253 A JP 2005049253A JP 2006238017 A JP2006238017 A JP 2006238017A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
remote monitoring
monitoring
terminal
image data
control device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005049253A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Nihei
聡 仁平
Koji Nozato
浩司 野里
Ichiro Hamanaka
一郎 浜中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2005049253A priority Critical patent/JP2006238017A/ja
Publication of JP2006238017A publication Critical patent/JP2006238017A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)

Abstract

【課題】 遠隔監視システムにおいて、ネットワーク伝送容量の範囲内で、ある遠隔監視端末に優先的に高いフレームレートを割り当てることができるようにすること。
【解決手段】 監視カメラから送られてくる画像データをネットワークを介して接続された複数の遠隔監視端末に送る監視制御装置に、遠隔監視端末から送られてくる画像データ送信要求を受信したとき、当該画像データ送信要求を送信してきた遠隔監視端末に画像データを送信する通信手段と、監視カメラから送られてくる画像データを処理する画像データ処理手段と、複数の遠隔監視端末間の優先関係を設定可能な優先端末設定手段と、優先設定手段に設定された遠隔監視端末の優先関係に基づき、画像データのデータレートを制御するデータレート制御手段と、データレート制御手段で制御されたデータレートを基に、各遠隔監視端末に送る画像データを生成する送出データ生成手段とを、設ける。
【選択図】 図4

