JP3733870B2 - キャブ前部構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンがキャブの前方側の下方に配置され、エンジンルームを有する略ボンネットタイプのキャブの前部構造に係り、特にその前部の骨組構造が比較的少数の構造部材により高剛性に形成されるキャブ前部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
エンジンをキャブの前方側の下方に配置し、エンジンルームを有する車両は通常ボンネットタイプの車両と言われる。この種の車両のキャブの前部構造は概略図6の模式図の如きものからなる。すなわち、キャブのフロントウインドパネル6aの下方に配置されるカウルアッパパネル4aと、この下方にその上端側を固定し車両の進行方向と直交する方向に沿って配置されるダッシュパネル3aと、ダッシュパネル3aの両側を支持すると共に基端側をフロントピラ側に固持され車両の前方側に張り出して配設される左右のフェンダインナーパネル2a,2aと、フェンダインナーパネル2a,2aの前端に骨組形成される前面骨組構造部35等とからなる。この前面骨組構造部35はアッパクロスメンバ36と、ロアクロスメンバ37と、アッパクロスメンバ36及びロアクロスメンバ37間に架設されるランプ取付プレート38等とから構成される。また、図7は以上の従来のキャブにおけるエンジンルーム11a及びタイヤハウス39付近の概要構造を示す部分断面図であり、フェンダインナーパネル2a,2aはエンジン9側に屈曲した比較的高剛性の部材からなり、フロントタイヤ8aは、フェンダインナーパネル2a側に上端を固定するフロントフェンダ7aとフェンダインナーパネル2aとの間に配置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
以上の説明によって明らかなように、従来の一般のボンネットタイプの車両のキャブの前部構造はアッパクロスバンパ36やロアクロスバンパ37等からなる比較的構成部材の多い前面骨組構造部35が必要になり、その分だけコスト高となり、かつキャブ製作に時間を要し、組付が難しくキャブの精度保持についても問題がある可能性がある。
【0004】
本発明は、以上の事情等に鑑みて発明されたものであり、キャブの前部構造が比較的少数の構成部材によって形成され、コンパクト化、低コスト化が図れると共に、高剛性に形成されるキャブ前部構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以上の目的を達成するために、請求項1に記載のキャブ前部構造は、エンジンをキャブの前方側の下方に配置するキャブの前部構造であって、該前部構造は、フロントウインドパネルの下端側に配置されるカウルアッパパネルに上端側を固定し車両の進行方向と直交する方向に沿って配置されるダッシュパネルと、該ダッシュパネルの両側を支持すると共にフロントピラ側に基端側を固持され車両の前方方向に張り出して配設される左右のフェンダインナーパネルと、該フェンダインナーパネルの前端に架設されて固定されるクロスメンバと、前記フェンダインナーパネルと前記ダッシュパネルの下面が固定されキャブを支持するサイドレール上に略水平面に沿って敷設されるフロアプレートとを備えるものからなり、前記クロスメンバは、前記エンジンを挟みその前端部をキャブの前端側に臨まして配置される前記サイドレールの前端側にその一部を固着するものからなることを特徴とする。これにより、キャブの前部が単一のクロスメンバにより構成され、前部構造のコンパクト化とコスト低減化が図れると共に、クロスメンバはサイドメンバやフェンダインナーパネルに固持されるため全体としてのキャブの前部構造が高剛性に形成される。
【0006】
