JP3739641B2 - 折りたたみ型携帯機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
【0002】
本発明は折りたたみ型携帯機に係り、特に、携帯時(待ち受け時、非通信時等)には折りたたまれており、通話や通信等をする際に開かれる構造の折りたたみ型携帯機に関する。
【0003】
携帯電話機は、構造的には、折りたたみ可能な構造である折りたたみ型携帯電話機と、折りたたみ構造でない所謂棒タイプの携帯電話機に分類される。この折りたたみ型携帯電話機においても、棒タイプの携帯電話機と同様に、乱暴に取り扱われても変形等を起こさないような高い機械的強度が必要である。また、折りたたみ型携帯電話機は軽量化も求められている。
【従来の技術】
【0004】
図1及び図2(A),(B)は機械的強度の向上が図られている従来の折りたたみ型携帯電話機10を示す。この折りたたみ型携帯電話機10は、ユーザの手60に保持される操作キー側部分11と、開閉される液晶側部分12と、連結するヒンジ13とを有する。操作キー側部分11は、板部20とハウジング21とが組み合わされ、内部にプリント基板モジュール22が組み込まれている構造である。液晶側部分12は、板部30とハウジング31とが組み合わされ、内部にプリント基板モジュール32が組み込まれている構造である。ハウジング21の下面にバッテリパック40が装着される。ハウジング21は、ヒンジ13に近い部分に、深い部分21aを有する。折りたたみ型携帯電話機10は、携帯時には、図2(B)に示すように折りたたまれており、通話や通信等をする時には、液晶側部分12が回動されて図2(A)に示すように開かれる。
【0005】
ハウジング21、31は合成樹脂製の成形部品である。板部20及び板部30は、マグネシウム製のダイキャスト部品を塗装した部品である。ヒンジ13は、板部20の端から突き出ている円弧部20a及び板部30の端から突き出ている円弧部30aが組み合わされて構成されており、ヒンジ13もマグネシウム製である。
【0006】
折りたたみ型携帯電話機10は、ヒンジ13及び板部20、30がマグネシウム製であることによって、機械的強度の向上が図られている。金属としてマグネシウムを採用している理由は、軽量化を考慮してのことである。
【0007】
また、折りたたみ型携帯電話機10は、内蔵アンテナ50を有する。内蔵アンテナ50は、操作キー側部分11の内部のうちハウジング21の深い部分21aに収まるように設けてある。
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
図2(A)に示すように開かれた状態で、板部20及び板部30は、折りたたみ型携帯電話機10の表の面を構成する。よって、板部20及び板部30は、外観が重要となる。このため、板部20及び板部30は、金型から取り出したのち、ゲートを取り除き、ばりを除去し、必要に応じて研摩し、その後に塗装をして完成品となる。
【0009】
ここで、マグネシウム製のダイキャスト部品は、他の金属のダイキャスト部品に比べて、ばりが多く、しかも、微小な気泡が取り込まれて荒れた面が現れることが多い。そこで、塗装をする前に、ばり取り及び部分的な研摩等の仕上げ作業に行なう必要がある。ここで、板部20及び板部30は折りたたみ型携帯電話機10の表の面を構成するため、仕上げを要する面積が非常に広くなり、仕上げ作業に多くの工数を要してしまう。
【0010】
また、仕上げ作業が十分でないと、塗装した面の一部が荒れた面となってしまい、板部20及び板部30は外観不良となってしまう。
【0011】
また、場合によっては、塗装をした直後には表面は滑らかであっても、塗装後に塗装膜の強化のために加熱したときに、板部20、30の表面の微小な気泡が膨張することによって、塗装膜に膨らみができて、板部20及び板部30は外観不良となってしまうこともあった。
【0012】
このように、板部20及び板部30の製造の歩留まりが良くなく、従来の折りたたみ型携帯電話機10は製造性がよくなかった。
【0013】
また、従来の折りたたみ型携帯電話機10は、内蔵アンテナ50の特性がよくなかった。内蔵アンテナ50は、近くに金属板が内蔵アンテナを覆うように設けてあると、電波を放出しにくくなって特性が低下する。そこで、内蔵アンテナ50はマグネシウム製板部20、30より出来るだけ離れた箇所を選んで、ハウジング21の深い部分21aに収まるように設けてある。しかし、折りたたみ型携帯電話機10は薄型化されており、内蔵アンテナ50をマグネシウム製板部20から十分に離すことは困難であった。また、ハウジング21は操作キー側部分11を構成しており、通話するときには、ハウジング21の深い部分21aは、図2(A)に示すように、ユーザの手60の一部によって覆われてしまい、手60によって内蔵アンテナ50の特性が低下された状態とされてしまっていた。
【0014】
そこで、本発明は、上記課題を解決した折りたたみ型携帯機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0015】
請求項1の発明は、内部にプリント基板モジュールを有し及び表面に入力部を有する第1の筐体と、内部にプリント基板モジュールを有し及び表面に表示部を有する第2の筐体と、該第1の筐体と該第2の筐体とがヒンジを介して接続されることにより折りたたみ可能である構成の折りたたみ型携帯機において;該ヒンジを金属製とすると共に;該ヒンジより延びている金属製の第1の筐体用シャーシ及び第2の筐体用シャーシを有し;且つ、上記第1の筐体は、上記金属製の第1の筐体用シャーシに対して上記プリント基板モジュール、合成樹脂製の上ケース部材及び下ケース部材が固定してあり、該上ケース部材及び下ケース部材が上記第1の筐体用シャーシを覆う構成であり;且つ、上記第2の筐体は、上記金属製の第2の筐体用シャーシに対して上記プリント基板モジュール、合成樹脂製の上ケース部材及び下ケース部材が固定してあり、該上ケース部材及び下ケース部材が上記第2の筐体用シャーシを覆う構成としたものである。
【0016】
ヒンジが金属製であり、第1の筐体は金属製の第1の筐体用シャーシを骨格とする構造であり、且つ、第2の筐体は金属製の第2の筐体用シャーシを骨格とする構造である構成は、折りたたみ型携帯機の機械的強度を高める。
【0017】
合成樹脂製の上ケース部材及び下ケース部材が第1の筐体用シャーシを覆い、合成樹脂製の上ケース部材及び下ケース部材が第2の筐体用シャーシを覆う構成によって、第1の筐体用シャーシ及び第2の筐体用シャーシが夫々第1の筐体及び第2の筐体の表面に露出しないようになって、金属製である第1の筐体用シャーシ及び第2の筐体用シャーシの仕上げ作業が簡易で足りるようになる。
【0018】
請求項2の発明は、請求項1記載の折りたたみ型携帯機において;上記金属製の第1の筐体用シャーシは、上記プリント基板モジュールを覆うシールド板部を有し;上記金属製の第2の筐体用シャーシは、上記プリント基板モジュールを覆うシールド板部を有する構成としたものである。
【0019】
シールド板部が第1の筐体用シャーシ及び第2の筐体用シャーシと一体に設けてあるため、独立した部品としてのシールド板部材が必要でなくなる。
【0020】
請求項3の発明は、請求項1記載の折りたたみ型携帯機において;内部アンテナを有し;上記金属製の第1の筐体用シャーシは、上記プリント基板モジュールより短い長さであり;上記金属製の第2の筐体用シャーシは、上記プリント基板モジュールより短い長さであり;上記内部アンテナは、上記第2の筐体の内部のうち上記金属製の第2の筐体用シャーシの外側の位置に設けてある構成としたものである。
【0021】
内部アンテナは第2の筐体の内部のうち上記金属製の第2の筐体用シャーシの外側の位置に設けてあるため、金属製の第2の筐体用シャーシの影響を受けにくく、且つ、閉じた状態においては、金属製の第1の筐体用シャーシの影響を受けにくい。よって、内部アンテナは良好な特性を有する。
【0022】
請求項4の発明は、請求項1記載の折りたたみ型携帯機において;内部アンテナを有し;上記金属製の第2の筐体用シャーシは、上記プリント基板モジュールより短い長さであり;上記内部アンテナは、上記第2の筐体の内部のうち上記金属製の第2の筐体用シャーシの外側の位置に設けてある構成としたものである。
【0023】
内部アンテナは第2の筐体の内部のうち上記金属製の第2の筐体用シャーシの外側の位置に設けてあるため、金属製の第2の筐体用シャーシの影響を受けにくい。よって、内部アンテナは良好な特性を有する。
【0024】
請求項5の発明は、請求項1記載の折りたたみ型携帯機において;上記金属製の第1の筐体用シャーシ及び上記金属製の第2の筐体用シャーシのうち少なくとも一方は、筐体の側面に露出するリブを有し;上記第1の筐体及び第2の筐体のうち少なくとも一方は、側面に上記リブが露出している構成としたものである。
【0025】
ユーザが折りたたみ型携帯機を手で持ったときに、ユーザの手は最初にリブに接触する。これによって、ユーザに静電気が帯電している場合に、静電気はシャーシを介してプリント基板モジュールのグランドパターンに逃がされる。よって、プリント基板モジュールの電子回路に静電気の電流が流れることが回避され、プリント基板モジュールの電子回路が保護される。
【0026】
請求項6の発明は、第1の金属製部材の先端部の空間と、第2の金属製部材の先端部の空間に軸を通し、ヒンジ部を構成し、該第1の金属製部材と該第2の金属製部材とがヒンジ部を軸として回転可能であって、該第1の金属製部材及び該第2の金属製部材の夫々に電話機の諸機能を実現する部品が固定され、該第1の金属製部材、該第2の金属製部材の回転に伴って回転する折りたたみ型携帯機において、該第1の金属製部材、該第2の金属製部材のヒンジ部を構成する先端部以外の部分の少なくとも一部を樹脂製部材で覆った構成としたものである。
【0027】
第1の金属製部材、該第2の金属製部材のうち樹脂製部材で覆われる部分は、表面処理が不要となる。
【0028】
請求項7の発明は、第1の金属製部材の先端部の空間と、第2の金属製部材の先端部の空間に軸を通し、ヒンジ部を構成し、該第1の金属製部材と該第2の金属製部材とがヒンジ部を軸として回転可能であって、該第1の金属製部材及び該第2の金属製部材の夫々に電話機の諸機能を実現する部品が固定され、該第1の金属製部材、該第2の金属製部材の回転に伴って回転する折りたたみ型携帯機において、
該第1の金属製部材を両面から挟み込むように設けられた第1の合成樹脂部材と、該第2の金属製部材を両面から挟み込むように設けられた第2の合成樹脂部材とを備え、
且つ、該第1の合成樹脂部材は、前記第1の金属製部材の先端部が構成するヒンジ部の一部を覆う覆い部を備え、該第2の合成樹脂部材は、前記第2の金属製部材の先端部が構成するヒンジ部の一部を覆う覆い部を備えた構成としたものである。
【0029】
第1の筐体用シャーシ及び第2の筐体用シャーシに加えてヒンジ部の一部が第1の筐体及び第2の筐体の表面に露出しないようになって、金属製である第1の筐体用シャーシ及び第2の筐体用シャーシ及びヒンジの一部については、仕上げ作業がほとんど不要となる。
