JP3142344B2 - 中空壁を有する樹脂製予備成形体、その製造方法及びそれを用いた二軸延伸ブロー成形容器 - Google Patents
中空壁を有する樹脂製予備成形体、その製造方法及びそれを用いた二軸延伸ブロー成形容器Info
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Description
備成形体及びそれを製造する方法に関し、特に胴部及び
底部に中空壁を有する樹脂製予備成形体及びそれを製造
する方法に関する。また本発明は、このような多層プラ
スチック予備成形体を用いた二軸延伸ブロー成形容器に
関し、特に断熱性、ガスバリア性に優れた二軸延伸ブロ
ー成形容器に関する。
料や果汁飲料等を封入する樹脂製容器(ボトル)は、飽
和ポリエステル樹脂等を射出成形した後、延伸ブロー成
形して製造されるのが一般的である。
ットフィルする場合、密閉後容器内の圧力が減少するこ
とがある。この圧力の減少により容器が変形し、外形が
見苦しくなるとともに、外力に対する変形抵抗力が減少
するという問題がある。
て種々の対策が構じられているが、従来から用いられて
いるのは、容器に変形可能な部分を形成して、その部分
を変形させる方法である。ところが、このような方法で
は、減圧量が変形可能な部分の容積を超えた場合に、減
圧分を吸収しきれないという問題がある。
ル等の容器は中実層壁で形成されているため断熱性に劣
り、内容物の保温性が十分でないという問題がある。
には、容器外から侵入する酸素の影響により内容物の性
質が変化する等の問題もある。
容器の容器壁(胴部及び底部分)を中空壁となし、容器
本体部分を二重構造としたものを提案した(特願平2-13
4785号、特願平2-134786号、特願平2-135574号) 。この
容器は、容器壁が二重になっており、ホットフィル後の
減圧変形を内側の容器壁のみで受けとめることができる
ので、外側の容器壁が変形することはない。また、容器
壁が中空部分を有するために、容器壁は良好な断熱性を
発現し、もって良好な断熱容器とすることができる。さ
らに容器壁の中空部に脱酸素剤を入れて中空部分を封入
すれば、外部の酸素は容器壁を透過することができず、
酸素バリヤ性の容器とすることもできる。しかしなが
ら、上記容器は上述したように種々の効果を発揮するも
のであるが、その後の研究の結果、容器の強度が必ずし
も十分でない場合があることがわかった。
ア性に優れた二軸延伸ブロー成形容器を与える予備成形
体及びそれを製造する方法を提供することである。
備成形体による断熱性、ガスバリア性に優れた二軸延伸
ブロー成形容器を提供することである。
の結果、本発明者らは、中空壁を有する容器について種
々検討した結果、容器の胴部の全域にわたって中空壁が
存在していなくとも、胴部の面積の約50%以上に中空壁
があれば、良好な断熱性、ガスバリア性を維持でき、ま
た、中空壁部と中実壁部とが軸方向に交互に延在した構
造の胴部とすれば、容器の強度の低下がほとんどないこ
とを見出した。また本発明者らは、このような中空壁部
と中実壁部とが軸方向に交互に延在した胴部を有する容
器を製造するには、中実の口部と、中空層をはさんで内
側層と外側層とからなる中空壁部と、中空壁部よりも薄
層化された中実壁部とがそれぞれ軸方向に交互に延在し
た構造を有する胴部と、中空層をはさんで内側層と外側
層とからなる底部とからなる予備成形体をブロー成形す
ればよいことを見出した。さらに本発明者らは、中実壁
部が中空壁部よりも薄層となるようなキャビティを有す
る射出成形型を用いて、樹脂と気体とを共射出成形する
と、中実壁部となるキャビティの狭塞された箇所で気体
は分流化されて、胴部に中空壁部と、それより薄層化さ
れた中実壁部とがそれぞれ軸方向に交互に形成され、上
記予備成形体を製造することができることを見出した。
以上の発見に基づき本発明に想到した。
予備成形体は、中実の口部と、中空層をはさんで内側層
と外側層とからなる中空壁部と、前記中空壁部よりも薄
層化された中実壁部とがそれぞれ軸方向に交互に延在す
