JPH1024465A - ゲートカット部処理システム - Google Patents

ゲートカット部処理システム

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Publication number
JPH1024465A
JPH1024465A JP18370296A JP18370296A JPH1024465A JP H1024465 A JPH1024465 A JP H1024465A JP 18370296 A JP18370296 A JP 18370296A JP 18370296 A JP18370296 A JP 18370296A JP H1024465 A JPH1024465 A JP H1024465A
Authority
JP
Japan
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molded product
gate cut
pallet
arm
handling arm
Prior art date
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Pending
Application number
JP18370296A
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English (en)
Inventor
Riyousuke Masuo
良資 増尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
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Publication of JPH1024465A publication Critical patent/JPH1024465A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形品または成形品を収容したパレットの搬
送、ストック等の作業効率を上げると共に、パレットを
搬送するハンドリンアームを破損することなく、パレッ
トの位置決めや搬送を確実に行うことのできるゲートカ
ット部処理システムを提供する。 【解決手段】 成形品Lをストックする製品ストッカー
装置3の支柱84に昇降自在に設けられたレール部材8
6に設けられ、且つ、前記レール部材86に沿って移動
可能であり、段積みのパレットPを段ばらしをして再び
段積みPaをするハンドリングアーム8に、破損防止機
構87を備えた

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゲートをカットし
てランナ部分から切り離された成形品のゲートカット部
を仕上げ加工等の処理をするゲートカット部処理システ
ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】射出成形機で成形されるプラスチック成
形品は、ランナやスプールが付着したままの状態で取り
出されるため、成形後、ゲートをカットして製品部分の
成形品をランナ部分から切り離さなければならないの普
通である。最近では、省力化の目的により、成形機から
取り出されたランナ付成形品から製品部分の成形品(以
下、成形品と称する。)を自動的に切り落とす各種のゲ
ートカット装置が、普及しつつある。
【0003】しかし、例えばCDプレーヤーに使用され
るピックアップレンズ等の精密成形品のゲ−トカット部
は、仕上げ加工等のゲ−トカット部処理をする必要があ
る。従来、そのようなゲートカット部は、作業員が手作
業で、仕上げ切削や研磨による仕上げ加工等のゲ−トカ
ット部処理を行っていた。また、成形品を収容したパレ
ットまた前記成形品の搬送、ストック等も、手作業で扱
われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の作業員の手作業では、成形品または成形
品を収容したパレットの搬送、ストック等の作業効率を
上げることができず、生産性を向上させることができな
いといった問題が発生していた。そこで、パレットの搬
送する。また、パレットを搬送するハンドリングアーム
が下降する際、成形品を収容した段積みのパレットに、
ハンドリングアームが引っ掛かり、ハンドリングアーム
を破損してしまうといった問題があった。パレットに収
容された成形品を取り出すためのパレットの位置決めも
困難であった。
【0005】本発明の目的は、従来のこのような欠点を
解決し、成形品または成形品を収容したパレットの搬
送、ストック等の作業効率を上げると共に、パレットを
搬送するハンドリンアームを破損することなく、パレッ
トの位置決めや搬送を確実に行うことのできるゲートカ
ット部処理システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、成形品を段積みのパレットにストックす
る製品ストッカー装置の支柱に昇降自在に設けられたレ
ール部材に沿って移動可能に設けられ、段積みのパレッ
トを段ばらしをして再び段積みをするハンドリングアー
ムであって、該ハンドリングアームに破損防止機構を備
えた。また、ハンドリングアームに破損防止機構は、レ
ール部材とハンドリングアームールを連結したヒンジで
ある。さらに、レール部材にハンドリングアームを保持
する電磁石を設けたさらに、ハンドリングアームがレー
ル部材に沿って移動する駆動源と、パレットの成形品を
