JP3617414B2 - 電磁駆動弁の制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、可動子をその駆動用電磁石に供給される電流を制御することにより駆動して、これに連動する弁体を制御する電磁駆動弁の制御装置に関し、より詳細には、低温始動時に可動子の位置を初期化する際に、潤滑油の粘性による抵抗増大に対応した手法の使用を可能とすることにより、可動子と電磁石との衝突を安定して抑え、また消費電力の低減に寄与することのできる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、エンジンの吸排気弁として電磁式アクチュエータを動力装置とするいわゆる電磁駆動弁の採用が検討されている。このものでは、エンジン始動時に、中立位置に静止している可動子を初期位置(主に、閉弁状態に相当する位置)に移動させるための初期化制御を行う。
【0003】
このための手法として、スプリングと可動子とを含んで構成されるバネ・マス振動系の振り子運動を利用し、その固有振動数に一致するタイミングで、可動子の上下に配置された電磁石に交互に通電するものがある。これによれば、上記振動系の共振が誘起され、静止していた可動子は徐々にその振幅を増し、最終的にこれを初期位置まで移動させることができる(例えば、特開平9−195736号及び特開平10−288014号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このものでは、低温域(特に、−30〜−20[℃]の極低温域)にて始動する場合には、可動部の潤滑油の粘性が増すため、上記のように振り子運動を利用した初期化(以下、「共振初期化」という。)を行うには、共振を起こすために必要となる電流値が大幅に増大する。
【0005】
このように共振初期化は低温域において不利であるだけでなく、あえて実行しようとすれば、1回目に大電流を通電したときに可動子に働く電磁力が過大となり、可動子が吸引側の電磁石に高速で着座するおそれがある。可動子が電磁石に激しく衝突することは、振動や騒音の面からも、また可動子や弁体の耐久性の面からも避けたい問題である。
【0006】
これに対し、可動子の位置を検出し、この位置情報を利用したソフトウェア制御により着座速度を低減する技術がある。これによれば、制御対象である電磁駆動弁に関するモデル定数(例えば、質量、フリクション及びバネ定数)を用いることにより、より高精度な制御が可能であり、可動子と電磁石との衝突抑制を図ることができる。しかし、このようなソフトウェア的手法を適用して可動子の減速を図ることとしても、常に安定した制御を行うのは困難である。上記モデル定数の対象であるフリクション(可動部の潤滑油の粘性に基づく摩擦力の大きさを表す。)は、温度変化に応じて大きく変化するため、低温域においては、その大きさが明らかでないからである。
【0007】
かかる実情に鑑み、本発明は、粘性抵抗が増大し、共振初期化の好ましい実施が困難となる低温域において、可動子と電磁石との衝突を安定して抑え及び消費電力の可及的低減が可能となる初期化制御を可能とする電磁駆動弁の制御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明は、請求項1記載のように、スプリングにより中立位置に付勢される可動子と、これに対向する電磁石とを備え、前記電磁石に供給される電流を制御することにより前記可動子を駆動して、前記可動子に連動する弁体を制御する電磁駆動弁の制御装置であって、始動時に、中立位置にある可動子を初期位置に移動させるべく、前記電磁石に対して継続的に通電する初期化制御を行うものにおいて、図1に示すように、前記可動子の位置を検出可能な位置検出手段と、前記初期化制御の際に、前記電磁石に供給される電流を、前記位置検出手段により検出された可動子位置に基づいて所定の制御ゲインでフィードバック制御する第1の通電制御手段と、始動時に、前記可動子が初期位置に移動して前記初期化制御が成功するまで、前記初期化制御を繰り返し実行し、その実行毎に、前記制御ゲインを0又は比較的小さな初期値から次第に大きな値に切り換える制御ゲイン切換手段と、を設けたことを特徴とする。
【0009】
前記初期化制御は、請求項2記載のように、低温始動時に行われるのが好ましい。
本発明は、請求項3記載のように、通常運転時に前記電磁石に供給される電流を前記位置検出手段により検出された可動子位置に基づいてフィードバック制御する第2の通電制御手段を備え、該第2の通電制御手段に対し、前記初期化制御が成功したときに前記第1の通電制御手段に対して設定された制御ゲインを、常温となるまで設定するのが好ましい。
