JP3697596B2 - コンソールボックス - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はコンソールボックスに関し、更に詳細には、コンソール本体内に第1物品収納部と第2物品収納部とを備えたコンソールボックスにおいて、コンソールリッドのみを開放すると第2物品収納部が開放され、該コンソールリッドと第2物品収納部とを同時に開放すると第1物品収納部が開放されるよう構成したコンソールボックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
乗用車の運転席と助手席との間には、一般にコンソールボックスが設けられている。このコンソールボックスは、内部に各種の小間物を収納するための物品収納部を画成したコンソール本体と、このコンソール本体に開閉自在に枢支されて、前記物品収納部における上方開口部を常には閉成するコンソールリッドから基本的に構成されている。そして、高級グレードの乗用車等においては、例えば前記物品収納部を第2物品収納部と第1物品収納部とに上下2段に区画形成し、適宜操作部材を操作することによりこれら各物品収納部を選択的に開放し得る構造として、収納物品の整理を容易にして収納性や利便性の向上を図り得るようになっている。
【0003】
図9および図10は、コンソール本体63内に上下2段の物品収納部を設けたコンソールボックスの一例を略示したものであり、このコンソールボックス60におけるコンソールリッド61およびトレー状のケース体62が、該コンソール本体63の上部後方端において、図示しない枢支軸を介して開閉自在に枢支されている。コンソール本体63には、各種物品を収納する第1物品収納部65が画成されており、前記ケース体62が該第1物品収納部65の上部に格納されると共に上方開口部65aを閉成し得るようになっている。またケース体62には、物品を収納する第2物品収納部64が画成されており、前記主リッド61が該第2物品収納部64の上方開口部64aを閉成し得るようになっている。
【0004】
前記コンソールリッド61の前端には、係合部材(ロックレバー)66が配設されており、該コンソールリッド61を第2物品収納部64の上方開口部64aに閉成した状態においては、ケース体62の前端が該係合部材66に係合するようになっている。従って、前記係合部材66の操作片66aを操作することなく把持片61aを持ってコンソールリッド61を開放すると、コンソールリッド61にケース体62が係合した状態となっているので、図9に示すように、該コンソールリッド61の裏面にケース体62が合体した状態で共に回動し、第1物品収納部65の上方開口部65aが開放される。一方、前記係合部材66の操作片66aを操作しながらコンソールリッド61を開放すると、コンソールリッド61とケース体62との係合が解除した状態となっているので、図10に示すように、コンソールリッド61のみが回動してケース体62は第1物品収納部65の上方開口部65aを閉成した状態のまま保持され、第2物品収納部64の上方開口部64aが開放されるようになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前述の如く構成されたコンソールボックスにおいては、一般に第1物品収納部65は幅広深底の大容量に画成すると共に、第2物品収納部64は小容量に画成される場合が多い。すなわち、この第2物品収納部64には、筆記具や時計,携帯電話等の比較的小型の物品を収納し、また第1物品収納部65には、カセットテープやコンパクトディスク、その他比較的嵩張る物品等を収納し得るようになっており、収納物品の整理を容易になし得る利点がある。しかるに、開放したコンソールリッド61が各物品収納部64,65の上方に傾斜した状態で延出するため、該コンソールリッド61が邪魔になって物品の収納または取出しを行ない難い問題が指摘されていた。殊に、前記第2物品収納部64には、運転中であっても頻繁に使用に供される物品を収納することが多く、例えば携帯電話の出入れに際しては、不自然な体勢での収納または取出しを強いられる上に、目視しなければ確実な脱着がなし得ないこともあり、運転操作に支障を来たして極めて危険が伴う事態を招来していた。
【0006】
【発明の目的】
