JP3763389B2 - 画像データ編集操作方法および情報処理装置 - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理装置において、ＧＵＩ（グラフィカル・ユーザ・インタフェイス）を実現する、アイコンを用いた画像データの編集操作方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来から、前記情報処理装置では、前記ＧＵＩに優れたアイコンを用いた操作が行われている。そして、近年、前記情報処理装置は、その能力が向上し、画像などの大容量のデータファイルを取扱うようになってきている。この大容量のデータファイルを取扱うにあたって、典型的な従来技術である特開平６−１９６６９号公報では、サムネイルと呼ばれる該データファイルの内容を判別するための縮小画像を表示し、その縮小画像をアイコンとして、印刷、送信等の処理を示す処理アイコンへ直接ドラッグ＆ドロップ操作を行うことによって、データファイルに対する処理を起動することが提案されている。
【０００３】
これによって、編集操作にあたって、一々アプリケーションソフトウェアを使用して画面上に展開し、確認を行わなくても、該データファイルの内容を確認できるようにして、操作性が向上されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の従来技術では、編集操作の対象となるデータファイル数が増加するなどして、縮小画像アイコンが小さくなると、画像が粗くなって細部が見え難くなり、元の画像データの識別が困難になるという問題がある。これに対して、前記縮小画像アイコンを大きくすると、総ての縮小画像アイコンを表示できなかったり、ドラッグ＆ドロップ操作時に、複数の処理アイコンと重なってしまい、所望の処理アイコンの指定が難しくなるという問題がある。さらにまた、縮小画像アイコンを大きくすると、ドラッグ中の表示処理量が増大するという問題もある。
【０００５】
本発明の目的は、縮小画像の視認性を保持したままドラッグ＆ドロップ操作を容易にすることができる画像データ編集操作方法を提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像データ編集操作方法は、データファイルの内容を判別するための縮小画像と、該縮小画像よりも小面積のファイルアイコンとを対応付けて予め設定した相対距離で対にして表示すると共に、前記データファイルに施す処理を行うための処理アイコンを表示しておき、前記ファイルアイコンをドラッグし、前記処理アイコンの位置へドロップする操作によって該データファイルに施す処理の選択を行うことを特徴とする。
【０００７】
上記の構成によれば、データファイルの縮小画像（サムネイル）を、複数、画面上に表示し、それらのドラッグ＆ドロップ操作によってデータファイルに施す処理の選択や縮小画像の表示位置変更を行うにあたって、前記縮小画像と対応付けたファイルアイコンを近接位置に表示すると共に、前記データファイルに施す処理を行うための処理アイコンを表示しておき、従来のように縮小画像に直接ドラッグ＆ドロップ操作を行う代わりに、このファイルアイコンを、印刷、送信等の処理を示す処理アイコンや、変更すべき表示位置へドラッグ＆ドロップ操作することで、データファイルに対する処理を起動したり、表示位置変更を行う。
【０００８】
したがって、ドラッグ＆ドロップ操作中も元の大きさで縮小画像は表示されており、該縮小画像によるデータファイルの識別性を保持することができる。また、ドラッグ＆ドロップ操作のためのファイルアイコンは、処理を示す処理アイコンの大きさに近いので、縮小画像をそのままドラッグ＆ドロップ操作する場合に比べて、ドロップ位置の確認が容易になり、誤操作を減少することができる。
【０００９】
また、本発明の画像データ編集操作方法は、前記ファイルアイコンのドラッグスピードが予め定める値以上である場合には前記縮小画像を固定しておき、前記ドラッグスピードが前記予め定める値より小さくなる時点からドロップ操作される時点までの期間、前記縮小画像の大きさを示す枠を表示することを特徴とする。
【００１０】
上記の構成によれば、所望のドロップ位置までの高速ドラッグ中には小面積のファイルアイコンのみを表示しておき、操作者に縮小画像の大きさの認識が必要となるドロップ位置の精細な位置決め中にのみ枠を表示するので、画面上で、大面積の縮小画像を移動させるのに比べて、表示画像を作成する処理量を少なくすることができるとともに、視認性を向上することができる。
【００１１】
さらにまた、本発明の画像データ編集操作方法は、前記ファイルアイコンを前記処理アイコンがない位置でドロップした場合、対応する縮小画像を前記ファイルアイコンのドロップ位置から前記予め設定した相対距離の位置へ移動することによって前記縮小画像の表示位置変更を行うことを特徴とする。
【００１２】
上記の構成によれば、ファイルアイコンの移動中は縮小画像を表示せず、ドロップ位置が決定してから縮小画像を表示するので、少ない処理量で、該縮小画像の表示位置変更を行うことができる。
【００１３】
