JP3703709B2 - 内燃機関のバルブタイミング制御装置 - Google Patents

内燃機関のバルブタイミング制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3703709B2
JP3703709B2 JP2000336470A JP2000336470A JP3703709B2 JP 3703709 B2 JP3703709 B2 JP 3703709B2 JP 2000336470 A JP2000336470 A JP 2000336470A JP 2000336470 A JP2000336470 A JP 2000336470A JP 3703709 B2 JP3703709 B2 JP 3703709B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control
value
valve timing
holding current
combustion engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000336470A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002138865A (ja
Inventor
建彦 高橋
敦子 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2000336470A priority Critical patent/JP3703709B2/ja
Priority to US09/859,818 priority patent/US6412459B1/en
Priority to DE10128735A priority patent/DE10128735B4/de
Priority to KR10-2001-0043437A priority patent/KR100439717B1/ko
Publication of JP2002138865A publication Critical patent/JP2002138865A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3703709B2 publication Critical patent/JP3703709B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D13/00Controlling the engine output power by varying inlet or exhaust valve operating characteristics, e.g. timing
    • F02D13/02Controlling the engine output power by varying inlet or exhaust valve operating characteristics, e.g. timing during engine operation
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/34Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/02Valve drive
    • F01L1/04Valve drive by means of cams, camshafts, cam discs, eccentrics or the like
    • F01L1/047Camshafts
    • F01L1/053Camshafts overhead type
    • F01L2001/0537Double overhead camshafts [DOHC]
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/34Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift
    • F01L1/344Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear
    • F01L1/3442Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear using hydraulic chambers with variable volume to transmit the rotating force
    • F01L2001/34423Details relating to the hydraulic feeding circuit
    • F01L2001/34426Oil control valves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L2800/00Methods of operation using a variable valve timing mechanism
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B2275/00Other engines, components or details, not provided for in other groups of this subclass
    • F02B2275/18DOHC [Double overhead camshaft]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Valve Device For Special Equipments (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、内燃機関の吸気バルブおよび排気バルブの動作タイミングを制御する内燃機関のバルブタイミング制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関は運転状態により要求される吸気および排気のバルブタイミングが変化するものであるが、従来、殆どの内燃機関ではカムシャフトはクランクシャフトからタイミングベルトなどにより駆動され、吸気および排気バルブの開閉タイミングはクランクシャフトの回転角に対して固定的に決定されていた。しかし、近年、内燃機関の出力向上や排気ガスと燃費の低減のために可変バルブタイミングシステムが採用されるようになり、バルブタイミングの制御に関する技術が種々開示されるようになってきた。
【0003】
例えば、特開平9−256878号公報に開示された技術もその一例であり、この公報に開示された技術は、内燃機関の出力軸の回転位相を変位させてカム軸を駆動し、吸気バルブと排気バルブとの少なくとも一方のバルブタイミングを調整するものにおいて、内燃機関の出力軸とカム軸との位相差からバルブタイミングを検出し、内燃機関の運転状態から設定した目標バルブタイミングとの位相が一致するようにバルブタイミング調整手段の制御ゲインを設定すると共に、実バルブタイミングの推移からカム軸回転位相の変位速度を求め、この回転位相の変位速度を規範値と比較して両者の速度差が是正されるように制御ゲインを補正するようにしたもので、これにより変位速度のバラツキを吸収し、応答性と収束性とを向上するようにしたものである。
【0004】
具体的には、このバルブタイミングの調整は、実バルブタイミングと目標バルブタイミングとに偏差が生じると、この偏差により演算した比例値と微分値とを基に応答遅れ補償分のデューティ比を油圧制御バルブに出力し、続いて、ある時点での偏差により比例値と微分値とを同様に求めたデューティ比を油圧制御バルブに出力して目標バルブタイミングと実バルブタイミングとの偏差が所定値以下になるまでそのデューティ比を保持するようにし、このデューティ比を保持している間の2点間の実バルブタイミングの変化とこの変化に要する所用時間とから回転位相の変位速度を求め、この変位速度と規範値の速度とを比較して変位速度が規範値より早い場合には応答遅れ補償デューティ比を小さく設定し、遅い場合には応答遅れ補償デューティ比を大きく設定するものである。
【0005】
また、特開平9−217609号公報には、内燃機関の出力軸と、出力軸から駆動されるカム軸とのいずれかに所定角度範囲で相対回転するバルブタイミング制御機構を設け、出力軸とカム軸との相対回転角の実測値と目標値との差によりバルブタイミング制御機構を動作させて相対回転角が目標値となるように制御するものにおいて、実測値と目標値との偏差が変化しないときには偏差が小さくなる方向にバルブタイミング制御機構に対する補正値を設定することにより、製造上のバラツキなどに影響されずにバルブタイミングを正確に制御する技術が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