る胴部と、前記中空層をはさんで内側層と外側層とから
なる底部とからなり、前記底部の外側層の下端に細径開
口状のゲート部を有することを特徴とする。
法は、(a) 前記予備成形体の中実壁部に対応した突条部
を有するキャビティを備え、かつ前記予備成形体の底部
に対応する位置にゲートを有する射出成形型に、成形用
樹脂を射出して前記キャビティの途中まで前記樹脂を充
満し、(b) 次に、前記樹脂の射出を止めずに少量流入す
るか、あるいは止めて、前記胴部に中空層が形成される
ように気体を吹き込んで、前記樹脂と前記気体とを共射
出し、前記キャビティの前記突条部で前記気体を分流化
することにより、軸方向に複数の中空壁部と中実壁部と
を形成することを特徴とする。
成形することにより得られる本発明の二軸延伸ブロー成
形容器は、中実の口部と、中空層をはさんで内側層と外
側層とからなる複数の中空壁部と、複数の中実壁部とが
それぞれ軸方向に交互に延在する胴部と、中空層をはさ
んで内側層と外側層とからなる底部とからなり、前記底
部の外側層の下端に細径開口状のゲート部を有すること
を特徴とする。
詳細に説明する。図1は本発明の予備成形体の一例を示
す縦断面図である。いわゆるパリソンと称される予備成
形体1は、中実の口部2と、中空層31をはさんで内側層
32と外側層33とからなる中空壁部34と、前記中空壁部よ
りも薄層化された中実壁部35とをそれぞれ軸方向に交互
に有する胴部3と、底部4とからなる。また底部4の内
側層32には二軸延伸ブロー成形する際に延伸ロッドが押
圧する部分である中央部41があり、さらに底部4におけ
る外側層33にはゲート部42があり、ゲート部42は中空層
31に通じる細径穴部43を有する。
横断面図である。胴部3において中空壁部34と、中実壁
部35とはそれぞれ5個ずつ交互に配列されており、中空
壁部34の割合は胴部の全面積を100 %として、50〜90%
となっているのが好ましい。中空壁部が50%未満では、
ガスバリア性、断熱性等の効果が十分でなく、一方90%
を超えると、容器の強度が低下する。
個である必要はなく、例えば肉厚が5mmのパリソンの場
合は3〜8個の範囲内で適宜設定すればよい。中空壁部
が3個未満では、容器の強度の低下を招きやすく、一方
8個を超えると、中空壁部の割合が少なくなり50%を超
えるような形成が困難となる。また中空壁部は胴部の軸
方向の全域にわたって設ける必要はなく、胴部の上方部
あるいは下方部等偏在させてもよい。また、等間隔に設
ける必要はなく、容器の形態に合わせて、適宜位置を設
定してもよい。
ることにより中空壁部34の厚さよりも薄層化されてい
る。これは、後述するように軸方向に交互に中空壁部を
設けるためであり、中空壁部を精確に設けるためには、
中実壁部の厚さが中空壁部の厚さに対して30〜70%とな
るようにするのが好ましい。なお、上記薄層化は、本実
施例のように内側を凹状とすることによる必要はなく、
図3に示すように外側を凹状としてもよいし、あるいは
図4に示すように外側と内側の両方を凹状としてもよ
い。
発明の方法について説明する。まず、本発明の方法にお
いては、上記予備成形体の中実壁部の薄層状態に対応し
た突条部を有するキャビティを備え、かつ前記予備成形
体の底部に対応する位置にゲートを有する射出成形型を
使用する。
応した突条部を有するキャビティは、例えば本実施例の
ように予備成形体の中実壁部の内側を凹状とする場合に
は、図5に示すように突条51を中実壁部に対応する位置
に有するコア型5と、円筒状で予備成形体の底部に対応
する位置にゲートを有する胴部型(図示せず)とからな
る射出成形型を使用すればよい。
トより溶融樹脂より圧入し、前記キャビティの途中まで
前記樹脂を充満し、所定の位置まで至ったところで、前
記樹脂の射出を止めずに少量流入するか、あるいは止め
て前記胴部に中空層が形成されるように気体を吹き込ん
で、前記樹脂と前記気体とを共射出する。
置まで至ると、凸部を有するところではキャビテイが狭
くなっているので、実質的にキャビティが樹脂で閉塞さ
