JP3776811B2 - 燃料蒸気パージシステムの故障診断装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料タンクで発生した燃料蒸気を吸気系へパージする燃料蒸気パージシステムの故障診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に揮発性液体燃料のタンクを備えた車輌には、いわゆる燃料蒸気パージシステムが採用されている。典型的なパージシステムによれば、燃料タンクで発生する燃料蒸気はベーパ通路を通じてキャニスタ内に導入して捕集され、捕集された燃料蒸気はパージ通路を介して内燃機関の吸気通路にパージ(放出)される。
【0003】
このような燃料蒸気パージシステムの信頼性を確保するために、多くのパージシステムには、エバポ経路(燃料タンク、ベーパ通路、キャニスタ及びパージ通路を含んで構成される。)の穴あきや裂傷等に起因する漏れを発見するための故障診断装置が組み込まれている。このような漏れの診断を行うには、エバポ経路の内部と外部との間に差圧が設けられた後、その内圧の挙動が検出される。そして、エバポ経路の漏れがない状態での内圧判定レベルと、検出した内圧の挙動とを比較することにより、エバポ経路の漏れ故障を診断することができる。
【0004】
このような燃料蒸気パージシステムの故障診断装置として、特開平10−90107号公報に示すものが提案されている。この故障診断装置は、内燃機関の停止状態において、電動ポンプによりエバポ経路に空気を圧送することによりエバポ経路内を加圧し、その内圧の挙動に基づいてエバポ経路の漏れ故障の有無を診断するようになっている。エバポ経路の内圧に応じて電動ポンプの機械的負荷は変化し、電動ポンプの消費電流も変化することとなる。そのため、電動ポンプの消費電流に基づいてエバポ経路の内圧を検出することができる。すなわち、エバポ経路に漏れがあればエバポ経路の内圧は変化しにくく、加圧開始時から電動ポンプの機械的負荷は増加せず、電動ポンプの消費電流は小さいままとなる。逆に、エバポ経路に漏れがなければ、エバポ経路が加圧されるにしたがって電動ポンプの機械的負荷が増加し、電動ポンプの消費電流は増加するようになる。よって、加圧過程の電動ポンプの消費電流に基づいてエバポ経路の漏れ故障の有無を診断することができる。
【0005】
なお、電動ポンプは経時劣化し、消費電流に対して加圧能力が低下するため、エバポ経路の漏れ故障の判定精度が低下する。そこで、この故障診断装置においては、異常判定すべき穴の径を持つ基準孔に電動ポンプを連通させて電動ポンプにより加圧し、そのときの電動ポンプの消費電流を異常判定の判定レベルとして使用するようにしている。この判定レベルと、エバポ経路を加圧する時の電動ポンプの消費電流とを比較することにより、判定精度の低下を防止することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報に記載された故障診断装置は、漏れ故障の診断を行うときの電動ポンプの加圧経路と、基準孔を加圧するときの加圧経路とは異なっている。従って、燃料タンクで発生する燃料蒸気による圧力変化は漏れ故障の診断を行うための内圧検出のときにのみ含まれており、基準孔を加圧するときには燃料蒸気による圧力変化は含まれていない。すなわち、漏れ故障の診断を行う際の電動ポンプの消費電流には燃料蒸気による圧力変化分に対応する電流が含まれており、基準孔を加圧する際の電動ポンプの消費電流(判定レベル)には燃料蒸気による圧力変化分に対応する電流が含まれていない。そのため、エバポ経路の漏れ故障の判定精度が低下し、正確な漏れ故障の判定を行うことができない。
【0007】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、エバポ経路の漏れ故障の判定精度を向上することができる燃料蒸気パージシステムの故障診断装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載の発明は、燃料タンク及びキャニスタを含んでエバポ経路を形成し、燃料タンクで発生する燃料蒸気をキャニスタに捕集し、前記キャニスタに捕集された燃料蒸気を内燃機関の吸気通路へパージする燃料蒸気パージシステムであって、前記エバポ経路と外気との間に差圧を付与するための差圧付与手段と、外気に通気する基準孔に前記差圧付与手段を連通した場合の圧力状態と、前記エバポ経路に前記差圧付与手段を連通した場合の圧力状態とを比較することによりエバポ経路の故障を判定する故障判定手段とを備える燃料蒸気パージシステムの故障診断装置において、前記燃料タンク内で発生する燃料蒸気による前記エバポ経路の故障判定への影響度合いを検出する影響度検出手段を備え、前記故障判定手段は、前記影響度合いを考慮して前記エバポ経路の故障判定を行い、前記キャニスタの新気導入口を、大気開放口と前記差圧付与手段とに選択的に接続する切換弁と、前記差圧付与手段から前記切換弁を迂回して前記キャニスタの新気導入口に至り、かつ前記基準孔を有するバイパス通路とを備え、前記差圧付与手段を動作させるとともに、前記切換弁を大気開放口側に切換えて、前記差圧付与手段による圧力を前記バイパス通路の基準孔を経由させた後、前記切換弁を経て大気開放口より大気に開放したときの圧力を基準値として算出する基準値算出手段と、前記差圧付与手段を動作させるとともに、前記切換弁を前記差圧付与手段側に切換えて、前記差圧付与手段による圧力を前記切換弁を経て前記キャニスタの新気導入口より前記エバポ経路に供給したときの圧力を比較値として算出する比較値算出手段とを備え、前記故障判定手段は前記基準値と前記比較値とを比較することによりエバポ経路の故障を判定することを特徴とする。