また、本発明の画像データ編集操作方法は、前記ファイルアイコンのドラッグ操作によって該ファイルアイコンが対応する縮小画像から予め定める距離以上離れた場合には、その縮小画像位置から前記予め設定した相対距離である該ファイルアイコンの初期位置またはその近傍にアイコン戻りスペースを明示し、前記アイコン戻りスペースにドロップされた場合には、前記縮小画像を移動させずにファイルアイコンを初期位置に復帰させることを特徴とする。
【００１４】
上記の構成によれば、操作を中止したい場合に、縮小画像を動かさずにアイコンを初期位置へ戻すことを容易に行うことができる。また、戻りスペースを目立つパターンにしておけば、現在ドラッグしているアイコンと対になる縮小画像の判別を容易に行うことができる。
【００１５】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態について、図１〜図５に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
【００１６】
図１および図２は、本発明の実施の一形態の画像データの編集操作方法を説明するための図である。この編集操作方法は、前記ＧＵＩのためのソフトウェアとして情報処理装置に搭載されており、この画像データの編集ソフトが起動されると、前記情報処理装置には、たとえば図１（ａ）において参照符Ｆ１，Ｆ２，Ｆ３，Ｆ４で示すようなデータファイルを表すアイコンが画面左隅に表示される。
【００１７】
操作者が、たとえば参照符Ｆ１で示すデータファイルＸＸＸをクリックし、該データファイルＸＸＸ中のから、所望とする画像を選択し、画面上でドラッグ＆ドロップ操作を行うことで、その縮小画像が参照符Ｘ１，Ｘ２で示すように、ドロップ位置に表示される。またこのとき、該縮小画像Ｘ１，Ｘ２に対応付られたファイルアイコンＡ１，Ａ２が、該縮小画像Ｘ１から予め設定した相対距離の位置に表示される。次に、たとえば参照符Ｆ２で示すデータファイルＹＹＹをクリックし、該データファイルＹＹＹ中のから縮小画像Ｙ１が表示されるとともに、該縮小画像Ｙ１に対応付られたファイルアイコンＡ３が表示される。さらにまた、画面右隅には、参照符Ｂ１，Ｂ２，Ｂ３，Ｂ４，Ｂ５で示すような処理の内容を表す処理アイコンが表示される。
【００１８】
図１（ｂ）で示すように、たとえば前記ファイルアイコンＡ１がクリックされると、該ファイルアイコンＡ１が参照符ａ１で示すように変色または点滅し、参照符ａ１１で示すように該アイコンａ１を移動すると、縮小画像Ｘ１もそれに伴って移動する（図１（ｂ）では、アイコンａ１１の移動のみを示している）。そして、ドロップ操作によって前記アイコンａ１１が参照符Ｂ１で示す処理アイコンに重ねられると、該処理アイコンＢ１が参照符ｂ１で示すように変色または点滅し、対応した処理である印刷処理が行われる。
【００１９】
また、前記ファイルアイコンＡ１がクリックされ、そのドラッグスピードが予め定める値以上である場合には、図２（ａ）において参照符ａ１２で示すようにアイコンの移動のみが表示され、前記縮小画像Ｘ１は固定されたままであり、参照符ａ１３で示すように前記ドラッグが略停止した時点では、その時点のファイルアイコンａ１３の位置に対応して、縮小画像の大きさを示す枠ｘ１が表示される。ドロップ操作が行われると、図２（ｂ）で示すように、縮小画像Ｘ１の表示位置が変更される。
【００２０】
前記図１および図２において、参照符ａ１で示す元の位置における変色または点滅状態のファイルアイコンは、参照符ａ１１，ａ１２，ａ１３で示すように対応する縮小画像Ｘ１から予め定める距離以上離れた場合には、該元の位置でアイコン戻りスペースを明示しており、該アイコン戻りスペースにドロップされた場合には、前記縮小画像Ｘ１を移動させずにファイルアイコンＡ１を初期位置に復帰させる。
【００２１】
図３（ａ）で示すように、ドラッグされていない状態では、たとえば縮小画像Ｘ１の左上点における座標を（Ｐｔｘ，Ｐｔｙ）とするとき、ファイルアイコンＡ１の左上点における座標（Ｐｉｘ，Ｐｉｙ）は、（Ｐｔｘ＋Ｄｒｘ，Ｐｔｙ＋Ｄｒｙ）となる（画面左上点を基準としている）。また、図３（ａ）において、縮小画像Ｘ１の幅はＳｔｘ、高さはＳｔｙであり、縮小画像Ｘ１とファイルアイコンＡ１との間隔は、予め定められたＤｒｘ−Ｓｔｘである。
【００２２】
これに対して、前記ドラッグされていない状態でのファイルアイコンＡ１の幅をＳｉｘ、高さをＳｉｙとするとき、前記アイコン戻りスペースを表示している場合には、図３（ｂ）で示すように、ファイルアイコンＡ１の左上点における座標（Ｐｉｘ，Ｐｉｙ）は、（Ｐｔｘ＋Ｄｒｘ，Ｐｔｙ＋Ｄｒｙ−Ｓｉｙ／４）となり、幅は３Ｓｉｘ／２、高さは３Ｓｉｙ／２となる。すなわち、前記間隔は一定のままで、幅方向および高さ方向に１．５倍に拡大されている。これによって、ファイルアイコンＡ１の初期位置への復帰を容易に行うことができる。
【００２３】
図４は、前記画像データの編集ソフトの起動時における前記情報処理装置の描画メモリのストア内容の一例を示す図である。前記描画メモリには、データファイルＦ１，Ｆ２，Ｆ３，Ｆ４の本体のデータＤ１、それから選択された縮小画像の本体データＤ２、前記図３で示す縮小画像の位置データＤ３およびアイコンに関するデータＤ４がストアされている。前記図２で示すように縮小画像の表示位置が変更されると、前記縮小画像の位置データＤ３の内、前記座標（Ｐｔｘ，Ｐｔｙ）を表す画像位置データＤ３１，Ｄ３２が変更され、またファイルアイコンに関するデータＤ４の内、前記座標（Ｐｉｘ，Ｐｉｙ）を表すアイコン位置データＤ４１，Ｄ４２が変更される。一方、アイコンのキャラクタデータＤ４３は、ドラッグ中は前記変色または点滅に対応したデータＤ４４に変更される。
