JP3765588B2 - 映像再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、カラオケシステムの背景映像として再生される動画再生ディスク(コンパクトディスク)などを再生する映像再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、映像カラオケ装置において曲データとは別個に映像データを記憶させておき、曲の演奏時に、背景画として表示するカラオケシステムで、演奏曲のイメージに合いしかも異なった背景画を長時間に渡り再生可能な装置が提案されている。その一案として実現されているのが、装置内に複数の、動画再生ディスク(コンパクトディスク)を再生する手段を持ち、それぞれの動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)に動画再生ディスク(コンパクトディスク)を装着し演奏曲のイメージに合った映像を複数の動画再生ディスク(コンパクトディスク)から選び再生する装置が提案されている。
【0003】
この動画再生装置(ディスクプレーヤ)では、演奏曲の内容やイメージに合わせたジャンルの動画データが収められているディスクを用いる。同ジャンルで異なった動画データを持つディスクを用意して、それを動画再生装置(ディスクプレーヤ)内の複数の動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)に装着して、利用者が曲を選択する度に複数のディスクから適当なジャンルの動画を順次選択再生する仕組みである。
【0004】
この動画再生装置(ディスクプレーヤ)では長時間の動画再生を可能とするため、圧縮された動画データを動画再生ディスク(コンパクトディスク)に収めている。そして、その圧縮されたデータを読み取ったのちに所定の手順に従って伸長して背景画像として出力する。
【0005】
一般的に動画再生ディスク(コンパクトディスク)に収められているデータを読み取る際には、読み取るレーザーの出力低下や動画再生ディスク(コンパクトディスク)を回転させるモーターの寿命等種々の条件により読み取りエラーが発生する。そのため、この動画再生装置(ディスクプレーヤ)では読み取りエラーが発生した場合には、読み取りの再試行を行なう。そして、予め複数の全動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)に対して一律に決められた所定の回数再試行しても読み取りエラーが発生する場合には、その動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)は不良と判断して、複数の動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)のうちの他の動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)を利用するようにして動画を再生するようにする。このようにしてカラオケシステムの利用者からはあたかも動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)の不具合が無いように感じられるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の動画再生装置(ディスクプレーヤ)の場合には、読み取り不良の発生し易い動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)でも読み取りの再試行を予め決められた一律の回数行なうため、残り寿命の少ない動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)の占める比率が高くなると一律の読み取り再試行回数では、不良と判断される動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)の比率が高くなり、結果的に利用可能な動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)の数が少なくなり、利用者が同じ背景映像を見せられることが多くなり、カラオケシステムとしての面白味に欠けることとなる。
【0007】
また、一律の読み取り再試行回数では、いずれの動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)もその読み取り再試行回数に達するまで不具合と判断されることはないため、残り寿命の少ない動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)にあわせて読み取り再試行回数を多めに設定すると、その読み取り再試行回数に達した時はすでに寿命がつきる時期が近いと考えられ、急に故障する動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)の数が増える可能性がある。
【0008】
この場合上記と同様に利用可能な動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)の数が少なくなり利用者が同じ背景映像を見せられることが多くなりカラオケシステムとしての面白味に欠けることとなる。