【0010】
前記制御ゲイン切換手段は、請求項4記載のように、制御ゲインを、一定量ずつ増大するように切り換えるのが好ましい。
または、前記制御ゲイン切換手段は、請求項5記載のように、制御ゲインを、その増加率が比較的大きな初期増加率から初期化制御実行毎に次第に減少するように、切り換えてもよい。
【0011】
この場合には、前記制御ゲインは、請求項6記載のように、前回実行した初期化制御による前記可動子の初期位置までの未到達距離に応じて増大するのが好ましい。
【0012】
または、前記制御ゲインは、請求項7記載のように、初期化制御実行回数に基づく値の乗根の大きさに応じて増大させてもよい。
または、前記制御ゲインは、請求項8記載のように、初期化制御実行回数に基づく値の対数の大きさに応じて増大させてもよい。
【0013】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、初期化制御を行っているときに電磁石に供給すべき電流を可動子の位置に基づいてフィードバック制御することで、可動子が電磁石に接近するほどに、その減速を図ることができる。また、このときに設定される制御ゲインは、初めに比較的小さな値(0を含む。)に設定され、この低い制御ゲインによる初期化制御が失敗して、可動子が初期位置に位置できない場合に、次第に大きな値に切り換えられるので、過度に大きな制御ゲインの設定を回避することができる。従って、誤って過大な電磁力を発生させてしまうことがなく、適度な電磁力で可動子を駆動し、電磁石に接近するほどにその減速を図り、可動子と電磁石との衝突を抑えることができる。
【0014】
請求項2に係る発明によれば、フリクションの影響が顕著化し、その変動も大きい低温域において、安定して初期化を達成するとともに、消費電力の可及的低減が可能となる。
【0015】
請求項3に係る発明によれば、低温域での通常運転に際して初期化制御の成功したときの制御ゲインを引き続き設定するようにしたことで、フリクション変動の大きい領域において信頼性のある制御ゲインの効率的な設定が可能となり、また、このようにして設定された制御ゲインを利用して着座時の緩衝及び消費電力の低減を図ることができる。
【0016】
請求項4に係る発明によれば、初期化制御実行回数を適度に抑えて初期化を達成することができる。
請求項5〜8に係る発明によれば、制御ゲインは、初めに大幅に増大し、初期化制御実行回数が増すごとにある最大値に収束するので、より少ない実行回数で短時間のうちに初期化を達成することができ、また、実行回数を一定とした場合には、最終的によりスムーズにこれを達成することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図2は、エンジンの吸排気弁に適用される、本発明の一実施形態に係る電磁駆動弁の制御装置の構成を示す概略図である。図示しないシリンダブロック上部に取り付けられるシリンダヘッド1には、このエンジンの吸気通路又は排気通路と連通するポート2(図では、単一のポートのみ示す。)が形成されており、ポート2に対して制御対象となる電磁駆動弁の弁体3を設けることにより、エンジンの吸気弁又は排気弁を構成することができる。
【0018】
弁体3は、シリンダヘッド1内に摺動自在に保持されて、上下方向に案内されており、その軸部上端にはリテーナ4が固定されている。リテーナ4には、ポート2の開口方向と反対に面するハウジング壁部との間にスプリング5が設けられ、これにより弁体3は閉弁方向に付勢される。
【0019】
また、弁体3の軸部上端に対しては、軟磁性体であるプレート状部材(可動子)6が一体に取り付けられた案内軸部材7下端が上方から当接しており、この案内軸部材7の上部部分には、リテーナ8が固定されている。リテーナ8には、ポート2方向に面するハウジング壁部との間にスプリング9が設けられ、これにより可動子6は弁体3の開弁方向に付勢され、結果として弁体3を開弁方向に付勢する。
【0020】
ここに、弁体3と可動子6とは一体に移動可能であるとともに、可動子6は、これらが一体の状態では、スプリング5,9により中立位置に付勢される。なお、弁体3の軸部と案内軸部材7とは、別体であるに限らず、1つの連続する部材であってもよい。
【0021】
また、可動子6の上下には、これより所定の間隔を空けて開弁用電磁石10及び閉弁用電磁石11が設けられ、案内軸部材7は、各電磁石10,11を貫通して設けられる案内孔に滑動自在に挿入されて、支持されている。ここで、可動子6の中立位置は、開弁用電磁石10と閉弁用電磁石11との略中間の位置に設定されるのが好ましい。
