JP3373914B2 - 油圧ポンプの吐出流量制御装置 - Google Patents

油圧ポンプの吐出流量制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原動機で駆動される油
圧ポンプの吐出流量を、当該原動機の目標回転数との関
連において制御する油圧ポンプの吐出流量制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】種々の作業機械、例えば油圧ショベル
は、原動機(エンジン)によって可変容量油圧ポンプ
(以下単に油圧ポンプという)を駆動し、この油圧ポン
プから吐出される圧油により走行モータ、旋回モータ、
ブームシリンダ、アームシリンダ等の油圧アクチュエー
タを駆動して所期の作業を実施する。
【0003】このような構成においては、通常、例えば
燃料レバー等によりエンジンの目標回転数を設定する
と、油圧ポンプの傾量Qrの最大値は機械的に所定の
値に一義的に決定される。このため、例えば高速走行を
考慮して油圧ポンプの傾転量Qrとエンジンの目標回転
Nrとを大きく設定した場合、これらの積であるQr
・Nrの大きな流量が走行モータに供給されることにな
り、油圧ショベルは高速で走行させることができる。し
かし、上記のように設定すると、走行モータ以外の他の
油圧アクチュエータにとっては速度が早過ぎて操作がし
にくくなり、特に、微操作は極めて困難になる。これと
は逆に、微操作を考慮して油圧ポンプの傾転量Qrとエ
ンジンの目標回転数Nrとを小さく設定した場合、微操
作には好適であるが高速走行が必要となった場合これに
対応することはできない。このような不都合を解消する
ため、例えば、特公平5−17387号公報に示される
手段が提案されている。この手段は次のような構成を備
えている。まず、作業形態を重掘削と軽掘削に、又、走
行形態を高速走行と低速走行にそれぞれ区分し、それら
区分を選択する各選択スイッチを設け、さらに、作業の
実施の有無および走行の有無を検出する各検出スイッチ
を設ける。一方、エンジンの目標回転数Nrと油圧ポン
プの傾転量Qrとの関係に対して4種類の関係を定め、
上記各選択スイッチの状態および上記各検出スイッチの
状態の全ての組合せ(16の組合せ)に対して、上記4
種類の関係のいずれかを設定しておく。このように構成
することにより、各選択スイッチを操作するだけで適切
な作業や走行を行なうことができる。
【0004】図8は上記公報で提案された装置における
エンジンの目標回転数Nrと油圧ポンプの吐出流量(Q
rとNrの積)との関係を示す特性図である。この図
で、横軸には目標回転数、縦軸にはポンプ吐出流量がと
ってある。Nは大きな方の目標回転数、Nは小さな
方の目標回転数を示し、直線C71は油圧ポンプのおし
のけ容積の最大量を予め大きく設定した第1の設定位置
にしたときの最大吐出流量Qr 特性を示す直線、直線
72は油圧ポンプのおしのけ容積の最大量を前記第1
の設定位置より予め小さく設定した第2の設定位置にし
たときの最大吐出流量Qr 特性を示す直線である。目
標回転数Nに対する直線C71上の点がA、同じく直
線C72上の点がB、目標回転数Nに対する直線C
72上の点がC、同じく直線C72上の点がDで示され
ている。これらの点A、B、C、Dが上記4種類の関係
を示す点であり、燃料レバーの操作によって、エンジン
の目標回転数Nrを値Nとした場合には、上記各組合
せに対して上記4つの点のうちの点Aか点Bのいずかが
設定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記公報で
提案された装置では、例えば、油圧ショベルによる作業
中、図8に示す直線C71上の点Cの最大吐出流量Qr
で旋回体を旋回している場合、もう少し速く旋回させ
たいため、燃料レバーを操作してエンジンの目標回転数
Nrを図8に示すN(回転数N、N間の回転数)
に上昇させても、最大吐出流量Qr 特性が直線C72
に変化する場合があり、この場合には、最大吐出流量
はE点に低下し、作業部の動作はオペレータの意図
に反したものとなる。
【0006】本発明の目的は、上記従来技術における課
題を解決し、原動機の目標回転数に応じたポプ吐出流
量を得ることができる油圧ポンプの吐出流量制御装置を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、原動機と、この原動機により駆動される
