JP3724853B2 - 跳上げ椅子における座の自動起立装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、学校、映画館、劇場、講堂等に設置される跳上げ椅子における座の自動起立装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来は、支脚から前方に延設した支持枠体に対し座体の支承枠体を支軸を中心として回動自在に取り着ける様にした椅子に於て、支持枠体の先端側内側面には座支承枠体側の半環状***部と接触する環状***部を形設し、その後部にピン形ストツパーを突設しこの環状***部の内側中心位置には回動支軸を突設すると共に該支軸に捲装するコイル状スプリングの一端を挿入係着する孔を設け、更にこの支持枠体の後部内側面にストツパーを突設する、一方これと対接する座体支承枠体は後部上面に前記ストツパーと係合する凹部を形設し、その回動位置の外周には半環状***部を内方に膨出形成し且つ回動中心位置に先記支軸の先端を嵌合する筒部を設けると共に、ストツパーの緩衝筒体を嵌装させる半円弧状の孔及びコイル状スプリングの他端を挿入係着する孔を設けるものとなし、この支持枠体と座体支承枠体との間に支軸及びコイル状スプリング等を介装して構成した連結机椅子等における座体の自動起立装置(実公昭57−22860号公報参照)が存在している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の連結机椅子等における座体の自動起立装置は、座体をスプリング圧に抗して水平状態に倒し座ることができるとともに、座体から離れると自動的に座体が起立して収納状態にすることができるもので、とくに、座体が自動的に起立する際に、例えば連結机椅子等では後方の背体に座体が衝合して騒音を発生したりすることのないよう一定位置に確実に静止させることができ、堅牢構造にして簡単な構造にすることができ、安価にして製作しやすく好適に実施できるものであるとしている。しかし、騒音発生を解消するために、座体を水平状態にする際の、ストッパと緩衝筒体及び、起立状態にする際のストッパと緩衝筒体を各々設けなければならなく、結果的に構成が複雑で製作が困難であり、コストアップになってしまうという問題があった。
【0004】
本発明は、これらの事情に鑑み、従来の水平、起立状態に対する各々のストッパと緩衝筒体を別個に設けた複雑な構成を回避して、環状支持体に工夫をし、緩衝用の扇形状ゴム体を組み込んで衝撃吸収と騒音防止を兼ねた跳上げ椅子における座の自動起立装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するために、脚柱に延設した支持枠体に対して座体の支承ブラケットを、固定支軸を中心として回動自在に取り付けるようにした跳上げ椅子において、支持枠体の内側面には、環状支持体を固設し、この環状支持体7の下端部に一体的に跳上げ用スプリングの一端が挿入係着できる係合孔を設け、さらに環状支持体は、中心に固定支軸が設けられ、この固定支軸を挟むように仕切壁を一体的に形成し、この両仕切壁を挟むように扇形状ゴム体を固設したものである。前記環状支持体に設けた固定支軸に座体の支承ブラケットを係合する。該座体支承ブラケットには組み立てた際、後部に前記環状支持体の仕切壁をまたいで係合するように左右に扇形状突起部を設け、さらにこの座体支承ブラケットの後部の扇形状突起部を、前記環状支持体の仕切壁を挟むように設けた扇形状ゴム体のどちらかに当接するように係合させ、跳上げ用スプリングの一端を環状支持体の係合孔に挿入係着し、他端を座体支承ブラケットのコーナー部に係合させ、該跳上げ用スプリングを介装して、座体支承ブラケットと環状支持体を固定支軸ねじで固定するという技術手段を採用した。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明は、座体3を取り付けた支承ブラケット4と脚柱1に設けた支持枠体2との関連構成を、支承ブラケット4には、扇形状突起部6を、支持枠体2には環状支持体7に固定支軸9とこの固定支軸9を挟むように両側に仕切壁10を一体的に形成し、さらに跳上げ用スプリング13を挿入係止する係合孔8を設け、しかも、両仕切壁10を挟むように扇形状ゴム体11、12を固着し、この扇形状ゴム体11、12を固着した環状支持体7に支承ブラケット4を嵌めて係合させ、跳上げ用スプリング13を介装して固定支軸ねじ5で固定して完成される、跳上げ椅子における座の自動起立装置である。
【0007】
【実施例】
次に本発明の一実施例を添付図面で詳細に説明する。