この発明は、前述した欠点に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、ケース体に画成した第2物品収納部を開放するためにコンソールリッドを開放した際には、該ケース体を所要角度の傾斜状態に起立変位させて第2物品収納部を前方へ傾動移動するよう構成することにより、該第2物品収納部に対する物品の収納または取出しを容易に行ない得るようにしたコンソールボックスを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため、本発明に係るコンソールボックスは、車両の運転席に設けられ、内部に第1物品収納部を画成してなるコンソール本体と、この第1物品収納部の上方に開閉自在に格納され、内部に第2物品収納部を画成したケース体と、前記コンソール本体に開閉自在に枢支され、この上方部を覆蓋するコンソールリッドと、このコンソールリッドと前記ケース体の前端部を係脱自在に係合する係合部材とからなり、前記係合部材によりコンソールリッドとケース体とを係合した状態で該コンソールリッドを開放すると、第1物品収納部の上方開口部が開放され、前記係合部材によりコンソールリッドとケース体との係合を解除した状態で該コンソールリッドを開放すると、該第2物品収納部の上方開口部が開放されるコンソールボックスにおいて、
前記コンソールリッドにおける裏面前部に垂下状態に配設され、互いに対向しながら前後に揺動可能な左右一対の支持レバーと、
前記支持レバーの揺動端において、水平な同一軸線上で互いに対向し合うように立設した支点軸と、
前記ケース体の両端略中央に設けられ、前記支点軸を嵌入することにより、該ケース体を回動自在に支持させる支持孔と、
前記ケース体の両端前方から水平外方へ突出し、前記第1物品収納部における上方開口部の両側に凹設した係合溝に係合可能なボス部と、
前記コンソールリッドの前部下方に設けた前記係合部材に一体成形され、常には前記ケース体の前端係合部と係合すると共に、操作片を上方へ付勢すると該前端係合部との係合が解除される鉤部と、
前記コンソールリッドの裏面後部に設けられ、前記ケース体の後端係合部を係合可能に保持する受片を有する受部材とから構成され、
前記係合部材の操作片を上方へ付勢することなくコンソールリッドをコンソール本体から開放すると、前記ボスが係合溝から抜出ると共に、後端係合部と受片との係合が保持されることにより、ケース体はコンソールリッドの裏面に合体した状態で共に回動して、前記第1物品収納部の上方開口部が開放され、
前記係合部材の操作片を上方へ付勢してコンソールリッドをコンソール本体から開放すると、前記ボスと係合溝との係合が保持されると共に、後端係合部と受片との係合が解除されることにより、ケース体は支持レバーの上昇移動下に該ボスを回動中心として後部側が引上げられ、前記第2物品収納部の上方開口部を前方へ指向させた傾斜状態に起立変位するよう構成したことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に本発明に係るコンソールボックスにつき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。図4は、本発明が好適に実施されるコンソールボックスの主要部分を斜視状態で示し、該コンソールボックス10は例えば乗用車の運転席と助手席との間に装備されている。このコンソールボックス10は、図3に示すように、内部に第1物品収納部20を画成したコンソール本体12と、このコンソール本体12の上方部を全面的に被覆するコンソールリッド14と、内部に第2物品収納部18が画成され、前記第1物品収納部20の上方に開閉自在に格納されるケース体16とから基本的に構成されている。
【0009】
コンソール本体12は、前述した如く運転席と助手席との間に装備され、図7に示すように、その後方内部に幅広奥深の第1物品収納部20が画成されている。そして、上面後方端における左右両側には、前記コンソールリッド14を回動自在に枢支する枢支軸22の両端部を軸止する支持片24,24が、コンソール本体12と一体的に形成されている。前記支持片24,24の前方における上面には、コンソールリッド14に形成した回動規制片30,30用の挿通孔26,26が開設されていると共に、上面前方端における略中央部は、該コンソールリッド14に取着される後述の係合部材38の干渉を回避するための凹部12aが形成されている。また、第1物品収納部20の上方開口部20aにおける前方両側に形成された係合溝28,28は、前記ケース体16に形成されたボス48,48が、上方からスライドしながら係合可能になっている。
【0010】