【0030】
請求項8の発明は、第1の金属製部材の先端部の空間と、第2の金属製部材の先端部の空間に軸を通し、ヒンジ部を構成し、該第1の金属製部材と該第2の金属製部材とがヒンジ部を軸として回転可能であって、該第1の金属製部材及び該第2の金属製部材の夫々に電話機の諸機能を実現する部品が固定され、該第1の金属製部材、該第2の金属製部材の回転に伴って回転する折りたたみ型携帯機において、
該第1の金属製部材を両面から挟み込むように設けられた第1の合成樹脂部材と、該第2の金属製部材を両面から挟み込むように設けられた第2の合成樹脂部材とを備え、
且つ、該第1の合成樹脂部材は、前記第1の金属製部材の先端部が構成するヒンジ部を全て覆う覆い部を備え、該第2の合成樹脂部材は、前記第2の金属製部材の先端部が構成するヒンジ部を全て覆う覆い部を備えた構成としたものである。
【0031】
第1の筐体用シャーシ及び第2の筐体用シャーシに加えてヒンジ部の全部が第1の筐体及び第2の筐体の表面に露出しないようになって、金属製である第1の筐体用シャーシ及び第2の筐体用シャーシ及びヒンジの仕上げ作業がほとんど不要となる。
【0032】
請求項9の発明は、第1の筐体の第1の下ケース部材と該第2の筐体の第2の下ケース部材とは、該第1の筐体と該第2の筐体とが通話するときの状態にまで開かれたときに、第2の上ケース部材のシャーシ覆い部のうちヒンジ覆い部側の部分が、第1の上ケース部材のシャーシ覆い部のうちヒンジ覆い部側の部分に当接する構成であり、
上記下ケース部材は、シャーシ覆い部のうちヒンジ覆い部側に、押されたときに凹むように弾性変形する壁を有し、
該第1の筐体と該第2の筐体とが、通話時の開き状態を越えて、強制的に更に開かれるときに、上記下ケース部材の壁が弾性変形して、通話時の開き状態を越えての回動が可能となり、開かせる力が解除されると、弾性変形した上記ばね部が復元して、該第1の筐体と該第2の筐体とが、通話時の開き状態に戻される構成としたものである。
【0033】
通話時の開き状態を越えて開いたときに変形するバネをヒンジ部に組み込む必要がなく、よって、ヒンジ部を簡単な構造に、且つ、ヒンジ部を細く出来る。
【0034】
請求項10の発明は、請求項9記載の折りたたみ型携帯機において、
上記第1の下ケース部材の上記の壁の内側に、ばね部材が組み込まれた構成としたものである。
【0035】
ばね部材は、凹まされた下ケース部材の壁が弾性復元することの信頼性を向上させる。
【発明の実施の形態】
【0036】
〔第1実施例〕
図3(A),(B)及び図4(A),(B)は、本発明の第1実施例になる折りたたみ型携帯電話機100の携帯時と通話時の状態を示し、図5は図3(B)の折りたたみ型携帯電話機100を分解して示す。図6は、図5中、シャーシとプリント基板モジュールとを対応させて示し、図7はプリント基板モジュールが組み込んであるシャーシ組立体を分解して示す。
【0037】
折りたたみ型携帯電話機100は、例えば電話番号等の入力キーを含む操作キー部分101と例えば待ち受け画面、発、着電話番号等を表示するディスプレイを含む液晶表示部分102とがヒンジ103によって連結してある構成であり、操作キー部分101の下面にバッテリパック105が装着され、携帯時には、図3(A)及び図4(A)に示すように折りたたまれているときに、通信(通話)を行うには、図3(B)及び図4(B)に示すように、操作キー部分101がユーザの手60に保持され、例えば手動で液晶表示部分102がヒンジ103を中心に回動されて開かれた状態とされる。
【0038】
シャーシ組立体110は、図6及び図7に示すように、操作キー部分用シャーシ120と、液晶表示部分用シャーシ130とを組み合わせてなる構造である。操作キー部分用シャーシ120と液晶表示部分用シャーシ130とは、共にマグネシウム製のダイキャスト部品である。操作キー部分用シャーシ120は、四つの枠辺122〜125よりなる例えば正方形などの略方形状の枠部121と、枠部121の一つ枠辺125より枠部121の外側に突き出して形成してある円弧面状張り出し部126と、枠部121の内側に突き出ている複数のフランジ部127とよりなる。枠部121の内側は開口である。液晶表示部分用シャーシ130も、操作キー部分用シャーシ120と同じく、四つの枠辺132〜135よりなる例えば正方形などの略方形状の枠部131と、枠部131の一つ枠辺135より枠部131の外側に突き出して形成してある円弧面状張り出し部136と、枠部131の内側に突き出ている複数のフランジ部137とよりなる。枠部131の内側は開口である。なお、ヒンジを構成可能な空間を形成できるのであれば、張り出し部126、136の形状は、円弧面状以外の形状であってもよい。
【0039】
図7に示すように、操作キー部分用シャーシ120と液晶表示部分用シャーシ130とは、円弧面状張り出し部126と円弧面状張り出し部136とを、2つのヒンジモジュール140,141と共に組み合わされて一体化される。組み合わされた円弧面状張り出し部126、136、2つの補助カバー部材180,181、及び左右側から挿入された2つのヒンジモジュール140,141が、ヒンジ103を構成する。ヒンジモジュール140は、操作キー部分101を閉じた状態に弾性的に保持し、ヒンジモジュール141は、操作キー部分101を開いた状態に弾性的に保持する。ヒンジモジュール140、141が、ヒンジ103の軸を構成する。ヒンジ103はその略全体がマグネシウム製である。金属としてマグネシウムを使用している理由は、マグネシウムの重量は合成樹脂の重量の3倍であるけれども、マグネシウムの強度は合成樹脂の強度の5倍であり、機械的強度の向上を、重さをさほど増やさずに図ることができるからである。
【0040】
よって、シャーシ組立体110は、操作キー部分用シャーシ120と液晶表示部分用シャーシ130とがヒンジ103によって連結されている構造である。
【0041】
操作キー部分側プリント基板モジュール150は、枠部131より小さいサイズであり、上面に、ゴム板状のキーパッド155及びマイク156を有する。液晶表示部分側プリント基板モジュール151は、枠部136より小さいサイズであり、上面に液晶152、及びスピーカ153、下面に内部アンテナ157を有する。プリント基板モジュール150とプリント基板モジュール151とは、途中の箇所でループを形成しているフレキシブルケーブル154によって接続されている。フレキシブルケーブル154のループ部154aは、上記のヒンジ103内に収まっている。
【0042】
操作キー部分側下ケース部材160及び上ケース部材161は、枠部121より大きいサイズであり、合成樹脂の成形部品である。液晶表示部分側下ケース部材170及び上ケース部材171は、枠部131より大きい小さいサイズであり、合成樹脂の成形部品である。
【0043】
操作キー部分101は、操作キー部分用シャーシ120の枠部121内に、プリント基板モジュール150をフランジ部127上に載せて仮り止めし、枠部121を覆うように下ケース部材160及び上ケース部材161を組み合わせ、下ケース部材160と上ケース部材161とをねじ162で止めることによって組み立てられる。枠部121及びプリント基板モジュール150は、共締めされている。枠部121は操作キー部分101の内部に収まっている。キートップ155aが上ケース部材161の各開口161aから露出している。
【0044】
液晶表示部分102は、液晶表示部分用シャーシ130の枠部131内に、プリント基板モジュール151をフランジ部137上に載せて仮り止めし、枠部131を覆うように下ケース部材170及び上ケース部材171を組み合わせ、上ケース部材171と下ケース部材170とをねじ172で止めることによって組み立てられる。枠部131及びプリント基板モジュール151は、共締めされている。枠部131は液晶表示部分102の内部に収まっている。液晶152が上ケース部材171の透明窓171aに露出している。内部アンテナ157は、プリント基板モジュール151と下ケース部材170との間の空間に設けてある。
【0045】
よって、上記構造の折りたたみ型携帯電話機100は、以下の特長を有する。
【0046】
(1)折りたたみ型携帯電話機100は、マグネシウム製のシャーシ組立体110を骨格とする構造であり、この骨格をなすマグネシウム製のシャーシ組立体110によって十分な機械的強度を有している。
【0047】
(2)枠部121は下ケース部材160及び上ケース部材161によって覆われており、且つ、枠部131は下ケース部材170及び上ケース部材171によって覆われており、枠部121及び131は折りたたみ型携帯電話機100の表面に露出していない。よって、マグネシウム製のダイキャスト部品である操作キー部分用シャーシ120のうち枠部121の部分及び液晶表示部分用シャーシ130のうち枠部131の部分については、表面の傷が問題とならない。よって、シャーシ120、130を金型から取り出したのち、枠部121及び131については外観仕上げ作業は必要ではなく、外観仕上げ作業は、折りたたみ型携帯電話機100の表面に露出する円弧面状張り出し部126、136について行えば足り、よって、外観仕上げ作業は簡単で済む。また、面の荒れは、面が平面である場合に目だち易く、面が湾曲している場合には目だちにくい。円弧面状張り出し部126、136は湾曲した面であり、面の荒れは目だちにくく、よって、この点でも外観仕上げ作業は簡単で済み、外観不良品も発生しにくい。また、塗装は、円弧面状張り出し部126、136及びこの近傍に施せば足り、枠部121及び131については塗装は不要である。よって、シャーシ120、130は、外観仕上げ作業は簡単で済んで、且つ歩留まり良く製造される。この結果、折りたたみ型携帯電話機100は、従来の折りたたみ型携帯電話機に比べて製造性が高く、製造コストも低い。
【0048】
(3)液晶表示部分用シャーシ130は枠部131の形状であるため、内部アンテナ157を覆うことはなく、よって、内部アンテナ157の特性に対する影響は少ない。また、内部アンテナ157は液晶表示部分102側の内部に設けてあるため、通話時のキー操作等に伴って内部アンテナ157がユーザの手で覆われる可能性が少ない。よって、折りたたみ型携帯電話機100は、内部アンテナ157の特性が従来の折りたたみ型携帯電話機に比べて良好である。
【0049】
(4)操作キー部分101及び液晶表示部分102の表面は、共に合成樹脂の成形部品である下ケース部材160、170及び上ケース部材161、171によって形成してある。合成樹脂の成形部品は、外観精度が良く、且つ加色性も良い。よって、良好な外観を有する折りたたみ型携帯電話機100を実現可能である。
【0050】
〔第2実施例〕
図8(A),(B)及び図9は、本発明の第2実施例になる折りたたみ型携帯電話機100Aの折りたたみ時及び広げた状態を示し、図10は図8の折りたたみ型携帯電話機100Bを分解して示す。図11はシャーシとプリント基板モジュールとを対応させて示し、図12はプリント基板モジュールが組み込んであるシャーシ組立体を分解して示す。
【0051】
