JP3661578B2 - 射出成形機用モータ制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、射出成形機用モータ制御装置に関し、特に、電動式射出成形機あるいはハイブリッド成形機に使用されるサーボモータを制御するための射出成形機用モータ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
射出成形機の駆動方式には、大きく分けて油圧方式と、電動方式とがある。以前は、油圧方式が主流であったが、現在では、動力伝達機構の剛性が高く、可動部の位置及び速度の制御性が良く、またエネルギー変換効率が高いという特長を有する電動方式の方が主流になりつつある。また、油圧方式には、駆動部の力制御が容易かつ正確に行なえるという電動方式には無い特長が有るため、電動方式と油圧方式とを組み合わせたハイブリッド方式も開発されている。
【0003】
図5に、一般的な電動射出成形機の構成を示す。この電動射出成形機は、原料を一時貯蔵するためのホッパ51、ホッパ51から供給される原料を可塑化するための加熱シリンダ52、ホッパ51に貯蔵された原料を計量して加熱シリンダ52に供給するとともにと、加熱シリンダ52によって可塑化された原料を射出するためのスクリュ53等を含む射出装置54と、金型55及び56がそれぞれ取り付けられる固定プラテン57及び可動プラテン58、可動プラテン58を移動させるためのトグルリンク59、及び可動プラテン58を案内し、その移動方向を制限するタイバー60等を含む型締機構61とを備えている。そして、この電動射出成形機は、スクリュ53を前後進させるための射出用モータ62、スクリュ53を回転させるための計量用モータ63、射出装置54全体を前後進させるための射出装置移動用モータ64、可動プラテン58を移動させる型開閉用モータ65、可動プラテン58に組み込まれているエジェクトピン66を前後進させるためのエジェクタモータ67、金型55,56の厚みに応じて可動プラテン58及びトグルリンク59を移動させるための型厚対応用モータ68等、複数の駆動用モータ(サーボモータ)を備えている。
【0004】
複数の駆動用モータ62〜65,67,68は、それぞれ個別に、駆動制御される。例えば、各駆動用モータが3相モータである場合には、図6に示すように、各駆動用モータ62〜65,67,68には、それぞれ、3相インバータ70を介してサーボコントローラ71が接続される。そして、各駆動用モータには、その回転を検出するためのエンコーダ72と、3相インバータ70から供給される駆動電流の大きさを検出するための電流センサ73が取り付けられ、これらエンコーダ72と電流センサ73とからの検出信号は、サーボコントローラ71にフィードバックされる。
【0005】
サーボコントローラ71は、図示しない上位制御装置の制御の下、エンコーダ72と電流センサ73からフィードバックされる検出信号に基づいて、3相インバータ70に対して制御信号を出力する。3相インバータ70は、サーボコントローラ71からの制御信号に応じてU、V、Wの3相信号(駆動電流)を発生し、3相モータへ供給する。こうして、3相モータは、上位コントローラから指示されたタイミングで、指示された回転量だけ回転する。
【0006】
以上のようにして、電動射出成形機では、上位制御装置の制御下で、各モータ42〜47がそれぞれに対応するサーボコントローラによって独立制御され、射出成形が行なわれる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
油圧駆動方式には、単位時間当たりの伝達エネルギーを大きくすることが比較的小さな機器で可能であるという特長があるので、大型の(大出力の)射出成形機には、依然として油圧駆動方式が採用されている。しかしながら、大型の射出成形機にも電動駆動方式あるいはハイブリッド方式を採用したいという要求が少なからずある。
【0008】
大型の射出成形機に、電動駆動方式あるいはハイブリッド方式を採用するためには、大出力のモータが必要である。そして、大出力のモータを制御するためには、インバータの最大耐圧を高くしたり、最大電流を大きくしたりするほか、サーボコントローラ等の制御系についてもその対応電圧を、例えば200V級から400V級に変更する等、大きくしなければならない。
【0009】