Description

本発明は、監視カメラが接続された監視制御装置から出力される画像データを、ネットワークを介して複数の遠隔監視端末に送信し、各遠隔監視端末において画像データのモニタを行う遠隔監視システムにかかわる技術に関する。
複数の監視カメラで撮影した画像データを、ネットワークを介して複数の遠隔監視端末のうちの任意の遠隔監視端末で、モニタ(監視)するようにした遠隔監視システムは公知である。
例えば、特開2003−259343号公報に示された従来の遠隔監視システムでは、ネットワークとして、低速帯域対応ネットワークと高速帯域対応ネットワークを有した多重帯域ネットワークを用い、通常時は、監視カメラを接続した現場監視装置で生成された監視対象の低画質画像データを、低速帯域対応ネットワークを介して映像監視端末に伝送し、監視対象の異常を検知した時は、監視カメラを接続した現場監視装置で生成された監視対象の高画質画像データを、高速帯域対応ネットワークを介して映像監視端末に伝送することにより、回線使用効率を上げるようにしている。
また、特開2003−289528号公報に示された従来の遠隔監視システムでは、監視カメラ端末は、通常は低いフレームレートの映像信号を映像監視端末に送信し、緊急性、重要性の高い映像(画像データ)をモニタしている少なくとも1つの映像監視端末からフレームレートを上げる要求が行われたときに、ネットワークの通信状態を監視している中央監視制御装置がネットワークの伝送容量から高いフレームレートでの送信が可能と判断した場合には、これを受けて映像監視端末は、フレームレートを上げる要求を監視カメラ端末に送信して、監視カメラ端末から送信される高いフレームレートの画像データを受信することにより、伝送容量の制限の範囲内で必要に応じて迅速に映像監視端末にて高いフレームレートの画像データを受信することができるようにしている。
特開2003−259343号公報 特開2003−289528号公報
大型チェーン店などでは、各店舗ごとに、監視カメラと監視制御装置とが設置されており、それらの監視制御装置は、公衆回線あるいはLAN(Local Area Network)等のネットワークにより、複数の遠隔監視端末に接続されている。ところで、複数の遠隔監視端末において、取得した監視情報(画像データ)によって、各種の階層の管理者が監視対象を監視していると、複数の管理者が同一の監視対象を選択し監視していることがある。その場合には、監視制御装置から各管理者の遠隔監視端末へは、同一のフレームレートにより画像データを送信しており、上位の管理者が監視する遠隔監視端末と、その他の管理者が監視する遠隔監視端末とが、同じフレームレートでしか監視できず、上記監視対象を監視するのに最も重要な管理者に、充分な品質の画像データを提供することができなかった。さらに、別の管理者が追加で上記監視対象に(上記監視対象を監視カメラで監視している監視制御装置に)接続してきたりすると、別の管理者が監視するためのフレームレートをさらに割り当てるために、一番上位の管理者が監視する遠隔監視端末へのフレームレートはさらに低くなってしまうという問題があった。
本発明は、ネットワーク伝送容量の範囲内で、ある遠隔監視端末に優先的に高いフレームレートを割り当てることができる、遠隔監視システムおよび同システムで使用される監視制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、監視カメラから送られてくる画像データをネットワークを介して接続された複数の遠隔監視端末に送る監視制御装置に、
遠隔監視端末から送られてくる画像データ送信要求を受信したとき、当該画像データ送信要求を送信してきた遠隔監視端末に画像データを送信する通信手段と、
監視カメラから送られてくる画像データを処理する画像データ処理手段と、
複数の遠隔監視端末間の優先関係を設定可能な優先端末設定手段と、
優先設定手段に設定された遠隔監視端末の優先関係に基づき、画像データのデータレートを制御するデータレート制御手段と、
データレート制御手段で制御されたデータレートを基に、各遠隔監視端末に送る画像データを生成する送出データ生成手段とを、
設ける。
複数の監視カメラが接続された監視制御装置からネットワークを介して複数の遠隔監視端末に監視情報を送る遠隔監視システムにおいて、監視制御装置に接続する遠隔監視端末の数が多いほど、遠隔監視端末でモニタできる映像信号のフレームレートは一般に低くなるが、本発明によれば、ある特定の遠隔監視端末を優先して高いフレームレートを配分することにより、監視制御装置に接続する遠隔監視端末の数によらず、優先された特定の遠隔監視端末では、常に最適なフレームレートで監視することが出来る。
