JP3151353B2 - 映像カラオケ装置 - Google Patents

映像カラオケ装置

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JP3151353B2
JP3151353B2 JP04978194A JP4978194A JP3151353B2 JP 3151353 B2 JP3151353 B2 JP 3151353B2 JP 04978194 A JP04978194 A JP 04978194A JP 4978194 A JP4978194 A JP 4978194A JP 3151353 B2 JP3151353 B2 JP 3151353B2
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浩 西川
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Brother Industries Ltd
Xing Inc
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、歌詞表示の背景に再生
映像を使用し、伴奏音楽に合わせて歌唱して楽しむこと
が可能な映像カラオケ装置に関するものであり、更に詳
細には、伴奏音楽に最適な再生映像を再生する映像カラ
オケ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の映像カラオケ装置では、映像デー
タと歌詞データ及び演奏データとを一曲毎に記憶したビ
デオディスク等を再生することによりカラオケ曲を出力
してきた。このような映像カラオケ装置に用いられるビ
デオディスク等に記憶されている映像データは、演奏デ
ータのイメージに合致するよう編集されており、一の曲
に対しては一の映像が対応するものである。従って、一
曲、一曲の演奏イメージに合致した背景画像が得られ、
視覚的にも利用者を満足させることができた。
【0003】しかし、このような映像カラオケ装置を業
務用に用いる場合、利用者のリクエストニーズに応える
ためには、装置1台当り数千曲もの演奏データ等が必要
となり、一曲毎に別個のデータとして演奏データ等を記
憶しているビデオディスクを数多く用意する必要があっ
た。これら多数枚のビデオディスクは、専用の収納ケー
スに収納され、オートチェンジャ等を用いてリクエスト
に応じたディスクが選択、再生されるものであるから、
多くのディスクを収納する専用収納ケース及びオートチ
ェンジャが占有する面積が大きくなり、カラオケボック
スの一室を占拠してしまい、営業効率が低下するため、
特に業務用としてはコンパクト化が希求されていた。
【0004】そこで、映像カラオケ装置をコンパクト化
するため一案として実現されているのが、演奏データと
映像データを別の記憶媒体に記憶させておき、演奏デー
タ再生時に、映像データを別個に再生して背景画として
表示するものである。この背景画となる映像データはビ
デオディスクに収められることが多いが、例えば1枚の
ビデオディスクに2時間分の映像データが納められてい
る場合、1時間の演歌用映像データと、1時間のポップ
ス用映像データといった具合いに2種類の映像データが
収められているのが一般的である。
【0005】詳しくは、演歌・ポップスといった演奏デ
ータのジャンルに対応して、4分程度で区切りのつく演
歌用・ポップス用の編集映像が複数収められている。そ
して、リクエスト曲を演歌とポップスとに分類して、例
えば、演歌→演歌→ポップス→演歌→ポップスの順番に
リクエストがなされた場合には、映像データは、演歌〓
→演歌〓→ポップス〓→演歌〓→ポップス〓の順番に読
み出されて表示されるのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような映像カラオケ装置では、例えば、1曲の演奏時間
が4分程度であるとして、1枚のビデオディスクには、
演歌用・ポップス用の映像データとしてそれぞれ14〜
15種類の映像データを有するに留まるため、演奏頻度
が高くなるにつれ同じ背景画が繰り返し再生されること
になる。従って、利用者は、演奏される曲が異なるにも
かかわらず、背景画は同じといった状況に頻繁に遭遇す
ることになり、盛り上がりに欠ける原因となると共に、
新鮮味がなくなり飽きを感じさせてしまうという問題が
あった。特に、曲の始まりの部分に対応して表示される
映像等は、印象に残り易いものであるが、演歌用・ポッ
プス用の映像データとしてそれぞれ14〜15程度の映
像パターンしか有しないことから、カラオケ利用者にい
つも同じ映像しかないとの印象を与えてしまう可能性が
高い。
【0007】また、演奏ジャンルを分類するにあたり、