その一方で、射出成形機において要求されるモータの最大出力トルクは、可動部毎にそれぞれ異なり、例えば、型開閉用モータに要求される最大出力トルクと、エジェクタモータに必要とされる最大出力トルクとでは、かなり大きな差がある。また、成形サイクル中においても、モータに要求される出力トルクは一定ではなく、大きなトルクを必要とするときと、小さなトルクでよいときとがある。従って、大型の射出成形機に電動駆動方式等を採用する場合は、各可動部において必要とされる最大出力トルク及びトルク変化に応じたモータ、インバータ及びサーボコントローラを用意しなければならず、各モータの制御装置を共通化することができないという問題点がある。
【0010】
本発明は、射出成形機において使用されるモータを制御するための制御装置の各部を共通化できるようにすることを目的とする。換言すると、本発明は、最大出力の小さいモータを制御するための制御装置用の回路等を利用して、最大出力の大きいモータを制御するための制御装置を提供することを目的とする。
【0011】
なお、特開平7-298685号公報には、2つのインバータを用いて6相誘導電動機を駆動する発明が開示されており、特開2000−41392号公報には、2つの三相巻線にそれぞれインバータ回路を接続してなるブラシレスDCモータが開示されている。しかしながら、これらの発明では、2つのインバータが同一のコントローラに接続されているため、その使用目的に応じてコントローラの構成(ソフトウェア)を変更する必要がある。したがって、これら公報に記載された発明は、本発明の制御装置を共用化するという目的を何ら示唆するものではなく、また、その目的を達成するための手段も何ら開示も示唆もするものではない。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば射出成形機用モータ制御装置において、複数の3相巻線を備えた交流モータと、前記複数の3相巻線に各々接続された複数の3相インバータと、該複数の3相インバータに各々接続された複数のサーボコントローラとを備え、該複数のサーボコントローラを互いに接続し、前記複数の3相インバータから前記複数の3相巻線へ供給される駆動電流の位相が一致するようにしたことを特徴とする射出成形機用モータ制御装置が得られる。
【0013】
この射出成形機用モータ制御装置は、前記交流モータの回転を検出するためのエンコーダと、前記複数の3相巻線にそれぞれ供給される駆動電流を各々検出する複数組の電流センサとを備え、前記複数のサーボコントローラが、各サーボコントローラに対応する前記3相巻線に供給される駆動電流を検出する前記電流センサの組からの出力と、前記エンコーダからの出力とに基づいて、当該サーボコントローラにそれぞれ対応する前記3相インバータを制御する。
【0015】
或いは、上記射出成形機用モータ制御装置は、前記交流モータの回転を検出するためのエンコーダと、前記複数の3相巻線にそれぞれ供給される駆動電流を各々検出する複数組の電流センサとを備え、前記複数のサーボコントローラのうちの1つがマスターコントローラとして前記エンコーダ及び前記複数組の電流センサに接続され、他のサーボコントローラがスレーブコントローラとして前記マスターコントローラに接続され、前記マスターコントローラは、当該マスターコントローラに対応する前記3相巻線に供給される駆動電流を検出する前記電流センサの組からの出力と、前記エンコーダからの出力とに基づいて、当該マスターコントローラに対応する前記3相インバータを制御するとともに、各スレーブコントローラに対応する前記3相巻線に供給される駆動電流を検出する前記電流センサの組からの出力と、前記エンコーダからの出力とに基づいて、各スレーブコントローラに対応する前記3相インバータを制御するためのスレーブ制御信号を生成し、各スレーブコントローラが前記マスターコントローラからの前記スレーブ制御信号に基づいて当該スレーブコントローラに対応する前記3相インバータを制御する。
【0016】
なお、前記交流モータとしては、3相2重巻線交流モータ利用できる。
【0017】
また、本発明によれば、大きなトルクを必要とする場合には、前記複数の3相インバータと前記複数のサーボコントローラとを用いて前記交流モータを制御し、大きなトルクを必要としない場合には、前記複数の3相インバータのうち何れか1つと、それに接続されたサーボコントローラとを前記交流モータを制御するようにしたことを特徴とする射出成形機用モータ制御装置が得られる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0019】
