JP5325634B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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JP5325634B2 JP2009083554A JP2009083554A JP5325634B2 JP 5325634 B2 JP5325634 B2 JP 5325634B2 JP 2009083554 A JP2009083554 A JP 2009083554A JP 2009083554 A JP2009083554 A JP 2009083554A JP 5325634 B2 JP5325634 B2 JP 5325634B2
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Description

本発明は、車体フレームの側方に電装品を配置した鞍乗り型車両の改良に関する。
従来から、車体フレームの側方に電装品を配置した鞍乗り型車両が知られている(例えば、特許文献1(図1)参照。)。
特許文献1の図1において、自動二輪車に、ヘッドパイプ3(符号は、同公報のものを流用する。以下同じ。)から斜め後下方で、且つ、車幅方向に拡がるように左右一対の主フレーム5(以下、「メインフレーム5」と云う。)が延びており、このメインフレーム5の外側に、電装品としてのデトネーションカウンターボックス35(以下、「カウンターボックス35」が取り付けられている。このカウンターボックス35は、ヘッドパイプ3の近傍で、且つ、側方に配置されている。カウンターボックス35をヘッドパイプ3の側方に配置することで、通常、車両中央部に配置する電装品を車両前部に配置することを可能にして、部品レイアウトの自由度を高めた。
ところで、特許文献1の自動二輪車において、車幅方向で車両の後方に拡がるように延びているメインフレーム5の側方に、カウンターボックス35が取り付けられている。
このカウンターボックス35に較べて、大型で、重量の嵩むバッテリなどの電装品を取り付けようとすると、車幅が大きくなる。また、重量の比較的大きな電装品は十分な剛性をもって車体に支持したいという課題がある。
特許第3570654号公報
本発明は、車両の前部に、車幅の拡大を伴うことなく十分な剛性をもって大型の電装品を取り付けることを可能にする鞍乗り型車両を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、ヘッドパイプと、このヘッドパイプから後方に延出されるメインフレームと、ヘッドパイプから前方に延出されるステー部材と、が備えられている鞍乗り型車両において、メインフレームの前部とステー部材とに、ヘッドパイプの側方を通るようにして電装品支持部材を渡し、この電装品支持部材に電装品または補機を支持するサポート部が設けられ、電装品支持部材は、車幅方向外側に、電装品を外方から覆う壁部を備え、この壁部よりも車幅方向内側に、サポート部を備え、電装品支持部材は、車両の左右両側に各々設けられ、左右の一方の側にバッテリが取り付けられ、左右の他方の側にアンチロックブレーキモジュレータが取り付けられ、アンチロックブレーキモジュレータに連結パイプを介して油圧調圧器が設けられ、この油圧調圧器とアンチロックブレーキモジュレータとは、モジュレータ用ブラケットに取り付けられ、このモジュレータ用ブラケットが、ラバー部材を介して電装品支持部材に取り付けられていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、メインフレームの前部とヘッドパイプから前方に延ばしたステー部材とに、ヘッドパイプの側方を通るように電装品支持部材を渡した。
ヘッドパイプから左右に拡がりながら後方に延びているメインフレームの外側に、電装品を取り付けると、車幅の拡大を伴う可能性がある。
この点、本発明では、ヘッドパイプの前後に延びているステー部材とメインフレームの間に、電装品支持部材を渡し、この電装品支持部材に、電装品を取り付けるようにしたので、車両の前部に、大型の電装品を、車幅の拡大を伴わずに取り付けることが可能になる。つまり、電装品を、ヘッドパイプの側方空間を利用して配置したので、電装品をコンパクトに配置することが可能になる。