【0009】
エバポ経路の漏れ故障の診断を行う際、外気に通気する基準孔に差圧付与手段を連通したときと、エバポ経路に差圧付与手段を連通したときとでは、差圧付与経路が互いに異なっている。燃料タンクで発生する燃料蒸気による圧力変化はエバポ経路に差圧を付与するときにのみ含まれており、基準孔を有する経路に差圧を付与するときには燃料蒸気による圧力変化は含まれていない。従って、基準孔に差圧を付与した場合の圧力状態と、エバポ経路に差圧を付与した場合の圧力状態との比較に基づいてエバポ経路の漏れ故障を判定するようにすると、判定精度が低下し、正確な漏れ故障の判定を行うことができない。
【0010】
この点に関して、上記構成によれば、燃料タンク内で発生する燃料蒸気による故障判定への影響度合いを考慮してエバポ経路の故障判定を行うようにしているので、判定精度を向上して正確な漏れ故障の判定を行うことができる。なお、基準孔に差圧を付与した場合の圧力状態と、エバポ経路に差圧を付与した場合の圧力状態との比較に基づいてエバポ経路の漏れ故障を判定するようにしているので、差圧付与手段の経時劣化による漏れ故障の判定精度の低下を防止することができることはいうまでもない。
【0013】
さらに、上記構成によれば、差圧付与手段の差圧付与能力は経時劣化するが、エバポ経路の漏れ故障の判定のための圧力の基準値をその経時劣化を考慮した適確なものとすることができ、判定精度を向上することができる。
【0014】
請求項に記載の発明は、燃料タンク及びキャニスタを含んでエバポ経路を形成し、燃料タンクで発生する燃料蒸気をキャニスタに捕集し、前記キャニスタに捕集された燃料蒸気を内燃機関の吸気通路へパージする燃料蒸気パージシステムであって、前記エバポ経路と外気との間に差圧を付与するための差圧付与手段と、外気に通気する基準孔に前記差圧付与手段を連通した場合の圧力状態と、前記エバポ経路に前記差圧付与手段を連通した場合の圧力状態とを比較することによりエバポ経路の故障を判定する故障判定手段とを備える燃料蒸気パージシステムの故障診断装置において、前記燃料タンク内で発生する燃料蒸気による前記エバポ経路の故障判定への影響度合いを検出する影響度検出手段を備え、前記故障判定手段は、前記影響度合いを考慮して前記エバポ経路の故障判定を行い、前記エバポ経路の圧力変化率に基づいて圧力変化が安定したことを判定する安定化判定手段を備え、前記故障判定手段は前記安定化判定手段による安定化判定結果に基づいて前記エバポ経路の故障判定時期を決定することを特徴とする。
【0015】
特に、請求項に記載の発明のように、前記エバポ経路の差圧付与時間が所定時間未満のとき、前記エバポ経路の圧力変化が安定したと判定されたとき、前記エバポ経路の故障判定を行うようにするのがよい。
【0016】
差圧付与手段によってエバポ経路に差圧を付与する際、燃料タンク内の燃料残量に応じてエバポ経路内の圧力が安定するまでの時間が変化することとなる。そのため、診断タイミングを固定する場合には、差圧付与時間を燃料タンクが空の状態において所定圧力に達するまでの長さに設定せざるを得ない。その場合、燃料タンク内の燃料残量が多いときにはエバポ経路の圧力は早期に所定圧力に達して安定化することになるため、故障診断に要する時間を無駄に長く必要とすることになる。この構成によれば、圧力安定が判定された時点で、故障診断を行うことで、故障診断に要する時間を短縮することができるようになる。
【0017】
請求項に記載の発明は、請求項2〜4のいずれかにおいて、前記故障判定手段は、前記エバポ経路の差圧付与時間が所定時間に達したとき、前記安定化判定結果の有無に関わらず前記エバポ経路の故障判定を行うことを特徴とする。
【0018】
差圧付与手段によってエバポ経路に差圧を付与する際、燃料タンク内の燃料残量、すなわち燃料タンク内の空間の大きさによってエバポ経路内の圧力の変化は異なるものとなる。この構成のように、燃料がほぼ空の状態で差圧付与手段を所定時間作動させることによって、エバポ経路に漏れがなければ所定の大きさの比較値(圧力)を得ることができる。よって、エバポ経路の圧力変化の安定化判定の有無に関わらずエバポ経路の漏れ故障の判定を行うことができるようになる。
【0019】
請求項に記載の発明は、請求項1〜5のいずれかにおいて、前記基準値算出手段及び前記比較値算出手段は圧力センサを含み、該圧力センサは前記差圧付与手段と前記エバポ経路及び前記基準孔との間に配設されていることを特徴とする。
【0020】
この構成によれば、切換弁を切り換えることによって、1つの圧力センサによってエバポ経路の漏れ故障の判定のための圧力の基準値及び圧力の比較値を検出することができ、構成する部品点数の増加を抑制することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれかにおいて、前記影響度検出手段は、前記エバポ経路と外気との連通を遮断する遮断手段を備えることを特徴とする。
この構成によれば、燃料タンクでの燃料蒸気発生量を検出するときに、遮断手段によって圧力漏れを防止することができる。
【0021】
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれかにおいて、前記差圧付与手段は空気の送出又は吸引を行う電動式エアポンプであることを特徴とする。