【0009】
本発明は以上の課題を解決するためになされたものであり、読み取り不良と判断される再生手段の数を減らし、結果的に利用者が多種類の背景映像を見ることが出来る映像再生装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため映像再生装置は、映像再生スタート信号入力により、映像を選択再生可能に記憶したディスクを再生可能な複数の再生手段を備えた映像再生装置において、前記複数の再生手段がディスク内容の読み取り不具合いを発生した際に映像再生スタート信号入力から映像再生までの期間で読み取り再試行を行う回数を、それぞれ再試行回数として記憶手段に記憶し、記憶された前回の再試行回数に所定値を加算し、次回の再試行回数として、各再生手段毎に設定する第1の制御手段を備えたことを特徴とする。
【0011】
【作用】
上記構成を有する映像再生装置においては、第1の制御手段は、映像再生スタート信号入力から映像再生までの期間のディスク読み取り再試行回数を、再試行回数として記憶手段に記憶し、記憶された前回の再試行回数に所定値を加算し、次回の再試行回数として、個々の再生手段毎に設定するために、ディスクからの読み取り能力の異なる複数の再生手段が塔載されている場合でも個々の読み取り能力に応じた読み取り再試行回数設定できる。
【0012】
このことで、ディスク読み取り不良が発生する再生手段の無意味な増加を抑えることができる。
【0013】
【実施例】
以下、本発明を具体化した一実施例を図面を参照して説明する。
【0014】
図1は本発明の映像再生装置をカラオケシステムにおいて実施した構成を示すブロック図である。図1に示す通りカラオケシステムは、コマンダ10、動画再生装置(ディスクプレーヤ)30、アンプミキサ50、スピーカ52、マイク54、モニタテレビ56などを備えている。
【0015】
このカラオケシステムにて利用者は、コマンダ10を操作することで歌いたい曲を選択する。コマンダ10には、曲データとして歌詞データおよび演奏データが格納されており、曲が選択されると、コマンダ10はこれら歌詞データおよび演奏データを同期させて出力する。最終的に利用者はモニタテレビ56に表示される歌詞を参照しながら、スピーカ52から出力される演奏に合わせて歌を歌うことになる。
【0016】
コマンダ10から出力される演奏データは、アナログの演奏信号に変換された後、アンプミキサ50へ送られて電気的に増幅されるとともに、マイク54を介して入力する利用者の歌声と適度な割合でミキシングされる。ミキシングされた音声信号は、スピーカ52により各種楽器による楽音演奏として外部へ出力される。
【0017】
一方、演奏データと同期してコマンダ10から読み出される歌詞データは、ディスクプレーヤ30から送られるNTSC映像信号と合成(スーパーインポーズ)されてモニタテレビ56に表示される。動画再生装置(ディスクプレーヤ)30から送られるNTSC映像信号は、動画再生装置(ディスクプレーヤ)30により動画再生ディスク(コンパクトディスク)を再生することで生成される。このNTSC映像信号は、利用者が歌詞を参照しながら歌う際にモニタテレビ56に表示される背景映像となるものであり、利用者が選択する曲の内容やイメージに合わせたジャンルの動画とする必要がある。
【0018】
次に、コマンダ10の内部構成についてさらに説明する。図2に示す通り、コマンダ10は、コントローラ12、操作パネル14、シリアル入出力回路(SIO)16、モデム18、ハードディスク20、MIDI音源22、ビデオミキサ24などを備えている。
【0019】
コントローラ12は、コマンダ10を制御するためのマイクロコンピュータであり、利用者により曲が選択された場合、その曲のジャンルを動画再生装置(ディスクプレーヤ)30に送信したり、曲の演奏が進行するのに応じてハードディスク20から曲データ(演奏データ及び歌詞データ)を読み出し、MIDI音源22へ演奏データを、ビデオミキサ24へ歌詞データを送ったり、図示しないホストコンピュータとの電話回線を介してのデータの送受信等の制御を行うものであり、本発明の第3の制御手段を構成する。
【0020】
操作パネル14は、利用者が歌いたい曲を選択したり、演奏音の音程を調整したり、演奏と歌との音量バランスを調整したり、その他、エコー、音量、トーンなど各種調整を行うための操作パネルである。また、操作パネル14に対してはリモコン14aが備えられており、利用者は遠隔で選曲などの操作ができる。
【0021】
シリアル入出力回路(SIO)16は、シリアル通信回線17を介して、選択された曲のジャンルを動画再生装置(ディスクプレーヤ)30に送信したりするためのインタフェース回路である。本実施例では、シリアル通信回線としてRS232C方式を用いている。
【0022】
