JP3772868B2 - シートクッションの製造方法及び製造装置 - Google Patents

シートクッションの製造方法及び製造装置 Download PDF

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Description

本発明は、発泡ウレタンからなるセンター部と、このセンター部とは異なる物性の発泡ウレタンからなるサイド部とを有してなるシートクッションの製造方法及び製造装置に関する。
車両等に用いられるシートは、発泡ウレタンからなるシートクッションを布等の表皮で覆って形成している。上記シートクッションは、乗員が着座する際に、乗員からの荷重を受けるセンター部と、乗員の着座姿勢を安定させるために、センター部の左右側方の少なくとも一方に一体的に形成したサイド部とを有している。そして、センター部とサイド部との硬度等の物性を異ならせて、より最適な着座感を得る工夫がなされている。
上記シートクッションを製造する際には、シートクッションの表面側を成形する下型と、下型に対して開閉可能でシートクッションの裏面側を成形する上型とを用いる。下型には、上記センター部を成形するためのセンターキャビティと、上記サイド部を成形するためのサイドキャビティとを形成しておく。そして、上記上型及び下型を用いてシートクッションを製造する際には、上記センターキャビティに第1の原料を注入し、上記サイドキャビティに上記第1の原料とは異なる第2の原料を注入して、上型を閉じ、これらの間で各原料を発泡させてシートクッションを得ている。
このようなシートクッションを製造する方法としては、例えば、特許文献1に示すものがある。この特許文献1においては、下型に形成したキャビティを、センターサポート部(センター部)を成形するための第1領域と、一対のサイドサポート部(サイド部)を成形するための第2領域とに区画している。また、サイドサポート部を、センターサポート部に隣接する内サポート部と、この内サポート部にさらに隣接する外サポート部とに分けて形成するために、上記第2領域を、隔壁部の突設によって外サポート部を成形するための外側領域と内サポート部を成形するための内側領域とに区画している。
また、上記外側領域の横幅はウレタン原料を注入する注入ノズルの注出口の外径よりも狭いため、この外側領域には、注入ノズルの注出口の外径よりも広い注入ポイントを形成している。
そして、上記第1領域と上記第2領域における内側領域には、中硬度ウレタン原料を注入すると共に、上記第2領域における外側領域には、高硬度ウレタン原料を注入し、中硬度ウレタンからなるセンターサポート部及び内サポート部と、高硬度ウレタンからなる外サポート部とを有するシートクッションを成形している。また、上記注入ポイントの形成により、上記横幅が狭い外側領域に上記高硬度ウレタン原料を確実に注入させることができる。
しかしながら、上記特許文献1においては、上記サイドサポート部を成形するための第2領域に上記注入ポイントを直接形成している。そのため、上記サイドサポート部は、上記注入ポイントに成形された高硬度ウレタンが、上記外サポート部から上記内サポート部に食い込んだ状態で成形されてしまう。
特開2001−38747号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、サイド部の幅が狭くてもサイド部の一部をセンター部に食い込ませることがなく、かつ、サイド部に欠肉部を生じさせることがないシートクッションの製造方法及び製造装置を提供しようとするものである。
第1の発明は、第1注入ノズルから注入した液状の第1発泡ウレタン原料を発泡させてなるセンター部と、該センター部の左右側方の少なくとも一方に、上記第1発泡ウレタン原料とは異なる第2発泡ウレタン原料を第2注入ノズルから注入して発泡させてなるサイド部とを一体的に有してなるシートクッションを、成形型を用いて製造する方法において、
上記成形型は、上記シートクッションの表面側を成形する下型成形面を備えた下型と、該下型に対して開閉可能で、上記シートクッションの裏面側を成形する上型成形面を備えた上型とを有し、
上記下型は、上記センター部を成形するためのセンターキャビティと、上記サイド部を成形するためのサイドキャビティと、上記第2発泡ウレタン原料を注入するための原料注入キャビティと、該原料注入キャビティと上記サイドキャビティとをそれぞれ連通させる原料流路と、上記センターキャビティと上記サイドキャビティとの間に、上方に向けて突出形成した仕切部とを有しており、
上記原料注入キャビティは、上記サイドキャビティ及び上記原料流路よりも重力方向において高い位置に形成されており、
上記原料注入キャビティの開口部の内形は、上記第2注入ノズルの吐出先端開口部の内形よりも大きくなっており、
上記シートクッションを製造するに当たっては、上記センターキャビティに上記第1発泡ウレタン原料を注入し、上記原料注入キャビティに上記第2発泡ウレタン原料を注入して、該第2発泡ウレタン原料を、重力により上記原料注入キャビティから上記原料流路を経由して上記サイドキャビティに流入させ、
上記上型を閉じ、該上型の上型成形面に形成した閉塞突出部によって上記原料流路と上記サイドキャビティとの間を遮蔽して該サイドキャビティを閉塞し、上記第1発泡ウレタン原料及び上記第2発泡ウレタン原料を発泡させると共に、これらを上記仕切部と上記上型の上型成形面との間に形成した各接合間隙又はその近傍において接合させることを特徴とするシートクッションの製造方法にある(請求項1)。
本発明のシートクッションの製造方法は、センター部とサイド部との物性が異なるシートクッションを、サイド部の一部をセンター部に食い込ませることなく、かつ、サイド部に欠肉部を生じさせることなく製造することができるものである。
すなわち、本発明においては、上記シートクッションを製造するために、上記下型において、上記センターキャビティ及び上記サイドキャビティとは別に、上記第2発泡ウレタン原料を注入するための原料注入キャビティを形成しておく。また、この原料注入キャビティとサイドキャビティとを上記原料流路で連通させておく。
また、上記原料注入キャビティの開口部の内形は、上記第2注入ノズルの吐出先端開口部の内形よりも大きくしておく。