れることになり、このため、気体は分流化し、キャビテ
ィの厚い箇所に沿って軸方向に複数の中空壁部が形成さ
れる。さらに詳しくは薄肉化層の流動抵抗が形状及び樹
脂の冷却の進行により、肉厚層に比べて大きくなり、し
たがって溶融樹脂は選択的に肉厚層流れる。封入する気
体も同様に流入抵抗が小さいたの層に流れ込むことにな
る。このように気体を確実に分流化するためには、上述
したように中実壁部の厚さが中空壁部の厚さに対して30
〜70%となるように突条51の大きさを設定するのが好ま
しい。
(Gas Injection Process,Mannesmann Demag 社) 、A.M.
P.成形法(Air Mould Process,Battenfeld 社) 、あるい
は特公昭57-14968号に記載の中空型物の成形方法等によ
り行うことができる。
はさんで内側層と外側層とからなる中空壁部と、中実壁
部とがそれぞれ軸方向に交互に延在した構造を有する胴
部と、中空層をはさんで内側層と外側層とからなる底部
とからなる予備成形体を製造すれば、底部の外側層の下
端に細径開口状のゲート部が形成されるとともに、中実
壁部が中空壁部よりも薄層化されたものとなる。
凹状の予備成形体を製造する場合には、胴部型の中実壁
部に対応する箇所に線状の凸部を設ければよく、また図
4に示すように中実壁部の外側と内側の両方が凹状の予
備成形体を製造する場合には、コア型と胴部型の両方に
線状の凸部を設ければよい。
により、二軸延伸ブロー成形することにより、本発明の
中空壁を有する二軸延伸ブロー成形容器を得ることがで
きる。
る本発明の容器の一例を示す縦断面図である。
実の口部61と、中空層62a をはさんで内側層62b と外側
層62c とからなる複数の中空壁部62と、複数の中実壁部
63とをそれぞれ軸方向に交互に有する胴部64と、中空層
62a をはさんで内側層62b と外側層62c とからなる中空
壁62を有する底部66とを有する。また底部66の外側層に
はゲート部66a があり、ゲート部66a は容器外部から中
空層62a に通じる細径穴部66b を有する。
図である。胴部において中空壁部62と、中実壁部63とは
それぞれ交互に配列されており、中空壁部62の割合は上
述した予備成形体における比率とほぼ同様であり、胴部
の全面積を100 %として、50〜90%となっているのが好
ましい。中空壁部が50%未満では、ガスバリア性、断熱
性等の効果が十分でなく、一方90%を超えると、容器の
強度が低下する。なお、中実壁部63の厚さは、図2に示
すように内側で凹状となった予備成形体を使用した場合
には、中空壁部62の厚さよりも薄層化されることになる
が、延伸により実質的にはほとんどその差はなくなる。
外側に凹部を有する予備成形体を用いた場合には、二軸
延伸ブロー成形型の胴部型を滑らかな面とすれば、上記
凹部を解消される。またパリソンの加熱の仕方によって
は、中空壁部と中実壁部の延伸倍率を変えることもでき
る。ほぼ同一の温度に加熱した場合には、肉厚の相違に
より延伸倍率が異なってくることになる。
内容物が封入された際に内側層62bが減圧吸収により変
形しても、その変形による中空層62a の体積変化は、ゲ
ート部66a の細径穴部66b を介して自由に出入り可能な
空気により吸収される。このため、外側層66c を変形さ
せずに減圧を吸収することができる二軸延伸ブロー成形
容器となる。
る中空層62a が断熱層として作用するため、保温性、断
熱性に優れた二軸延伸ブロー成形容器となる。さらにゲ
ート部66a の細径穴部66b を熱シールあるいは接着剤等
により閉塞することも可能である。このようにゲート部
66a を閉塞することにより、細径穴部66b を通じての中
空層62a 内の空気の流出入がなくなるため、さらに保温
性に優れた二軸延伸ブロー成形容器とすることができ
る。
剤を注入し、ゲート部66a を閉塞することにより酸素バ
リヤー性に優れた二軸延伸ブロー成形容器とすることも
できる。
形容器を形成する樹脂としては、二軸延伸ブロー成形が
可能なものであれば特に制限はなく、ポリプロピレン、