搬送するために製品ストッカー装置に設けられた搬送機
の駆動とを共通とした。また、製品ストッカー装置のフ
レームに取り付け、ハンドリングアームにより搬送され
るパレットを載置して位置決めをするパレット位置決め
装置を、ハンドリングアームの昇降域に出没可能に設け
た。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明のゲートカット部処
理システムの実施の形態について、図面を参照しつつ、
説明する。
【0008】先ず、成形品について述べる。図20に示
すように、射出成形機で成形されたプラスチック成形品
L0は、レンズ製品となる部分の成形品LにランナーL
rが付着したままの状態で取り出される。そのため、成
形後、ゲートLg0をカットしてレンズ製品部分の成形
品Lをランナー部分Lrから切り離す。図20に示され
るゲートLg0をカットしてランナー部分Lrから切り
離されたレンズ成形品Lは、図21に示すように、ゲー
トカット部Lgが残る。レンズ製品とするためには、図
21に示すように、レンズ成形品Lの端部Lgcをカッ
トしなければならない。
【0009】次に、成形品Lを収容するパレットについ
て述べる。図18、図19は、成形品を収容するパレッ
トを示した図である。図18にパレットPの平面図を示
し、図19にその側面図を示す。図18に示すように、
パレットPは、板状部材Pdの四隅部分に部材Paが取
付られている。部材Paの上部は図19に示すように突
起Pbを有し、下部には穴Pcを有している。突起Pb
と穴Pcは、複数のパレットPを段積みするために、突
起Pbが穴Pcに挿入されるように設計されている。ま
た、穴Pcは後述するパレット位置決め装置7、12に
も利用される。図19に示す板状部材Pdの一点鎖線内
には、多数の成形品Lが載置される図示しない窪みが格
子状に多数設けられている。成形品Lは窪みに載置さ
れ、整列されてストックされる。成形品Lが整列された
パレットPは、段積みされる。上述のように、成形品L
がパレットP上に整列されているため、製品ストッカー
装置2と搬送装置3との間の成形品の移動が容易とな
り、無駄がなくなる。また、後述するように作業員が製
品ストッカー装置3へ未処理成形品の供給と処理済成形
品の搬出を行うので、一度に多量の成形品が扱えるので
き、作業効率が向上する。
【0010】次に、本発明のゲートカット部処理システ
ムの構成について述べる。図1は、本発明のゲートカッ
ト部処理システム1の全体を示す平面図であり、図2
は、その正面図である。図3は、ゲートカット部処理シ
ステム1の詳細を示す平面図であり、図4は、その正面
図である。図5は、ゲートカット部処理装置2の詳細を
示した部分断面図である。
【0011】図1に示すように、ゲートカット部処理シ
ステム1は、図20に示した成形品Lのゲートカット部
Lgcを処理をするゲートカット部処理装置2と、成形
品Lをストックする製品ストッカー装置3と、ゲートカ
ット部処理装置2と製品ストッカー装置3との間を成形
品Lの往復搬送する搬送装置19とから主に構成されて
いる。
【0012】次に、ゲートカット部処理装置2について
述べる。図1に示すように、ゲートカット部処理装置2
は、成形品Lを回転してピッチ送りする円盤状のインッ
デクステーブル4と、成形品Lの仕上げ切削をする仕上
げ切削機5と、仕上げ切削によって出来るバリを取るバ
リ取り機6と、押圧装置15、16と、それらが載置さ
れる箱体22と、ゲートカット部処理装置2を操作する
操作パネル14とから主に構成されている。箱体22の
底面には、キャスター29が取り付けられている。床面
20上のゲートカット部処理装置2を移動させたり、固
定させることが出来るようになっている。
【0013】また、ゲートカット部処理装置2は、図1
に示すように、複数のステーション2A,2B,2C,
2Dを備え、成形品Lは複数のステーション2A,2
B,2C,2Dを循環移動するように構成されている。
インデックステーブル4の周辺部が、複数のステーショ
ン2A,2B,2C,2Dとなっている。成形品Lを複
数の処理ステーション2A,2B,2C,2Dにピッチ
送りするのは、回転部材であるインデックステーブル4
である。インデックステーブル4の詳細については後述
する。
【0014】複数の処理ステーションとは、図21に示
したゲートカット部未処理Lgの成形品Lの受取りとゲ
ートカット部処理済の成形品取出しをする受取/取出し
ステーション2Aと、受取/取出しステーション2Aか
ら供給された成形品Lのゲ−トカット部Lgを仕上げ切
削する仕上げ切削ステーション2Bと、仕上げステーシ
ョン2Bから供給された成形品Lのゲ−トカット部Lg
のバリ取りするバリ取りステーション2Cと、他の処理
の追加のための予備ステーション2Dからなっている。
成形品Lは循環移動するため、ゲートカット部未処理の
成形品Lを受け取るステーションと処理済成形品の取出
すステーションとが受取/取出しステーション2Aとな
り、同一ステーションとなっている。そのため、一箇所
の搬送装置19を設けるだけで、製品ストッカ装置3か
ら取り出した未処理の成形品Lを処理後、元の位置にか
えすことができ、搬送時間に無駄がない。さらに、省ス
ペースにもなっている。
【0015】また、図1に示すように、各々の処理ステ
ーション2A,2B,2C,2Dはインデックステーブ
ル4の回転軸41aから等距離、且つ、等角度となる位
置である。即ち、受取/取出しステーション2Aと回転
軸41aとの距離と、仕上げステーション2Bと回転軸