また、請求項2に記載のキャブ前部構造は、前記クロスメンバと前記カウルアッパパネルとの間にエンジンルームを閉止するボンネットが開閉自在に架設されることを特徴とする。これにより、ボンネット自体もコンパクトなものになり、かつその支持安定性の向上も図れる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のキャブ前部構造の実施の形態を図面を参照して詳述する。図3は、本発明のキャブ前部構造を有するキャブまわりの概要構造を示す。キャブ10は略三角形状のキャブフロント部12とドア廻り部13等とからなり、これ等はサイドレール5上に搭載される。キャブフロント部12の前面にはフロントウインドがあり、その下方側にはバンパ14が配置される。エンジン9はキャブフロント部12の下方に配置され、図4に示すように左右のサイドレール5,5やフェンダインナーパネル2,2間のエンジンルーム11内に配置される。なお、図4に示すようにフェンダインナーパネル2の上端にはフロントタイヤ8を覆うフロントフェンダ7が連結される。
【0008】
本発明のキャブの前部構造は主に前記の三角形状のキャブフロント部12に形成されるものであり、図5の模式図に示す構造からなる。なお、詳細構造は図1及び図2により後に説明する。キャブ前部構造はフロントピラ40に支持されるフロントウインドパネル6の下方に配置されるカウルアッパパネル4に上端側を固定し車両の進行方向と直交する方向に沿って配置されるダッシュパネル3と、この両側を支持すると共にフロントピラ40側に基端側を固定して車両の前方方向に張り出すフェンダインナーパネル2,2と、その前端に架設されて固定されるクロスメンバ1等とから構成される枠体状のものからなる。なお、クロスメンバ1はサイドレール5,5の前端側にその一部を固着される。
【0009】
次に、本発明のキャブ前部構造の詳細構造を図1及び図2により説明する。エンジンルーム11を挟んで配設される左右のサイドレール5,5の上面にはフロアプレート15が敷設される。このフロアプレート15の側端にはフェンダインナーパネル2が固定される。なお、図示のようにこのフェンダインナーパネル2は複雑な凹凸形状からなるが略三角形状のものからなる。なお、フェンダインナーパネル2,2の基端側はフロントピラ40側に固持される。また、ダッシュパネル3は左右のフェンダインナーパネル2,2間に架設されて支持される。ダッシュパネル3の下端はフロアプレート15上に固定される。なお、ダッシュパネル3の中央部にはトンネル部16が形成され、エンジンルーム11の一部を形成する。また、ダッシュパネル3の上端部はカウルアッパパネル4に固定され、カウルアッパパネル4の上端はフロントウインドパネル6の下端側及びフェンダインナーパネル2に連結固定される。
【0010】
フェンダインナーパネル2の前端のフランジ部17,18には取付孔19,20が形成される。一方、サイドレール5の前端とその上面の前端側には取付孔21,22がそれぞれ設けられている。なお、図1,2に示すように、サイドレール5,5の側面にはランプボックス23が固定される。
【0011】
クロスメンバ1は、図1及び図2に示すように横断面が前方側にふくらみを有する皿状輪郭のものからなり、比較的高剛性の細長の部材からなる。その両端側には組付時においてフェンダインナーパネル2のフランジ部17,18に当接するプレート面24,25が形成され、このプレート面24,25には取付孔19,20に合致する取付孔26,27が形成される。また、クロスメンバ1の両端側の下端縁にはサイドレール5の前端面に当接する当接面28が形成され、この当接面28には取付孔21と合致する取付孔29が設けられている。また、クロスメンバ1の両側近傍の内部にはブラケット30が固定され、このブラケット30にはクロスメンバ1の組付け時においてサイドレール5の上面に当接する当接面31が形成され、この当接面31には取付孔22に合致する取付孔32が設けられている。
【0012】
また、クロスメンバ1の中央部には凹部33が設けられ、凹部33には図略のボンネットキャッチが収納取付けられる。図2に示すようにボンネット34(2点鎖線で示す)はクロスメンバ1とカウルアッパパネル4との間に開閉自在に架設される。また、フロントバンパ14はクロスメンバ1の前方側にこれを覆って配設される。
【0013】
