JP3549085B2 - 自動二輪車のリヤキャリア装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動二輪車の後部に配設されるリヤキャリア装置にかかり、特にシートに設ける同乗者用のシートベルトを廃止し、同乗者把持用のグリップをリヤキャリアに設けたリヤキャリア装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動二輪車のリヤキャリアとしては、従来特開平8−58652号が開示されており、図示すれば、図12に示すような構造で、図のリヤキャリア101の前部には、高さが極めて低いストッパ102を設けており、ストッパ102は荷物の前端部を規制するだけの機能を有しているだけである。
一方、二人乗りが可能な自動二輪車においては、リヤキャリア101の前方に配設されるシート103を前後に長い所謂タンデムシートとし、前後方向の中間部に横断するように同乗者用のシートベルト104を設けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
以上の従来のリヤキャリア101は、ストッパ102を備えるも、純粋に荷物のリヤキャリア上に載置する荷物のストッパとしての機能のみを有し、一方、シート103にはシートベルト104を設けている。
【0004】
又同乗者が搭乗する際、運転者の臀部の後方に極めて近接して配置されたシートベルト104を同乗者は把持するので、運転者の背に同乗者が密着、或いは極めて近接することとなる。又一人乗りの場合には、同乗者がいないことから、シート103に深く座ると、運転者の臀部にシートベルト104が接触することとなる。
更にシートベルトとリヤキャリアのストッパとを有するので、部品点数が多くなり、コストアップとなる。
【0005】
そこで、特開平6−156342号公報記載のように、リヤキャリアの前部にグリップを起設し、該グリップを含んでリヤキャリア全体を合成樹脂で被覆し、全一体化したものが開示されている。
この技術は、車両のスタンドを起立し、車両を起こす際に用いる所謂スタンディンググリップである。このスタンディンググリップは、車両を起立させる際に把持するもので、リヤキャリア面とスタンディンググリップとの間には指が入る程度の隙間しか形成されていない。従って、シートの後席に同乗者を乗せた場合の把持用グリップとして機能させることには困難性が伴う。又リヤキャリアの荷物積載面積を大きくしたい場合には、スタンディンググリップが邪魔になる。
【0006】
本発明は、以上の課題を解決すべくなされたものである。
本発明の目的とする処は、シートの前後に乗員が搭乗する式の自動二輪車において、シートに付設される同乗者用のシートベルトを廃止し、同乗者が後方に手を向けてリヤキャリア部分における同乗者用グリップの把持を可能とする。又シート形状に対応して摘み易い同乗者用グリップを得ることを可能とする。更に同乗者用グリップを着脱自在とすることで、リヤキャリアの積載面積の拡張を図ることができるようにした。このような自動二輪車のリヤキャリア装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために請求項1は、自動二輪車のシート後方に配設される荷物積載用のリヤキャリアにおいて、前後方向に延びるリヤキャリア本体の前部に、上方に突出するように同乗者把持用のグリップを設け、グリップは、キャリア本体を横断する方向に配設され、正面視が門型で、シート直後に配置され、且つリヤキャリア本体の面に対して前後方向の一方に傾斜して配設されるとともに、前後逆向きに組付け可能とし、グリップの傾斜は、シート後端部の傾斜に対応し、グリップを前方に傾斜して取り付けたときは、後方に傾斜して取り付けたときよりシート後端位置も前方となるように選択可能としたことを特徴とする。
【0008】