油圧ポンプと、この油圧ポンプの吐出流量を制御するお
しのけ容積可変機構と、このおしのけ容積可変機構を駆
動制御するレギュレータとを備えた油圧ポンプの吐出流
量制御装置において、前記油圧ポンプの負荷の駆動態様
に応じて第1のモードおよび第2のモードを設定するモ
ード設定部と、前記原動機の目標回転数を設定する回転
数設定部と、前記おしのけ容積可変機構の傾転量を制御
する傾転量制御部とを設け、この傾転量制御部を、前記
原動機の目標回転数に対する前記油圧ポンプの最大吐出
流量を定めるテーブル、および前記レギュレータを駆動
制御する駆動制御部で構成し、前記テーブルには、前記
モード設定部で第1のモードが設定されたときの第1の
目標回転数とこれに対応する前記油圧ポンプの第1の最
大吐出流量、および前記モード設定部で第2のモードが
設定されたときの前記第1の目標回転数より低い第2の
目標回転数とこれに対応し前記第1の最大吐出流量より
多い第2の最大吐出流量、ならびに前記第1の目標回転
数と前記第2の目標回転数の中間の前記回転数設定部で
設定された目標回転数と、これに対応し、前記第1の最
大吐出流量より多く前記第2の最大吐出流量より少ない
最大吐出流量が設定されており、しかも、前記第1の目
標回転数と前記第2の目標回転数の中間の目標回転数
と、これに対応する前記最大吐出流量との積で決まるポ
ンプ吐出流量が、前記第1の目標回転数と前記第1の最
大吐出流量の積で決まるポンプ吐出流量よりも少なく、
前記第2の目標回転数と前記第2の最大吐出流量の 積で
決まるポンプ吐出流量よりも多くなるように設定されて
いることを特徴とする。
【0008】
【作用】原動機はモード設定部に設定されたモードに応
じた目標回転数で回転する。この目標回転数は傾転量制
御部に入力され、そのテーブルに設定された特性に従い
入力された目標回転数に応じた最大吐出流量が出力され
る。この最大吐出流量に基づいてレギュレータが駆動さ
れ、おしのけ容積可変機構の傾転量が制御される。この
ような動作中、最大吐出流量を増減させたい場合、オペ
レータは回転数設定部を操作して目標回転数をモード設
定部で選択される第1のモードと第2のモードに応じた
2つの目標回転数の中間の目標回転数に変更する。変更
された目標回転数は上記と同様傾転量制御部のテーブル
に入力され、当該変更された目標回転数に応じた最大吐
出流量を得、これに基づいてレギュレータが駆動され、
おしのけ容積可変機構の傾転量が制御される。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。図1は本発明の実施例に係る油圧ポンプの吐出流
量制御装置を示す図である。この図で、1は原動機(エ
ンジン)、2はエンジン1のガバナ、3はガバナ2を操
作するガバナレバー、4はガバナレバー3を駆動するモ
ータ、5はガバナレバー3の操作位置を検出するガバナ
位置検出器(例えばポテンショメータ)である。7はエ
ンジン1で駆動される油圧ポンプ、8は同じくエンジン
1で駆動されるパイロットポンプである。9は油圧ポン
プ7のおしのけ容積可変機構(以下、これを斜板で代表
させる)、10は斜板9の傾転量を変化させる油圧シリ
ンダ、11、12は油圧シリンダ10の駆動を制御する
電磁弁である。油圧シリンダ10および電磁弁11、1
2で斜板9のレギュレータが構成される。
【0010】13は油圧ポンプ7からの圧油により図示
されていない油圧アクチュエータを駆動制御するコント
ロールバルブ、14は油圧ポンプ7の油圧回路の最高圧
力を規定するメインリリーフ弁、15はパイロットポン
プ8のパイロット回路の最高圧力を規定するパイロット
リリーフ弁、16はタンクである。17は斜板9の傾転
量を検出する傾転量検出器、18は油圧ポンプ7の吐出
圧力を検出する圧力検出器である。
【0011】20はモード設定部であり、第1のモード
および第2のモードが切換え操作により選択設定され
る。上記第1のモードは作業機械における重作業時のモ
ードであり、又、上記第2のモードは軽作業時のモード
である。21はエンジン回転数制御部であり、モード設
定部20で設定されたモードに応じて目標回転数Nrを
出力しモータ4を駆動してガバナ2を制御するととも
に、ガバナ位置検出器5の信号を入力してエンジン1の
回転数が目標回転数Nrに一致するようにフィードバッ
ク制御を行なう。22は油圧ポンプ傾転量制御部であ
り、その構成は図2により後述する。23は回転数設定