以上のような従来の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、例えば、特開平9−256878号公報に開示された技術内容では上記のように、回転位相の変位速度を検出するのに、ある時点で求めたデューティ比を油圧制御バルブに出力してこれを保持するため、通常の所定バルブタイミング毎の目標バルブタイミングと実バルブタイミングとの偏差から演算した比例値と微分値とから求めたデューティ比による制御に対して応答性が悪化する場合がある。また、検出した回転位相の変位速度と規範値とを比較してその差に応じてデューティ比を補正するようにしているため、目標バルブタイミングと実バルブタイミングとの偏差が生じた最初の応答遅れについてのみ補正が行われることになり、補正が充分とは言い難く、充分な応答性が得られないことがある。
【0007】
この発明は、このような課題を解決するためになされたもので、実際に装着された油圧制御バルブの特性に見合った補正を行うことにより、流量特性に製造上のバラツキがあっても安定した応答性が得られると共に、流量特性のバラツキを制御により補償することが可能な内燃機関のバルブタイミング制御装置を得ることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明に係わる内燃機関のバルブタイミング制御装置は、内燃機関のクランク軸により駆動され、吸気バルブを開閉するカムと、同じく内燃機関のクランク軸により駆動され、排気バルブを開閉するカムと、この両カムの少なくとも一方のカムとクランク軸との間の回転伝達経路に介在して前記少なくとも一方のカムのクランク軸に対する回転位相を変えるバルブタイミング可変手段と、このバルブタイミング可変手段を駆動する駆動手段と、この駆動手段を制御する制御手段とを備え、この制御手段が、内燃機関のある運転状態量が第1値となった場合における前記駆動手段の保持電流に対応する第1保持電流値と、前記運転状態量が第2値になった場合における前記駆動手段の保持電流値に対応する第2保持電流値との差に相当する保持電流偏差記憶し、この保持電流偏差に応じて駆動手段に対する制御量を決定するようにしたものである。
【0009】
また、前記第1保持電流値と第2保持電流値を、バルブタイミングの実操作量と目標操作量とを比較してこの比較値が所定の条件を満たしたときに検知するようにしたものである。
さらに、制御手段が前記第1保持電流値と第2保持電流値を記憶し、この第1保持電流値と第2保持電流値から保持電流偏差を演算し、記憶するようにしたものである。
さらにまた、制御手段が駆動手段の異なる複数の特性を記憶しており、前記保持電流偏差に応じて異なる複数の特性の内の一つを選択し、駆動手段に対する制御量を決定するようにしたものである。
【0010】
また、クランク軸の回転角に対する少なくとも一方のカムの回転角の相対位置を検出する検出手段と、この少なくとも一方のカムの回転角の目標位置を演算する演算手段とを有し、制御手段がこの目標位置と検出された相対位置との差に応じた比例および微分制御を行うと共に、複数の比例および微分制御値を設定し、前記保持電流偏差に応じて複数の比例および微分制御値の内の一つを選択し、駆動手段に対する制御量を決定するようにしたものである。
【0011】
さらに、クランク軸の回転角に対する少なくとも一方のカムの回転角の相対位置を検出する検出手段と、この少なくとも一方のカムの回転角の目標位置を演算する演算手段とを有し、制御手段がこの目標位置と検出された相対位置との差に応じた積分制御を行うと共に複数の積分制御値を設定し、前記保持電流偏差に応じて複数の積分制御値の内の一つを選択し、駆動手段に対する制御量を決定するようにしたものである。
【0012】
さらにまた、制御手段が前記保持電流偏差を決定するまでの間は、複数の特性または制御値から応答特性の悪い特性または制御値を選択し、駆動手段に対する制御量とするようにしたものである。
また、制御手段が駆動手段の異なる複数の特性を記憶しており、前記保持電流偏差に応じて複数の特性の内の一つを補間参照し、駆動手段に対する制御量を演算するようにしたものである。
【0013】
さらに、クランク軸の回転角に対する少なくとも一方のカムの回転角の相対位置を検出する検出手段と、この少なくとも一方のカムの回転角の目標位置を演算する演算手段とを有し、制御手段がこの目標位置と検出された相対位置との差に応じた比例および微分制御を行うと共に、複数の比例および微分制御値を設定し、前記保持電流偏差に応じて複数の比例および微分制御値の内の一つを補間参照し、駆動手段に対する制御量を演算するようにしたものである。
【0014】
また、クランク軸の回転角に対する少なくとも一方のカムの回転角の相対位置を検出する検出手段と、この少なくとも一方のカムの回転角の目標位置を演算する演算手段とを有し、制御手段がこの目標位置と検出された相対位置との差に応じた積分制御を行うと共に、複数の積分制御値を設定し、前記保持電流偏差に応じて複数の積分制御値の内の一つを補間参照し、駆動手段に対する制御量を演算するようにしたものである。
【0015】
さらに、制御手段が前記保持電流偏差を設定するまでの間は、複数の特性または制御値を補間参照した各値の中央値により、駆動手段に対する制御量を演算するようにしたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1ないし図15は、この発明の実施の形態1による内燃機関のバルブタイミング制御装置を説明するためのものであり、図1は内燃機関に装着されたバルブタイミング制御装置の構成を説明する説明図、図2はバルブタイミングを説明する特性図、図3は油圧制御バルブの構成と動作との説明図、図4と図6とは油圧制御バルブの流量特性図、図5と図7とはバルブタイミング制御機構の応答性を説明する特性図、図8ないし図11は、対比用として説明するこの発明によらない制御のフローチャート、図12ないし図15はこの発明による制御を説明するフローチャートである。
【0017】
まず、図1によりバルブタイミング制御装置を搭載した内燃機関の構成を説明すると次の通りである。図において、1は内燃機関、2は内燃機関1の吸気通路3に設けられたエアクリーナ、4は内燃機関1の吸気量を計量するエアフローセンサ、5は吸気量を調節して内燃機関1の出力を制御するスロットルバルブ、6はスロットルバルブ5の開度を検出するスロットル開度センサ、7は吸気量に見合った燃料を供給するインジェクタ、8は内燃機関1の燃焼室内の混合気を点火する点火プラグ、9は内燃機関1の排気通路10に設けられ、排気ガス中の残存酸素量を検出するO2センサ、11は排気ガス浄化用の三元触媒である。
【0018】
12は内燃機関1のクランク軸1aに設けられたクランク角検出用のセンサプレートでクランク角センサ13と共にクランク軸1aの回転位置(クランク角)を検出する。14は内燃機関1のカム1cに設けられたカム角検出用のセンサプレートでカム角センサ15と共にカム1cの回転角(カム角)を検出する。16は駆動手段として後述する油圧制御バルブ(以下OCVと称す)であり、内燃機関1のカム軸1bに取り付けられたバルブタイミング可変手段としての図示しないアクチュエータに対する供給油圧と供給油量とを制御することにより、クランク軸1aから駆動されるカム軸1bに設けられたカム1cのクランク軸1aに対する相対位置を制御し、所定の範囲内においてクランク軸1aに対するカム1cの回転角(カム位相)を制御するものである。17は制御手段であり、内燃機関1の運転状態に応じてカム位相の制御を行うと共に、内燃機関1の種々の制御を行う。なお、18は点火プラグ8に点火電圧を供給する点火装置である。
【0019】
このような構成を持つ内燃機関1において、クランク軸1aの回転はタイミングベルト、または、チェーンなどによりカム軸1bに伝達されるが、例えばカム軸1bの図示しないスプロケット、あるいは、プーリにはアクチュエータが設けられ、カム軸1bとカム1cとの相対回転位置が所定範囲内において可変に構成されている。従って、1:2の回転比で回転するクランク軸1aとカム1cとの相対回転位置も所定範囲内において可変となっており、クランク角に対して吸気バルブと排気バルブとの少なくとも一方のバルブタイミングが制御可能に構成され、このバルブタイミングはOCV16からの供給油圧および供給油量により制御される。
【0020】