41aと、バリ取りステーション2Cと回転軸41aと
の距離と、予備ステーション2Dと回転軸41aとの距
離は等距離である。且つ、受取/取出しステーション2
Aと回転軸41aとを結ぶ線分と、仕上げステーション
2Bと回転軸41aとを結ぶ線分とでなす角度は90°
である。仕上げステーション2Bと回転軸41aとを結
ぶ線分と、バリ取りステーション2Cと回転軸41aと
を結ぶ線分とでなす角度も90°である。バリ取りステ
ーション2Cと回転軸41aとを結ぶ線分と、予備ステ
ーション2Dと回転軸41aとを結ぶ線分とでなす角度
も90°である。予備ステーション2Dと回転軸41a
とを結ぶ線分と、受取/取出しステーション2Aと回転
軸41aとを結ぶ線分とでなす角度も90°であって、
各々等角度に設定されている。
【0016】そのため、成形品Lの複数のステーション
2A,2B,2C,2Dでの複数のゲートカット部処理
を同時に行うことが可能になる。処理の待ち時間等の無
駄な時間が無くなり、処理開始から終了までのサイクル
タイムが短縮される。インデックステーブル4が1ピッ
チ送られる毎の各処理ステーション2A,2B,2C,
2Dでの処理動作を同時にすることができ、制御を単純
化する。また、上記の等角度90°は360°の約数と
なる角度であるため、インデックステーブル4のピッチ
送り回転角度は常に一定である。受取/取出しステーシ
ョン2Aで受け取られた未処理成形品Lは、ステーショ
ン2B、バリ取りステーション2C、予備ステーション
2D、そして再度、受取/取出しステーション2Aに戻
る流れ作業となる。
【0017】受取/取出しステーション2Aには、図1
に示すように搬送装置19が連結されている。仕上げ切
削ステーション2Bとバリ取りステーション2Cには、
処理部がステーションの位置となるように処理機が設置
されている。仕上げ切削ステーション2Bには仕上げ切
削機5、バリ取りステーション2Cにはバリ取り機6の
処理機がそれぞれ設置されている。
【0018】次に、インデックステーブル4について述
べる。図9は、インデックステーブルを示す平面であ
る。インデックステーブル4は、回転軸41aから等距
離、且つ、等角度の位置となるの4ヶ所の突起部4A,
4B,4C,4Dを有する円盤状の基台40と、基台4
0を回転させるモーター41と、基台40の4ヶ所の突
起部4A,4B,4C,4Dに取り付けられた成形品設
置部材42とから主に構成される。基台40の4ヶ所の
突起部各部分に成形品設置部材42が取り付けられてい
る。成形品設置部材42には一対の位置決め孔43を有
している。一対の位置決め孔43は、正確に、回転軸4
1aから等距離、且つ、等角度の位置となるように設定
されている。即ち、回転軸41aに対して、点対象の位
置である。インデックステーブル4を90°回転させて
も、4箇所の一対の位置決め孔43は常に「同位置」と
なるように設定されている。
【0019】成形品設置部材42にはコ字状の切欠部を
有し、その切欠部には一対の成形品Lが載置される一対
の成形品設置穴44が設けられている。一対の成形品設
置穴44も孔43と同様に、正確に、回転軸41aから
等距離、且つ、等角度の位置となるように設定されてい
る。即ち、回転軸41aに対して、点対象の位置であ
る。インデックステーブル4を90°回転させても、成
形品設置穴44に載置される4箇所の一対の成形品Lが
常に「同位置」となるように設定されている。成形品設
置穴44は一対の成形品Lがコ字状の切り欠きに突出し
て、各々のゲート部が対向するように載置される(図1
6、図17参照、詳細は後述する。)。基台40は、モ
ーター41により90゜回転して停止するという正確な
動作を行うようになっている。そのため2個の成形品が
処理ステーション2A,2B,2C,2Dの各位置に正
確に移動し、正確に停止する。即ち、回転部材であるイ
ンデックステーブル4は、4ヶ所の突起部4A,4B,
4C,4Dの複数の成形品設置穴44に複数個毎の成形
品Lを載置し、処理ステーション2A,2B,2C,2
Dの同位置に複数個毎の成形品Lをピッチ送りする。
【0020】次に、仕上げ切削ステーション2Bに取り
付けられている仕上げ切削機5について、図6、図7を
主に参照しつつ、述べる。図6は、仕上げ切削機5の詳
細を示す平面図であり、図7はその側面図である。基台
51上に、第1ベ−ス52に載せられている。第1ベ−
ス52は基台51上を、回転軸41a(図1参照)を直
交する方向にに往復可動に載せられている。第1ベ−ス
52上には、第1ベ−ス52の往復動作と直行する方向
に往復可動するように載せられている。第2ベ−ス53
には、第3ベ−ス54が第2ベ−ス53bを介して連結
され、第3ベ−ス54は第2ベ−ス53bを中心に回転
動作するようになっている。56は、往復動作を規制す
る部材である。基台51には、第1ベ−ス52を往復運
動させるためのモータ−55が載置されている。モータ
−55には、プーリ55aが回転自在に取り付けられて
いる。基台51と箱体22とが固定されて箱体22上に
載置されている(図4参照)。
【0021】基台51には、ボールねじ55dが回転自
在に取り付けられ、ボールねじ55dにはプーリ55b
が取り付けられている。プーリ55bとプーリ55aに
は、ベルト55cが張設されている。第1ベ−ス52に
は、第2ベ−ス53を往復可動させるためのシリンダー
57が載置されている。第2ベ−ス53には、第3ベ−
ス54を第2ベ−ス53bを中心に回転動作させるため
の1リンダー58が取り付けられている。第3ベ−ス5
