JP3783421B2 - 自動二輪車のフロントカウリング - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、透明なウインドスクリーンを備えた自動二輪車のフロントカウリングに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7は、流線形のフロントカウリングを備えた自動二輪車の前頭部付近の縦断面図である。ここに示すように、フロントカウリング1は、前頭部に位置するフロントパネル2の上部に透明なウインドスクリーン3が6〜8個のスクリュー4で取着された構造である。フロントパネル2の先端には前照灯5が設置され、ウインドスクリーン3の内側にはメーター類6が配置され、前照灯5とメーター類6の間の空間Aに各種の電装配線等が配設される。
【0003】
そして、上記電装配線等が外部からウインドスクリーン3越しに見えることのないように遮蔽パネル7が設けられる。この遮蔽パネル7は、フロントカウリング1を支持する図示しないカウリングブレース等に取り付けられ、その下縁がクッション材(防振材)8を介してフロントパネル2に当接する。さらに、このようなフロントパネル2と遮蔽パネル7との継目(クッション材8)を隠蔽する目的で、ウインドスクリーン3の裏面側にBの範囲に亘ってブラックアウト部(非透明部)が形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のフロントカウリング1では、ウインドスクリーン3が6〜8個のスクリュー4によってフロントパネル2に締着されていたため、多数のスクリュー4が外部に露呈してしまい、これが自動二輪車の美的外観を大きく損なわせる原因になっていた。
【0005】
しかも、スクリュー4と共にナットやワッシャー等の部材が多数必要であることに加え、遮蔽パネル7がフロントパネル2とは別体の部品であり、クッション材8等の部材も必要であったため、フロントカウリング1回りの部品点数が多くて組立が困難であり、製造コストも高かった。
【0006】
そればかりか、フロントパネル2に対する遮蔽パネル7の相対位置がずれてしまう場合が多く、遮蔽パネル7が歪みやすくてやはり美的外観を損なわせる原因となっていた。
【0007】
一方、ウインドスクリーン3裏面側のブラックアウト部は、印刷塗装やマスキング塗装、あるいはフィルム貼着により形成されるが、いずれの場合もウインドスクリーン3の製造コストを高めてしまう。
【0008】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、ウインドスクリーンおよび遮蔽パネルを少ない部品点数で外観良く、かつ堅固にフロントパネルに固定可能にし、しかもウインドスクリーン回りの組立性を向上させ、製造コストを低減させることのできる自動二輪車のフロントカウリングを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る自動二輪車のフロントカウリングは、上述した課題を解決するために、請求項1に記載したように、フロントカウリングの上部にウインドスクリーンが配置され、このフロントカウリングの先端に前照灯が配置され、前記フロントカウリング上部のウインドスクリーン取付縁部が前記前照灯の上部を谷とした湾入形状に形成され、車体フレームの前頭部に設けられたカウリングブレースに締結されるフロントカウリングにて車体の前頭部が覆われる自動二輪車のフロントカウリングにおいて、車両側面視の状態で、前記ウインドスクリーンのサイドビューミラーの車両後方側が前記フロントカウリングのウインドスクリーン取付縁部よりも車両後方側に突出させた状態で固定され、前記ウインドスクリーンは、前記フロントカウリングのウインドスクリーン取付縁部の外縁より下側かつ裏面側に配置された差込スリットに、ウインドスクリーンの先端部に向って延設されるように造形された差込フランジが上方から差込まれて固定され、前記ウインドスクリーンの車両幅方向中央部且つ前記前照灯の上方位置が前記フロントカウリング側に設けられた凹部に差込まれて固定され、さらに、前記ウインドスクリーンの差込フランジがスクリューで前記フロントカウリングに固定されていることを特徴とするものである。
