JP6331120B2 - 車体側部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車体側部構造に関し、詳しくは、車体側下部に車両前後方向に延設されているサイドシルの外側面をサイドシルガーニッシュで覆うようにした車体側部構造に関する。
一般に、自動車の車体側下部には、車体の骨格をなすサイドシルが両側に配設されており、該サイドシルの外側面には、車体側下部の意匠向上のため、サイドシルガーニッシュが取り付けられている。
特許文献1には、このようなサイドシルにサイドシルガーニッシュを取付けた構造が開示されている。この文献に示されたサイドシルは、レインフォーメントを備えたものとなっている。
特開2010−12886号公報
従来より、サイドシルは、車両を軽量かつコンパクトにするために、できるだけ車両の内側に設置したい一方で、意匠上の理由から、サイドシルはできるだけ外側に張り出させたいという要求がある。
通常、サイドシルガーニッシュは、樹脂製であり、直接サイドシルに取り付けられるが、該サイドシルガーニッシュが車幅方向に大きな寸法で形成されている場合には、該サイドシルガーニッシュ自体の断面形状を保持する剛性(以下、保持剛性という。)を確保することが難しかった。
また、車両の空力性能の向上を図るため、サイドシルガーニッシュの下端部下面はできるだけ路面に近く設定することが望ましい。
従来は、サイドシルガーニッシュをサイドシルに取り付ける際に、固定点においてサイドシルガーニッシュの下端部をサイドシルにまで持ち上げる構造を設けて固定するようにしていたため、該サイドシルガーニッシュの下端部下面に凸凹が生じることが多かった。このようにサイドシルガーニッシュの下端部下面に凸凹が生じると、下面に沿う空気流れに乱れが生じやすくなるため、空力性能が悪化する欠点があった。
一方、車両の軽量化の観点からは、車体骨格のサイドシルの断面はできるだけ小さくしたい。しかし、この場合には車体骨格のサイドシルと路面との距離が大きくなり、空力性能が悪化する不具合があった。
特許文献1に記載の構造では、レインフォーメントによってサイドシル自体の強度を増すことができるので、サイドシルを小型に形成し軽量化することは可能である。しかしながら、サイドシルガーニッシュの保持剛性を高めるような構成はないため、意匠上の理由で外側に張り出させるような形状とすることはできなかった。また、サイドシルガーニッシュまわりにおける上記したような空力性能を向上させることもできなかった。
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、サイドシルガーニッシュの保持剛性を確保すことができるとともに、車体下面における空力性能を向上させることができ、加えて、サイドシルガーニッシュにおけるデザインの自由度を向上させることができる車体側部構造を提供することにある。
本発明では、上記課題を解決するため、車体側面下部に車両前後方向に延設されたサイドシルにサイドシルガーニッシュを取り付けた車体側部構造において、上記サイドシルの外側面と下面を連続的に覆うことができように形成したブラケットを上記サイドシルの外側面に配設し、該ブラケットに上記サイドシルガーニッシュを取り付けた構成としている。
また、本発明では、上記ブラケットは、車体上下方向に延びる縦壁面部と、該縦壁面部の下端から車体内側方向へ延びる底面部とを備え、上記サイドシルの外側面とその下面に対応して、上記縦壁面部と上記底面部とによって断面略L字形状を成すように上記ブラケットを形成した構成としている。
さらに、本発明では、上記ブラケットの縦壁面部の上端に車体外側方向に延びる上方支持部を設けるとともに、上記ブラケットの底面部の下方に下方支持部を設け、他方、上記サイドシルガーニッシュの上端に車体内側方向へ延びる上方延設部を設けるとともに、上記サイドシルガーニッシュの下端に車体内側方向へ延びる下方支持部を設け、上記サイドシルガーニッシュの下方延設部を上記ブラケットの下方支持部に固定する一方、上記サイドシルガーニッシュの上方延設部を上記ブラケットの上方支持部に重なるように載置させた構成としている。
さらにまた、本発明では、上記ブラケットの下方支持部の下面を、上記サイドシルの下部フランジよりも下方に位置させた構成としている。