そして、上記シートクッションを製造するに当たっては、上記センターキャビティに上記第1発泡ウレタン原料を注入し、上記原料注入キャビティに上記第2発泡ウレタン原料を注入する。このとき、第2発泡ウレタン原料の注入は、上記第2注入ノズルの吐出先端開口部の内形よりも大きい内形を有する原料注入キャビティの開口部に対して行うことができる。そのため、上記下型への第2発泡ウレタン原料の供給が容易かつ確実になり、規定量の第2発泡ウレタン原料を確実に下型に供給することができる。
ここで、上記原料注入キャビティの開口部の内形が上記注入ノズルの吐出先端開口部の内形よりも大きい状態とは、原料注入キャビティの開口部に注入ノズルの吐出先端開口部を対向させたときに、注入ノズルの吐出先端開口部の内形の全体が原料注入キャビティの開口部の内側に位置することができる状態をいう。これにより、第2発泡ウレタン原料が原料注入キャビティに注入されずにこぼれてしまうことを防止することができる。
そして、上記原料注入キャビティに注入された第2発泡ウレタン原料は、この原料注入キャビティから上記原料流路に流出する。このとき、上記規定量が確実に供給された第2発泡ウレタン原料は、原料注入キャビティから原料流路を経由してサイドキャビティに流入させることができる。そのため、例えば、上記第2原料ノズルの内形よりも小さな左右方向の幅を有するサイドキャビティに対しても、上記第2発泡ウレタン原料を不足なく確実に流入させることができる。
そして、第2発泡ウレタン原料を発泡させたときには、この発泡後の第2発泡ウレタン原料により、サイドキャビティの全体を確実に充填することができる。
そのため、サイドキャビティにおいて、第2原料の充填不足のために生じる空隙である欠肉部の発生を防止でき、規定の形状を有するサイド部を成形することができる。
それ故、本発明によれば、サイド部の左右方向の幅が狭くてもサイド部の一部をセンター部に食い込ませることなく、かつサイド部に欠肉部を生じさせることなく、シートクッションを製造することができる。
第2の発明は、第1注入ノズルから注入した液状の第1発泡ウレタン原料を発泡させてなるセンター部と、該センター部の左右側方の少なくとも一方に、上記第1発泡ウレタン原料とは異なる第2発泡ウレタン原料を第2注入ノズルから注入して発泡させてなるサイド部とを一体的に有してなるシートクッションを製造する装置において、
該製造装置は、上記シートクッションの表面側を成形する下型成形面を備えた下型と、該下型に対して開閉可能で、上記シートクッションの裏面側を成形する上型成形面を備えた上型とを有し、
上記下型は、上記センター部を成形するためのセンターキャビティと、上記サイド部を成形するためのサイドキャビティと、上記第2発泡ウレタン原料を注入するための原料注入キャビティと、該原料注入キャビティと上記サイドキャビティとをそれぞれ連通させる原料流路と、上記センターキャビティと上記サイドキャビティとの間に、上方に向けて突出形成した仕切部とを有しており、
上記原料注入キャビティは、上記サイドキャビティ及び上記原料流路よりも重力方向において高い位置に形成されており、
上記原料注入キャビティの開口部の内形は、上記第2注入ノズルの吐出先端開口部の内形よりも大きくなっており、
上記仕切部は、上記上型を閉じた際に、上記上型の上型成形面との間に接合間隙をそれぞれ形成するよう構成されており、
上記上型の上型成形面には、上記上型を閉じた際に、上記原料流路と上記サイドキャビティとの間を遮蔽して該サイドキャビティを閉塞する閉塞突出部が形成されていることを特徴とするシートクッションの製造装置にある(請求項)。
本発明のシートクッションの製造装置は、センター部とサイド部との物性が異なるシートクッションを、サイド部の一部をセンター部に食い込ませることなく、かつ、サイド部に欠肉部を生じさせることなく製造することができるものである。
すなわち、本発明においては、上記シートクッションを製造するために、上記下型において、上記センターキャビティ及び上記サイドキャビティとは別に、上記第2発泡ウレタン原料を注入するための原料注入キャビティが形成してあり、この原料注入キャビティとサイドキャビティとは上記原料流路で連通させている。
また、上記原料注入キャビティの開口部の内形は、上記第2注入ノズルの吐出先端開口部の内形よりも大きくしておく。
そして、上記第2発泡ウレタン原料の注入は、上記第2注入ノズルの吐出先端開口部の内形よりも大きい開口部の内形を有する原料注入キャビティに対して行うことができ、規定量の第2発泡ウレタン原料を確実に下型に供給することができる。そのため、例えば、上記第2原料ノズルの内形よりも小さな左右方向の幅を有するサイドキャビティに対しても、第2発泡ウレタン原料を不足なく確実に流入させることができる。
それ故、本発明によっても、上記製造方法の発明と同様に、サイド部の一部をセンター部に食い込ませることなく、かつサイド部に欠肉部を生じさせることなく、シートクッションを製造することができる。
上述した第1の発明のシートクッションの製造方法及び第2の発明のシートクッションの製造装置における好ましい実施形態につき説明する。
上記第1、第2の発明において、上記原料注入キャビティは、上記センターキャビティに隣接させてその前後方向における前方又は後方に形成することが好ましい。
上記第1の発明においては、上記サイドキャビティは、上記センターキャビティの左右両側に一対に形成されていることが好ましい(請求項2)。
この場合には、上記各サイドキャビティにそれぞれサイド部を成形して、センター部への食い込みがなく、かつ欠肉部がない一対のサイド部を有するシートクッションを製造することができる。
また、上記サイドキャビティは、幅広キャビティ部と、該幅広キャビティ部よりも左右方向の幅が狭い幅狭キャビティ部とを有しており、上記幅狭キャビティ部が上記原料流路により上記原料注入キャビティと連通していることが好ましい(請求項3)。
この場合は、幅広部とこの幅広部よりも左右方向の幅が狭い幅狭部とを有してなるサイド部を成形する場合である。そして、このように、幅狭部を有するサイド部であっても、その一部をセンター部に食い込ませることなく、かつ欠肉部を生じさせることなく成形することができる。
また、上記のごとく、上記第2発泡ウレタン原料は、重力により上記原料注入キャビティから上記原料流路を経由して上記サイドキャビティへと流入させる