この場合に、電装品支持部材の前端部は、ステー部材に取り付けられ、電装品支持部材の後端部は、メインフレームに取り付けられているので、重量の嵩む電装部品に対しても十分な支持剛性をもたせることができる。
また、重量の嵩む電装品を車両の前部に配置できるため、車両の前側の分担荷重を大きくすることが可能となる。
また、電装品支持部材に、電装品を外方から覆う壁部が備えられている。かかる壁部により、電装品を保護することができる。
さらに、車両前部の左右の一方の側にバッテリが取り付けられ、車両前部の左右の他方の側にアンチロックブレーキモジュレータが取り付けられている。このように、車両の左右に、重量が大きく嵩張る電装品を配置することで、左右の重量配分を良好にすることができる。
さらにまた、アンチロックブレーキモジュレータと油圧調圧器とは、連結パイプで接続された状態で同一のモジュレータ用ブラケットに取り付けられ、このモジュレータ用ブラケットでラバー部材を介して電装品支持部材に取り付けられている。振動などの影響を比較的受け易いアンチロックブレーキモジュレータをラバー部材を介して取り付けたので、車両の振動などは、アンチロックブレーキモジュレータに直接伝わり難くなる。したがって、アンチロックブレーキモジュレータを振動などから保護することができ、アンチロックブレーキモジュレータの信頼性をさらに高めることができる。
加えて、アンチロックブレーキモジュレータと油圧調圧器と連結パイプとは、いずれも同一のブラケットに取り付けられるため、アンチロックブレーキモジュレータと調圧器との相対変位はなく、連結パイプへの荷重は発生しない。
本発明に係る鞍乗り型車両の外観図である。 本発明に係る鞍乗り型車両の左側面図である。 本発明に係る鞍乗り型車両の要部平面図である。 図3の4矢視図である。 図3の5矢視図である。 図4の6−6線断面図である。 図4の7−7線断面図である。 図4の8−8線断面図である。 図4の9−9線断面図である。 図4の10−10線断面図である。 本発明に係る電装品支持部材(バッテリ支持部材)の斜視図である。 本発明に係る電装品支持部材(ブレーキモジュレータ支持部材)の斜視図である。 本発明に係るアンチロックブレーキモジュレータおよび油圧調圧器の取付関係を説明する斜視図である。 図4の12−12線断面図である。 図4の13−13線断面図である。 本発明に係る鞍乗り型車両の電装品支持部材の取付構造を説明する斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。図中および実施例において、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」は、各々、自動二輪車に乗車する運転者から見た方向を示す。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1において、鞍乗り型車両としての自動二輪車10は、カウル20を備える。カウル20は、車両の前部を覆うメインカウル18と、車両の後部を覆うリヤカウル19と、からなる。
メインカウル18は、車両の側方を覆うミドルカウル101L、101R(図手前側の符号101Lのみ示す。)と、これらのミドルカウル101L、101Rの上方につながって配置されているアッパカウル102L、102R(図手前側の符号102Lのみ示す。)と、これらのアッパカウル102L、102Rの上方に延びており車両の前方を覆うスクリーン103と、ミドルカウル101の後方につながって配置されているレイヤカウル104L、104R(図手前側の符号104Lのみ示す。)と、からなる。レイヤカウル104L、104Rは、運転者Dの脚F、F(図手前側の符号Fのみ示す。)の前方を覆う部材であって、上部に、走行風を取り入れる走行風導入口105L、105R(図手前側の符号105Lのみ示す。)が設けられている。106L、106R(図手前側の符号106Lのみ示す。)は荷物を収納するサドルバッグである。