請求項1では、シート後方に配設するリヤキャリアのシート直後の部分に、門型の同乗者が把持するグリップを傾斜して設け、且つグリップは前後逆向きに組付け可能とし、該グリップの傾斜は、シート後端部の傾斜に対応するように設けられ、グリップの傾斜は、シート後端部の傾斜に対応し、グリップを前方に傾斜して取り付けたときは、後方に傾斜して取り付けたときよりシート後端位置も前方となるように選択可能としたので、シートベルトを必要とすることなく、シート後部に座乗する同乗者は、該グリップを把持してその姿勢を安定して保持することができる。又グリップはシートの後端部の形状に対応するように傾斜し、傾斜は、シート後端部の傾斜に対応するように設けられているので、同乗者が後方に手を延ばし、掴み易く、更に同乗者用のグリップはリヤキャリアに対して着脱自在なので、一人乗りでリヤキャリアの荷物積載面積を拡張したい場合には、該グリップを取り外すことで、大きな積載スペースを容易に得ることができる。
【0009】
請求項2では、グリップは、門型の芯金材の周りを合成樹脂で被覆した構造とした。
請求項2では、グリップの外装は合成樹脂なので、握り易く、握った際の感触も良好であり、握り易く、使い易い同乗者把持用のグリップを得ることが可能である。
【0010】
請求項3では、グリップを門型の左右の脚部下面を平板状に形成し、グリップ内に埋装した芯金の上面に、リヤキャリア本体への取付用ナットを埋装、固着した。
請求項3では、リヤキャリア前部の上面に対して正確な傾斜角度で同乗者用グリップを取り付けることができ、取り付け、取り外しも確実、容易であり、取付構造も簡素である。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は自動二輪車の一例としてのスクータ型車両の外観側面図、図2は同平面図、図3は同乗者用グリップを取り付けた状態のリヤキャリアの外観側面図、図4はリヤキャリアの平面図で、フレームへの取付状態を想像線で示した図、図5はリヤキャリアと同乗者用グリップとの結合関係を示す要部の拡大図で、一部を破断して示した図、図6はリヤキャリアと同乗者グリップの分解斜視図、図7は同乗者用グリップの背面図で、一部の外被材を除去して芯金を示した図、図8は同グリップの平面図、図9は同乗者用グリップを備えるリヤキャリアのフレーム後部への取付状態を示す一部破断側面図、図10は同乗者グリップを後傾してリヤキャリアに設けた側面図、図11は同乗者グリップを前傾してリヤキャリアに設けた側面図である。
【0012】
図1、図2において、本発明を実施する自動二輪車の一例としてのスクータ型車両の概略を説明する。
自動二輪車1のフレーム2の前端部に急激に前上傾するように設けたダウンチューブプ2aの下部には、後方に低位の前部2bを延設し、前部2bの後端部から急激に後上傾するように中間部2cを連続して設け、中間部2cから緩やかに後上傾するように後部2dを後方に延出し、前部2b、中間部2c、後部2dはパイプ材等からなる左右2本の部材で構成し、図示しないが、左右の部材の適所間にはクロス部材を架設し、フレーム2を構成する。
【0013】
ダウンチューブ2aの前端部にはヘッドパイプ2eを固設し、これに前輪3を操向可能に支持するフロントフォーク4を支持する。フロントフォーク4に繋がるステアリングシャフト4aの上端部にはハンドル5を配設し、一方、後部2dの下方には駆動輪を構成する後輪6を支持するスイング式のパワーユニット7を配設する。パワーユニット7は、前部のエンジン7a、これに繋がり、後方に延出するリダクションケース7b等からなる。パワーユニット7は、これの前端部上部が、リンク7cを介して、フレーム2の中間部2c上端部と後部2dの前部との間に、軸支され、取付、支持されている。
【0014】
ヘッドパイプ2eの前方にはバッテリー8を配設する。又フレーム2の前部2b間には燃料タンク9を配設する。更にパワーユニット7上には、吸気チャンバー10を配設し、吸気チャンバー10は車幅方向に設けられ、右側に吸気口10aを、中間部にチャンバー本体10bを配置し、この間を繋ぐ吸気管10cには吸気騒音低減の目的でレゾネーター7dを備える。又左側には吸気チャンバー10と接続するエアクリーナ11を配設し、吸入管11a、気化器12を介してエンジン7aのシリンダヘッドに接続されている。
パワーユニット7の後部上とフレーム2の後部2dとの間には、リヤクッションユニット13を介設する。又フレーム2の後部2dの後部には、オイルタンク14を配設する。