【００２４】
図５は、上述のような画像データの編集処理動作を説明するためのフローチャートである。ステップＳ１では、マウスのクリック操作が行われたか否かが判断され、クリック操作が行われていないときには動作を終了し、クリック操作が行われたときにはステップＳ２に移る。ステップＳ２では、クリック操作された位置にファイルアイコンがあるか否かが判断され、ファイルアイコンがないときには動作を終了し、ファイルアイコンがあるときにはステップＳ３に移る。ステップＳ３では、そのクリック操作されたファイルアイコンが前記変色または点滅に表示変更され、ステップＳ４では、クリック操作が継続、すなわちドラッグ中であるか否かが判断され、ドラッグ中であるときにはステップＳ５に移り、ドラッグ中でないときにはステップＳ２１に移る。
【００２５】
ステップＳ５では、ファイルアイコンの表示位置が変更され、ステップＳ６では、そのファイルアイコンに対応する縮小画像の表示位置から前記予め定める距離以上離れたか否かが判断され、離れているときにはステップＳ７で、該元の位置でアイコン戻りスペースを表示した後ステップＳ８に移り、離れていないときには直接ステップＳ８に移る。ステップＳ８では、ファイルアイコンのドラッグスピードが予め定める値以上であるか否かが判断され、前記予め定める値以上である場合にはステップＳ９で前記枠ｘ１は表示されず、前記予め定める値未満である前記ドラッグ操作が略停止した場合には、ステップＳ１０で前記枠ｘ１が表示される。
【００２６】
前記ステップＳ９，Ｓ１０からはステップＳ１１に移り、ドラッグ中のファイルアイコンが他のアイコンに重ねられたか否かが判断され、重ねられた場合にはステップＳ１２で重ねられた処理アイコンが変色または点滅されて前記ステップＳ４に戻り、重なっていない場合には直接前記ステップＳ４に戻る。
【００２７】
こうしてドラッグ操作が継続され、ドロップ操作が行われると前記ステップＳ４からステップＳ２１に移り、ファイルアイコンの表示が前記変色または点滅から通常の状態に戻され、ステップＳ２２では、重なっているアイコンがあるか否かが判断され、重なっていない場合にはステップＳ２３で、そのファイルアイコンの位置に対応した位置に縮小画像が移動されて動作を終了する。
【００２８】
前記ステップＳ２２においてアイコンが重なっている場合には、ステップＳ２４で重なっているアイコンの表示が戻され、さらにステップＳ２５では、その重なっているアイコンの種類が判断される。
【００２９】
重なっているアイコンが前記参照符Ｆ１〜Ｆ４で示すようなデータファイルを表すアイコンである場合には、ステップＳ２６で、縮小画像に対応したデータがそのデータファイルに格納され、ステップＳ２７で、その縮小画像およびファイルアイコンが消去されて動作を終了する。
【００３０】
重なっているアイコンが前記参照符Ｂ１〜Ｂ５で示すような処理アイコンである場合には、ステップＳ２８で、対応した処理が起動されて動作を終了する。
【００３１】
重なっているアイコンが前記戻りスペースを表示しているアイコンである場合には、ステップＳ２９で、その戻りスペースを示す拡大されたアイコンを消去し、ステップＳ３０で、元の位置にファイルアイコンを復帰させて動作を終了する。
【００３２】
以上のように本発明に従う画像データの編集操作方法では、データファイルＦ１〜Ｆ４の内容を判別するための縮小画像Ｘ１，Ｘ２；Ｙ１に近接してファイルアイコンＡ１，Ａ２；Ａ３を表示しておき、縮小画像Ｘ１，Ｘ２；Ｙ１に直接ドラッグ＆ドロップ操作を行う代わりに、該ファイルアイコンＡ１，Ａ２；Ａ３にドラッグ＆ドロップ操作を行うので、ドラッグ＆ドロップ操作中も元の大きさで縮小画像Ｘ１，Ｘ２；Ｙ１は表示されており、該縮小画像Ｘ１，Ｘ２；Ｙ１によるデータファイルＦ１〜Ｆ４の識別性を保持することができる。また、ドラッグ＆ドロップ操作のためのファイルアイコンａ１１，ａ１２，ａ１３は、処理を示す処理アイコンＢ１〜Ｂ５の大きさに近いので、縮小画像Ｘ１，Ｘ２；Ｙ１をそのままドラッグ＆ドロップ操作する場合に比べて、ドロップ位置の確認が容易になり、誤操作を減少することができる。
【００３３】
また、所望のドロップ位置までの高速ドラッグ中には小面積のファイルアイコンａ１２のみを表示しておき、操作者に縮小画像Ｘ１の大きさの認識が必要となるドロップ位置の精細な位置決め中にのみ枠ｘ１を表示するので、画面上で、大面積の縮小画像Ｘ１を移動させるのに比べて、表示画像を作成する処理量を少なくすることができるとともに、視認性を向上することができる。
【００３４】
さらにまた、ファイルアイコンＡ１のドラッグ操作によってそのファイルアイコンａ１１，ａ１２，ａ１３が対応する縮小画像Ｘ１から予め定める距離以上離れた場合には、その縮小画像Ｘ１の位置から予め設定した相対距離Ｄｒｘ−Ｓｔｘである該ファイルアイコンａ１１，ａ１２，ａ１３の初期位置またはその近傍に、拡大されたアイコン戻りスペースを明示し、前記アイコン戻りスペースにドロップされた場合には、前記縮小画像Ｘ１を移動させずにファイルアイコンａ１１，ａ１２，ａ１３を初期位置に復帰させるので、操作を中止したい場合に、縮小画像Ｘ１を動かさずにアイコンａ１１，ａ１２，ａ１３を初期位置へ戻すことを容易に行うことができる。また、戻りスペースを目立つパターンにしておけば、現在ドラッグしているアイコンＡ１と対になる縮小画像Ｘ１の判別を容易に行うことができる。