4には、ロータリーグラインダー54aが取り付けられ
ている。ロータリーグラインダー54aは、チャック5
4cを回転させる。チャック54cには、回転刃54b
が脱着自在に取り付けられている。回転刃54bにより
成形品Lが仕上げ切削される。上記の構成により、回転
刃54bが箱体22上に対して平面移動することがで
き、さらに回転刃54bを箱体上面に対して傾けること
ができ、仕上げ切削をすることができる。
【0022】次に、バリ取りステ−ジ2Cに取り付けら
れているバリ取り機6について、図8を主に参照しつ
つ、述べる。図8は、バリ取り機6の詳細を示す平面図
である。基本構成は図5と同じである。基台61上に、
第1ベ−ス62に載せられている。第1ベ−ス62は基
台61上を、回転軸41a(図1参照)を直交する方向
に往復可動に載せられている。第1ベース62上には、
第1ベース62の往復動作と直行する方向に往復可動す
るように載せられている。第2ベース63には第3ベー
ス64が連結され、回転動作するようになっている。基
台61には、第1ベース62を往復運動させるためのシ
リンダー65が載置されている。第1ベース62には、
第2ベース63を往復可動させるためのシリンダー67
が載置されている。66は、往復動作を規制する部材で
ある。第2ベース63には、第3ベース64を回転動作
させるためのシリンダー68が取り付けられている。第
3ベース64には、プーリー64aが回転自在に取り付
けられている。また、第3ベース64にはプーリー64
cが回転自在に取り付けられており、プーリー64aと
プーリー64cにはベルト64dが張設されている。バ
リ取り機6は、基台61と箱体22とが固定されて箱体
22(図1参照)上に載置されている。
【0023】プーリー64cには図示しない駆動源が連
結されており、前記駆動源が回転すると、プーリ64a
が回転するようになっている。そして、プーリー64a
の先端には後述の図17に示される回転バフが取り付け
られている。この回転バフの研磨により成形品Lのバリ
取りがおこなわれる。上記の構成により、回転バフが箱
体22上に対して平面移動することができ、さらに箱体
上面に対して傾けることができ、バリ取りをすることが
できる。バリ取り機6にも、仕上げ切削機5と同様、バ
リ取り時に発生する静電気を除去するためのコロナ放電
による静電気除去装置18が取り付けられている。その
ため、静電気によって製品に取り粕が付着するといった
問題は発生しない。
【0024】次に、仕上げ切削ステーション2Bにおけ
る仕上げ切削方法について、図16を主に参照しつつ、
述べる。図16は仕上げ切削方法を示した平面図であ
る。2つの成形品L1、L2が成形品設置部材42にセ
ットされている。L1,L2のそれぞれのゲートカット
部Lg1,Lg2は対向する方向に向けられている。回
転刃54bは時計方向に回転している。回転刃54bは
先ず、Lg1を仕上げ切削するために成形品設置部材4
2の外側からコ字状切欠部に向かって走行し、ゲートカ
ット部Lg1を切削する。ゲートカット部Lg1におけ
る回転刃54bの回転方向と進行方向が同方向となって
いることは、アッパーカットと呼ばれる。また、逆はダ
ウンカットと呼ばれる。その後、回転刃54bは切削が
終わると成形品L2側へ移動し、そして再び成形品設置
部材42の外側に向かって走行する。その時、成形品L
2のゲートカット部Lg2が切削される。この時もゲー
トカット部Lg2は、ゲートカット部Lg1と同様に、
アッパーカットがされている。上述のように、回転刃5
4bのコ字状の往復走行をさせたために走行時間の無駄
がなくゲートカット部Lg1,Lg2は同条件で仕上げ
切削することができる。
【0025】次に、バリ取りステ−ジ2Cにおけるバリ
取り方法について、図17を主に参照しつつ、述べる。
図17は、バリ取り方法を示した平面図である。2つの
成形品L1、L2が成形品設置部材42にセットされて
いる。L1,L2のそれぞれのゲートカット部Lg1,
Lg2は対向する方向に向けられている。回転バフ64
bは反時計方向に回転している。回転バフ64bは先
ず、Lg2をバリ取りするために成形品設置部材42の
外側からコ字状切欠部に向かって走行し、ゲートカット
部Lg2をバリ取りする。その後、回転バフ64bはバ
リ取りが終わると成形品L1側へ移動し、そして再び成
形品設置部材42の外側に向かって走行する。その時、
成形品L1のゲートカット部Lg1がバリ取りされる。
この時もゲートカット部Lg1は、ゲ−トカット部Lg
2と同様にアッパーカットがされている。上述のよう
に、回転バフ64bのコ字状の往復走行をさせたために
走行時間の無駄がなくゲートカット部Lg1,Lg2は
同条件でバリ取りすることができる。
【0026】上述の図16、図17に示したように、仕
上げ切削ステーション2Bとバリ取りステーション2C
に、成形品L1,L2のゲートカット部Lg1(または
バリLgv1),Lg2(またはバリLgv2)が対向
するように並べて配置され、ゲートカット部Lg1(バ
リLgv1)とゲートカット部Lg2(バリLgv2)
の間を異なる経路を、ゲートカット部処理をする工具の
回転刃54bおよびバフ64bが往復移動する。そのた
め、回転刃54bおよびバフ64bの移動に無駄がな
く、異なる経路の往復移動をするだけで、成形品L1,
L2のゲートカット部処理を一挙に行う。ゲートカット
部処理のサイクルタイムが短縮する。回転刃54bおよ
びバフ64bの移動範囲も省スペースとなる。成形品L
1,L2の配置も省スペースとなる。仕上げ切削ステー