図2は、排気バルブが固定で吸気バルブが可変の場合のクランク軸1aの回転角に対するバルブのリフト量を示すもので、吸気バルブは実線から破線の間でタイミングの変化が可能となっており、実線は排気バルブに対するバルブオーバラップが最小となる最遅角位置であり、破線はオーバラップが最大となる最進角位置である。従って、バルブタイミングを進角させることは、バルブオーバラップ量が大きくなる方向に制御することであり、遅角させることは、バルブオーバラップ量が小さくなる方向に制御することである。また、バルブタイミングは最遅角位置から最進角位置までの間において、任意の位置で保持することが可能なように構成されている。
【0021】
図3は、駆動手段としてのOCV16の構成と動作とを説明するもので、OCV16は複数のポート19a〜19dを有するハウジング19と、ハウジング19の一端に設けられた電磁ソレノイド20と、ハウジング19の内径を電磁ソレノイド20に操作されて移動するスプール21と、スプール21を一方向に付勢するバネ22とからなり、スプール21が移動してランド部21aがポート19a〜19cを閉塞、または、開口することによりアクチュエータに対する油圧の制御を行い、開口位置および開口面積により油量が制御できるように構成されている。なお、19aはバルブタイミングを遅角させる方向に油圧を供給するポート、19bは進角させる方向に供給するポート、19cはドレーンを排出するポート、19dは油圧を供給するポートである。
【0022】
図4は、このOCV16の流量特性を示すもので、ポート19a、19bから供給される油量を電磁ソレノイド20の電流値に対する流量として表したものである。スプール21が図3の(a)の位置にあるときが図4の(a)点に示す流量であり、図3の(b)の位置にあるときが図4の(b)点の流量であり、図3の(c)の位置にあるときが図4の(c)点の流量になる。また、図3の(a)は電磁ソレノイド20の電流が最小の場合であり、スプール21はバネ22の力により電磁ソレノイド20側に移行しており、ポート19aとポート19dとが連通して図示しないアクチュエータの遅角室へオイルが供給され、バルブタイミングは図2の吸気バルブ最遅角位置(実線)となる。
【0023】
逆に、図3の(c)は電磁ソレノイド20の電流が最大となった場合であり、スプール21はバネ22に打ち勝ってバネ22側に移行し、ポート19bとポート19dとが連通して図示しないアクチュエータの進角室へオイルが供給され、バルブタイミングは図2の吸気バルブ最進角位置(破線)となる。図3の(b)は、電磁ソレノイド20の電流が中間値の場合であり、ポート19a、19bが共に閉塞状態となって、アクチュエータに対するオイルの供給もオイルの排出もなされず、バルブタイミングは最遅角位置と最進角位置との間の任意の位置に保持される。
【0024】
電磁ソレノイド20の電流値を所定値に保持すると、ポート19aもしくはポート19bが所定の開度となるようにスプール21の位置制御ができ、アクチュエータへのオイルの供給量が制御できる。電磁ソレノイド20の電流値を変化させたときのアクチュエータの位置変化をバルブタイミングとしてカム角センサ15により検出し、動作状態での所定の二点間の位置変化を速度として求め、電磁ソレノイド20の電流値に対する応答速度として表すと図5のようになり、バルブタイミングシステムとしての電流値に対する応答速度の特性が表される。ここで、図5の(a)、(b)、(c)は図3および図5の(a)、(b)、(c)にそれぞれ対応している。
【0025】
内燃機関1に駆動され、OCV16を経由して図示しないアクチュエータに油圧を供給する図示しないオイルポンプの吐出量が増加すると油圧が上昇し、OCV16の流量特性は例えば図4の実線の特性から破線の特性へと変化する。この油圧の上昇はアクチュエータの応答速度も変化させ、図5の実線の特性から破線の特性へと変化する。従って、内燃機関1の回転速度が上昇した場合にはオイルポンプの吐出量が増加するのでアクチュエータの応答速度特性が変化することになる。
【0026】
また、制御手段17はクランク角センサ13の出力とカム角センサ15の出力とによりバルブタイミング、すなわち、実進角量を検出すると共に、内燃機関1の回転速度や充填効率などの運転状態を入力して目標進角量を演算する。そしてこの実進角量と目標進角量とが一致するようにOCV16の電流値を制御してバルブタイミングを制御し、実進角量と目標進角量とが一致した電流値を保持電流学習値として学習し、保持電流学習値を基準値として基準値に対する偏差によりバルブタイミングの制御を行う。
【0027】
この保持電流学習値は静的には図5における応答速度がゼロのときの電流値と一致するが、バルブタイミングは、例えば吸気バルブがバルブスプリングによりカムに押圧されているため、カムがバルブと摺動するときの摩擦力により遅角側への駆動力を受ける。そのために実進角量を目標進角量に一致させるためには進角側に若干のオイルを供給し、バルブとの摺動摩擦力とバランスさせる必要があり、このバランスを得る油量を供給するときの電流値が実際の動的な保持電流学習値となる。従って、内燃機関1の回転速度の変化により保持電流学習値は変化することになり、図4と図5とに示すAが静的な電流値と動的な電流値との差であり、このAの値が回転速度により変化することになる。
【0028】
また、OCV16は製造上のバラツキなどによっても特性が変化する。例えば流量特性は図4に示した特性が図6のように変わり、電流変化に対する流量変化の傾きが異なるものになる。また、流量特性が変わると図5に示した応答性の特性も図7に示すように変化する。このように流量特性や応答性の特性の傾きが変わると回転数の違いによる保持電流学習値も変化して図4と図5とに示したAの値は図6と図7とではBのようになってA<Bの関係になり、従って回転速度の変化によるBの値の変化もAの値の変化より大きくなる。この発明は、このような製品間の特性差による保持電流学習値の変化に対応して電磁ソレノイド20に対する電流値を決定することにより、製品間の特性差であるバラツキを吸収して安定した制御ができるようにするものであり、以降の説明においてはこの発明を加味しない場合の制御とこの発明を加味した場合の制御とを対比してこの発明の特徴を説明する。
【0029】
図8、図9、図10、図11はこの発明を加味しない場合の制御のフローチャートであり、それぞれの処理は制御手段17により所定のタイミング毎に行われるものである。図8は、モード判定を行う処理であり、ステップ801においては上記したように、内燃機関1の運転状態により制御手段17が目標進角量Ptを演算すると共に、クランク角センサ13とカム角センサ15の両検出値から実進角量Pdを演算して両者の偏差△Pを算出し、ステップ802ではこの偏差△Pが所定値PK以上であるかどうかをを判定する。偏差△Pが所定値PK以上である場合にはステップ803に進み比例・微分(PD)制御モードであると判定し、偏差△Pが所定値PK未満である場合にはステップ804に進んで保持モードであると判定する。ここに、所定値PKは、例えばバルブタイミングが変動してもドライバビリティやエミッションなどに影響の無い値に設定されており、クランク軸1aの回転角で1度程度である。
【0030】
図9は、保持電流の学習を行う処理であり、ステップ901において保持電流学習条件が成立しているかどうかを判定する。この判定は、例えば、実進角量が目標進角量に一致した状態である保持モードにあり、後述する制御の積分値が安定した状態であるかどうかにより判定する。学習条件が成立していると判定されると、ステップ902にてその時点での電流値Adを保持電流学習値ALとして記憶する。ステップ901で学習条件が成立していなければルーチンを終了してリターンする。保持電流学習値ALは、制御手段17のバックアップRAMに記憶され、バッテリが外されてもバックアップ電源が遮断されない限り記憶保持される。
【0031】
図10は、図8のフローチャートにおいて比例・微分(PD)制御モードと判定された場合の処理である。ステップ1001では目標進角量と実進角量との偏差△Pと比例ゲインPgainを乗算して比例値Vpを求める。ここで、比例ゲインPgainは予め設定された値を制御手段17のROMに記憶しているものである。ステップ1002では目標進角量と実進角量との偏差△Pと偏差の前回値(△P(i−1))との差と微分ゲインDgainとを乗算して微分値Vdを求める。偏差の前回値(△P(i−1))は所定タイミング毎に演算される偏差△Pの一演算タイミング前の値である。微分ゲインDgainは比例ゲイン同様予め設定された値を制御手段17のROMに記憶しているものである。
【0032】