部であり、モード設定部20で設定される第1のモード
および第2のモードに対応する2つの目標回転数
の中間の目標回転数を設定する。この回転数設定部
23は目標回転数Nrを増加させるUPボタン23Uと
目標回転数Nrを減少させるDOWNボタン23Dで構
成されている。
【0012】図2は図1に示す油圧ポンプ傾転量制御部
22のブロック図である。この図で、図1に示す部分と
同一部分には同一符号が付してある。220は第1のテ
ーブルにより定められた特性を有する関数発生器であ
り、エンジン回転数制御部21から入力された目標回転
数Nrに対する上記特性により定まる最大吐出流量Qr
を出力する。当該第1のテーブルは、エンジン1の目標
回転数Nrと油圧ポンプ7の最大吐出流量(傾転量)
rとの特定の関係を定めたものであり、この特定の関係
は、図示のように、横軸に目標回転数Nrを、又縦軸に
最大吐出流量(傾転量)Qrをとると、目標回転数N
までは最大吐出流量Qrは同一、目標回転数Nでは
最大吐出流量Qr、目標回転数N、N間では最大
吐出流量は目標回転数にほぼ反比例して変化する関係で
ある。図では、目標回転数Nのときの最大吐出流量が
Qrで示されている。
【0013】221は第2のテーブルにより定められた
特性を有する関数発生器であり、圧力検出器18で検出
された油圧ポンプ7の吐出圧力Psを入力し、この吐出
圧力Psに対する上記特性により定まる吐出流量Qを出
力する。当該第2のテーブルは、油圧ポンプ7の吐出圧
力Psと油圧ポンプ7の吐出流量Qとの特定の関係を定
めたものであり、この特定の関係は、横軸に吐出圧力P
sを、又縦軸に吐出流量Qをとると、図示のような特性
の関係となる。
【0014】222は関数発生器220、221から出
力される値Qr、Qのうちの大きい方の値を選択して出
力する最大値選択部である。223は最大値選択部22
2の出力と傾転量検出器17の検出値とを図示の極性で
加算する加算器、224は加算器223の出力信号Zが
正のとき電磁弁11を励磁する信号を出力する関数発生
器、225は加算器223の出力信号Zが負のとき電磁
弁12を励磁する信号を出力する関数発生器である。
【0015】次に、本実施例の動作を図3に示す特性図
を参照しながら説明する。図3は理解を容易にするた
め、図8に示される特性に従う特性図であり、横軸に目
標回転数Nr、縦軸に油圧ポンプ7の吐出流量(Qrと
Nrの積)がとってある。作業機械の軽作業時、オペレ
ータはモード設定部20を操作して第2のモードを選定
する。この第2のモードの選定は、図3に示す目標回転
数Nおよび大きい方の最大吐出流量Qr (直線C
71)上の点Cを選定したことを意味する。第2のモー
ドの信号を入力したエンジン回転数制御部21は、第2
のモードに対応する目標回転数Nをモータ4へ出力
し、モータ4によりガバナレバー3を介してガバナ2を
調整し、同時にガバナ位置検出器5からの検出信号に基
づいてフィードバック制御を行なうことにより、エンジ
ン1の回転数が目標回転数Nになるように制御する。
【0016】一方、エンジン回転数制御部21からの目
標回転数Nは油圧ポンプ傾転量制御部22の関数発生
器220に入力され、前述のように最大吐出流量Qr
を得る。又、エンジン1の回転により、油圧ポンプ7も
回転して圧油が吐出され、この圧油の圧力は圧力検出器
18で検出され、油圧ポンプ傾転量制御部22の関数発
生器221に入力され、これに応じた吐出流量Qを得
る。最大値選択部222は関数発生器220の最大吐出
流量Qrと、関数発生器221の吐出流量Qを比較して
大きい方を出力する。出力された値は、そのときの傾転
量検出器17の検出値と加算され、その加算信号Zは、
その正負に応じて関数発生器224、225のいずれか
から信号を出力し、電磁弁11、12のいずれか一方を
励磁して斜板9を最大値選択部222の出力に応じた傾
転量になるようにフィードバック制御する。
【0017】この状態で、駆動中の油圧アクチュエータ
の速度を上昇させたい場合、オペレータは回転数設定部
23のUPボタン23Uを押して目標回転数Nrを現在
の目標回転数Nより大きい任意の目標回転数Nに上
昇させる。これにより、関数発生器220に入力される
目標回転数もNとなり、第1のテーブルに従って目標
回転数Nに対応する最大吐出流量Qrを得る。この
最大吐出流量Qrが図3に一点鎖線で示す直線C73
に相当し、結局、目標回転数Nに対応する前記直線C
73上の点Fが選定されたことになり、点Cにおける
