JP3666095B2 - ダイシング装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ダイシング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ダイシング装置で半導体ウェーハをダイシングする工程において、ダイシングの状態(カーフ溝、チッピング、オフセンターコンタミ等)を検査するために、ダイシング後のウェーハを抜き取り検査している。
この抜き取り検査は、従来オペレータがダイシング後のウェーハをカセット内から引き出し、ウェーハを貼り付けたフレームを手で持って検査工程まで運び、検査終了後は再びオペレータの手によって前記カセットの元の位置に戻される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のウェーハ抜き取り検査によると、稼働中のダイシング装置に装着されているカセットから検査をするウェーハ(フレーム付き)を引き出す作業及びそのウェーハを検査工程まで運搬する作業はオペレータによるため、ウェーハが汚染されたり、振動によるチップ同士の接触によって破損等が生じることがある。又、検査後にウェーハをダイシング工程まで運搬してカセット内に戻す作業もオペレータの手によるため、汚染や破損の度合いが増す原因になっている。
更に、カセットからのウェーハの出し入れの際に、稼働中のダイシング装置から比較的重いカセットを脱着し、ウェーハの出し入れをしなければならず煩に耐えないものがある。
【0004】
本発明は、このような従来の問題点を解消するためになされ、ダイシング装置でダイシングした後のウエーハの抜き取り検査において、オペレータの手作業に起因するウエーハの汚染や破損等を未然に防止できるようにしたダイシング装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を技術的に解決するための手段として、本発明は、ダイシング前の複数の半導体ウェーハを収容する第1のカセットと、その第1のカセット内からダイシング前の半導体ウェーハを引き出す搬出入手段と、半導体ウェーハをダイシングする切削手段とを備えたダイシング装置において、
このダイシング装置にはダイシング後の半導体ウェーハの内、ダイシング状態を検査する検査工程に搬送するための第2のカセットが前記第1のカセットに積み重ねて載置され、この第2のカセットには前記搬出入手段によって、検査すべき半導体ウェーハが収容されるダイシング装置を要旨とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態を添付図面に基づいて詳説する。
図1において、1はダイシング装置であり、上下動するカセット載置領域1aを有し、この上にダイシング前のウェーハW(テープNを介してフレームFに貼着)を収容する第1のカセット2と、検査用ウェーハを収容するための検査用ウェーハ収容領域としての第2のカセット3とが積み重ねて載置される。
【0007】
前記第1のカセット2は、図2に示すように内部に複数枚(例えば25枚)のウェーハWを収容し、上面の中央部には凹部2aが形成されると共に一対の把手2bが起伏自在に設けられ、且つ上面の両端部には位置合わせと滑り止めを兼ねた突起2cが対設されている。
【0008】
前記第2のカセット3は、その底部に前記突起2cが嵌合する凹部が対設されており、前記第1のカセット2と同じ構成のものであるが容量が小さく例えばウェーハを5枚程収容できる程度に形成され、ダイシングされたウェーハのうち抜き打ち検査しようとするものを収容する。
【0009】
前記第1のカセット2内に収容されたダイシング前のウェーハW(フレームF付き)は、前後動する搬出入手段4によって待機領域1bに引き出されると共に、図1に示す旋回アームを有する搬送手段5によってチャックテーブル6上に搬送され、吸引保持される。
【0010】
前記チャックテーブル6は横移動してウェーハWをアライメント手段7に位置付け、アライメントした後に回転ブレードを有する切削手段8によりウェーハWをダイシングする。
【0011】
ダイシング終了後に、ウェーハWは前記搬送手段5によってチャックテーブル6から待機領域1bに戻され、搬出入手段4により第1のカセット2の元の収容位置に搬入される。
【0012】
ダイシング後に抜き打ち検査するウェーハW′は、前記搬出入手段4により第1のカセット2の元の収容位置に戻されるのではなく、前記第2のカセット3内に搬入される。
尚、検査されるウェーハは予めオペレータによって指定してCPUに登録しておいても良いが(例えば1枚目、10枚目、18枚目等)、その都度ファンクションキー等でオペレータが指定しても良い。
【0013】
検査すべきウェーハW′が第2のカセット3内に収容された後、オペレータは第2のカセット3の把手3bを起こして手に持ち、比較的軽量な第2のカセット3を持ち上げることにより第1のカセット2から分離させ、そのまま第2のカセット3を検査工程(図示せず)まで運搬する。
【0014】
この場合、オペレータは検査すべきウェーハW′を第2のカセット3から引き出す手間が省けると共に、ウェーハW′を手に持って検査工程に運搬することもないので、オペレータがウェーハW′に直接手を触れることはない。従って、ウェーハW′の汚染又はチップ同士の接触による破損等を未然に防止することができる。
