JP3748578B2 - 作業機械の旋回制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はクレーン等の旋回機能をもった作業機械の旋回動作を制御する旋回制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、旋回制御装置としては、図に示すようにエンジン1によって駆動される油圧ポンプ2と旋回モータ3とを旋回コントロールバルブ4を介して接続し、このコントロールバルブ4のストローク調整(以下、バルブ制御方式という)とエンジン回転数の調整(以下、回転数制御方式という)とによって旋回速度を制御する構成のものが一般的である。5はリリーフ弁である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このように二通りの制御方式(パターン)しか選択できない従来の構成によると、次のような問題があった。
【0004】
▲1▼ バルブ制御方式では旋回速度の変化が小さく、回転数制御方式ではエンジン回転数の変化に対するポンプ吐出量の変化(=速度変化)が大きい。
【0005】
従って、たとえば旋回起動時に、バルブ制御方式では加速性能が悪く、回転数制御方式では急旋回が起こる等、作業内容によっては適正な制御が行えない場合、あるいはオペレータの好みに応じた制御ができない場合があった。
【0006】
▲2▼ 旋回中に荷揺れが生じた場合の追従動作のような微妙な加減速制御(微速制御)は、速度変化の小さいバルブ制御方式のみによって可能であるため、回転数制御途中で微速制御の必要が生じた場合に、エンジン回転数を適当に調整した後、バルブ制御方式に切替える等の面倒な操作を行わなければならず、操作性が悪いものとなっていた。
【0007】
なお、実開平3−49291号に示されているように、エンジン回転数の変化に関係なくポンプ吐出量を一定に保つ吐出量一定制御を制御パターンに加えた旋回制御装置が公知となっている。
【0008】
しかし、この構成によると、バルブ制御中にエンジン回転数が変化しても旋回速度が変化しないため、バルブ制御の安定性が良くなるというにとどまり、上記▲1▼▲2▼の問題は依然として残されていた。
【0009】
そこで本発明は、制御性能および操作性を改善することができる作業機械の旋回制御装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、エンジンによって駆動される可変容量型油圧ポンプと、この油圧ポンプの流量調整を行うレギュレータと、上記油圧ポンプを油圧源とする旋回モータと、この旋回モータの回転方向と速度を制御する旋回コントロールバルブと、上記エンジンの回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、このエンジン回転数検出手段によって検出されるエンジン回転数に応じて上記レギュレータにポンプ吐出量の指令信号を出力するコントローラと、このコントローラの出力パターンを、予め設定された複数種類のうちから選択して指令する制御モード設定器とを具備し、上記設定された各出力パターンは、エンジン回転数の変化に対して上記ポンプ吐出量が全エンジン回転数を通じて一定の変化率で変化し、かつ、この変化率が互いに異なるものである点を特徴とする。
【0011】
請求項2の発明は、請求項1の構成において、コントローラと制御モード選択器との間に、これらを接続・遮断するスイッチが設けられたものである。
【0012】
【作用】
上記構成によると、制御モード設定器により、エンジン回転数の変化に対するポンプ吐出量の変化率、すなわち回転数制御方式の制御パターンを複数種類のうちから任意に選択することができる。
【0013】
このため、作業内容やオペレータの好み等に応じて最適の制御性能を得ることができるとともに、パターン設定によって回転数制御方式による微速制御が可能となる。
【0014】
また、請求項2の構成によると、オペレータの意思により、スイッチのオフ操作によって制御パターンの選択機能をキャンセルし、一つのパターンのみの回転数制御方式に切替えることができる
【0015】