ポリスチレン、ポリカーボネート、ナイロン、ポリアク
リロニトリル、ポリエステル、ポリアリーレート等を用
いることができる。これらの中ではポリエステル樹脂が
好適である。ポリエステル樹脂としては、飽和ジカルボ
ン酸と飽和二価アルコールとからなる熱可塑性樹脂が使
用できる。飽和ジカルボン酸としては、テレフタル酸、
イソフタル酸、フタル酸、ナフタレン-1,4- 又は2,6-ジ
カルボン酸、ジフェニルエーテル-4,4′- ジカルボン
酸、ジフェニルジカルボン酸類、ジフェノキシエタンジ
エタンジカルボン酸類等の芳香族ジカルボン酸類、アジ
ピン酸、セバチン酸、アゼライン酸、デカン-1,10-ジカ
ルボン酸等の脂肪族ジカルボン酸、シクロヘキサンジカ
ルボン酸等の脂環族ジカルボン酸等を使用することがで
きる。また飽和二価アルコールとしては、エチレングリ
コール、プロピレングリコール、トリメチレングリコー
ル、テトラメチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、ポリテトラメチレングリコール、ヘキサメチレング
リコール、ドデカメチレングリコール、ネオペンチルグ
リコール等の脂肪族グリコール類、シクロヘキサンジメ
タノール等の脂環族グリコール、2,2-ビス(4′−β- ヒ
ドロキシエトキシフェニル)プロパン、その他の芳香族
ジオール類等を使用することができる。好ましいポリエ
ステルは、テレフタル酸とエチレングリコールとからな
るポリエチレンテレフタレートである。
、好ましくは0.55〜0.8 の範囲の値を有する。またこ
のようなポリエステルは、溶融重合で製造され、 180〜
250 ℃の温度下で減圧処理または不活性ガス雰囲気で熱
処理されたもの、または固相重合して低分子量重合物で
あるオリゴマーやアセトアルデヒドの含有量を低減させ
たものが好適である。
的を損なわない範囲で安定剤、顔料、酸化防止剤、熱劣
化防止剤、紫外線劣化防止剤、帯電防止剤、抗菌剤等の
添加剤やその他の樹脂を適量加えることができる。
たが、本発明はこれに限定されず、例えば中空壁部の数
は本実施例のように5個である必要はなく、またボトル
の形状等も本発明の思想を逸脱しない範囲で適宜変更可
能である。また、中空層内には、脱酸素剤を入れて封入
する方法のみならず、二軸延伸ブロー成形容器に要求さ
れる特性に応じて、種々の物質を封入することもでき
る。例えばさらに断熱性を向上する場合は、空気の代わ
りに断熱効果の高い樹脂等を封入することもできる。ま
た、水、炭酸ガス、酸素、ガスバリア性物質、着色物質
等も封入することができる。
有する樹脂製予備成形体は、中実の口部と、中空層をは
さんで内側層と外側層とからなる中空壁部と、中空壁部
よりも薄層化された中実壁部とがそれぞれ軸方向に交互
に延在した構造を有する胴部と、中空層をはさんで内側
層と外側層とからなる底部とからなる。また、このよう
な本発明の予備成形体を二軸延伸ブロー成形して得られ
る本発明のブロー成形容器は、中実の口部と、中空層を
はさんで内側層と外側層とからなる複数の中空壁部と、
複数の中実壁部とがそれぞれ軸方向に交互に延在した胴
部と、中空層をはさんで内側層と外側層とからなる底部
とからなり、前記底部の外側層の下端に細径開口状のゲ
ート部を有する。
器は、断熱性、ガスバリア性に優れるとともに、強度的
にも優れている。
面図である。
面図である。
断面図である。
断面図である。
位置例を示す平面図である。
器を示す縦断面図である。
器を示す縦断面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 有底円筒状の樹脂製予備成形体であっ
て、中実の口部と、中空層をはさんで内側層と外側層と
からなる中空壁部と、前記中空壁部よりも薄層化された
中実壁部とがそれぞれ軸方向に交互に延在する胴部と、
前記中空層をはさんで内側層と外側層とからなる底部と
からなり、前記底部の外側層の下端に細径開口状のゲー
ト部を有することを特徴とする予備成形体。 - 【請求項2】 請求項1に記載の樹脂製予備成形体を製
