JP3601225B2 - 自動変速機の変速装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動変速機の変速装置に関し、特にマニュアルモードを備えた変速装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両に用いられる自動変速機の変速装置では、車速VSPとスロットル開度TVO(又はアクセル開度)等の運転条件に応じて目標変速比(又は変速段)を決定する自動変速モードに加えて、従来のマニュアル式変速機と同様に、予め設定された所定の変速比(又は変速段)を、運転者の変速操作に応じて選択するマニュアルモードを備えたものがいくつか知られており、このような自動変速機の変速装置としては、例えば、「ディアマンテ 95−1 新型車解説書」(三菱自動車工業株式会社 発行)の第2章48頁のように、一つのシフトレバーで自動変速モードとマニュアルモードを選択的に切り換えるものが知られている。
【0003】
これは、図3に示すように、シフトゲート1には、「P」、「R」、「N」、「D」、「2」、「1」のシフト位置から構成される自動変速モードに加えて、「D」レンジから図中左側へシフトレバー3を動かすとマニュアルモードに切り換えられるものである。なお、図中「P」、「R」、「N」、「D」、「2」、「1」の自動変速モードは、それぞれ、パーキング、後進、ニュートラル、ドライブ、2速固定、1速固定を示す。
【0004】
シフトゲート1には、上記自動変速モードのDレンジからマニュアルモードへ切り換えられたことを検出するマニュアルモードスイッチ7と、マニュアルモードにおいてシフトレバー3の動きに応じてアップシフト「+」又はダウンシフト「−」を検出するUPスイッチ8とDOWNスイッチ9が配設され、自動変速モード「D」レンジから図中左側へシフトレバー3を操作すれば、従来のマニュアル式変速機と同様のマニュアルモードとなり、シフトレバー3を図中「+」側へストロークさせれば、UPスイッチ8がONとなってアップシフトを指令する一方、同様にシフトレバー3を「−」側へストロークさせればDOWNスイッチ9がONとなってダウンシフトを指令し、現在の変速比(又はシフト位置)に対して相対的に自動変速機10の変速比を変更する、いわゆるシーケンシャルシフトを行うものである。
【0005】
一方、通常の自動変速モードでは、リンケージ5を介してシフトレバー3に連動したインヒビタースイッチ4がシフト位置を検出し、変速制御コントローラ2に予め設定された変速パターンに応じて自動変速機10の変速比が変更される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の自動変速機の変速装置では、自動変速モードからマニュアルモードへ切り換える際に、インヒビタースイッチ4の動作を解除するため、シフトレバー3がマニュアルモードへ切り換えられた際に、シフトレバー3とリンケージ5の連結を解除する機構が必要となり、変速装置の構造が複雑になって製造コストの増大を招くという問題があり、さらに、シフトゲート側には、マニュアルモードで用いるマニュアルモードスイッチ7、UPスイッチ8、DOWNスイッチ9の3つのスイッチを付加する必要があり、製造コストがさらに増大するという問題があった。
【0007】
そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、製造コストの増大を抑制しながら自動変速モードにマニュアルモードを付加した自動変速機の変速装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、シフトレバーの動作に応じて複数のレンジを有する自動変速モードのレンジ位置を検出する自動変速位置検出手段と、前記シフトレバーの動作に基づいて自動変速機の自動変速モードとマニュアルモードとを選択的に切り換え、前記マニュアルモードを選択したことを検出可能な変速モード切換手段と、前記マニュアルモードを選択したときにアップシフト又はダウンシフトを指令する手動変速指令手段とを備えた自動変速機の変速装置において、
前記自動変速位置検出手段は、前記自動変速モードの複数のレンジのうち、Dレンジと所定の変速比に固定する変速比固定レンジの2つのレンジの間にマニュアルレンジを設け、前記手動変速指令手段は、前記自動変速位置検出手段の検出値がマニュアルレンジで、かつ、前記変速モード切換手段がマニュアルモードを検出した状態から、自動変速位置検出手段の検出値が前記Dレンジになったときにアップシフトを指令し、前記変速比固定レンジになったときにダウンシフトを指令する。
【0010】
【発明の効果】
したがって、本発明は、マニュアルモードでは、手動変速指令手段が自動変速位置検出手段の検出値に基づいてアップシフト又はダウンシフトを指令するため、マニュアルモードにおいてシフト位置を検出する手段が不要となり、前記従来例に比して部品点数を削減することができ、また、前記従来例のようにシフトレバーと自動変速位置検出手段の連結を解除する機構も不要となって、製造コストの増大を抑制しながら自動変速機にマニュアルモードを付加することができる。
【0011】
そして、自動変速モードのDレンジと所定の変速比に固定する変速比固定レンジとの間にマニュアルレンジを設け、手動変速指令手段はマニュアルモードを選択したときに、自動変速位置検出手段の検出値がDレンジであればアップシフトを、変速比固定レンジであればダウンシフトを指令することができ、従来の自動変速位置検出手段にマニュアルレンジと変速モード切換手段を設けるだけで製造コストの増大を抑制しながらマニュアルモードを付加することが可能となって、マニュアルモードを備えた自動変速機の変速装置を安価にて提供することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
【0013】