【実施例】
図1にこの旋回制御装置の回路構成およびブロック構成を示している。
【0016】
図中、11はエンジン、12はこのエンジン11によって駆動される可変容量型油圧ポンプ、13は旋回モータ、14はこの旋回モータ13の回転方向と速度を制御する旋回コントロールバルブ、15はリリーフ弁である。
【0017】
油圧ポンプ12は、補助油圧源16から一次圧を供給される電磁比例減圧弁(以下、単に減圧弁という)17と、同減圧弁17の二次圧によって駆動されるアクチュエータ18から成るレギュレータ19によって流量(ポンプ1回転当りの吸収量)が調整され、これによりポンプ吐出量が制御される。
【0018】
また、減圧弁17の電磁操作部17aには、コントローラ20からのポンプ吐出量指令信号(制御電流)が送られ、図2に示すようにこの制御電流Iに比例して二次圧(アクチュエータ18の駆動圧力)が変化し、また図3に示すようにこの二次圧に比例してポンプ吸収量qが変化する。従って、制御電流Iとポンプ吸収量qの関係は図4のようになる。
【0019】
コントローラ20は、エンジン11の回転数を検出する回転数センサ21からの信号に基づき、エンジン回転数に応じた制御電流Iを出力する。
【0020】
また、コントローラ20にはスイッチ22を介して制御モード設定器23が接続され、スイッチ22がオンの状態で、この制御モード設定器23が外部から操作されることにより、コントローラ20の出力パターンが、図5に示すようにエンジン回転数nの増加に対して制御電流Iが減少するパターンであって、かつ、制御電流Iの変化率が異なる3種類のパターンイ,ロ,ハのうちから選択される。
【0021】
この点を詳述すると、ポンプ12の吐出量をQ(cc/min)、エンジン回転数をn(rpm)、ポンプ吸収量をq(cc/rev)、減圧弁17の制御電流をI(A)とすると、q=a×I+b、I=c/n+d(ただし、a,b,c,dは定数)であるから、
【0022】
【数1】
Figure 0003748578
となる。
【0023】
従って、定数a〜dの値の設定によってエンジン回転数/制御電流特性、つまりエンジン回転数に対する制御電流の変化率が決まる。
【0024】
そこで、この定数(たとえばcとd)の値が異なる3通りの特性が予め制御モード設定器23に入力され、この予め設定された3通りの特性の一つが外部からのたとえば選択スイッチの操作によって選択されることにより、コントローラ20の出力パターンが、エンジン回転数nの変化に対する制御電流Iの変化率が異なる3種類のパターンイ,ロ,ハのうちから選択されるように構成されている。
【0025】
これにより、エンジン回転数/ポンプ吐出量特性が、図6のイ´,ロ´,ハ´のうちから任意に選択される。
【0026】
これらの吐出特性イ′,ロ′,ハ′は、図示のように全エンジン回転数を通じてポンプ吐出量が一定の変化率で変化する特性であって、上記変化率が互いに異なる特性である。
【0027】
また、スイッチ22がオフの状態では、このような制御パターンの選択機能がキャンセルされる。このとき、コントローラ20は、定電流作用、すなわち図5の点線で示すようにエンジン回転数の変化に関係なく制御電流を一定に保つ作用を行い、エンジン回転数/ポンプ吐出量特性は図6の点線のようになる。
【0028】
このように、回転数制御の制御パターンを3種類イ´,ロ´,ハ´(スイッチ22オフ時を含めれば4種類)のうちから任意に選択することができるため、作業内容やオペレータの好みに適したパターンによる適正な制御を行うことができる。
【0029】
たとえば、旋回起動時の初期には、変化率の小さい制御パターンハ´を選択してスムーズに起動させ、この後、変化率の大きい制御パターンイ´に切替えて効率良く加速し、定常速度に達したときに変化率が中間の制御パターンロ´に移行する等、旋回動作に適した制御機能を得ることができる。
【0030】
また、旋回中に荷揺れが生じた場合の追従動作等のための微速制御を行いたいときは、変化率の小さい制御パターンハ´を選択することにより、従来では無理であった回転数制御方式による微速制御が可能となる。
【0031】