前記コンソールリッド14は、図1および図3に示すように、その後方下端部がコンソール本体12における上面後方端に軸止される前記枢支軸22を介して回動自在に枢支されている。また図7に示すように、コンソールリッド14における後方下端部の左右両側には、先端部が鉤状に形成された円弧状の前記回動規制片30,30が、下方へ立設されている。この回動規制片30,30は、前記挿通孔26,26を介して前記コンソール本体12の内部へ延出しており、コンソールリッド14の回動可能範囲を、略水平状態と所要角度の傾斜状態との間に規制するようになっている。なお、このコンソールリッド14は、前記コンソール本体12の上方部を覆蓋した状態においては、アームレストとしての機能をも兼ね得る。
【0011】
前記コンソールリッド14の裏面前方における左右端部には、垂下状態で対向する一対の支持レバー32,32が、揺動可能に配設されている。この支持レバー32,32は、図7に示すように、コンソールリッド14の前方内部において左右へ横架される支持棒34に一体に形成されており、該支持棒34を中心に前後方向へ同期的に揺動するようになっている。また、各支持レバー32,32の先端内側面には、水平な同一軸線上で互いに対向し合うように立設した支点軸36,36が形成され、後述するケース体16の両側端部に形成された回動支持片42,42の支持孔42a,42aに嵌入して、該ケース体16を回動可能に枢支する。更に、各支持レバー32,32の内側面における略中央には凹部32a,32aが形成されており、図1に示すように、ケース体16の両側端部に形成された突起50,50が整合するよう設定されている。
【0012】
前記コンソールリッド14の前方端面には、該コンソールリッド14の開閉操作の際に手指を掛ける把持片14aが突出形成されていると共に、前方下端部には、図7および図8に示すように、該コンソールリッド14と一体に成形されたボス14bに、弾性変形可能な係合部材38が取着されている。この係合部材38は、前記ボス14bに取着される基板部38aと、コンソールリッド14の前方へ延出する操作片38bと、先端に鉤部38dを一体成形した係合片38cとから構成されている。この係合部材38の係合片38cは、図3に示すように、コンソールリッド14がケース体16に画成された第2物品収納部18の上方開口部18aを閉成した状態において、該ケース体16の前端から前方へ延出した前端係合部44に係合するよう設定され、ケース体16の前部をコンソールリッド14に係合させ得るようになっている。そして図7に示すように、前記操作片38bを上方へ付勢すれば、基板部38aが弾性変形して前記鉤部38dと前端係合部44との係合が解除される。
【0013】
更に、前記コンソールリッド14の裏面後方側には、断面L字形の受部材40,40が形成されており、その先端の受片40aが前方側へ延出している。この受部材40,40は、図3に示すように、コンソールリッド14がケース体16に画成された第2物品収納部18の上方開口部18aを閉成した状態において、該ケース体16の後端に形成された後端係合部46,46が受片40aに載置状態に当接するよう設定されており、ケース体16の後部をコンソールリッド14に係合させ得るようになっている。
【0014】
前記ケース体16は、図7に示すように、その内部に第2物品収納部18が画成されており、その上方開口部18aの外縁に沿って上面輪郭縁16aが一体に形成されている。この上面輪郭縁16aにおける両端略中央部には、前記支持孔42aが形成された回動支持片42,42が一体に形成されており、前述したように、支持孔42a,42aに前記コンソールリッド14に配設された支持レバー32,32の支点軸36,36が嵌入することにより、ケース体16は該コンソールリッド14に対し回動可能に枢支される。また、前記上面輪郭縁16aにおける前端には、前述したように、前記係合部材38の鉤部38dに係合し得る前端係合部44が前方へ延出していると共に、後端には前記受部材40の受片40aに係合する前記後端係合部46,46が一体に形成されている。すなわちコンソールリッド14を第2物品収納部18の上方開口部18aを閉成した状態では、図3に示すように、ケース体16の後端係合部46,46が受片40a,40aに載置されると共に、前端係合部44に係合部材38の鉤部38dが弾性的に係合するので、該ケース体16はその前後部においてコンソールリッド14に係合される。
【0015】