【0014】
請求項1に記載したように自動二輪車のフロントカウリングを構成すれば、ウインドスクリーンの固定に多数のスクリュー等を用いなくてもよく、非常に少ない部品点数でウインドスクリーンを固定でき、しかもスクリーン取付部材の固定部が外観的に見えないため、ウインドスクリーン回りの美的外観が大きく向上し、製造コストも低減される。
【0016】
また、自動二輪車のフロントカウリングは、ウインドスクリーンの両端部がフロントパネルにスクリュー締結されるため、ウインドスクリーンをフロントパネルに堅固に固定でき、しかもスクリューが外部に露呈するのは両端の2点だけなので外観の劣化も少ない。
【0017】
さらに、自動二輪車のフロントカウリングは、差込フランジに形成した突片を差込スリットに形成した凹部に差し込むことにより、ウインドスクリーンとフロントパネルの位置決めが容易に行え、ウインドスクリーン回りの組立性が向上する。
【0018】
また、自動二輪車のフロントカウリングは、位置決め手段によりスクリーン取付部材をフロントパネルのスクリーン取付縁部に精度良く容易に位置決めできるため、この点でもウインドスクリーン回りの組立性が向上する。
さらに、この自動二輪車のフロントカウリングは、ウインドスクリーンをフロントカウリングに精度よく容易に位置決め固定させることができ、ウインドスクリーン回りの組立性が向上する。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係るフロントカウリングが適用された自動二輪車の一例を示す前頭部の左側面図である。
【0020】
この自動二輪車1のフロントカウリング2は、車体の前頭部を覆う流線形に造形されており、正面に位置するフロントパネル3と、その左右両側に繋がる一対のサイドパネル4と、フロントパネル3の上部に繋がる透明なウインドスクリーン5を備えて構成されている。
【0021】
フロントパネル3は、図示しない車体フレームの前頭部に設けられたサブフレーム状のカウリングブレースにスクリュー締結され、フロントパネル3の先端には前照灯6が設置され、その左右両側に方向指示灯7やエアダクト8等が設置される。また、フロントパネル3上端の左右両側には一対のサイドビューミラー9が固定される。
【0022】
なお、図1中に符号11で示す部材はフロントフォークである。フロントフォーク11は図示しない車体フレームの前頭部に左右回動自在に軸支され、その下端に前輪12が支持され、上端にハンドルバー13が固定される。また、前輪12の上部を覆うフロントフェンダー14が設けられる。
【0023】
図2は、図1のII部付近を拡大した縦断面図である。ウインドスクリーン5の内側にはメーター類16が配置され、このメーター類16の上部を覆うようにして遮蔽パネル17が設置される。遮蔽パネル17の設置により、メーター類16および前照灯6の電装配線等が隠蔽されて透明なウインドスクリーン5越しに見えなくなり、外観の向上が図られる。なお、遮蔽パネル17の上縁部裏面側にはクッション材18が貼着されており、このクッション材18の介在によって遮蔽パネル17がメーター類16に直接触れることがないため、自動二輪車1の走行に伴う振動音の発生が防止される。
【0024】
図3は、フロントパネル3と遮蔽パネル17と左右一対で設けられるスクリーン取付部材20L,20Rを示した分解斜視図であり、図4(a) は図2のIVa 部を拡大して遮蔽パネル17の部分におけるフロントパネル3とウインドスクリーン5の接続部を示した縦断面図である。また、図4(b) は上記スクリーン取付部材20L,20Rの部分におけるフロントパネル3とウインドスクリーン5の接続部を示した縦断面図である。
【0025】
図2〜図4(a),(b)に示すように、フロントパネル3の上縁にはU字状に湾入するスクリーン取付縁部21が形成されており、このスクリーン取付縁部21の裏面側の車幅方向中央に遮蔽パネル17が固定され、遮蔽パネル17の左右両側にスクリーン取付部材20L,20Rが固定される。遮蔽パネル17は、左右のスクリーン取付部材20L,20Rの間に位置するもう1つのスクリーン取付部材として兼用されている。