これにより、上記原料注入キャビティからサイドキャビティへの第2発泡ウレタン原料の流入は、特別な装置等を設けることなく容易に行うことができる。
ここで、上記重力による第2発泡ウレタン原料のサイドキャビティへの流入は、上記下型において、上記原料注入キャビティをサイドキャビティよりも高い位置に形成しておくことにより実現することができる。また、上記重力による第2発泡ウレタン原料のサイドキャビティへの流入は、シートクッションの成形時に上記成形型の全体を傾斜させて、原料注入キャビティをサイドキャビティよりも高い位置にして実現することもできる。
また、上記サイドキャビティを一対に形成した場合には、上記原料注入キャビティは、上記下型において1箇所に形成しておき、上記第2発泡ウレタン原料は、上記1箇所の原料注入キャビティから上記各原料流路に分岐させて流出させることが好ましい(請求項)。
この場合には、上記第2発泡ウレタン原料の注入は、1つの注入ノズルにより上記1箇所の原料注入キャビティに行うだけで済ませることができる。そのため、第2発泡ウレタン原料の注入が一層容易になる。また、この場合には、上記1箇所の原料注入キャビティから上記各原料流路に分岐して流出させた第2発泡ウレタン原料を、上記各サイドキャビティに同じタイミングで流入させることができる。
また、上記サイドキャビティを一対に形成した場合には、上記原料注入キャビティは、上記各サイドキャビティに対応して複数箇所に形成しておき、上記第2発泡ウレタン原料は、上記各原料注入キャビティから上記各原料流路に流出させることもできる(請求項)。
この場合には、上記複数箇所の原料注入キャビティにそれぞれ第2発泡ウレタン原料を注入し、この第2発泡ウレタン原料を、各原料注入キャビティから各原料流路を通過させて各サイドキャビティに流入させることができる。
また、上記のごとく、上記上型を閉じる際には、上記原料流路と上記サイドキャビティとの間を遮蔽して、該サイドキャビティを閉塞する
これにより、上記原料流路を経由して上記サイドキャビティに必要な量の第2発泡ウレタン原料を流入させた後に、原料流路とサイドキャビティとの間を遮蔽してこのサイドキャビティを閉塞し、このサイドキャビティに流入した第2発泡ウレタン原料が原料流路に逆流して発泡することを防止することができる。
そのため、サイドキャビティにおいて、発泡後にサイドキャビティを満たす最適な量の第2発泡ウレタン原料を流入させた状態で発泡させることができる。そのため、サイドキャビティにおいて、未充填の空隙である欠肉部が形成されることを一層容易かつ確実に防止することができる。
また、上記原料注入キャビティ及び上記原料流路に形成された発泡体は、上記原料注入キャビティ及び上記原料流路から離型した後に切除することもできる
この場合には、上記シートクッションを成形した後に、上記原料注入キャビティ及び上記原料流路に形成した不要な発泡体を切除して、上記センター部及びサイド部を有してなるシートクッションを製造することができる。
また、上記第2の発明においては、上記サイドキャビティは、上記センターキャビティの左右両側に形成されていることが好ましい(請求項)。
この場合には、上記各サイドキャビティにそれぞれサイド部を成形して、センター部への食い込みがなく、かつ欠肉部がない一対のサイド部を有するシートクッションを製造することができる。
また、上記のごとく、上記原料注入キャビティは、重力方向において上記サイドキャビティよりも高い位置に形成されている
これにより、上記原料注入キャビティに注入した第2発泡ウレタン原料を、重力により上記原料流路を経由して上記サイドキャビティへと流入させることができる。そのため、この流入は、特別な装置等を設けることなく容易に行うことができる。
また、上記原料注入キャビティは、上記下型の1箇所に形成されており、上記原料流路は、上記1箇所の原料注入キャビティと上記各サイドキャビティとをそれぞれ連通させるよう一対に形成されていることが好ましい(請求項)。
この場合には、上記第2発泡ウレタン原料の注入は、1つの注入ノズルにより上記1箇所の原料注入キャビティに行うだけで済ませることができる。そのため、第2発泡ウレタン原料の注入が一層容易になる。
また、この場合には、上記1箇所の原料注入キャビティに注入した第2発泡ウレタン原料を、上記各原料流路に流出させ、この各原料流路から上記各サイドキャビティに同じタイミングで流入させることができる。
また、上記原料注入キャビティは、上記各サイドキャビティに対応して複数箇所に形成されており、上記原料流路は、上記各原料注入キャビティと上記各サイドキャビティとをそれぞれ連通させるよう形成されていることもできる(請求項)。
この場合には、上記複数箇所の原料注入キャビティにそれぞれ第2発泡ウレタン原料を注入し、この第2発泡ウレタン原料を、各原料注入キャビティから各原料流路を通過させて各サイドキャビティに流入させることができる。
また、上記のごとく、上記上型の上型成形面には、上記上型を閉じた際に、上記原料流路と上記サイドキャビティとの間を遮蔽して該サイドキャビティを閉塞する閉塞突出部が形成されている
これにより、上記原料流路を経由して上記サイドキャビティに必要な量の第2発泡ウレタン原料を流入させた後には、上記上型を閉じて上記閉塞突出部により原料流路とサイドキャビティとの間を閉塞し、サイドキャビティに流入した第2発泡ウレタン原料が原料流路に逆流して発泡することを防止することができる。
そのため、サイドキャビティにおいて、発泡後にサイドキャビティを満たす最適な量の第2発泡ウレタン原料を保持した状態で発泡させることができる。そのため、サイドキャビティにおいて、未充填の空隙である欠肉部が形成されることを一層容易に防止することができる。
以下に、図面を用いて本発明のシートクッションの製造方法及び製造装置にかかる実施例につき説明する。
(実施例1)
本例のシートクッション1は、図6、図7〜図9に示すごとく、第1注入ノズル51から注入した液状の第1発泡ウレタン原料61を発泡させてなるセンター部11と、このセンター部11の左右両側に形成され、上記第1発泡ウレタン原料61とは異なる液状の第2発泡ウレタン原料62を第2注入ノズル52から注入して発泡させてなる一対のサイド部12とを一体的に有してなる。本例の製造装置2は、上記シートクッション1を成形するための成形型20を有しており、この成形型20は、シートクッション1の表面側101を成形する下型成形面30を備えた下型3と、この下型3に対して開閉可能で、シートクッション1の裏面側102を成形する上型成形面40を備えた上型4とを有している。