また、前記上面輪郭縁16aにおける前方側端近傍には、水平左右方向へ突出する円柱状の前記ボス48,48が形成されており、ケース体16が第1物品収納部20の上方開口部20aに格納される際に、該上方開口部20aに形成した前記係合溝28,28にスライドしながら係合するようになっている。この係合溝28,28は上部が若干幅狭に形成してあり、前記ボス48,48の係合・抜出に際しては所要の付勢力を必要とするように設定してある。すなわちこのボス48,48は、係合部材としての機能をも兼ね備えており、コンソール本体12に対するコンソールリッド14の不用意な開閉を防止する。更にこのボス48,48は、図1に示すと共に後述するように、コンソールリッド14のみを開放して第2物品収納部18の上方開口部18aを開放させるに際し、ケース体16が起立変位するときの枢支軸としても機能する。
【0016】
前記ケース体16は、その内部に画成した第2物品収納部18に対し、収納しようとする物品の形態に対応した複種類のアタッチメント52を選択的に取付け得るようになっている。例えば、図2に示すアタッチメント52は携帯電話用のものであり、ホルダ54,54により携帯電話56を確実に保持し得ると共に、凹部52a,52aを形成してあるので簡単に着脱し得るようになっている。
【0017】
前記の如く構成した本実施例のコンソールボックス10において、図3または図4に示すように、コンソールリッド14がコンソール本体12の上方を覆蓋した状態(ケース体16の前端係合部44および後端係合部46が、該コンソールリッド14の係合部材38および受部材40に夫々係合している)から、第1物品収納部20の上方開口部20aまたは第2物品収納部18の上方開口部18aを開放する場合には、夫々次のように操作する。第1物品収納部20の上方開口部20aを開放する場合には、コンソールリッド14の前端に突出形成した把持片14aに手指を掛けながら、該コンソールリッド14の前端部を上方へ引上げればよい。すなわち、コンソールリッド14は前記枢支軸22を中心として回動するが、前述したように、受部材40および係合部材38による係合状態が保持されているので、図5および図6に示すようにボス48,48が係合溝28,28から抜出して、ケース体16は該コンソールリッド14に係合したまま上方へ移動し、その結果として第1物品収納部20の上方開口部20aが開放される。
【0018】
また、第2物品収納部18の上方開口部18aを開放する場合には、コンソールリッド14の前方下端部に取着された前記係合部材38の操作片38bを手指で上方へ付勢しながら、該コンソールリッド14の前端部を上方へ引上げればよい。このとき、図7に示すように、係合部材38の鉤部38dとケース体16の前端係合部44との係合が解除されるので、コンソールリッド14は前記枢支軸22を中心として回動するが、ケース体16のボス48,48は係合溝28,28に係合したまま保持される。従ってケース体16は、図1に2点鎖線で示すように、コンソールリッド14に枢支された支持レバー32,32の上昇移動に連動して、前記ボス48,48を回動中心としてその後方部が引上げられる。そして図2および図1に実線で示すように、ケース体16が第2物品収納部18の上方開口部18aを前方へ指向させた所要角度の傾斜状態に起立変位させると、該ケース体16の両側部に形成された突起50,50が支持レバー32,32の凹部32a,32aと整合し、該ケース体16は傾斜状態に保持されるようになる。
【0019】
なお、図1,図3および図5に示すように、前記ケース体16の上面輪郭縁16aの後方上面から上方へ突出した係止棒58を別途形成し、図1に示すように、該ケース体16を起立変位させると、該係止棒58の先端と前記係合部材38の鉤部38dとが係合するよう構成して、ケース体16の傾斜状態を保持させるようにしてもよい。このような構成では、コンソールリッド14を閉成する際には、前記係合部材38の操作片38bを付勢して鉤部38dと係止棒58との係合を解除させながら、該コンソールリッド14の前端部を下方へ押圧すれば、傾斜状態にあるケース体16を第1物品収納部20の上方開口部20aへ閉成させることができる。
【0020】
なお前記実施例では、ケース体16に対する傾斜状態の保持手段として、前述した支持レバー32,32の凹部32a,32aとケース体16の突起50,50との整合による保持形態と、係止棒58と係合部材38との係合による保持形態とを共に具備した状態で示してあるが、これら各保持形態のどちらか一方のみを実施するようにしても、ケース体16を傾斜状態で好適に姿勢保持させることができる。