【００３５】
【発明の効果】
本発明の画像データ編集操作方法は、以上のように、データファイルの縮小画像（サムネイル）を、複数、画面上に表示し、それらのドラッグ＆ドロップ操作によってデータファイルに施す処理の選択や縮小画像の表示位置変更を行うにあたって、前記縮小画像と対応付けたファイルアイコンを近接位置に表示すると共に、前記データファイルに施す処理を行うための処理アイコンを表示しておき、従来のように縮小画像に直接ドラッグ＆ドロップ操作を行う代わりに、このファイルアイコンを、印刷、送信等の処理を示す処理アイコンや、変更すべき表示位置へドラッグ＆ドロップ操作することで、データファイルに対する処理を起動したり、表示位置変更を行う。
【００３６】
それゆえ、ドラッグ＆ドロップ操作中も元の大きさで縮小画像は表示されており、該縮小画像によるデータファイルの識別性を保持することができる。また、ドラッグ＆ドロップ操作のためのファイルアイコンは、処理を示す処理アイコンの大きさに近いので、縮小画像をそのままドラッグ＆ドロップ操作する場合に比べて、ドロップ位置の確認が容易になり、誤操作を減少することができる。
【００３７】
また、本発明の画像データ編集操作方法は、以上のように、所望のドロップ位置までの高速ドラッグ中には小面積のファイルアイコンのみを表示しておき、操作者に縮小画像の大きさの認識が必要となるドロップ位置の精細な位置決め中にのみ縮小画像の大きさを示す枠を表示する。
【００３８】
それゆえ、画面上で、大面積の縮小画像を移動させるのに比べて、表示画像を作成する処理量を少なくすることができるとともに、視認性を向上することができる。
【００３９】
さらにまた、本発明の画像データ編集操作方法は、以上のように、ファイルアイコンの移動中は縮小画像を表示せず、ドロップ位置が決定してから縮小画像を表示する。
【００４０】
それゆえ、少ない処理量で、縮小画像の表示位置変更を行うことができる。
【００４１】
また、本発明の画像データ編集操作方法は、以上のように、前記ファイルアイコンのドラッグ操作によって該ファイルアイコンが対応する縮小画像から予め定める距離以上離れた場合には、該ファイルアイコンの初期位置またはその近傍にアイコン戻りスペースを明示し、該アイコン戻りスペースにドロップされた場合には、前記縮小画像を移動させずにファイルアイコンを初期位置に復帰させる。
【００４２】
それゆえ、操作を中止したい場合に、縮小画像を動かさずにアイコンを初期位置へ戻すことを容易に行うことができる。また、戻りスペースを目立つパターンにしておけば、現在ドラッグしているアイコンと対になる縮小画像の判別を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の一形態の画像データの編集操作方法を説明するための図である。
【図２】本発明の実施の一形態の画像データの編集操作方法を説明するための図である。
【図３】本発明の実施の一形態の画像データの編集操作方法における縮小画像と、アイコンおよびその戻りスペースとの関係を説明するための図である。
【図４】前記画像データの編集ソフトの起動時における情報処理装置の描画メモリのストア内容の一例を示す図である。
【図５】本発明の実施の一形態の画像データの編集処理動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
Ａ１，Ａ２；Ａ３ ファイルアイコン
ａ１１，ａ１２，ａ１３ ファイルアイコン
Ｂ１〜Ｂ５ 処理アイコン
Ｆ１〜Ｆ４ データファイル
Ｘ１，Ｘ２；Ｙ１ 縮小画像
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理装置において、ＧＵＩ（グラフィカル・ユーザ・インタフェイス）を実現する、アイコンを用いた画像データの編集操作方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来から、前記情報処理装置では、前記ＧＵＩに優れたアイコンを用いた操作が行われている。そして、近年、前記情報処理装置は、その能力が向上し、画像などの大容量のデータファイルを取扱うようになってきている。この大容量のデータファイルを取扱うにあたって、典型的な従来技術である特開平６−１９６６９号公報では、サムネイルと呼ばれる該データファイルの内容を判別するための縮小画像を表示し、その縮小画像をアイコンとして、印刷、送信等の処理を示す処理アイコンへ直接ドラッグ＆ドロップ操作を行うことによって、データファイルに対する処理を起動することが提案されている。
【０００３】