上記下型3は、上記センター部11を成形するためのセンターキャビティ31と、上記一対のサイド部12を成形するための一対のサイドキャビティ32と、上記第2発泡ウレタン原料62を注入するための原料注入キャビティ35とを有している。また、上記下型3は、原料注入キャビティ35と上記各サイドキャビティ32とをそれぞれ連通させる一対の原料流路36と、上記センターキャビティ31と上記各サイドキャビティ32との間に上方に向けてそれぞれ突出形成した一対の左右仕切部33とを有している。
上記各左右仕切部33は、上記上型4を閉じた際に、この上型4の上型成形面40との間に接合間隙39をそれぞれ形成するよう構成されている。
また、図1、図2、図4に示すごとく、上記原料注入キャビティ35の開口部351の内形は、上記第2注入ノズル52の先端開口部521の内形よりも大きくなっている。
また、図2、図4、図5に示すごとく、上記原料注入キャビティ35と上記各原料流路36との間には、上方に向けて突出した原料流出堰37がそれぞれ形成されている。本例では、上記第2発泡ウレタン原料62を上記原料注入キャビティ35から上記各原料流路36に流出させるための原料流出部371は、上記原料流出堰37の上端に形成されている。
そして、図1、図2に示すごとく、本例の成形型20は、各原料流出部371により、第2発泡ウレタン原料62を原料注入キャビティ35から各原料流路36を経由して各サイドキャビティ32に互いに相重なるタイミングで流入させることができるよう構成されている。
また、本例では、上記成形型20を有する製造装置2を用いて、上記シートクッション1を製造する。このシートクッション1を製造するに当たっては、図4に示すごとく、上記センターキャビティ31に上記第1発泡ウレタン原料61を注入し、上記原料注入キャビティ35に上記第2発泡ウレタン原料62を注入して、この第2発泡ウレタン原料62を、図2に示すごとく、上記原料注入キャビティ35から上記各原料流路36を経由して上記各サイドキャビティ32に互いに相重なるタイミングで流入させる。
次いで、図6に示すごとく、上記上型4を閉じ、上記第1発泡ウレタン原料61及び上記第2発泡ウレタン原料62を発泡させると共に、これらを上記各左右仕切部33と上記上型4の上型成形面40との間に形成した各接合間隙39又はその近傍において接合させる。こうして、センターキャビティ31に上記センター部11を成形すると共に各サイドキャビティ32に上記サイド部12をそれぞれ成形して、上記シートクッション1を成形することができる。
以下に、これを詳説する。
図1に示すごとく、本例の原料注入キャビティ35は、上記センターキャビティ31の前後方向Lにおける後方に隣接して形成されている。また、本例では、上記サイド部12を左右対称の形状に形成するため、上記原料注入キャビティ35は、左右のサイドキャビティ32から略同一の位置に形成した。
また、図2に示すごとく、上記原料流路36は、原料注入キャビティ35の左右両側にそれぞれ形成されており、上記サイドキャビティ32における後方端部323と連通されている。
また、図1に示すごとく、本例の原料注入キャビティ35は、上記下型3において1箇所に形成されている。そして、図2に示すごとく、各原料流路36は、上記1箇所の原料注入キャビティ35と上記各サイドキャビティ32とをそれぞれ連通させるよう一対に形成されている。これにより、上記第2発泡ウレタン原料62は、上記1箇所の原料注入キャビティ35から上記各原料流路36に分岐させて流出させることができる。
また、図2、図4、図5に示すごとく、上記原料注入キャビティ35は、重力方向において上記各サイドキャビティ32よりも高い位置に形成されている。そして、各原料流路36は、原料注入キャビティ35と各サイドキャビティ32とを連通させるよう傾斜状に形成されている。また、本例の原料流出堰37は、その高さや形成位置を調整することにより原料注入キャビティ35に注入した第2発泡ウレタン原料62を、各サイドキャビティ32の容積に応じた割合で各サイドキャビティ32に分配して流入させるための分配手段として機能する。
また、センターキャビティ31と原料注入キャビティ35及び各原料流路36との間には、後方壁311が形成されている。そして、原料注入キャビティ35は、上記各原料流出堰37及び後方壁311によって囲まれて形成されている。
また、上記のごとく、上記原料注入キャビティ35の開口部351の内形は、上記第2注入ノズル52の先端開口部521の内形よりも大きくなっている。さらに、本例では、上記原料注入キャビティ35の開口部351の内形は、上記第2発泡ウレタン原料62を注入するための第2注入ノズル52から略柱状に吐出される第2発泡ウレタン原料62の断面外形(太さ)よりも大きくなっている。
ここで、原料注入キャビティ35の開口部351の内形が第2注入ノズル52の吐出先端開口部521の内形よりも大きい状態とは、原料注入キャビティ35の開口部351に第2注入ノズル52の吐出先端開口部521を対向させたときに、第2注入ノズル52の吐出先端開口部521の内形の全体が原料注入キャビティ35の開口部351の内側に位置して、開口部351と第2注入ノズル52との位置関係に多少の位置ズレがあっても、開口部351の外に第2発泡ウレタン原料62がこぼれるのを防止できる状態をいう。
図1に示すごとく、本例の第2注入ノズル52は、断面略円形を有しており、上記原料注入キャビティ35の開口部351は略長方形状を有している。そして、図2、図4に示すごとく、原料注入キャビティ35の開口部351における前後方向Lの長さL1及び左右方向Wの幅W1が、第2注入ノズル52の吐出先端開口部521の内径D1よりも大きくなっている。
上記原料注入キャビティ35の開口部351における前後方向Lの長さL1は、60〜100mmとし、左右方向Wの幅W1は、60〜100mmとした。また、第2注入ノズル52の吐出先端開口部521の内径D1は、10〜20mmであり、この第2注入ノズル52から吐出される第2発泡ウレタン原料62の外径D2は、10〜50mmである。