【0015】
以上のフレーム2のフロントフォーク4の上半部、ヘッドパイプ2aの前方を含む周囲、及び前記したバッテリー8周をフロントカバー15で覆い、ハンドル5の周りをハンドルカバー16で覆い、又前輪3上をフロントカバー17で覆い、上記のハンドルカバー16の前面にはヘッドライト、ウインカーランプ等を備える照明ユニット18を設け、又上面には計器ユニット19を配置した。
フレーム前部2b上にはフロア20を配設し、これの後方にはシートポストカバー21を、又これの後方にはリヤカバー22を設け、自動二輪車の外観を構成し、シートポストカバー21上には前後方向に長いシート23を配設し、この下方にはヘルメット収納ボックス24を配設し、シート23でこれの開閉用蓋体を構成する。尚、図1、図2において25はリヤフェンダーである。
【0016】
以上の自動二輪車1のシート23の直後から後方にかけてリヤキャリア30を設ける。
リヤキャリア30の詳細は図3〜図6に示す如くで、又リヤキャリア30のフレームへの取り付けを図9で詳細に示し、図7、図8ではリヤキャリア30に着脱自在に取り付ける同乗者用グリップ42の単体を示した。
リヤキャリア30の本体31は前後方向に長い平面視略U字型で、前後方向に延びる左右の側枠部32,32の後端部は後方に弯曲した後枠部33で連結され、左右の側枠部32,32の前後方向の中間部には、この間を繋ぐクロス部34を備え、クロス部34の左右方向中間部と後枠部33の左右方向中間部とを繋ぐ前後方向に延びる中間枠部35とを備える。
【0017】
キャリア本体31には、図4に示すように左右の側枠部32,32の各前部内側に突出する取付ボス部36,36を対称的に設け、該ボス部36,36は、図9に示すように下方に筒軸受け状に凹出し、ボルト頭が上方に突出しないように構成した。
又クロス部34と中間枠部35との交点直下に、下方に突出するように取付ボス部37を設け、これ等を含む本体31は樹脂で全一体的に成形し、或いはアルミニウム合金で鋳造する。尚、図9において38は、後枠部33の下面に突設したロープ等を引っ掛け係止部である。
【0018】
リヤキャリア30の本体31のフレームへの取り付けは、図4の取付位置を示す図、及び図9の取付状態の縦断側面図を示す如くである。
先ず、フレーム後部2dの左右の部材2f,2fの後端部間に、支持スティ2gをブリッジ状に架設して備える。又左右の部材2f,2fの後端部間に、後方に膨出する如き形状の平面視略U字型の補助支持スティ2hを架設して備える。補助スティ2hの車幅方向中間部には、取付ブラケット2iを固設して備える。
【0019】
前記した本体31の左右の側枠部31,31の前部間に内側に突出するように設けた前部の取り付けボス部36,36を支持スティ2gの上面左右に臨ませ、取付ボス部36,36の取付孔36aの上からボルト39を通し、下方からナット40を螺合し、本体31の前部をフレーム2の後部2dの左右の部材2f,2f後端部に支持スティ2gを介して結合する。
又本体31の後部取付ボス部37には下向きに開放したネジ孔37aを設けておき、取付ブラケット2iから上方に支持脚部2jを起設し、該支持脚部2jに下方からボルト41をネジ孔37aに通し、本体31の中間後部を結合する。
以上により、リヤキャリア本体31をフレーム2の後部から後方に延出するように取付、支持する。
【0020】
以上のリヤキャリア30の本体31の前部上に同乗者の把持用のグリップ(以下グリップと記す)42を起立するように着脱自在に取り付ける。
グリップ42の単体を図7、図8で示し、全体の形状は図7の背面図(正面図)で示すように高さを有する門型をなし、又図8の平面図(底面図)で示すように凹型をなす。
グリップ42の構造は、正面視が門型で、平面視が凹型の芯金43を内装し、芯金43は図5の鎖線で示すように断面が上向きの略々チャンネル状をなし、上枠部43aは略々直線状で、左右の脚部43b,43bは末広がりとなるように各外側に傾斜し、脚部43b,43bの下端部43c,43cは平坦に形成されており、下端部43cを基準として、芯金43の全体は、図5に明示したように後方に傾斜している。
この傾斜角度は、シート23の後端部の傾斜に対応し、同乗者が掴み易い角度に設定する。