この構成によれば、電動式エアポンプを作動させればエバポ経路と外気との間に差圧を付与することができるので、内燃機関の停止時においてもエバポ経路の漏れ故障の判定を行うことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した車両等に搭載される燃料蒸気パージシステムの故障診断装置の第1実施形態を図1〜図5に従って説明する。
【0023】
図1は、本実施形態に係る燃料蒸気パージシステム及びその故障診断装置を示す概略構成図である。
図1に示されるように、内燃機関としてのエンジン10に吸入空気を導く吸気通路11のサージタンク12上流には、スロットルバルブ13が設けられている。吸気通路11にはスロットルバルブ13の上流側にエアクリーナ14が設けられている。
【0024】
図1に示す燃料蒸気パージシステム20は、エンジンの一部を構成しており、燃料タンク21内に発生する燃料蒸気を吸着するキャニスタ22と、燃料タンク21とキャニスタ22を連通するエバポ通路23と、キャニスタ22と吸気通路11を連通するパージ通路24とを備える。また、同燃料蒸気パージシステム20は、大気をキャニスタ22内に導入する大気導入通路25を備える。
【0025】
燃料タンク21には、給油のための給油管26が取り付けられている。この給油管26の給油口にはキャップ27が装着され、その出口には逆止弁28が設けられている。また、給油管26には、循環路29が分岐して設けられており、同循環路29の開口端は燃料タンク21内の上部空間に開口している。
【0026】
燃料タンク21の上部壁には、循環路29の他に、エバポ通路23の一端側が設けられている。同一端側は2つの通路に分岐しており、一方の通路には、フロート弁31、液溜め部32、及び絞り33が同通路の開口端側から順に設けられている。その他方の通路には、フロート弁34及び液溜め部35が同通路の開口端側から順に設けられている。
【0027】
エバポ通路23のキャニスタ22近傍には、内圧弁36と絞り37とが設けられている。この内圧弁36と絞り37は、燃料タンク21内の圧力が内圧弁36の開弁圧より低い期間、内圧弁36のダイアフラムが閉弁位置にあって、燃料タンク21とキャニスタ22は絞り37を介して連通する。
【0028】
一方、燃料タンク21内の圧力が内圧弁36の開弁圧に達すると、内圧弁36のダイアフラムが付勢力に抗して開弁位置に変位し、燃料タンク21内に発生した燃料蒸気が絞り37を介さずにエバポ通路23を通ってキャニスタ22に送られるようになっている。なお、本実施形態では、内圧弁36のダイアフラムは、図示しないばねで付勢されているとともに、同ダイアフラムに大気圧を作用させてある。こうした構成により、燃料タンク21内の圧力が内圧弁36の開弁圧に達するまでは、燃料タンク21内に発生する燃料蒸気は、エバポ通路23及び絞り37を介してキャニスタ22に送られる。
【0029】
キャニスタ22は、その内部に吸着材を備えており、燃料タンク21からの燃料蒸気を吸着材に吸着させて一時的に蓄えた後、負圧下におかれると、吸着材に吸着された燃料蒸気が再離脱可能な構成となっている。キャニスタ22の内部は仕切板40によって2つの吸着材室41,42に区画されている。両吸着材室41,42は、吸着材でそれぞれ満たされているとともに、通気性フィルタ43を介して連通している。吸着材室41は、エバポ通路23を介して燃料タンク21と連通しているとともに、パージ通路24を介して吸気通路11のサージタンク12と連通している。一方、吸着材室42は、大気導入通路25と連通している。また、キャニスタ22には、燃料タンク21より流入する燃料蒸気が一旦は吸着材を通過した後にパージ通路24に導入されるように、ガイド部材44が設けられている。
【0030】
パージ通路24の通路途中には電磁弁からなるパージ制御弁46が設けられている。パージ制御弁46は常には閉弁されており、同制御弁46が開弁されると、エンジン10の運転中においてサージタンク12内に発生する吸気負圧がパージ通路24を介してキャニスタ22内に導入される。
【0031】
一方、大気導入通路25は、図示しないフューエルリッドで開閉される給油用開口部内に設けられたインレット口元48と、キャニスタ22の新気導入口22a(図2,3参照)との間を連通し、同口元48から入る大気がキャニスタ22に導入される。大気導入通路25の途中には大気防塵フィルタ49が設けられている。この大気導入通路25とキャニスタ22の新気導入口22aとの接続部には差圧付与手段を構成する電動ポンプモジュール50が設けられている。
【0032】
図2,3に示すように電動ポンプモジュール50は、前記大気導入通路25から分岐する大気吸入口25aに接続される電動式エアポンプ51を備えている。また、電動ポンプモジュール50は前記キャニスタ22の新気導入口22aを、前記大気導入通路25の大気開放口25bと、電動式エアポンプ51の吐出口51aとに選択的に接続する電磁式の切換弁52を備えている。また、電動式エアポンプ51の吐出口51aから切換弁52をバイパスしてキャニスタ22の新気導入口22aに至るバイパス通路53が設けられ、このバイパス通路53には基準口径(例えば0.5mm)を有する基準孔54が設けられる。なお、大気吸入口25aと、基準孔54の下流と、電動式エアポンプ51の吐出口51aとにはそれぞれエアフィルタ55が設けられる。
【0033】