【0015】
検査工程においては、カーフ溝、チッピング、オフラインコンタミ等のダイシング状態が検査され、検査終了後に前記ウェーハW′は第2のカセット3の所定位置に収容される。この第2のカセット3は、前記第1のカセット2の上部に戻され、必要に応じて第2のカセット3内のウェーハW′が前記搬出入手段4によって第1のカセット2内の所要位置に収容される。
従って、検査終了後にオペレータがウェーハW′をカセット2内に収容する手間が省けると共に、オペレータがウェーハW′に直接手を触れることはなく、ウェーハW′の汚染又はチップの破損等を未然に防止することができる。
【0016】
本発明では、検査用ウェーハ収容領域として第2のカセット3を第1のカセット上に重ねるようにしているが、これに限るものではなく例えば特別な搬送系が必要になるが、図1にAで示す空いた領域に検査用ウェーハ収容領域を設けても良い。又、検査用ウェーハを1枚毎検査工程に搬送する場合は、第2のカセット3に代えトレーを用いても良い。
更に、本発明はカセット載置領域によりカセットを上下動することでカセット内のウェーハの出し入れを行うタイプのダイシング装置に利用しているが、カセットは動かずにウェーハ搬出入手段が上下動することでカセット内のウェーハの出し入れを行うタイプのダイシング装置に利用しても良い。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ダイシング装置による半導体ウェーハのダイシングにおいて、カーフチェック等のダイシング状態の検査に供するウェーハのみを収容するカセット(検査用ウェーハ収容領域)を設けたので、オペレータが直接ウェーハに手を触れて汚染したり或はチップを破損する等の不都合を未然に防止することができると共に、ダイシング作業中であっても検査用ウェーハを容易に検査工程へ搬送できる等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の一形態を示すダイシング装置の斜視図である。
【図2】 第1のカセットと第2のカセットとの関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1…ダイシング装置
1a…カセット載置領域 1b…待機領域
2…第1のカセット
2a…凹部 2b…把手 2c…突起
3…第2のカセット
3b…把手
4…搬出入手段
5…搬送手段
6…チャックテーブル
7…アライメント手段
8…切削手段
Claims (1)
- ダイシング前の複数の半導体ウェーハを収容する第1のカセットと、その第1のカセット内からダイシング前の半導体ウェーハを引き出す搬出入手段と、半導体ウェーハをダイシングする切削手段とを備えたダイシング装置において、
このダイシング装置にはダイシング後の半導体ウェーハの内、ダイシング状態を検査する検査工程に搬送するための第2のカセットが前記第1のカセットに積み重ねて載置され、この第2のカセットには前記搬出入手段によって、検査すべき半導体ウェーハが収容されるダイシング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35313195A JP3666095B2 (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | ダイシング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35313195A JP3666095B2 (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | ダイシング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09186115A JPH09186115A (ja) | 1997-07-15 |
JP3666095B2 true JP3666095B2 (ja) | 2005-06-29 |
Family
ID=18428775
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35313195A Expired - Lifetime JP3666095B2 (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | ダイシング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3666095B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4447074B2 (ja) * | 1999-06-21 | 2010-04-07 | 株式会社ディスコ | 切削装置 |
-
1995
- 1995-12-28 JP JP35313195A patent/JP3666095B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09186115A (ja) | 1997-07-15 |
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