図1に、本発明の第1の実施の形態を示す。図1の射出成形機用モータ制御装置は、2つの3相巻線を備える3相2重巻線モータ11と、その2つの3相巻線に駆動電流をそれぞれ供給する第1及び第2の3相インバータ12,13と、第1及び第2のインバータ12,13にそれぞれ接続された第1及び第2のサーボコントローラ14,15と、モータ11に取り付けられて、その回転を検出するエンコーダ16と、各3相巻線に供給される駆動電流をそれぞれ検出する第1及び第2の電流センサ17,18とを有している。
【0020】
3相2重巻線モータ11は、互いに120度の位相角を持つU、V、W相の巻線を2つ(U1,V1,W1と、U2,V2,W2)持ち、これらを重ねて巻き回したものである。その巻線は、通常の3相巻線が図2(a)のように表されるものとすると、図2(b)のようになる。
【0021】
第1及び第2の3相インバータ12,13は、同一構成のものであって、図1に示すように、それぞれ複数のパワートランジスタとダイオードとを用いて構成されている。そして、これらの3相インバータ12,13は、共に、3相2重巻線モータ11に求められる最大出力を得るのに必要な駆動電流の少なくとも半分を供給できる能力を持つ。
【0022】
第1及び第2のサーボコントローラ14,15は、同一構成の(同一ソフトウェアで動作する)もので、3相2重巻線モータ11に求められる最大出力の半分の最大出力を持つモータに対応する制御能力を持つ。これら第1及び第2のサーボコントローラ14,15は、それぞれマスター/スレーブの切換が可能で、ここでは、第1のサーボコントローラ14がマスターに、第2のサーボコントローラ15がスレーブに切換設定されている。マスターに設定された第1のサーボコントローラ14は、図示しない上位制御装置に接続される。また、スレーブに設定された第2のサーボコントローラ15は、マスターに設定された第1のサーボコントローラ14に接続される。
【0023】
エンコーダ16は、3相2重巻線モータ11の回転を検出し、1回転毎に所定数のパルスを発生し、第1及び第2のサーボコントローラ14,15へ出力する。第1及び第2のサーボコントローラ14,15は、単位時間当たりに入力されるパルス数から3相2重巻線モータ11の回転速度を、またパルスの総数から3相2重巻線モータ11の回転量を求めることができる。
【0024】
第1及び第2の電流センサ17,18は、それぞれ、巻線U1及びV1と、巻線U2及びV2とに流れる駆動電流を検出し、検出値を第1及び第2のサーボコントローラ14,15へ出力する。第1及び第2のサーボコントローラ14,15は、この検出値と、3相2重巻線モータの回転速度及び回転量とに基づいて、3相インバータを制御する。
【0025】
次に、この射出成形機用モータ制御装置の動作について説明する。
【0026】
まず、第1のサーボコントローラ14は、図示しない上位制御装置から動作指令を受ける。そして、その指令が、大きなトルクを発生させるものである場合、第1のサーボコントローラ14は、第2のサーボコントローラ15に対して必要な制御指令を出力する。また、第1のサーボコントローラ14は、その後、第2のサーボコントローラ15に対して同期信号を供給する。
【0027】
次に、第1のサーボコントローラ14は、上位装置からの動作指令に従って、第1の3相インバータ12へ制御信号を出力する。同様に、第2のサーボコントローラ15は、第1のサーボコントローラ14からの制御指令に従い、同期信号に同期するタイミングで第2の3相インバータ13へ制御信号を出力する。
【0028】
第1及び第2の3相インバータ12,13は、それぞれ第1及び第2のサーボコントローラ14,15からの制御信号に応じて、駆動電流を発生し、3相2重巻線モータ11に供給する。これにより、3相2重巻線モータ11は、回転する。
【0029】
エンコーダ16は、3相2重巻線モータ11の回転を検出し、検出パルスを第1及び第2のサーボコントローラ14,15へ出力する。また、第1及び第2の電流センサ17,18は、それぞれ巻線U1及びV1と、巻線U2及びV2に流れる駆動電流をそれぞれ検出し、検出値を第1及び第2のサーボコントローラ14,15へ出力する。
【0030】
第1のサーボコントローラ14は、第1の電流センサ17からの検出値と、エンコーダ16からの検出パルスとに基づいて、第1の3相インバータ12への制御信号を変化させる。同様に、第2のサーボコントローラ15は、第2の電流センサ18からの検出値と、エンコーダ16からの検出パルスとに基づいて、第2の3相インバータ13への制御信号を変化させる。この結果、第1及び第2の3相インバータ12,13から3相2重巻線モータ11に供給される駆動電流が変化し、3相2重巻線モータ11の回転トルク、速度等が制御される。