上述の如く、本発明に係る車体側部構造によれば、車体側面下部に車両前後方向に延設されたサイドシルにサイドシルガーニッシュを取り付けた車体側部構造において、上記サイドシルの外側面と下面を連続的に覆うことができように形成したブラケットを上記サイドシルの外側面に配設し、該ブラケットに上記サイドシルガーニッシュを取り付けた構成としているので、上記サイドシルの断面を必要最小限に形成した場合でも、上記ブラケットの大きさに対応して上記サイドシルガーニッシュをその意匠面上必要なだけ大きく設定することができるとともに、少なくとも上記サイドシルの断面を小さくした分だけ車体の軽量化を図ることができる。
さらに、本発明に係る車体側部構造によれば、上記ブラケットは、車体上下方向に延びる縦壁面部と、該縦壁面部の下端から車体内側方向へ延びる底面部とを備え、上記サイドシルの外側面とその下面に対応して、上記縦壁面部と上記底面部とによって断面略L字形状を成すように上記ブラケットを形成した構成としているので、略L字形状故に上記ブラケット自体の強度・剛性を向上させることができる。しかも、その断面略L字の開きと上記サイドシルの外側面と下面の開きをほぼ合わせることにより、上記ブラケットの上記サイドシルに対する位置合わせを容易に行うことができる。これにより、上記ブラケットの上記サイドシルへの固定が簡単かつ迅速に行うことができ、上記サイドシルガーニッシュの組付け時の作業性を向上させることができる。
また、本発明に係る車体側部構造によれば、上記ブラケットの縦壁面部の上端に車体外側方向に延びる上方支持部を設けるとともに、上記ブラケットの底面部の下方に下方支持部を設け、他方、上記サイドシルガーニッシュの上端に車体内側方向へ延びる上方延設部を設けるとともに、上記サイドシルガーニッシュの下端に車体内側方向へ延びる下方支持部を設け、上記サイドシルガーニッシュの下方延設部を上記ブラケットの下方支持部に固定する一方、上記サイドシルガーニッシュの上方延設部を上記ブラケットの上方支持部に載置させた構成としているので、次のような効果が得られる。
すなわち、上記サイドシルガーニッシュの下方延設部の固定だけで該サイドシルガーニッシュを取り付けることができることから、組付工数削減による作業性の向上を図ることができる。しかも、上記サイドシルガーニッシュの変形(熱変形や製造時の誤差による変形)による歪みをフリーになっているその上方延設部で吸収することができるので、ドアや車体との見切りが悪化するのを防ぐことができる。さらに、上記サイドシルガーニッシュに外力が働いた際には、その上方延設部がフリーで車両内側に移動して外力による歪を一時的に吸収することができることから、該サイドシルガーニッシュを破損しにくくすることができる。
また、上記ブラケットの車体外側方向に延びる上方支持部によって上記サイドシルガーニッシュの下方向の変形移動を車幅方向に渡って支えることができるので、上記ブラケットに上記サイドシルガーニッシュの骨格としての作用を期待できる。このため、上記サイドシルガーニッシュ自体を肉薄化・軽量化することができ、かつその保持剛性を確保することができる。したがって、上記サイドシルの断面を小さく設定した場合でも、上記サイドシルガーニッシュを車幅方向に大きな寸法で形成することができるとともに、上記サイドシルガーニッシュが変形するのを防止することができる。
さらに、本発明に係る車体側部構造によれば、上記ブラケットの下方支持部の下面を、上記サイドシルの下部フランジよりも下方に位置させた構成とすることが可能となるので、上記サイドシルガーニッシュの下端部を可能な限り低い位置で固定することができ、しかも、上記サイドシルガーニッシュの下方延設部を路面に可及的に近づけることができ、これにより、車体下方における空力性能を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る車体側部構造が適用された車両をその側方から見た正面図である。 本発明の実施形態に係る車体側部構造が適用された車両をその下方から見た底面図である。 本発明の実施形態に係る車体側部構造が適用された車体側部の要部を斜め下方から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係る車体側部構造が適用された車体側部の要部を示すもので、サイドシルガーニッシュをサイドシルから取り外した状態を示す分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る車体側部構造が適用された車体側部の要部を示すもので、サイドシルガーニッシュを車体から取り除いた状態を示す斜視図である。 図1におけるA−A線断面図である。 本発明の実施形態に係る車体側部構造で採用するブラケットを示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る車体側部構造で採用するブラケットを示す側面図である。 本発明の実施形態に係る車体側部構造で採用するブラケットを示す背面図である。