折りたたみ型携帯電話機100Aは、主に、図3に示す折りたたみ型携帯電話機100とは、シャーシ組立体110Aを異にする構成である。シャーシ組立体110Aは、操作キー部分用シャーシ及び液晶表示部分用シャーシが共にシールド板部を一体に有する構成である。図8乃至図12中、図3乃至図7に示す構成と同じ構成部分には同じ符号を付す。折りたたみ型携帯電話機100Aは、操作キー部分101Aと液晶表示部分102Aとがヒンジ103によって連結してある構成である。
【0052】
シャーシ組立体110Aは、図8乃至図13に示すように、操作キー部分用シャーシ120Aと、液晶表示部分用シャーシ130Aとを組み合わせてなる構造である。図11に示すように、操作キー部分用シャーシ120Aは、四つの枠辺122、123A、124、125よりなる枠部121Aと、枠部121Aの一つ枠辺125より枠部121の外側に突き出して形成してある円弧面状張り出し部126と、枠部121Aの内側に突き出ている複数のフランジ部127と、枠部121の長手方向に延在して対向している枠辺122と枠辺124との間にまたがっているシールド板部128とよりなる。シールド板部128は、枠部121Aの長手方向の寸法の約半分の長さであり、枠部121Aの長手方向の中央の部分に設けてある。操作キー部分用シャーシ120Aのうち、枠辺123Aの側と、枠辺125の側は、開口窓129a,129bとなっている。枠辺123Aには、I/Fコネクタ158用の開口123Aaが形成してある。
【0053】
液晶表示部分用シャーシ130Aも、操作キー部分用シャーシ120Aと同じく、四つの枠枠辺132〜135よりなる枠部131と、枠部131の一つ枠辺135より枠部131の外側に突き出して形成してある円弧面状張り出し部136と、枠部131の内側に突き出ている複数のフランジ部137と、枠部131の長手方向に延在して対向している枠辺132と枠辺134との間にまたがっているシールド板部138とよりなる。液晶表示部分用シャーシ130Aのうち、枠辺133の側と、枠枠辺135の側は、開口窓139a,139bとなっている。シャーシ組立体110Aは、操作キー部分用シャーシ120Aと液晶表示部分用シャーシ130Aとがヒンジ103によって連結されている構造である。
【0054】
プリント基板モジュール150Aは、図6に示すプリント基板モジュール150に、I/Fコネクタ158及びジャック159が追加してある構成である。
【0055】
図9、図10、図11に示すように、操作キー部分101Aは、操作キー部分用シャーシ120Aの枠部121Aにプリント基板モジュール150Aが載って固定してあり、下ケース部材160Aと上ケース部材161とがプリント基板モジュール150Aを覆って枠部121Aに固定してある構成である。フランジ127がプリント基板モジュール150のグランドパターン(図示せず)と電気的に接続されている。プリント基板モジュール150Aのうち中央の部分は、シールド板部128によって覆われ、プリント基板モジュール150のグランドパターン(図示せず)と上記シールド板部128とに挟まれた空間内に収まっており、シールドされている。
【0056】
同じく図9、図10、図11に示すように、液晶表示部分102Aは、液晶表示部分用シャーシ130Aの枠部131にプリント基板モジュール151が載って固定してあり、下ケース部材170と上ケース部材171とがプリント基板モジュール151を覆って枠部131に固定してある構成である。フランジ137がプリント基板モジュール151のグランドパターン(図示せず)と電気的に接続されている。プリント基板モジュール151Aのうち中央の部分は、シールド板部138によって覆われ、プリント基板モジュール151のグランドパターン(図示せず)とシールド板部138とによって挟まれた空間内に収まっており、シールドされている。なお、シールド板部は覆うべき基板モジュールの部分に合わせた形状にすることが好ましい。従って、シールド板部を設ける位置も前に、中央に限らない。
【0057】
よって、上記構造の折りたたみ型携帯電話機100Aは、前記の折りたたみ型携帯電話機100の上記の特徴に加えて、以下の特長を有する。
【0058】
(1)操作キー部分用シャーシ120Aはシールド板部128を一体に有し、且つ、液晶表示部分用シャーシ130Aはシールド板部138を一体に有するため、プリント基板モジュール150A、151を覆う独立した部材であるシールド板部材が不要である。
【0059】
〔第3実施例〕
図13(A),(B)及び図14は、本発明の第3実施例になる折りたたみ型携帯電話機100Bの折りたたみ時及び広げた状態を示し、図15は図13の折りたたみ型携帯電話機100Bを分解して示す。図16はシャーシとプリント基板モジュールとを対応させて示し、図17はプリント基板モジュールが組み込んであるシャーシ組立体を分解して示す。
【0060】
折りたたみ型携帯電話機100Bは、操作キー部分用シャーシ及び液晶表示部分用シャーシの長さを短くして、内部アンテナ157の特性の改善を図った構成であり、図3に示す折りたたみ型携帯電話機100とは、シャーシ組立体を異にする構成である。シャーシ組立体110Bは、操作キー部分用シャーシ及び液晶表示部分用シャーシが共に、プリント基板モジュールの長さより短く、且つシールド板部を一体に有する構成である。図13乃至図17中、図3乃至図7、図8乃至図12に示す構成と同じ構成部分には同じ符号を付す。折りたたみ型携帯電話機100Bは、操作キー部分101Aと液晶表示部分102Aとがヒンジ103によって連結してある構成である。
【0061】
シャーシ組立体110Bは、図13乃至図17に示すように、操作キー部分用シャーシ120Bと、液晶表示部分用シャーシ130Bとを組み合わせてなる構造である。操作キー部分用シャーシ120Bは、プリント基板モジュール150Aの長さL1の約2/3の長さL2を有し、四つの枠辺122B〜125Bよりなる略方形状の枠部121Bと、枠部121Bの一つ枠辺125Bより枠部121Bの外側に突き出して形成してある円弧面状張り出し部126と、枠部121Bの内側に突き出ている複数のフランジ部127と、枠部121Bのうち先端側の約2/3の部分を覆うシールド板部128とよりなる。
【0062】
液晶表示部分用シャーシ130Bも、操作キー部分用シャーシ120Bと同じく、プリント基板モジュール151の長さL3の約2/3の長さL4を有し、四つの枠辺132B〜135Bよりなる略方形状の枠部131Bと、枠部131Bの一つ枠辺135Bより枠部131Bの外側に突き出して形成してある円弧面状張り出し部136と、枠部131Bの内側に突き出ている複数のフランジ部137と、枠部131Bのうち先端側の約2/3の部分を覆うシールド板部138とよりなる。シャーシ組立体110Bは、操作キー部分用シャーシ120Bと液晶表示部分用シャーシ130Bとがヒンジ103によって連結されている構造である。
【0063】
図14,図15、図16に示すように、操作キー部分101Bは、操作キー部分用シャーシ120Bの枠部121Bにプリント基板モジュール150Aが載って固定してあり、下ケース部材160Aと上ケース部材161とがプリント基板モジュール150Aを覆って枠部121B固定してある構成である。フランジ127がプリント基板モジュール150のグランドパターン(図示せず)と電気的に接続されている。プリント基板モジュール150Aのうち中央の部分は、シールド板部128によって覆われ、プリント基板モジュール150のグランドパターン(図示せず)と上記シールド板部128とに挟まれた空間内に収まっており、シールドされている。
【0064】
同じく図14,図15、図16に示すように、液晶表示部分102Aは、液晶表示部分用シャーシ130Aの枠部131Aにプリント基板モジュール151が載って固定してあり、下ケース部材170と上ケース部材171とがプリント基板モジュール151を覆って枠部131Bに固定してある構成である。フランジ137がプリント基板モジュール151のグランドパターン(図示せず)と電気的に接続されている。プリント基板モジュール151Aのうち中央の部分は、シールド板部138によって覆われ、プリント基板モジュール151のグランドパターン(図示せず)とシールド板部138とによって挟まれた空間内に収まっており、シールドされている。
【0065】
よって、上記構造の折りたたみ型携帯電話機100Bは、前記の折りたたみ型携帯電話機100、100Aの上記の特長に加えて、以下の特長を有する。
【0066】
(1)液晶表示部分用シャーシ130Bの長さL4はプリント基板モジュール151の長さL3より短く、よって、内部アンテナ157は液晶表示部分用シャーシ130Bの外側の位置に配してある。よって、内部アンテナ157は液晶表示部分用シャーシ130Bから遠く離れており、開いている通話時に、液晶表示部分用シャーシ130Bによる影響は受けない。また、閉じてある携帯時についてみると、操作キー部分用シャーシ120Bはプリント基板モジュール150Bより短いため、内部アンテナ157は操作キー部分用シャーシ120Bからも遠く離れている。よって、携帯時にも、内部アンテナ157は操作キー部分用シャーシ120Bによる影響は受けない。よって、折りたたみ型携帯電話機100Bは、図3の折りたたみ型携帯電話機100に比べて、内部アンテナ157の特性が改善されている。
【0067】
〔第4実施例〕
図18(A),(B)及び図19は、本発明の第4実施例になる折りたたみ型携帯電話機100Cの折りたたみ時及び広げた状態を示し、図20は図18の折りたたみ型携帯電話機100Cを分解して示す。図21はシャーシとモジュールとを対応させて示し、図22はプリント基板モジュールが組み込んであるシャーシ組立体を分解して示す。
【0068】
折りたたみ型携帯電話機100Cは、液晶表示部分用シャーシの長さを短くした構成であり、図8に示す折りたたみ型携帯電話機100Aの操作キー部分101Aと、図13に示す折りたたみ型携帯電話機100Bの液晶表示部分102Bとがヒンジ103によって連結してある構成である。図18乃至図22中、図8乃至図12、図13乃至図17に示す構成と同じ構成部分には同じ符号を付す。 内部アンテナ157は液晶表示部分用シャーシ130Bの外側の位置に配してある。よって、内部アンテナ157は良好な特性を有する。
【0069】
〔第5実施例〕
図23(A),(B)は、本発明の第5実施例になる折りたたみ型携帯電話機100Dの折りたたみ時及び広げた状態を示し、図24は図23の折りたたみ型携帯電話機100Cを分解して示す。図25はシャーシとモジュールとを対応させて示し、図26はプリント基板モジュールが組み込んであるシャーシ組立体を分解して示す。
【0070】
折りたたみ型携帯電話機100Dは、図3に示す折りたたみ型携帯電話機100の変形例であり、操作キー部分用シャーシ及び液晶表示部分用シャーシの長手方向の枠辺が外部に露出するようにして、ユーザに帯電している静電気を折りたたみ型携帯電話機100Dのグランドに逃がすようにして、補強のための操作キー部分用シャーシ及び液晶表示部分用シャーシを利用して静電気対策を図った構造である。
【0071】