【0031】
以上のようにして、この制御装置では、特別な大出力モータ用のインバータやコントローラを用いることなく、3相2重巻線モータ11に、大きなトルクを発生させることができる。
【0032】
第1のサーボコントローラ14が、上位制御装置から受けた動作指令が、小さいトルクを発生させるものである場合、サーボコントローラ14は、第2のサーボコントローラ15に対して制御指令を出力しない。そして、第1のサーボコントローラ14は、単独で、3相2重巻線モータ11の回転を制御する。即ち、第1のサーボコントローラ14は、上位装置からの動作指令に従い、第1の3相インバータ12へ制御信号を出力し、第1の3相インバータ12は、その制御信号に従って、駆動電流を3相2重巻線モータ11に供給する。そして、第1のサーボコントローラ14は、第1の電流センサ17からの検出値と、エンコーダ16からの検出パルスとに基づいて、第1の3相インバータ12への制御信号を変化させる。
【0033】
こうして、この制御装置では、一方のサーボコントローラのみ作動させ、他方を休止させておくことにより、3相2重巻線モータ11に、小さなトルクを発生させることができる。
【0034】
以上のように、本発明の制御装置よれば、大きなトルクを必要とする場合には、複数のインバータと複数のサーボコントローラとを用いてモータを制御し、大きなトルクを必要としない場合には、1つのインバータと1つのサーボコントローラとを用いて制御することができる。つまり、本発明の制御装置を用いれば、最大出力トルクの小さいものから最大出力トルクの大きいものまで、その最大出力トルクに拘わらず様々な大きさのモータを制御することができる。また、別の見方をすれば、本発明の制御装置は、同一構成のコントローラとインバータとを複数用いて構成されているので、その数を変更することにより、制御しようとするモータの大きさに応じて容易にその構成を変更することができる。この場合、異なる種類のコントローラやインバータを必要としないので、コストダウンを図ることが可能である。
【0035】
次に、図3を参照して本発明の第2の実施の形態について説明する。ここでは、第1の実施の形態と異なる点についてのみ説明する。
【0036】
図3の射出成形機用モータ制御装置は、3相2重巻線モータ11ではなく、6相モータ31を有している。なお、6相モータ31の巻線は、図4に示すようになる。また、エンコーダ16は、第1のサーボコントローラ32にのみ接続され、第2のサーボコントローラ33には接続されていない。さらにまた、第1及び第2の電流センサ17,18は、共に第1のサーボコントローラ32に接続されている。
【0037】
第1及び第2のサーボコントローラ32,33は、第1の実施の形態と同様、同一構成で、マスター/スレーブの切換が可能である。ここでは、第1のサーボコントローラ32がマスターに、第2のサーボコントローラがスレーブに設定され、第1のサーボコントローラ32は、図示しない上位装置に接続されている。そして、第1のサーボコントローラ32は、上位装置の制御の下、第1及び第2の電流センサ17,18からの検出値と、エンコーダ16からの検出パルスとに基づいて、第1の3相インバータ12へ出力する制御信号と、第2のサーボコントローラ33へ出力する制御指令とを生成する。また、第2のサーボコントローラ33は、第1のサーボコントローラ32からの制御指令にのみに基づいて、3相インバータ13を制御する。
【0038】
本実施の形態においても、必要なトルクが大きい場合には、第1及び第2の3相インバータ12,13の双方から6相モータ31へ駆動電流が供給される。また、必要なトルクが小さい場合には、第1の3相インバータ12のみから6相モータ31へ駆動電流が供給される。こうして、本実施の形態による制御装置でも、最大出力トルクの小さいものから最大出力トルクの大きいものまで、その最大出力トルクに拘わらず様々な大きさのモータを制御することができる。
【0039】
なお、上記第1の実施の形態では、3相2重巻線を用いた例について説明し、上記第2の実施の形態では、6相モータを用いた例について説明したが、第1の実施の形態で6相モータを用い、第2の実施の形態で3相2重巻線モータを用いてもよい。また、いずれの場合も、2つの3相巻線を持つモータのみならず、さらに多くの3相巻線を持つモータを用いるようにしてもよい。