以下に、本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。図1〜図7は、本発明の一実施形態(以下、本実施形態と記す)による遠隔監視システムに係り、図1は、本実施形態の遠隔監視システムの概要を示す構成図、図2は、図1の遠隔監視システム中の監視制御装置の構成を示すブロック図、図3は、図1の遠隔監視システム中の遠隔監視端末の構成を示すブロック図、図4は、図2の監視制御装置中の画像送出制御部の構成を示すブロック図、図5は、本実施形態の遠隔監視システムにおいて、監視制御装置から遠隔監視端末へ送出される画像データのフレームレートの例を示す説明図、図6は、本実施形態の遠隔監視システムにおける、監視制御装置と遠隔監視端末の状態遷移を示す説明図、図7は、本実施形態の遠隔監視システムにおいて、監視制御装置から遠隔監視端末へ送出される画像データの時間軸に沿った配列の例を示す説明図である。
図1において、1は監視制御装置、2は監視制御装置1に接続された監視カメラであり、それぞれの監視カメラ2にはID番号が付されており、1台の監視制御装置1には1台以上の監視カメラ2が接続されている。3は遠隔監視端末、4はLANや公衆回線を含むネットワークであり、複数の監視制御装置1は、複数の遠隔監視端末3とネットワーク4を介して接続されている。
監視制御装置1は、複数の監視カメラ2で撮影して得た画像データを、定められた手順に従ってネットワーク4に送出する。各々の遠隔監視端末3は、ネットワーク4を通じていずれかの監視制御装置1からの画像データを受信し、遠隔監視端末3に備えられたモニタ上に各々の監視カメラ2の画像データ(映像)を表示する。また、各々の監視制御装置1では、映像信号(画像データ)の毎秒あたりの伝送フレーム数を規定する伝送速度(フレームレート)を算出する元となる情報が設定されており、その情報は監視制御装置1に保存されている。1台あるいは複数台の遠隔監視端末3から、ある1台の監視制御装置1に接続要求があると、当該監視制御装置1から1台あるいは複数台の遠隔監視端末3へ画像データを送信するが、その画像データとその他の制御信号等の情報量の合計は、ある監視制御装置1が許容されている伝送容量の範囲内に入るように、フレームレートが制御される。
図2は、監視制御装置1の構成を示したブロック図であり、同図において、201は画像圧縮部、202は画像送出制御部、203は通信部、204は動き検出部、205は接続管理部である。
監視制御装置1は、監視カメラ2で撮影した映像信号をディジタルデータに変換し、変換されたディジタルデータは画像圧縮部201で圧縮符号化されて、画像送出制御部202に入力される。画像送出制御部202においては、遠隔監視端末3毎に送信する画像データ(映像信号)のフレームレートが所定の値に設定された後、ネットワーク4の接続条件に適合させる通信部203を介して、画像データはネットワーク4に送信される。画像送出制御部202は、 動き検出部204からの動き検出情報と、通信部203から送られてくる制御信号から接続管理部205により取り出された監視端末接続情報とにより、各遠隔監視端末3へ送る画像データのフレームレートの制御を行う。
なお、接続管理部205から出力される監視端末接続情報は、遠隔監視端末3からネットワーク4経由で監視制御端末1で受信したデータから、通信部203で自分宛の情報のみを切り出すことにより得られた制御信号を、接続管理部205に入力することにより得られ、監視制御装置1と遠隔監視端末3間の接続/切断情報と、遠隔監視端末3が監視制御装置1と接続された時と切断された時、遠隔監視端末3を識別する情報(例えば、IP(Internet Protocol)アドレス)を含む。この監視端末接続情報は、現在どの遠隔監視端末3が監視制御装置1に接続中なのかを管理するために使用し、この情報により、伝送容量を超えない範囲で、各々の遠隔監視端末3へ画像データを送信するフレームレートを決定する。
動き検出部204からの動き検出情報は、監視制御装置1に接続されている監視カメラ2のうちで、動き検出した監視カメラ2のカメラIDの情報と、動き検出したのか動き検出が終了したのかを示す情報である。この動き検出情報は、映像に動きのあった監視カメラ2による画像データのフレームレートを高くするために使用するものである。なお、動き検出情報に代替して、または、動き検出情報と併用して、監視カメラ2と対応付けて設けられた状態変化検出センサ(例えば、ドアなどの開閉を検出するセンサや、静かな場所に置かれた音検出センサや、赤外線による人体検出センサなど)または人が操作することで作動する手動スイッチを設けて、監視制御装置1の図示せぬセンサ/スイッチ信号受付手段が、状態変化信号または手動操作信号を受け付けた場合には、状態変化検出センサまたは手動スイッチと対応付けられた監視カメラ2による画像データのフレームレートを高くするようにしてもよい。