折りたたみ型携帯電話機100Dは、図3に示す折りたたみ型携帯電話機100とは、主にシャーシ組立体を異にする構成である。シャーシ組立体110Dは、操作キー部分120Dと液晶表示部分用シャーシ130Dとを有する。操作キー部分120Dの枠部121Dは、長手方向に延在する枠辺122、124の外側面に長手方向に延在するリブ122Da、124Daを有する構成である。液晶表示部分用シャーシ130Dの枠部131Dは、長手方向に延在する枠辺132、134の外側面に長手方向に延在するリブ132Da、134Daを有する構成である。リブ122Da、124Da及び132Da、134Daの頂上部は、メッキ等の導通可能の表面処理が施してある。
【0072】
操作キー部分101Dは、操作キー部分用シャーシ120Dの枠部121Dにプリント基板モジュール150が載って固定してあり、下ケース部材160Dと上ケース部材161Dとがプリント基板モジュール150を覆って枠部121Dに固定してある構成である。フランジ127がプリント基板モジュール150のグランドパターン(図示せず)と接触してあり、枠部121Dとプリント基板モジュール150のグランドパターン(図示せず)とは電気的に接続されている。下ケース部材160D及び上ケース部材161Dは、長手方向に沿う両側の側面に、上記のリブ122Da、124Daに合うように、浅くて長い切欠部160Da,160Db,161Da,161Dbを有する。操作キー部分101Dは、図23(A),(B)に示すように、両側の側面にその略全長に亘ってリブ122Da、124Daが露出してある構成である。
【0073】
液晶表示部分101Dは、液晶表示部分用シャーシ130Dの枠部131Dにプリント基板モジュール151が載って固定してあり、下ケース部材170Dと上ケース部材171Dとがプリント基板モジュール151を覆って枠部131Dに固定してある構成である。フランジ137がプリント基板モジュール151のグランドパターン(図示せず)と接触してあり、枠部131Dとプリント基板モジュール151のグランドパターン(図示せず)とは電気的に接続されている。下ケース部材170D及び上ケース部材171Dは、長手方向に沿う両側の側面に、上記のリブ132Da、134Daに合うように、浅くて長い切欠部170Da,170Db,171Da,171Dbを有する。液晶表示部分102Dは、図23(A),(B)に示すように、両側の側面にその略全長に亘ってリブ132Da、134Daが露出してある構成である。
【0074】
よって、上記構造の折りたたみ型携帯電話機100Dは、前記の折りたたみ型携帯電話機100が有する特長に加えて、以下の特長を有する。
【0075】
(1)ユーザが折りたたみ型携帯電話機100Dを手で持ったときに、ユーザの手は最初にリブ122Da、124Da、132Da、134Daに接触する。これによって、ユーザに静電気が帯電している場合に、静電気は枠部130D、131Dを介してプリント基板モジュール150、151のグランドパターン(図示せず)に逃がされる。よって、プリント基板モジュール150、151の電子回路に静電気の電流が流れることが回避され、プリント基板モジュール150、151の電子回路が保護される。
【0076】
(2)リブ122Da、124Da、132Da、134Daが操作キー部分101D及び液晶表示部分102Dの両側の側面の中央に露出し、デザイン上のアクセントとなり、折りたたみ型携帯電話機100Dは目立ってデザイン上良好である。
【0077】
〔第6実施例〕
図27(A),(B)は、本発明の第6実施例になる折りたたみ型携帯電話機100Fの折りたたみ時及び広げた状態を示し、図28は折りたたみ型携帯電話機100Eの断面を示す。図29は図27の折りたたみ型携帯電話機100Eを分解して示す。図30はシャーシとモジュールとを対応させて示し、図31はプリント基板モジュールが組み込んであるシャーシ組立体を分解して示す。
【0078】
折りたたみ型携帯電話機100Eは、図3に示す折りたたみ型携帯電話機100の別の変形例であり、シャーシ組立体を最小の大きさとしたものである。シャーシ組立体110Eは、図30及び図31に示すように、操作キー部分用シャーシ120Fと液晶表示部分用シャーシ130Fとがヒンジ103によって連結されている構造である。
【0079】
操作キー部分用シャーシ120Eは、三の枠辺122E、124E、125よりなる略U字形状のフレーム部121Eと、フレーム部121Eの一つ枠辺125よりフレーム部121Eの外側に突き出して形成してある円弧面状張り出し部126と、フレーム部121Eの内側に突き出ている左右側のフランジ部127Eとよりなる。枠辺122E、124Eは、フランジ部127Eの大きさに対応する長さL10を有し、短い。長さL10はプリント基板モジュール150Aの端部側を支持する長さである。フランジ部127Eは、頭付きピン127Eaを有する。
【0080】
液晶表示部分用シャーシ130Eは、三の枠辺132E、134E,135よりなる略U字形状のフレーム部131Eと、フレーム部131Eの一つ枠辺135より枠部1321Eの外側に突き出して形成してある円弧面状張り出し部136と、枠部131Eの内側に突き出ている左右側のフランジ部137Eとよりなる。枠辺132E、134Eは、フランジ部137Eの大きさに対応する長さL11を有し、短い。長さL11はプリント基板モジュール151Aの端部側を支持する長さである。フランジ部137Eは、頭付きピン137Eaを有する。
【0081】
図28(A),(B)、図30及び図31に示すように、プリント基板モジュール150Eは、一端側の部分がフランジ部127Eに載っており、溝部150Eaが頭付きピン127Eaに嵌合し頭部127Ebによって押さえられた状態にある。別のプリント基板モジュール151Eは、一端側の部分がフランジ部137Eに載っており、溝部151Eaが頭付きピン137Eaに嵌合し頭部137Ebによって押さえられた状態にある。操作キー部分101Eは、ヒンジ103に近い側については、下ケース部材160と上ケース部材161とがプリント基板モジュール150Eと共に略U字形状の枠部121Eにねじ止め固定してあり、ヒンジ103より遠い側については、下ケース部材160と上ケース部材161とがプリント基板モジュール150Eを挟んでねじ止めしてある構成である。液晶表示部分102Eは、ヒンジ103に近い側については、下ケース部材170と上ケース部材171とがプリント基板モジュール151Eと共に略U字形状の枠部131Eにねじ止め固定してあり、ヒンジ103より遠い側については、下ケース部材170と上ケース部材171とがプリント基板モジュール151Eを挟んでねじ止めしてある構成である。
【0082】
上記の折りたたみ型携帯電話機100Eは、シャーシ組立体110Eが小さいサイズであるため、図3の折りたたみ型携帯電話機100に比べて、製造コストが安価であり、且つ、軽量である。シャーシ組立体110Eは、ヒンジ103を有するため、折りたたみ型携帯電話機100Eは十分な機械的強度を有する。
【0083】
〔第7実施例〕
図32(A)、図33(A)及び図37(A)、(B)は本発明の第7実施例になる折りたたみ型携帯電話機100Fの携帯時の折りたたまれている状態を示し、図32(B)、図33(B)及び図38(A)は通話時の開いた状態を示す。図33(C)及び図38(B)、(C)は通話時の状態よりも更に開かれた状態を示す。図34は図32の折りたたみ型携帯電話機100Fを分解して示す。
【0084】
折りたたみ型携帯電話機100Fは、図13に示す折りたたみ型携帯電話機100Bの変形例的なものであり、ヒンジ及びシャーシがマグネシウムダイキャスト製であり、合成樹脂製のケース部材はシャーシ覆い部とヒンジ覆い部とを有する構成であり、合成樹脂製のケース部材がシャーシを覆うと共にヒンジを覆う構成である。折りたたみ型携帯電話機100Fは、合成樹脂製のケース部材がシャーシを覆うと共にヒンジを覆う構成が特徴である。
【0085】
合成樹脂製のケース部材がシャーシに加えてヒンジまでも覆う構成とするために、
合成樹脂製のケース部材については、ヒンジ覆い部を有する形状とし、
シャーシ組立体については、シャーシと一体のリング部と相手側のシャーシとの間に、ヒンジ覆い部が入り込む広さの隙間を有する構成としてある。また、デザインを損なわないようにするために、シャーシと一体のリング部の径を小さくしてある。
【0086】
折りたたみ型携帯電話機100Fは、図32、図33、図37及び図38に示すように、操作キー筐体101Fと液晶表示筐体102Fとがヒンジ103Fによって連結してある構成である。折りたたみ型携帯電話機100Fは、分解して示すと、図34に示すように、本体200と、合成樹脂製の下ケース部材160F、170F及び上ケース部材161F、171Fとを有する。Y1−Y2は折りたたみ型携帯電話機100Fの長手方向、X1−X2は折りたたみ型携帯電話機100Fの幅方向、Z1−Z2は折りたたみ型携帯電話機100Fの厚さ(高さ)方向である。
【0087】
先ず、本体200について説明する。
【0088】
本体200は、操作キー部分201と液晶表示部分202と両者をつなぐヒンジ本体部203とよりなる構成である。
【0089】
本体200は、図35に示すように、シャーシ組立体110と、操作キー部分側プリント基板モジュール150Fと、液晶表示部分側プリント基板モジュール151Fとを有する。
【0090】
シャーシ組立体110は、図36に示すように、マグネシウムダイキャスト製の操作キー部分用シャーシ120Fと、マグネシウムダイキャスト製の液晶表示部分用シャーシ130Fと、カムを利用したクリックロック機構(図示せず)及び開く方向に付勢するばね(図示せず)が組み込まれている軸モジュール210と、オイルダンパ(図示せず)が組み込まれている軸モジュール211とよりなる構成である。
【0091】
操作キー部分用シャーシ120Fは、シャーシ部220と、シャーシ部220のY1方向の端縁220aのX1−X2の両側から突き出しているリング部221、222とを有する。リング部221、222の間は、空間223である。
【0092】
液晶表示部分用シャーシ130Fは、シャーシ部230を有し、且つこのシャーシ部230のY2方向の端縁230aに、X2側からX1側に向かって、順に、円弧面部231、リング部232、リング部234、円弧面部235を有する。
【0093】
操作キー部分用シャーシ120Fと液晶表示部分用シャーシ130Fとが組み合わされると、リング部232がリング部221の内側に位置し、リング部221とリング部232とがX2側から圧入された軸モジュール210によって回動可能に連結され、且つ、リング部234がリング部222の内側に位置し、リング部222とリング部234とがX1側から圧入された軸モジュール211によって回動可能に連結される。
【0094】
