JP3692638B2 - メタルベローズアキュムレータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、油圧装置などにおける油圧の脈動を吸収するために油圧回路中に設置されるメタルベローズを使用したメタルベローズアキュムレータに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より各種用途に応じて様々な形状のアキュムレータが提案されている。例えば、中空の容器の内部を、メタルベローズによって液室とガス室に隔成し、ガス室に圧縮ガスを封入するとともに液室に油を満たしたものが知られている。上記メタルベローズは容器の軸線方向に伸縮自在であり、ベローズの内面または外面のいずれか一方側に上記液室が規定され、他方側にガス室が規定され、液室あるいはガス室の圧力変化に応じてベローズが伸縮するものである。
【0003】
従来技術の一例を図9に示す。このアキュムレータ100は、油圧ポンプ111とこのポンプ111によって動かされる油圧機器112との間に設けられる。このアキュムレータ100は、容器101の内部に内筒102とメタルベローズ103が同心状に設けられ、ベローズ103によって液室104とガス室105に隔成される。
【0004】
また、内筒102には、ベローズ103の伸縮動作に伴って油が流通する流通口106が設けられ、ベローズ103の一端を閉塞するキャップ部材109の内面側にはシール材110が設けられる。このシール材110と前記流通口106の周りにある環状の弁座107とは対向しており、ベローズ103が所定のストローク以上縮んだ時に内筒102とベローズ103との間に油を閉込めるための自己シール手段108を構成する。そして、液室104には油が満たされ、ガス室105には圧縮ガスが封入される。
【0005】
しかして、油圧ポンプ111から吐出された油は、流入側配管113およびポート114を経由して液室104に流入し、液室104に流入した油は、流出ポート115および流出側配管116を通って油圧機器112に送り込まれる。この時、ポンプ111の回転によって生じる油圧の脈動成分は、液室104に作用するとともに液室104内の油を介してガス室105に作用する。従って、脈動成分はガス室105内のガスの圧縮・膨張によって吸収される。ガス室105が圧縮される時にはベローズ103が伸びる方向に撓み、ガス室105が膨張する時にはベローズ103が縮む方向に撓む。こうして、ポンプ111から吐出された油の体積変化がガス室105内のガスの体積変化に置換される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記したようなアキュムレータ100におけるメタルベローズ103の端部に気密的に取付けられるキャップ部材109は、従来溶接によって固着されている。この様子を図10および図11に拡大して示してある。
【0007】
すなわち、同図に示すようにキャップ部材109は、周縁が切削加工117され、かつ前記流通口106を開閉するシール材110が接着された金属プレートからなり、これがメタルベローズ103の端部に溶接118によって固定される。
しかしながら、前記シール材110は、ゴム等の弾性材で形成され、加硫接着して取付けられているため、溶接部118の開先の切削加工時に、キャップ部材109は、ゴムを接着後周縁を切削加工している為、ゴムを傷つけることがあり、また、溶接熱によって局部的にゴム特性(シール特性)を劣化させるという課題がある。
【0008】
また、開先加工および溶接作業が、アキュムレータ本体の組立効率を低下させ、かつ前記のようにシール材110を傷つけたり、溶接熱でシール材110を劣化させたりしないために充分な注意と治具等が用意されているとしても、そのために製造工程と時間が長くなりコストアップとなる。
【0009】
さらに、図10に示すようにプレート109の前記切削加工によって形成されるエッジ部119の影響と思われるが、溶接の効果が不充分となり、この溶接部118での気密機能にやや課題もある。
【0010】