図3は、遠隔監視端末3の構成を示したブロック図であり、同図において、301は通信部、302は制御部、303は画像伸張部、304はモニタである。
監視制御装置1から遠隔監視端末3へ送られた画像データは、ネットワーク4から通信部301で分離して取り出され、画像伸張部303で所定のフレームの映像信号に再生され、モニタ304の画面上に表示される。制御部302では、監視制御装置1に対して画像データ送信要求の信号を出したり、監視制御装置1からの応答信号を処理し、遠隔監視端末3の状態の管理などを行う。さらに、監視制御装置1から送られてくる画像データ信号を出力するにあたり、表示位置の制御などを行う。
図4は、図2中の画像送出制御部202の構成を詳細に示したブロック図である。画像送出制御部202は、当該監視制御装置1に接続された全ての遠隔監視端末3に送る画像データのフレームレートを優先状況に応じて設定する。ここでは、1例として遠隔監視端末3が4台接続された状態のブロック図を示している。
図4において、401は要求信号処理部、402はフレームレート制御部、403は送出データ生成部、404…はそれぞれ4つの遠隔監視端末3(遠隔監視端末「A」〜「D」)用の画像データ送出部、405はデータ送出処理部、406は優先端末判定部、407は優先端末設定部、408はメモリである。
図2の画像圧縮部201から出力される画像データは、送出データ生成部403に入力される。一方、遠隔監視端末3からの画像データ送信要求の信号である画像要求信号と、監視制御装置1内部の信号である動き検出信号が、要求信号処理部401に入力される。遠隔監視端末3から送られてくる画像要求信号には、自己を示す情報(例えば、遠隔監視端末3のIPアドレス)が含まれており、監視制御装置1はこの情報を読み取ることにより、画像要求をしている遠隔監視端末3を特定する(なお、画像要求信号には、どの監視カメラ2の画像データを要求しているのかを示すカメラIDの情報も含まれている)。要求信号処理部401ではこれら2つの信号を処理し、当該監視制御装置1からどの遠隔監視端末3へ、どのカメラIDの映像を送出するかを決定し、その情報はフレームレート制御部402へ入力される。
一方、優先端末設定部407では、 優先して画像データを送出する(優先した高いフレームレートで画像データを送出する)遠隔監視端末(以下、優先端末と呼ぶ)の設定をすることが出来るように、例えば、図示せぬGUI(Graphical User Interface)画面と入力釦を設けておき、これらを用いて優先端末の設定をしたとき、優先端末判定部406からフレームレート制御部402へ、どの遠隔監視端末3が優先端末となったかが通知される。なお、優先端末の設定情報はメモリ408に保存され、必要に応じ読み出すことができる。
フレームレート制御部402では、優先端末判定部406から送られてくる情報を元に、各々の遠隔監視端末3ごとに管理しているフレームレートを演算して書き換える。そのフレームレートに基づき、フレームレート制御部402から送出データ生成部403へ、画像データの生成が要求される。そして、その要求にしたがって、送出データ生成部403において画像データが生成され、生成された画像データは、当該遠隔監視端末用の画像データ送出部404に入力される。当該遠隔監視端末用の画像データ送出部404に入力された画像データは、送出先の遠隔監視端末3の情報が付加された後、画像データ送出部404に設けられた図示しないFIFOメモリに格納される。データ送出処理部405では、画像データ送出部404のFIFOメモリにバッファリングされている送出データを取り出し、送出処理してネットワーク4へ送出する。
図5は、監視制御装置1から各遠隔監視端末3へ送出する画像データのフレームレートの管理テーブルの例を示す図であり、ここでの例は、監視制御装置1に対して遠隔監視端末3が4台接続されている場合(遠隔監視端末「A」〜「D」が接続されている場合)の運用例である。
図5中のWは、監視制御装置1がネットワーク4に送出を許容されている最大のフレームレートである。監視制御装置1に対して優先端末が1台も設定されていない場合は、各々の遠隔監視端末3に対して均等にフレームレートが割り当てられる。すなわち、ここでは、4台の遠隔監視端末3(遠隔監視端末「A」〜「D」)にそれぞれフレームレートとしてW/4が割り当てられる。これに対して、例えば、優先端末として監視端末「B」3が設定されると、監視制御装置1から遠隔監視端末「B」3へ送出する画像データのフレームレートが、監視制御装置1から遠隔監視端末「B」3を除く他の遠隔監視端末3へ送出する画像データのフレームレートよりも、3倍高いフレームレートとなるように、4台の各遠隔監視端末3に対してフレームレートが割り当てられる。すなわち、ここでは、優先端末である遠隔監視端末「B」にはフレームレートとして、W/2が優先的に割り当てられ、優先端末ではない他の遠隔監視端末「A」、「C」、「D」にはフレームレートとして、W/2の1/3であるW/6が割り当てられる。