なお、開口部351と第2注入ノズル52との位置関係には、正規位置を0とすると±5mm程度の誤差が生じることがあるため、開口部351の長さL1と幅W1とは、第2発泡ウレタン原料62の外径D2よりも10mm以上大きく設定することがより好ましい。
また、図1、図2、図4、図6に示すごとく、上記原料注入キャビティ35は、その開口部351の前後方向Lの長さL1及び左右方向Wの幅W1が、上記サイドキャビティ32の幅狭キャビティ部322の左右方向Wの幅W3よりも大きくなるよう形成した。また、本例では、サイドキャビティ32の幅広キャビティ部321の左右方向Wの幅W2が、サイドキャビティ32の幅狭キャビティ部322の左右方向Wの幅W3よりも大きい。そして、原料注入キャビティ35に注入された第2発泡ウレタン原料62は、幅狭キャビティ部322を経由して幅広キャビティ部321に流入する。なお、幅広キャビティ部321の左右方向Wの幅W2は5〜200mm、幅狭キャビティ部322の左右方向Wの幅W3は5〜15mmとすることができる。
また、図1、図2、図5に示すごとく、上記幅狭キャビティ部322は、サイドキャビティ32の後方部分に形成されており、この幅狭キャビティ部322の後方端部323が原料流路36により原料注入キャビティ35と連通している。
また、図1、図3に示すごとく、上記上型4の上型成形面40には、この上型4を閉じた際に、各原料流路36と各サイドキャビティ32の後方端部323との間を遮蔽して、各サイドキャビティ32を閉塞する閉塞突出部41がそれぞれ形成されている。
また、図1、図4に示すごとく、上記センターキャビティ31においては、このセンターキャビティ31を所定高さを有して前後に仕切る前後仕切部34が形成されている。この前後仕切部34は、センターキャビティ31において、上方に向けて突出して形成されている。
図7〜図9に示すごとく、本例において成形するシートクッション1は、センター部11とセンター部11の左右両側に形成した一対のサイド部12とを、センター部11と各サイド部12との間の接合部15において一体的に接合してなるものである。センター部11と各サイド部12との間には、上記左右仕切部33によって左右スリット13が形成されている。また、センター部11には、上記前後仕切部34によって前後スリット14が形成されている。これらの各スリット13、14の底には、図示しないワイヤが埋設される。このワイヤは、シートクッション1の表面側101を表皮で覆ってシートを形成する際に、上記表皮をシートクッション1に固定するためのものである。
また、図8、図9に示すごとく、本例の各サイド部12は、上記幅広キャビティ部321によって成形される幅広部121と、この幅広部121よりも左右方向Wの幅が狭く、上記幅狭キャビティ部322によって成形される幅狭部122とを有している。具体的には、幅広部121の左右方向Wの幅は5〜200mmであり、幅狭部122の左右方向Wの幅は5〜15mmである。また、幅狭部122は、サイド部32の後方部分に形成されている。
なお、上記製造装置2は、上記第1注入ノズル51及び第2注入ノズル52を有しており、これらの注入ノズル51、52に第1発泡ウレタン原料61及び第2発泡ウレタン原料62をそれぞれ供給するための原料タンク(図示略)を有している。
次に、上記製造装置2を用いてシートクッション1を製造する方法につき説明する。
上記シートクッション1を製造するに当たっては、図1、図4に示すごとく、上記センターキャビティ31の上方に第1注入ノズル51を配置し吐出先端開口部を型面に対向させ、この第1注入ノズル51からセンターキャビティ31内に第1発泡ウレタン原料61を注入する。また、上記原料注入キャビティ35の開口部351の上方に第2注入ノズル52の吐出先端開口部521を配置して型面に対向させ、この第2注入ノズル52から原料注入キャビティ35内に第2発泡ウレタン原料62を注入する。このとき、第2注入ノズル52の吐出先端開口部521の内径D1及び第2発泡ウレタン原料62の外径D2は、原料注入キャビティ35の開口部351の前後方向Lの長さL1及び左右方向Wの幅W1よりも小さいため、第2注入ノズル52から吐出させた第2発泡ウレタン原料62を、原料注入キャビティ35内に確実に注入することができる。そして、規定量の第2発泡ウレタン原料62を確実に下型3に供給することができる。
そして、センターキャビティ31に注入された第1発泡ウレタン原料61は、センターキャビティ31内を流動して発泡し、このセンターキャビティ31内に広がっていく。
一方、図2に示すごとく、原料注入キャビティ35に注入された第2発泡ウレタン原料62は、原料注入キャビティ35から左右の原料流出堰37の上端を乗り越えて各原料流路36に分岐して流出する。このとき、原料注入キャビティ35は各サイドキャビティ32及び各原料流路36よりも重力方向において高い位置に形成されており、第2発泡ウレタン原料62を重力により各原料流路36に流出させることができる。
また、本例では、左右の原料流出堰37は、互いに略同一の高さに突出形成されている。そのため、左右の原料流出堰37の上端から左右の原料流路36に流出する第2発泡ウレタン原料62の流出流量を互いにほぼ同じ量とすることができる。
次いで、各原料流路36に流出した第2発泡ウレタン原料62は、この原料流路36を滑らかに流下して、各サイドキャビティ32の後方端部323から各サイドキャビティ32へと流入する。本例では、各サイドキャビティ32の容積を左右で略同一にしており、各原料流出堰37の高さの左右で略同一にしているため、上記第2発泡ウレタン原料62を、略同一容積の各サイドキャビティ32に略同一流量で分配して流入させることができる。また、各サイドキャビティ32には、略同一のタイミングで第2発泡ウレタン原料62の流入を開始させることができる。
そのため、本例においては、上記1箇所の原料注入キャビティ35内の1箇所に第2発泡ウレタン原料62を注入するだけで、両サイドキャビティ32に互いに相重なるタイミングで流入させることができ、一方のサイドキャビティ32における第2発泡ウレタン原料62が発泡を開始するタイミングと、他方のサイドキャビティ32における第2発泡ウレタン原料62が発泡を開始するタイミングとに時間差が生じることがほとんどなく、これらのタイミングをほぼ一致させることができる。