なお、切換弁52はオフ状態で大気開放口25b側、オン状態で電動式エアポンプ51側に切換えられるようになっており、通常はオフで大気開放口25b側に切換えられ、キャニスタ22の新気導入口22aを大気開放口25bに連通させている。
【0034】
また、電動式エアポンプ51の吐出口51aにはバイパス通路53の上流において遮断手段としての逆止弁56が設けられている。逆止弁56は電動式エアポンプ51の吐出口51aの圧力がエバポ経路の圧力よりも高いときにのみ開弁して電動式エアポンプ51からエバポ経路側への空気の流れ許容する。逆に電動式エアポンプ51の吐出口51aの圧力がエバポ経路の圧力よりも低いときには逆止弁56は閉弁してエバポ経路と外気との連通を遮断するようになっている。さらに、逆止弁56と切換弁52との間において圧力を検出し、検出した圧力に応じた電気信号を出力する圧力センサ57が設けられている。圧力センサ57としては絶対圧センサが用いられている。
【0035】
このように構成された燃料蒸気パージシステム20では、燃料タンク21内に発生する燃料蒸気がエバポ通路23を通ってキャニスタ22に送られてキャニスタ22に吸着される。パージ制御弁46が開弁すると、サージタンク12内の負圧がパージ通路24を介してキャニスタ22に供給される。このとき、大気は、大気導入通路25、大気防塵フィルタ49、大気開放口25b、切換弁52及び新気導入口22aを介してキャニスタ22内に導入される。こうして大気が導入されることにより、吸着された燃料蒸気がキャニスタ22からサージタンク12へパージ(放出)される。
【0036】
また、エンジン10の停止中であってかつ車両の停止において、パージ制御弁46が閉弁された状態で切換弁52を電動式エアポンプ51側に切り換えると、燃料蒸気パージシステム20内、すなわちエバポ経路内が閉鎖された空間となる。ここで、燃料蒸気パージシステム20の「エバポ経路」とは、燃料タンク21、エバポ通路23、キャニスタ22、及びパージ通路24のうちの、キャニスタ22とパージ制御弁46の間の通路部を含む経路である。こうして燃料蒸気パージシステム20の「エバポ経路」内を閉鎖空間にした状態で、後述する故障診断処理を行う。
【0037】
このように構成されたエンジン、燃料蒸気パージシステム20及びその故障診断装置において、圧力センサ57等の各種センサの出力は、エンジンの制御系として機能するとともに、故障診断装置として機能する電子制御装置(以下、ECUという)60に対し入力される。ECU60は、CPU、ROM、RAM、A/D変換器及び入出力インターフェイス等を含んで構成されるマイクロコンピュータを備え、各種センサから信号が入力されている。各種センサとしては、前記圧力センサ57のほか、エンジン10の回転に同期してクランク角信号を出力しこれにより機関回転速度を検出可能なクランク角センサ、吸入空気量を計測するエアフローメータ、機関排気系にて空燃比を検出する空燃比センサ(酸素センサ)、車速を検出する車速センサなどが設けられる。
【0038】
このECU60は、取り込まれる各種センサの出力に基づいて、燃料噴射制御等、エンジン10の運転に係る各種制御を実行するほか、パージ制御弁46、電動式エアポンプ51、切換弁52等を駆動制御することによって燃料蒸気パージシステム20のパージ制御及び故障診断の処理を実行する。
【0039】
次に、燃料蒸気パージシステム20のパージ制御に係る動作態様について、その概要を説明する。
エンジンの運転中に燃料タンク21内で発生した燃料蒸気は、エバポ通路23を通ってキャニスタ22内へ流入する。
【0040】
キャニスタ22内に流入した燃料蒸気は、同キャニスタ22内に充填されている吸着材に一旦吸着される。
その後、ECU60からの制御信号によりパージ制御弁46が開弁されると、パージ通路24を介してサージタンク12からキャニスタ22内に吸気負圧が導入されるとともに、大気防塵フィルタ49及び大気開放口25bを介してキャニスタ22内に大気が導入される。こうしてキャニスタ22内に負圧及び大気が導入されることにより、キャニスタ22の吸着材に吸着されている燃料蒸気が離脱し、該離脱した燃料蒸気がパージ通路24を介して吸気通路11へパージされる。
【0041】
また、機関停止後において、ECU60が起動されると、ECU60は、故障診断装置をなす電動式エアポンプ51及び切換弁52の作動を制御して、燃料蒸気パージシステム20の漏れ故障の診断を行う。
【0042】
次に、ECU60が実行する燃料蒸気パージシステムの故障診断処理について説明する。
燃料蒸気パージシステム20の故障診断処理を実行する際には、ECU60の制御指令により、パージ制御弁46が閉弁状態に維持される。そして、まず、図2に示すように、切換弁52は大気開放口25b側にある。すると、大気開放口25b及び大気防塵フィルタ49を介してキャニスタ22内に大気が導入されることにより、燃料蒸気パージシステム20内の残圧(負圧)が除去され、燃料蒸気パージシステム20内は大気圧状態となる。
【0043】
次に、電動式エアポンプ51の作動を停止した状態で、図3に示すように切換弁52がオンされて電動式エアポンプ51側に切り換えられる。すると、燃料蒸気パージシステム20内が密閉され、閉鎖空間が形成される。このとき、燃料タンク21で発生する燃料蒸気によるエバポ経路内の圧力Pbの変化が圧力センサ57によって検出される。この燃料蒸気の発生量の検出時間TPb(図4参照)は短い時間(例えば1分)に設定されている。
【0044】