【0021】
以上の脚部下端部43c,43cの上面には、前後に離間して下方にネジ孔を向けた袋ナット状のナット44,44を夫々予め溶接しておく。
以上の芯金43の全周を外装材45をなす合成樹脂で満遍なく被覆し、樹脂は厚手に被覆し、グリップ42の直線部42a、左右の脚部42b,42b、下端取付座部42c,42cを構成し、グリップ42は、左右の取付座面42c,42cを基準として後傾する。
前記した芯金43の左右の脚部下端部43c,43cは、取付座面42c,42cと同一面をなすように構成し、ナット44,44は樹脂内に埋装される。
【0022】
一方、前記した本体31の左右の側枠部31,31の前部で、前記した前部取付ボス部36,36の直後には、グリップ42の取付孔31b,31bを夫々前後に離間して設け、側枠部31,31のグリップ取付部31a,31aの取付座面は平坦とし、且つこの部分の肉厚を他の部分よりも厚くした。
前記したグリップ42の両脚部42c,42c下端部下面の取付座面42c,42c下面を、左右の側枠部31,31前部の取付部31a,31aの上に重ね合わる。
これにより、取付部31a,31aの下面に露出する芯金43の下端部43c,43c下面は、左右の側枠部31,31の取付部31a,31a上に臨む。
【0023】
爾後、芯金43のナット44,44と取付部31a,31aの取付孔31b,31bとを合せ、下方からボルト46,46を取付孔31b,31bに通し、この上のナット44,44と螺合し、グリップ42をリヤキャリア本体31に着脱自在に結合する。この状態を図5で示した。
グリップ42のリヤキャリア本体31への取付状態では、図3、図5、図10に示すように、本体31の前部上に後傾するように起立して設けられる。
【0024】
図10はシート後部を含むリヤキャリアの側面図を示し、リヤキャリア本体31の前部で、シート23の後端部23aの直後にグリップ42は設けられ、グリップ42は、前述のように門型をなして本体31の前部上に起立し、且つシート後端部23aが図10では上端部が後方に突出するように後傾斜しているので、この形状に対応するように後上傾して本体30上において、シート23の後端部23a直後に臨むように起設される。
従って、シート後方に座乗する同乗者は、両腕を後に廻し、その両手で直後のグリップ42の水平な直線部分42aを容易に掴むことができる。
【0025】
図11は、シート23の後端部123aは下端部が後方に突出するように傾斜しているので、グリップ142を前上傾するような形状とし、本体31の左右の側枠部31,31上に架設したものである。
この実施例においても、グリップ142はシート23の直後に設けられ、シート後方に座乗する同乗者は、両腕を後に廻し、その両手で直後のグリップ142の水平な直線部分142aを容易に掴むことができる。
【0026】
以上においては、グリップ42、或いは142は、リヤキャリア本体31に対して着脱自在なので、これを取り外すことができ、取り外すことで、リヤキャリア30の荷物積載面はグリップに邪魔されることなく拡大し、大きな荷物を積載することが可能となる。
【0027】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1では、自動二輪車のシート後方に配設される荷物積載用のリヤキャリアにおいて、前後方向に延びるリヤキャリア本体の前部に、上方に突出するように同乗者把持用のグリップを設け、グリップは、キャリア本体を横断する方向に配設され、正面視が門型で、シート直後に配置され、且つリヤキャリア本体の面に対して前後方向の一方に傾斜して配設されるとともに、前後逆向きに組付け可能とし、グリップの傾斜は、シート後端部の傾斜に対応し、グリップを前方に傾斜して取り付けたときは、後方に傾斜して取り付けたときよりシート後端位置も前方となるように選択可能としたので、シート後方に配設するリヤキャリアのシート直後の部分に、門型の同乗者が把持するグリップが配設されることとなり、シートベルトを必要とすることなく、シート後部に座乗する同乗者は、該グリップを把持してその姿勢を安定して保持することができる。
【0028】