ヒンジ本体部203は、以下の構造を有する。リング部221とリング部232とが軸モジュール210によって回動可能に連結され、且つ、リング部222とリング部234とが軸モジュール211によって回動可能に連結されている。図35に示すように、リング部221と円弧面部231とが対向し、リング部232と端縁220aとが対向し、リング部234と端縁220aとが対向し、リング部222と円弧面部235とが対向する。リング部221と円弧面部231との間には、図35中の断面図に示すように、合成樹脂製のケース部材のヒンジ覆い部が入り込む広さ(幅wが約1mm)の隙間240が形成してある。リング部232と端縁220aとの間にも、隙間241が形成してある。リング部234と端縁220aとの間にも、隙間242が形成してある。リング部222と円弧面部235との間にも、隙間243が形成してある。各隙間241、242,243は、上記隙間240と同じ広さである。
【0095】
リング部232とリング部234との間は、空間244であり、フレキシブルケーブル154Fの配線に利用される。
【0096】
203aはヒンジ本体部203のX2方向側の端面、203bはヒンジ本体部203のX1方向側の端面である。
【0097】
操作キー部分側プリント基板モジュール150Fと液晶表示部分側プリント基板モジュール151Fとは、途中の箇所でループを形成しているフレキシブルケーブル154Fによって接続されている。第3実施例と同じく、プリント基板モジュール150Fはシャーシ部220に固定してあり、プリント基板モジュール151Fはシャーシ部230に固定してあり、フレキシブルケーブル154Fのループ部154Faは、上記ヒンジ本体部203の空間244内に収まっている。
【0098】
前記の操作キー部分201は、シャーシ部220と操作キー部分側プリント基板モジュール150Fとよりなる。液晶表示部分202は、シャーシ部230と液晶表示部分側プリント基板モジュール151Fとよりなる。
【0099】
次に、合成樹脂製のケース部材について説明する。
【0100】
下ケース部材160Fと上ケース部材161Fとが対をなし、下ケース部材170Fと上ケース部材171Fとが対をなす。
【0101】
下ケース部材160F及び上ケース部材161Fは、操作キー部分201を覆う浅い箱形状のシャーシ覆い部250、260と、シャーシ覆い部250、260のY1方向の端よりY1方向に半円弧状に延びているヒンジ覆い部251,252,253、261,262,263と、シャーシ覆い部250、260のX2及びX1方向の端よりY1方向に延びている略半円形状のヒンジ端覆い部254,255,264,265とを有する。ヒンジ端覆い部254,255,264,265は、夫々ヒンジ覆い部251,253、261、263とつながっており、角部を覆うキャップ形状となっている。ヒンジ覆い部251と261、252と262、253と263が夫々対をなし、組合わされてリングを形成する。
【0102】
256は、シャーシ覆い部250のY1方向端の壁部であり、X−Z面内に位置している。257はスリットであり、壁部256のうちZ2方向の端の箇所にX1−X2方向に延びて形成してあり、壁部256がY2方向に弓形に撓み易くなっている。即ち、壁部256が合成樹脂製の板バネとして機能するようになっている。
【0103】
下ケース部材170F及び上ケース部材171Fは、液晶表示部分202を覆う浅い箱形状のシャーシ覆い部270、280と、シャーシ覆い部270、280のY2方向の端よりY2方向に半円弧状に延びているヒンジ覆い部271,272,281、282とを有する。ヒンジ覆い部271と281、272と282が夫々対をなし、組合わされてリングを形成する。
【0104】
273は、シャーシ覆い部270のY2方向の端の壁部であり、X1−X2方向の中央部がY2方向に突き出すように湾曲してある。
【0105】
次に、合成樹脂製のケース部材160F、170F、161F、171Fを本体200に取り付けた状態について説明する
先ず、上下の位置関係で組み合わされたケース部材160Fとケース部材161Fとについて説明する。
【0106】
図32(A)、(B)、図33(A)、(B)、図37(A)及び図38(A)に示すように、シャーシ覆い部250とシャーシ覆い部260とが操作キー部分201を覆う。ヒンジ覆い部251とヒンジ覆い部261とは、上記の隙間240に入り込み、先端部が突き合されてリング状となり、リング部221を取り囲んで覆う。ヒンジ覆い部253とヒンジ覆い部263とは、上記の隙間243に入り込み、先端部が突き合されてリング状となり、リング部222を取り囲んで覆う。ヒンジ覆い部252とヒンジ覆い部262とは、上記の空間244内で先端部が突き合されてリング状となり、フレキシブルケーブル154Fのうちプリント基板モジュール150Fに接続されている側の部分154Fbと、ループ部154Faの一部を覆う。
【0107】
ヒンジ端覆い部254及び264は、突きあわされて、ヒンジ本体部203のX2方向側の端面203aを覆う。ヒンジ端覆い部255及び265は、突きあわされて、ヒンジ本体部203のX1方向側の端面203bを覆う。
【0108】
次に、上下の位置関係で組み合わされたケース部材170Fとケース部材171Fとについて説明する。
【0109】
図32(A)、(B)、図33(A)、(B)、図37(A)及び図38(A)に示すように、シャーシ覆い部270とシャーシ覆い部280とが液晶表示部分202を覆う。ヒンジ覆い部272とヒンジ覆い部282とは、上記の隙間242に入り込み、先端部が突き合されてリング状となり、リング部234を取り囲んで覆う。ヒンジ覆い部253とヒンジ覆い部263とは、上記の隙間243に入り込み、先端部が突き合されてリング状となり、リング部222を取り囲んで覆う。ヒンジ覆い部252とヒンジ覆い部262とは、上記の空間244のうち空いている部分で、先端部が突き合されてリング状となり、フレキシブルケーブル154Fのうちプリント基板モジュール151Fに接続されている側の部分154Fcと、ループ部154Faの一部を覆う。
【0110】
よって、合成樹脂製のケース部材160F、170F、161F、171Fによって、本体200の全体が覆われた状態、即ち、操作キー部分201及び液晶表示部分202に加えてヒンジ本体部203が覆われた状態となっている。
【0111】
折りたたみ型携帯電話機100Fは、操作キー筐体101F及び液晶表示筐体102Fは勿論、ヒンジ103Fも合成樹脂製のケース部材160F、170F、161F、171Fによって覆われた構造を有する。
【0112】
上記の折りたたみ型携帯電話機100Fは、携帯時には、図32(A)、図33(A)及び図37(A)、(B)に示すように液晶表示筐体102Fが操作キー筐体101Fに対して折りたたまれ、その状態に軸モジュール210内のクリックロック機構(図示せず)によってクリック的にロックされている。通話するときには、図32(B)、図33(B)及び図38(A)に示すように液晶表示筐体102Fが操作キー筐体101Fに対して約160度に開かれ、その状態に軸モジュール210内のクリックロック機構(図示せず)によってクリック的にロックされる。合成樹脂製のケース部材160F、170F、161F、171Fによって覆われた構造のヒンジ103Fは、干渉せずに正常に動く。
【0113】
次に、通話するときの状態の折りたたみ型携帯電話機100Fに誤って更に開く方向の強い力を作用させたときの動作について説明する。
【0114】
例えば、通話するときの状態の折りたたみ型携帯電話機100Fがテーブル上に載っている場合に、かばん等の重い物を折りたたみ型携帯電話機100Fの上に載せたときに、折りたたみ型携帯電話機100Fに更に開く方向の強い力が作用される。
【0115】
通話時の開き状態では、図38(A)に示すように、シャーシ覆い部270のY2方向の端の壁部273とシャーシ覆い部250のY1方向端の壁部256とが丁度当接している。
【0116】
上記の強い力が作用されると、図33(C)及び図38(B)、(C)に示すように、シャーシ覆い部270のY2方向の端の壁部273が、シャーシ覆い部250のY1方向端の壁部256をY2方向に押し、壁部256がY2方向に押し込まれて凹んで弓形に弾性的に撓まされる。即ち、壁部256が凹んで弓形に撓まされることによって、折りたたみ型携帯電話機100Fは、180度強制開き状態となる。
【0117】
上記の場合において、かばん等の重い物を取り除くと、弓形に弾性的に撓まされている壁部256が復元し、壁273が押し戻され、折りたたみ型携帯電話機100Fは、通話するときの状態の開き状態に戻される。
【0118】
ここで、スリット257が形成されていることによって、壁部256が合成樹脂製の板バネとして機能するようになっている。且つ、壁部273は中央部がY2方向に突き出すように湾曲しており、壁部256の中央を押すようになっている。これによって、壁部256は弓形に撓まされ易くなっている。なお、スリット257を有しない構造であってもよい。
【0119】
上記構造の折りたたみ型携帯電話機100Fは、図13に示す折りたたみ型携帯電話機100Bが有する特長に、加えて以下の特長を有する。
(1) 合成樹脂製のケース部材160F、170F、161F、171Fによって、操作キー部分201及び液晶表示部分202に加えてヒンジ本体部203が覆われており、ヒンジ本体部203は合成樹脂製のケース部材160F、170F、161F、171Fによって隠されて折りたたみ型携帯電話機100Fの表面に露出していない。よって、マグネシウム製のダイキャスト部品である操作キー部分用シャーシ120F及び液晶表示部分用シャーシ130Fは、表面の傷が問題とならない。よって、シャーシ120F、130Fを金型から取り出したのち、外観仕上げ作業は必要ではない。塗装も不要である。よって、シャーシ120F、130Fは、外観仕上げ作業は簡単で済んで、且つ歩留まり良く製造される。この結果、折りたたみ型携帯電話機100Fは、図13に示す折りたたみ型携帯電話機100Bに比べて製造性が高く、製造コストも低い。
(2) ヒンジ本体部203の端面203a、203bは、ケース部材160F、161Fの一部であるヒンジ端覆い部254、264、255及び265によって覆われており、従来使用されていたヒンジの端面を覆うための専用のカバー部材は不要である。
(3) 通話時の開き状態と180度強制開き状態との間の回動が、合成樹脂製のケース部材160Fの壁部256の弾性的撓みを利用して可能となっているため、通話時の開き状態と180度強制開き状態との間の回動を可能とするための機構をヒンジの内部に組み込む必要がなく、ヒンジの構造が簡単となっている。
(4) ヒンジの構造が簡単となっていることに関連して、ヒンジ本体部203は径dが細くなっており、合成樹脂製のケース部材160F、170F、161F、171Fによってヒンジ本体部203が覆われているけれども、径は従来と同じであり、よって、折りたたみ型携帯電話機100Fは良好なデザインとなっている。
【0120】
次に、強制開き・通話時の開き状態への復元に関連する機構の変形例について説明する。
【0121】
各変形例は合成樹脂製のケース部材160Fの壁部256の復帰性を高めた構成である。第1乃至第3の変形例は、板バネ部材を組込んだ構成、第4の変形例は圧縮コイルバネを組込んだ構成、第5及び第6の変形例は、別ピースをバネと共に組込んだ構成である。
[第1の変形例]