ステップ1003では比例値Vpと微分値Vdを加算した値を基に電流値対進角速度特性マップを補間参照し、目標電流偏差Apdを求める。ここで使用する電流値対進角速度特性マップは、図5、図7に示すような電流値に対する応答速度が保持電流学習値からの偏差値として設定されており、OCV16の特性中央品相当の値、もしくは、特性中央値を用いてバルブタイミング制御の応答性を満足する値が設定され、記憶されているものである。ステップ1004ではOCV16へ出力する電流値として、目標電流偏差Apdにステップ902での保持電流学習値ALを加算し、目標電流値OApdとしてステップ1005にてこの目標電流値を出力する。
【0033】
図11は、図8のフローチャートにおいて保持モードと判定された場合の処理であり、ステップ1101では目標進角量と実進角量との偏差△Pがゼロであるかどうかを判定する。ゼロであればその電流値で目標進角量と実進角量とが一致している状態であり、電流値を変更する必要がないため積分値AIは更新する必要はない。一致していなければ、ステップ1102で偏差△Pがゼロより大きいかどうかを判定し、大きければステップ1103にて積分値AIより積分量Iを減算する。ステップ1102で偏差△Pがゼロより小さい場合にはステップ1104に進み、積分値AIに積分量Iを加算する。ステップ1105では積分値AIに保持電流学習値ALを加算して目標電流値OAIを求め、ステップ1106にてOCV16へ出力する。
【0034】
図10の制御で使用する電流値対進角速度特性マップは上記のようにOCV16の中央品相当の値(図5と図7とに実線特性で示した特性の両者の中央値)、もしくは、特性中央品を用いてバルブタイミング制御の応答性を満足する値が設定されているため、実際に装着されているOCV16が、図5に示すような特性の傾きの大きいもの、例えば、上限品のものであれば、演算した目標電流値を出力すると実際の応答速度が制御手段17で演算した応答速度よりも速いため、オーバシュートやアンダシュートが大きくなる。また、図7に示すような特性の傾きの小さいもの、例えば、下限品であれば、演算した目標電流値を出力すると実際の応答速度が制御手段17で演算した応答速度よりも遅いため、応答時間が低下することになる。
【0035】
このように、この発明を加味しない制御においては上記のような問題を有することになるため、この発明では次のような制御を行う。図12ないし図15はこの発明を加味した場合の制御を説明するフローチャートであり、上記した図8ないし図11で説明した制御と同一制御のステップには同一ステップ番号を付与して詳細説明を省略している。
【0036】
図12は、保持電流学習処理であり、上記の図9に対してこの発明を加味したものである。図12において、ステップ901で保持電流学習条件が成立し、ステップ902で保持電流の学習を行った後、ステップ1201では内燃機関1の回転速度Neが第一の所定回転速度N1と一致しているかどうかを判定する。第一の所定回転速度は、例えば、油圧が低くバルブタイミング制御を開始する回転速度である1500r/m程度に設定する。回転速度が第一の所定回転速度N1と一致すれば、ステップ1202でここでの保持電流学習値を第一の所定回転速度での保持電流学習値AL1として学習し、同時に学習を行った事を識別するフラグF1に1を設定する。
【0037】
ステップ1203では内燃機関1の回転速度Neが第二の所定回転速度N2と一致しているかどうかを判定する。第二の所定回転速度は、例えば、油圧がほぼ飽和する常用回転域である3000r/m程度に設定される。回転速度が第二の所定回転速度N2と一致すれば、ステップ1204にてここでの保持電流学習値を第二の所定回転速度での保持電流学習値AL2として学習し、同時に学習を行った事を識別するフラグF2に1を設定する。ステップ1205では第一の所定回転速度での保持電流学習値AL1と第二の所定回転速度での保持電流学習値AL2との差を保持電流学習値偏差ALsaとして求める。
【0038】
第一の所定回転速度での保持電流学習値AL1と、識別フラグF1と、第二の所定回転速度での保持電流学習値AL2と、識別フラグF2と、保持電流学習値偏差ALsaとは、制御手段17のバックアップRAMに保存され、バッテリが外されない限り記憶される。また、識別フラグF1とF2とは、バッテリが外された直後のみゼロがセットされる。
【0039】
図13は、上記の図8の処理において比例・微分(PD)制御モードと判定された場合の処理であり、上記の図10に対してこの発明を適用したものである。まず、ステップ1001と、ステップ1002とで上記したように比例値、微分値を算出した後、ステップ1301にて第一と第二の所定回転速度での保持電流学習値の学習が完了しているかどうか、すなわち、F1=1であり、F2=1となっているかどうかを判定し、学習が完了しておれば、ステップ1302にて保持電流学習値偏差ALsaが所定電流値SK以上であるかどうかを判定する。所定電流値SKは、例えば、上限品OCVと下限品OCVとの見分けが出来る電流偏差値に設定され、通常は20mA程度である。
【0040】
保持電流学習値偏差ALsaが所定電流値SK以上の場合、ステップ1303にて比例値Vpと微分値Vdとを加算した値を基に下限品OCVの電流値対進角速度特性マップを補間参照し、目標電流偏差Apdを算出する。ステップ1302において保持電流学習偏差ALsaが所定電流値SK未満の場合、ステップ1304に進み、比例値Vpと微分値Vdの加算値を基に上限品OCVの電流値対進角速度特性マップを補間参照し、目標電流偏差Apdを算出する。ステップ1004では目標電流偏差Apdに保持電流学習値ALを加算して目標電流値OApdを求め、ステップ1005でこれをOCVへ出力する。
【0041】
ステップ1303で補間参照される下限品OCVのマップは図7の実線にて示したような特性、ステップ1304で補間参照される上限品OCVマップは図5の実線にて示したような特性であり、下限品マップの方が上限品マップよりも電流変化に対する速度変化の割合(傾き)が小さい。ステップ1301で、第一と第二の所定回転数での保持電流学習が完了していない場合には、ステップ1304にて上限相当のマップを参照するようにしているのは、OCVの特性が不明な時点においては、安全性を重視して出力電流を制限するためであり、これにより応答性は暫定的に低く制御される。
【0042】
また、この図13の目標電流値の演算では、電流値対進角速度特性マップを保持電流学習値偏差ALsaにより切り換えるようにしたが、図14のように比例ゲインもしくは、微分ゲインを保持電流学習値偏差ALsaにより切り換えて設定することもできる。すなわち、図14において、ステップ1301にて第一と第二の所定回転速度での保持電流学習が完了しているかどうかを判定し、ステップ1302にて保持電流学習値偏差ALsaが所定値SK以上と判定された場合には、ステップ1401とステップ1402とで下限のOCV用に設定し記憶させた比例ゲインPLgainと微分ゲインDLgainとからそれぞれ比例値Vpと微分値Vdとを算出する。
【0043】
また、ステップ1302にて保持電流学習値偏差ALsaが所定値SK未満と判定された場合と、ステップ1301にて保持電流学習が完了していないと判定された場合とには、ステップ1403とステップ1404とに進み、それぞれで上限のOCV用に設定された比例ゲインPUgainと微分ゲインDUgainとからそれぞれ比例値Vpと微分値Vdとを算出する。続いて、ステップ1003にて比例値Vpと微分値Vdとの加算値を基に電流値対進角速度特性マップを補間参照し、目標電流偏差Apdを求める。ここで使用する電流値対進角速度特性マップは、図10のステップ1003のときと同様に、OCV16の特性中央品相当の値、もしくは、特性中央値を用いてバルブタイミング制御の応答性を満足する値が設定されている。
【0044】
ステップ1004では目標電流値OApdを算出し、ステップ1005でこれを出力する。ここで、比例ゲインと微分ゲインとは下限品OCV用ゲインPLgainとDLgainの方が上限品OCV用ゲインPUgainとDUgainより大きい値に設定されている。また、保持電流学習値偏差ALsaと所定値SKとの関係により選択するゲインは比例ゲインのみとし、微分ゲインは同一値とすることもでき、選択するゲインを微分ゲインのみとして比例ゲインは同一値とすることもできる。なお、ステップ1301にて第一と第二の所定回転数での保持電流学習が未完了の場合に、上限のOCV用に設定された比例ゲインと微分ゲインとで演算を行うのは、OCVの特性が不明な時点においては、安全性を重視して出力電流を制限し、応答性を暫定的に低く制御するためである。
【0045】
図15は上記の図11に対してこの発明を適用したものである。この処理ではまずステップ1101にて目標進角量と実進角量との偏差△Pがゼロでなく、ステップ1102でこの偏差△Pがゼロより大きく、ステップ1301aで第一と第二の所定回転数での保持電流学習が完了しており、ステップ1302aで保持電流学習値偏差ALsaが所定値SK以上の場合、ステップ1501で積分値AIより下限品OCV相当の積分量ILを減算する。また、ステップ1302aで保持電流学習値偏差ALsaが所定値SKより小さい場合、あるいは、ステップ1301aで保持電流学習が完了していない場合には、ステップ1502にて積分値AIより上限品OCV相当の積分量IUを減算する。