上述のように演歌とポップスの2種類の演奏ジャンルに
よって分けるとすれば、演歌の場合は比較的対応可能で
あるものの、ポップスの場合、アニメ曲や童謡、外国の
フォークソング等をも含まなくてはならないことから曲
の内容・趣向に不向きなものが出てくるという問題があ
る。また、冬の曲であるにもかかわらず夏の風景が映し
出されたり(季節感の不対応)、曲のスピード感に合わ
ないのどかな風景が映し出されたりして、上記14〜1
5程度の映像データだけでは対応しきれず、利用者に違
和感を与えるといった問題がある。
【0008】この問題を解決するため、各々の演奏デー
タに応じて更に詳細にジャンル分けを行うことが考えら
れる。しかし、それは、再び映像カラオケ装置の肥大化
を招くこととなる。すなわち、演奏データを10種類程
度の映像ジャンルによって区分した場合には、使用者に
映像データが繰り返されている感じを与えないため、各
ジャンルに一定数以上の映像データを必要とし、全体の
映像データが増加するからである。
【0009】例えば、ポップスにおいてもグループサウ
ンド等の懐かしのメロディが存在し、カラオケにおいて
もそれらが1つのジャンルを形成している。このジャン
ルをリメンバーとして独立した1つのジャンルとする
と、映像カラオケ装置の肥大化を生じることとなる。
【0010】または、記憶容量を拡大せずに1つのジャ
ンルを増やそうとする場合、1つのジャンルに割り当て
られる映像データ数が減るため、使用者に飽きを感じさ
せる問題がある。
【0011】本発明は、上記従来の問題点を解消するた
めになされたものであり、必要最小限の映像データを用
いて数多くの演奏データに対して適切な背景画を表示す
ることができる映像カラオケ装置を提供することを目的
とし、そのために、同一の映像データを画像処理するこ
とにより他のジャンルに転用可能な映像カラオケ装置を
提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明に係る映像カラオケ装置は、複数のカラオケ曲の
中から所望の曲を選択する選択手段と、選択されたカラ
オケ曲の楽音データを再生して出力する楽音データ出力
手段と、同一の映像ジャンルを構成するように編集され
た2以上の編集映像データからなる編集映像群データが
記憶された複数の映像データ記憶手段と、その映像デー
タ記憶手段に記憶された編集映像群データから任意の編
集映像データを読み出す複数の映像データ読出手段と、
その複数の映像データ読出手段により読み出された編集
映像データに歌詞データを合成し、楽音データ出力手段
から出力される楽音データに対応して表示する映像表示
手段とを有する映像カラオケ装置であって、楽音データ
出力手段は選択手段によって選択されたカラオケ曲に対
応する映像ジャンルを識別する映像ジャンル識別手段を
備え、その映像ジャンル識別手段によって識別された映
像ジャンルが所定ジャンルに該当する場合には、複数の
映像データ読出手段によって映像データ記憶手段から読
み出された編集映像データの色相、明度、彩度のいずれ
か、または、その組合せを変化させる編集映像データ調
手段を備えている。
【0013】上記映像カラオケ装置において、前記編集
映像データ調整手段が、編集映像データの明暗を反転さ
せる手段を含むことを特徴とする。
【0014】また、上記映像カラオケ装置において、前
記編集映像データ調整手段が、編集映像データをモノト
ーンまたはセピアカラーに変化させる手段を含むことを
特徴とする。
【0015】
【作用】前記構成を有する本発明では、選択手段によっ
て複数のカラオケ曲の中から所望の曲が選択されると、
選択されたカラオケ曲の楽音データを楽音データ出力手
段が再生し、出力する。また、楽音データ出力手段に備
えられた映像ジャンル識別手段は、選択されたカラオケ
曲に対応する複数の映像ジャンルを識別する。
【0016】また、映像データ記憶手段は、同一の映像
ジャンルを構成するように編集された編集映像データを
2以上含む編集映像群データを記憶している。
【0017】映像データ読出手段は、映像データ記憶手
段に記憶された編集映像群データから任意の編集映像デ
ータを読み出す。
【0018】このとき、編集映像データ調整手段は、映
像ジャンル識別手段によって識別された映像ジャンルが
所定ジャンルに該当する場合には、映像データ読出手段
によって映像データ記憶手段から読み出された編集映像
データの色相、明度、彩度のいずれか、または、その組
合せを変化させる。
【0019】ここで、例えば、前記編集映像データ調整
手段は、編集映像データの明暗を反転させる。また、例
えば、前記編集映像データ調整手段は、編集映像データ
をモノトーンまたはセピアカラーに変化させる。