図2において、自動二輪車10は、車体フレーム11の前端部11aに設けられるヘッドパイプ12と、このヘッドパイプ12にステアリング軸13を介して回動可能に設けられる操向ハンドル14と、ステアリング軸13に連結され車両が路面から受ける振動などを吸収するクッション機能を有するフロントフォーク15と、このフロントフォーク15の下端部の間に前輪車軸16が掛け渡され、この前輪車軸16に回動可能に取り付けられる前輪17と、ヘッドパイプ12から後方左右に延設されるメインフレーム21L、21R(図手前側の21Lのみ示す。)と、これらのメインフレーム21L、21Rに懸架されるエンジン22と、メインフレーム21L、21Rの後部且つ下部に設けられるピボット部25L、25R(図手前側の25Lのみ示す。)と、これらのピボット部25L、25Rの上部に掛け渡されるクロスメンバ30と、これらのピボット部25L、25Rから後方に延びているシートフレーム33L、33R(図手前側の33Lのみ示す。)と、ピボット部25L、25Rに設けられているピボット軸26と、このピボット軸26から後方に延設されるリヤスイングアーム27と、このリヤスイングアーム27とメインフレーム21L、21Rの間に設けられピボット軸26を中心にリヤスイングアーム27を揺動可能に支持するリヤクッションユニット28およびリンク機構32と、リヤスイングアーム27の後端部に設けられる後輪車軸29と、この後輪車軸29に回動可能に取り付けられる駆動輪としての後輪31と、を主要構成とする車両である。
自動二輪車の上部に係る部品配置について以下に説明する。
自動二輪車10には、ヘッドパイプ12から後方左右に延出するメインフレーム21L、21Rと、これら左右のメインフレーム21L、21Rの間に設ける燃料タンク41と、メインフレーム21L、21Rの後端部21Lb、21Rb(図手前側の21Lbのみ示す。)から後方に延出するシートフレーム33L、33Rと、これらのシートフレーム33L、33Rに支持され乗員が着座する乗員シート42と、この乗員シート42の前方に設けるエアバッグモジュール43とが備えられている。
燃料タンク41は、その前部がメインフレーム21L、21Rに取り付けられ、その後部がタンクステー40を介してシートフレーム33L、33Rに取り付けられている。
エアバッグモジュール43は、燃料タンク41の後部41b上方に配置されている。
エアバッグモジュール43には、エアバッグが折り畳まれている。
燃料供給系統について説明すると、燃料タンク41の斜め後下方で、乗員シート42の下方で且つ、左右のシートフレーム33L、33Rの間には、サブ燃料タンク44が配置され、このサブ燃料タンク44の内側に、エンジン22側へ燃料を送り出す燃料ポンプ54が設けられ、燃料タンク41とサブ燃料タンク44との間は燃料が通るパイプ53により連結されている。パイプ53は、クロスメンバ30を避けるように配置されている。
上記構成により、燃料タンク41内の燃料は、サブ燃料タンク44に送られ、燃料ポンプ54を介してエンジン22に燃料が供給される。
図中、58L、58R(図手前側の符号58Lのみ示す。)はフロントカウル36に取り付けられ乗員(運転者)が後方を視るサイドミラー、59はヘッドライト、61はフロントフェンダ、62はラジエータ、63はラジエータの後方に設けられ風の流れをガイドするラジエータシュラウド、64は補機としてのラジエータリザーブタンク、65はリヤフェンダ、66はテールランプ、69L、69R(図手前側の符号69Lのみ示す。)は同乗者の足置きとしてのピリオンステップ、71L、71R(図手前側の符号71Lのみ示す。)はピリオンステップ69L、69Rをシートフレームに取り付けるピリオンステップホルダ、72はリヤクッションユニット28の荷重を調整するリヤクッション荷重調整部材、73はメインスタンド、74はメータユニット、Gは車両の重心である。
図3において、鞍乗り型車両としての自動二輪車10に、ヘッドパイプ12と、このヘッドパイプ12から後方に延出されるメインフレーム21L、21Rと、ヘッドパイプ12から前方に延出されヘッドライトとカウルのステー部材としてのヘッドライトステー111と、が備えられている。ヘッドライトステー111は、メータユニット(図2の符号74)をメインフレーム21L、21Rに止める部材である。112はヘッドライトステー111をヘッドパイプ12に固定する締結部材である。
ヘッドパイプ12の左右側方の左右に、インナカウル113L、113Rが配置されている。左のインナカウル113Lの外側に、アンチロックブレーキモジュレータ115(以下、単に「モジュレータ115」とも云う。)が配置され、右のインナカウル113Rの外側に、バッテリ116が配置されている。117はバッテリ116を後述するバッテリ支持部材に止めるゴムバンドである。