モデム18は、図示しないホストコンピュータから電話回線を介して送られてくる曲データを受信したり、どのような曲が演奏されているかといった情報や、動画再生装置(ディスクプレーヤ)30の再試行回数およびその再試行回数に基づいた動画再生装置(ディスクプレーヤ)30の故障や寿命情報を外部へ送信したりする際、通信路を通して伝送される信号の変調および復調を行う変復調装置である。本実施例のカラオケシステムでは、常に新しい曲が提供されている状態とするため、夜間に電話回線に新曲のデータが、図示しないホストコンピュータからモデム18を介してコマンダ10に送られてきて、ハードディスク20内に格納されると共に、動画再生装置(ディスクプレーヤ)30の再試行回数およびその再試行回数に基づいた動画再生装置(ディスクプレーヤ)30の故障や寿命情報がホストコンピュータにモデム18を介して送られる。
【0023】
記憶手段としてのハードディスク20は、曲データとして演奏データと歌詞データとを格納する記憶装置である。演奏データは、MIDI(ミュージカル・インストゥルメント・ディジタル・インタフェース)規格に基づいたデータが格納されていると共に、動画再生装置(ディスクプレーヤ)30の再試行回数を、16台の動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)34a,34b・・・34p毎に格納しており、記憶手段としては、ハードディスク20以外に、読み書き自在な光記録装置(CD−RAM)等の大容量の読み書き自在な不揮発性メモリを用いることができる。
【0024】
MIDI音源22は、各種楽器の演奏音を格納しており、ハードディスク20から送られる演奏データに基づき、楽器の演奏信号を生成する音源である。生成された楽器の演奏信号は、アンプミキサ50に送られる。
【0025】
ビデオミキサ24は、ハードディスク20から送られる歌詞データと、ディスクプレーヤ30から送られるNTSC映像信号とを合成する装置である。歌詞データは楽器の演奏が出力されるのに同期して、歌詞を反転させ利用者に該当する歌唱部分を知らせる。
【0026】
次に、図2に基づき動画再生装置(ディスクプレーヤ)30について説明する。
【0027】
動画再生装置(ディスクプレーヤ)30はコマンダ10から送られる曲のジャンル情報に基づき、該当するジャンルの動画をNTSC映像信号としてコマンダ10へ送るディスクプレーヤである。動画再生装置(ディスクプレーヤ)30では動画再生ディスク(コンパクトディスク)(図示せず)を再生することにより映像信号が生成される。
【0028】
本実施例で用いる動画再生ディスク(コンパクトディスク)は以下に示す特徴を有している。
【0029】
動画再生ディスク(コンパクトディスク)は、12cmのCD(コンパクトディスク)サイズのビデオディスクであり、動画データがMPEGの方式で圧縮されて記憶されており、本発明のディスクを構成する。圧縮されていることで、CDサイズのディスク一枚に約1時間の動画データが記憶されている。
【0030】
また、本実施例の動画再生ディスク(コンパクトディスク)は、演歌およびポップスの2種類のジャンルの動画を記憶しているが、動画を2種類以上のジャンルに分けて記憶させても良い。
【0031】
該動画再生装置(ディスクプレーヤ)30では動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)を8台づつ2組、合計16台備え、各動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)は、それぞれの動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)毎に異なった動画を記録した前記動画再生ディスク(コンパクトディスク)を搭載している。
【0032】
次に、このような動画再生ディスク(コンパクトディスク)を再生する動画再生装置(ディスクプレーヤ)30の内部構成について図2を用いて説明する。図2に示す通り、動画再生装置(ディスクプレーヤ)30は、シリアル入出力回路(SIO)32、8台づつ2組、合計16台の動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)34a,34b、34c、34d、34e、34f、34g、34h・・・34p、切換回路36、マイコン38、データ読み取り回路40、圧縮データ復号化回路42、NTSCコンバータ44などを備えている。
【0033】
シリアル入出力回路(SIO)32は、選択された曲のジャンル情報をコマンダ10から受信したり、また、16台の動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)毎の再試行回数をコマンダ10に送信するためのインタフェース回路である。
【0034】
動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)としての図2 CD−ROMドライブ1〜16は、搭載されている動画再生ディスク(コンパクトディスク)を再生するプレーヤである。8台づつ2組、合計16台の動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)の中からどの動画再生ディスク(コンパクトディスク)を選択再生する処理はマイコン38により実行される。
【0035】