本発明は、前記のような課題を解決するためになされたものであり、キャップ部材に対するメタルベローズの溶接における熱応力の除去をより容易にし、キャップ部材に対するゴムの装着も容易化できるとともに、前記溶接によるシール材の品質劣化もないメタルベローズアキュムレータを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1の発明にかかるメタルベローズアキュムレータは、容器と、この容器内に一端が気密的に取付けられて収容され、容器内を液室とガス室に隔成する容器の軸線方向に伸縮自在なメタルベローズと、このメタルベローズの他端を閉塞するキャップ部材と、上記液室に連通しかつキャップ部材と対向する位置に設けられていて上記ベローズの伸縮に伴って上記液室内の液が出入りする流通口とを具備し、前記キャップ部材はシール材を有し、メタルベローズが所定のストローク以上にストロークした状態において上記流通口を閉塞する自己シール手段を構成するメタルベローズアキュムレータであって、前記キャップ部材は、前記メタルベローズの他端にプレートが溶接によって固着され、このプレートに、シール材を接着したシール材取付部材、または芯材を内装するシール材が、機械的固定手段によって取付けられており、前記機械的固定手段は、プレートに凸型または凹型が形成され、シール材を接着したシール材取付部材または芯材を内装するシール材には、前記プレートの凸型または凹型に対応する凹部または凸部が形成され、この凸型または凹型とこれに対応する凹部または凸部が互に固定されることを特徴とする。
【0012】
また、請求項2の発明に係るメタルベローズアキュムレータは、容器と、この容器内に一端が気密的に取付けられて収容され、容器内を液室とガス室に隔成する容器の軸線方向に伸縮自在なメタルベローズと、このメタルベローズの他端を閉塞するキャップ部材と、上記液室に連通しかつキャップ部材と対向する位置に設けられていて上記ベローズの伸縮に伴って上記液室内の液が出入りする流通口とを具備し、前記キャップ部材はシール材を有し、メタルベローズが所定のストローク以上にストロークした状態において上記流通口を閉塞する自己シール手段を構成するメタルベローズアキュムレータであって、前記キャップ部材は、前記メタルベローズの他端にプレートが溶接によって固着され、このプレートに、シール材を接着したシール材取付部材、または芯材を内装するシール材が、機械的固定手段によって取付けられており、前記機械的固定手段は、プレートにキャップ金具が固着され、このキャップ金具の外周には複数の押え片と容器内壁面に摺接するガイド片とが交互に突設され、シール材を接着したシール材取付部材または芯材を内装するシール材は、前記キャップ金具に重ね合わされ前記押え片が折曲されて押圧固定されることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態を図について説明する。図1は本発明の実施の一形態を示す断面図、図2は本発明の実施の一形態を示す要部の拡大断面図である。図1に示されたメタルベローズアキュムレータは、図に示す従来例と同様に油圧ポンプと、このポンプによって動かされる油圧機器との間に設けられている。
【0016】
このメタルベローズアキュムレータは、中空の容器1を備えており、この容器1は一端に油などの流体の流通口2および他端に開口部3を有し、流通口2付近の容器1外周には取付孔4を持った取付フランジ5が突設されている。
【0017】
前記開口部3の内側にはこれを気密的に塞ぐように外周にOリング6を有するベローズベース7が嵌挿されている。このベローズベース7は中心部にガス封入口としてのプラグ孔8が貫通形成され、このプラグ孔8にガスプラグ9が装着されている。
前記ベローズベース7は、容器1内周のリング状のストッパ段部1aと前記容器1の開口部3を内側に折り曲げた開口縁部1bとの間に動かないように確実に固定されている。これには、メタルベローズ10の最大応力や高さ調整のために、必要に応じ、前記ベローズベース7と前記開口縁部1bとの間に所定厚みのリングを介在することもできる。
【0018】
メタルベローズ10は、一端が上記ベローズベース7の周縁部に溶接などによって固着されており、容器1の軸線方向に伸縮自在である。このメタルベローズ10の他端は、キャップ部材11によって閉塞されている。