なお、ここでは4台の遠隔監視端末3のうち1台を優先端末とした場合について説明したが、複数台を優先端末として設定することも考えられる。また、優先端末の優先度合いについても、優先/非優先だけの設定に限らず、複数段階の優先順位での優先度合いを設定することも考えられる。これらの場合のフレームレートの割り当ては、複数台の優先端末、あるいは、優先順位の高いものほど、優先端末ではない他の遠隔監視端末よりも高いフレームレートとなるようにされるのは言うまでもない。
ところで、1台の監視制御装置1に対して多数台の遠隔監視端末3が接続されると、これらの多数台の遠隔監視端末3のうちの1台だけが優先端末である場合であっても、優先端末ではない他の遠隔監視端末に割り当てられるフレームレートは、監視制御装置1に接続される遠隔監視端末3の台数が増えれば増えるほど、極端に低くなっていく。そこで、本実施形態の監視制御装置1では、監視制御装置1に接続可能な遠隔監視端末3の台数を制限する機能をもっており、監視制御装置1の例えば接続管理部205は、監視制御装置1に現在接続されている遠隔監視端末3の台数が、あらかじめ定めた所定台数に達すると、それ以上の他の遠隔監視端末3からのさらなる接続要求があった場合には、これを受け付けず(接続要求を拒否して)、さらなる接続要求をしてきた遠隔監視端末3に対して、現在の接続台数が多いので接続できない旨の返信を行うようになっている。
上述の例では、フレームレート制御部402による、送出を許容されている最大のフレームレートWに対する、優先端末/非優先端末の台数に基づくフレームレートの割り当ての手法について説明した。このフレームレートの割り当てについては、この他に、待ち時間について優先を与えて、結果的に優先端末に割り当てるフレームレートを高くする手法も考えられる。図4に示したフレームレート制御部402には、待ち時間を制御する機能が備えられており、以下この機能について説明する。
監視制御装置1には、当該監視制御装置1に接続されている各遠隔監視端末3に対して、それぞれ待ち時間が設定されており、遠隔監視端末3から監視制御装置1へ画像データの送信要求があってから、設定されている待ち時間だけ遅延させた後、フレームレート制御部402は、送出データ生成部403に遠隔監視端末3へ送出する画像データの生成を要求する。送出データ生成部403では、要求があったタイミングで、要求のあったカメラIDの監視カメラ2による画像データを生成した後(送出用の画像データを生成した後)、これを該当する遠隔監視端末3用の画像データ送出部404に入力する。ここで、画像データ要求元の遠隔監視端末3が優先端末であれば、その他の遠隔監視端末3よりも待ち時間が少なくなるように設定しておけば、優先端末の遠隔監視端末3に対しては、その他の遠隔監視端末3よりも、画像要求信号が届いてから少ない遅延量で画像データが生成される。送出データ生成部403で生成された画像データは、各々の遠隔監視端末3に対応した画像データ送出部404…から、各々の画像データがデータ送出処理部405に入力される。データ送出処理部405では、画像データに各々の遠隔監視端末3の識別子を付加した後、ネットワーク4へ映像データを送出する。このような手法をとっても、優先端末として設定された遠隔監視端末3には、優先端末ではない遠隔監視端末3よりも、少ない待ち時間で画像データが送出されるため、優先端末として設定された遠隔監視端末3には、その他の優先端末よりも、高いフレームレートで画像データが送出されることとなる。
図6は、任意の監視制御装置1を経由して、任意の1つの遠隔監視端末3において、遠隔監視をしているときの状態遷移図を示したものである。遠隔監視を行う際、遠隔監視端末3は、監視制御装置1に対して画像要求(画像データの送信要求)601を行う。画像要求を出した遠隔監視端末3は応答待ち状態602となり、この状態の時は次の画像要求601を行わない。画像要求601を受けた監視制御装置1は、その画像要求601が当該監視制御装置宛かを判断し、当該監視制御装置宛であれば、要求を受けてから設定された待ち時間603の期間を置いた後、要求を出した遠隔監視端末3に対して画像データ604の送出を行う。画像データ604を受けた遠隔監視端末3は、画像データ604が当該遠隔監視端末宛てかを判断し、当該遠隔監視端末宛てであれば、 遠隔監視端末3の状態を応答待ち602から応答完了605に変更し、画像データ604の表示処理を行う。遠隔監視端末3の状態が応答完了605となった後、遠隔監視端末3は、次の画像要求601を出力することが出来る。先に述べた待ち時間603は、画像要求601を出した遠隔監視端末3が監視制御装置1に設定されている優先端末のとき、優先端末以外の待ち時間603よりも小さな値が設定されている。このような操作をすることにより、画像要求を出した遠隔監視端末3が優先端末の時は、他の優先端末でない遠隔監視端末3よりも待ち時間が少なくなり、高いフレームレートで画像データを監視することが出来る。
次に、監視カメラ2の監視対象が通常動きの少ない場合などを想定し、動きを検出した監視カメラ2の映像を優先する手法について、1例としてある監視制御装置1に監視カメラ2が4台接続されている場合を例にとって説明する。
監視制御装置1の動き検出部204から出力される動き検出信号は、動き検出したカメラIDの情報と動き検出の開始あるいは動き検出終了の情報を含む。動き検出信号は、ある監視制御装置1に接続されているある監視カメラ2の映像(画像データ)に動きが検出されたときに、これが要求信号処理部401入力され、要求信号処理部401では、その情報により、送出する全画像データのうちの、動き検出したカメラIDの監視カメラ2による画像データの比率を、上げるように制御する。
図7の(A)は、動き検出のない場合における、非優先端末に対するカメラIDごとの画像データ送出の時系列配置を示し、図7の(B)は、カメラID=1が動き検出した場合における、非優先端末に対するカメラIDごとの画像データ送出の時系列配置を示し、図7(C)は、カメラID=1が動き検出した場合における、優先端末に対するカメラIDごとの画像データ送出の時系列配置を示している。
動き検出のない場合は、図7の(A)に示すように、カメラID=1〜4の各画像データに対して均等の比率で送出指令がなされているが、カメラID=1の監視カメラの映像で動き検出があった場合には、図7の(B)に示すように、カメラID=1の監視カメラによる画像データの比率(送出頻度)を上げるようにしている。すなわち、カメラID=1の監視カメラによる画像データのフレームレートが高くなるようにしている。
上記の場合、動き検出したカメラID(ここではカメラID=1)の監視カメラによる画像データのフレームレートは高くなるが、その他のカメラIDの監視カメラによる画像データのフレームレートが低くなってしまう。そこで、その他のカメラIDについても、フレームレートを落としたくない遠隔監視端末に対しては、監視制御装置1に優先端末として設定する。図7の(C)は、優先端末へのフレームレートが非優先端末へのフレームレートに対して2倍の重み付けがされている場合で、かつ、カメラID=1が動き検出した場合における、優先端末に対するカメラIDごとの画像データ送出の時系列配置を示している。図7の(C)から明らかなように、図7の(A)のフレームレートに対して、図7の(C)の動き検出の無いカメラID(=2〜4)のフレームレートが、同等以上を確保されることが分かる。
なお、前記した状態変化検出センサまたは手動スイッチからの状態変化信号または手動操作信号を受け付けた場合にも、上記の動き検出した場合の処理と同様の処理を行うことで、同様のフレームレートの適応的な可変制御を行うことができる。
本発明の一実施形態に係る遠隔監視システムの概要を示す構成図である。 図1の遠隔監視システム中の監視制御装置の構成を示すブロック図である。 図1の遠隔監視システム中の遠隔監視端末の構成を示すブロック図である。 図2の監視制御装置中の画像送出制御部の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る遠隔監視システムにおいて、監視制御装置から遠隔監視端末へ送出される画像データのフレームレートの例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る遠隔監視システムにおける、監視制御装置と遠隔監視端末の状態遷移を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る遠隔監視システムにおいて、監視制御装置から遠隔監視端末へ送出される画像データの時間軸に沿った配列の例を示す説明図である。
符号の説明
1 監視制御装置
2 監視カメラ
3 遠隔監視端末
4 ネットワーク
201 画像圧縮部
202 画像送出制御部
203 通信部
204 動き検出部
205 接続管理部
301 通信部
302 制御部
303 画像伸張部
304 モニタ
401 要求信号処理部
402 フレームレート制御部
403 送出データ生成部
404 画像データ送出部
405 データ送出処理部
406 優先端末判定部
407 優先端末設定部
408 メモリ

Claims (10)

  1. 監視カメラが接続された監視制御装置と複数の遠隔監視端末とがネットワークにより接続され、前記監視制御装置が、前記遠隔監視端末からの画像データ送信要求を受けて、画像データ送信要求をしてきた前記遠隔監視端末に対して、前記ネットワークを介して画像データの送信を行う遠隔監視システムにおいて、
    前記監視制御装置は、前記遠隔監視端末間の優先関係を設定可能な優先端末設定手段と、前記優先端末設定手段に設定された前記優先関係に基づいて複数の前記遠隔監視端末に対するデータ送信を制御する制御手段とを、有することを特徴とする遠隔監視システム。
  2. 請求項1に記載の遠隔監視システムにおいて、
    前記監視制御装置の前記制御手段は、前記優先関係に応じて、前記遠隔監視端末に送信する画像データのデータレートを変え、優先端末として設定された前記遠隔監視端末に送信する画像データのデータレートを、優先端末として設定されていない前記遠隔監視端末に送信する画像データのデータレートよりも、高くすることを特徴とする遠隔監視システム。
  3. 請求項2に記載の遠隔監視システムにおいて、
    前記監視制御手段は、前記監視カメラから送られてくる画像の動きを検出する動き検出手段を有し、前記監視制御装置の前記制御手段は、動きを検出した前記監視カメラによる画像データのデータレートを高くすることを特徴とする遠隔監視システム。
  4. 請求項2に記載の遠隔監視システムにおいて、
    前記監視制御手段は、前記監視カメラに対応付けて設けられた状態変化検出センサまたは手動スイッチからの信号を受け付ける受付手段を有し、前記監視制御装置の前記制御手段は、前記受付手段が状態変化信号または手動操作信号を受け付けた場合には、前記状態変化検出センサまたは前記手動スイッチと対応付けられた前記監視カメラによる画像データのデータレートを高くすることを特徴とする遠隔監視システム。
  5. 請求項2に記載の遠隔監視システムにおいて、
    前記監視制御装置は、当該監視制御装置にネットワークを介して接続される前記遠隔監視端末の数が所定数に達すると、それ以上の前記遠隔監視端末からの接続要求を拒否することを特徴とする遠隔監視システム。
  6. 監視カメラで撮影した画像データを、ネットワークを介して複数の遠隔監視端末に送信する監視制御装置において、
    前記遠隔監視端末間の優先関係を設定可能な優先端末設定手段と、前記優先端末設定手段に設定された優先関係に基づいて複数の前記遠隔監視端末に対するデータ送信を制御する制御手段とを、有することを特徴とする監視制御装置。
  7. 請求項6に記載の監視制御装置において、
    前記制御手段は、前記優先関係に応じて、前記遠隔監視端末に送信する画像データのデータレートを変え、優先端末として設定された前記遠隔監視端末に送信する画像データのデータレートを、優先端末として設定されていない前記遠隔監視端末に送信する画像データのデータレートよりも、高くすることを特徴とする監視制御装置。
  8. 請求項7に記載の監視制御装置において、
    前記監視カメラから送られてくる画像の動きを検出する動き検出手段を有し、前記制御手段は、動きを検出した前記監視カメラによる画像データのデータレートを高くすることを特徴とする監視制御装置。
  9. 請求項7に記載の監視制御装置において、
    前記監視カメラに対応付けて設けられた状態変化検出センサまたは手動スイッチからの信号を受け付ける受付手段を有し、前記制御手段は、前記受付手段が状態変化信号または手動操作信号を受け付けた場合には、前記状態変化検出センサまたは前記手動スイッチと対応付けられた前記監視カメラによる画像データのデータレートを高くすることを特徴とする監視制御装置。
  10. 請求項7に記載の監視制御装置において、
    ネットワークを介して接続される前記遠隔監視端末の数が所定数に達すると、それ以上の前記遠隔監視端末からの接続要求を拒否することを特徴とする監視制御装置。
JP2005049253A 2005-02-24 2005-02-24 遠隔監視システムおよび監視制御装置 Pending JP2006238017A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005049253A JP2006238017A (ja) 2005-02-24 2005-02-24 遠隔監視システムおよび監視制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005049253A JP2006238017A (ja) 2005-02-24 2005-02-24 遠隔監視システムおよび監視制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006238017A true JP2006238017A (ja) 2006-09-07