切換回路36は、8台づつ2組の動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)のうち、いずれかの組の動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)から出力される映像信号をデータ読み取り回路40へ送るように切り換える回路である。例えば、34aから34hの動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)から34aを選択し34iから34pの中から34iを選択して一定時間間隔(例えば30秒)で切り換えることとし、動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)34a,34iでは、該当ジャンルの動画をランダムに、あるいは順番に再生することができる。
【0036】
マイコン38は、動画再生装置(ディスクプレーヤ)30全体の作動を制御するマイクロコンピュータであり、本発明の第1及び第2の制御手段を構成する。また、マイコン38には、図5に示すように、16台の動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)毎に、前回の再試行回数、設定した再試行回数、再試行回数、動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)の動作状態等を記憶する記憶部38aを備えており、この記憶部38aは、マイコン38とは別体の読み書き自在の半導体メモリ(RAM)で構成されていてもよい。マイコン38により実行される処理については、図3ないし図5に基づき後述する。
【0037】
データ読取回路40は、サブマイコン41を備えており、切換回路36から送られる電気信号をディジタルデータとして読み取るための装置である。データ読取回路40により読み取られたディジタルデータは、圧縮データ復号化回路42へ送られる。
【0038】
圧縮データ復号化回路42は、データ読取回路40から送られる圧縮されたディジタルデータを映像信号に復号化する電気回路である。圧縮データ復号化回路42により復号化された映像信号はNTSCコンバータ44に送られる。
【0039】
NTSCコンバータ44は、圧縮データ復号化回路42により復号化された映像信号を商用カラーテレビジョン信号(NTSC映像信号)に変換する電気回路である。NTSCコンバータ44により変換されたNTSC映像信号はコマンダ10のビデオミキサ24に送られる。
【0040】
本実施例にて、各動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)が本発明の再生手段としての機能を果たしている。
【0041】
次に、このように構成されたカラオケシステムの動作を図3および図4のフローチャートに基づいて説明する。
【0042】
利用者が本実施例のカラオケシステムに電源を入れると、まず動画再生装置(ディスクプレーヤ)30のマイコン38は、図3に示すフローチャートを実行する。
【0043】
まず、電源が投入されると、S11において、コマンダ10のハードディスク20内に格納された前回までの各動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)の再試行回数の読み出しをシリアル入出力回路(SIO)32を通してコマンダ10に要求すると共に、コマンダ10からシリアル入出力回路(SIO)32を通して受け取り、それによりコマンダ10のハードディスク20内に格納された動画再生装置(ディスクプレーヤ)30の再試行回数のデータ(ハードディスク20には、未使用時には初期値として「0」が格納されている)に基づいて、今回カラオケシステムが最初に使用されるのかどうかが判断される。
【0044】
初回でなければ、S12において、シリアル入出力回路(SIO)32を通して受け取った前回までの各動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)の再試行回数を、マイコン38内の記憶手段38aの、前回の再試行回数記憶エリアに記憶する。そして、その前回までの再試行回数に基づいて各動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)の読み取り再試行回数を設定し、記憶手段38aの、設定した再試行回数記憶エリアに記憶する。これは、前回までの再試行回数に所定値を加算、即ち本実施例では、数値「1」を加算して設定する。
【0045】
またこの時、記憶手段38aの、再試行回数記憶エリアに、初期値として数値「1」が格納され、図5に示す状態となる。
【0046】
更に、ハードディスク20から読み出された前回の再試行回数が所定値以上、即ち本実施例では前回の再試行回数が15回以上の動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)に対して、記憶手段38aの、状態エリアに「NG」を記憶させてその動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)からのデータの読み出しを禁止すると共に、その旨をコマンダ10側に送る。
【0047】