これによって、編集操作にあたって、一々アプリケーションソフトウェアを使用して画面上に展開し、確認を行わなくても、該データファイルの内容を確認できるようにして、操作性が向上されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の従来技術では、編集操作の対象となるデータファイル数が増加するなどして、縮小画像アイコンが小さくなると、画像が粗くなって細部が見え難くなり、元の画像データの識別が困難になるという問題がある。これに対して、前記縮小画像アイコンを大きくすると、総ての縮小画像アイコンを表示できなかったり、ドラッグ＆ドロップ操作時に、複数の処理アイコンと重なってしまい、所望の処理アイコンの指定が難しくなるという問題がある。さらにまた、縮小画像アイコンを大きくすると、ドラッグ中の表示処理量が増大するという問題もある。
【０００５】
本発明の目的は、縮小画像の視認性を保持したままドラッグ＆ドロップ操作を容易にすることができる画像データ編集操作方法を提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像データ編集操作方法は、データファイルの内容を判別するための縮小画像と、該縮小画像よりも小面積のファイルアイコンとを対応付けて予め設定した相対距離で対にして表示すると共に、前記データファイルに施す処理を行うための処理アイコンを表示しておき、前記ファイルアイコンをドラッグし、前記処理アイコンの位置へドロップする操作によって該データファイルに施す処理の選択を行うことを特徴とする。
【０００７】
上記の構成によれば、データファイルの縮小画像（サムネイル）を、複数、画面上に表示し、それらのドラッグ＆ドロップ操作によってデータファイルに施す処理の選択や縮小画像の表示位置変更を行うにあたって、前記縮小画像と対応付けたファイルアイコンを近接位置に表示すると共に、前記データファイルに施す処理を行うための処理アイコンを表示しておき、従来のように縮小画像に直接ドラッグ＆ドロップ操作を行う代わりに、このファイルアイコンを、印刷、送信等の処理を示す処理アイコンや、変更すべき表示位置へドラッグ＆ドロップ操作することで、データファイルに対する処理を起動したり、表示位置変更を行う。
【０００８】
したがって、ドラッグ＆ドロップ操作中も元の大きさで縮小画像は表示されており、該縮小画像によるデータファイルの識別性を保持することができる。また、ドラッグ＆ドロップ操作のためのファイルアイコンは、処理を示す処理アイコンの大きさに近いので、縮小画像をそのままドラッグ＆ドロップ操作する場合に比べて、ドロップ位置の確認が容易になり、誤操作を減少することができる。
【０００９】
また、本発明の画像データ編集操作方法は、前記ファイルアイコンのドラッグスピードが予め定める値以上である場合には前記縮小画像を固定しておき、前記ドラッグスピードが前記予め定める値より小さくなる時点からドロップ操作される時点までの期間、前記縮小画像の大きさを示す枠を表示することを特徴とする。
【００１０】
上記の構成によれば、所望のドロップ位置までの高速ドラッグ中には小面積のファイルアイコンのみを表示しておき、操作者に縮小画像の大きさの認識が必要となるドロップ位置の精細な位置決め中にのみ枠を表示するので、画面上で、大面積の縮小画像を移動させるのに比べて、表示画像を作成する処理量を少なくすることができるとともに、視認性を向上することができる。
【００１１】
さらにまた、本発明の画像データ編集操作方法は、前記ファイルアイコンを前記処理アイコンがない位置でドロップした場合、対応する縮小画像を前記ファイルアイコンのドロップ位置から前記予め設定した相対距離の位置へ移動することによって前記縮小画像の表示位置変更を行うことを特徴とする。
【００１２】
上記の構成によれば、ファイルアイコンの移動中は縮小画像を表示せず、ドロップ位置が決定してから縮小画像を表示するので、少ない処理量で、該縮小画像の表示位置変更を行うことができる。
【００１３】
また、本発明の画像データ編集操作方法は、前記ファイルアイコンのドラッグ操作によって該ファイルアイコンが対応する縮小画像から予め定める距離以上離れた場合には、その縮小画像位置から前記予め設定した相対距離である該ファイルアイコンの初期位置またはその近傍にアイコン戻りスペースを明示し、前記アイコン戻りスペースにドロップされた場合には、前記縮小画像を移動させずにファイルアイコンを初期位置に復帰させることを特徴とする。
【００１４】
上記の構成によれば、操作を中止したい場合に、縮小画像を動かさずにアイコンを初期位置へ戻すことを容易に行うことができる。また、戻りスペースを目立つパターンにしておけば、現在ドラッグしているアイコンと対になる縮小画像の判別を容易に行うことができる。
【００１５】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態について、図１〜図５に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
【００１６】
図１および図２は、本発明の実施の一形態の画像データの編集操作方法を説明するための図である。この編集操作方法は、前記ＧＵＩのためのソフトウェアとして情報処理装置に搭載されており、この画像データの編集ソフトが起動されると、前記情報処理装置には、たとえば図１（ａ）において参照符Ｆ１，Ｆ２，Ｆ３，Ｆ４で示すようなデータファイルを表すアイコンが画面左隅に表示される。
【００１７】