【0020】このようにして編集映像データが読み出さ
れると、映像表示手段は、楽音データ出力手段から出力
される楽音データに対応する歌詞データを読み出された
編集映像データに合成して表示する。
【0021】これにより、映像ジャンルが所定ジャンル
である場合は、映像データが、例えば、セピアカラーの
映像となり、その上に歌詞データが合成され表示され
る。
【0022】
【実施例】以下、本発明を映像カラオケ装置に具体化し
た一実施例について図面を参照して説明する。ここに、
図1は本実施例の映像カラオケ装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【0023】図1に示す通り本映像カラオケ装置は、各
種制御処理を行うコマンダ10を核にして構成されてい
る。すなわち、コマンダ10には、映像データ再生ディ
スクから映像を再生するディスクプレーヤ30、演奏デ
ータを増幅すると共に、演奏データと後述するマイク5
4から入力された歌唱データをミキシングして音声デー
タとするアンプミキサ50、映像データが表示されるモ
ニタテレビ56が接続している。
【0024】また、アンプミキサ50には、アンプミキ
サ50から入力された音声データを外部に出力するスピ
ーカ52、利用者が歌唱データを入力するマイク54が
接続している。
【0025】カラオケ利用者は、コマンダ10を操作す
ることにより任意の曲を選択する。コマンダ10には、
曲データとして歌詞データおよび演奏データが格納され
ており、曲が選択されると、コマンダ10はこれら歌詞
データおよび演奏データを同期させて出力するので、利
用者はモニタテレビ56に表示される歌詞を参照しなが
ら演奏に合わせて歌を歌うことがでる。
【0026】コマンダ10から出力される演奏データ
は、アナログの演奏信号に変換された後、アンプミキサ
50へ送られて電気的に増幅されるとともに、マイク5
4を介して入力される利用者の歌唱データと適度な割合
でミキシングされる。
【0027】ミキシングされた演奏データと歌唱データ
は、音声信号としてスピーカ52に入力され、スピーカ
52から外部へ出力される。
【0028】一方、演奏データと同期してコマンダ10
により出力される歌詞データは、ディスクプレーヤ30
から送られるNTSC映像信号と合成され、モニタテレ
ビ56に映像と共に表示される。ここで、ディスクプレ
ーヤ30から送られるNTSC映像信号は、ディスクプ
レーヤ30により映像再生ディスクから映像が生成され
るものであり、このNTSC映像信号は、利用者が歌詞
を参照しながら歌う際にモニタテレビ56に背景映像と
して表示される。
【0029】従って、この背景映像は、利用者が選択す
る曲の内容やイメージに合わせた内容の映像ジャンルと
することが必要である。背景映像はカラオケが使用され
るときに、雰囲気を盛り上げる役目を果たすものだから
である。
【0030】次に、コマンダ10の内部構成についてさ
らに説明する。図1に示す通り、コマンダ10は、コン
トローラ12、操作パネル14、シリアル入出力回路
(SIO)16、モデム18、ハードディスク20、M
IDI音源22、ビデオミキサ24等より構成されてい
る。
【0031】コントローラ12は、コマンダ10を制御
するためのマイクロコンピュータであり、利用者により
曲が選択された場合、その曲に予め付されている映像ジ
ャンルをディスクプレーヤ30に送信したり、曲の演奏
が進行されるのに応じてハードディスク20から曲デー
タ(演奏データ及び歌詞データ)を読み出し、MIDI
音源22へ演奏データを、ビデオミキサ24へ歌詞デー
タを送信する等の制御を行う。
【0032】操作パネル14は、利用者が、任意の曲の
選択、演奏音の音程の調整、演奏と歌との音量バランス
の調整、その他、エコー、音量、トーンなど各種調整を
行うための操作パネルである。また、操作パネル14に
対してはリモコン14aが備えられており、利用者は遠
隔操作によって選曲等を行うことができる。
【0033】シリアル入出力回路(SIO)16は、シ
リアル通信回線17を介して選択された曲に付された映
像ジャンルをディスクプレーヤ30に送信するためのイ
ンタフェース回路である。本実施例では、RS232C
ケーブルを用いている。
【0034】モデム18は、電話回線を介して送られて
くる曲データを受信したり、どのような曲が演奏されて
いるかといった情報を外部へ送信したりする際、通信路
を通して伝送される信号の変調および復調を行う変復調
装置である。本実施例に係る映像カラオケ装置では、常
に最新の曲を備えている状態を維持するため、夜間に電
話回線にて新曲のデータが、図示しないホストコンピュ
ータからモデム18を介してコマンダ10に送信され、
