JPH0439722Y2 - - Google Patents

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JPH0439722Y2
JPH0439722Y2 JP1987063893U JP6389387U JPH0439722Y2 JP H0439722 Y2 JPH0439722 Y2 JP H0439722Y2 JP 1987063893 U JP1987063893 U JP 1987063893U JP 6389387 U JP6389387 U JP 6389387U JP H0439722 Y2 JPH0439722 Y2 JP H0439722Y2
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JP
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seat
fixed shaft
link
coil spring
fixed
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JP1987063893U
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JPS63169951U (ja
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  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、劇場、体育館、競技場などの観覧席
として使用され、座部が不使用時に上方に回動す
る椅子に関する。
[従来の技術] 劇場等の床に連結固定された椅子は、一般に、
不使用時、通路の確保や清掃のためにその座部が
上方にはね上がるように回動する構造である。し
かし、このような座部が回動する椅子は、使用者
が腰を上げる度に座部が上方に回動し、また着席
する際には手で座部を押えながら座る必要があ
り、使用者によつては不便なものであつた。
[考案が解決しようとする問題点] そこで、従来、座部を使用位置に回動させれば
その着座位置に座部が保持され、座部を手などで
少し持ち上げれば自動的に上方に回動する椅子が
実公昭46−35391号公報で提案された。
しかし、この椅子は座部がコイルばねの付勢力
により上方にはね上がるように回動した時、スト
ツパ或いは背板に座部が衝突し、衝撃音を発する
問題があつた。
また、この従来の椅子は、座部がばねの力で上
方につまり起立状態に回動したとき、ほぼ垂直位
置で静止するため、通路を広く形成する点では良
いが、使用者が一旦起立し再び着座する際には、
座部の先端を腰で押し下げて回動させようとして
も座部は回動せず、座部を手で持つて着座位置に
回動させなければならず、使用しにくい問題があ
つた。
本考案は、上記の問題点を解決するためになさ
れたもので、座部を着座位置に保持でき、座部を
ばねによつて起立位置に回動させた際、垂直位置
より少し前方で静止して再度着席する場合に座部
を下方に回動しやすくし、また起立位置に回動し
たときの衝撃音の発生もなくし得る椅子を提供す
るものであり、以下のように構成される。
[問題点を解決するための手段] すなわち、本考案にかかる椅子の構成は、 フレーム間に水平に固定された固定軸と、 着座位置から略垂直位置まで回動可能に前記固
定軸に軸支された座部と、 前記固定軸に固設された取付片と、 前記固定軸から背部側に偏心した位置を軸心と
して前記取付片に回動可能に軸支され、前記座部
が前記着座位置にあるとき前記固定軸にはまり合
う凹部を有したC形のリンクと、 該リンクの先端部と、前記固定軸よりも先端側
の前記座部の所定位置との間に張設され、前記座
部が前記着座位置にあるとき前記固定軸及び前記
偏心軸を結ぶ略一直線上に位置し、前記座部が前
記垂直位置より手前の起立位置にあるとき前記固
定軸及び前記座部の前記所定位置とを結ぶ略一直
線上に位置する引つ張りコイルばねと、 前記リンク及び前記取付片の各々に設けられ、
前記座部が前記起立位置にあるとき当接する一対
の当接部と、 該一対の当接部の少なくとも一方に設けられた
緩衝部材から成るストツパと、 を備えたことを特徴とする。
[作用] 本考案にかかる椅子にあつては、使用者が腰部
又は手などで座部を着座位置に回動した際、座部
から腰を上げ又は手を離しても、引つ張りコイル
ばねが座部の回動軸心である固定軸とコイルばね
の取り付けられたC形リンクの回動軸心である偏
心軸とを結ぶ略一直線上に位置し、コイルばねの
引つ張り力は固定軸と座部の先端とを結んだ直線
方向だけに働き座部の回動方向に働かないため、
座部は着座位置で静止する。
着座位置の座部を少し上方に押すと、座部に引
つ張りコイルばねによる回動力が作用して座部は
上方に回動する。そして、垂直より手前の起立位
置に達したとき、引つ張りコイルばねは固定軸と
ばねを取り付けた座部の所定位置とを結ぶ略一直