【0022】
さらに、可動子6に対しては、位置検出手段としての位置センサ31が設けられ、これにより検出される可動子6に関する位置情報は、コントローラ21に出力される。なお、この位置センサ31は、レーザ変位計を用いて構成してよく、ハウジング内に設置することができる。
【0023】
コントローラ21は、本発明に係る制御ゲイン切換手段、第1の通電制御手段及び第2の通電制御手段の機能を有し、エンジン始動時には所定の電磁石を対象として、また、通常運転時にはエンジン制御ユニット22からの開弁/閉弁指令に基づき、駆動回路23に対して通電指令を出力する。駆動回路23は、この指令に基づいて図示しない電源(P)から対象の電磁石に電流を供給し、その結果、可動子6には適切な電磁力が働く。
【0024】
また、コントローラ21へは、この他に、潤滑油温又はこれに相当する温度を検出可能な、温度検出手段としての温度センサ32からの信号が入力され、及び駆動回路23より各電磁石10,11への通電電流iが入力される。本実施形態では、潤滑油温に相当するものとして、エンジン冷却水の温度(以下、単に「水温」という。)Twが入力される。
【0025】
次に、コントローラ21による制御内容について説明する。
前述のように、可動子6は、スプリング5及び9により中立位置に付勢されており、両方の電磁石10及び11への電力供給を停止している状態で、これらの電磁石の略中間に静止するように、各スプリング5,9の寸法及びバネ定数が設計されている。
【0026】
エンジン始動時には、所定の電磁石を対象として始動時用通電制御を行い、これにより中立位置に静止している可動子6を駆動して、所定の初期位置(本実施形態では、閉弁用電磁石11に対する着座位置)に位置させ、可動子6の位置を初期化するとともに、始動が完了するまでその状態を維持する。
【0027】
図3は、エンジン始動時におけるコントローラ21による制御内容を示すフローチャートであり、このフローチャートに基づく通電制御により、上記の初期化を達成することができる。以下、このフローチャートに基づいて説明する。
【0028】
ステップ(以下、単に「S」と略す。)1では、水温Twを読み込む。
S2では、読み込まれた値Twに基づいて、初期化のための制御内容を選択する。すなわち、現在の水温が所定値T0以下であるか否かを判定し、これが所定値T0以下であると判定された場合(即ち、Tw≦T0)には、S3に進んで低温時用初期化を選択し、それ以外の場合には、S4に進んで共振初期化を選択する。なお、所定値T0は、常温域と低温域との境界を示す値であり、潤滑油の性質(種類)にもよるが、例えば、−10[℃]とする。
【0029】
S4で共振初期化が選択された場合には、各電磁石10,11は、スプリング5,9と、弁体3、可動子6及び案内軸部材7を含む可動部とで構成されるバネ・マス振動系の固有振動数に対応する周期で交互に通電される。これによりこの系の共振が誘起されて、可動子6はその振幅を徐々に増し、やがて初期位置に到達することができる。
【0030】
一方、S3で低温時用初期化が選択された場合には、上記のような交互の通電は行われず、閉弁用電磁石11に対する継続的な通電が行われる。前述のように、低温域では、フリクションが大きくなるため、静止している可動子6を駆動するには相当の電磁力を必要とする。そして、可動子6が移動開始した後も一定量の電流を供給するとすれば、可動子6は次第に加速し、延いては閉弁用電磁石11と激しく衝突する可能性がある。
【0031】
そこで、低温時用初期化では、着座前に可動子6の減速を図る。このため、閉弁用電磁石11に供給される電流を、位置センサ31からの位置情報に基づき、制御ゲインG1としてフィードバック制御する(図4参照)。しかし、低温域では、フリクションの大きさは明らかでなく、常に最適となる制御ゲインG1の設定は困難であるため、制御ゲインG1を動的に設定することにより、その過大な設定を回避する。以下、図5に示すフローチャートに基づいて、低温時用初期化の制御内容について詳細に説明する。
【0032】
S11では、制御ゲイン(フィードバックゲイン)G1を設定する。制御ゲインG1は、まず、比較的小さな初期値G11 に設定される。閉弁用電磁石11への通電電流は、以降のステップに基づいて、この制御ゲインG11 によりフィードバック制御されることになる。設定された制御ゲインG11 が小さ過ぎて、充分な電磁力が発生せず、可動子6が静止したままか又は移動を開始したものの初期位置に到達しないような場合には、このS11に戻り、制御ゲインG1の設定が再度行われる。