また、上記各原料流路36から各サイドキャビティ32への第2発泡ウレタン原料62の流入は、各サイドキャビティ32の幅狭キャビティ部322から行われる。そして、第2発泡ウレタン原料62は、幅狭キャビティ部322を通過してから幅広キャビティ部321に流入する。そのため、特に、左右方向Wの幅W3が狭くて第2発泡ウレタン原料62が充填されにくい幅狭キャビティ部322に、不足なく確実に第2発泡ウレタン原料62を流入させることができる。
そして、第2発泡ウレタン原料62が発泡したときには、この発泡後の第2発泡ウレタン原料62により、各サイドキャビティ32の全体を確実に充填することができる。そのため、各サイドキャビティ32において、第2発泡ウレタン原料62の充填不足のために生じる空隙である欠肉部の発生を確実に防止でき、規定の形状を有するサイド部12を成形することができる。
また、上記第1発泡ウレタン原料61及び第2発泡ウレタン原料62を注入し、発泡後各サイドキャビティ32をそれぞれ不足なく充填できる量の第2発泡ウレタン原料62を各原料流路36を経由して各サイドキャビティ32に流入させた後に、上記上型4を下型3に対して閉じる。
このとき、図3に示すごとく、上型4の上型成形面40に形成した各閉塞突出部41が、各原料流路36と各サイドキャビティ32の後方端部323との間をそれぞれ遮蔽して各サイドキャビティ32を閉塞する。また、上記後方壁311と上型成形面40との間も遮蔽されて、センターキャビティ31も閉塞される。
これにより、各サイドキャビティ32に流入した第2発泡ウレタン原料62が各原料流路36に逆流して発泡することを防止することができる。
したがって、上記上型4を閉じて、各サイドキャビティ32において第2発泡ウレタン原料62を発泡させるとき、この第2発泡ウレタン原料62は、各サイドキャビティ32内で原料不足を生じたりすることがない。
そして、図6に示すごとく、センターキャビティ31において発泡する第1発泡ウレタン原料61と、各サイドキャビティ32において発泡する第2発泡ウレタン原料62とを、上記各左右仕切部33と上記上型4の上型成形面40との間に形成した各接合間隙39又はその近傍で接合させて、各接合間隙39又はその近傍に第1発泡ウレタン原料61と第2発泡ウレタン原料62との接合部15を形成することができる。
言い換えれば、一度の注入で両サイドキャビティ32にほぼ同時に第2発泡ウレタン原料62を流入させることができる。そのため、センターキャビティ31において発泡する第1発泡ウレタン原料61と各サイドキャビティ32において発泡する第2発泡ウレタン原料62とが発泡するタイミングを調整することが容易となり、いずれかのサイドキャビティ32における第2発泡ウレタン原料62が、センターキャビティ31内に浸入して発泡したり、逆にセンターキャビティ31内における第1発泡ウレタン原料61が、いずれかのサイドキャビティ32内に浸入して発泡したりすることを防止することができる。
そして、上記センターキャビティ31においては、上記第1発泡ウレタン原料61から所定の形状のセンター部11を成形することができ、上記各サイドキャビティ32においては、上記第2発泡ウレタン原料62から所定の形状の各サイド部12を成形することができる。
それ故、本例によれば、第1発泡ウレタン原料61によるセンター部11と第2発泡ウレタン原料62による各サイド部12との間の各接合部15を、左右均等に形成したシートクッション1を製造することができる。
また、上記のごとく、上記第2発泡ウレタン原料62の注入は各サイドキャビティ32とは異なる原料注入キャビティ35に行っているため、上記各サイド部12は、これを構成する第2発泡ウレタンの一部がセンター部11に食い込んだ状態で成形されることがない。
それ故、本例によれば、サイド部12の一部をセンター部11に食い込ませることなく、かつサイド部12に欠肉部を生じさせることなく、シートクッション1を製造することができる。
なお、上記原料注入キャビティ35に注入する第2発泡ウレタン原料62の時間当りの注入量は、当該第2発泡ウレタン原料62が液体の状態で原料注入キャビティ35から流出する量よりも多い量とした。そのため、原料注入キャビティ35に注入した液体状態の第2発泡ウレタン原料62を、原料注入キャビティ35内に一時的に貯留させ、原料注入キャビティ35から確実に流出させることができる。そして、各サイドキャビティ32に、発泡後に各サイドキャビティ32を満たす適切な量の第2発泡ウレタン原料62を流入させることができる。
また、本例の製造装置2において成形したシートクッション1は、シートの座部に使用されるものである。そして、上記センター部11は、シートに着座する着座者の臀部から加わる荷重を受けるものであり、上記一対のサイド部12は、上記着座者の臀部及び大腿部の付近を左右から支持して着座者の姿勢を支えることができるものである。これに対し、図10に示すごとく、上記製造装置2においては、シートの背もたれ部に使用するシートクッション1(シートバックともいう)を成形することもできる。この場合には、上記センター部11は、着座者の背中から加わる荷重を受け、上記一対のサイド部12は、着座者の上半身を左右から支持して着座者の姿勢を支えることができる。
また、図10に示すごとく、上記背もたれ部に使用されるシートクッション1におけるセンター部11は、その前後方向Lに伸びるセンタースリット131を有している。
そして、このシートクッション1におけるサイド部12は、その全体における左右方向Wの幅を5〜200mmとすることができる。そして、上記座部に使用するシートクッション1におけるサイド部12と同様に、左右方向Wの幅が小さなサイド部12であっても、上記原料注入キャビティ35に第2発泡ウレタン原料62を注入し、これを原料流路36を経由させてサイドキャビティ32に流入させることにより、欠肉部を生じることなく成形することができる。
また、本例においては、上記サイドキャビティ32は、上記センターキャビティ31の左右両側に一対に形成したが、これに対し、サイドキャビティ32は、センターキャビティ31の左右側方の一方だけに形成することもできる。この場合には、センター部11の左右側方の一方にサイド部12を一体的に接合してなるシートクッション1を成形することができる。
(実施例2)