車両の左側方であって、ヘッドライトステー111とメインフレームの前部121L、121Rとに、モジュレータ115を支持するモジュレータ支持部材123が渡されている。
同様に、車両の右側方であって、ヘッドライトステー111とメインフレームの前部121L、121Rとに、バッテリ116を支持するバッテリ支持部材124が渡されている。
すなわち、メインフレームの前部121L、121Rとヘッドライトステー111とに、ヘッドパイプ12の側方を通るようにして電装品支持部材125、125を渡し、これらの電装品支持部材125、125は、車両の左右両側に各々設けられているモジュレータ支持部材123およびバッテリ支持部材124であって、右側にバッテリ116が取り付けられ、左側にモジュレータ115が取り付けられている。
なお、本実施例では、ステー部材はメータステーであるが、ヘッドパイプの前方に延びている部材であれば、例えば、カウルステーなどの他のステーとすることは差し支えない。また、車両の左側にバッテリを取り付け、車両の右側にモジュレータを取り付けても良い。
図4において、車両の前部左側で、且つ、ヘッドパイプ12の側方に、モジュレータ(図2の符号115)を支持するモジュレータ支持部材123が配置されている。
モジュレータ支持部材123は、電装品としてのモジュレータ115を外方から覆うモジュレータ壁部127と、このモジュレータ壁部127から前斜め上方に延びており先端部に前締結部128を有する斜腕部129と、この斜腕部129の下部から分岐して前方に延びておりヘッドライト59を支持するヘッドライトブラケット部131と、モジュレータ壁部127から後方に延びており先端部に後締結部132を有する後ブラケット部133と、を備えている。
図中、135は斜腕部129から延びており側面視でL字状を呈しリレー136が取り付けられるリレー取付部、137はモジュレータ壁部127の後部から延びており側面視でL字状を呈しフューズボックス138が取り付けられるフューズボックス取付部、141はウインカリレー、142はメータステー取付用工具通し穴である。
図5において、車両の前部右側で、且つ、ヘッドパイプ12の側方に、バッテリ116を支持するバッテリ支持部材124が配置されている。
バッテリ支持部材124は、電装品としてのバッテリ116を外方から覆うバッテリ壁部147と、このバッテリ壁部147から前斜め上方に延びており先端部に前締結部148を有する斜腕部149と、この斜腕部149の下部から分岐して前方に延びておりヘッドライト59を支持するヘッドライトブラケット部151と、バッテリ壁部147から後方に延びており先端部に後締結部152を有する後ブラケット部153と、を備えている。図中、156はレギュレータ、157はレギュレータブラケット、158は物入れである。
以下、図6〜図10では、前記電装品支持部材の取付構造について説明する。
図6および図9において、ヘッドライトステー111に、モジュレータ支持部材123とバッテリ支持部材124とに各々設けられている前締結部128、148が、ボルト161、161によって締め付けられている。
図7において、左のミドルカウル101Lの内面に突設した係合ピン163が、モジュレータ壁部127に開けた係合穴165に挿入されている。また、右のミドルカウル101Rの内面に突設した係合ピン164が、バッテリ壁部147に開けた係合穴166に挿入されている。
このように、係合穴165、166に係合ピン163、164を挿入することで、車体の所定位置にミドルカウル101L、101Rが位置決めされるとともに取り付けられている。電装品支持部材を利用してミドルカウル101L、101Rが取り付けられているので、部品点数の増加を抑えることができる。
電装品支持部材を構成するモジュレータ支持部材123は、略水平に延びておりモジュレータ115を受けるモジュレータサポート部171と、このモジュレータサポート部171の外側端部から上方に延びておりモジュレータ115を外方から覆うモジュレータ壁部127とを備えている。
モジュレータ支持部材123は、車幅方向外側に、モジュレータ壁部127を備え、このモジュレータ壁部127よりも車幅方向内側に、モジュレータサポート部171を備えているということもできる。
また、電装品支持部材を構成するバッテリ支持部材124は、略水平に延びておりバッテリ116を受けるバッテリサポート部172と、このバッテリサポート部172の外側端部から上方に延びておりバッテリ116を外方から覆うバッテリ壁部147とを備えている。