【0033】
制御ゲインG1の設定は、下式(1)に示される規則に従って行うことができる。ここで、G1n−1 は、前回このステップにて設定された制御ゲインであり、ΔGは、予め定められるゲイン増加量である。ここに、S11は、制御ゲイン切換手段を構成する。なお、初期値G11 は0であってもよい。
【0034】
G1n =G1n−1 +ΔG ・・・(1)
S12では、可動子6の位置zを読み込む。
S13では、可動子6の目標位置zt を算出する。目標位置zt は、通電開始後の経過時間tに基づく関数として任意に設定することができる。例えば、通電開始後の適当なタイミングから目標位置zt の変化量を次第に減らしていくことにより、可動子6の減速を図り、閉弁用電磁石11との衝突を抑えることができる。
【0035】
S14では、可動子6の目標位置zt と実際の位置zとの偏差(zt −z)に制御ゲインG1を乗じて形成したフィードバック補正電流を実電流iに加えて、閉弁用電磁石11に供給されるべき目標電流i* を算出する。
【0036】
S15では、駆動回路23を制御して、目標電流i* を対応の電磁石に供給する。この結果、可動子6の動きに伴って電磁石に逆起電力が発生して、この電磁石に実際に供給される電流が決定され、この実電流と可動子6の位置zとに応じて電磁石の吸引力fが可動子6に働き、この電磁力fにより可動子6はスプリング5,9のバネ力に抗して初期位置に向けて駆動される。
【0037】
ここに、S12〜15は、第1の通電制御手段を構成する。
S16では、可動子6の逆戻りを検出したか否かを判定する。これは、S11で設定された制御ゲインG1が小さいため、目標位置zt を追従するための充分な電磁力が得られず、スプリング5,9の弾性により可動子6が中立位置方向に戻される状態を検出するものである。従って、例えば、可動子6の速度vを求め、これが進行方向に向かって負となったときに逆戻りがあったものとすることができる。このステップによれば、このような可動子6の逆戻りの検出により、初期化制御の失敗を検知することができるので、初期化制御の成否を判定する手段を構成することが可能である。
【0038】
可動子6の逆戻りを検出した場合には、S17に進み、閉弁用電磁石11への通電を遮断する。そして、可動子6の振動が止み、静止した後に、S11で上式(1)に従って制御ゲインG1を切り換え、S12〜15の初期化制御を再度実行する。
【0039】
一方、可動子6の逆戻りが検出されない場合には、S18に進み、可動子6が初期位置に到達し、着座が完了したか否かを判定する。可動子6がストロークの途中にある場合には、S12に戻り、同じ制御ゲインG1により初期化制御を継続する。一方、着座が完了した場合には、本ルーチンをリターンし、始動が完了するまでその状態を維持する。
【0040】
図6は、以上に説明した低温時用通電制御による場合の可動子6の軌跡を示している。上式(1)に従うと、制御ゲインG1は、比較的小さな初期値G11 から、初期化制御を実行するごとに一定量ずつ増大する。その結果、可動子6の変位のピーク点(前述の逆戻り点に略等しい。)P1n は、1回目に制御ゲインG11 として実行した場合のピーク点P11 から、実行回数nが進むに従って次第に初期位置に近づき、6回目の実行により、通電開始から時間t16 経過後に着座して、初期化を達成している。
【0041】
このように、上式(1)に示す設定則によれば、始動後、初期化を適度な時間で達成することが可能であるが、本発明はこれに限らず、制御ゲインG1を、初期化制御を実行するごとに異なる変化率で設定することとしてもよい。例えば、次式(2)に示す規則によれば、制御ゲインG1は、前回実行した初期化制御による可動子6の初期位置までの未到達距離dn−1 に応じて設定することができる。ここで、αは定数である。
【0042】
G1n =G1n−1 +α×dn−1 ・・・(2)
図7は、上式(2)に従う場合の可動子6の軌跡を示している。1回目の比較的小さな制御ゲインG11 での初期化制御により未到達距離d1 を残して逆戻りした可動子6は、2回目に上記の規則に従って設定された制御ゲインG12 による場合には、初期位置のごく近傍にまで到達し(便宜上、図では2〜5回目の実行による軌跡は示していない。)、6回目の実行により通電開始から時間t26 経過後に着座している。
【0043】
また、制御ゲインG1は、初期化制御の実行回数nに基づく値に切り換えることとしてもよい。