図1は、本発明の跳上げ椅子における座の自動起立装置の要部を示す斜視図、図2は、跳上げ椅子における座の自動起立装置の要部を分解して示す分解斜視図、図3は、座体が跳上がった状態を示す緩衝用の扇形状ゴム体と、環状支持体の扇形状突起部の位置関係を示す正面図、図4は同じく、座体に人が座った状態を示す緩衝用の扇形状ゴム体と環状支持体の扇形状突起部の位置関係を示す正面図である。
【0008】
以下、本発明の一実施例について詳細に説明する。
脚柱1に固設される支持枠体2には、中心に固定支軸9を設け、この固定支軸9を挟むように仕切壁10を介装した環状支持体7を固設し、さらにこの環状支持体7に一体的に、跳上げ用スプリング13の一端を挿入係着できる係合孔8を備えた突出部を形成してある。そして、この左右の仕切壁10を挟むように緩衝用の扇形状ゴム体11、12を固設したものである。
【0009】
また、座体3を支持する支承ブラケット4は、略L字形に折り曲げ、一辺に座体取付けねじ15で座体3を固定するものである。そして他辺の後部に固定支軸ねじ5を挟むように扇形状突起部6を対称的に図示(図2、図3、図4を参照)したように固設し、この扇形状突起部6が環状支持体7の扇形状ゴム体11、12のどちらかに当接するように組み合わせ係合し、跳上げ用スプリング13を図1に示すように、一端は環状支持体7の係合孔8に挿入係着し、他端は支承ブラケット4の折り曲げ角部に押し付けられるように配設し、この跳上げ用スプリング13を介装して固定支軸ねじ5で、固定支軸9のねじ孔に螺着固定するものである。
【0010】
このように構成することにより、常時は跳上げ用スプリング13の弾性力で図3に示すような扇形状突起部6が緩衝用の扇形状ゴム体11、12と接した状態で起立状態(跳上がった状態)になる。次に、人が座るために座体3を押し下げて水平状態(人が座った状態)にすると、跳上げ用スプリング13の弾性力に抗して、しかも扇形状突起部6が緩衝用の扇形状ゴム体11、12と接した状態で騒音、衝撃を吸収して安定状態にするものである。
【0011】
【発明の効果】
本発明は以上の構成に基づいて、次の効果を得ることができる。
(1)水平、起立状態を行う際の衝撃吸収と騒音防止を簡単な構成で可能にしたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1実施例である跳上げ椅子における座の自動起立装置の要部を示す斜視図である。
【図2】 前記実施例のにおける跳上げ椅子における座の自動起立装置を分解して示す分解斜視図である。
【図3】 前記実施例における座が跳上がった状態を示す要部正面図である。
【図4】 前記実施例における座に人が座った水平状態を示す要部正面図である。
【符号の説明】
1・・・・脚柱 2・・・・支持枠体
3・・・・座体 4・・・・支承ブラケット
5・・・・固定支軸ねじ 6・・・・扇形状突起部
7・・・・環状支持体 8・・・・係合孔
9・・・・固定支軸 10・・・・仕切壁
11、12・・・・扇形状ゴム体 13・・・・跳上げ用スプリング
14・・・・コーナー部 15・・・・座体取付けねじ
Claims (1)
- 脚柱1に延設した支持枠体2に対して座体3の支承ブラケット4を、固定支軸9を中心として回動自在に取り付けるようにした跳上げ椅子において、支持枠体2の内側面には、環状支持体7を固設し、この環状支持体7の下端部に一体的に跳上げ用スプリング13の一端が挿入係着できる係合孔8を設け、さらに環状支持体7は、中心に固定支軸9が設けられ、この固定支軸9を挟むように仕切壁10を一体的に形成し、この両仕切壁10を挟むように扇形状ゴム体11、12を固設したものである。前記環状支持体7に設けた固定支軸9に座体3の支承ブラケット4を係合する。該座体支承ブラケット4には組み立てた際、後部に前記環状支持体7の仕切壁10をまたいで係合するように左右に扇形状突起部6を設け、さらにこの座体支承ブラケット4の後部の扇形状突起部6を、前記環状支持体7の仕切壁10を挟むように設けた扇形状ゴム体11、12のどちらかに当接するように係合させ、跳上げ用スプリング13の一端を環状支持体7の係合孔8に挿入係着し、他端を座体支承ブラケット4のコーナー部14に係合させ、該跳上げ用スプリング13を介装して、座体支承ブラケット4と環状支持体7を固定支軸ねじ5で固定したことを特徴とする跳上げ椅子における座の自動起立装置。
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- 1995-08-28 JP JP24254695A patent/JP3724853B2/ja not_active Expired - Fee Related
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