また、遮蔽パネル17自体がスクリーン取付部材として兼用されるため、その分スクリーン取付部材の数量を減らすことができ、しかも遮蔽パネル17とフロントパネル3間のクッション材も廃止できるので、これらの点でもウインドスクリーン5回りの部品点数を減少できる。その上、遮蔽パネル17が予めフロントパネル3に固定されるので、遮蔽パネル17が歪みなく固定されて外観の劣化が回避され、ウインドスクリーン5の裏面側にクッション材隠蔽用のブラックアウト部を形成する必要もない。
【0026】
遮蔽パネル17と左右のスクリーン取付部材20L,20Rは、その固定部が外観的に見えないようにスクリーン取付縁部21の裏面側に固定される。例えば、遮蔽パネル17と左右のスクリーン取付部材20L,20Rには、それぞれ固定部としての溶着片22,23が設けられており、これらの溶着片22,23がスクリーン取付縁部21の裏面側に溶着されて固定されるが、その溶着位置はスクリーン取付縁部21の外縁よりも内側(下側)とされている。
【0027】
図3に示すように、スクリーン取付縁部21の裏面には複数の短いリブ25,26が突設されている一方、遮蔽パネル17の溶着片22と左右のスクリーン取付部材20L,20Rの溶着片23には、それぞれ上記リブ25,26に整合する複数のスリット状の切欠27,28が形成されている。これらのリブ25,26および切欠27,28は、請求項5に記載した位置決め手段の一例として設けられたものである。
【0028】
遮蔽パネル17をスクリーン取付縁部21の裏面に溶着する際には、遮蔽パネル17の切欠27をスクリーン取付縁部21裏面のリブ25に嵌合させれば遮蔽パネル17を位置決めできる。また、スクリーン取付部材20L,20Rを溶着する際には、その切欠28をスクリーン取付縁部21裏面のリブ26に嵌合させればスクリーン取付部材20L,20Rを位置決めできる。
【0029】
このようなリブ25,26および切欠27,28を設けたことにより、遮蔽パネル17およびスクリーン取付部材20L,20Rをスクリーン取付縁部21の裏面に精度良く容易に位置決めできるため、溶着作業が飛躍的に迅速化され、ウインドスクリーン5回りの組立性が大幅に向上する。
【0030】
ところで、遮蔽パネル17とスクリーン取付部材20L,20Rには段部31,32が形成されている。これらの段部31,32は、図4(a),(b) に示すように、溶着片22,23がスクリーン取付縁部21の裏面側に固着されてもスクリーン取付縁部21から浮いた状態を保ち、これによりスクリーン取付縁部21との間にポケット状の差込スリット33,34が形成される。
【0031】
一方、図5にも示すように、ウインドスクリーン5の下縁には一段低い段状に造形された差込フランジ36が形成されており、この差込フランジ36を上記差込スリット33,34に差し込むことによってウインドスクリーン5がフロントパネル3に固定される。
【0032】
また、フロントパネル3のスクリーン取付縁部21の両端付近にはスクリュー穴37が穿設されており、ウインドスクリーン5の差込フランジ36の両端付近にはスクリュー穴38が穿設されている(図3および図5参照)。差込フランジ36が差込スリット33,34に差し込まれると、上記2種のスクリュー穴37,38が整合し、これらのスクリュー穴37,38には外側からスクリュー39が挿通されて内側からナット40が締結される。
【0033】
このように、ウインドスクリーン5の差込フランジ36両端付近がスクリーン取付縁部21の両端付近にスクリュー39とナット40を用いて締結されると、差込フランジ36が差込スリット33,34から抜けることができなくなり、ウインドスクリーン5が堅固にフロントパネル3に固定される。
【0034】