図39(A)に示すように、合成樹脂製のケース部材160Fの壁部256の内側に金属製のU字形状の板バネ部材300が組み込まれている。折りたたみ型携帯電話機100Fが力を作用されて強制的に開かれると、図39(B)、(C)に示すように、壁部256が凹まされると共に板バネ部材300が変形される。力の作用が解除されると、板バネ部材300のばね力でもって、液晶表示筐体102Fが通話時の位置に戻される。
[第2の変形例]
上記第1の変形例における板バネ部材300に代えて、図40(A)に示すように、金属製の波形状の板バネ部材301が組み込まれている。板バネ部材301は図40(B)、(C)に示すように変形される。
[第3の変形例]
上記第1の変形例における板バネ部材300に代えて、図41(A)に示すように、X1―X2方向に長い金属製の板バネ部材302が組み込まれている。板バネ部材302は図41(B)、(C)に示すように変形される。
[第4の変形例]
上記第1の変形例における板バネ部材300に代えて、図42(A)に示すように、圧縮コイルバネ303が組み込まれている。圧縮コイルバネ303は図42(B)、(C)に示すように変形される。
[第5の変形例]
図43(A)に示すように、合成樹脂製のケース部材160F−1の壁部256−1の開口256−2に、ノブ305が組み込まれており、且つ壁部256−1の内側に圧縮コイルバネ306が組み込んである。圧縮コイルバネ306によって、ノブ305がY1方向に付勢されており、壁部256−1よりY1方向に突き出している。
【0122】
通話時の開き状態で、液晶表示筐体102Fの端がノブ305に当っている。折りたたみ型携帯電話機100Fが力を作用されて強制的に開かれると、図43(B)、(C)に示すようにノブ305がY2方向に押し込まれ、圧縮コイルバネ306が圧縮される。力の作用が解除されると、圧縮コイルバネ306のばね力でもって、液晶表示筐体102Fが通話時の位置に戻される。
[第6の変形例]
上記第5の変形例における圧縮コイルバネ306に代えて、図44(A)に示すように、板バネ部材307が組み込まれている。板バネ部材307は図44(B)、(C)に示すように変形される。
【0123】
なお、上記の構成の他に、専ら、合成樹脂製のケース部材170Fの壁部273が弾性変形するようにした構成、又は、合成樹脂製のケース部材160Fの壁部256及び合成樹脂製のケース部材170Fの壁部273の両者が弾性変形するようになっていてもよい。
【0124】
なお、上記の各実施例において、シャーシ組立体110、110A〜110Fは、マグネシウム製に限るものではなく、アルミニウム等の他の金属でもよい。
【0125】
本願は以下の付記の発明を包含するものである。
(付記1) 内部にプリント基板モジュールを有し及び表面に入力部を有する第1の筐体と、内部にプリント基板モジュールを有し及び表面に表示部を有する第2の筐体とを備え、該第1の筐体と該第2の筐体とがヒンジを介して接続されることにより折りたたみ可能である構成の折りたたみ型携帯機において、
該ヒンジを金属製とすると共に、
該ヒンジより延びている金属製の第1の筐体用シャーシ及び第2の筐体用シャーシを有し、
且つ、上記第1の筐体は、上記金属製の第1の筐体用シャーシに対して上記プリント基板モジュール、合成樹脂製の上ケース部材及び下ケース部材が固定してあり、該上ケース部材及び下ケース部材が上記第1の筐体用シャーシを覆う構成であり、
且つ、上記第2の筐体は、上記金属製の第2の筐体用シャーシに対して上記プリント基板モジュール、合成樹脂製の上ケース部材及び下ケース部材が固定してあり、該上ケース部材及び下ケース部材が上記第2の筐体用シャーシを覆う構成としたことを特徴とする折りたたみ型携帯機
(付記2) 付記1記載の折りたたみ型携帯機において、
上記金属製の第1の筐体用シャーシは、上記プリント基板モジュールを覆うシールド板部を有し、
上記金属製の第2の筐体用シャーシは、上記プリント基板モジュールを覆うシールド板部を有する構成としたことを特徴とする折りたたみ型携帯機
(付記3) 付記1記載の折りたたみ型携帯機において、
内部アンテナを有し、
上記金属製の第1の筐体用シャーシは、上記プリント基板モジュールより短い長さであり、
上記金属製の第2の筐体用シャーシは、上記プリント基板モジュールより短い長さであり、
上記内部アンテナは、上記第2の筐体の内部のうち上記金属製の第2の筐体用シャーシの外側の位置に設けてある構成としたことを特徴とする折りたたみ型携帯機
(付記4) 付記1記載の折りたたみ型携帯機において、
内部アンテナを有し、
上記金属製の第2の筐体用シャーシは、上記プリント基板モジュールより短い長さであり、
上記内部アンテナは、上記第2の筐体の内部のうち上記金属製の第2の筐体用シャーシの外側の位置に設けてある構成としたことを特徴とする折りたたみ型携帯機
(付記5) 付記1記載の折りたたみ型携帯機において、
上記金属製の第1の筐体用シャーシ及び上記金属製の第2の筐体用シャーシのうち少なくとも一方は、筐体の側面に露出するリブを有し、
上記第1の筐体及び第2の筐体のうち少なくとも一方は、側面に上記リブが露出している構成としたことを特徴とする折りたたみ型携帯機
(付記6) 第1の金属製部材の先端部の空間と、第2の金属製部材の先端部の空間に軸を通し、ヒンジ部を構成し、該第1の金属製部材と該第2の金属製部材とがヒンジ部を軸として回転可能であって、該第1の金属製部材及び該第2の金属製部材の夫々に電話機の諸機能を実現する部品が固定された折りたたみ型携帯機において、
該第1の金属製部材、該第2の金属製部材のヒンジ部を構成する先端部以外の部分について両面から挟み込むように樹脂製部材を設けたことを特徴とする折りたたみ型携帯機
(付記7) 第1の金属製部材の先端部の空間と、第2の金属製部材の先端部の空間に軸を通し、ヒンジ部を構成し、該第1の金属製部材と該第2の金属製部材とがヒンジ部を軸として回転可能であって、該第1の金属製部材及び該第2の金属製部材の夫々に電話機の諸機能を実現する部品が固定され、該第1の金属製部材、該第2の金属製部材の回転に伴って回転する折りたたみ型携帯機において、
該第1の金属製部材を両面から挟み込むように設けられた第1の合成樹脂部材と、該第2の金属製部材を両面から挟み込むように設けられた第2の合成樹脂部材とを備え、
且つ、該第1の合成樹脂部材は、前記第1の金属製部材の先端部が構成するヒンジ部の一部を覆う覆い部を備え、該第2の合成樹脂部材は、前記第2の金属製部材の先端部が構成するヒンジ部の一部を覆う覆い部を備えたことを特徴とする折りたたみ型携帯機
(付記8) 第1の金属製部材の先端部の空間と、第2の金属製部材の先端部の空間に軸を通し、ヒンジ部を構成し、該第1の金属製部材と該第2の金属製部材とがヒンジ部を軸として回転可能であって、該第1の金属製部材及び該第2の金属製部材の夫々に電話機の諸機能を実現する部品が固定され、該第1の金属製部材、該第2の金属製部材の回転に伴って回転する折りたたみ型携帯機において、
該第1の金属製部材を両面から挟み込むように設けられた第1の合成樹脂部材と、該第2の金属製部材を両面から挟み込むように設けられた第2の合成樹脂部材とを備え、
且つ、該第1の合成樹脂部材は、前記第1の金属製部材の先端部が構成するヒンジ部を全て覆う覆い部を備え、該第2の合成樹脂部材は、前記第2の金属製部材の先端部が構成するヒンジ部を全て覆う覆い部を備えたことを特徴とする折りたたみ型携帯機
(付記9) 内部に第1のプリント基板モジュールを有し及び表面に入力部を有する第1の筐体と、内部に第2のプリント基板モジュールを有し及び表面に表示部を有する第2の筐体とを備え、該第1の筐体と該第2の筐体とがヒンジを介して接続されることにより折りたたみ可能である構成の折りたたみ型携帯機において、
該ヒンジを金属製とすると共に、
該ヒンジより延びている金属製の第1の筐体用シャーシ及び第2の筐体用シャーシを有し、
且つ、上記第1の筐体は、上記金属製の第1の筐体用シャーシに対して上記第1のプリント基板モジュール、合成樹脂製であり上記第1の筐体用シャーシの全体を覆うシャーシ覆い部及び該シャーシ覆い部から延びて形成してある上記ヒンジの一部を覆うヒンジ覆い部を有する第1の上ケース部材及び第1の下ケース部材が固定してあり、該第1の上ケース部材及び第1の下ケース部材が、上記第1の筐体用シャーシの全体及び上記ヒンジの一部を覆う構成であり、
且つ、上記第2の筐体は、上記金属製の第2の筐体用シャーシに対して上記プリント基板モジュール、合成樹脂製であり上記第2の筐体用シャーシの全体を覆うシャーシ覆い部及び該シャーシ覆い部から延びて形成してある上記ヒンジのうち上記第1の上ケース部材のヒンジ覆い部及び第1の下ケース部材のヒンジ覆い部によっては覆われていない残りの部分を覆うヒンジ覆い部を有する第2の上ケース部材及び第2の下ケース部材が固定してあり、該第2の上ケース部材及び第2の下ケース部材が上記第2の筐体用シャーシの全体及び上記ヒンジの残りの部分を覆う構成とし、
且つ、
該第1の筐体の第1の下ケース部材と該第2の筐体の第2の下ケース部材とは、該第1の筐体と該第2の筐体とが通話するときの状態にまで開かれたときに、第2の上ケース部材のシャーシ覆い部のうちヒンジ覆い部側の部分が、第1の上ケース部材のシャーシ覆い部のうちヒンジ覆い部側の部分に当接する構成であり、
上記下ケース部材は、シャーシ覆い部のうちヒンジ覆い部側に、押されたときに凹むように弾性変形する壁を有し、
該第1の筐体と該第2の筐体とが、通話時の開き状態を越えて、強制的に更に開かれるときに、上記下ケース部材の壁が弾性変形して、通話時の開き状態を越えての回動が可能となり、開かせる力が解除されると、弾性変形した上記ばね部が復元して、該第1の筐体と該第2の筐体とが、通話時の開き状態に戻される構成としたことを特徴とする折りたたみ型携帯機
(付記10) 付記9記載の折りたたみ型携帯機において、
上記第1の下ケース部材の上記の壁の内側に、ばね部材が組み込まれた構成としたことを特徴とする折りたたみ型携帯機
(付記11) 付記1記載の折りたたみ型携帯機において、
上記金属製の第1の筐体用シャーシは、上記プリント基板モジュールの端部側を支持する長さであり、
上記金属製の第2の筐体用シャーシは、上記プリント基板モジュールの端部側を支持する長さである構成としたことを特徴とする折りたたみ型携帯機
【0126】
第1の筐体用シャーシ及び第2の筐体用シャーシは短く、第1の筐体用シャーシ及び第2の筐体用シャーシの製造コストが安価となり、且つ、折りたたみ型携帯電話機の重さを軽くすることが可能である。
(付記12) 内部に第1のプリント基板モジュールを有し及び表面に入力部を有する第1の筐体と、内部に第2のプリント基板モジュールを有し及び表面に表示部を有する第2の筐体とを備え、該第1の筐体と該第2の筐体とがヒンジを介して接続されることにより折りたたみ可能である構成の折りたたみ型携帯機において、
該ヒンジを金属製とすると共に、
該ヒンジより延びている金属製の第1の筐体用シャーシ及び第2の筐体用シャーシを有し、
且つ、上記第1の筐体は、上記金属製の第1の筐体用シャーシに対して上記第1のプリント基板モジュール、合成樹脂製であり上記第1の筐体用シャーシの全体を覆うシャーシ覆い部及び該シャーシ覆い部から延びて形成してある上記ヒンジの一部を覆うヒンジ覆い部を有する第1の上ケース部材及び第1の下ケース部材が固定してあり、該第1の上ケース部材及び第1の下ケース部材が、上記第1の筐体用シャーシの全体及び上記ヒンジの一部を覆う構成であり、