ンプ吐出流量(Qr とN の積)より多いポンプ吐出
流量(Qr とN の積)を得ることができる。なお、
このときのポンプ吐出流量(Qr とN の積)は、点
Bにおけるポンプ吐出流量(Qr とN の積)よりは
少ない。
【0018】なお、以上のことから、関数発生器220
において、目標回転数N、N間では、目標回転数N
から目標回転数Nに向かって、図3で順次傾斜が小
さくなる直線(最大吐出流量Qr 特性線)が選定され
ることになる。なお又、モード設定部20で第1のモー
ドを選択した場合の動作も上記の動作に準じるので、そ
の説明は省略する。
【0019】図4は図2に示す関数発生器220の他の
テーブルの特性を示す図である。この図で、横軸には目
標回転数Nrが、縦軸に最大吐出流量Qrがとってあ
る。このテーブルの特性と図2に示すテーブルの特性と
が異なる点は、後者が目標回転数N以下では同一最大
吐出流量である特性を有するのに対して、前者は目標回
転数N以下において図示のように変化する特性を有す
る点にある。このような特性とすることにより、低い目
標回転数においても良好な操作性で作業機械を駆動する
ことができる。
【0020】上記実施例の説明では、レギュレータを油
圧シリンダ10および電磁弁11、12で構成した例に
ついて説明した。しかし、本発明は当該実施例の構成以
外の構成のレギュレータにも適用できる。このようなレ
ギュレータの一例を図5に示す。図5は当該レギュレー
タを用いた油圧回路図である。この図で、図1に示す部
分と同一部分には同一符号が付してある。101は油圧
シリンダ10を駆動する駆動制御部である。30はサー
ボ制御機構であり、油圧ポンプ7の吐出圧により駆動す
る制御弁301、および斜板9と制御弁301に連結さ
れたリンク機構302で構成されている。31は電磁式
比例減圧弁であり、駆動制御部101の駆動を制御す
る。2200は油圧ポンプ傾転量制御部である。この油
圧ポンプ傾転量制御部2200は上記実施例に示される
油圧ポンプ傾転量制御部22とは異なり、図2に示すも
のと同じ関数発生器(テーブル)220およびその出力
に応じた電流を出力するドライバにより構成されてい
る。
【0021】エンジン回転数制御部21から目標回転数
Nrが出力されると、これに応じて関数発生器220か
ら最大吐出流量Qrが出力され、これに応じた電流値が
油圧ポンプ傾転量制御部2200から電磁式比例減圧弁
31に出力される。電磁式比例減圧弁31はこれに応じ
て駆動され、駆動制御部101により油圧シリンダ10
を駆動して斜板9の傾転量を当該最大吐出流量に制御す
る。
【0022】図6および図7は図1に示す回転数設定部
の他の具体例を示す図である。図6で、25はスロット
ルレバー、26はレバー角センサを示し、レバー角セン
サ26の検出値がエンジン回転数制御部21に入力され
ることになる。符号I、L、E、Pはそれぞれ操作位置
の表示であり、Iはアイドリング位置(図4に示す目標
回転数Nに相当する)、Lは低速回転位置(目標回転
数N)、Eは軽作業位置(目標回転数N)、Pは重
作業位置(目標回転数N)を示す。位置I〜Pは連続
的に変化させることができ、これにより図1に示す実施
例と同様、所望の吐出流量を得ることができる。さら
に、図7で、27はダイアル、27aはダイアル27に
固定された指標、28はダイアル角センサである。表示
I〜Pは上記と同一の表示であり、動作も図6に示す具
体例のものと同一である。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように、本発明では、モード
設定部で選択される第1のモードに対応する第1の目標
回転数と第2のモードに対応する第2の目標回転数との
間の目標回転数を回転数設定部で設定し、その設定した
目標回転数に対応し、第1の最大吐出流量より多く第2
の最大吐出流量より少ない最大吐出流量を選定すること
ができるようにし、しかも、この第1の目標回転数と第
2の目標回転数の中間の目標回転数と、これに対応する
最大吐出流量との積で決まるポンプ吐出流量が、第1の
目標回転数と第1の最大吐出流量の積で決まるポンプ吐
出流量よりも少なく、第2の目標回転数と第2の最大吐
出流量の積で決まるポンプ吐出流量よりも多くなるよう
にしたので、目標回転数を第1の目標回転数と第2の目
標回転数との間で変更させた際に、第1の目標回転数に
おけるポンプ吐出流量よりも少なく、第2の目標回転数