ハードディスク20に格納される。このとき、ハードデ
ィスク20のメモリが満杯の場合は、使用頻度の低い曲
を排除して新曲を記憶している。
【0035】ハードディスク20は曲データとして、演
奏データと歌詞データとを格納する記憶装置である。演
奏データとしてはMIDI(ミュージカル・インストゥ
ルメント・ディジタル・インタフェース)規格に基づい
たデータが格納されている。このMIDI音源22は、
各種楽器の演奏音を格納しており、ハードディスク20
から送られる演奏データに基づき、楽器の演奏信号を生
成する。生成された楽器の演奏信号は、アンプミキサ5
0に送信される。
【0036】ビデオミキサ24は、ハードディスク20
から送信される歌詞データと、ディスクプレーヤ30か
ら送られるNTSC映像信号とを合成する装置である。
歌詞データは楽器の演奏が出力されるのに同期して、歌
詞を反転させ利用者に該当する歌唱部分を知らせる。
【0037】次に、図2に基づきディスクプレーヤ30
について詳細に説明する。
【0038】ディスクプレーヤ30はコマンダ10から
送信される曲に付された映像ジャンルデータに基づき、
該当する映像ジャンルの映像をNTSC映像信号として
コマンダ10へ送るディスクプレーヤである。このディ
スクプレーヤ30において映像再生ディスク(図示せ
ず)から情報を読み出すことにより映像信号が再生され
る。
【0039】本実施例で用いる映像再生ディスクは以下
に示す特徴を有している。
【0040】すなわち、映像再生ディスクは、CD(コ
ンパクトディスク)サイズのビデオディスクであり、映
像データがMPEG1の規格で圧縮されて記憶されてい
る。映像再生ディスク一枚には、約1時間分の映像デー
タが記憶されている。
【0041】一枚の映像再生ディスクには、同一の映像
ジャンルを構成するように編集された2以上の編集映像
データが編集映像群データとして記憶されている。
【0042】本実施例では、編集映像群データを映像ジ
ャンルに基づいて区別すれば、映像ジャンルAから映像
ジャンルHまでの8種類の映像再生ディスクが用いられ
る。従って、本実施例では、全部で8種類の映像再生デ
ィスクが用いられている。通常、8種類の映像再生ディ
スクを使用することは、8種類の映像ジャンルに区分す
ることを意味しているが、本実施例では、特定の映像再
生ディスクを有さない映像ジャンルIが存在する。すな
わち、映像ジャンルIは、他の映像ジャンルの映像再生
ディスクから映像データを再生し、そのデータの色相、
明度、彩度のいずれか、または、その組み合せを変化さ
せることにより、映像ジャンルIに対応するように変化
させる。この詳細については後で説明する。
【0043】各映像ジャンルを具体的に説明すると、ジ
ャンルAは、演歌系で冬をテーマとした曲に対応する映
像ジャンルであり、ジャンルBは、演歌系で酒をテーマ
とした曲に対応する映像ジャンルであり、ジャンルC
は、演歌系で海をテーマとした曲に対応する映像ジャン
ルであり、ジャンルDは、演歌系で前記以外の演歌一般
に対応する映像ジャンルである。
【0044】また、ジャンルEは、ポップス系でアップ
テンポの曲に対応する映像ジャンルであり、ジャンルF
は、ポップス系でスローテンポの曲に対応する映像ジャ
ンルであり、ジャンルGは、ポップス系でアニメや童謡
等の曲に対応する映像ジャンルである。
【0045】そして、ジャンルHは、前記以外のポップ
ス一般に対応する映像ジャンルである。また、映像ジャ
ンルIは、グループサウンド等の懐かしのメロディの曲
に対応する映像ジャンルである。
【0046】映像再生ディスクに記憶された各ジャンル
A〜Hの映像データは、1の編集映像を30秒として2
4本の編集映像データからなる編集映像群データとして
構成されており、本実施例では各ジャンルとも12分の
映像からなっている。以後、この30秒の編集映像をチ
ャプタと呼ぶことにし、チャプタ番号としてA−1〜A
−24という具合いに表すことにする。これら1ジャン
ル内における24本のチャプタ間には、ストーリー性を
特につけていない。
【0047】次に、このような映像再生ディスクを再生
するディスクプレーヤ30の内部構成について図2を用
いて説明する。図2に示す通り、ディスクプレーヤ30
は、シリアル入出力回路(SIO)32、第1のディス
クチェンジャプレーヤ(以下、第1プレーヤという)3
4a、第2のディスクチェンジャプレーヤ(以下、第2
プレーヤという)34b、切換回路36、マイコン3
8、データ読取回路40、圧縮データ復号化回路42、
エフェクタ45、NTSCコンバータ44等より構成さ
れている。
【0048】シリアル入出力回路(SIO)32は、コ
マンダ10から送られる選択された曲の映像ジャンルデ