ところで、差込フランジ36の途中には少なくとも1箇所の突片43が設けられる。この実施形態では、図5に示すように差込フランジ36の車幅方向中央部に突片43が設けられており、この突片43の位置に整合する凹部44が遮蔽パネル17の部分の差込スリット33(段部31)に形成されている。差込フランジ36の突片43を差込スリット33の凹部44に差し込むことにより、ウインドスクリーン5とフロントパネル3を容易に位置決めすることができ、ウインドスクリーン5回りの組立性が向上する。なお、突片43や凹部44を車幅方向中央に限らず他の位置に設けたり、1箇所に限らず複数設ける等してもよい。
【0035】
以上のように構成されたフロントカウリング2は、フロントパネル3のスクリーン取付縁部21と、その裏面側に固定される遮蔽パネル17(の段部31)および左右一対のスクリーン取付部材20L,20R(の段部32)との間に差込スリット33,34が形成され、この差込スリット33,34にウインドスクリーン5の差込フランジ36が差し込まれてウインドスクリーン5がフロントパネル3に固定される構造であるため、従来のように多数のスクリュー等を用いてウインドスクリーン5をフロントパネル3に締結しなくてもよく、非常に少ない部品点数でウインドスクリーン5を固定することができる。
【0036】
しかも、遮蔽パネル17およびスクリーン取付部材20L,20Rは、その固定部である溶着片22および溶着片23が外観的に見えないようにフロントパネル3の裏面側に固定されるため、スクリュー等の部品点数が少ないことと相俟ってウインドスクリーン5回りの美的外観を大きく向上させ、同時にフロントカウリング2の製造コストを低減させることができる。
【0037】
また、従来からウインドスクリーン5の内側に設けられていた遮蔽パネル17がスクリーン取付部材として兼用されているため、この位置に専用のスクリーン取付部材を付加する必要がないことと、遮蔽パネル17がフロントパネル3に直接固定されるので従来フロントパネル3と遮蔽パネル17の間に介装されていたクッション材を省くことができることから、部品点数を一層削減することができ、しかも上記クッション材隠蔽用のブラックアウト部をウインドスクリーン5の裏面側に形成する必要もないため、一層の製造コストダウンを図ることができる。
【0038】
その上、遮蔽パネル17が予めフロントパネル3に固定されてからフロントカウリング2が組み立てられるため、遮蔽パネル17を歪みなくフロントパネル3に固定でき、従来問題とされてきたフロントパネル3の歪みによる外観劣化を防止することができる。
【0039】
さらに、ウインドスクリーン5の左右両端がフロントパネル3にスクリュー39で締結される構造であるため、ウインドスクリーン5をフロントパネル3に堅固に固定できる。なお、この締結用のスクリュー39が外部に露呈するのは両端の2点だけであり、その近傍にはサイドビューミラー9固定用の台座41が形成されているため、図1に示すように、サイドビューミラー9の固定によってスクリュー39が目立たなくなり、外観劣化の懸念が少ない。
【0040】
ところで、遮蔽パネル17の溶着片22と左右のスクリーン取付部材20L,20Rの溶着片23は、必ずしも溶着によってフロントパネル3に固定しなければならないわけではなく、例えば接着によって固定してもよい。あるいは、図6に示すように、スクリーン取付縁部21の裏面側に突設した締結ボス46に、遮蔽パネル17や図示しないスクリーン取付部材に形成した締結片47をスクリュー48で締結するような固定構造にしてもよい。この場合も、固定部となる締結ボス46や締結片47、スクリュー48を外観的に見えない位置に設けなければならない。
【0041】
また、自動二輪車のフロントカウリング2は、ウインドスクリーン5の内側に設けられる遮蔽パネル17をスクリーン取付部材として兼用したため、ウインドスクリーン5回りの部品点数を一段と削減し、しかも遮蔽パネル17を歪みなくフロントパネル3に固定可能にして外観の劣化を回避させ、同時にウインドスクリーン5裏面側のブラックアウト部を廃止してフロントカウリング2の製造コストを低減させることができる。
【0042】
【発明の効果】