におけるポンプ吐出流量よりも多い範囲内で、原動機の
回転数に応じたオペレータの意図するポンプ吐出流量を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る油圧ポンプの吐出流量制
御装置を示す図である。
【図2】図1に示す油圧ポンプ傾転量制御部のブロック
図である。
【図3】図1に示す装置で得られるポンプ吐出流量の特
性図である。
【図4】図2に示す関数発生器の他のテーブルの特性を
示す図である。
【図5】レギュレータの油圧回路図である。
【図6】図1に示す回転数設定部の他の具体例を示す図
である。
【図7】図1に示す回転数設定部の他の具体例を示す図
である。
【図8】従来装置のポンプ吐出流量の特性図である。
【符号の説明】
1 エンジン 7 油圧ポンプ 9 斜板 10 油圧シリンダ 11、12 電磁弁 17 傾転量検出器 18 吐出圧力検出器 20 モード設定部 21 エンジン回転数制御部 22 油圧ポンプ傾転量制御部 23 回転数設定部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原動機と、この原動機により駆動される
    油圧ポンプと、この油圧ポンプの吐出流量を制御するお
    しのけ容積可変機構と、このおしのけ容積可変機構を駆
    動制御するレギュレータとを備えた油圧ポンプの吐出流
    量制御装置において、前記油圧ポンプの負荷の駆動態様
    に応じて第1のモードおよび第2のモードを設定するモ
    ード設定部と、前記原動機の目標回転数を設定する回転
    数設定部と、前記おしのけ容積可変機構の傾転量を制御
    する傾転量制御部とを設け、この傾転量制御部を、前記
    原動機の目標回転数に対する前記油圧ポンプの最大吐出
    流量を定めるテーブル、および前記レギュレータを駆動
    制御する駆動制御部で構成し、 前記テーブルには、前記モード設定部で第1のモードが
    設定されたときの第1の目標回転数とこれに対応する前
    記油圧ポンプの第1の最大吐出流量、および前記モード
    設定部で第2のモードが設定されたときの前記第1の目
    標回転数より低い第2の目標回転数とこれに対応し前記
    第1の最大吐出流量より多い第2の最大吐出流量、なら
    びに前記第1の目標回転数と前記第2の目標回転数の中
    間の前記回転数設定部で設定された目標回転数と、これ
    に対応し、前記第1の最大吐出流量より多く前記第2の
    最大吐出流量より少ない最大吐出流量が設定されて
    り、 しかも、前記第1の目標回転数と前記第2の目標回転数
    の中間の目標回転数と、これに対応する前記最大吐出流
    量との積で決まるポンプ吐出流量が、前記第1の目標回
    転数と前記第1の最大吐出流量の積で決まるポンプ吐出
    流量よりも少なく、前記第2の目標回転数と前記第2の
    最大吐出流量の積で決まるポンプ吐出流量よりも多くな
    るように設定されて いることを特徴とする油圧ポンプの
    吐出流量制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の油圧ポンプの吐出流量制
    御装置において、前記テーブルには、前記第2の目標回
    転数より低い前記回転数設定部で設定された目標回転数
    に対する最大吐出流量が設定されていることを特徴とす
    る油圧ポンプの吐出流量制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2において、前記回
    転数設定部は、回転数を増加させるアップボタンおよび
    回転数を減少させるダウンボタンで構成されていること
    を特徴とする油圧ポンプの吐出流量制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2において、前記回
    転数設定部は、スロットルレバーであることを特徴とす
    る油圧ポンプの吐出流量制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は請求項2において、前記回
    転数設定部は、回転数を指示するダイヤルであることを
    特徴とする油圧ポンプの吐出流量制御装置。
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