従って、シートに同乗者把持用のシートベルトを必要とせず、シートの構造の簡素化とコストダウン、及びシートの外観性の向上を図ることができる。
又グリップの傾斜を、シートの後端部の傾斜に対応するように設けらたので、シート後端部の形状に適合するようにして同乗者が後方に手を延ばし、掴み易く、把持性に優れた同乗者用のグリップを備えるリヤキャリアを得ることができる。
更にリヤキャリアに設けた同乗者用のグリップは、リヤキャリアに対して着脱自在なので、一人乗りでグリップを不要とし、リヤキャリアの荷物積載面積を拡張したい場合には、該グリップを取り外すという簡単な作業で、大きな積載スペースを容易に得ることができ、荷物のみを積載する場合に、極めて有利である。
【0029】
請求項2では、請求項1に加えるに、グリップを門型の芯金材の周りを合成樹脂で被覆した構造としたので、門型形状と合せグリップは極めて握り易く、握った際の感触も極めて良好であり、握り易く、使い易い、感触の良好な同乗者把持用のグリップを得ることが可能である。
【0030】
請求項3では、グリップを門型の左右の脚部下面を平板状に形成し、グリップ内に埋装した芯金の上面に、リヤキャリア本体への取付用ナットを埋装、固着したので、リヤキャリア前部の上面に対して正確な傾斜角度で同乗者用グリップを取り付けることができ、取り付け作業も容易、確実であり、又取り外し作業も容易であり、且つ埋装したナット下面からボルトを稼働させるだけですみ、取付構造も簡素である。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動二輪車の一例としてのスクータ型車両の外観側面図
【図2】図1の平面図
【図3】同乗者用グリップを取り付けた状態のリヤキャリアの外観側面図
【図4】リヤキャリアの平面図で、フレームへの取付状態を想像線で示した図
【図5】リヤキャリアと同乗者用グリップとの結合関係を示す要部の拡大図で、一部を
破断して示した図
【図6】リヤキャリアと同乗者グリップの分解斜視図
【図7】同乗者用グリップの背面図で、一部の外被材を除去して芯金を示した図
【図8】上記図7のグリップの平面図
【図9】同乗者用グリップを備えるリヤキャリアのフレーム後部への取付状態を示す一
部破断側面図
【図10】同乗者グリップを後傾してリヤキャリアに設けた側面図
【図11】同乗者グリップを前傾してリヤキャリアに設けた側面図
【図12】従来例としてのリヤキャリア、及び同乗者把持用のシートベルトを備えるシー
トの外観斜視図
【符号の説明】
1…自動二輪車、 23…フレーム、 30…リヤキャリア、 31…リヤキャリア本体、 32a…リヤキャリアの同乗者把持用グリップの取付面、 42…同乗者把持用グリップ、 42a…リヤキャリア本体への取付面、 43…芯金、 44…ナット、 45…芯金周を被覆する合成樹脂。

Claims (3)

  1. 自動二輪車のシート後方に配設される荷物積載用のリヤキャリアにおいて、
    前後方向に延びるリヤキャリア本体の前部に、上方に突出するように同乗者把持用のグリップを設け、
    前記グリップは、キャリア本体を横断する方向に配設され、正面視が門型で、シート直後に配置され、且つリヤキャリア本体の面に対して前後方向の一方に傾斜して配設されるとともに、前後逆向きに組付け可能とし、
    前記グリップの傾斜は、シート後端部の傾斜に対応し、
    前記グリップを前方に傾斜して取り付けたときは、後方に傾斜して取り付けたときよりシート後端位置も前方となるように選択可能とした、
    ことを特徴とする自動二輪車のリヤキャリア装置。
  2. 前記グリップは、門型の芯金材の周りを合成樹脂で被覆した構造であることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車のリヤキャリア装置。
  3. 前記グリップは、門型の左右の脚部下面が平板状に形成され、該グリップ内に埋装した芯金の上面に、リヤキャリア本体への取付用ナットを埋装、固着したことを特徴とする請求項1、又は請求項2記載の自動二輪車のリヤキャリア装置。
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