且つ、上記第2の筐体は、上記金属製の第2の筐体用シャーシに対して上記プリント基板モジュール、合成樹脂製であり上記第2の筐体用シャーシの全体を覆うシャーシ覆い部及び該シャーシ覆い部から延びて形成してある上記ヒンジのうち上記第1の上ケース部材のヒンジ覆い部及び第1の下ケース部材のヒンジ覆い部によっては覆われていない残りの部分を覆うヒンジ覆い部を有する第2の上ケース部材及び第2の下ケース部材が固定してあり、該第2の上ケース部材及び第2の下ケース部材が上記第2の筐体用シャーシの全体及び上記ヒンジの残りの部分を覆う構成としたことを特徴とする折りたたみ型携帯機
【0127】
第1の筐体用シャーシ及び第2の筐体用シャーシに加えてヒンジも第1の筐体及び第2の筐体の表面に露出しないようになって、金属製である第1の筐体用シャーシ及び第2の筐体用シャーシ及びヒンジの仕上げ作業がほとんど不要となる。
(付記13) 付記12記載の折りたたみ型携帯機において、
上記第1の上ケース部材のヒンジ覆い部分は、上記ヒンジの側端面の一部を覆う第1の壁部を有し、
上記第1の下ケース部材のヒンジ覆い部分は、上記ヒンジの側端面のうち上記第1の壁部によっては覆われていない残りの部分を覆う第2の壁部を有し、
上記第1の壁部と上記第2の壁部とによって、上記ヒンジの側端面が覆われた構成としたことを特徴とする折りたたみ型携帯機
【0128】
ヒンジの側端面を覆う専用のカバー部材が不要となる。
【発明の効果】
【0129】
以上説明したように、請求項1の発明は、内部にプリント基板モジュールを有し及び表面に入力部を有する第1の筐体と、内部にプリント基板モジュールを有し及び表面に表示部を有する第2の筐体と、該第1の筐体と該第2の筐体とがヒンジを介して接続されることにより折りたたみ可能である構成の折りたたみ型携帯機において、ヒンジが金属製であり、第1の筐体用シャーシ及び第2の筐体用シャーシが共に金属製であり、第1の筐体は第1の筐体用シャーシを骨格とし、合成樹脂製の上ケース部材及び下ケース部材が第1の筐体用シャーシを覆う構成であり、第2の筐体は第2の筐体用シャーシを骨格とし、合成樹脂製の上ケース部材及び下ケース部材が第2の筐体用シャーシを覆う構成であるため、第1の筐体用シャーシ及び第2の筐体用シャーシが夫々第1の筐体及び第2の筐体の表面に露出しない状態で、折りたたみ型携帯機の機械的強度を高めることが出来る。これによって、金属製である第1の筐体用シャーシ及び第2の筐体用シャーシの仕上げ作業が簡易で足りるにようにすることが出来、この第1の筐体用シャーシ及び第2の筐体用シャーシの歩留まりを上げることが出来、よって、折りたたみ型携帯機の製造性を向上させることが出来る。
【0130】
請求項2の発明は、請求項1記載の折りたたみ型携帯機において、上記金属製の第1の筐体用シャーシは、上記プリント基板モジュールを覆うシールド板部を有し、上記金属製の第2の筐体用シャーシは、上記プリント基板モジュールを覆うシールド板部を有する構成としたものであるため、独立した部品としてのシールド板部材が必要でなくなり、部品点数の削減を図ることが出来る。
【0131】
請求項3の発明は、請求項1記載の折りたたみ型携帯機において、内部アンテナを有し、上記金属製の第1の筐体用シャーシは、上記プリント基板モジュールより短い長さであり;上記金属製の第2の筐体用シャーシは、上記プリント基板モジュールより短い長さであり、上記内部アンテナは、上記第2の筐体の内部のうち上記金属製の第2の筐体用シャーシの外側の位置に設けてある構成としたものであるため、内部アンテナは、金属製の第2の筐体用シャーシの影響を受けにくく、且つ、閉じた状態においては、金属製の第1の筐体用シャーシの影響を受けにくく、よって、内部アンテナが良好な特性を有するように出来る。
【0132】
請求項4の発明は、請求項1記載の折りたたみ型携帯機において、内部アンテナを有し、上記金属製の第2の筐体用シャーシは、上記プリント基板モジュールより短い長さであり、上記内部アンテナは、上記第2の筐体の内部のうち上記金属製の第2の筐体用シャーシの外側の位置に設けてある構成としたものであるため、内部アンテナは第2の筐体の内部のうち上記金属製の第2の筐体用シャーシの外側の位置に設けてあるため、金属製の第2の筐体用シャーシの影響を受けにくく、よって、内部アンテナが良好な特性を有するように出来る。
【0133】
請求項5の発明は、請求項1記載の折りたたみ型携帯機において、上記金属製の第1の筐体用シャーシ及び上記金属製の第2の筐体用シャーシのうち少なくとも一方は、筐体の側面に露出するリブを有し、上記第1の筐体及び第2の筐体のうち少なくとも一方は、側面に上記リブが露出している構成としたものであるため、ユーザが折りたたみ型携帯機を手で持ったときに、ユーザの手は最初にリブに接触し、これによって、ユーザに静電気が帯電している場合に、静電気はシャーシを介してプリント基板モジュールのグランドパターンに逃がされ、よって、プリント基板モジュールの電子回路に静電気の電流が流れることが回避され、プリント基板モジュールの電子回路を保護することが出来る。
【0134】
請求項6の発明は、第1の金属製部材の先端部の空間と、第2の金属製部材の先端部の空間に軸を通し、ヒンジ部を構成し、該第1の金属製部材と該第2の金属製部材とがヒンジ部を軸として回転可能であって、該第1の金属製部材及び該第2の金属製部材の夫々に電話機の諸機能を実現する部品が固定され、該第1の金属製部材、該第2の金属製部材の回転に伴って回転する折りたたみ型携帯機において、該第1の金属製部材、該第2の金属製部材のヒンジ部を構成する先端部以外の部分の少なくとも一部を樹脂製部材で覆った構成としたものであるため、第1の金属製部材、該第2の金属製部材のうち樹脂製部材で覆われる部分を、表面処理が不要とすることが出来、表面処理が必要である面積を減らすことが出来る。
【0135】
請求項7の発明は、第1の金属製部材の先端部の空間と、第2の金属製部材の先端部の空間に軸を通し、ヒンジ部を構成し、該第1の金属製部材と該第2の金属製部材とがヒンジ部を軸として回転可能であって、該第1の金属製部材及び該第2の金属製部材の夫々に電話機の諸機能を実現する部品が固定され、該第1の金属製部材、該第2の金属製部材の回転に伴って回転する折りたたみ型携帯機において、
該第1の金属製部材を両面から挟み込むように設けられた第1の合成樹脂部材と、該第2の金属製部材を両面から挟み込むように設けられた第2の合成樹脂部材とを備え、且つ、該第1の合成樹脂部材は、前記第1の金属製部材の先端部が構成するヒンジ部の一部を覆う覆い部を備え、該第2の合成樹脂部材は、前記第2の金属製部材の先端部が構成するヒンジ部の一部を覆う覆い部を備えた構成としたものであるため、第1の筐体用シャーシ及び第2の筐体用シャーシに加えてヒンジ部の一部が第1の筐体及び第2の筐体の表面に露出しないようになって、金属製である第1の筐体用シャーシ及び第2の筐体用シャーシ及びヒンジの一部については、仕上げ作業をほとんど不要となるように出来、よって、折りたたみ型携帯機の製造性を向上させることが出来る。
【0136】
請求項8の発明は、第1の金属製部材の先端部の空間と、第2の金属製部材の先端部の空間に軸を通し、ヒンジ部を構成し、該第1の金属製部材と該第2の金属製部材とがヒンジ部を軸として回転可能であって、該第1の金属製部材及び該第2の金属製部材の夫々に電話機の諸機能を実現する部品が固定され、該第1の金属製部材、該第2の金属製部材の回転に伴って回転する折りたたみ型携帯機において、
該第1の金属製部材を両面から挟み込むように設けられた第1の合成樹脂部材と、該第2の金属製部材を両面から挟み込むように設けられた第2の合成樹脂部材とを備え、且つ、該第1の合成樹脂部材は、前記第1の金属製部材の先端部が構成するヒンジ部を全て覆う覆い部を備え、該第2の合成樹脂部材は、前記第2の金属製部材の先端部が構成するヒンジ部を全て覆う覆い部を備えた構成としたものであるため、第1の筐体用シャーシ及び第2の筐体用シャーシに加えてヒンジ部の全部が第1の筐体及び第2の筐体の表面に露出しないようになって、金属製である第1の筐体用シャーシ及び第2の筐体用シャーシ及びヒンジの仕上げ作業をほとんど不要に出来、よって、折りたたみ型携帯機の製造性を向上させることが出来る。
【0137】
請求項9の発明は、第1の筐体の第1の下ケース部材と該第2の筐体の第2の下ケース部材とは、該第1の筐体と該第2の筐体とが通話するときの状態にまで開かれたときに、第2の上ケース部材のシャーシ覆い部のうちヒンジ覆い部側の部分が、第1の上ケース部材のシャーシ覆い部のうちヒンジ覆い部側の部分に当接する構成であり、上記下ケース部材は、シャーシ覆い部のうちヒンジ覆い部側に、押されたときに凹むように弾性変形する壁を有し、該第1の筐体と該第2の筐体とが、通話時の開き状態を越えて、強制的に更に開かれるときに、上記下ケース部材の壁が弾性変形して、通話時の開き状態を越えての回動が可能となり、開かせる力が解除されると、弾性変形した上記ばね部が復元して、該第1の筐体と該第2の筐体とが、通話時の開き状態に戻される構成としたものであるため、通話時の開き状態を越えて開いたときに変形するバネをヒンジ部に組み込む必要がなく、よって、ヒンジ部を簡単な構造に、且つ、ヒンジ部を細く出来る。
【0138】
請求項10の発明は、請求項9記載の折りたたみ型携帯機において、上記第1の下ケース部材の上記の壁の内側に、ばね部材が組み込まれた構成としたものであるため、ばね部材によって、凹まされた下ケース部材の壁が弾性復元することの信頼性が向上し、よって、折りたたみ型携帯機の信頼性の向上を図ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0139】
【図1】 従来の折りたたみ型携帯電話機の分解斜視図である。
【図2】 図1の折りたたみ型携帯電話機を示す図である。
【図3】 本発明の第1実施例の折りたたみ型携帯電話機を一部切截して示す斜視図である。
【図4】 図3の折りたたみ型携帯電話機の断面図である。
【図5】 図3の折りたたみ型携帯電話機の分解斜視図である。
【図6】 シャーシとプリント基板モジュールとを対応させて示す図である。
【図7】 プリント基板モジュールが組み込んであるシャーシ組立体を分解して示す図である。
【図8】 本発明の第2実施例の折りたたみ型携帯電話機を示す斜視図である。
【図9】 図8の折りたたみ型携帯電話機の断面図である。
【図10】 図8の折りたたみ型携帯電話機の分解斜視図である。
【図11】 シャーシとプリント基板モジュールとを対応させて示す図である。
【図12】 プリント基板モジュールが組み込んであるシャーシ組立体を分解して示す図である。
【図13】 本発明の第3実施例の折りたたみ型携帯電話機を示す斜視図である。
【図14】 図13(A)の折りたたみ型携帯電話機の断面図である。
【図15】 図13の折りたたみ型携帯電話機の分解斜視図である。
【図16】 シャーシとプリント基板モジュールとを対応させて示す図である。