【0046】
また、ステップ1102で目標進角量と実進角量との偏差△Pがゼロより小さく、ステップ1301bで第一と第二の所定回転数での保持電流学習が完了しており、ステップ1302bで保持電流学習値偏差ALsaが所定値SK以上の場合には、ステップ1503で積分値AIに下限品OCV相当の積分量ILを加算する。ステップ1302bにて保持電流学習値偏差ALsaが所定値SKより小さい場合、あるいは、1301bにて保持電流学習が完了していない場合には、ステップ1504にて積分値AIに上限品OCV相当の積分量IUを加算する。ここでは下限品のOCV相当の積分量ILの方が上限品OCV相当の積分量IUより大きい値に設定されている。ステップ1301aとステップ1301bとにおいて、第一と第二の所定回転数での保持電流学習が完了していない場合に、上限相当の積分値を加減算するのは、OCVの特性が不明な時点においては、安全性を重視して出力電流を制限し、応答性を暫定的に低く制御するためである。
【0047】
以上に説明したように、この発明の実施の形態1の内燃機関のバルブタイミング制御装置によれば、異なる内燃機関の運転状態での保持電流学習値の偏差を求め、この偏差によりPDモードで演算実行するPD制御の電流値対進角速度特性マップを選択するようにしたので、また、保持電流学習値の偏差により比例ゲインと微分ゲインとの値を切り換えて電流値対進角速度特性マップを補間参照し、目標電流偏差を求めるようにしたので、使用しているOCVの特性に応じた制御を行うことになり、応答性にバラツキがあってもこれを低減することができ、安定した応答性を得ることが可能となるものである。さらに、保持電流学習値の偏差により保持モードで演算実行する積分制御の積分量を切り換えるようにしたので、OCVの特性差によるバルブタイミング制御のバラツキを低減でき、安定して制御することができるものである。
【0048】
実施の形態2.
図16ないし図19は、この発明の実施の形態2による内燃機関のバルブタイミング制御装置の制御内容を説明するフローチャートであり、この実施の形態2は、実施の形態1に対して制御の内容を変え、保持電流学習値比率を用いてバルブタイミング制御のための電流値を決定するようにしたものである。なお、実施の形態1にて説明した制御と同一制御のステップには同一ステップ番号を付与して詳細説明を省略している。
【0049】
まず、図16は保持電流学習処理であり、実施の形態1にて説明した図12の制御内容を変更したもので、図12に対してステップ1601を追加するようにしたものである。図16において、ステップ901からステップ1205までは実施の形態1の図12と同一処理であり、ステップ1201からステップ1204までの各ステップで第一の所定回転速度での保持電流学習値AL1と第二の所定回転速度での保持電流学習値AL2とを学習し、ステップ1205にて両者の差を保持電流学習値偏差ALsaとして学習処理を行った後、ステップ1601にて保持電流学習値偏差ALsaと予めROMに記憶されている下限品OCV相当の保持電流偏差ALlと上限品OCV相当の保持電流偏差ALuとにより保持電流学習値比率KALを演算する。
【0050】
図17は、PDモード時に実行される比例・微分制御であり、実施の形態1の図13の制御内容を変えるものである。ステップ1001とステップ1002とで比例値Vpと微分値Vdとを演算した後、このVpとVdとの加算値を基にステップ1701とステップ1702とでそれぞれ上限と下限との電流値対進角速度特性マップより目標電流偏差AUpdとALpdとを求める。続いてステップ1301において第一と第二の所定回転速度での保持電流学習が完了している場合、ステップ1703にて上記のステップ1601で得た保持電流学習値比率KALとステップ1701で得た上限目標電流偏差AUpdとステップ1702で得た下限目標電流偏差ALpdとにより目標電流偏差Apdを算出する。
【0051】
ステップ1301にて保持電流学習が完了していない場合はステップ1704に進んで上限目標電流偏差AUpdと下限目標電流偏差ALpdとの中間値を目標電流偏差Apdとする。次ぎにステップ1004にて目標電流値OApdを算出し、ステップ1005でOCVへ出力する。ここで、ステップ1301において保持電流学習が完了していない場合にステップ1704で中間値を目標電流偏差Apdとしたのは、OCVの特性が見極められておらず、特性が不明の状態であっても、中間値相当とすることによりこの制御を導入しない場合の応答性と同程度の応答性を確保するためである。
【0052】
また、この図17の処理に代わって図18に示す処理とすることもできる。すなわち、図18において、ステップ1301にて第一と第二の所定回転速度での保持電流学習が完了している場合、ステップ1801で保持電流学習値比率KALと上限品OCV用比例ゲインPUgainと下限品OCV用比例ゲインPLgainとから比例値Vpを求め、ステップ1802で保持電流学習値比率KALと上限品OCV用微分ゲインDUgainと下限品OCV用微分ゲインDLgainとから微分値Vdを求める。また、ステップ1301で学習が完了していないと判定された場合には、ステップ1803にて比例値Vpは上限品OCV用比例ゲインPugainと下限品OCV用比例ゲインPLgainとの中間値とする。同様に、ステップ1804にて微分値Vdも上限品OCV用微分ゲインDUgainと下限品OCV用微分ゲインDLgainとの中間値を使用する。
【0053】
続いてステップ1003において比例値Vpと微分値Vdとの加算値を基に電流値対進角速度特性マップを補間参照して目標電流偏差Apdを求めるが、ここでの電流値対進角速度マップは、上記の図10のステップ1003と同様にセンター品OCV相当の特性値が設定されている。次ぎにステップ1004にてこの目標電流偏差Apdに保持電流学習値ALを加算して目標電流値OApdとし、ステップ1005でOCVへの出力を行う。なお、ステップ1301で保持電流学習が完了していない場合、ステップ1803とステップ1804とで比例値と微分値との演算を、上限品OCV用と下限品OCV用の比例ゲインと微分ゲインとの中間値とするのは、OCVの特性が見極められておらず、特性が不明の状態であっても、中間値相当とすることによりこの制御を導入しない場合の応答性と同程度の応答性を確保するためである。
【0054】
図19は、実施の形態1で説明した図15の制御内容を変えたものである。図19において、ステップ1101にて目標進角量と実進角量との偏差△Pがゼロでなく、ステップ1102にて目標進角量と実進角量の偏差△Pがゼロより大きく、ステップ1301aで第一と第二の所定回転数での保持電流学習が完了している場合、ステップ1901で保持電流学習値比率KALと上限積分量IUと下限積分量ILとから求めた積分量を積分値AIから減算する。ステップ1301aで学習が完了していない場合、ステップ1902にて上限積分量IUと下限積分量ILの中央値を積分量とし、積分値AIから減算する。
【0055】
また、ステップ1102にて目標進角量と実進角量との偏差△Pがゼロより小さく、ステップ1301bで第一と第二との所定回転速度での保持電流学習が完了している場合、ステップ1903で保持電流学習値比率KALと上限積分量IUと下限積分量ILとから求めた積分量を積分値AIに加算する。ステップ1301bにて学習が完了していない場合は、ステップ1904にて上限積分量IUと下限積分量ILとの中間値を積分量とし、積分値AIに加算する。これらの経路にて積分値AIを得た後、ステップ1105に進んで積分値AIに保持電流学習値ALを加算して目標電流値OAIとし、ステップ1106で出力する。
【0056】
この処理において、ステップ1301aとステップ1301bとで保持電流学習が完了していない場合、ステップ1902とステップ1904とで積分値の演算を上限品OCV用と下限品OCV用の積分量の中間値を使用するようにしたのは、OCVの特性が見極められておらず、特性が不明の状態であっても、中間値相当とすることによりこの制御を導入しない場合の応答性と同程度の応答性を確保するためである。
【0057】
以上のように、この発明の実施の形態2の内燃機関のバルブタイミング制御装置によれば、保持電流学習値の偏差により比例・微分(PD)モードで演算するPD制御の電流値対進角速度特性マップ、もしくは、制御ゲインを、保持電流学習値比率により求めるようにしたので、また、保持電流学習値の偏差により保持モードで演算する積分値を、保持電流学習値比率により求めるようにしたので、OCV16の特性の如何に拘わらず、実際に使用しているOCVの特性に見合った制御電流値とする事ができ、実施の形態1よりもさらに安定した応答性と制御性とを得ることができるものである。