【0019】
このキャップ部材11は、プレスの打抜きによって円弧状にダレた周縁部(符号なし、図4参照)を、図2に示すようにメタルベローズ10の外周10aに溶接により固定した薄板のキャップ金具11aと、このキャップ金具11aに重なるように一体化されたガイド用のキャップ金具11bと、芯材11dを内装するシール材11cを、前記キャップ金具11bの押え片11eで押圧して固定して形成されている。
【0020】
すなわち、キャップ金具11aと11bとは一体に固着され、キャップ金具11aがメタルベローズ10の端部に溶接などで固定される。キャップ金具11bは、図3に示すように外周に押え片11eとガイド片11fが放射状に突設され、シール材11cはこのキャップ金具11bに重ね合わされ図2に示すように押え片11eが折り曲げられ押圧されて取付られるものである。
【0021】
この押え片11eは、図2に示すような折り曲げだけでなく、図6に示すようにカシメてもよい。
なお、ガイド片11fは、先端が湾曲され、移動の際この先端が容器1の内壁面に摺接しガイドするものである。
【0022】
しかして、容器1内はベローズ10によって仕切られ、ベローズ10の内面側にガス室Gが規定され、このガス室Gに例えば窒素などの不活性ガスが封入され、ベローズ10の外面と容器1の内面壁とによって規定される側に、液室Lが設けられ油で満される。前記流通口2が油圧回路側に連通するように接続され、油圧回路の油圧はその流通口2を通じて容器1内の液室Lに連通する。
【0023】
従って、前記油圧回路の油圧変動に応じて、前記キャップ部材11を押し開きまたは引き戻して、前記メタルベローズ10を圧縮または圧縮解除(伸長)させることで、内部のガスも圧縮または膨張し、前記油圧回路の油圧変動や脈動を吸収することができる。
【0024】
また、油圧がメタルベローズ10内に封入されたガス圧以下に下がると、前記キャップ部材11のシール材11cが前記流通口2をシールし、ガス室Gのガス圧力と等しい圧力の油を液室Lに閉じ込めて、メタルベローズ10に差圧がかからないようにしている。
【0025】
そして、前記実施の形態では、従来のように肉厚のプレートに開先加工を施すという作業がなく、従ってエッジ部に対するメタルベローズ端の溶接がなくなり、互いに溶接部の板厚が薄い部材間で、しかもキャップ金具10aの円弧状にダレた周縁部Rで溶接を行うために、図4に示すように溶接状態が極めて良好となる。なお、実験によれば、キャップ金具11bの厚さTとメタルベローズ10の厚さとの比T/tを、従来のプレートの切削加工および本発明のキャップ金具11bのプレス加工について見ると、図5に示すように、○印が溶接良好、△印が溶接やや良好、×印が溶接不良であることが確認された。
この実験によれば、溶接はプレス抜きによるダレRおよびT/tにも影響することが理解できる。
【0026】
また、メタルベローズ10のキャップ金具11bに対する溶接後にシール材11c部分を機械的固定手段である押え片11eの押圧で装着するため、溶接後の熱処理によるシール材11cの変質、劣化および前記溶接時の火花などによる局部的損傷を防止できる。
【0027】
図7および図8は本発明の他の実施の形態を示し、図7はその断面図、図8はその要部拡大断面図を示す。
このアキュムレータは、底部を有する中空の容器21を備え、この底部中央にプラグ孔22を有し、このプラグ孔22にはガスプラグ23が装着されている。また、前記容器21の開口端には中心部に流通口24が貫通形成された閉塞部材25が溶接によって気密的に取り付けられている。
【0028】
この閉塞部材25は外周部に取付孔26を持った取付フランジ27が一体に突設されている。また、この閉塞部材25は容器21内の中心に突出する筒部(符号なし)を一体に有し、この筒部内が前記流通口24とされている。そして、この筒部の基部外周にはOリング29を介してリング状のベローズベース30が固定されている。
【0029】
また、このベローズベース30には、前記筒部の外周を一定間隙において被うように、メタルベローズ31の一端が溶接などによって気密的に取り付けられており、そのメタルベローズ31の他端にはキャップ部材32が取り付けられている。