操作者が、たとえば参照符Ｆ１で示すデータファイルＸＸＸをクリックし、該データファイルＸＸＸ中のから、所望とする画像を選択し、画面上でドラッグ＆ドロップ操作を行うことで、その縮小画像が参照符Ｘ１，Ｘ２で示すように、ドロップ位置に表示される。またこのとき、該縮小画像Ｘ１，Ｘ２に対応付られたファイルアイコンＡ１，Ａ２が、該縮小画像Ｘ１から予め設定した相対距離の位置に表示される。次に、たとえば参照符Ｆ２で示すデータファイルＹＹＹをクリックし、該データファイルＹＹＹ中のから縮小画像Ｙ１が表示されるとともに、該縮小画像Ｙ１に対応付られたファイルアイコンＡ３が表示される。さらにまた、画面右隅には、参照符Ｂ１，Ｂ２，Ｂ３，Ｂ４，Ｂ５で示すような処理の内容を表す処理アイコンが表示される。
【００１８】
図１（ｂ）で示すように、たとえば前記ファイルアイコンＡ１がクリックされると、該ファイルアイコンＡ１が参照符ａ１で示すように変色または点滅し、参照符ａ１１で示すように該アイコンａ１を移動すると、縮小画像Ｘ１もそれに伴って移動する（図１（ｂ）では、アイコンａ１１の移動のみを示している）。そして、ドロップ操作によって前記アイコンａ１１が参照符Ｂ１で示す処理アイコンに重ねられると、該処理アイコンＢ１が参照符ｂ１で示すように変色または点滅し、対応した処理である印刷処理が行われる。
【００１９】
また、前記ファイルアイコンＡ１がクリックされ、そのドラッグスピードが予め定める値以上である場合には、図２（ａ）において参照符ａ１２で示すようにアイコンの移動のみが表示され、前記縮小画像Ｘ１は固定されたままであり、参照符ａ１３で示すように前記ドラッグが略停止した時点では、その時点のファイルアイコンａ１３の位置に対応して、縮小画像の大きさを示す枠ｘ１が表示される。ドロップ操作が行われると、図２（ｂ）で示すように、縮小画像Ｘ１の表示位置が変更される。
【００２０】
前記図１および図２において、参照符ａ１で示す元の位置における変色または点滅状態のファイルアイコンは、参照符ａ１１，ａ１２，ａ１３で示すように対応する縮小画像Ｘ１から予め定める距離以上離れた場合には、該元の位置でアイコン戻りスペースを明示しており、該アイコン戻りスペースにドロップされた場合には、前記縮小画像Ｘ１を移動させずにファイルアイコンＡ１を初期位置に復帰させる。
【００２１】
図３（ａ）で示すように、ドラッグされていない状態では、たとえば縮小画像Ｘ１の左上点における座標を（Ｐｔｘ，Ｐｔｙ）とするとき、ファイルアイコンＡ１の左上点における座標（Ｐｉｘ，Ｐｉｙ）は、（Ｐｔｘ＋Ｄｒｘ，Ｐｔｙ＋Ｄｒｙ）となる（画面左上点を基準としている）。また、図３（ａ）において、縮小画像Ｘ１の幅はＳｔｘ、高さはＳｔｙであり、縮小画像Ｘ１とファイルアイコンＡ１との間隔は、予め定められたＤｒｘ−Ｓｔｘである。
【００２２】
これに対して、前記ドラッグされていない状態でのファイルアイコンＡ１の幅をＳｉｘ、高さをＳｉｙとするとき、前記アイコン戻りスペースを表示している場合には、図３（ｂ）で示すように、ファイルアイコンＡ１の左上点における座標（Ｐｉｘ，Ｐｉｙ）は、（Ｐｔｘ＋Ｄｒｘ，Ｐｔｙ＋Ｄｒｙ−Ｓｉｙ／４）となり、幅は３Ｓｉｘ／２、高さは３Ｓｉｙ／２となる。すなわち、前記間隔は一定のままで、幅方向および高さ方向に１．５倍に拡大されている。これによって、ファイルアイコンＡ１の初期位置への復帰を容易に行うことができる。
【００２３】
図４は、前記画像データの編集ソフトの起動時における前記情報処理装置の描画メモリのストア内容の一例を示す図である。前記描画メモリには、データファイルＦ１，Ｆ２，Ｆ３，Ｆ４の本体のデータＤ１、それから選択された縮小画像の本体データＤ２、前記図３で示す縮小画像の位置データＤ３およびアイコンに関するデータＤ４がストアされている。前記図２で示すように縮小画像の表示位置が変更されると、前記縮小画像の位置データＤ３の内、前記座標（Ｐｔｘ，Ｐｔｙ）を表す画像位置データＤ３１，Ｄ３２が変更され、またファイルアイコンに関するデータＤ４の内、前記座標（Ｐｉｘ，Ｐｉｙ）を表すアイコン位置データＤ４１，Ｄ４２が変更される。一方、アイコンのキャラクタデータＤ４３は、ドラッグ中は前記変色または点滅に対応したデータＤ４４に変更される。
【００２４】
図５は、上述のような画像データの編集処理動作を説明するためのフローチャートである。ステップＳ１では、マウスのクリック操作が行われたか否かが判断され、クリック操作が行われていないときには動作を終了し、クリック操作が行われたときにはステップＳ２に移る。ステップＳ２では、クリック操作された位置にファイルアイコンがあるか否かが判断され、ファイルアイコンがないときには動作を終了し、ファイルアイコンがあるときにはステップＳ３に移る。ステップＳ３では、そのクリック操作されたファイルアイコンが前記変色または点滅に表示変更され、ステップＳ４では、クリック操作が継続、すなわちドラッグ中であるか否かが判断され、ドラッグ中であるときにはステップＳ５に移り、ドラッグ中でないときにはステップＳ２１に移る。
【００２５】
ステップＳ５では、ファイルアイコンの表示位置が変更され、ステップＳ６では、そのファイルアイコンに対応する縮小画像の表示位置から前記予め定める距離以上離れたか否かが判断され、離れているときにはステップＳ７で、該元の位置でアイコン戻りスペースを表示した後ステップＳ８に移り、離れていないときには直接ステップＳ８に移る。ステップＳ８では、ファイルアイコンのドラッグスピードが予め定める値以上であるか否かが判断され、前記予め定める値以上である場合にはステップＳ９で前記枠ｘ１は表示されず、前記予め定める値未満である前記ドラッグ操作が略停止した場合には、ステップＳ１０で前記枠ｘ１が表示される。