【0058】
なお、上記の説明では実施の形態1および実施の形態2ともに吸気バルブのタイミング制御を一例として説明したが、排気バルブのタイミング制御に適用しても同等の効果が得られものである。
【0059】
【発明の効果】
以上に説明したように、この発明の内燃機関のバルブタイミング制御装置の請求項1の発明によれば、内燃機関のクランク軸により駆動され、吸気バルブを開閉するカムと排気バルブを開閉するカムと、この両カムの少なくとも一方のカムのクランク軸に対する回転位相を変えるバルブタイミング可変手段と、このバルブタイミング可変手段を駆動する駆動手段と、この駆動手段を制御する制御手段とを備え、この制御手段が、内燃機関のある運転状態量が第1値となった場合における駆動手段の保持電流に対応する第1保持電流値と、その運転状態量が第2値となった場合における駆動手段の保持電流に対応する第2保持電流値との差に相当する保持電流偏差記憶し、この保持電流偏差に応じて駆動手段に対する制御量を決定するようにしたので、装備している駆動手段であるOCVの応答特性を検知し、この応答特性に応じて制御することができ、安定した応答性を得ることが可能となる。
【0060】
また、請求項2の発明によれば、第1保持電流値と第2保持電流値を、バルブタイミングの実操作量と目標操作量とを比較してこの比較値が所定の条件を満たしたときになされるようにしたので、装備している駆動手段の応答特性に応じた制御量を高精度に求めることができ、さらに、請求項3の発明によれば、制御手段が第1保持電流値と第2保持電流値を記憶し、これらから保持電流偏差を記憶するようにしたので、比例・微分制御や積分制御に対しても装備している駆動手段の応答特性に応じた制御量を的確に求めることができるものである。
【0061】
さらにまた、請求項4の発明によれば、制御手段に駆動手段の異なる複数の特性を記憶させ、保持電流偏差に応じて異なる複数の特性の内の一つを選択して駆動手段に対する制御量を決定するようにしたので、装備している駆動手段の応答特性に適した制御量により制御して応答性の高い状態にて使用することができるものである。
【0062】
また、請求項5の発明によれば、クランク軸の回転角に対するカムの回転角の相対位置の検出位置と目標位置との差に応じた比例および微分制御を行い、複数の比例および微分制御値を設定して内燃機関の異なる運転状態における制御量の差に応じてこの複数の比例および微分制御値の内の一つを選択し、駆動手段に対する制御量を決定するようにしたので、駆動手段の特性差による応答性のバラツキを低減することができ、制御により特性差を補正することが可能となるものである。
【0063】
さらに、請求項6の発明によれば、クランク軸の回転角に対する少なくとも一方のカムの回転角の相対位置の検出位置と目標位置との差に応じた積分制御を行うと共に、複数の積分制御値を設定し、保持電流偏差に応じて異なる積分制御値の内の一つを選択し、駆動手段に対する制御量を決定するようにしたので、OCVの特性差によるバルブタイミング制御のバラツキを低減でき、安定した制御ができるものである。
【0064】
さらにまた、請求項7の発明によれば、制御手段が保持電流偏差を決定するまでの間は、複数の特性または制御値の中から応答特性の悪い特性または制御値を選択し、駆動手段に対する制御量を決定するようにしたので、制御手段が駆動手段の特性を見極めるまでの間においても安全なバルブタイミング制御ができ、また、請求項8の発明によれば、制御手段が駆動手段の異なる複数の特性を記憶し、保持電流偏差に応じて異なる複数の特性の内の一つを補間参照し、駆動手段に対する制御量を演算するようにしたので、装備している駆動手段の応答特性に適した制御量を演算することができるものである。
【0065】
さらに、請求項9の発明によれば、クランク軸の回転角に対する少なくとも一方のカムの回転角の相対位置の検出位置と目標位置との差に応じた比例および微分制御を行うと共に、複数の比例および微分制御値を設定し、保持電流偏差に応じて異なる比例および微分制御値の一つを補間参照して駆動手段に対する制御量を演算するようにしたので、駆動手段の特性の如何に拘わらず、実際に使用している駆動手段の特性に見合った制御量とする事ができ、より安定した応答性と制御性とを得ることができるものである。
【0066】
さらにまた、請求項10の発明によれば、クランク軸の回転角に対する少なくとも一方のカムの回転角の相対位置の検出位置と目標位置との差に応じた積分制御を行うと共に、複数の積分制御値を設定し、保持電流偏差に応じて異なる積分制御値の内の一つを補間参照し、駆動手段に対する制御量を演算するようにしたので、駆動手段の特性差によるバルブタイミング制御のバラツキを低減でき、より安定した制御性を得ることができるものである。
【0067】
また、請求項11の発明によれば、制御手段が保持電流偏差を設定するまでの間は、複数の特性または制御値を補間参照した各値の中央値により、駆動手段に対する制御量を演算するようにしたので、制御手段が駆動手段の特性を見極めるまでの間においては、この発明を導入しない場合の応答性と同程度の応答性を確保することができ、特性の見極めと同時に駆動手段の特性差によるバルブタイミング制御のバラツキを低減したり、応答性に優れた制御に移行することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による内燃機関のバルブタイミング制御装置の構成を説明する説明図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による内燃機関のバルブタイミング制御装置のバルブタイミングを説明する特性図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による内燃機関のバルブタイミング制御装置の油圧制御バルブの構成と動作とを説明する説明図である。
【図4】 この発明の実施の形態1による内燃機関のバルブタイミング制御装置の油圧制御バルブの流量特性図である。
【図5】 この発明の実施の形態1による内燃機関のバルブタイミング制御装置の制御機構の応答性を説明する特性図である。
【図6】 この発明の実施の形態1による内燃機関のバルブタイミング制御装置の油圧制御バルブの流量特性図である。
【図7】 この発明の実施の形態1による内燃機関のバルブタイミング制御装置の制御機構の応答性を説明する特性図である。
【図8】 この発明の実施の形態1による内燃機関のバルブタイミング制御装置の対比用として説明するフローチャートである。
【図9】 この発明の実施の形態1による内燃機関のバルブタイミング制御装置の対比用として説明するフローチャートである。
【図10】 この発明の実施の形態1による内燃機関のバルブタイミング制御装置の対比用として説明するフローチャートである。
【図11】 この発明の実施の形態1による内燃機関のバルブタイミング制御装置の対比用として説明するフローチャートである。
【図12】 この発明の実施の形態1による内燃機関のバルブタイミング制御装置の制御を説明するフローチャートである。
【図13】 この発明の実施の形態1による内燃機関のバルブタイミング制御装置の制御を説明するフローチャートである。
【図14】 この発明の実施の形態1による内燃機関のバルブタイミング制御装置の制御を説明するフローチャートである。
【図15】 この発明の実施の形態1による内燃機関のバルブタイミング制御装置の制御を説明するフローチャートである。
【図16】 この発明の実施の形態2による内燃機関のバルブタイミング制御装置の制御を説明するフローチャートである。
【図17】 この発明の実施の形態2による内燃機関のバルブタイミング制御装置の制御を説明するフローチャートである。
【図18】 この発明の実施の形態2による内燃機関のバルブタイミング制御装置の制御を説明するフローチャートである。
【図19】 この発明の実施の形態2による内燃機関のバルブタイミング制御装置の制御を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 内燃機関、1a クランク軸、1b カム軸、1c カム、
3 吸気通路、5 スロットルバルブ、6 スロットル開度センサ、
7 インジェクタ、9 O2センサ、10 排気通路、
12、14 センサプレート、13 クランク角センサ、
15 カム角センサ、16 油圧制御バルブ(駆動手段)、
17 制御手段、19 ハウジング、19a〜19d ポート、
20 電磁ソレノイド、21 スプール、21a ランド部、22 バネ。