ション2Bにおける回転刃54bの移動方向と、バリ取
りステーション2Cにおけるバフ64bの移動方向と
は、逆方向である。そのため、仕上げ切削ステーション
2Bで形成されたバリLgv,バリLgv2は、バリ取
りステーション2Bで、効率良く、確実になくなる。
【0027】次に、押圧装置15について、図10、図
11を主に参照しつつ、述べる。図10は、押圧装置1
5の詳細を示す側面図であり、図11はその正面図であ
る。押圧装置15は、箱体22上の仕上げ切削ステーシ
ョン2Bに載置されている(図1参照)。押圧装置15
は、押圧部材152と押圧部材152を動かすプッシャ
153とプッシャ153を固定するフレーム154とフ
レーム154を箱体22上に固定するL字部材156と
で構成される。押圧部材152の底部には、上述の成形
品設置部材42の位置決め孔43に挿入されて位置決め
をする突起151が設けられている。プッシャ153の
駆動により押圧部材152が上下移動をして、成形品設
置穴44に載せられた成形品を仕上げ切削時に動かない
ように固定したり、その解除をしたりする。
【0028】箱体22上のバリ取りステ−ジ2Cにも、
押圧装置15と同一装置である押圧装置16が、載置さ
れている(図1参照)。成形品設置穴44に載せられた
成形品をバリ取り時に動かないように固定したり、その
解除をしたりする。
【0029】次に、集塵手段について、図1と図5を主
に参照しつつ、述べる。箱体22上の仕上げ切削ステー
ション2Bに集塵孔部材21が、バリ取りステ−ジ2C
部分には集塵孔部材21aがそれぞれ設けられている。
箱体22の中に、切削及びバリ取りで発生した塵を集塵
する集塵装置17が収納されている。集塵装置17に
は、切削時に発生する塵を吸引路である管17aが連結
されている。管17aには、吸引路である管17bと管
17cが連結されている。箱体22上の仕上げ切削ステ
ーション2B部分には、塵の吸引孔である集塵孔部材2
1が取り付けられている。集塵孔部材21は、上記管1
7bに連結されている。箱体22上のバリ取りステ−ジ
2C部分には、集塵孔部材21aが取り付けられてお
り、集塵孔部材21Aは管17cに連結されている。
【0030】次に、静電気除去手段について述べる。仕
上げ切削ステージ2Bの仕上げ切削機5に、仕上げ切削
時に発生する静電気を除去するためのコロナ放電による
静電気除去装置18が取り付けられている(図6、図7
参照)。バリ取りステージ2Cのバリ取り機6に、バリ
取りに発生する静電気を除去するためのコロナ放電によ
る静電気除去装置18aが取り付けられている(図8参
照)。そのため、静電気によって飛散した切粉が製品に
付着するといった問題は発生しない。
【0031】次に、製品ストッカー装置3の構成につい
て、図3、図4を主に参照しつつ、述べる。製品ストッ
カー装置3は、後述するゲートカット部の位置を割り出
す位置割り出しステーション10と、段積みのパレット
Pと位置割り出しステーション10間の成形品Lの搬送
をする搬送機9と、パレットPを位置決めするパレット
位置決め装置7,12と、パレットPの位置決め位置へ
の搬送及びパレットPの段積み段ばらしをするハンドリ
ングアーム8と、段積みのパレットPを搬送するコンベ
ア11と、システム全体の操作及び装置3の操作をする
メイン操作パネル13とから主に構成されている。フレ
ーム30の底面には、キャスター39が取り付けられて
おり、床面20上の製品ストッカー装置3を移動させた
り、固定させたりすることが出来るようになっている。
製品ストッカー装置3は、段積みのパレットPに成形品
Lを整列して(図18参照)、ストックしている。
【0032】次に、第1パレット位置決め装置7とハン
ドリングアーム8と第2パレット位置決め装置12につ
いて、図13、図14および図3を主に参照しつつ、述
べる。図13は、第1パレット位置決め装置7、ハンド
リングアーム8、第2パレット位置決め装置12の詳細
を示す部分断側面図である。図14は、ハンドリングア
ーム8部の詳細を示す正面図である。第1パレット位置
決め装置7、ハンドリングアーム8、第2パレット位置
決め装置12の平面図は、図3に示される。第1パレッ
ト位置決め装置7と第2パレット位置決め装置12は、
同じ高さで対向する位置に設けられている。
【0033】先ず、ハンドリングアーム8について、図
13、図14および図3を主に参照しつつ、述べる。ハ
ンドリングアーム8は、パレットPを把持する把持部材
82と、把持部材82が取り付けられているアーム81
と、対向する把持部材82を近づける動作や離す動作さ
せる駆動装置85と、アーム81を支え、且つ、水平移
動させるレール86と、アーム81のストッパーとなる
電磁石88と、レール86を支え、且つ上下移動をさせ
る支柱84とから構成されている。支柱84に、レール
部材86が昇降自在に設けられている。ハンドリングア
ーム8は、レール部材86に沿って移動可能である。ハ
ンドリングアーム8は、段積みのパレット(P位置)の
段ばらしをして、再び段積み(Pb位置)する(図2、
図3参照)。レール86を上下移動させる駆動源は、図
3に示したモーター83である。また、アーム81をレ
ール部材86に沿って水平移動させるのは、搬送機9で
ある。ハンドリングアーム8を保持する電磁石88は、
レール部材86の両端部にそれぞれ設けられている。そ
のため、パレットの段積み、段ばらしや成形品取り出し
時等のハンドリングアーム8を、保持して位置決めす
る。電磁石であるため、電源の入切だけで簡単に、しか