例えば、実行回数nに基づく値(即ち、f(n))の乗根の大きさに応じた値としてよく、例えば、次式(3)に示すように、f(n)=nとして実行回数nの乗根をとり、これに定数βを乗じて、制御ゲインG1を適切に設定することが可能である。
【0044】
G1n =β×n1/m ・・・(3)
図8は、上式(3)に従い、m=2(即ち、G1n =β×n1/2 )とした場合の可動子6の軌跡を示している。式(1)に従う場合(図6参照)に比べると、制御ゲインG1は早い段階から比較的大きな値に設定され、実行回数nが増すごとに一定の最大値に収束する。このため、可動子6は、1回目の実行から初期位置近くまで到達することができ(ピーク点P31 )、そこから徐々に初期位置に収束していくことになる。従って、図では6回目の実行により初期化を達成しているが、定数β、関数f(n)の好適化等を図ることにより、より少ない実行回数でこれを達成することが可能であるし、実行回数を一定とした場合には、最終的によりスムーズな着座を実現することもできる。
【0045】
また、制御ゲインG1は、実行回数nに基づく値(即ち、g(n))の対数の大きさに応じた値として設定してもよい。例えば、下式(4)に示すように、g(n)=n+1として、nに1を加えた値の対数をとり、これに定数εを乗じて、適切なものとすることができる。
【0046】
G1n =ε×log a (n+1) ・・・(4)
図9は、上式(4)に従い、底数aをeとし、G1n =ε×ln(n+1) とした場合における可動子6の軌跡を示している。上式(3)に従う場合(図8参照)と同様に、制御ゲインG1は早い段階から比較的大きな値に設定され、実行回数nが増すごとに一定の最大値に収束するため、定数ε、関数g(n)の好適化等により、実行回数の削減や、着座の円滑化を図ることも可能である。
【0047】
以上のようにして初期化が達成され、始動が完了すると、通常運転に移行する。図10は、通常運転時におけるコントローラ21による制御内容を示すフローチャートである。このフローチャートに基づく通電制御により吸気弁又は排気弁が駆動され、ガス交換を良好に達成することができる。以下、このフローチャートに基づいて説明する。
【0048】
S21では、エンジン制御ユニット22から吸気弁又は排気弁についての開弁/閉弁指令を読み込む。
S22では、読み込んだ指令が開弁指令であるか否かを判定する。この結果、開弁指令であると判定された場合にはS23に進み、それ以外の場合にはS25に進む。
【0049】
S23では、閉弁用電磁石11への通電を遮断する。閉弁用電磁石11への通電が遮断されると、可動子6はスプリング5及び9の弾性により下方へ移動するが、ストロークの間に、この系にフリクションの影響によるエネルギー損失が生ずる。このため、S24では、ストロークの途中で開弁用電磁石10に通電し、電磁力により可動子6の運動を助勢する。ここで、供給される電流を一定に維持するとすれば、可動子6は、吸引側の電磁石に接近するほどに加速し、これらが激突するおそれのあることから、着座前に可動子6の減速を図る。この目的達成のため、可動子6に関する位置情報を利用したフィードバック制御を適用することができる。
【0050】
以下、S24における制御内容を、図11に示すフローチャートを参照して説明する。
S31では、水温Twを読み込む。
【0051】
S32では、読み込まれた値Twが所定値T1(例えば、−10[℃])以下であるか、すなわち、現在エンジンが低温域にあるか否かを判定する。なお、ここでは、所定値T1を前述の所定値T0に等しく設定しているが、本発明はこれに限らず、他のより適切な値に設定してもよい。エンジンが低温域にある(即ち、Tw≦T1)と判定された場合には、S33に進み、制御ゲインG2を初期化制御が成功したときの制御ゲインG1(図6の場合を例にとると、G16 )に設定する。一方、それ以外の場合には、S34に進み、制御ゲインG2を常温時用に設けられる値に設定する。
【0052】
S35〜38の処理は、前述のS12〜15のものと同様であってよい。
さて、S22においてエンジン制御ユニット22からの指令が開弁指令でないと判定された場合には、S25に進み、この指令が閉弁指令であるか否かを判定する。この結果、閉弁指令であると判定された場合にはS26に進み、それ以外の場合には本ルーチンをリターンする。S26では、開弁用電磁石10への通電を遮断し、S27では、S24(具体的には、S31〜37)と同様の制御を、閉弁用電磁石11について実施する。
【0053】
ここに、S34〜37は、第2の通電制御手段を構成する。