ータを受信するためのインタフェース回路である。
【0049】第1、第2プレーヤ34a、34bは、各
々周知のチェンジャ部とプレーヤ部(共に図示せず)と
から構成されている。各チェンジャ部は、各々8枚の映
像再生ディスク、すなわち2つのチェンジャ部で合計1
6枚の映像再生ディスクを備えており、所定の順番ある
いはマイコン38からの指令に従って映像再生ディスク
を取り替える。
【0050】プレーヤ部は、チェンジャ部により取り替
えられセットされた映像再生ディスクを再生するもので
あり、第1、第2プレーヤ34a、34bにより再生す
べき映像再生ディスクを選択し、マイコン38により再
生処理が実行される。このとき、第1プレーヤ34a
は、映像ジャンルA〜Hの映像データが記憶された映像
再生ディスクから映像データを読み出し、第2プレーヤ
34bは、同じく映像ジャンルA〜Hの映像データが記
憶された映像再生ディスクから映像データを読み出すよ
う構成されている。ここで、第1プレーヤ34aの映像
再生ディスクと第2プレーヤ34bの映像再生ディスク
とでは、同じジャンルでも記憶している映像は異なって
いる。
【0051】切換回路36は、第1、第2プレーヤ34
a、34bから出力される映像信号のどちらをデータ読
取回路40へ送るかを切り換えるための回路である。後
述の作動の説明でも述べるが、選択された曲に付された
複数の映像ジャンルデータに基づいて、第1プレーヤ3
4aによってジャンルA〜Hのいずれかの映像ジャンル
に属する編集映像データを読み出し、次に、第2プレー
ヤ34bによってジャンルA〜Hのいずれかの映像ジャ
ンルに属する編集映像データをジャンルA〜Hのいずれ
かから読み出す。ここで、映像ジャンルが2以上指定さ
れている曲については、第2プレーヤ34bは、第1プ
レーヤ34aが読み出した映像ジャンルと異なった映像
ジャンルから編集映像データを読み出している。例え
ば、2つのジャンルの映像を交互に映すことがより映像
を曲のイメージに合致させることができるからである。
【0052】この読み出しに際しては、ランダム数値R
を発生させて読み出すチャプタを変更して順次再生して
いくため、それに応じて第1、第2プレーヤ34a、3
4bは交互に切り換えられ編集映像データを再生するも
のである。
【0053】マイコン38は、ディスクプレーヤ30全
体の作動を制御するマイクロコンピュータである。マイ
コン38により実行される処理については後述する。
【0054】データ読取回路40は、サブマイコン41
を備えており、切換回路36から送信される電気信号を
ディジタルデータとして読み取るための装置である。デ
ータ読取回路40により読み取られたディジタルデータ
は、圧縮データ復号化回路42へ送信される。
【0055】圧縮データ復号化回路42は、データ読取
回路40から送信される圧縮されたディジタルデータを
映像信号に復号化する電気回路である。圧縮データ復号
化回路42により復号化された映像信号は、エフェクタ
45を介して、NTSCコンバータ44に送信される。
【0056】エフェクタ45は、マイコン38の指令を
受けて、映像信号データの色相、明度、彩度のいずれ
か、または、その組み合せを変化させる。
【0057】NTSCコンバータ44は、圧縮データ復
号化回路42により復号化された映像信号を商用カラー
テレビジョン信号(NTSC)に変換する電気回路であ
る。NTSCコンバータ44により変換されたNTSC
映像信号はコマンダ10のビデオミキサ24に送信され
る。
【0058】次に、上記構成を有する映像カラオケ装置
の作用について、図3のフローチャートに基づいて説明
する。
【0059】まず、演奏データに映像ジャンルデータの
読み込みを行い(ステップ100。以下、ステップを
「S」と表す。)、S110に移行する。
【0060】ここで、映像ジャンルデータについて説明
する。この映像ジャンルデータは、選択された曲のイメ
ージ、曲調等に合致する映像ジャンルを示すデータであ
り、ハードディスク20から読み出される曲データを構
成する各演奏データに付されるもので、1つの演奏デー
タに対して、1または、2以上の映像ジャンルデータが
付されている。
【0061】具体的に説明すれば、カラオケ利用者がリ
モコン14aを用いて、あるいは直接、操作パネル14
を操作し、選曲を行うことにより、コマンダ10内のコ
ントローラ12によって選択された曲に対応する曲デー
タがハードディスクから読み出される。このとき、曲デ
ータを構成する演奏データには、映像ジャンルデータが
付されおり、これを映像ジャンル判断回路が読み取り、
SIO32を介してディスクプレーヤ30に送信する。
【0062】ここで、本実施例では、ジャンルA〜Iか