始めて動画再生装置(ディスクプレーヤ)30が使用されるときは、S13において、初期値として全動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)に対して一律に読み取り再試行回数を設定し、記憶手段38aの、設定した再試行回数記憶エリアに記憶する。更に、全動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)に対して、記憶手段38aの、再試行回数記憶エリア及びハードディスク20内の、前回の再試行回数記憶エリアに、数値「1」をそれぞれ初期値として格納する。
【0048】
次にマイコン38は、全動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)に搭載されている動画再生ディスク(コンパクトディスク)のヘッダ部分から、動画再生ディスク(コンパクトディスク)に記憶されている動画のジャンルを読み取りマイコン38内に設けられた記憶手段38aに記憶する(S14)。尚、本実施例では、ヘッダ部分から読み出されるジャンル情報は、データ量が非常に少ないので、読み取りエラーが発生することは少ないが、万一読み取りエラーが発生したときは、エラーが発生した動画再生ディスク(コンパクトディスク)に対して再読み出しが行われ、所定回数、例えば15回の再試行においても正しく読めなかった場合には、その動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)に対して、記憶手段38aの、状態エリアに「NG」を記憶させてその動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)からのデータの読み出しを禁止すると共に、その旨をコマンダ10側に送る。ここまでの処理で、カラオケシステムの電源が入れられてから利用者が曲の選択をできるまでの前段階の処理を終了する。
【0049】
この段階で利用者は、操作パネル14を直接操作するか、あるいはリモコン14aを操作することで歌いたい曲を選択再生することができる。
【0050】
利用者により曲の再生が操作されると、コマンダ10は、そのシリアル入出力回路16を介して再生スタート信号を選択された曲のジャンル(演歌またはポップス)とともに、動画再生装置(ディスクプレーヤ)30のシリアル入出力回路32に対して送くる。
【0051】
動画再生装置(ディスクプレーヤ)30は、シリアル入出力回路32を介して再生スタート信号を入力すると(S21)、まず動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)34a、34iにセットされた動画再生ディスク(コンパクトディスク)をヘッダ部分を読み取り、コマンダ10から送られて来る演奏曲のジャンルの情報に基づいてマイコン38内の記憶手段38aに記憶されている動画再生ディスク内の動画のジャンル情報を参照して目的とするジャンルの動画データを動画再生ディスク(コンパクトディスク)から読み出す(S22)。そして、データが正しく読み出されておれば(S23:YES)、S24において、読み取られたディジタルデータがデータ読取回路40から圧縮データ復号化回路42へ送られて動画が再生される。その後、NTSCコンバータ44を介してコマンダ10側に送られ、背景画としてモニタテレビ56上に表示される。
【0052】
次に、S25において、マイコン38は、記憶手段38aの、再試行回数記憶エリアから再試行回数を読み出すと共に、シリアル入出力回路32を通してコマンダ10に送り、ハードディスク20内の、前回の再試行回数記憶エリアに格納する。初回では、前回の再試行回数は初期直「1」として全CD−ROMドライブに対して「1」が格納され、このデータは、次回にカラオケシステムの電源が投入された時に読み山される。また、初回以降、S23においてデータが正しく読み出されていればS24に移行し、再試行は行われないため、再試行の回数は0であり、S25においてコマンダに再試行回数0が送られる。 前回再試行が行われていなければ、記憶手段38aの再試行回数記憶エリアには初期値としての数値「1」が格納され続け、このデータは、次回にカラオケシステムの電源が投入された時に読み出される。
【0053】
動画の再生は、演奏終了信号がシリアル入出力回路32を通してコマンダ10から送られてくるまで実行され、演奏終了信号がコマンダ10から送られてくると、S26の判断が「YES」となってS21に戻り、新たな再スタート信号を待つ。
【0054】
8台づつ2組計16台の動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)34aから34pをどのように用いて再生するかについては、どのような方式を用いてもよいが、例えば、2つのCD−ROMドライブ34a、34iを一定時間間隔(例えば30秒)で切り換えて、CD−ROMドライブ34a、34iでは、該当ジャンルの動画をランダムに、あるいは順番に再生することが出来る。そして、動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)34aに搭載されているディスクを再生し終わったら次は34bと34iの動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)の組合せで再生することが出来る。このようにして16台の動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)を用いて長時間に渡りバラエティーに富んだ背景映像の再生を行うことが出来る。