Claims (11)

  1. 内燃機関のクランク軸により駆動され、吸気バルブを開閉するカム、前記内燃機関のクランク軸により駆動され、排気バルブを開閉するカム、これらの両カムの少なくとも一方のカムと前記クランク軸との間の回転伝達経路に介在して前記少なくとも一方のカムの前記クランク軸に対する回転位相を変えるバルブタイミング可変手段、このバルブタイミング可変手段を駆動する駆動手段、この駆動手段を制御する制御手段を備え、前記制御手段が、前記内燃機関のある運転状態量が第1値となった場合における前記駆動手段の保持電流値に対応する第1保持電流値と、前記運転状態量が第2値となった場合における前記駆動手段の保持電流値に対応する第2保持電流値との差に相当する保持電流偏差記憶し、この保持電流偏差に応じて前記駆動手段に対する制御量を決定することを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  2. 請求項1記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置であって、前記第1保持電流値と第2保持電流値を、バルブタイミングの実操作量と目標操作量とを比較してこの比較値が所定の条件を満たしたときに検知することを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  3. 請求項1または2記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置であって、前記制御手段が前記第1保持電流値と第2保持電流値を記憶し、前記第1保持電流値と第2保持電流値から前記保持電流偏差を演算し、記憶することを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置であって、前記制御手段が前記駆動手段の異なる複数の特性を記憶しており、前記保持電流偏差に応じて異なる複数の特性の内の一つを選択し、前記駆動手段に対する制御量を決定することを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  5. 請求項1〜請求項3のいずれか一項記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置であって、前記クランク軸の回転角に対する前記少なくとも一方のカムの回転角の相対位置を検出する検出手段と、前記少なくとも一方のカムの回転角の目標位置を演算する演算手段とを有し、前記制御手段がこの目標位置と検出された相対位置との差に応じた比例および微分制御を行うと共に、複数の比例および微分制御値を設定し、前記保持電流偏差に応じて前記複数の比例および微分制御値の内の一つを選択し、前記駆動手段に対する制御量を決定することを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  6. 請求項1〜請求項3のいずれか一項記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置であって、前記クランク軸の回転角に対するカムの回転角の相対位置を検出する検出手段と、前記少なくとも一方のカムの回転角の目標位置を演算する演算手段とを有し、前記制御手段がこの目標位置と検出された相対位置との差に応じた積分制御を行うと共に複数の積分制御値を設定し、前記保持電流偏差に応じて前記複数の積分制御値の内の一つを選択し、前記駆動手段に対する制御量を決定することを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  7. 請求項4〜請求項6のいずれか一項記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置であって、前記制御手段が前記保持電流偏差を決定するまでの間は、複数の特性または制御値から応答特性の悪い特性または制御値を選択し、前記駆動手段に対する制御量とすることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  8. 請求項1〜請求項3のいずれか一項記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置であって、前記制御手段が前記駆動手段の異なる複数の特性を記憶しており、前記保持電流偏差に応じて前記複数の特性の内の一つを補間参照し、前記駆動手段に対する制御量を演算することを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  9. 請求項1〜請求項3のいずれか一項記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置であって、前記クランク軸の回転角に対する前記少なくとも一方のカムの回転角の相対位置を検出する検出手段と、前記少なくとも一方のカムの回転角の目標位置を演算する演算手段とを有し、前記制御手段がこの目標位置と検出された相対位置との差に応じた比例および微分制御を行うと共に、複数の比例および微分制御値を設定し、前記保持電流偏差に応じて前記複数の比例および微分制御値の内の一つを補間参照し、前記駆動手段に対する制御量を演算することを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  10. 請求項1〜請求項3のいずれか一項記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置であって、前記クランク軸の回転角に対する前記少なくとも一方のカムの回転角の相対位置を検出する検出手段と、前記少なくとも一方のカムの回転角の目標位置を演算する演算手段とを有し、前記制御手段がこの目標位置と検出された相対位置との差に応じた積分制御を行うと共に、複数の積分制御値を設定し、前記保持電流偏差に応じて前記複数の積分制御値の内の一つを補間参照し、前記駆動手段に対する制御量を演算することを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  11. 請求項8〜請求項10のいずれか一項記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置であって、前記制御手段が前記保持電流偏差を設定するまでの間は、複数の特性または制御値を補間参照した各値の中央値により、前記駆動手段に対する制御量を演算することを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
JP2000336470A 2000-11-02 2000-11-02 内燃機関のバルブタイミング制御装置 Expired - Fee Related JP3703709B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000336470A JP3703709B2 (ja) 2000-11-02 2000-11-02 内燃機関のバルブタイミング制御装置
US09/859,818 US6412459B1 (en) 2000-11-02 2001-05-18 Valve timing controller for internal combustion engine
DE10128735A DE10128735B4 (de) 2000-11-02 2001-06-13 Ventileinstellungssteuerung für Brennkraftmaschinen
KR10-2001-0043437A KR100439717B1 (ko) 2000-11-02 2001-07-19 내연기관의 밸브타이밍 제어장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000336470A JP3703709B2 (ja) 2000-11-02 2000-11-02 内燃機関のバルブタイミング制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002138865A JP2002138865A (ja) 2002-05-17
JP3703709B2 true JP3703709B2 (ja) 2005-10-05