線上に位置するので座部に働く回動力が弱まると
共に、C形リンクの当接部と固定軸に固設された
取付片の当接部とが緩衝部材からなるストツパを
介して当接し、座部は静止する。
また、起立位置で静止している座部を背部側に
押すと、C形リンクは固定軸の取付片と当接して
いるため回動しないけれども引つ張りコイルばね
が伸びることにより座部は垂直位置まで回動す
る。しかし、その座部を背部側に押す力を解除す
ると、引つ張りコイルばねが縮み座部は再び起立
位置に戻る。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は、劇場などの床上に連結固定されて使
用される椅子の部分拡大図を示し、第6図はその
全体図を示している。第1図の椅子は座部1が起
立位置に回動された状態を示し、この座部1は固
定軸2により着座位置から起立位置まで回動可能
に枢支される。固定軸2は第2図、第3図に示す
ように、座部1の枠体1aの両側を貫通し、肘掛
けを兼ねた両側のフレーム3にその両端を水平に
固定され、フレーム3は脚部4に固定される。
座部1の枠体1aの内側における固定軸2に
は、第2図に示すようなC形の取付片5が軸の外
周の一部をとり巻くように固着され、この取付片
5の一端に、ゴム等の緩衝部材を取着した緩衝ス
トツパ5a、が設けられる。
さらに、この取付片5の端部には略C形のリン
ク6がピン7によつて連結され、このリンク6の
端部に上記緩衝ストツパ5aと当接する停止部6
aが設けられ、リンク6は、ピン7を支点にして
第1図のように停止部6aが緩衝ストツパ5aに
当接した位置から、第4図のようにリンク6の内
周辺部が固定軸2に当るまで回動可能である。
一方、座部1の枠体1aの内側に突設したブラ
ケツトには回動用のコイルばね10がねじ棒9を
介して2つのナツト8により長さ調整可能に取付
けられ、このコイルばね10の先端は上記リンク
6の先端に連結される。コイルばね10とリンク
6の関係は、第1図のように、座部1が垂直位置
より少し手前の起立位置にあるとき、コイルばね
10の両端と固定軸2の軸心が一直線l1上に位置
し、このコイルばね10は収縮してわずかな初期
弾性をもつだけになり、リンク6の末端の停止部
6aは緩衝ストツパ5aに当つた状態となるよう
に設定される。また第4図のように、座部1が水
平に近い着座位置にあるとき、コイルばね10の
両端と固定軸2の軸心とリンク6の軸心であるピ
ン7とが略一直線l2上に位置し、コイルばね10
は伸張されて引つ張り力を生じ、リンク6はその
内周辺部が固定軸2に当つて停止するように設定
される。
このように、座部1が垂直位置より少し手前の
起立位置にあるとき、リンク6の停止部6aが緩
衝ストツパ5aに当たつた状態となるため座部1
は起立位置で静止する。また、座部1が水平に近
い着座位置にあるとき、コイルばね10の両端が
固定軸2とリンク6の軸心であるピン7とを結ぶ
一直線l2上に並ぶため、コイルばね10の引つ張
り力は固定軸2と座部1の先端とを結んだ直線方
向だけに働き座部1の回動方向に働かないから、
座部1は着座位置で静止する。また、垂直より少
し手前の起立位置にある座部1は、座部1の前縁
部を背部の方に少し押せば、ほぼ垂直位置まで回
動するが押圧力を除けば、前記起立位置まで復帰
する。これは、リンク6がその停止部6aを緩衝
ストツパ5aに当てた状態でこれ以上回動でき
ず、コイルばね10だけが連結されたリンク6の
先端を支点として傾動し、少し伸張されたコイル
ばね10の引つ張り力は座部1を前傾方向に動か
す作用をするからである。
このように構成された椅子は、第1図のように
座部1が垂直より少し手前の起立位置にあると
き、使用者が手などで座部1を下方へ回動させ、
第4図のような水平に近い着座位置に回動させれ
ば、その位置で静止し、容易に着席することがで
きる。また、座部1は垂直より少し手前に傾いた
起立位置にあるため、使用者がその座部1の前縁
部に腰を当てて座るようにすれば、使用者の体重
で座部1は容易に着座位置まで回動し、楽に着席
することができる。
また、使用者が座つた状態から一旦立ち上つた
場合でも、座部1は第4図の着座位置を保持する
ため、再度容易に着席することができる。
一方、着座位置にある座部1を手などで少し上
方へ回動させると、コイルばね10の付勢力が座
部1を上方に回動させる方向に作用し、座部1は
自動的に第1図の起立位置まで回動して静止す
る。この時、コイルばね10の長さが最短になつ
て停止するため、衝撃音は発生しない。そして、
さらに座部1の前縁部を背部の方に押すと、座部
はほぼ垂直位置まで回動可能である。このように
垂直位置まで座部1を回動できることにより、椅
子の前列と後列の間を広くあけることができ、そ
の間を通行する場合や清掃の際、便利となる。
なお、緩衝ストツパはリンクの停止部6aに取
付け、これを取付片5の一部に当接させるように
してもよい。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案にかかる椅子にあ