バッテリ支持部材124は、車幅方向外側に、バッテリ116を外方から覆うバッテリ壁部147を備え、このバッテリ壁部147よりも車幅方向内側に、バッテリサポート部172を備えているということもできる。
図8において、メインフレーム21L、21Rに、モジュレータ支持部材123とバッテリ支持部材124とに各々設けられている後締結部132、152が、ボルト173、173によって締め付けられている。
以上に述べた取付構造によって、モジュレータ支持部材123とバッテリ支持部材124は、ともに、車両側にしっかりと固定される。
図10において、ヘッドパイプ12の側方で車両の左側に、モジュレータ115が取り付けられるモジュレータ支持部材123が配置され、ヘッドパイプ12の側方で車両の右側に、バッテリ116取り付けられるバッテリ支持部材124が配置されている。
図11において、バッテリ持部材124は、車幅方向外側に、バッテリ(図7の符号116)を外方から覆うバッテリ壁部147を備え、このバッテリ壁部147よりも車幅方向内側に、バッテリ116を支持するバッテリサポート部172を備えている。図中、174、175はバッテリ用バンド引掛部、176a、176bはフューズボックス取付部、177はホースガイド部、178、179はバッテリの車幅方向の移動を規制するバッテリ規制壁である。
図12において、モジュレータ支持部材123は、車幅方向外側に、モジュレータ(図7の符号115)を外方から覆うモジュレータ壁部127を備え、このモジュレータ壁部127よりも車幅方向内側に、モジュレータ115を支持するモジュレータサポート部171を備えている。
図13において、図12で説明したモジュレータ支持部材123の内側に、モジュレータ用ブラケット181が配置され、このモジュレータ用ブラケット181の内側に、モジュレータ115および油圧調圧器182が配置され、モジュレータ115と油圧調圧器182とは、連結パイプ183で連結されている。
すなわち、油圧調圧器182とモジュレータ115とは、モジュレータ用ブラケット181に取り付けられ、モジュレータ115に連結パイプ183を介して油圧調圧器182が設けられている。
以下、図14〜図15では、モジュレータ用ブラケット181は、いわゆる、ラバーマウント構造としたことを明する。
図14において、モジュレータ支持部材123に前孔185が開けられ、この前孔185にラバー部材186が係合され、このラバー部材186にモジュレータ用ブラケット181を当て、ボルト187でモジュレータ用ブラケット181をモジュレータ支持部材123に取り付けた。
また、モジュレータ支持部材123に設けられているモジュレータ壁部127には、後孔188が開けられ、この後孔188にラバー部材189が係合され、このラバー部材189にモジュレータ用ブラケット181を当て、ボルト191でモジュレータ用ブラケット181をモジュレータ支持部材123に取り付けた。
図15において、モジュレータ支持部材123に設けられているモジュレータサポート部171に下孔192が開けられ、この下孔192にラバー部材193が係合され、このラバー部材193にモジュレータ用ブラケット181を当て、ボルト194でモジュレータ用ブラケット181をモジュレータ支持部材123に取り付けた。
上記構成により、モジュレータ用ブラケット181は、3箇所でラバーマウントされる。つまり、モジュレータ用ブラケット181が、ラバー部材186、189、193を介してモジュレータ支持部材123に取り付けられている。
アンチロックブレーキモジュレータ115と油圧調圧器182とは、モジュレータ用ブラケット181に取り付けられるとともに、ラバー部材186、189、193を介してモジュレータ支持部材123に取り付けられているので、車両の振動などは、アンチロックブレーキモジュレータ115に直接伝わり難くなる。
したがって、アンチロックブレーキモジュレータ115を振動などから保護することができ、アンチロックブレーキモジュレータ115の信頼性をさらに高めることができる。
以上に述べた鞍乗り型車両の作用を次に述べる。
図16において、メインフレームの前部121L、121Rとステー部材としてのヘッドライトステー111とに、ヘッドパイプ12の側方を通るようにして電装品支持部材125を渡した。具体的には、車両の左側に、モジュレータ115が取り付けられるモジュレータ支持部材123を渡し、車両の右側に、バッテリ116取り付けられるバッテリ支持部材124を渡した。