すなわち、微速制御をバルブ制御方式と回転数制御方式のいずれにても行うことが可能となる。従って、従来のように回転数制御方式での旋回中に微速制御を行うためにバルブ制御方式に切替える必要がなくなるため、操作性が良いものとなる。
【0032】
他の実施例
(1)上記実施例では、図4示すように制御電流Iの増加に比例してポンプ吸収量qが増加する特性をもとに、選択されるコントローラ出力パターンを、図5に示すようにエンジン回転数nの増加に対して制御電流Iが減少する3つのパターンイ,ロ,ハのうちから選択する構成としたが、これとは逆に、図7に示すように制御電流Iの増加に反比例してポンプ吸収量qが減少する構成とし、これをもとに、図8に示すようにエンジン回転数nの増加に対して制御電流Iが増加する出力パターンイ,ロ,ハが得られるように構成してもよい。
【0033】
(2)制御モード設定器23によって選択しうるコントローラ出力パターンは、図5のイ,ロ,ハの3つに限らず、2つまたは4つ以上としてもよい
【0034】
【発明の効果】
上記のように本発明によるときは、エンジン回転数に応じてレギュレータにポンプ吐出量の指令信号を出力するコントローラの出力パターンを、制御モード設定器により、全エンジン回転数を通じてエンジン回転数に対するポンプ吐出量が一定の変化率で変化し、かつ、上記変化率が異なる複数種類のうちから任意に選択できる構成としたから、作業内容やオペレータの好み等に応じて最適の制御性能を得ることができるとともに、パターン設定によって回転数制御方式による微速制御が可能となる。従って、制御性能および操作性を向上させることができる。
【0035】
また、請求項2の発明によると、オペレータの意思により、スイッチのオフ操作によって制御パターンの選択機能をキャンセルし、一つのパターンのみの回転数制御方式に切替えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる旋回制御装置の油圧回路構成をブロック構成とともに示す図である。
【図2】同実施例における電磁比例減圧弁の制御電流と二次圧の関係を示す図である。
【図3】同減圧弁の二次圧とポンプ吸収量の関係を示す図である。
【図4】同制御電流とポンプ吸収量の関係を示す図である。
【図5】同実施例におけるエンジン回転数と制御電流の関係を示す図である。
【図6】同エンジン回転数とポンプ吐出量の関係を示す図である。
【図7】本発明の別の実施例における電磁比例減圧弁の制御電流とポンプ吸収量の関係を示す図である。
【図8】同実施例におけるエンジン回転数と制御電流の関係を示す図であ。
【図9】従来の構成を示す図である
【符号の説明】
11 エンジン
12 可変容量型油圧ポンプ
13 旋回モータ
14 旋回コントロールバルブ
19 レギュレータ
17 レギュレータを構成する電磁比例減圧弁
18 同アクチュエータ
20 コントローラ
21 回転数センサ(回転数検出手段)
23 制御モード設定器
22 スイッチ

Claims (2)

  1. エンジンによって駆動される可変容量型油圧ポンプと、この油圧ポンプの流量調整を行うレギュレータと、上記油圧ポンプを油圧源とする旋回モータと、この旋回モータの回転方向と速度を制御する旋回コントロールバルブと、上記エンジンの回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、このエンジン回転数検出手段によって検出されるエンジン回転数に応じて上記レギュレータにポンプ吐出量の指令信号を出力するコントローラと、このコントローラの出力パターンを、予め設定された複数種類のうちから選択して指令する制御モード設定器とを具備し、上記設定された各出力パターンは、エンジン回転数の変化に対して上記ポンプ吐出量が全エンジン回転数を通じて一定の変化率で変化し、かつ、この変化率が互いに異なるものであることを特徴とする作業機械の旋回制御装置。
  2. コントローラと制御モード選択器との間に、これらを接続・遮断するスイッチが設けられたことを特徴とする請求項1記載の作業機械の旋回制御装置。
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