【0030】
このキャップ部材32は、メタルベローズ31の他端にプレート32aが溶接によって固着され、このプレート32aにシール材32cを接着したシール材取付部材32dを取り付けて構成される。具体的には本例は、メタルベローズ31の他端に溶接によって固着されたプレート32aの中央部に凸型Aが形成され、シール材32cを接着したシール材取付部材32dには、前記プレート32aの凸型Aに対応する凹部Bが形成され、この凹部Bをプレート32aの凸型Aに嵌合することによって取り付けられる。
この凸型Aと凹部Bの形成は逆であってもよい。すなわち、プレート32aに凹型を、シール材32cを接着したシール材取付部材32dに凸部を形成してもよい。そして前記シール材32cは、前記流通口24の内端に接離自在に対向配置されている。
なお、プレート32aの外周部には、容器1の内壁面に摺接するベローズガイド32bが設けられている。
【0031】
そして、前記プレート32aと容器21の底とによって挟まれた領域はN2 ガスなどの不活性ガスのガス室Gとされ、前記メタルベローズ31で囲まれた内部領域は流通口24に連通する液室Lとされている。
【0032】
従って、かかる構成になるメタルベローズアキュムレータでは、前記流通口24が油圧回路に連通するように接続され、油圧回路の油圧をその流通口24を通じて容器21内の液室Lに取り込み可能としている。
【0033】
このため、前記油圧回路の油圧変動(脈動)に応じて前記キャップ部材32のシール材32cが押圧されることで、流通口24を通じて前記液室L内に油圧回路の油圧変化が導入され、この変化に応じてメタルベローズ31が伸長または収縮することとなり、これにより、前記油圧変動が前記した実施の形態と同じく吸収されることとなる。
【0034】
この場合においても、従来のようなプレートの開先加工が省けるほか、前記プレート32aに対しシール材32cを接着したシール材取付部材32dを嵌合によって任意に装着できるため、この装着を溶接作業や溶接後の低温熱処理の後に実施することが可能となり、シール材32cの熱による品質劣化や損傷を完全に回避できる。
【0035】
また、メタルベローズ31と打抜きによって得られる薄板のプレート32aとはいずれも薄い板材をプレート32aの周縁のダレた部分で突き合わせて溶接できるため、溶接精度および溶接強度を十分なものとすることができる。
【0036】
【発明の効果】
以上詳細に説明した通り、請求項1にかかる発明によれば、メタルベローズアキュムレータにおけるメタルベローズの他端はキャップ部材で閉塞され、このキャップ部材は、メタルベローズの他端にプレートが溶接によって固着され、このプレートに、シール材を接着したシール取付部材、または芯材を内装するシール材が、機械的固定手段によって取り付けられているので、プレートに対するメタルベローズの溶着を確実かつ容易なものとし、溶接後の熱処理によるシール材の変質、劣化および溶接部の開先の切削加工時にシール材を傷つけたり、溶接時の火花などによる局部的損傷を防止することができる。
また、溶接部の開先の切削加工が不要であるし、溶接熱によって局部的なシール材の劣化を防止するための治具も不要であるので、組立効率も向上する。
【0037】
また、請求項る発明によれば、前記機械的固定手段をプレートに凸型または凹型を形成し、シール材を接着したシール材取付部材または芯材を内装するシール材に前記プレートの凸型または凹型に対応する凹部または凸部を形成し、この凸型または凹型とこれに対応する凹部又は凸部を互いに固定するようにしたので、プレートに対するメタルベローズの溶着が確実かつ容易となるし、シール材のプレートへの取付けも容易となる。しかも溶接後の熱処理によるシール材の変質、劣化および溶接部の開先の切削加工時にシール材を傷つけたり、溶接時の火花などによる局部的損傷を防止することができる
【0038】