Family

ID=18812033

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000336470A Expired - Fee Related JP3703709B2 (ja) 2000-11-02 2000-11-02 内燃機関のバルブタイミング制御装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6412459B1 (ja)
JP (1) JP3703709B2 (ja)
KR (1) KR100439717B1 (ja)
DE (1) DE10128735B4 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10392698B4 (de) 2002-10-25 2021-05-12 Denso Corporation Variable Ventilzeitabstimmungssteuerungsvorrichtung einer Brennkraftmaschine
JP4089594B2 (ja) 2003-11-11 2008-05-28 トヨタ自動車株式会社 可変動弁システムの制御装置
JP4269169B2 (ja) 2004-08-31 2009-05-27 株式会社デンソー 内燃機関の回転状態検出装置
DE102004047180B4 (de) * 2004-09-29 2014-07-17 Robert Bosch Gmbh Aufladeeinrichtung mit Laststeuerung an Verbrennungskraftmaschinen
DE102005049777B4 (de) * 2005-10-18 2018-05-30 Robert Bosch Gmbh Verfahren und Vorrichtung zum Betreiben einer Brennkraftmaschine
JP4767299B2 (ja) * 2008-09-26 2011-09-07 三菱電機株式会社 内燃機関のバルブ特性制御装置
US20120001105A1 (en) * 2010-06-30 2012-01-05 Denso Corporation Valve control apparatus and electric driving apparatus
JP6267553B2 (ja) 2014-03-20 2018-01-24 日立オートモティブシステムズ株式会社 可変動弁機構の制御装置及び制御方法
JP7255428B2 (ja) * 2019-09-04 2023-04-11 株式会社デンソー 制御装置、および、これを用いたバルブタイミング調整システム

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2613875B2 (ja) * 1986-11-21 1997-05-28 株式会社ユニシアジェックス 内燃機関のバルブタイミング制御装置
JP3776463B2 (ja) * 1992-11-30 2006-05-17 株式会社デンソー 内燃機関における弁動作タイミング制御装置
JP3395240B2 (ja) * 1993-04-14 2003-04-07 株式会社デンソー 内燃機関用バルブタイミング制御装置
JPH0777073A (ja) * 1993-09-09 1995-03-20 Toyota Motor Corp 内燃機関のバルブタイミング制御装置
JP3039331B2 (ja) * 1995-03-27 2000-05-08 トヨタ自動車株式会社 内燃機関のバルブタイミング制御装置
JPH09217609A (ja) 1996-02-14 1997-08-19 Denso Corp 内燃機関用バルブタイミング制御装置
JP3134763B2 (ja) 1996-03-22 2001-02-13 トヨタ自動車株式会社 内燃機関のバルブタイミング制御装置
US6047674A (en) * 1997-09-12 2000-04-11 Denso Corporation Valve timing control apparatus for internal combustion engine
JP3068806B2 (ja) * 1997-12-15 2000-07-24 三菱電機株式会社 内燃機関のバルブタイミング制御装置
JP3730809B2 (ja) * 1999-01-28 2006-01-05 三菱電機株式会社 内燃機関のバルブタイミング制御装置
JP3290422B2 (ja) * 1999-04-26 2002-06-10 三菱電機株式会社 内燃機関のバルブタイミング制御装置
JP3477128B2 (ja) * 1999-11-30 2003-12-10 三菱電機株式会社 内燃機関のバルブタイミング制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR20020034848A (ko) 2002-05-09
DE10128735B4 (de) 2006-03-30
KR100439717B1 (ko) 2004-07-12
US20020050256A1 (en) 2002-05-02
DE10128735A1 (de) 2002-05-29
JP2002138865A (ja) 2002-05-17
US6412459B1 (en) 2002-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7748357B2 (en) Control apparatus and control method for a variable valve timing mechanism
EP2245286B1 (en) Control apparatus and control method for variable valve operating mechanism
US8498797B2 (en) Control apparatus and control method for internal combustion engine
JP3703709B2 (ja) 内燃機関のバルブタイミング制御装置
US6516759B2 (en) Valve timing control apparatus for internal combustion engine
JP3748517B2 (ja) 内燃機関のバルブタイミング制御装置
JP4267636B2 (ja) 可変バルブタイミング装置
US6659055B2 (en) Valve-timing control method and apparatus for controlling valve timing of a valve of an engine
JP5290821B2 (ja) 車両用電動アクチュエータ機構の制御装置
KR100473096B1 (ko) 내연기관의 밸브타이밍 제어장치
US6655361B2 (en) Fuel injection control apparatus of engine
JPS6166843A (ja) バルブタイミング制御装置付エンジン
KR100343763B1 (ko) 내연기관의 제어장치
JP4937188B2 (ja) 内燃機関の可変動弁装置
JP2002054465A (ja) 内燃機関のバルブタイミング制御装置及び制御方法
JP2001254639A (ja) 内燃機関のバルブ特性制御装置
JP2007127100A (ja) 内燃機関の制御装置
JP4290117B2 (ja) 内燃機関の液圧式可変バルブタイミング機構の学習制御方法
JP4425417B2 (ja) エンジンのバルブタイミング制御装置
JPH10169477A (ja) バルブタイミング制御装置付エンジン
JP4905384B2 (ja) 油圧制御装置
JPH05125967A (ja) 内燃機関の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040806

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050315

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050422

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050712

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050720

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090729

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100729

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100729

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110729

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110729

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120729

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees