JP3678789B2 - キャップ付容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、プラスチック製キャップを口部に打栓した二軸延伸ブロ−成形容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、各種の飲料水、ジュ−ス類、調味料、酒類、その他等の食品用容器として、種々のプラスチックの成形容器が提案されている。
それらの一つに、ポリエチレンテレフタレ−ト等により代表される飽和ポリエステル系樹脂からなる二軸延伸ブロ−成形容器が知られている。
このものは、極めて優れた透明性および表面光沢性を有し、かつ美麗で、ガスバリヤ−性、水分不透過性、内容物の保存性等に優れており、また燃焼時の発熱も少なくて炉を損傷することなく、極めて易廃棄性に富む等、多くの利点を有しているものである。
【0003】
ところで、飽和ポリエステル系樹脂からなる二軸延伸ブロ−成形容器に各種の飲料水、ジュ−ス類等を充填する場合、内容物を80ないし95℃程度の高温の状態で充填する、いわゆるホットフィルが行われることがある。
【0004】
【発明が解決しょうとする課題】
しかしながら、上記の飽和ポリエステル系樹脂からなる二軸延伸ブロ−成形容器にホットフィルを行うと、成形容器が熱変形を起こすことがあり、特に、成形容器の口部において、しばしば熱変形を起こして商品価値を損なうと言う欠点がある。
これは、成形容器の口部が、二軸延伸ブロ−成形において、全く延伸されない部分であり、延伸による耐熱性が付与されないからであると言われている。
従って、ホットフィルを行う場合、成形容器の口部近辺には、耐熱性を付与しなければならないと言う問題点がある。
【0005】
ところで、成形容器の口部に耐熱性を付与する方法としては、種々の方法が提案されているが、その一つに、成形容器の口部を構成する樹脂を結晶化する方法が知られている。
しかしながら、この方法では、結晶化に伴い口部が熱変形および収縮を生じ、特に、収縮は必ずしも一様に、等方向的に起こるものではなく、従って、成形容器の口部をキャップとの密閉性に適する所望の加工寸法に成形することは極めて困難であると言う欠点がある。
特に、成形容器の口部にキャップを打栓して装着する場合には、容器本体の口部は、壁厚が薄く、加熱、徐冷時に熱変形および収縮が生じ易く、しかもキャップが当接する口部の天面の平坦性が損なわれると言う欠点もある。
その結果、キャップを口部に打栓して嵌合させて装着しても、キャップと口部との間に隙間を生じやすく、そこから内容物が漏れるということがしばしば起こると言う欠点がある。
これを解決するために、例えば、成形容器を製造するために、二軸延伸ブロ−成形を行う予備成形体、いわゆるパリソンの口部を耐熱性樹脂により成形することが考えられるが、通常、耐熱性樹脂は高い軟化点を有することから、その成形加工に難点があり、換言すれば、耐熱性樹脂のみを使用して射出成形法等により寸法よくパリソン等を成形することは極めて困難である。
【0006】
そこで本発明の目的は、上記の欠点を解消し、ホットフィルを行なっても口部が大きく変形することなく、打栓したキャップと口部との間から内容物が漏れることのないキャップ付容器を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記のような問題点を解決すべく種々研究の結果、容器本体を二軸延伸ブロ−成形した飽和ポリエステル系樹脂から構成し、該容器本体の口部にキャップを打栓して、該容器本体の口部に該キャップを嵌合して装着し、更に上記の容器本体の口部の先端部であって、上記のキャップと接触する接触嵌合面を非結晶化領域とし、かつ上記の容器本体の口部の内面であって、上記のキャップと接触しない非接触内面を結晶化領域としたところ、該容器本体の口部が、ホットフィルに耐えるだけの耐熱性を有し、かつホットフィル時に実質的な変形を起こさず、その結果、打栓後に口部とキャップとの間から内容物が漏れるということもなく、極めて良好なキャップ付容器を見出して本発明を完成したものである。
【0008】
すなわち、本発明は、二軸延伸ブロ−成形してなる容器本体の口部にプラスチック製のキャップを打栓により装着してなる容器であり、かつ上記の容器本体の口部の先端部であって、上記のキャップと接触する接触嵌合面を非結晶化領域とし、また上記の容器本体の口部の内面であって、上記のキャップと接触しない非接触内面を結晶化領域とすることを特徴とするキャップ付容器に関するものである。
【0009】
また、本発明は、二軸延伸ブロ−成形してなる容器本体の口部にプラスチック製のキャップを打栓により装着してなる容器であり、該容器本体の口部は、飽和ポリエステル系樹脂からなり、かつ開口端を含む先端部、該先端部に連接する外方に膨出した円筒状凸部を有するロッキングリング部、該ロッキングリング部に連接するサポ−トリング部からなり、また上記のキャップは、上記の容器本体の口部の開口端を覆う天面部と、該天面部から垂下して連接するインナ−リング部とアウタ−リング部とからなり、而して上記の容器本体の口部は、上記のキャップのインナ−リング部とアウタ−リング部との間で嵌合して装着され、更に上記の容器本体の口部の先端部であって、上記のキャップのインナ−リング部と接触する接触嵌合面を非結晶化領域とし、かつ上記の容器本体の口部の内面であって、上記のキャップと接触しない非接触内面を結晶化領域とすることを特徴とするキャップ付容器に関するものである。
【0010】
【作用】
上記の本発明によれば、容器本体の口部の内面であってキャップが接触する部分を非結晶化領域とし、キャップが接触しない部分を結晶化領域とすることによって、ホットフィルおよびホットフィルの打栓による外方向へのクリ−プ変形に耐えるだけの耐熱性を有し、しかも口部とキャップとの密着性も維持されて、打栓後において口部とキャップとの間から内容物が漏れるということもないものである。
【0011】
【本発明の詳細な説明】
上記の本発明について以下に更に詳しく説明する。
まず、本発明にかかる容器本体について説明すると、かかる容器本体は、それを製造するために、二軸延伸ブロ−成形する予備成形体、いわゆるパリソンを製造する。
パリソンの製造については、飽和ポリエステル系樹脂を使用して、例えば、射出成形法等の通常の成形法で成形することができる。
而して、本発明では、上記で製造したパリソンを使用して、通常の延伸ブロ−成形法によってブロ−成形して、本発明にかかる容器本体を製造することができる。
【0012】
図1は、本発明にかかる容器本体の口部の構造を概略的に示す部分断面図である。
容器本体の口部Aは、開口端1を含む先端部2と、その下に連接されるロッキングリング部3と、更にその下に連接されるサポ−トリング部4とからなる。
更に詳しく説明すると、先端部2は、開口端1よりわずかに下の部分から下方に向かって徐々に外側に厚みを増しいく。
そして、先端部2に連接するロッキングリング部3は、同一の厚みを有する円筒状凸部31に形成されていおり、先端部2の開口端1における厚さよりも厚く成形されている。
次に上記のロッキングリング部3の下方には、サポ−トリング部4が連接されている。
このサポ−トリング部4は、下方になるにつれて縮径する凹曲面部41と、これに続くサポ−トリング42で構成されている。
なお、上記のサポ−トリング部4の下方は、図示しないが、容器本体の肩部、胴部、底部が形成されている。
【0013】
次に、図2は、本発明にかかるキャップの構造を示す概略的断面図である。
キャップBは、上記の容器本体の口部Aの開口部を覆う天面部101と、これに実質的に垂下して連接するインナ−リング部102と、アウタ−リング部103とからなる。
上記のインナ−リング部102と、アウタ−リング部103とは、基本的には円筒状に形成されており、両者は、同軸的に天面部101に連接している。
また、インナ−リング部102と、アウタ−リング部103との間の天面部101の内面側(下方面)には、上記の容器本体の口部Aの開口端1の天面に接触して、密閉性を高める突起104が形成されている。
上記において、アウタ−リング部103の内側表面の下方部分には、径内方に***する突条部105が形成されているが、突条部105が形成されていないアウタ−リング部103の内径は、容器本体の口部Aのロッキングリング部3の外径とほぼ同一に形成されている。
なお、突条部105は、容器本体の口部Aのロッキングリング部3のすぐ下部に形成された凹曲面部41と係合すにように凸曲面形状に形成されている。
一方、インナ−リング部102の外側の面は、平坦な円筒状曲面部102bと、その下部に設けたテ−パ−面部102aとからなる。
上記の平坦な円筒状曲面部102bにおける外径は、容器本体の口部Aの内径より大きく形成されている。
従って、図3に示して後述するように、打栓前のキャップBのインナ−リング部102の外径、すなわち平坦な円筒状曲面部102bにおける外径と、容器本体の口部Aの内径との間にはオ−バ−ラップしろLがL>0の状態で存在する。一方、インナ−リング部102の最先端の外径は、テ−パ−面部102aが形成されていることにより容器本体の口部Aの内径より小さくなっている。
これにより、キャップBの打栓の際に、容器本体の口部Aが容易にそのインナ−リング部102とアウタ−リング部103との間に入り込むことができる。
オ−バ−ラップしろLとしては、容器本体の口部の大きさ、容器本体、キャップ等を構成する樹脂の種類等によって変わるが、大体、0.25ないし0.5mm程度が好ましい。
なお、図示しないが、キャップBの天面部101においては、インナ−リング部102より内側に相当する部分に易開封部分、例えば、引っ張り用の摘み片を有し、かつ円状に薄肉に形成した開封蓋等が設けられている。
この易開封部分は、使用時に取り除かれて、容器が開封される。
而して、キャップBの外側壁部106を適宜の形状に成形して、キャップBを所望の形状の注出口とすることもできる。
【0014】
次に、図3は、容器本体の口部AにキャップBを打栓して装着した状態を示す概略的断面図である。
本発明において、容器本体の口部AにキャップBを打栓して装着する方法としては、通常の方法で行うことができる。
この打栓において、アウタ−リング部103の内面に形成した突条部105は、容器本体の口部Aの先端部2のテ−パ部21a上をスライドしてロッキングリング部3に乗り上がり、更にロッキングリング部3を通り越して凹曲面部41に入り込む。
このとき、キャップBのインナ−リング部102の外側面は、容器本体の口部Aの内側面と接しながら移動する。
そして、インナ−リング部102とアウタ−リング部103との間に、容器本体の口部Aのロッキングリング部3の円筒状凸部31が嵌合する。
ここで、オ−バ−ラップしろLがL>0であるので、キャップBのインナ−リング部102の外側表面102bと容器本体の口部Aの内側表面とはぴったりと接触することになり、容器本体にキャップが装着されて密封される。
なお、図3に示すように、キャップBが確実に打栓された場合、キャップBのアウタ−リング部103の突条部105と容器本体の口部Aの凹曲面部41とは、係合し、また、キャップBの天面部101の内側面に設けた突起104の先端部は、容器本体の口部Aの開口端1の天面に密着する。
【0015】
而して、図4および図5は、本発明において、非結晶化領域と結晶化領域とを設けた容器本体の口部Aの状態を概略的に示す断面図である。
図より明らかなように、本発明では、容器本体の口部AにキャップBを嵌合させて装着したとき、該容器本体の口部Aは、上記のキャップBのインナ−リング部102とアウタ−リング部103との間で嵌合して装着されが、その際に、本発明にかかる容器本体の口部Aは、該容器本体の口部Aの先端部2およびロッキングリング部3の部分であって、上記のキャップBのインナ−リング部102と接触する接触嵌合面を非結晶化領域201とし、かつ上記の容器本体の口部Aの内面であって、上記のキャップBのインナ−リング部102と接触しない部分であり、かつサポ−トリング42の上方の部分において、結晶化領域202とするものである(図4)。
上記において、結晶化領域202は、上記のように容器本体の口部Aの内面の全周にわたって設ける代わりに、結晶化領域が周方向に非連続で等間隔の短冊状形状の結晶化領域203を円周内面に設けることもできる(図5)。
【0016】
上記において、結晶化領域を設ける方法としては、種々の方法があるが、例えば、図6は、本発明において、結晶化領域を形成する容器本体の口部とヒ−タ−との状態を示す概略的断面図である。
図6に示すように、飽和ポリエステル系樹脂を使用して射出成形して得たパリソンを通常の方法で延伸ブロ−成形することによって、容器本体Xを製造し、該容器本体Xの口部内に、円筒状のヒ−タ−301とヒ−タ−被覆管302を挿入し、更に該ヒ−タ−301とヒ−タ−被覆管302の適切な相対位置および形状(a、d、l)等を設定することにより、容器本体Xの内面を円周全面にわたって、あるいは短冊状に加熱して、本発明にかかる結晶化領域202、または203を有する容器本体を製造することができる。
【0017】
ところで、上記の本発明において、パリソン、更にこれを延伸ブロ−成形してなる容器本体を構成する飽和ポリエステル系樹脂としては、飽和ジカルボン酸と飽和二価アルコ−ルとを反応させて製造される飽和ポリエステル系樹脂を使用することができる。
上記において、飽和ジカルボン酸としては、例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、ナフタレン−1.4−または2.6−ジカルボン酸、ジフェニルエ−テル−4.4´−ジカルボン酸、ジフェニルジカルボン酸類等の芳香族ジカルボン酸類、アジピン酸、セバチン酸、アゼライン酸、デカン−1.10−ジカルボン酸等の脂肪族ジカルボン酸類、シクロヘキサンジカルボン酸等の脂環族ジカルボン酸等を使用することができる。
また、上記において、飽和二価アルコ−ルとしては、エチレングリコ−ル、プロピレングリコ−ル、トリメチレングリコ−ル、テトラメチレングリコ−ル、ジエチレングリコ−ル、ポリエチレングリコ−ル、ポリプロピレングリコ−ル、ポリテトラメチレングリコ−ル、ヘキサメチレングリコ−ル、ドデカンメチレングリコ−ル、ネオペンチルグリコ−ル等の脂肪族グリコ−ル類、シクロヘキサンジメタノ−ル等の脂環族グリコ−ル、2.2−ビス(4´−β−ヒドロキシエトキシフェニル)プロパン、その他の芳香族ジオ−ル類等を使用することができる。本発明において、飽和ポリエステル系樹脂としては、テレフタル酸とエチレングリコ−ルとからなるポリエチレンテレフタレ−トを使用することが最も好ましい。
本発明において、飽和ポリエステル系樹脂としては、固有粘度が0.5から1.5位、好ましくは、0.65から0.85の範囲の値を有するものを使用することが好ましい。
また、飽和ポリエステル系樹脂としては、固相重合で製造され、180℃から250℃の温度下で減圧処理または不活性ガス雰囲気で熱処理されたもの、または固相重合して低分子量重合物であるオリゴマ−やアセトアルデヒドの含有量を低減させたもの等が好適である。
なお、本発明においては、飽和ポリエステル系樹脂中には、本発明の目的を損なわない範囲で、公知の添加剤、例えば、安定剤、顔料、酸化防止剤、熱劣化防止剤、紫外線劣化防止剤、帯電防止剤、抗菌剤等の添加剤を適量加えることができる。
【0018】
次にまた、上記の本発明において、容器本体の口部に装着されるキャップとしては、プラスチック製のキャップを使用することができる。
而して、上記のプラスチックとしては、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカ−ボネ−ト、ポリエステル、ポリアミド等の公知の樹脂を使用することができ、またその成形法としては、射出成形法等の公知の方法で製造することができる。
【0019】
【実施例】
次に実施例を挙げて更に詳細に本発明を説明する。
実施例1
日精エ−・エス・ビ−機械株式会社製の射出成形装置(装置番号・ASB250H)を用いて、ポリエチレンテレフタレ−ト(ユニチカ株式会社製、商品名・NEH−2050)を射出成形して、延伸ブロ−用のパリソンを16本成形した。
次いで、上記のパリソンを使用して、連続して上記と同じ装置を使用して二軸延伸ブロ−成形して、内容量が1リットルの容器本体を16本製造した。
その後、上記で得た容器本体の口部に円筒状のヒ−タ−とヒ−タ−被覆管が一体となったものを入れて、該口部の内面で、キャップが接触しない部分かつサポ−トリングより上方部分を円周状に加熱、徐冷して、口部内面が結晶化した容器を16本得た。
上記で得た容器本体16本のそれぞれに85℃のお湯を入れた後、直ぐに直鎖状低密度ポリエチレンからなるキャップを打栓した。
なお、オ−バ−ラップしろ(L)は、0.3mmとした。
上記で密封した容器体、16本を倒置して24時間静置したが、各容器からの水漏れは認められなかった。
【0020】
【発明の効果】
上記の本発明によれば、容器本体の口部の内面であってキャップが接触する部分を非結晶化領域とし、またキャップが接触しない部分を結晶化領域とすることによって、ホットフィルおよびホットフィル後の打栓による外方向へのクリ−プ変形に耐えるだけの耐熱性を有し、しかも口部とキャップとの密着性も維持されて、打栓後において口部とキャップとの間から内容物が漏れるということもないものである。
本発明にかかる容器は、各種の飲料、調味料、めんつゆ等の食品用容器として好適なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】成形容器の口部の構造を概略的に示す部分断面図である。
【図2】キャップの構造を示す概略的断面図である。
【図3】容器本体の口部AにキャップBを打栓して装着した状態を示す概略的断面図である。
【図4】非結晶化領域と結晶化領域とを設けた容器本体の口部Aの状態を概略的に示す断面図である。
【図5】非結晶化領域と結晶化領域とを設けた容器本体の口部Aの状態を概略的に示す断面図である。
【図6】結晶化領域を形成する容器本体の口部とヒ−タ−との状態を示す概略的断面図である。
【符号の説明】
A 容器本体の口部
B キャップ
1 開口端
2 先端部
3 ロッキングリング部
4 サポ−トリング部
101 天面部
102 インナ−リング部
103 アウタ−リング部

Claims (4)

  1. 二軸延伸ブロ−成形してなる容器本体の口部にプラスチック製のキャップを打栓により装着してなる容器であり、該容器本体の口部は、飽和ポリエステル系樹脂からなり、かつ開口端を含む先端部、該先端部に連接する外方に膨出した円筒状凸部を有するロッキングリング部、該ロッキングリング部に連接するサポ−トリング部からなり、また上記のキャップは、上記の容器本体の口部の開口端を覆う天面部と、該天面部から垂下して連接するインナ−リング部とアウタ−リング部とからなり、而して上記の容器本体の口部は、上記のキャップのインナ−リング部とアウタ−リング部との間で嵌合して装着され、更に上記の容器本体の口部の先端部であって、上記のキャップのインナ−リング部と接触する接触嵌合面を非結晶化領域とし、かつ上記の容器本体の口部の内面であって、上記のキャップと接触しない非接触内面を結晶化領域とすることを特徴とするキャップ付容器。
  2. 結晶化領域が周方向に連続して円周内面に設けられていることを特徴とする上記の請求項1に記載するキャップ付容器。
  3. 結晶化領域が周方向に非連続で円周内面に設けられていることを特徴とする上記の請求項1に記載するキャップ付容器。
  4. 結晶化領域が周方向に非連続で等間隔の短冊状形状で円周内面に設けられていることを特徴とする上記の請求項3に記載するキャップ付容器。
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