も確実に保持、開放を行うことができる。さらに、制御
も容易である。
【0034】アーム81が所定位置時、アーム81に設
けられた孔89が搬送機9に設けられたピン94に係合
し、搬送機9がアーム81を移動させる。成形品を移動
させる搬送機9の駆動源をアーム81の駆動源に利用
し、共有することにより省スペース化、省力化を計って
いる。ハンドリングアーム8のレールに沿う方向用の駆
動源はない。アーム81は、ヒンジピン87を介してレ
ール86に取り付けられている。そのため、アーム81
が下降方向に移動する時に段積みされたパレットPに引
掛かっても、図13の点線で示すアーム81aのように
ヒンジピン87を中心に回転するので、アーム81を壊
してしまうということを防止することができる。ハンド
リングアーム8の破損防止機構となっている。ハンドリ
ングアーム8が下降する際、段積みのパレットPに、ハ
ンドリングアーム8が引っ掛かり、ハンドリングアーム
8を破損してしまうといった問題を防止すのである。ハ
ンドリングアーム8はコンベア11の位置から第1パレ
ット位置決め装置7及び第2パレット位置決め装置12
の位置を越える位置8bまでを往復自在に移動すること
ができる。
【0035】次に、第1パレット位置決め装置7につい
て、図13、図14および図3を主に参照しつつ、述べ
る。図13において、第1パレット位置決め装置7は、
90゜回転するようにフレーム30に取り付けられたア
ーム71とアーム72と、アーム71とアーム72を回
転させるモーター77とで主に構成されている。アーム
71と図13に示すアーム72の軸にはプーリー71
a,72bが取り付けられている。プーリー71a,7
2bにベルト74が取り付けられている。モーター77
の駆動によりアーム71が90゜回転する。71が90
゜回転にに同期してアーム72が回転するようにされて
いる。アーム71の先端側上部にはパレットの位置決め
をする突起70が設けられている。突起70はパレット
Pの孔Pcに挿入されて位置決めをする。アーム72に
はパレットPを支持する受け部73が設けられている。
アーム71とアーム72は、ハンドリングアーム8によ
って運ばれてくる第2パレット位置決め装置12側に突
出し、パレットを受けて位置決めをする。しかし、ハン
ドリングアーム8が移動するときはハンドリングアーム
8の移動を妨げないように、アーム71とアーム72
は、第2パレット位置決め装置12と平行となる方向に
回動し、ハンドリングアーム8の移動を妨げないように
なっている。
【0036】次に、第2パレット位置決め装置12図1
3、図14および図3を主に参照しつつ、について述べ
る。第2パレット位置決め装置12は、パレットPを支
持するL字部材122と、L字部材122を支持する取
付部材121と、L字部材122と取付部材121を第
1パレット位置決め装置7側に突出及び後退動作させ
る。L字部材122の先端側には、パレットPの孔Pc
に挿入して位置決めをする突起部120が設けられてい
る。
【0037】上述のように、パレットPは、第1パレッ
ト位置決め装置7のアーム71およびアーム72と、第
2パレット位置決め装置12の突起部120とで支持さ
れ、且つ、パレットの対角線方向に位置する突起部70
及び120で位置決めがされる。
【0038】次に、ゲートカット部割り出しステーショ
ン10の詳細について述べる。図15、図16は、ゲー
トカット部位置割り出しステーション10の詳細を示す
平面図である。パレットPから運ばれてきた成形品L
は、先ず、対向する実線で示す中心決め部材103の間
(ゲート位置決め部101)に載せられる。中心決め部
材103は各々くの字状の凹部を有している。Lが載せ
られると対向する中心決め部材103は、それぞれ近づ
く方向に動き、2点鎖線で示す中心決め部材103で成
形品Lを把持する。そして中心の位置決めをする。その
時ゲートカット部Lgはどこの位置にあるか判らない。
そして図示しないレンズの下部に設けられた吸着手段に
より成形品Lが保持される。そして中心決め部材103
は元の位置に離される。図示しない手段により、成形品
Lを、図中反時計方向に回転させる。ギアのバックラッ
シ等による誤差を無くすために、成形品は一方向にだけ
回転をさせる。成形品Lの図面上部に、センサー105
が設けられている。センサー105はレーザー光線等に
よりゲートカット部の端部を検出する。そして、成形品
Lのゲートカット部Lgの位置を割り出し、ゲートカッ
ト部Lgを所定方向に向ける。ゲートカット部Lgの位
置を割り出すために、以下の2つのゲートカット部位置
割り出し方法が用いられる。
【0039】第1のゲートカット部位置割り出し方法
は、成形品Lのゲートカット部Lgの両端部の検出し
て、ゲートカット部Lgの中心位置を割り出す方法であ
る。図15に、第1の方法を示した平面図である。回転
軸と中心位置Oが合わされた成形品Lの反時計方向の回
転とセンサー105により、ゲートカット部Lgの両端
を検出し、成形品の回転軸Oと検出したゲートカット部
Lg両端の各端部とで形成される線分から角度θを算出
する。算出された角度θから角度θ/2を算出し、ゲー
トカット部Lgの中心線の位置割り出しを行う。そし
て、角度θ/2の中心線が所定方向のゲートカット部位
置Lgsとなる位置で成形品Lの回転を停止させて、ゲ
ートカット部を所定方向にする。
【0040】第2のゲートカット部位置割り出し方法
は、成形品Lのゲートカット部Lgの一方の端部の検出
して、ゲートカット部Lgの中心位置を割り出す方法で
ある。図16に、第2の方法を示した平面図である。予