【0021】
【実施例の作用】
次に、本発明に係るコンソールボックスの作用につき説明する。実施例に係るコンソールボックス10は、図4に示すように、コンソールリッド14を傾倒させてコンソール本体12の上方部を覆蓋した状態で通常使用され、該コンソールリッド14は、運転席または助手席のアームレストとして兼用される。またこの状態では、図3に示すように、ケース体16における前端係合部44および後端係合部46が、コンソールリッド14における係合部材38の鉤部38dおよび受部材40の受片40aに夫々係合している。
【0022】
第1物品収納部20に対して物品の出入れをする場合には、コンソールリッド14の前端に突出形成した把持片14aに手指を掛けながら、該コンソールリッド14の前端部を上方へ引上げればよい。すなわち、受部材40および係合部材38による係合状態が保持されているので、図5および図6に示すように、前記枢支軸22を中心として回動するコンソールリッド14と共にケース体16が上方へ移動し、第1物品収納部20の上方開口部20aが開放される。
【0023】
第2物品収納部18に対して物品の出入れをする場合には、コンソールリッド14の前方下端部に取着された前記係合部材38の操作片38bを手指で上方へ付勢しながら、該コンソールリッド14の前端部を上方へ引上げればよい。このとき図7に示すように、係合部材38の鉤部38dとケース体16の前端係合部44との係合が解除されるので、図1に示すように、前記枢支軸22を中心としたコンソールリッド14の回動に従い、ケース体16は第2物品収納部18の上方開口部18aを前方へ指向させた所要角度の傾斜状態に起立変位し、その状態で姿勢保持される。このとき、第2物品収納部18が所要角度に傾斜しているので、運転中であっても自然な姿勢で該第2物品収納部18に対する物品の出入れが可能となる。
【0024】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明に係るコンソールボックスによれば、ケース体に画成した第2物品収納部を開放するためにコンソールリッドを開放した際に、該ケース体を所要角度の傾斜状態に起立変位するようにして、第2物品収納部を前方へ傾動するよう構成したことにより、該第2物品収納部に対する物品の収納または取出しを容易に行ない得る。殊にこの第2物品収納部に、運転中においても頻繁に使用に供される携帯電話等を収納した場合にあっても、目視せずに自然な姿勢での出入れを行なうことができ、運転操作に支障を来すことがなく危険を伴わない。また、ケース体を傾斜状態に姿勢保持させる適宜手段を設けたことにより、第2物品収納部に対する物品の出入れの際に、不用意にコンソールリッドが閉成する不都合も回避し得る等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な一実施例に係るコンソールボックスにおいて、コンソールリッドを回動してケース体を傾斜状態に起立変位させ、第2物品収納部の上方開口部を開放させた状態を概略で示す縦断側面図である。
【図2】コンソールリッドを回動してケース体を傾斜状態に起立変位させ、第2物品収納部の上方開口部を開放させた状態を示す概略斜視図である。
【図3】コンソールリッドをコンソール本体に閉成した状態を示す縦断側面図である。
【図4】コンソールリッドをコンソール本体に閉成した状態を示すコンソールボックスの要部概略斜視図である。
【図5】コンソールリッドおよびケース体を回動して、第1物品収納部の上方開口部を開放させた状態を示す縦断側面図である。
【図6】コンソールリッドおよびケース体を回動して、第1物品収納部の上方開口部を開放させた状態を示す概略斜視図である。
【図7】コンソール本体、コンソールリッドおよびケース体を分解状態で示す斜視図である。
【図8】コンソールリッド前端に配設した係合部材を拡大して示す縦断側面図である。
【図9】従来から実施されているコンソールボックスにおいて、コンソールリッドおよびケース体を回動して、第1物品収納部を開放させた状態を示す概略斜視図である。
【図10】従来から実施されているコンソールボックスにおいて、コンソールリッドを回動して、第2物品収納部を開放させた状態を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
12 コンソール本体
14 コンソールリッド
16 ケース体
18 第2物品収納部
18a 上方開口部
20 第1物品収納部
20a 上方開口部
28 係合溝