この後、図2に示すように切換弁52がオフされて大気開放口25b側に切換えられた状態で、電動式エアポンプ51が作動される。このとき、電動式エアポンプ51によって吸入吐出された空気がバイパス通路53(基準孔54)を通った後、切換弁52を逆流して大気開放口25bより大気中に放出される。
【0045】
この状態において、電動式エアポンプ51から基準孔54に至るバイパス通路53の圧力が圧力センサ57によって検出され、この検出圧力がエバポ経路の漏れ故障を判定するための基準値Pr0(図4参照)として求められる。すなわち、基準孔54は燃料蒸気パージシステム20の検出すべき穴の大きさに設定されており、エバポ経路に漏れ故障がある場合の電動式エアポンプ51の経時劣化に伴う加圧能力の低下を検出することができる。この部分が基準値算出手段に相当する。なお、電動式エアポンプ51から基準孔54に至るバイパス通路53の長さは短くなっているため、電動式エアポンプ51の作動によるこの部分の圧力は極短時間で飽和することとなるため、この基準値検出時における電動式エアポンプ51の所定の作動時間TPr(図4参照)は短くてよい。本実施形態において、電動式エアポンプ51の作動時間TPrは基準値検出期間と等しく設定されている。
【0046】
この後、図3に示すように切換弁52がオンされて電動式エアポンプ51側に切換えられた状態で、電動式エアポンプ51が作動される。このとき、電動式エアポンプ51によって吸入吐出された空気が切換弁52を経てキャニスタ22の新気導入口22aからキャニスタ22内を通り、燃料タンク21からキャニスタ22を経てパージ制御弁46に至るパージ通路24内に流入する。
【0047】
この状態で、エバポ経路の圧力が圧力センサ57によって検出され、この検出圧力が燃料蒸気パージシステム20の比較値Pf(図4参照)として求められる。この部分が比較値算出手段に相当する。なお、電動式エアポンプ51からキャニスタ22及び燃料タンク21を含むエバポ経路の体積は燃料タンク21内の燃料残量によって変化する。そのため、この比較値検出時における電動式エアポンプ51の所定の作動時間TPf(図4参照)は、燃料タンク21内の燃料がほぼ空の状態で所定の比較圧力を得ることができる値に設定されている。本実施形態において、電動式エアポンプ51の作動時間TPfは比較値検出期間と等しく設定されている。
【0048】
この比較値検出期間TPfにおいて検出された最新の比較値Pfと前記基準値Pr0とを比較することにより燃料蒸気パージシステム20の漏れ故障の判定が行われる。この際、エバポ経路を加圧して比較値Pfを算出するときには燃料タンク21で発生する燃料蒸気による圧力変化が含まれており、基準孔54を加圧して基準値Pr0を算出するときには燃料蒸気による圧力変化は含まれていない。そのため、燃料タンク21内で発生する燃料蒸気による影響度合いを考慮して、基準値Pr0は、燃料蒸気の発生による圧力の影響を加えた値Pr1(図4参照)に補正される。なお、ここで加えられる燃料蒸気による圧力値(Pr1−Pr0)は、比較値検出時における電動式エアポンプ51の作動時間TPfと燃料蒸気発生量の検出時間TPbとの比に応じて増加される。
【0049】
この比較値検出時において、電動式エアポンプ51が所定時間TPf作動されてエバポ経路が加圧されている期間において、比較値Pfが補正された基準値Pr1より大きいと判定されたときは、エバポ経路は正常(穴なし)と判定される。この部分が故障判定手段に相当する。逆に、電動式エアポンプ51が所定時間TPf作動されてエバポ経路が加圧されている期間において、比較値Pfが補正された基準値Pr1以下であると判定されたときは、エバポ経路は異常(穴あり)と判定される。
【0050】
図4は燃料タンク21内での燃料蒸気の発生がある場合における燃料蒸気パージシステム20の故障診断処理を示している。図4に示すように、燃料蒸気の発生量の検出時間TPbにおいて燃料蒸気の発生による圧力Pbが検出される。次に、基準値検出期間TPrにおいて基準値Pr0が算出される。
【0051】
そのため、比較値検出期間TPfにおいて、基準値Pr0は燃料蒸気の発生による圧力の影響を加えた値Pr1に補正される。この比較値検出期間TPfにおいて、比較値Pfが基準値Pr1よりも大きい値であるとエバポ経路に穴なしの正常判定が行われ、比較値検出期間TPfの最後で比較値Pfが基準値Pr1以下の値であるとエバポ経路に穴ありの異常判定が行われる。
【0052】
図5は燃料タンク21内での燃料蒸気の発生がない場合における燃料蒸気パージシステム20の故障診断処理を示している。図5に示すように、燃料蒸気の発生量の検出時間TPbにおいて燃料蒸気の発生による圧力Pbは「0」である。
【0053】
そのため、比較値検出期間TPfにおいて、基準値Pr0がそのまま基準値として用いられる。なお、燃料蒸気の発生による圧力Pbが「0」であるために基準値Pr0は補正した後もそのままの値を維持しているにすぎない。この比較値検出期間TPfにおいて、比較値Pfが基準値Pr0よりも大きい値であるとエバポ経路に穴なしの正常判定が行われ、比較値検出期間TPfの最後で比較値Pfが基準値Pr0以下の値であるとエバポ経路に穴ありの異常判定が行われる。
【0054】
以上詳述した本実施形態によれば、以下の作用効果を得ることができる。
(1) エバポ経路の漏れ故障の診断を行う際、燃料タンク21内で発生する燃料蒸気による故障判定への影響度合いを考慮して算出された基準値Pr0を補正して漏れ故障の判定のための基準値Pr1を算出し、この基準値Pr1と比較値Pfとに基づいてエバポ経路の故障判定を行っている。そのため、発生した燃料蒸気による圧力変化の影響を相殺することができ、判定精度を向上して正確な漏れ故障の判定を行うことができる。