つて、固定軸から背部側に偏心した位置を軸心と
するC形のリンクと座部先端側の所定位置との間
に張設された引つ張りコイルばねは、座部が着座
位置にあるとき、固定軸と偏心軸を結ぶ略一直線
上に位置するため、座部の回動方向にコイルばね
の引つ張り力は作用せず、座部は着座位置で静止
する。
その着座位置から座部を上方へ押すと、引つ張
りコイルばねの引つ張り力によつて座部は起立位
置まで回動する。そのとき、引つ張りコイルばね
は固定軸とばねを取り付けた座部の所定位置とを
結ぶ略一直線上に位置するので座部に働く回動力
が弱まると共に、C形リンク及び取付片の各々の
当接部がストツパを介して当接し、リンクの回動
が止まつて座部も起立位置で停止する。その起立
位置は、垂直位置の手前であるため、その位置か
ら着座するときには、腰で座部の先端を押し下げ
て回動させることが容易である。
また、そのように、座部が起立位置で停止する
際、引つ張りコイルばねが固定軸とばねを取り付
けた座部の所定位置とを結ぶ略一直線上に位置す
るため座部に働く回動力が弱まると共に、リンク
及び取付片の当接部は緩衝部材から成るストツパ
を介して当接するため衝撃音は生じない。
従つて、本願考案により、簡便な構成で座部が
起立したときにも衝撃音が生じない椅子を提供す
ることができる。また、座部は垂直位置まで回動
可能であるため、起立位の座部を後に押せば、座
部は垂直位置まで容易に回動し、通路形成や清掃
のために前列と後列の間を広くあける場合、便利
である。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示し、第1図は起立位置
の座部の一部切欠側面図、第2図は下から観た座
部の回動機構の分解斜視図、第3図は回動機構の
平面図、第4図は着座位置の座部の一部切欠側面
図、第5図、第6図は椅子の側面図である。 1……座部、2……固定軸、3……フレーム、
5……取付片、5a……緩衝ストツパ、6……リ
ンク、10……コイルばね。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 フレーム間に水平に固定された固定軸と、 着座位置から略垂直位置まで回動可能に前記固
    定軸に軸支された座部と、 前記固定軸に固設された取付片と、 前記固定軸から背部側に偏心した位置を軸心と
    して前記取付片に回動可能に軸支され、前記座部
    が前記着座位置にあるとき前記固定軸にはまり合
    う凹部を有したC形のリンクと、 該リンクの先端部と、前記固定軸よりも先端側
    の前記座部の所定位置との間に張設され、前記座
    部が前記着座位置にあるとき前記固定軸及び前記
    偏心軸を結ぶ略一直線上に位置し、前記座部が前
    記垂直位置より手前の起立位置にあるとき前記固
    定軸及び前記座部の前記所定位置とを結ぶ略一直
    線上に位置する引つ張りコイルばねと、 前記リンク及び前記取付片の各々に設けられ、
    前記座部が前記起立位置にあるとき当接する一対
    の当接部と、 該一対の当接部の少なくとも一方に設けられた
    緩衝部材から成るストツパと、 を備えたことを特徴とする椅子。
JP1987063893U 1987-04-27 1987-04-27 Expired JPH0439722Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987063893U JPH0439722Y2 (ja) 1987-04-27 1987-04-27

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JP1987063893U JPH0439722Y2 (ja) 1987-04-27 1987-04-27

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JPS63169951U JPS63169951U (ja) 1988-11-04
JPH0439722Y2 true JPH0439722Y2 (ja) 1992-09-17

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ID=30899545

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JP1987063893U Expired JPH0439722Y2 (ja) 1987-04-27 1987-04-27

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JPS59123U (ja) * 1982-06-23 1984-01-05 有限会社ワダチ商事 マツサ−ジロ−ラ

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