め、いくつかのゲートカット部の大きさを測定し、平均
の角度θを算出しておく。回転軸と中心位置Oが合わさ
れた成形品Lの反時計方向の回転とセンサー105によ
り、ゲートカット部Lgの一方の端部を検出する。前記
の平均の角度θと、成形品の回転軸Oと検出したゲート
カット部Lgの前記の一方の端部とで形成される線分か
ら角度θ/2を算出し、ゲートカット部Lgの中心線の
位置割り出しを行う。そして、角度θ/2の中心線が所
定方向のゲートカット部位置Lgsとなる位置で成形品
Lの回転を停止させて、ゲートカット部を所定方向にす
る。
【0041】上述のように、ゲートカット部位置割り出
しにより、成形品のゲートカット部を、正確に位置割り
出しすることができ、仕上げ切削やバリ取りの加工精度
を高めることができる。その結果、品質を向上すること
ができる。第1のゲートカット部位置割り出し方法によ
り、ゲ−トカット部Lgの中心位置をより正確に算出す
ることができ、仕上げ切削やバリ取りの加工精度の高い
ゲートカット部処理をすることができる。第2のゲート
カット部位置割り出し方法により、ゲ−トカット部Lg
の中心位置を速く割り出すことができ、ゲートカット部
処理のサイクルタイムを短縮することができる。
【0042】搬送装置19について述べる。図12は、
搬送装置19の詳細を示す正面図である。搬送装置19
は、成形品Lを吸着して搬送をする。搬送装置19は、
成形品を吸着する成形品吸着部192と成形品吸着部1
93と、成形品吸着部192と成形品吸着部193を上
下移動や水平移動させる移動装置191と、移動装置1
91が水平移動するレール194と、レール194をゲ
ートカット部処理装置2の箱体22に連結するフレーム
195及びフレーム196とで主に構成される。上記に
より後述するゲート位置決め部101でゲート部の位置
決めがされた成1品を成形品設置穴44に搬送したり、
ゲートカット部仕上げ加工がされた加工成形品を成形品
設置穴44から加工済成形品受取部102へ移動させる
作業を行う。CDレンズ製品である成形品Lは直径約3
mmと小さく、把持し難いものであるが、上述のように
搬送装置19における往復搬送時の成形品の把持と開放
を、成形品吸着部192と成形品吸着部193による吸
着で行うため、扱いが容易となる。さらに、成形品を掴
むといった動作がないため、成形品を傷つけることがな
い。
【0043】次に、ゲートカット部処理システム1全体
の動作について述べる。作業員は、ゲートカットされた
成形品をパレットに並べ、コンベア11の端に段積みを
して載せる(図2、図3の2点鎖線に示すパレットPa
位置。)。パレットPaは、コンベア11により図2、
図3に示す実線のパレットPの位置まで搬送される。そ
のパレットPの最上位置の1枚がハンドリングアーム8
により持ち上げられる。ハンドリングアーム8が第1パ
レット位置決め装置7及び第2パレット位置決め装置1
2の位置を越える高さ位置までパレットは持ち上げられ
る。第1パレット位置決め装置7のアーム71とアーム
72と第2パレット位置決め装置12のL字部材122
が互いに進出する。
【0044】そこへ、パレットPがハンドリングアーム
8により降ろされ、載せられてパレットの位置決めが行
われる。パレットPに載せられたゲートカット部未処理
の成形品Lが搬送機9の成形品吸着部93により、ゲー
トカット部割り出しステーション10のゲート位置決め
部101に運ばれる。ゲート位置決め部101に運ばれ
た成形品Lは上述の図15に示したようにして、ゲート
部の位置決めが行われる。位置決めが行われた成形品L
は搬送装置19の成形品吸着部193により、受取/取
出しステーション2Aの成形品設置穴44へ運ばれる。
このとき、搬送装置19は192により、仕上げ加工済
みの成形品設置穴44の成形品を成形品吸着部192で
吸着して収容してから、成形品吸着部193の成形品を
成形品設置穴44に載せる。成形品吸着部192で収容
した成形品は、加工済成形品受取部102に載せられ
る。受取部102に載せられた成形品は、搬送機9の成
形品吸着部92により、パレットPに戻される。上記の
2回の動作により、パレットPの未加工成形品が受取/
取出しステーション2Aに運ばれると共に、加工済み成
形品がパレットPにもどされる。
【0045】受取/取出しステーション2Aに載せられ
た成形品は、図16に示したように仕上げ切削ステーシ
ョン2Bで仕上げ切削がされ、図17で示したようにし
てバリ取りステ−ジ2Cでバリ取りが行われる。そし
て、仕上げ加工された成形品は、再び受取/取出しステ
ーション2Aに戻ってくる。
【0046】第1パレット位置決め装置7、第2パレッ
ト位置決め装置12によって位置決めされたパレットP
上の成形品の仕上げ加工がすべて終わると、再びそのパ
レットはハンドリングアーム8により把持される。そし
て、ハンドリングアーム8に把持されたパレットは、搬
送機9とハンドリングアーム8により、図2、図3に示
す2点鎖線のパレットPbの位置のコンベア11に載せ
られる。図2、図3に示した実線の段積みのパレットP
が段ばらしされて、全てがPb位置に段積みされると、
コンベア11が作動して、Pb位置のパレットは、再
び、Pa位置に戻って、ゲートカット部処理が終了す
る。Pa位置のパレットは作業員によって搬出される。
上述のように、図20に示したゲートLg0をカットし
てランナ部分Lrから切り離された図21に示した成形
品Lのゲートカット部処理が自動的に行われる。
【0047】尚、上記実施の形態では、成形品を循環さ