【００２６】
前記ステップＳ９，Ｓ１０からはステップＳ１１に移り、ドラッグ中のファイルアイコンが他のアイコンに重ねられたか否かが判断され、重ねられた場合にはステップＳ１２で重ねられた処理アイコンが変色または点滅されて前記ステップＳ４に戻り、重なっていない場合には直接前記ステップＳ４に戻る。
【００２７】
こうしてドラッグ操作が継続され、ドロップ操作が行われると前記ステップＳ４からステップＳ２１に移り、ファイルアイコンの表示が前記変色または点滅から通常の状態に戻され、ステップＳ２２では、重なっているアイコンがあるか否かが判断され、重なっていない場合にはステップＳ２３で、そのファイルアイコンの位置に対応した位置に縮小画像が移動されて動作を終了する。
【００２８】
前記ステップＳ２２においてアイコンが重なっている場合には、ステップＳ２４で重なっているアイコンの表示が戻され、さらにステップＳ２５では、その重なっているアイコンの種類が判断される。
【００２９】
重なっているアイコンが前記参照符Ｆ１〜Ｆ４で示すようなデータファイルを表すアイコンである場合には、ステップＳ２６で、縮小画像に対応したデータがそのデータファイルに格納され、ステップＳ２７で、その縮小画像およびファイルアイコンが消去されて動作を終了する。
【００３０】
重なっているアイコンが前記参照符Ｂ１〜Ｂ５で示すような処理アイコンである場合には、ステップＳ２８で、対応した処理が起動されて動作を終了する。
【００３１】
重なっているアイコンが前記戻りスペースを表示しているアイコンである場合には、ステップＳ２９で、その戻りスペースを示す拡大されたアイコンを消去し、ステップＳ３０で、元の位置にファイルアイコンを復帰させて動作を終了する。
【００３２】
以上のように本発明に従う画像データの編集操作方法では、データファイルＦ１〜Ｆ４の内容を判別するための縮小画像Ｘ１，Ｘ２；Ｙ１に近接してファイルアイコンＡ１，Ａ２；Ａ３を表示しておき、縮小画像Ｘ１，Ｘ２；Ｙ１に直接ドラッグ＆ドロップ操作を行う代わりに、該ファイルアイコンＡ１，Ａ２；Ａ３にドラッグ＆ドロップ操作を行うので、ドラッグ＆ドロップ操作中も元の大きさで縮小画像Ｘ１，Ｘ２；Ｙ１は表示されており、該縮小画像Ｘ１，Ｘ２；Ｙ１によるデータファイルＦ１〜Ｆ４の識別性を保持することができる。また、ドラッグ＆ドロップ操作のためのファイルアイコンａ１１，ａ１２，ａ１３は、処理を示す処理アイコンＢ１〜Ｂ５の大きさに近いので、縮小画像Ｘ１，Ｘ２；Ｙ１をそのままドラッグ＆ドロップ操作する場合に比べて、ドロップ位置の確認が容易になり、誤操作を減少することができる。
【００３３】
また、所望のドロップ位置までの高速ドラッグ中には小面積のファイルアイコンａ１２のみを表示しておき、操作者に縮小画像Ｘ１の大きさの認識が必要となるドロップ位置の精細な位置決め中にのみ枠ｘ１を表示するので、画面上で、大面積の縮小画像Ｘ１を移動させるのに比べて、表示画像を作成する処理量を少なくすることができるとともに、視認性を向上することができる。
【００３４】
さらにまた、ファイルアイコンＡ１のドラッグ操作によってそのファイルアイコンａ１１，ａ１２，ａ１３が対応する縮小画像Ｘ１から予め定める距離以上離れた場合には、その縮小画像Ｘ１の位置から予め設定した相対距離Ｄｒｘ−Ｓｔｘである該ファイルアイコンａ１１，ａ１２，ａ１３の初期位置またはその近傍に、拡大されたアイコン戻りスペースを明示し、前記アイコン戻りスペースにドロップされた場合には、前記縮小画像Ｘ１を移動させずにファイルアイコンａ１１，ａ１２，ａ１３を初期位置に復帰させるので、操作を中止したい場合に、縮小画像Ｘ１を動かさずにアイコンａ１１，ａ１２，ａ１３を初期位置へ戻すことを容易に行うことができる。また、戻りスペースを目立つパターンにしておけば、現在ドラッグしているアイコンＡ１と対になる縮小画像Ｘ１の判別を容易に行うことができる。
【００３５】
【発明の効果】
本発明の画像データ編集操作方法は、以上のように、データファイルの縮小画像（サムネイル）を、複数、画面上に表示し、それらのドラッグ＆ドロップ操作によってデータファイルに施す処理の選択や縮小画像の表示位置変更を行うにあたって、前記縮小画像と対応付けたファイルアイコンを近接位置に表示すると共に、前記データファイルに施す処理を行うための処理アイコンを表示しておき、従来のように縮小画像に直接ドラッグ＆ドロップ操作を行う代わりに、このファイルアイコンを、印刷、送信等の処理を示す処理アイコンや、変更すべき表示位置へドラッグ＆ドロップ操作することで、データファイルに対する処理を起動したり、表示位置変更を行う。
【００３６】
それゆえ、ドラッグ＆ドロップ操作中も元の大きさで縮小画像は表示されており、該縮小画像によるデータファイルの識別性を保持することができる。また、ドラッグ＆ドロップ操作のためのファイルアイコンは、処理を示す処理アイコンの大きさに近いので、縮小画像をそのままドラッグ＆ドロップ操作する場合に比べて、ドロップ位置の確認が容易になり、誤操作を減少することができる。