らなる9種類の映像ジャンルによって各演奏データのイ
メージ等が表現され得る。ただし、ジャンルIは演歌、
ポップスを問わず、懐かしのメロディを示すジャンルで
あり、ジャンルIが単独で指定されている場合はなく、
必ずA〜Hに属する他のジャンルと併用して指定され
る。
【0063】次に、本発明の主要部である映像再生ディ
スクを有しない映像ジャンルに属する曲の映像を映す方
法について説明する。
【0064】本実施例では、リメンバーの映像ジャンル
Iが指定された曲が選択された場合(S110,YE
S)、マイコン38がエフェクタ45にセピアカラー処
理指令の信号を与える(S120)。
【0065】ここで、選択された曲には、必ずジャンル
I(リメンバー)以外の映像ジャンルが付けられている
ので、ジャンルI以外の映像ジャンルが記憶された映像
再生ディスクから映像データを読み出す(S140)。
【0066】一方、選択された曲にジャンル(リメンバ
ー)が付けられていない場合は(S110,NO)、通
常のプログラムを行う(S130)。通常のプログラム
とは、エフェクタ45を働かせずに映像再生ディスクか
ら読み出した映像をそのまま使用することを意味してい
る。そして、選択された曲に付けられているジャンルが
複数の場合には、それら複数のジャンルの映像を記憶す
る各映像再生ディスクから交互に映像を読み出すことを
行っている。
【0067】次に、切換回路36により、第1プレーヤ
34aと第2プレーヤ34bとから交互に映像データが
読み出され、データ読取回路40に送られる。
【0068】データ読取回路40は、サブマイコン41
により、切換回路36から送信される電気信号をディジ
タルデータとして読み取る。データ読取回路40により
読み取られたディジタルデータは、圧縮データ復号化回
路42へ送信される。
【0069】圧縮データ復号化回路42は、データ読取
回路40から送信される圧縮されたディジタルデータを
映像信号に復号化する。圧縮データ復号化回路42によ
り復号化された映像信号は、エフェクタ45を介して、
NTSCコンバータ44に送信される。
【0070】NTSCコンバータ44は、圧縮データ復
号化回路42により復号化された映像信号を商用カラー
テレビジョン信号(NTSC)に変換する。NTSCコ
ンバータ44により変換されたNTSC映像信号はコマ
ンダ10のビデオミキサ24に送信される。
【0071】ここで、選択された曲の映像ジャンルにジ
ャンルI(リメンバー)が含まれている場合、エフェク
タ45は、マイコン38の指令を受けて、映像信号デー
タをセピアカラーに変化させる。これは、通常の映像で
あってもセピアカラーに変化させると、見る人に古い時
代を連想させる効果があるからである。
【0072】従って、例えば、リメンバーとスローテン
ポの2つの映像ジャンルが付けられた曲が選択された場
合、第1プレーヤ34aと第2プレーヤ34bとはスロ
ーテンポの映像データを記憶しているジャンルFの映像
再生ディスクから映像を再生する。このとき、エフェク
タ45にマイコン38からセピアカラー処理指令が入っ
ているので、ジャンルFで再生された映像がセピアカラ
ー化されてモニタテレビ56に映し出される。
【0073】以上詳細に説明したように、本実施例の映
像カラオケ装置によれば、ジャンルIが付けられた曲が
選択されたとき、エフェクタ45により映像データをセ
ピアカラーに変化させているので、リメンバーのジャン
ルの映像データを映像再生ディスクに記憶しなくても、
リメンバーの雰囲気を持つ映像を映し出すことができる
ため、映像再生ディスクの容量を減らすことができる。
【0074】また、演奏データのイメージ、雰囲気に合
致した背景画を表示することができ、利用者に違和感を
与えることがない。
【0075】上記実施例では、エフェクタ45により映
像データをセピアカラーに変化させているが、明暗を反
転させることによっても、見る人に古いイメージを与え
ることが可能であり、リメンバーが指定されているとき
にエフェクタ45により映像データの明暗を反転させる
ことも有効である。
【0076】以上、実施例に基づき本発明を説明した
が、本発明は上記実施例になんら限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形改良が
可能であることは容易に推察されるものである。
【0077】上記実施例では、懐かしのメロディに係る
曲のジャンルであるリメンバーについて説明したが、例
えば、暖かさをイメージするジャンルに関する映像再生
ディスクを作らずに、他の映像データの色彩を原色に近
い明るい色相および彩度に変化させることにより、暖か
さのイメージを作ることもできる。
【0078】さらに、上記実施例ではカラオケ利用者が