本例は、図11に示すごとく、上記実施例1における原料流出堰37を形成する代わりに、上記原料注入キャビティ35と各原料流路36との間に上方に向けて突出した原料貯留堰38をそれぞれ形成すると共に、この各原料貯留堰38の下端に上記実施例1における原料流出部371に相当する原料流出口381をそれぞれ形成した例である。そして、本例では、第2発泡ウレタン原料62を各原料貯留堰38の間に位置する原料注入キャビティ35に貯留しながら、この第2発泡ウレタン原料62を各原料流出口381から所定の流量で各原料流路36へと流出させる。
また、図11に示すごとく、本例の原料貯留堰38は、原料注入キャビティ35と各原料流路36との間に、上下にスライド可能に配設されている。そして、各原料貯留堰38の上下方向の位置を調節することにより、各原料流出口381の開口面積を調節することができる。そして、この開口面積の調節により、各原料流出口381から各原料流路36に流出させる第2発泡ウレタン原料62の流出流量Q2、Q3を調節することができる。
そして、本例では、右側の原料流出口381を通過させる第2発泡ウレタン原料62の流出流量Q2と、左側の原料流出口381を通過させる第2発泡ウレタン原料62の流出流量Q3との和Q2+Q3は、上記第2注入ノズル52から原料注入キャビティ35に注入する第2発泡ウレタン原料62の注入流量Q1よりも小さくした(Q1>Q2+Q3)。
そして、第2注入ノズル52からは、上記流出流量の和Q2+Q3よりも多い注入流量Q1で第2発泡ウレタン原料62を原料注入キャビティ35に注入することにより、当該第2発泡ウレタン原料62を、各原料貯留堰38同士の間に一旦貯留しながら、各原料流出口381から上記各原料流路36に流出させることができる。そのため、各原料流出口381からの第2発泡ウレタン原料62の流出流量Q2、Q3を安定させることができる。
また、上記原料注入キャビティ35の底部は、左右方向Wの中心部に形成した頂点部352と、この頂点部352から左右に下降傾斜する傾斜面353とを有している。また、各原料流路36の底面も傾斜して形成されており、原料注入キャビティ35の傾斜面353から連続して形成されている。これにより、第2発泡ウレタン原料62を原料注入キャビティ35から各原料流路36へと一層滑らかに流出させることができる。
なお、上記各サイドキャビティ32の容積が左右で異なるときには、この異なる容積に応じて、上記各原料貯留堰38を上方又は下方にスライドさせてその位置を調節することができる。そして、サイドキャビティ32の互いに異なる容積に応じて上記各原料流出口381の開口面積を調節し、各サイドキャビティ32への第2発泡ウレタン原料62の流入量を調節することができる。これにより、左右のサイドキャビティ32の容積が異なる場合でも、各サイドキャビティ32に略同一のタイミングで第2発泡ウレタン原料62の流入を開始させることができ、センター部11の左右において、略均等に上記各接合部15を形成することができる。
その他は、本例においても、上記実施例1と同様であり、上記実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
(実施例3)
本例は、図12、図13に示すごとく、上記原料注入キャビティ35を1箇所だけではなく、複数箇所に形成した例である。本例の原料注入キャビティ35は、上記左右のサイドキャビティ32にそれぞれ連通して形成されている。具体的には、原料注入キャビティ35は、各サイドキャビティ32の側方に形成されており、各サイドキャビティ32の側方において各サイドキャビティ32と各原料注入キャビティ35とが各原料流路36によって連通されている。
そして、本例では、図12、図13に示すごとく、上記第2発泡ウレタン原料62は、上記各原料注入キャビティ35からそれぞれ別々に各原料流路36に流出させ、その後、各原料流路36から各サイドキャビティ32に流入させることができる。
また、本例の各サイドキャビティ32も、上記実施例1と同様に、上記幅広部121を成形するための幅広キャビティ部321と、上記幅狭部122を成形するための幅狭キャビティ部322とを有している。そして、各サイドキャビティ32の側方に形成した各原料流路36は、各サイドキャビティ32の幅狭キャビティ部322に連通している。
そのため、本例においても、各原料流路36から各サイドキャビティ32への第2発泡ウレタン原料62の流入は、幅狭キャビティ部322を通過してから幅広キャビティ部321へと行われる。そのため、第2発泡ウレタン原料62を各サイドキャビティ32の全体に確実に充填することができ、各サイドキャビティ32において、第2発泡ウレタン原料62の充填不足のために生じる空隙である欠肉部の発生を確実に防止することができる。
その他は、本例においても、上記実施例1と同様であり、上記実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
実施例1における、シートクッションの製造装置を示す平面図。 実施例1における、第2発泡ウレタン原料を注入した状態のシートクッションの製造装置を示す図で、図1におけるA−A線矢視断面図。 実施例1における、上型を閉じた状態のシートクッションの製造装置を示す図で、図1におけるA−A線矢視断面図。 実施例1における、第1発泡ウレタン原料及び第2発泡ウレタン原料を注入した状態のシートクッションの製造装置を示す図で、図1におけるB−B線矢視断面図。 実施例1における、シートクッションの製造装置を示す図で、図1におけるC−C線矢視断面図。 実施例1における、シートクッションを成形した状態のシートクッションの製造装置を示す図で、図1におけるD−D線矢視断面図。 実施例1における、シートクッションを示す斜視図。 実施例1における、シートクッションを示す図で、図7におけるE−E線矢視断面図。 実施例1における、シートクッションを示す図で、図7におけるF−F線矢視断面図。 実施例1における、背もたれ部に使用するシートクッションを示す斜視図。 実施例2における、原料注入キャビティに第2発泡ウレタン原料を注入している状態を示す図で、図1におけるA−A線矢視相当の拡大断面図。 実施例3における、シートクッションの製造装置を示す平面図。 実施例3における、第2発泡ウレタン原料を注入した状態のシートクッションの製造装置を示す図で、図12におけるG−G線矢視断面図。