【0055】
(2) また、基準孔54を加圧した場合の圧力の基準値Pr0と、エバポ経路を加圧した場合の圧力の比較値Pfとの比較に基づいてエバポ経路の漏れ故障を判定するようにしている。そのため、エバポ経路の漏れ故障の判定のための圧力の基準値を電動式エアポンプ51の経時劣化を考慮した適確なものとすることができ、漏れ故障の判定精度の低下を防止することができる。
【0056】
(3) 電動式エアポンプ51の吐出口51aには同吐出口51aの圧力がエバポ経路の圧力よりも低いときには閉弁してエバポ経路と外気との連通を遮断する逆止弁56を設けた。そのため、燃料タンク21での燃料蒸気発生量の検出時及びエバポ経路を加圧する比較値検出時において、逆止弁56によってエバポ経路からの圧力漏れを防止することができる。
【0057】
(4) 圧力センサ57は電動式エアポンプ51とエバポ経路及び基準孔54との間に配設されている。そのため、切換弁52を切り換えることによって、圧力センサ57によってエバポ経路の漏れ故障の判定のための圧力の基準値及び圧力の比較値を検出することができ、構成する部品点数の増加を抑制することができる。
【0058】
(5) 差圧付与手段として空気の送出を行う電動式エアポンプ51を採用しているので、電動式エアポンプ51を作動させればエバポ経路を加圧することができ、エンジン10の停止時においてもエバポ経路の漏れ故障の判定を行うことができる。
【0059】
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を図6〜図9に従って説明する。
上記第1実施形態においては、エバポ経路を加圧する比較値検出時には電動式エアポンプ51を燃料タンク21内の燃料がほぼ空の状態で所定の比較圧力を得ることができるように所定時間TPf作動させる場合について述べた。ところが、エバポ経路を加圧する際にエバポ経路の内圧が前記所定時間TPf以内に前記基準値Pr1よりも小さな値に飽和すればそれ以上エバポ経路の内圧が変化することはない。従って、その時点で比較値Pfと基準値Pr1とを比較してエバポ経路の漏れ故障を判定することができ、故障診断に要する時間を短縮することができる。このとき、電動式エアポンプ51の作動を停止して不要なエネルギー損失をなくすことができるとともに、電動式エアポンプ51の無駄な作動をなくして長寿命化を図ることができる。
【0060】
そこで本実施形態では、エバポ経路の加圧時においてその内圧が所定時間TPf以内に前記基準値Pr1より大きくなったり、前記所定時間TPf以内に前記基準値Pr1よりも小さな値に飽和したりしたときには、その時点をエバポ経路の漏れ故障の判定時期として設定するようにしている。
【0061】
本実施形態において、エンジン10及び燃料蒸気パージシステム20の構成は第1実施形態と同様である。
本実施形態のECU60が実行する漏れ故障の判定処理を図6に示すフローチャートに従って説明する。図6のフローチャートは、燃料蒸気パージシステム20の故障診断処理のうち、エバポ経路を加圧する比較値検出処理及び判定処理の部分のみを示している。この処理に先立って、前記エバポ経路における燃料蒸気の発生による圧力Pbを検出する処理及び基準孔54を加圧して基準値Pr0を検出する処理が前記と同様にして行われる。
【0062】
ECU60による処理がエバポ経路を加圧する比較値検出処理に至ると、ステップ102において、検出された比較値Pfが基準値Pr1(燃料蒸気の圧力により補正された値)より大きいかどうかが判定される。比較値Pfが基準値Pr1より大きいと判定されると処理はステップ104に進み、比較値Pfが基準値Pr1以下であると判定されると処理はステップ106に進む。
【0063】
ステップ104では比較値Pfが前記基準値Pr1より大きいため、比較値検出の継続時間が所定時間TPf以内であってもその時点で比較値と基準値とを比較してエバポ経路は穴なしであると正常判定し、電動式エアポンプ51の作動を停止する。
【0064】
ステップ106では電動式エアポンプ51の作動によるエバポ経路の加圧時間が所定時間TPf未満かどうかが判定される。エバポ経路の加圧時間が所定時間TPf未満であると判定されると処理はステップ108に進み、エバポ経路の加圧時間が所定時間TPf以上であると判定されると処理はステップ110に進む。
【0065】
ステップ106からステップ110に処理が進んだ場合には、加圧時間が所定時間TPfに達しているため、その時点で比較値Pfと基準値Pr1とを比較してエバポ経路は穴ありと異常判定し、電動式エアポンプ51の作動を停止して本処理を終了する。
【0066】
ステップ108ではエバポ経路の圧力変化が飽和状態であるかどうかが判定される。この判定は、図7に示すように、エバポ経路を加圧する比較値検出時において、電動式エアポンプ51の作動による単位時間当たりの圧力変化率、この場合、圧力変化量ΔP(ΔP1,ΔP2,・・・)を算出する。そして、図8に示すように、圧力変化量ΔPが所定値ΔPf未満であるとき、圧力変化が飽和状態であると判定される。このようにエバポ経路の圧力変化が飽和すると、それ以上エバポ経路の内圧が変化することはなく、エバポ経路の内圧は前記基準値Pr1未満の低い値に安定化する。この部分が圧力安定化判定手段に相当する。
【0067】