以上説明したように、本発明によれば、エンジン始動時の初期化制御において、通電電流をフィードバック制御するとともに、過大な制御ゲインG1の設定を回避可能としたことにより、適度な電磁力で可動子6を駆動し、吸引する電磁石に接近するほどにその減速を図ることができる。このため、低温域においても安定して初期化を達成することができるうえ、消費電力も最少限に抑えることができる。
【0054】
また、通常運転時において、初期化制御の成功したときの制御ゲインG1を常温となるまで引き続き設定することとしたことにより、信頼性のある制御ゲインG2の設定を効率的に済ませ、騒音の低減及び消費電力の最小化に資することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図
【図2】本発明の一実施形態に係る電磁駆動弁の制御装置の構成を示す概略図
【図3】同上制御装置によるエンジン始動時における通電制御ルーチンのフローチャート
【図4】同上制御装置の制御ブロック図
【図5】同上制御装置による低温時用初期化ルーチンの一例を示すフローチャート
【図6】同上低温時用初期化ルーチンによる可動子の軌跡を示す図
【図7】同上低温時用初期化ルーチンの別の例による場合の可動子の軌跡を示す図
【図8】同上低温時用初期化ルーチンのさらに別の例による場合の可動子の軌跡を示す図
【図9】同上低温時用初期化ルーチンのさらに別の例による場合の可動子の軌跡を示す図
【図10】本発明の一実施形態に係る電磁駆動弁の制御装置による通常運転時における通電制御ルーチンのフローチャート
【図11】通常運転時における着座制御ルーチンの一例を示すフローチャート
【符号の説明】
1…シリンダヘッド
2…吸排気用ポート
3…弁体
4…リテーナ
5…スプリング
6…可動子
7…案内軸部材
8…リテーナ
9…スプリング
10…開弁用電磁石
11…閉弁用電磁石
21…コントローラ
22…エンジン制御ユニット
23…駆動回路
31…位置センサ
32…温度センサ(水温センサ)
Claims (8)
- スプリングにより中立位置に付勢される可動子と、これに対向する電磁石とを備え、前記電磁石に供給される電流を制御することにより前記可動子を駆動して、前記可動子に連動する弁体を制御する電磁駆動弁の制御装置であって、
始動時に、中立位置にある可動子を初期位置に移動させるべく、前記電磁石に対して継続的に通電する初期化制御を行うものにおいて、
前記可動子の位置を検出可能な位置検出手段と、
前記初期化制御の際に、前記電磁石に供給される電流を、前記位置検出手段により検出された可動子位置に基づいて所定の制御ゲインでフィードバック制御する第1の通電制御手段と、
始動時に、前記可動子が初期位置に移動して前記初期化制御が成功するまで、前記初期化制御を繰り返し実行し、その実行毎に、前記制御ゲインを0又は比較的小さな初期値から次第に大きな値に切り換える制御ゲイン切換手段と、
を設けたことを特徴とする電磁駆動弁の制御装置。 - 前記初期化制御は、低温始動時に行われることを特徴とする請求項1記載の電磁駆動弁の制御装置。
- 通常運転時に前記電磁石に供給される電流を前記位置検出手段により検出された可動子位置に基づいてフィードバック制御する第2の通電制御手段を備え、該第2の通電制御手段に対し、前記初期化制御が成功したときに前記第1の通電制御手段に対して設定された制御ゲインを、常温となるまで設定することを特徴とする請求項2記載の電磁駆動弁の制御装置。
- 前記制御ゲイン切換手段は、制御ゲインを、一定量ずつ増大するように切り換えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の電磁駆動弁の制御装置。
- 前記制御ゲイン切換手段は、制御ゲインを、その増加率が比較的大きな初期増加率から初期化制御実行毎に次第に減少するように、切り換えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の電磁駆動弁の制御装置。
- 前記制御ゲインは、前回実行した初期化制御による前記可動子の初期位置までの未到達距離に応じて増大することを特徴とする請求項5記載の電磁駆動弁の制御装置。
- 前記制御ゲインは、初期化制御実行回数に基づく値の乗根の大きさに応じて増大することを特徴とする請求項5記載の電磁駆動弁の制御装置。
- 前記制御ゲインは、初期化制御実行回数に基づく値の対数の大きさに応じて増大することを特徴とする請求項5記載の電磁駆動弁の制御装置。
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