32 支持レバー
32a 凹部
36 支点軸
38 係合部材
38b 操作片
38d 鉤部
40 受部材
40a 受片
42a 支持孔
44 前端係合部
46 後端係合部
48 ボス部
50 突起
58 係止棒

Claims (3)

  1. 車両の運転席に設けられ、内部に第1物品収納部(20)を画成してなるコンソール本体(12)と、この第1物品収納部(20)の上方に開閉自在に格納され、内部に第2物品収納部(18)を画成したケース体(16)と、前記コンソール本体(12)に開閉自在に枢支され、この上方部を覆蓋するコンソールリッド(14)と、このコンソールリッド(14)と前記ケース体(16)の前端部を係脱自在に係合する係合部材(38)とからなり、前記係合部材(38)によりコンソールリッド(14)とケース体(16)とを係合した状態で該コンソールリッド(14)を開放すると、第1物品収納部(20)の上方開口部(20a)が開放され、前記係合部材(38)によりコンソールリッド(14)とケース体(16)との係合を解除した状態で該コンソールリッド(14)を開放すると、該第2物品収納部(18)の上方開口部(18a)が開放されるよう構成したコンソールボックスにおいて、
    前記コンソールリッド(14)における裏面前部に垂下状態に配設され、互いに対向しながら前後に揺動可能な左右一対の支持レバー(32,32)と、
    前記支持レバー(32,32)の揺動端において、水平な同一軸線上で互いに対向し合うように立設した支点軸(36,36)と、
    前記ケース体(16)の両端略中央に設けられ、前記支点軸(36,36)を嵌入することにより、該ケース体(16)を回動自在に支持させる支持孔(42a,42a)と、
    前記ケース体(16)の両端前方から水平外方へ突出し、前記第1物品収納部(20)における上方開口部(20a)の両側に凹設した係合溝(28,28)に係合可能なボス部(48,48)と、
    前記コンソールリッド(14)の前部下方に設けた前記係合部材(38)に一体成形され、常には前記ケース体(16)の前端係合部(44)と係合すると共に、操作片(38b)を上方へ付勢すると該前端係合部(44)との係合が解除される鉤部(38d)と、
    前記コンソールリッド(14)の裏面後部に設けられ、前記ケース体(16)の後端係合部(46)を係合可能に保持する受片(40a)を有する受部材(40)とから構成され、
    前記係合部材(38)の操作片(38b)を上方へ付勢することなくコンソールリッド(14)をコンソール本体(12)から開放すると、前記ボス(48,48)が係合溝(28,28)から抜出ると共に、後端係合部(46)と受片(40a)との係合が保持されることにより、ケース体(16)はコンソールリッド(14)の裏面に合体した状態で共に回動して、前記第1物品収納部(20)の上方開口部(20a)が開放され、
    前記係合部材(38)の操作片(38b)を上方へ付勢してコンソールリッド(14)をコンソール本体(12)から開放すると、前記ボス(48,48)と係合溝(28,28)との係合が保持されると共に、後端係合部(46)と受片(40a)との係合が解除されることにより、ケース体(16)は支持レバー(32,32)の上昇移動下に該ボス(48,48)を回動中心として後部側が引上げられ、前記第2物品収納部(18)の上方開口部(18a)を前方へ指向させた傾斜状態に起立変位するよう構成した
    ことを特徴とするコンソールボックス。
  2. 前記支持レバー(32,32)の対向する側面に凹部(32a)が形成されると共に、前記ケース体(16)の両端後方に前記凹部(32a)と整合する突起(50)が突設され、
    前記コンソール本体(12)からコンソールリッド(14)を開放させて、該ケース体(16)を傾斜状態に起立変位させると、前記突起(50)が前記凹部(32a)に突入して、第2物品収納部(18)の傾斜状態が保持される請求項1記載のコンソールボックス。
  3. 前記ケース体(16)の上面後方端に上方へ突出する係止棒(58)が配設され、コンソール本体(12)からコンソールリッド(14)を開放させて、該ケース体(16)を傾斜状態に起立変位させると、該係止棒(58)の先端が前記係合部材(38)の鉤部(38d)と係合して、第2物品収納部(18)の傾斜状態が保持される請求項1記載のコンソールボックス。
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