以下、本発明に係る車体側部構造の実施の形態について、図1〜図9を参照しながら詳細に説明する。なお、説明の便宜上、本実施形態については車両右側の構造について説明するが、車両左側の構造(図示省略)については、各構成要素の形状が線対称であることから、各構成要素を置き換えて理解でき、したがって、車両左側の構造については説明を省略し、車両右側の構造についての説明を援用する。
図1ないし図6に示すように、本実施形態に係る車両1は、その両側の車体側下部2,2(片方のみ図示)に、車体の骨格をなし、車両の前後方向に延設されたサイドシル3,3を備えている。サイドシル3は、車両1のフロントドア4およびリヤドア5の下方に位置し、車体の両側部における剛性を維持するものである。本実施形態では、まず、サイドシル3に樹脂製のブラケット6が配設され、その後、ブラケット6に樹脂製のサイドシルガーニッシュ8が取り付けられるようになっている(図3および図6参照)。すなわち、ブラケット6は、車両1の側方からねじ7を用いてサイドシル3の外側面3aに配設される。他方、サイドシルガーニッシュ8は、車体側方側からサイドシル3の外側面3aと下面3bを覆うようにブラケット6に取り付けられている。
ここで、図2〜図4において、4aはフロントドア開口部、5aはリヤドア開口部、9はフロアパネル、図5において、10はネジ7が締結されるナット、11はワッシャである。
次に、ブラケット6とサイドシルガーニッシュ8について詳しく説明する。
ブラケット6は、図7〜図9に示すように、車体上下方向に延びる縦壁面部6aと、該縦壁面部の下端から車体内側方向へ延びる底面部6bとを備え、サイドシル3の外側面3aとその下面3bに対応して、その縦壁面部6aと底面部6bとによって断面略L字形状を成すように形成されている。なお、反対側のサイドシル(図示せず)に配設されたブラケット(図示せず)の場合は断面略逆L字形状を成すように形成されれば良い。さらに、ブラケット6の縦壁面部6aの上端には車体外側方向に延びる上方支持部6cが設けられ、底面部6bの下方には下方支持部6dが設けられている。ブラケット6の上方支持部6cの上面と下方支持部6dの下面は、略平坦に形成されている。ブラケット6の縦壁面部6aにはブラケット6にネジ7を挿通するための孔6eが設けられ、下方延設部6dには後述する固定具12を挿入するための孔6fが設けられている。孔6eは、縦壁面部6aに周囲よりも少し高く形成された段6g上に形成されている。段6gは孔周辺の強度向上等のために設けられたものであり、必要に応じて設ければ良い。図9に示すように、ブラケット6に孔6eが3個設けられた場合は、その両端に位置する孔6eは、ブラケット6とサイドシル3との取付調整が容易になるように、横に少し長めに形成されるのが好ましい。また、上方支持部6cの面上には複数の突条6hが突設されているが、これらの突条6hも上方延設部6cの強度向上等のために設けられたものであり、必要に応じて設ければ良い。なお、図4および図5に描かれたブラケット6は、それぞれ大きさが異なるように形成されているが、要は、上記のように、縦壁面部6aと底面部6b、上方支持部6c、下方支持部6dが設けられていれば良く、大きさはとくに限定されない。
他方、サイドシルガーニッシュ8は、意匠面を成す断面湾曲状の本体部8aと、該本体部8aの上端から車体内方へ延びる略平坦状の上方延設部8bと、該本体部8aの下端から車体内方へ延びる略平坦状の下方延設部8c等とを備えた構成となっている。サイドシルガーニッシュ8は、その下方延設部8cがブラケット6の下方支持部6dの下面側に適宜な固定具(例えば、樹脂製のいわゆるスピードナット等)12を用いて固定され、他方、その上方延設部8bがブラケット6の上方支持部6cの上面に固定されず重なるように載置されている(図6参照)。図6において、8dは、ブラケット6の下方支持部6dに設けた孔6fに対応してサイドシルガーニッシュ8の下方延設部8cに設けられたもので、固定具12を挿入するための孔、13は固定具12の抜け止め用留め具である。
上述した構成から明らかなように、本実施形態によれは、車体側方への張り出すブラケット6の上方支持部6cにより、サイドシルガーニッシュ8を車体上下方向かつ車幅方向に渡って支えることができる。これにより、ブラケット6はサイドシルガーニッシュ8の骨格として作用することができる。このため、サイドシルガーニッシュ8自体を肉薄化しつつもその保持剛性を確保することができ、該サイドシルガーニッシュ8の外力等による変形を抑えることができ、しかも、その軽量化も可能となる。そのため、サイドシルガーニッシュ8がサイドシル3から車両横方向に大きな寸法で形成されたとしても、十分な保持剛性を確保することができる。
また、ブラケット6をサイドシル3とサイドシルガーニッシュ8との間に介在させるようにしたことで、サイドシル3をできるだけ車体内側へ設置することができるようになるとともに、その断面を可及的に小さく形成できるようになり、さらには、サイドシルガーニッシュ8を車幅方向に大きな寸法で形成することができるようになる。このため、サイドシル3の断面を小さく形成した場合でも、サイドシルガーニッシュ8を意匠上必要なだけ車両外側に大きく張り出すように設定することができ、意匠性を犠牲にせずに車体の軽量化を図る上でも有利である。
さらに、ブラケット6を断面略L字形状に形成したことで(図6〜図9参照)、該ブラケット6自体の強度・剛性を向上させることができる。また、ブラケット6の断面略L字形状の開きを、サイドシル3の外側面3aと下面3bとで成す開きに合わせたことにより、該ブラケットのサイドシル3に対する位置合わせが容易になる。これ故に、ブラケット6のサイドシル3への固定作業を簡単かつ迅速に行えるようになることから、サイドシルガーニッシュ8の組付作業性を向上させることができる。加えて、ブラケット6の上方支持部6cの車体側方への張り出しにより、サイドシルガーニッシュ8にステーなどを設けることなくその保持剛性を増すことができるので、その構造を簡略化でき、生産性を向上させることができる。
しかも、サイドシルガーニッシュ8の下方延設部8cだけをブラケット6に固定し、その下方延設部8cだけでサイドシルガーニッシュ8を支えるようにしたので(図6参照)、組付工数削減による作業性の向上を図ることができる。さらに、サイドシルガーニッシュ8の変形(熱変形や製造時の誤差による変形)による歪みをフリーになっている上方延設部8bで吸収することができるので、ドア4,5や車体との見切りが悪化するのを防ぐことができる。しかも、サイドシルガーニッシュ8に外力が働いた際には、その上方延設部8bがフリーで車両内側に移動して歪を一時的に吸収することができるため、該サイドシルガーニッシュ8を破損しにくくすることができる。
さらに、本実施形態では、サイドシル3の上部フランジ部3cから外側面3aの上部にかけて板金部材14を溶着等により取り付けている(図6参照)。板金部材14は、車体外方に張り出すように、断面略U字形状に形成されたもので、サイドシル3との間で閉断面Sを形成している。これにより、板金部材14とブラケット6の上方支持部6cとの間には隙間Gが形成される。この隙間Gにサイドシルガーニッシュ8の上方延設部8bを差し込むことで、該上方延設部8bが挟持される。これにより、サイドシルガーニッシュ8の上方延設部8bは、その上下方向および車体内側方向への移動が規制され、ドア4,5を閉めた際には該ドアによってサイドシルガーニッシュ8の上方延設部8bの車体外側方向への移動が規制される。また、通常サイドシル3の断面を最小限とすると該サイドシル3が踏まれた際の剛性・強度は小さくなるが、本実施形態のように板金部材14を用いて閉断面Sを上部外側に追加することによってサイドシル3自体の剛性・強度を向上させることができる。したがって、サイドシル3の断面を小さく形成した場合でも、踏まれた際の変形を防止することができる。
また、本実施形態では、ブラケット6の下方支持部6dをサイドシル3の下部フランジ部3dよりも下方まで伸ばして、該下方支持部6dの底面をサイドシル3の下部フランジ部3dよりも下方に位置させるようにしている(図6参照)。すなわち、サイドシルガーニッシュ8の下方延設部8cの上面(ブラケット6との取り付け面)をサイドシル3の下部フランジ部3dの下端よりも距離tだけ下方に位置させている。距離tは、サイドシルガーニッシュ8の車体上下方向の長さを考慮して適宜決定されるもので、とくに限定されない。これにより、サイドシルガーニッシュ8の下方延設部8cを可能な限り低い位置に固定することができるため、サイドシルガーニッシュ8の下方延設部8cを路面に可及的に近づけることができ、車体下面における空力性能を向上させることができる。
さらに、本実施形態では、サイドシル3の路面からの高さに応じて車体上下方向の長さの異なるブラケット6を用意するだけで、サイドシルガーニッシュ8の下方延設部8cにおけるブラケット6との取り付け面を一定の平坦面にそろえることができる。これにより、サイドシルガーニッシュ8の下方延設部8cに凸凹が生じることも無くなり、凸凹形状に起因する空力性能の悪化を無くすことができる。
さらにまた、サイドシルガーニッシュ8をブラケット6を介してサイドシル3に取り付けるようにしたので、サイドシルガーニッシュ8の下方延設部8cをサイドシル3の下部フランジ部3dよりも下方に位置させることができ、これにより、サイドシル3におけるフランジ面や溶接跡を覆うことができ、見た目をよくすることができる。
上述の実施形態では、樹脂製のブラケット6を採用したが、本発明はこれに限らず、金属製のブラケット6であってももちろん良く、要は、サイドシルガーニッシュ8を支えるに十分な強度を有するように形成されれば、いかなる材料を用いて形成したものでも良い。
また、上記実施形態では、ブラケット6を断面略L字形状に形成したが、本発明ではこれに限らず、とくに形状は限定されず、要は、サイドシル3の外側面3aとその下面3bを覆うことができる形状であれば良い。なお、上記断面略L字形状は、車体右側のサイドシル3に配設されたブラケット6に適用した場合であり、車体左側のサイドシル(図示せず)に配設されたブラケット(図示せず)に適用する場合は、その線対称故に断面略逆L字形状に読み替えれば良い。
以上、本発明の実施の形態につき述べたが、本発明は既述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。
1 車両
2 車体側部
3 サイドシル
3a 外側面
3b 下面
3c 上部フランジ部
3d 下部フランジ部
4 フロントドア
4a フロントドア開口部
5 リヤドア
5a リヤドア開口部
6 ブラケット
6a 縦壁面部
6b 底面部
6c 上方支持部
6d 下方支持部
6e,6f 孔
6g 段
6h 突条
7 ねじ
8 サイドシルガーニッシュ
8a 本体部
8b 上方延設部
8c 下方延設部
8d 孔
9 フロアパネル
10 ナット
11 ワッシャ
12 固定具
13 留め具
14 板金部材
G 隙間
S 閉断面

Claims (3)

  1. 車幅方向内側と外側の部材を上部フランジ部および下部フランジ部で結合して閉断面形状にサイドシルを構成し、上記外側の部材は、その車幅方向外側に面した外側面と、該外側面の上下に設けられた上面および下面を有し、上記サイドシルを車体側面下部に車両前後方向に延設し、上記サイドシルにサイドシルガーニッシュをブラケットを介して取り付けた車体側部構造において、
    上記ブラケットは、車体上下方向に延びる縦壁面部と、該縦壁面部の下端から車体内側方向へ延びる底面部とを備え、上記サイドシルの外側面とその下面に対応して、上記縦壁面部と上記底面部とによって断面略L字形状に形成したものであり、
    上記ブラケットの縦壁面部と底面部は、上記サイドシルの外側面とその下面に対応して、開きを合わせて位置合わせされ、
    上記ブラケットの縦壁面部を上記サイドシルの外側面に結合し、もって、上記ブラケットの上記縦壁面部と上記底面部とにより上記サイドシルの外側面と下面を連続的に覆うようにし
    上記ブラケットの底面部の下方に下方支持部を設けるとともに、上記サイドシルガーニッシュの下端に車体内側方向へ延びる下方延設部を設け、上記ブラケットの下方支持部に上記サイドシルガーニッシュの下方延設部を上下方向の固定具を用いて固定したことを特徴とする車体側部構造。
  2. 上記ブラケットの縦壁面部の上端に車体外側方向に延びる上方支持部を設けるとともに、上記サイドシルガーニッシュの上端に車体内側方向へ延びる上方延設部を設け、上記サイドシルガーニッシュの上方延設部を上記ブラケットの上方支持部に重なるように載置させたことを特徴とする請求項1に記載の車体側部構造。
  3. 上記ブラケットの下方支持部の下面を、上記サイドシルの下部フランジよりも下方に位置させたことを特徴とする請求項1または2に記載の車体側部構造。
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