ステップ108において圧力変化が飽和状態であると判定されると処理はステップ110に進み、圧力変化が飽和状態でないと判定されると本処理は一旦終了される。
【0068】
ステップ108からステップ110に処理が進んだ場合には、エバポ経路の加圧時間が所定時間TPf未満であっても、エバポ経路の内圧が基準値Pr1未満の低い値に安定化しているため、その時点でエバポ経路は穴ありと異常判定し、電動式エアポンプ51の作動を停止して本処理を終了する。
【0069】
図9は本実施形態における燃料蒸気パージシステム20の故障診断処理を示している。まず、燃料蒸気の発生量の検出時間TPbにおいて燃料蒸気の発生による圧力Pbが検出され、基準値検出期間TPrにおいて基準値Pr0が算出される。
【0070】
そのため、比較値検出期間TPfにおいて、基準値Pr0は燃料蒸気の発生による圧力の影響を加えた値Pr1に補正される。この比較値検出時において、鎖線で示すように比較値Pfが基準値Pr1未満の低い値にて安定化すると、その時点tsでエバポ経路に穴ありの異常判定が行われるとともに、電動式エアポンプ51の作動が停止される。この後、切換弁52がオフ状態に切り換えられてエバポ経路内の残圧(正圧)が除去され、燃料蒸気パージシステム20内は大気圧状態となる。
【0071】
また、この比較値検出時において、実線で示すように比較値Pfが基準値Pr1よりも大きい値であると、その時点でエバポ経路に穴なしの正常判定が行われるとともに、電動式エアポンプ51の作動が停止される。この後、切換弁52がオフ状態、オン状態に交互に切り換えられてエバポ経路内の残圧(正圧)が除去され、燃料蒸気パージシステム20内は大気圧状態となる。
【0072】
このように構成された本実施形態によれば、前記第1実施形態の(1)〜(5)の作用及び効果に加えて、以下の効果が得られる。
(6) ECU60はエバポ経路の加圧時において、電動式エアポンプ51の作動時間が所定時間TPf未満の場合に、エバポ経路の圧力変化が安定したと判定されると、その時点でエバポ経路の故障判定を行うようにしている。そのため、燃料蒸気パージシステム20の故障診断に要する時間を短縮することができる。また、エバポ経路の圧力変化が安定すれば電動式エアポンプ51の作動を停止させて不要なエネルギー損失をなくすことができるとともに、電動式エアポンプ51の無駄な作動をなくして長寿命化を図ることができる。
【0073】
なお、実施の形態は上記に限定されるものではなく、次のように変更してもよく、その場合でも上記各実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。
・ 上記各実施形態では、電動式エアポンプ51により基準孔54及びエバポ経路内を加圧して正圧を付与するようにしたが、電動式エアポンプ51により空気を吸引して基準孔54及びエバポ経路内を減圧して負圧を付与するようにしてもよい。
【0074】
・ 上記各実施形態では、基準孔54を加圧する際の圧力の基準値Pr0及びエバポ経路を加圧する際の圧力の比較値Pfを圧力センサ57によって検出するようにしたが、これらの圧力を電動式エアポンプ51の作動電流値に基づいて算出するようにしてもよい。
【0075】
・ 上記各実施形態では、燃料タンク21内での燃料蒸気の発生量を圧力センサ57によって検出するようにしたが、燃料温度を検出する燃温センサの検出結果に基づいて燃料蒸気の発生量を算出するようにしてもよい。
【0076】
・ 上記各実施形態では、基準孔54を加圧する際の基準値Pr0に燃料蒸気による圧力Pbを加えることにより補正した基準値Pr1を算出し、この基準値Pr1と比較値Pfとの比較に基づいて故障判定を行うようにした。これに代えて、比較値Pfから燃料蒸気による圧力Pbを減ずることにより補正した比較値を算出し、この補正した比較値と基準値Pr0との比較に基づいて故障判定を行うようにしてもよい。
【0077】
・ 上記各実施形態では、大気導入通路25は、フューエルリッドで開閉される給油用開口部内に設けられたインレット口元48と、キャニスタ22の新気導入口22aとの間を連通し、同口元48から入る大気がキャニスタ22に導入されるようにしているが、こうした構成に本発明は限定されない。キャニスタ22に導入する大気を、前記給油用開口部以外の場所から導入するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る燃料蒸気パージシステムの故障診断装置を示す概略構成図。
【図2】大気圧導入時及び基準孔の加圧時の電動ポンプモジュールの状態を示す説明図。
【図3】燃料蒸気発生量の検出時及びエバポ経路の加圧時の電動ポンプモジュールの状態を示す説明図。
【図4】燃料蒸気の発生がある場合の故障判定動作を示すタイムチャート。
【図5】燃料蒸気の発生がない場合の故障判定動作を示すタイムチャート。
【図6】第2実施形態の故障診断装置の動作を示すフローチャート。
【図7】エバポ経路に穴がある場合の内圧変化を示す説明図。
【図8】同じく内圧変化の飽和状態の算出を示す説明図。
【図9】第2実施形態の故障診断装置の動作を説明するためのタイミングチャート。
【符号の説明】
10…エンジン(内燃機関)、11…吸気通路、21…燃料タンク、22…キャニスタ、22a…新気導入口、25b…大気開放口、51…電動式エアポンプ(差圧付与手段)、52…切換弁、53…バイパス通路、54…基準孔、56…逆止弁(遮断手段)、57…圧力センサ、60…電子制御装置(ECU)。