図2は以上の構造のクロスメンバ1を取付けた状態を示すものである。キャブの前部構造はクロスメンバ1を取付ける前に、図1に示すようにフロントウインドパネル6,カウルアッパパネル4,ダッシュパネル3,フェンダインナーパネル2,2等が相互に組付けられて固定される。また、これ等はフロアプレート15やサイドレール5,5側にそれぞれ固定される。以上の組付けが終了したら、クロスメンバ1が前方側からこれ等に取付けられる。クロスメンバ1はその組付け位置においてフェンダインナーパネル2,2のフランジ部17,18やサイドレール5,5の前端面にそのプレート面24,25や当接面28を当接せしめると共にブラケット30の当接面31をサイドレール5の上面に当接する。ここで取付孔19,20,21,22と取付孔26,27,29,32を合致させて両者間を締結することによりクロスメンバ1はサイドール5,5やフェンダインナーパネル2,2側に固く固定される。これにより高剛性のキャブ前部構造が形成される。
【0014】
以上により、比較的数の少ない部材により高剛性のキャブ前部構造を形成することができる。また、クロスメンバ1の組付けは比較的容易であり、作業コストの低減ができると共に、高精度組付けが可能になる。また、以上の説明においてクロスメンバ1を前記の構造としその取付構造も以上の説明のものとしたが、勿論これに限定するものではない。
【0015】
【発明の効果】
(1)本発明の請求項1のキャブ前部構造によれば、本発明は従来技術のように数多くの構成部材を用いず、単一のクロスメンバを用いてキャブの前部を高剛性体に形成することができ、更に構造のコンパクト化とコストの低減の効果を上げることができる。
(2)本発明の請求項2のキャブ前部構造によれば、ボンネットもコンパクト化され、かつキャブ前部構造体上に安定保持されることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキャブ前部構造の詳細構造を示す部分斜視図。
【図2】本発明のキャブ前部構造の組付け時の構造を示す側断面図。
【図3】本発明のキャブ前部構造を有するキャブの外観概要構造を示す模式図。
【図4】本発明のキャブ前部構造を有するキャブのエンジンルームやタイヤハウスまわりの概要構造を示す模式的断面図。
【図5】本発明のキャブ前部構造の主構成要素とその組付構造の概要を示す模式図。
【図6】従来のボンネット型キャブにおける前部構造の主要構成要素とその組付構造の概要を示す模式図。
【図7】従来のボンネット型キャブにおけるエンジンルームやタイヤハウスまわりの概要構造を示す模式的断面図。
【符号の説明】
1 クロスメンバ
2 フェンダインナーパネル
3 ダッシュパネル
4 カウルアッパパネル
5 サイドレール
6 フロントウインドパネル
7 フロントフェンダ
8 フロントタイヤ
9 エンジン
10 キャブ
11 エンジンルーム
12 キャブフロント部
13 ドア廻り部
14 フロントバンパ
15 フロアプレート
16 トンネル部
17 フランジ部
18 フランジ部
19 取付孔
20 取付孔
21 取付孔
22 取付孔
23 ランプボックス
24 プレート面
25 プレート面
26 取付孔
27 取付孔
28 当接面
29 取付孔
30 ブラケット
31 当接面
32 取付孔
33 凹部
34 ボンネット
40 フロントピラ

Claims (2)

  1. エンジンをキャブの前方側の下方に配置するキャブの前部構造であって、該前部構造は、フロントウインドパネルの下端側に配置されるカウルアッパパネルに上端側を固定し車両の進行方向と直交する方向に沿って配置されるダッシュパネルと、該ダッシュパネルの両側を支持すると共にフロントピラ側に基端側を固持され車両の前方方向に張り出して配設される左右のフェンダインナーパネルと、該フェンダインナーパネルの前端に架設されて固定されるクロスメンバと、前記フェンダインナーパネルと前記ダッシュパネルの下面が固定されキャブを支持するサイドレール上に略水平面に沿って敷設されるフロアプレートとを備えるものからなり、前記クロスメンバは、前記エンジンを挟みその前端部をキャブの前端側に臨まして配置される前記サイドレールの前端側にその一部を固着するものからなることを特徴とするキャブ前部構造。
  2. 前記クロスメンバと前記カウルアッパパネルとの間にエンジンルームを閉止するボンネットが開閉自在に架設されることを特徴とする請求項1に記載のキャブ前部構造。
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