符号の説明
1 シートクッション
11 センター部
12 サイド部
121 幅広部
122 幅狭部
15 接合部
2 製造装置
20 成形型
3 下型
30 下型成形面
31 センターキャビティ
32 サイドキャビティ
321 幅広キャビティ部
322 幅狭キャビティ部
33 左右仕切部
35 原料注入キャビティ
351 開口部
36 原料流路
37 原料流出堰
371 原料流出部
38 原料貯留堰
381 原料流出口
39 接合間隙
4 上型
40 上型成形面
41 閉塞突出部
51 第1注入ノズル
52 第2注入ノズル
521 先端開口部
61 第1発泡ウレタン原料
62 第2発泡ウレタン原料
L 前後方向
W 左右方向

Claims (9)

  1. 第1注入ノズルから注入した液状の第1発泡ウレタン原料を発泡させてなるセンター部と、該センター部の左右側方の少なくとも一方に、上記第1発泡ウレタン原料とは異なる第2発泡ウレタン原料を第2注入ノズルから注入して発泡させてなるサイド部とを一体的に有してなるシートクッションを、成形型を用いて製造する方法において、
    上記成形型は、上記シートクッションの表面側を成形する下型成形面を備えた下型と、該下型に対して開閉可能で、上記シートクッションの裏面側を成形する上型成形面を備えた上型とを有し、
    上記下型は、上記センター部を成形するためのセンターキャビティと、上記サイド部を成形するためのサイドキャビティと、上記第2発泡ウレタン原料を注入するための原料注入キャビティと、該原料注入キャビティと上記サイドキャビティとをそれぞれ連通させる原料流路と、上記センターキャビティと上記サイドキャビティとの間に、上方に向けて突出形成した仕切部とを有しており、
    上記原料注入キャビティは、上記サイドキャビティ及び上記原料流路よりも重力方向において高い位置に形成されており、
    上記原料注入キャビティの開口部の内形は、上記第2注入ノズルの吐出先端開口部の内形よりも大きくなっており、
    上記シートクッションを製造するに当たっては、上記センターキャビティに上記第1発泡ウレタン原料を注入し、上記原料注入キャビティに上記第2発泡ウレタン原料を注入して、該第2発泡ウレタン原料を、重力により上記原料注入キャビティから上記原料流路を経由して上記サイドキャビティに流入させ、
    上記上型を閉じ、該上型の上型成形面に形成した閉塞突出部によって上記原料流路と上記サイドキャビティとの間を遮蔽して該サイドキャビティを閉塞し、上記第1発泡ウレタン原料及び上記第2発泡ウレタン原料を発泡させると共に、これらを上記仕切部と上記上型の上型成形面との間に形成した各接合間隙又はその近傍において接合させることを特徴とするシートクッションの製造方法。
  2. 請求項1において、上記サイドキャビティは、上記センターキャビティの左右両側に一対に形成されていることを特徴とするシートクッションの製造方法。
  3. 請求項1又は2において、上記サイドキャビティは、幅広キャビティ部と、該幅広キャビティ部よりも左右方向の幅が狭い幅狭キャビティ部とを有しており、上記幅狭キャビティ部が上記原料流路により上記原料注入キャビティと連通していることを特徴とするシートクッションの製造方法。
  4. 請求項2又は3において、上記原料注入キャビティは、上記下型において1箇所に形成しておき、上記第2発泡ウレタン原料は、上記1箇所の原料注入キャビティから上記各原料流路に分岐させて流出させることを特徴とするシートクッションの製造方法。
  5. 請求項2又は3において、上記原料注入キャビティは、上記各サイドキャビティに対応して複数箇所に形成しておき、上記第2発泡ウレタン原料は、上記各原料注入キャビティから上記各原料流路に流出させることを特徴とするシートクッションの製造方法。
  6. 第1注入ノズルから注入した液状の第1発泡ウレタン原料を発泡させてなるセンター部と、該センター部の左右側方の少なくとも一方に、上記第1発泡ウレタン原料とは異なる第2発泡ウレタン原料を第2注入ノズルから注入して発泡させてなるサイド部とを一体的に有してなるシートクッションを製造する装置において、
    該製造装置は、上記シートクッションの表面側を成形する下型成形面を備えた下型と、該下型に対して開閉可能で、上記シートクッションの裏面側を成形する上型成形面を備えた上型とを有し、
    上記下型は、上記センター部を成形するためのセンターキャビティと、上記サイド部を成形するためのサイドキャビティと、上記第2発泡ウレタン原料を注入するための原料注入キャビティと、該原料注入キャビティと上記サイドキャビティとをそれぞれ連通させる原料流路と、上記センターキャビティと上記サイドキャビティとの間に、上方に向けて突出形成した仕切部とを有しており、
    上記原料注入キャビティは、上記サイドキャビティ及び上記原料流路よりも重力方向において高い位置に形成されており、
    上記原料注入キャビティの開口部の内形は、上記第2注入ノズルの吐出先端開口部の内形よりも大きくなっており、
    上記仕切部は、上記上型を閉じた際に、上記上型の上型成形面との間に接合間隙をそれぞれ形成するよう構成されており、
    上記上型の上型成形面には、上記上型を閉じた際に上記原料流路と上記サイドキャビティとの間を遮蔽して該サイドキャビティを閉塞する閉塞突出部が形成されていることを特徴とするシートクッションの製造装置。
  7. 請求項6において、上記サイドキャビティは、上記センターキャビティの左右両側に形成されていることを特徴とするシートクッションの製造装置。
  8. 請求項7において、上記原料注入キャビティは、上記下型の1箇所に形成されており、上記原料流路は、上記1箇所の原料注入キャビティと上記各サイドキャビティとをそれぞれ連通させるよう一対に形成されていることを特徴とするシートクッションの製造装置。
  9. 請求項7において、上記原料注入キャビティは、上記各サイドキャビティに対応して複数箇所に形成されており、上記原料流路は、上記各原料注入キャビティと上記各サイドキャビティとをそれぞれ連通させるよう形成されていることを特徴とするシートクッションの製造装置。
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