Claims (8)

  1. 燃料タンク及びキャニスタを含んでエバポ経路を形成し、燃料タンクで発生する燃料蒸気をキャニスタに捕集し、前記キャニスタに捕集された燃料蒸気を内燃機関の吸気通路へパージする燃料蒸気パージシステムであって、 前記エバポ経路と外気との間に差圧を付与するための差圧付与手段と、
    外気に通気する基準孔に前記差圧付与手段を連通した場合の圧力状態と、前記エバポ経路に前記差圧付与手段を連通した場合の圧力状態とを比較することによりエバポ経路の故障を判定する故障判定手段と
    を備える燃料蒸気パージシステムの故障診断装置において、
    前記燃料タンク内で発生する燃料蒸気による前記エバポ経路の故障判定への影響度合いを検出する影響度検出手段を備え、
    前記故障判定手段は、前記影響度合いを考慮して前記エバポ経路の故障判定を行い、
    前記キャニスタの新気導入口を、大気開放口と前記差圧付与手段とに選択的に接続する切換弁と、
    前記差圧付与手段から前記切換弁を迂回して前記キャニスタの新気導入口に至り、かつ前記基準孔を有するバイパス通路とを備え、
    前記差圧付与手段を動作させるとともに、前記切換弁を大気開放口側に切換えて、前記差圧付与手段による圧力を前記バイパス通路の基準孔を経由させた後、前記切換弁を経て大気開放口より大気に開放したときの圧力を基準値として算出する基準値算出手段と、
    前記差圧付与手段を動作させるとともに、前記切換弁を前記差圧付与手段側に切換えて、前記差圧付与手段による圧力を前記切換弁を経て前記キャニスタの新気導入口より前記エバポ経路に供給したときの圧力を比較値として算出する比較値算出手段とを備え、
    前記故障判定手段は前記基準値と前記比較値とを比較することによりエバポ経路の故障を判定することを特徴とする燃料蒸気パージシステムの故障診断装置。
  2. 燃料タンク及びキャニスタを含んでエバポ経路を形成し、燃料タンクで発生する燃料蒸気をキャニスタに捕集し、前記キャニスタに捕集された燃料蒸気を内燃機関の吸気通路へパージする燃料蒸気パージシステムであって、 前記エバポ経路と外気との間に差圧を付与するための差圧付与手段と、
    外気に通気する基準孔に前記差圧付与手段を連通した場合の圧力状態と、前記エバポ経路に前記差圧付与手段を連通した場合の圧力状態とを比較することによりエバポ経路の故障を判定する故障判定手段と
    を備える燃料蒸気パージシステムの故障診断装置において、
    前記燃料タンク内で発生する燃料蒸気による前記エバポ経路の故障判定への影響度合いを検出する影響度検出手段を備え、
    前記故障判定手段は、前記影響度合いを考慮して前記エバポ経路の故障判定を行い、
    前記エバポ経路の圧力変化率に基づいて圧力変化が安定したことを判定する安定化判定手段を備え、
    前記故障判定手段は前記安定化判定手段による安定化判定結果に基づいて前記エバポ経路の故障判定時期を決定することを特徴とする燃料蒸気パージシステムの故障診断装置。
  3. 請求項において、
    前記キャニスタの新気導入口を、大気開放口と前記差圧付与手段とに選択的に接続する切換弁と、
    前記差圧付与手段から前記切換弁を迂回して前記キャニスタの新気導入口に至り、かつ前記基準孔を有するバイパス通路とを備え、
    前記差圧付与手段を動作させるとともに、前記切換弁を大気開放口側に切換えて、前記差圧付与手段による圧力を前記バイパス通路の基準孔を経由させた後、前記切換弁を経て大気開放口より大気に開放したときの圧力を基準値として算出する基準値算出手段と、
    前記差圧付与手段を動作させるとともに、前記切換弁を前記差圧付与手段側に切換えて、前記差圧付与手段による圧力を前記切換弁を経て前記キャニスタの新気導入口より前記エバポ経路に供給したときの圧力を比較値として算出する比較値算出手段とを備え、
    前記故障判定手段は前記基準値と前記比較値とを比較することによりエバポ経路の故障を判定することを特徴とする燃料蒸気パージシステムの故障診断装置。
  4. 請求項2又は3において、
    前記故障判定手段は、前記エバポ経路の差圧付与時間が所定時間未満のとき、前記エバポ経路の圧力変化が安定したと判定されたとき、前記エバポ経路の故障判定を行うことを特徴とする燃料蒸気パージシステムの故障診断装置。
  5. 請求項2〜4のいずれかにおいて、
    前記故障判定手段は、前記エバポ経路の差圧付与時間が所定時間に達したとき、前記安定化判定結果の有無に関わらず前記エバポ経路の故障判定を行うことを特徴とする燃料蒸気パージシステムの故障診断装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかにおいて、
    前記基準値算出手段及び前記比較値算出手段は圧力センサを含み、該圧力センサは前記差圧付与手段と前記エバポ経路及び前記基準孔との間に配設されていることを特徴とする燃料蒸気パージシステムの故障診断装置。
  7. 請求項のいずれかにおいて、
    前記影響度検出手段は、前記エバポ経路と外気との連通を遮断する遮断手段を備えることを特徴とする燃料蒸気パージシステムの故障診断装置。
  8. 請求項1〜7のいずれかにおいて
    前記差圧付与手段は空気の送出又は吸引を行う電動式エアポンプであることを特徴とする燃料蒸気パージシステムの故障診断装置。
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