かかるモジュレータ支持部材123およびバッテリ支持部材124を、ヘッドパイプ12とメインフレーム21L、21Rの間に各々渡したので、車両の前部に、電装品であるモジュレータ115とバッテリ116とを十分な剛性をもたせつつ、車幅の拡大を伴うことなく取り付けることが可能になる。つまり、電装品を、ヘッドパイプの側方空間を利用して配置したので、電装品をコンパクトに配置することが可能になる。
図3を併せて参照して、モジュレータ115とバッテリ116を、ヘッドパイプ12の側方に配置した。ヘッドパイプの側方の空間を利用したので、バッテリ116を、ヘッドパイプ12をコンパクトに配置することが可能になり、車幅の増加を抑制することができる。
さらに、電装品支持部材としてのモジュレータ支持部材123およびバッテリ支持部材124には、各々、モジュレータ115およびバッテリ116を外方から覆う壁部としてのモジュレータ壁部127とバッテリ壁部147が備えられている。かかるモジュレータ壁部127とバッテリ壁部147であれば、車両に左外方から大きな荷重を受けた場合に、この荷重は、モジュレータ壁部127によって受け、車両に右外方から大きな荷重を受けた場合に、この荷重は、バッテリ壁部147によって受けることになるので、モジュレータ115およびバッテリ116を保護することができる。
さらにまた、車両の左側にモジュレータ115が取り付けられ、車両の右側にバッテリ116取り付けられている。このように、車両の左右に、重量が大きく嵩張る電装品を配置することで、左右の重量配分を良好にすることができる。
尚、本発明は、実施の形態では鞍乗り型車両に適用したが、三輪車にも適用可能であり、一般の車両に適用することは差し支えない。
また、実施の形態では、サポート部には、電装品が支持されたが、電装品に限らず、ラジエータのリザーブタンクなどの各種補機を支持するものであっても良い。
本発明は、車両の前部にサイズの大きな電装品が配置されている鞍乗り型車両に好適である。
10…鞍乗り型車両(自動二輪車)、12…ヘッドパイプ、21L、21R…メインフレーム、111…ステー部材(ヘッドライトステー)、115…電装品(アンチロックブレーキモジュレータ)、116…電装品(バッテリ)、121L、121R…メインフレームの前部、124…バッテリ支持部材、125…電装品支持部材、171…サポート部(モジュレータサポート部)、172…サポート部(バッテリサポート部)、181…モジュレータ用ブラケット、182…油圧調圧器、183…連結パイプ、186…ラバー部材、189…ラバー部材、193…ラバー部材。

Claims (1)

  1. ヘッドパイプ(12)と、このヘッドパイプ(12)から後方に延出されるメインフレーム(21L、21R)と、前記ヘッドパイプ(12)から前方に延出されるステー部材(111)と、が備えられている鞍乗り型車両において、
    前記メインフレーム(21L、21R)の前部と前記ステー部材(111)とに、前記ヘッドパイプ(12)の側方を通るようにして電装品支持部材(123、124)を渡し、この電装品支持部材(123、124)に電装品(115、116)または補機を支持するサポート部(171、172)が設けられ
    記電装品支持部材(123、124)は、車幅方向外側に、前記電装品(115、116)を外方から覆う壁部(127、147)を備え、この壁部(127、147)よりも車幅方向内側に、前記サポート部(171、172)を備え
    記電装品支持部材(123、124)は、車両の左右両側に各々設けられ、左右の一方の側にバッテリ(116)が取り付けられ、左右の他方の側にアンチロックブレーキモジュレータ(115)が取り付けられ
    記アンチロックブレーキモジュレータ(115)に連結パイプ(183)を介して油圧調圧器(182)が設けられ、この油圧調圧器(182)と前記アンチロックブレーキモジュレータ(115)とは、モジュレータ用ブラケット(181)に取り付けられ、
    このモジュレータ用ブラケット(181)が、ラバー部材(186)を介して前記電装品支持部材(123)に取り付けられていることを特徴とする鞍乗り型車両。
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