【0040】
【発明の効果】
本発明によれば、射出成形機用モータ制御装置において、複数の3相巻線を備えた交流モータを、複数の3相インバータと複数のサーボコントローラとの組み合わせを用いて制御するようにしたことで、大出力モータ用の特別な回路等を用いることなく、交流モータを制御でき、大きなトルクから小さなトルクまで発生させるができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による射出成形機用モータ制御装置を示すブロック図である。
【図2】(a)は、3相モータに使用される巻線の結線図であり、(b)は、3相2重巻線モータに使用される巻線の結線図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態による射出成形機用モータ制御装置を示すブロック図である。
【図4】6相モータに使用される巻線の結線図である。
【図5】一般的な電動射出成形機の構成を説明するための図である。
【図6】一般的な3相モータのモータ制御装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
11 3相2重巻線モータ
12 第1の3相インバータ
13 第2の3相インバータ
14 第1のサーボコントローラ
15 第2のサーボコントローラ
16 エンコーダ
17 第1の電流センサ
18 第2の電流センサ
31 6相モータ
32 第1のサーボコントローラ
33 第2のサーボコントローラ

Claims (5)

  1. 射出成形機用モータ制御装置において、
    複数の3相巻線を備えた交流モータと、
    前記複数の3相巻線に各々接続された複数の3相インバータと、
    該複数の3相インバータに各々接続された複数のサーボコントローラとを備え、
    該複数のサーボコントローラを互いに接続し、前記複数の3相インバータから前記複数の3相巻線へ供給される駆動電流の位相が一致するようにしたことを特徴とする射出成形機用モータ制御装置。
  2. 前記交流モータの回転を検出するためのエンコーダと、前記複数の3相巻線にそれぞれ供給される駆動電流を各々検出する複数組の電流センサとを備え、前記複数のサーボコントローラが、各サーボコントローラに対応する前記3相巻線に供給される駆動電流を検出する前記電流センサの組からの出力と、前記エンコーダからの出力とに基づいて、当該サーボコントローラにそれぞれ対応する前記3相インバータを制御するようにしたことを特徴とする請求項1の射出成形機用モータ制御装置。
  3. 前記交流モータの回転を検出するためのエンコーダと、前記複数の3相巻線にそれぞれ供給される駆動電流を各々検出する複数組の電流センサとを備え、前記複数のサーボコントローラのうちの1つがマスターコントローラとして前記エンコーダ及び前記複数組の電流センサに接続され、他のサーボコントローラがスレーブコントローラとして前記マスターコントローラに接続され、前記マスターコントローラは、当該マスターコントローラに対応する前記3相巻線に供給される駆動電流を検出する前記電流センサの組からの出力と、前記エンコーダからの出力とに基づいて、当該マスターコントローラに対応する前記3相インバータを制御するとともに、各スレーブコントローラに対応する前記3相巻線に供給される駆動電流を検出する前記電流センサの組からの出力と、前記エンコーダからの出力とに基づいて、各スレーブコントローラに対応する前記3相インバータを制御するためのスレーブ制御信号を生成し、各スレーブコントローラが前記マスターコントローラからの前記スレーブ制御信号に基づいて当該スレーブコントローラに対応する前記3相インバータを制御するようにしたことを特徴とする請求項1の射出成形機用モータ制御装置。
  4. 前記交流モータが3相2重巻線交流モータであることを特徴とする請求項1乃至3のうちのいずれかの射出成形機用モータ制御装置。
  5. 大きなトルクを必要とする場合には、前記複数の3相インバータと前記複数のサーボコントローラとを用いて前記交流モータを制御し、大きなトルクを必要としない場合には、前記複数の3相インバータのうち何れか1つと、それに接続されたサーボコントローラとを前記交流モータを制御するようにしたことを特徴とする請求項1乃至4のうちのいずれかの射出成形機用モータ制御装置。
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