【図17】 プリント基板モジュールが組み込んであるシャーシ組立体を分解して示す図である。
【図18】 本発明の第4実施例の折りたたみ型携帯電話機を示す斜視図である。
【図19】 図18(A)の折りたたみ型携帯電話機の断面図である。
【図20】 図18の折りたたみ型携帯電話機の分解斜視図である。
【図21】 シャーシとプリント基板モジュールとを対応させて示す図である。
【図22】 プリント基板モジュールが組み込んであるシャーシ組立体を分解して示す図である。
【図23】 本発明の第4実施例の折りたたみ型携帯電話機を示す斜視図である。
【図24】 図23の折りたたみ型携帯電話機の分解斜視図である。
【図25】 シャーシとプリント基板モジュールとを対応させて示す図である。
【図26】 プリント基板モジュールが組み込んであるシャーシ組立体を分解して示す図である。
【図27】 本発明の第6実施例の折りたたみ型携帯電話機を一部切截して示す斜視図である。
【図28】 図27(A)の折りたたみ型携帯電話機の断面図である。
【図29】 図27の折りたたみ型携帯電話機の分解斜視図である。
【図30】 シャーシとプリント基板モジュールとを対応させて示す図である。
【図31】 プリント基板モジュールが組み込んであるシャーシ組立体を分解して示す図である。
【図32】 本発明の第7実施例の折りたたみ型携帯電話機を示す斜視図である。
【図33】 図32の折りたたみ型携帯電話機を上下反転した状態で示す斜視図である。
【図34】 図32の折りたたみ型携帯電話機の分解斜視図である。
【図35】 図34中の本体を分解して示す図である。
【図36】 図35中のシャーシ組立体を分解して示す図である。
【図37】 図32(A)の折りたたみ型携帯電話機の断面図である。
【図38】 図32(B)の折りたたみ型携帯電話機の通話時及び強制開き時のヒンジの部分を示す図である。
【図39】 強制開き・復元に関連する機構の第1の変形例を示す図である。
【図40】 強制開き・復元に関連する機構の第2の変形例を示す図である。
【図41】 強制開き・復元に関連する機構の第3の変形例を示す図である。
【図42】 強制開き・復元に関連する機構の第4の変形例を示す図である。
【図43】 強制開き・復元に関連する機構の第5の変形例を示す図である。
【図44】 強制開き・復元に関連する機構の第6の変形例を示す図である。
【符号の説明】
100、100A〜100F 折りたたみ型携帯電話機
101、101A〜101F 操作キー部分(第1の筐体)
102、102A〜102F 液晶表示部分(第2の筐体)
103、103F ヒンジ
110 シャーシ組立体
120 操作キー部分用シャーシ
130 液晶表示部分用シャーシ
121、131 枠部
126、136 円弧面状張り出し部
122Da,124Da,132Da,134Da リブ
128,138 シールド板部
150 操作キー部分側プリント基板モジュール
151 液晶表示部分側プリント基板モジュール
160,170、160F,170F 下ケース部材
161,171、161F,171F 上ケース部材
200 本体
201 操作キー部分
202 液晶表示部分
203 ヒンジ本体部
210,211 軸モジュール
240〜243 隙間
250,260、270、280 シャーシ覆い部
251,252,253、261,262,263、271,272、281、282 ヒンジ覆い部
256 壁部
257 スリット
300 板バネ部材
305 ノブ

Claims (10)

  1. 内部にプリント基板モジュールを有し及び表面に入力部を有する第1の筐体と、内部にプリント基板モジュールを有し及び表面に表示部を有する第2の筐体とを備え、該第1の筐体と該第2の筐体とがヒンジを介して接続されることにより折りたたみ可能である構成の折りたたみ型携帯機において、
    該ヒンジを金属製とすると共に、
    該ヒンジより延びている金属製の第1の筐体用シャーシ及び第2の筐体用シャーシを有し、
    且つ、上記第1の筐体は、上記金属製の第1の筐体用シャーシに対して上記プリント基板モジュール、合成樹脂製の上ケース部材及び下ケース部材が固定してあり、該上ケース部材及び下ケース部材が上記第1の筐体用シャーシを覆う構成であり、
    且つ、上記第2の筐体は、上記金属製の第2の筐体用シャーシに対して上記プリント基板モジュール、合成樹脂製の上ケース部材及び下ケース部材が固定してあり、該上ケース部材及び下ケース部材が上記第2の筐体用シャーシを覆う構成としたことを特徴とする折りたたみ型携帯機
  2. 請求項1記載の折りたたみ型携帯機において、
    上記金属製の第1の筐体用シャーシは、上記プリント基板モジュールを覆うシールド板部を有し、
    上記金属製の第2の筐体用シャーシは、上記プリント基板モジュールを覆うシールド板部を有する構成としたことを特徴とする折りたたみ型携帯機
  3. 請求項1記載の折りたたみ型携帯機において、
    内部アンテナを有し、
    上記金属製の第1の筐体用シャーシは、上記プリント基板モジュールより短い長さであり、
    上記金属製の第2の筐体用シャーシは、上記プリント基板モジュールより短い長さであり、
    上記内部アンテナは、上記第2の筐体の内部のうち上記金属製の第2の筐体用シャーシの外側の位置に設けてある構成としたことを特徴とする折りたたみ型携帯機
  4. 請求項1記載の折りたたみ型携帯機において、
    内部アンテナを有し、
    上記金属製の第2の筐体用シャーシは、上記プリント基板モジュールより短い長さであり、
    上記内部アンテナは、上記第2の筐体の内部のうち上記金属製の第2の筐体用シャーシの外側の位置に設けてある構成としたことを特徴とする折りたたみ型携帯機
  5. 請求項1記載の折りたたみ型携帯機において、
    上記金属製の第1の筐体用シャーシ及び上記金属製の第2の筐体用シャーシのうち少なくとも一方は、筐体の側面に露出するリブを有し、
    上記第1の筐体及び第2の筐体のうち少なくとも一方は、側面に上記リブが露出している構成としたことを特徴とする折りたたみ型携帯機
  6. 第1の金属製部材の先端部の空間と、第2の金属製部材の先端部の空間に軸を通し、ヒンジ部を構成し、該第1の金属製部材と該第2の金属製部材とがヒンジ部を軸として回転可能であって、該第1の金属製部材及び該第2の金属製部材の夫々に電話機の諸機能を実現する部品が固定された折りたたみ型携帯機において、
    該第1の金属製部材、該第2の金属製部材のヒンジ部を構成する先端部以外の部分について両面から挟み込むように樹脂製部材を設けたことを特徴とする折りたたみ型携帯機
  7. 第1の金属製部材の先端部の空間と、第2の金属製部材の先端部の空間に軸を通し、ヒンジ部を構成し、該第1の金属製部材と該第2の金属製部材とがヒンジ部を軸として回転可能であって、該第1の金属製部材及び該第2の金属製部材の夫々に電話機の諸機能を実現する部品が固定され、該第1の金属製部材、該第2の金属製部材の回転に伴って回転する折りたたみ型携帯機において、
    該第1の金属製部材を両面から挟み込むように設けられた第1の合成樹脂部材と、該第2の金属製部材を両面から挟み込むように設けられた第2の合成樹脂部材とを備え、
    且つ、該第1の合成樹脂部材は、前記第1の金属製部材の先端部が構成するヒンジ部の一部を覆う覆い部を備え、該第2の合成樹脂部材は、前記第2の金属製部材の先端部が構成するヒンジ部の一部を覆う覆い部を備えたことを特徴とする折りたたみ型携帯機
  8. 第1の金属製部材の先端部の空間と、第2の金属製部材の先端部の空間に軸を通し、ヒンジ部を構成し、該第1の金属製部材と該第2の金属製部材とがヒンジ部を軸として回転可能であって、該第1の金属製部材及び該第2の金属製部材の夫々に電話機の諸機能を実現する部品が固定され、該第1の金属製部材、該第2の金属製部材の回転に伴って回転する折りたたみ型携帯機において、
    該第1の金属製部材を両面から挟み込むように設けられた第1の合成樹脂部材と、該第2の金属製部材を両面から挟み込むように設けられた第2の合成樹脂部材とを備え、
    且つ、該第1の合成樹脂部材は、前記第1の金属製部材の先端部が構成するヒンジ部を全て覆う覆い部を備え、該第2の合成樹脂部材は、前記第2の金属製部材の先端部が構成するヒンジ部を全て覆う覆い部を備えたことを特徴とする折りたたみ型携帯機
  9. 内部に第1のプリント基板モジュールを有し及び表面に入力部を有する第1の筐体と、内部に第2のプリント基板モジュールを有し及び表面に表示部を有する第2の筐体とを備え、該第1の筐体と該第2の筐体とがヒンジを介して接続されることにより折りたたみ可能である構成の折りたたみ型携帯機において、
    該ヒンジを金属製とすると共に、
    該ヒンジより延びている金属製の第1の筐体用シャーシ及び第2の筐体用シャーシを有し、
    且つ、上記第1の筐体は、上記金属製の第1の筐体用シャーシに対して上記第1のプリント基板モジュール、合成樹脂製であり上記第1の筐体用シャーシの全体を覆うシャーシ覆い部及び該シャーシ覆い部から延びて形成してある上記ヒンジの一部を覆うヒンジ覆い部を有する第1の上ケース部材及び第1の下ケース部材が固定してあり、該第1の上ケース部材及び第1の下ケース部材が、上記第1の筐体用シャーシの全体及び上記ヒンジの一部を覆う構成であり、
    且つ、上記第2の筐体は、上記金属製の第2の筐体用シャーシに対して上記プリント基板モジュール、合成樹脂製であり上記第2の筐体用シャーシの全体を覆うシャーシ覆い部及び該シャーシ覆い部から延びて形成してある上記ヒンジのうち上記第1の上ケース部材のヒンジ覆い部及び第1の下ケース部材のヒンジ覆い部によっては覆われていない残りの部分を覆うヒンジ覆い部を有する第2の上ケース部材及び第2の下ケース部材が固定してあり、該第2の上ケース部材及び第2の下ケース部材が上記第2の筐体用シャーシの全体及び上記ヒンジの残りの部分を覆う構成とし、
    且つ、
    該第1の筐体の第1の下ケース部材と該第2の筐体の第2の下ケース部材とは、該第1の筐体と該第2の筐体とが通話するときの状態にまで開かれたときに、第2の上ケース部材のシャーシ覆い部のうちヒンジ覆い部側の部分が、第1の上ケース部材のシャーシ覆い部のうちヒンジ覆い部側の部分に当接する構成であり、
    上記下ケース部材は、シャーシ覆い部のうちヒンジ覆い部側に、押されたときに凹むように弾性変形する壁を有し、
    該第1の筐体と該第2の筐体とが、通話時の開き状態を越えて、強制的に更に開かれるときに、上記下ケース部材の壁が弾性変形して、通話時の開き状態を越えての回動が可能となり、開かせる力が解除されると、弾性変形した上記ばね部が復元して、該第1の筐体と該第2の筐体とが、通話時の開き状態に戻される構成としたことを特徴とする折りたたみ型携帯機
  10. 請求項9記載の折りたたみ型携帯機において、
    上記第1の下ケース部材の上記の壁の内側に、ばね部材が組み込まれた構成としたことを特徴とする折りたたみ型携帯機
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