造する方法において、(a) 前記予備成形体の中実壁部に
対応した突条部を有するキャビティを備え、かつ前記予
備成形体の底部に対応する位置にゲートを有する射出成
形型に、成形用樹脂を射出して前記キャビティの途中ま
で前記樹脂を充満し、(b) 次に、前記樹脂の射出を止め
ずに、前記胴部に中空層が形成されるように気体を吹き
込んで、前記樹脂と前記気体とを共射出し、前記キャビ
ティの前記突条部で前記気体を分流化することにより、
軸方向に複数の中空壁部と中実壁部とを形成することを
特徴とする予備成形体の製造方法。 - 【請求項3】 請求項1に記載の予備成形体を用いて、
二軸延伸ブロー成形することにより形成された容器であ
って、中実の口部と、中空層をはさんで内側層と外側層
とからなる複数の中空壁部と、複数の中実壁部とがそれ
ぞれ軸方向に交互に延在した胴部と、中空層をはさんで
内側層と外側層とからなる底部とからなり、前記底部の
外側層の下端に細径開口状のゲート部を有することを特
徴とする二軸延伸ブロー成形容器。 - 【請求項4】 請求項3に記載の二軸延伸ブロー成形容
器において、前記胴部の総面積に対する中空壁部の割合
が50〜90%であることを特徴とする二軸延伸ブロー成形
容器。 - 【請求項5】 請求項3又は4に記載の二軸延伸ブロー
成形容器において、前記ゲート部に存する細径穴部を閉
塞することにより、前記中空壁内の気体の流出入が阻止
されていることを特徴とする二軸延伸ブロー成形容器。 - 【請求項6】 請求項5に記載の二軸延伸ブロー成形容
器において、前記中空壁内に脱酸素剤を封入することに
より、酸素バリヤ性を有することを特徴とする二軸延伸
ブロー成形容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2470992A JP3142344B2 (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 中空壁を有する樹脂製予備成形体、その製造方法及びそれを用いた二軸延伸ブロー成形容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2470992A JP3142344B2 (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 中空壁を有する樹脂製予備成形体、その製造方法及びそれを用いた二軸延伸ブロー成形容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH05193636A JPH05193636A (ja) | 1993-08-03 |
JP3142344B2 true JP3142344B2 (ja) | 2001-03-07 |
Family
ID=12145706
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2470992A Expired - Lifetime JP3142344B2 (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 中空壁を有する樹脂製予備成形体、その製造方法及びそれを用いた二軸延伸ブロー成形容器 |
Country Status (1)
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JP4953178B2 (ja) * | 2008-06-30 | 2012-06-13 | 株式会社吉野工業所 | 合成樹脂製積層壜体、射出成形装置及び積層プリフォームの成形方法 |
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-
1992
- 1992-01-14 JP JP2470992A patent/JP3142344B2/ja not_active Expired - Lifetime
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