【００３７】
また、本発明の画像データ編集操作方法は、以上のように、所望のドロップ位置までの高速ドラッグ中には小面積のファイルアイコンのみを表示しておき、操作者に縮小画像の大きさの認識が必要となるドロップ位置の精細な位置決め中にのみ縮小画像の大きさを示す枠を表示する。
【００３８】
それゆえ、画面上で、大面積の縮小画像を移動させるのに比べて、表示画像を作成する処理量を少なくすることができるとともに、視認性を向上することができる。
【００３９】
さらにまた、本発明の画像データ編集操作方法は、以上のように、ファイルアイコンの移動中は縮小画像を表示せず、ドロップ位置が決定してから縮小画像を表示する。
【００４０】
それゆえ、少ない処理量で、縮小画像の表示位置変更を行うことができる。
【００４１】
また、本発明の画像データ編集操作方法は、以上のように、前記ファイルアイコンのドラッグ操作によって該ファイルアイコンが対応する縮小画像から予め定める距離以上離れた場合には、該ファイルアイコンの初期位置またはその近傍にアイコン戻りスペースを明示し、該アイコン戻りスペースにドロップされた場合には、前記縮小画像を移動させずにファイルアイコンを初期位置に復帰させる。
【００４２】
それゆえ、操作を中止したい場合に、縮小画像を動かさずにアイコンを初期位置へ戻すことを容易に行うことができる。また、戻りスペースを目立つパターンにしておけば、現在ドラッグしているアイコンと対になる縮小画像の判別を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の一形態の画像データの編集操作方法を説明するための図である。
【図２】本発明の実施の一形態の画像データの編集操作方法を説明するための図である。
【図３】本発明の実施の一形態の画像データの編集操作方法における縮小画像と、アイコンおよびその戻りスペースとの関係を説明するための図である。
【図４】前記画像データの編集ソフトの起動時における情報処理装置の描画メモリのストア内容の一例を示す図である。
【図５】本発明の実施の一形態の画像データの編集処理動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
Ａ１，Ａ２；Ａ３ ファイルアイコン
ａ１１，ａ１２，ａ１３ ファイルアイコン
Ｂ１〜Ｂ５ 処理アイコン
Ｆ１〜Ｆ４ データファイル
Ｘ１，Ｘ２；Ｙ１ 縮小画像
Claims (5)
- データファイルの内容を判別するための縮小画像と、該縮小画像よりも小面積のファイルアイコンとを対応付けて予め設定した相対距離で対にして表示すると共に、前記データファイルに施す処理を行うための処理アイコンを表示しておき、
前記ファイルアイコンをドラッグし、前記処理アイコンの位置へドロップする操作によって該データファイルに施す処理の選択を行う工程を含み、この工程において、前記ファイルアイコンをドラッグしている間、前記縮小画像を固定することを特徴とする画像データ編集操作方法。 - データファイルの内容を判別するための縮小画像と、該縮小画像よりも小面積のファイルアイコンとを対応付けて予め設定した相対距離で対にして表示すると共に、前記データファイルに施す処理を行うための処理アイコンを表示しておき、
前記ファイルアイコンをドラッグし、前記処理アイコンの位置へドロップする操作によって該データファイルに施す処理の選択を行う工程を含み、
上記工程において、
前記ファイルアイコンのドラッグスピードが予め定める値以上である場合には前記縮小画像を固定しておき、
ドラッグスピードが前記予め定める値より小さくなる時点からドロップ操作される時点までの期間、前記縮小画像の大きさを示す枠を表示することを特徴とする画像データ編集操作方法。 - 前記ファイルアイコンを前記処理アイコンがない位置でドロップした場合、対応する縮小画像を前記ファイルアイコンのドロップ位置から前記予め設定した相対距離の位置へ移動することによって前記縮小画像の表示位置変更を行うことを特徴とする請求項２記載の画像データ編集操作方法。
- 前記ファイルアイコンのドラッグ操作によって該ファイルアイコンが対応する縮小画像から予め定める距離以上離れた場合には、その縮小画像位置から前記予め設定した相対距離である該ファイルアイコンの初期位置またはその近傍にアイコン戻りスペースを明示し、
前記アイコン戻りスペースにドロップされた場合には、前記縮小画像を移動させずにファイルアイコンを初期位置に復帰させることを特徴とする請求項１〜３の何れかに記載の画像データ編集操作方法。 - アイコンを用いた画像データの編集操作が行われる情報処理装置において、
データファイルの内容を判別するための縮小画像と該縮小画像よりも小面積のファイルアイコンとを対応付けて予め設定した相対距離で対にして表示し、
前記ファイルアイコンがドラッグされ、前記データファイルに施す処理を行うための処理アイコンの位置へドロップされたとき、該処理アイコンに対応した処理を該データファイルに施す際に、前記ファイルアイコンがドラッグされている間、前記縮小画像が固定されていることを特徴とする情報処理装置。
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