【0055】
動画再生装置(ディスクプレーヤ)30は、動画再生ディスク(コンパクトディスク)から動画データを読みとる際においてデータの読み取りに失敗した際には、S23の判断が「YES」となり、つぎに、S27において、前回と同じ動画再生ディスク(コンパクトディスク)から動画データを再び読み出す。
【0056】
次に、S28において、記憶手段38aの、再試行回数記憶エリアに格納された再試行回数を1回分カウントアップする。 例えば、初回では記憶手段38aの再試行回数記憶エリアに格納された再試行回数は初期値「1」であり、S28において、再試行回数1回がブラスされるから、再試行回数が2回となる。
【0057】
次に、S29において、動画データが正しく読み取れたかどうかが判断され、動画データが正しく読み取れた場合には、S24に移行して動画の再生が行われる。また、動画データが正しく読み取れなかった場合には、S30において、再試行回数が、記憶手段38aの再試行回数記憶エリアに格納された前回の再試行回数と同じもしくはそれ以下かどうかが判断され、もし、同じもしくはそれ以下であれば、S27に戻って前回と同じ動画再生ディスク(コンパクトディスク)から動画データが再び読み出される。
【0058】
また、それ以上であれば、S31において、その動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)に対して、記憶手段38aの、状態エリアに「NG」を記憶させてその動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)からのデータの読み出しを禁止すると共に、その旨をコマンダ10側に送る。
【0059】
次に、S32において、次の新しい動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)が選択され、ジャンル情報を参照して目的とするジャンルの動画データが動画再生ディスク(コンパクトディスク)から読み出された後、S23に戻る。
【0060】
このようにして本実施例では、予め各動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)ごとに設定された、読み取り再試行回数だけ読み取り再試行を行い、設定された読み取り再試行回数だけ読み取り再試行をおこなってもデータを読み取れない場合は、マイコン38は、その動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)は不良と判断して、別の動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)からデータの読み取りを行う。
【0061】
コマンダ10では、動画再生装置(ディスクプレーヤ)30からNTSC映像信号が送られると、NTSC映像信号を歌詞と合成して表示するとともに、演奏と利用者の歌声とをミキシングして出力する。そして、コマンダ10側で演奏が終了すると、ディスクプレーヤ30に対して演奏終了の信号を送る。
【0062】
動画再生装置(ディスクプレーヤ)30は、コマンダ10から演奏終了の信号を受け取ると、動画再生ディスクの再生を終了する。再生の終了タイミングとしては他にも、例えば、再生スタート信号を送る際に、選択された曲の長さ(時間)を送っておき、曲が終了する時間になったら動画再生装置(ディスクプレーヤ)30側で自動的に動画再生ディスク(コンパクトディスク)の再生を終了するようにしてもよい。再生終了のタイミングとしても必ずしも演奏の終了と合わせる必要はなく、例えば再生中のチャプタが終了するまでNTSC映像信号を送り続ける構成としてもよい。
【0063】
又、コマンダ10のコントローラ12は、ハードディスク20内の、前回の再試行回数記憶エリアに格納された再試行回数に基づいて、再試行回数と動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)の残り寿命との関係を表したテーブルを参照して、各動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)の残り寿命を算出し、ホストコンピュータに電話回線を通して伝達する。 そして、すべてのカラオケシステムの管理者は、この残り寿命が少なくなってきた場合は該カラオケシステムが設置されている場所に赴き、読み取りエラーが動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)のレーザ光源の汚れが原因なら清掃を行い、寿命が来ているなら交換等の作業を行う。
【0064】