リモコン14a等を用いて操作パネル14を操作し、選
曲を行うと、コマンダ10内のコントローラ12がその
曲の対応するジャンルを判断してディスクプレーヤ30
に送信していたが、コントローラ12は選曲情報のみを
ディスクプレーヤ30側に送信し、ディスクプレーヤ3
0内のマイコン38がその曲に対応するジャンルを決定
するように構成してもよい。
【0079】
【発明の効果】以上説明した通り本発明に係る映像カラ
オケ装置は、選択手段によって選択されたカラオケ曲に
対応する映像ジャンルを識別する映像ジャンル識別手段
と、その映像ジャンル識別手段によって識別された映像
ジャンルが所定ジャンルに該当する場合には、複数の映
像データ読出手段によって映像データ記憶手段から読み
出された編集映像データの色相、明度、彩度のいずれ
か、または、その組合せを変化させる編集映像データ調
手段とを備えているので、特定のジャンルに対応する
映像データを映像再生ディスクに記憶していなくても、
そのジャンルのイメージに合致した映像を映し出すこと
ができるため、映像再生ディスクの容量を減少させるこ
とができ、装置全体を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の映像カラオケ装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】本実施例のディスクプレーヤの概略構成を示す
ブロック図である。
【図3】マイコンが実行する処理を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
10 コマンダ 12 コントローラ 14 操作パネル 20 ハードディスク 22 MIDI音源 24 ビデオミキサ 30 ディスクプレーヤ 34a 第1プレーヤ 34b 第2プレーヤ 36 切換回路 38 マイコン 40 データ読取回路 42 圧縮データ復号化回路 44 NTSCコンバータ 45 エフェクタ 52 スピーカ 54 マイク 56 モニタテレビ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G11B 27/34 P (56)参考文献 特開 平4−168498(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10K 15/04 G11B 20/02 G11B 27/34 H04N 5/262 H04N 5/76 - 5/956

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のカラオケ曲の中から所望の曲を選
    択する選択手段と、 選択されたカラオケ曲の楽音データを再生して出力する
    楽音データ出力手段と、 同一の映像ジャンルを構成するように編集された2以上
    の編集映像データからなる編集映像群データが記憶され
    た複数の映像データ記憶手段と、 その映像データ記憶手段に記憶された編集映像群データ
    から任意の編集映像データを読み出す複数の映像データ
    読出手段と、 その複数の映像データ読出手段により読み出された編集
    映像データに歌詞データを合成し、前記楽音データ出力
    手段から出力される楽音データに対応して表示する映像
    表示手段とを有する映像カラオケ装置において、 前記楽音データ出力手段は、前記選択手段によって選択
    されたカラオケ曲に対応する映像ジャンルを識別する映
    像ジャンル識別手段を備え、 その映像ジャンル識別手段によって識別された映像ジャ
    ンルが所定ジャンルに該当する場合には、前記複数の映
    像データ読出手段によって前記映像データ記憶手段から
    読み出された編集映像データの色相、明度、彩度のいず
    れか、または、その組合せを変化させる編集映像データ
    調整手段を備えたことを特徴とする映像カラオケ装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載の映像カラオケ装置で
    あって、 前記編集映像データ調整手段は、編集映像データの明暗
    を反転させる手段を含むことを特徴とする映像カラオケ
    装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項1記載の映像カラオケ装置で
    あって、 前記編集映像データ調整手段は、編集映像データをモノ
    トーンまたはセピアカラーに変化させる手段を含むこと
    を特徴とする映像カラオケ装置。
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