また、請求項る発明によれば、上記請求項1に係る発明における段落〔0036〕に記載の効果と同様の効果に加え、前記機械的固定手段を、プレートにキャップ金具を固着し、このキャップ金具の外周に複数の押え片を突設し、シール材を接着したシール材取付部材または芯材を内装するシール材を前記キャップ金具に重ね合わせ、これを押え片を折り曲げて押圧固定するようにしたので、プレートに対するメタルベローズの溶着が確実かつ容易となるし、シール材のプレートへの取付けも容易となる。また、溶接後の熱処理によるシール材の変質、劣化および溶接部の開先の切削加工時におけるシール材の損傷、あるいは溶接時の火花などによる局部的損傷を防止することができる
【0039】
さらに、請求項る発明によれば、キャップ金具の外周に容器内壁面に摺接する複数のガイド片が突設されているので、メタルベローズの伸縮によるキャップ部材の移動がスムーズにおこなわれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態をを示す断面図である
【図2】本発明の実施の形態を示す要部拡大断面図である。
【図3】キャップ部材を示す平面図である。
【図4】プレートとメタルベローズとの溶接状態を示す拡大部分図である。
【図5】プレートの板厚Tとベローズの板厚tとの関係における溶接の良否の判定結果を示す図表である。
【図6】プレートの押え片の別の折り曲げ状態を示す拡大部分図である。
【図7】本発明の他の実施の形態を示す断面図である。
【図8】本発明の他の実施の形態を示す要部拡大断面図である。
【図9】従来例を示す断面図である。
【図10】従来例の部分拡大断面図である。
【図11】従来例のキャップ部材とベローズとの溶接状態を示す拡大部分図である。
【符号の説明】
1,21 容器
2,24 流通口
8,22 ガス封入口
10,31 メタルベローズ
11,32 キャップ部材
11a,32a プレート
11c,32c シール材
11d 芯材
32d シール材取付部材

Claims (2)

  1. 容器と、この容器内に一端が気密的に取付けられて収容され、容器内を液室とガス室に隔成する容器の軸線方向に伸縮自在なメタルベローズと、このメタルベローズの他端を閉塞するキャップ部材と、上記液室に連通しかつキャップ部材と対向する位置に設けられていて上記ベローズの伸縮に伴って上記液室内の液が出入りする流通口とを具備し、前記キャップ部材はシール材を有し、メタルベローズが所定のストローク以上にストロークした状態において上記流通口を閉塞する自己シール手段を構成するメタルベローズアキュムレータであって、
    前記キャップ部材は、前記メタルベローズの他端にプレートが溶接によって固着され、このプレートに、シール材を接着したシール材取付部材、または芯材を内装するシール材が、機械的固定手段によって取付けられており、
    前記機械的固定手段は、プレートに凸型または凹型が形成され、シール材を接着したシール材取付部材または芯材を内装するシール材には、前記プレートの凸型または凹型に対応する凹部または凸部が形成され、この凸型または凹型とこれに対応する凹部または凸部が互に固定されることを特徴とするメタルベローズアキュムレータ。
  2. 容器と、この容器内に一端が気密的に取付けられて収容され、容器内を液室とガス室に隔成する容器の軸線方向に伸縮自在なメタルベローズと、このメタルベローズの他端を閉塞するキャップ部材と、上記液室に連通しかつキャップ部材と対向する位置に設けられていて上記ベローズの伸縮に伴って上記液室内の液が出入りする流通口とを具備し、前記キャップ部材はシール材を有し、メタルベローズが所定のストローク以上にストロークした状態において上記流通口を閉塞する自己シール手段を構成するメタルベローズアキュムレータであって、
    前記キャップ部材は、前記メタルベローズの他端にプレートが溶接によって固着され、このプレートに、シール材を接着したシール材取付部材、または芯材を内装するシール材が、機械的固定手段によって取付けられており、
    前記機械的固定手段は、プレートにキャップ金具が固着され、このキャップ金具の外周には複数の押え片と容器内壁面に摺接するガイド片とが交互に突設され、シール材を接着したシール材取付部材または芯材を内装するシール材は、前記キャップ金具に重ね合わされ前記押え片が折曲されて押圧固定されることを特徴とするメタルベローズアキュムレータ。
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