以上説明した通り、本実施例のカラオケシステムでは、動画再生装置(ディスクプレーヤ)が内蔵しているすべての動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)の動画再生ディスク(コンパクトディスク)のデータ読み取り再試行回数がそのデータ読み取り能力及び残り寿命に応じて適正な回数に常に設定されていると同時に、設定された読み取り再試行回数でデータを読み取る事ができないときは、その動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)を不良と判定して電話回線を通してホストコンピュータに不良と判定された動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)と、その時の読み取り再試行回数を伝達する。そして、次に本カラオケシステムに電源が入れられた際はその情報を基に新たに読み取り再試行回数を設定し直す。また、各地に設置されたカラオケシステムの保守管理担当者は、ホストコンピュータに連絡された情報を基にカラオケシステムの保守管理業務を適切に行なうことができる。
【0065】
すなわち本動画再生装置(ディスクプレーヤ)では動画再生ディスク(コンパクトディスク)のデータの読み取りエラーに起因する実質的な使用可能動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)数の減少が最低限に抑えられるため、カラオケシステム利用者は多種類の背景映像を観ることが可能となり、カラオケシステムとしての面白味も増すことになる。
【0066】
また、実施例のように16台の動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)の内所定の2台を一定時間で切り換える構成とすれば、たとえ同じ映像を観せられたとしてもパターンの違いにより、利用者が同じ映像であることを認識しにくくなり更に多種類の背景映像を見ている感じることが可能となる。
【0067】
なお、本発明は以上に示した実施例に制限を受けるものでなく、以下のような様々な態様で実現しうるものである。
【0068】
例えば、実施例の動画再生装置(ディスクプレーヤ)ではある動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)が不良と判断された場合保守管理担当者が動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)のレーザー清掃を行なったり交換に赴くが、そのまえに、動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)自体にレーザー清掃機能を持たせて動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)が不良と判断されたら動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)自身でレーザー清掃を行なってもよい。
【0069】
【発明の効果】
以上説明した通り本発明の映像再生装置によれば、搭載されている再生手段のディスク読み取り能力及び寿命が異なっても動画再生ディスク(コンパクトディスク)のデータの読み取りエラーに起因する実質的な使用可能な再生手段の数の減少が最低限に抑えられ、結果的に利用者に多種類の背景映像を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の映像再生装置を実施したカラオケシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】カラオケシステムの動画再生装置(ディスクプレーヤ)の構成を示すブロック図である。
【図3】動画再生装置(ディスクプレーヤ)が実行する処理を示すフローチャートである。
【図4】動画再生装置(ディスクプレーヤ)が実行する処理を示すフローチャートである。
【図5】記憶手段の構成を示す図である。
【符号の説明】
10・・・コマンダ、12・・・コントローラ、13・・・実績メモリ、14・・・操作パネル、16・・・シリアル入出力回路、18・・・モデム、20・・・ハードディスク、22・・・MIDI音源、24・・・ビデオミキサ、30・・・動画再生装置(ディスクプレーヤ)、32・・・シリアル入出力回路、34a〜34p・・・動画再生ディスク再生装置(CD−ROMドライブ)36・・・切換回路、38・・・マイコン、40・・・データ読取回路、42・・・圧縮データ復号化回路、44・・・NTSCコンバータ、50・・・アンプミキサ、52・・・スピーカ、54・・・マイク、56・・・モニタテレビ

Claims (2)

  1. 映像再生スタート信号入力により、映像を選択再生可能に記憶したディスクを再生可能な複数の再生手段を備えた映像再生装置において、前記複数の再生手段がディスク内容の読み取り不具合いを発生した際に映像再生スタート信号入力から映像再生までの期間で読み取り再試行を行う回数を、それぞれ再試行回数として記憶手段に記憶し、記憶された前回の再試行回数に所定値を加算し、次回の再試行回数として、各再生手段毎に設定する第1の制御手段を備えたことを特徴とする映像再生装置。
  2. 前記記憶手段に記憶した再試行回数に基づく情報をホスト側に送信するための第3の制御手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の映像再生装置。
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