本発明に係る自動二輪車のフロントカウリングは、フロントパネルのスクリーン取付縁部の裏面側に、その固定部が外観的に見えないようにスクリーン取付部材を固定し、上記スクリーン取付縁部と上記スクリーン取付部材の段部との間に形成した差込スリットにウインドスクリーンの差込フランジを差し込んでウインドスクリーンをフロントパネルに固定したため、ウインドスクリーン回りの部品点数削減と美的外観の向上を図り、併せてフロントカウリングの製造コストを低減させることができる。
【0043】
また、本発明に係る自動二輪車のフロントカウリングは、前記スクリーン取付縁部の両端付近に前記差込フランジの両端付近をスクリュー締結したため、ウインドスクリーンをフロントパネルに堅固に固定でき、しかもスクリューが外部に露呈するのは両端の2点だけなので外観の劣化も少なく抑えられる。
【0044】
さらに、本発明に係る自動二輪車のフロントカウリングは、前記差込フランジの少なくとも1箇所に突片を設け、この突片の位置に整合する凹部を前記差込スリットに形成したので、ウインドスクリーンとフロントパネルの位置決めを容易にしてウインドスクリーン回りの組立性を向上させることができる。
【0045】
また、本発明に係る自動二輪車のフロントカウリングは、前記スクリーン取付縁部の裏面と前記スクリーン取付部材とに位置決め手段を設けたため、スクリーン取付部材をスクリーン取付縁部に精度良く容易に位置決め可能にしてウインドスクリーン回りの組立性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフロントカウリングが適用された自動二輪車の一例を示す前頭部の左側面図。
【図2】図1のII部付近を拡大した縦断面図。
【図3】フロントパネルと遮蔽パネルと左右一対で設けられるスクリーン取付部材を示した分解斜視図。
【図4】本発明の一実施形態を示す図であり、 (a)は図2のIVa 部を拡大して遮蔽パネルの部分におけるフロントパネルとウインドスクリーンの接続部を示した縦断面図、 (b)はスクリーン取付部材の部分におけるフロントパネルとウインドスクリーンの接続部を示した縦断面図。
【図5】フロントパネルにウインドスクリーンが取り付けられる状態を示した斜視図。
【図6】フロントパネルと遮蔽パネルの別な固定構造を示した縦断面図。
【図7】従来の技術を示すフロントカウリング前頭部付近の縦断面図。
【符号の説明】
1 自動二輪車
2 フロントカウリング
3 フロントパネル
5 ウインドスクリーン
17 スクリーン取付部材として兼用される遮蔽パネル
20L,20R スクリーン取付部材
21 スクリーン取付縁部
22,23 スクリーン取付部材の固定部となる溶着片
25,26 位置決め手段の一例であるリブ
27,28 位置決め手段の一例である切欠
31,32 段部
33,34 差込スリット
36 差込フランジ
43 突片
44 凹部
Claims (1)
- フロントカウリングの上部にウインドスクリーンが配置され、このフロントカウリングの先端に前照灯が配置され、前記フロントカウリング上部のウインドスクリーン取付縁部が前記前照灯の上部を谷とした湾入形状に形成され、車体フレームの前頭部に設けられたカウリングブレースに締結されるフロントカウリングにて車体の前頭部が覆われる自動二輪車のフロントカウリングにおいて、
車両側面視の状態で、前記ウインドスクリーンのサイドビューミラーの車両後方側が前記フロントカウリングのウインドスクリーン取付縁部よりも車両後方側に突出させた状態で固定され、
前記ウインドスクリーンは、前記フロントカウリングのウインドスクリーン取付縁部の外縁より下側かつ裏面側に配置された差込スリットに、ウインドスクリーンの先端部に向って延設されるように造形された差込フランジが上方から差込まれて固定され、
前記ウインドスクリーンの車両幅方向中央部且つ前記前照灯の上方位置が前記フロントカウリング側に設けられた凹部に差込まれて固定され、さらに、
前記ウインドスクリーンの差込フランジがスクリューで前記フロントカウリングに固定されていることを特徴とする自動二輪車のフロントカウリング。
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