せてピッチ送りをするインデックステ−ブルが円盤状の
回転部材である場合を説明したが、コンベア等である場
合にも、本発明は同様に適用することができる。
【0048】
【発明の効果】上述のように、請求項1の発明により、
ハンドリングアームが下降する際、成形品を収容した段
積みのパレットに、ハンドリングアームが引っ掛かり、
ハンドリングアームを破損してしまうといった問題を防
止することができる。
【0049】請求項2の発明により、ハンドリングアー
ムが下降する際、段積みのパレットに、ハンドリングア
ームが引っ掛かると、ヒンジピンからハンドリングアー
ムが折れ曲がり、ハンドリングアームの破損が防止され
る。簡単な機構で破損防止となる。
【0050】請求項3の発明により、レール部材に沿っ
て移動するハンドリングアームを保持して位置決めする
ことができる。電磁石であるため、電源の入切だけで簡
単に、しかも確実に保持、開放を行うことができる。さ
らに、制御も容易である。
【0051】請求項4の発明により、駆動を共有するこ
とで、ハンドリングアームのレールに沿っての移動の駆
動源を設けなくて済む。そのため、装置の部品点数を減
らすことができ、コストダウンをすることができる。駆
動源が減るので、省エネルギーにもなる。
【0052】請求項5の発明により、パレットの位置決
めが必要な時だけ、位置決め装置をハンドリングアーム
の昇降域に突出させるので、ハンドリングアームの昇降
を妨げることがない。そのため、無駄なスペースを省く
ことができ、装置のコンパクト化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のゲートカット部処理シス
テム全体を示す平面である。
【図2】図1の部分断面の正面図である。
【図3】製品ストッカー装置を示す平面図である。
【図4】図3の部分断面の正面図である。
【図5】ゲートカット部処理装置の部分断面の正面図で
ある。
【図6】仕上げ切削機を示す平面図である。
【図7】図6の正面図である。
【図8】バリ取り機を示す平面図である。
【図9】インデックステーブルを示す平面である。
【図10】押圧装置を示す側面図である。
【図11】図10の正面図である。
【図12】往復搬送装置を示す正面図である。
【図13】ハンドリングアーム部を示す部分断面側面図
である。
【図14】図13の正面図である。
【図15】ゲートカット部位置決め装置の詳細を示す平
面図である。
【図16】仕上げ切削の詳細を示す平面図である。
【図17】バリ取りの詳細を示す平面図である。
【図18】パレットを示す平面図である。
【図19】図18の側面図である。
【図20】射出成形された状態の成形品を示す平面図で
ある。
【図21】成形品を示す平面図である。
【符号の説明】
1 ゲートカット部処理システム 2 ゲートカット部処理装置 2A 受取/取出しステーション 2B 仕上げ切削ステーション 2C バリ取りステーション 2D 予備ステーション 3 製品ストッカー装置 4 インデックステ−ブル(回転部材) 5 仕上げ切削機(処理機) 6 バリ取り機(処理機) 7 第1パレット位置決め装置 8 ハンドリングアーム 9 搬送機 10 ゲートカット部位置決め装置 11 コンベア 12 第2パレット位置決め装置 15 押圧装置 16 押圧装置 17 集塵装置 18 静電気除去装置 19 搬送装置 54b 回転刃(工具) 64b バフ(工具) 87 ヒンジ 88 電磁石 103 把持部材 105 センサ L 成形品 Lg ゲートカット部 Lr ランナ部 P パレット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形品をストックする製品ストッカー装
    置の支柱に昇降自在に設けられたレール部材に設けら
    れ、且つ、前記レール部材に沿って移動可能であり、段
    積みのパレットを段ばらしをして再び段積みをするハン
    ドリングアームに、破損防止機構を備えたことを特徴と
    するゲートカット部処理システム。
  2. 【請求項2】 ハンドリングアームに破損防止機構は、
    レール部材とハンドリングアームールを連結したヒンジ
    であることを特徴とする請求項1に記載のゲートカット
    部処理システム。
  3. 【請求項3】 レール部材にハンドリングアームを保持
    する電磁石を設けたことを特徴とする請求項1または請
    求項2に記載のゲートカット部処理システム。
  4. 【請求項4】 ハンドリングアームがレール部材に沿っ
    て移動する駆動源と、パレットの成形品を搬送するため
    に製品ストッカー装置に設けられた搬送機の駆動とを共
    通としたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のい
    ずれかに記載のゲートカット部処理システム。
  5. 【請求項5】 製品ストッカー装置のフレームに取り付
    け、ハンドリングアームにより搬送されるパレットを載
    置して位置決めをするパレット位置決め装置を、ハンド
    リングアームの昇降域に出没可能に設けたことを特徴と
    する請求項1ないし請求項4のいずれかにに記載のゲー
    トカット部処理システム。
JP18370296A 1996-07-12 1996-07-12 ゲートカット部処理システム Pending JPH1024465A (ja)

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