図1は、自動変速モードに加えてマニュアルモードを備えた自動変速機10の変速装置を示し、「H」字状のシフトゲート1には、前記従来例の「2」(2速固定モード)に代わって、マニュアルレンジ「M」(以下、Mレンジとする)が、配設される。
【0014】
そして、図中左側のマニュアルモード用のシフトゲート1A(手動変速指令手段)には、シフトレバー3が図中左側へ移動したときにマニュアルモードを選択したことを検出する変速モード切換手段としてのマニュアルモードスイッチ7が配設され、このマニュアルモード用シフトゲート1Aは、図中「+」のアップシフト側へのストローク量は、自動変速モードのMレンジからDレンジのストロークにほぼ等しく設定される一方、図中「−」のダウンシフト側へのストローク量は、自動変速モードのMレンジから1レンジのストロークにほぼ等しく設定される。
【0015】
そして、シフトレバー3の下端は、リンケージ5を介して自動変速位置検出手段としてのインヒビタースイッチ4に連結され、自動変速機10を制御する変速制御コントローラ2は、インヒビタースイッチ4とマニュアルモードスイッチ7からの信号に基づいて、自動変速モードとマニュアルモードを選択的に切り換えて自動変速機10の変速制御を行う。
【0016】
ここで、変速制御コントローラ2で行われる制御の一例を図2のフローチャートに示し、以下、このフローチャートを参照しながら詳述する。
【0017】
まず、ステップS1で、インヒビタースイッチ4とマニュアルモードスイッチ7からの信号を読み込んだ後、ステップS2では、インヒビタースイッチ4のシフト位置がMレンジであるか否かを判定する。
【0018】
シフト位置がMレンジでない場合には、ステップS9へ進んで自動変速モードにより変速制御を行う一方、Mレンジであれば、さらにステップS3へ進んで、マニュアルモードスイッチ7がONであるか否かを判定する。
【0019】
マニュアルモードスイッチ7がOFFの場合には上記と同様にステップS9の自動変速モードへ進む一方、ONの場合にはステップS4以降のマニュアルモード制御へ進む。
【0020】
ステップS4では、インヒビタースイッチ4がDレンジであるか否かを判定して、Dレンジの場合には、シフトレバー3が図1の「+」へ操作された場合であり、ステップS5へ進んでアップシフトを行う。
【0021】
一方、インヒビタースイッチ4がDレンジでない場合には、ステップS6へ進んで、インヒビタースイッチ4が1レンジであるか否かを判定して、1レンジの場合には、シフトレバー3が図1の「−」へ操作された場合であり、ステップS7へ進んでダウンシフトを行い、1レンジでない場合には、ステップS8へ進んで現在のシフト位置(変速比)を維持する。
【0022】
なお、上記ステップS9で行われる自動変速モードは、インヒビタースイッチ4が検出したシフト位置に応じて、変速制御コントローラ2に予め設定された変速パターンに基づいて自動変速機10の変速比が変更される。
【0023】
上記ステップS1〜ステップS9を所定時間毎(例えば、数十msecごと)に行うことにより、シフトゲート1にはマニュアルモードスイッチ7を設けるだけでよく、前記従来例のUPスイッチ及びDOWNスイッチは不要となって、部品点数を削減して製造コストを低減することができ、さらに、シフトレバー3とリンケージ5は常時連結したままでよく、前記従来例のように、マニュアルモードを選択したときにシフトレバー3とリンケージ5の連結を解除する機構は不要となって、変速装置の構成を簡易にすることができ、自動変速モードにマニュアルモードを付加しながらも製造コストの増大を抑制することができるのである。
【0024】
また、従来のシフトゲート1の自動変速モードにマニュアルレンジMと、アップシフト又はダウンシフト用のシフトゲート1A及びマニュアルモードスイッチ7を設けるだけでマニュアルモードを付加することが可能となって、マニュアルモードを備えた自動変速機の変速装置を安価にて提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す変速装置の概略図。
【図2】変速制御コントローラで行われる制御の一例を示すフローチャート。
【図3】従来の変速装置の概略図。
【符号の説明】
1 シフトゲート
2 変速制御コントローラ
3 シフトレバー
4 インヒビタースイッチ
5 リンケージ
7 マニュアルモードスイッチ
10 自動変速機
Claims (1)
- シフトレバーの動作に応じて複数のレンジを有する自動変速モードのレンジ位置を検出する自動変速位置検出手段と、
前記シフトレバーの動作に基づいて自動変速機の自動変速モードとマニュアルモードとを選択的に切り換え、前記マニュアルモードを選択したことを検出可能な変速モード切換手段と、
前記マニュアルモードを選択したときにアップシフト又はダウンシフトを指令する手動変速指令手段とを備えた自動変速機の変速装置において、
前記自動変速位置検出手段は、前記自動変速モードの複数のレンジのうち、Dレンジと所定の変速比に固定する変速比固定レンジの2つのレンジの間にマニュアルレンジを設け、
前記手動変速指令手段は、前記自動変速位置検出手段の検出値がマニュアルレンジで、かつ、前記変速モード切換手段がマニュアルモードを検出した状態から、自動変速位置検出手段の検出値が前記Dレンジになったときにアップシフトを指令し、前記変速比固定レンジになったときにダウンシフトを指令することを特徴とする自動変速機の変速装置。
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JP219897A JP3601225B2 (ja) | 1997-01-09 | 1997-01-09 | 自動変速機の変速装置 |
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ID=11522671
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