Family

ID=37045192

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005049253A Pending JP2006238017A (ja) 2005-02-24 2005-02-24 遠隔監視システムおよび監視制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006238017A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008147997A (ja) * 2006-12-11 2008-06-26 Fujifilm Corp 撮像装置、撮像方法、監視システム、監視方法、及びプログラム
JP2010171633A (ja) * 2009-01-21 2010-08-05 Secom Co Ltd 監視カメラ装置及び遠隔画像監視システム
JP2012231231A (ja) * 2011-04-25 2012-11-22 Olympus Corp 画像表示装置
JP2017043924A (ja) * 2015-08-25 2017-03-02 日立建機株式会社 建設機械の遠隔操作システム
US11172166B2 (en) 2017-10-23 2021-11-09 Nec Corporation Video distribution system, video distribution method, and recording medium storing video distribution program

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004048636A (ja) * 2002-05-20 2004-02-12 Digital Network Appliance Inc 監視装置及び監視システム
JP2004200989A (ja) * 2002-12-18 2004-07-15 Fuji Photo Film Co Ltd 撮影装置及び監視システム
JP2004248089A (ja) * 2003-02-14 2004-09-02 Canon Inc 画像変化検知システム
JP2004253963A (ja) * 2003-02-19 2004-09-09 Yokogawa Electric Corp ネットワークカメラ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004048636A (ja) * 2002-05-20 2004-02-12 Digital Network Appliance Inc 監視装置及び監視システム
JP2004200989A (ja) * 2002-12-18 2004-07-15 Fuji Photo Film Co Ltd 撮影装置及び監視システム
JP2004248089A (ja) * 2003-02-14 2004-09-02 Canon Inc 画像変化検知システム
JP2004253963A (ja) * 2003-02-19 2004-09-09 Yokogawa Electric Corp ネットワークカメラ

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008147997A (ja) * 2006-12-11 2008-06-26 Fujifilm Corp 撮像装置、撮像方法、監視システム、監視方法、及びプログラム
JP4694461B2 (ja) * 2006-12-11 2011-06-08 富士フイルム株式会社 撮像装置、撮像方法、監視システム、監視方法、及びプログラム
JP2010171633A (ja) * 2009-01-21 2010-08-05 Secom Co Ltd 監視カメラ装置及び遠隔画像監視システム
JP2012231231A (ja) * 2011-04-25 2012-11-22 Olympus Corp 画像表示装置
US9071731B2 (en) 2011-04-25 2015-06-30 Olympus Corporation Image display device for reducing processing load of image display
JP2017043924A (ja) * 2015-08-25 2017-03-02 日立建機株式会社 建設機械の遠隔操作システム
US11172166B2 (en) 2017-10-23 2021-11-09 Nec Corporation Video distribution system, video distribution method, and recording medium storing video distribution program

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6646677B2 (en) Image sensing control method and apparatus, image transmission control method, apparatus, and system, and storage means storing program that implements the method
US20030070177A1 (en) Computer program product for TV telephone system
US20170171513A1 (en) Remote conference system, communication terminal, and program
KR101902323B1 (ko) 멀티채널 프록시 ip카메라 및 이를 이용한 감시 시스템
EP2506571A1 (en) Analog and digital video monitoring fusion system and fusion method thereof
JPH09252462A (ja) 送信処理装置、テレビ会議システム、送信処理方法及び記憶媒体
JP2006238017A (ja) 遠隔監視システムおよび監視制御装置
JP2016187176A (ja) 監視システム、監視方法、解析装置及び解析プログラム
KR20080014191A (ko) 감시 카메라를 이용한 감시 시스템 및 그 방법
EP3065373A1 (en) Communication system, communication method, relay device, and computer program product
US9071731B2 (en) Image display device for reducing processing load of image display
JP2008271378A (ja) 映像監視装置
JP2007235914A (ja) デジタル映像監視システム
JP6968610B2 (ja) 撮像装置、情報処理方法及びプログラム
KR100952462B1 (ko) 원격 영상 제어와 로컬 영상 제어를 동시에 수행할 수 있는영상 감시 시스템 및 이를 이용한 영상 감시 수행 방법
JP2005051517A (ja) 映像配信システム本発明は、映像配信システムに関し、複数の撮像装置からの映像信号に対してクライアントから要求があった映像信号をエンコーダを用いて符号化し、通信ネットワークを介して接続されるクライアントに対して配信を行う映像配信システムに関する。
JP6524732B2 (ja) 通信装置、通信システム、通信装置の制御方法およびプログラム
KR20140111324A (ko) 비디오 감시 방법, 관련 시스템, 관련 감시 서버, 및 관련 감시 카메라
JP2006520145A (ja) 監視装置
JP2003023619A (ja) 画像サーバー及び画像サーバーシステム
KR100962413B1 (ko) 네트워크 시스템 및 그 네트워킹 방법
JP2019201286A (ja) 通信装置、ネットワークカメラ、制御方法、及びプログラム
US11165990B2 (en) Mobile terminal and hub apparatus for use in a video communication system
JP7466100B2 (ja) 情報端末、インターホンシステム
JP2021057682A (ja) 通信装置、通信システム、インターホンシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070814

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100511

A02 Decision of refusal

Effective date: 20100914

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02