JP3599202B2 - 車両用計器 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、自動車の速度計、回転計等に用いられて好適な車両用計器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の車両用計器は、図4に示す如く、車両の計器取付部1に取付けられる計器ケース2と、計器ケース2に内蔵される計器駆動部3と、計器駆動部3の前面に配設される文字板4と、文字板4の前面に配設されて計器駆動部3により駆動される指針5とを有している。
【0003】
尚、6は、計器ケース2に内蔵した光源7の照射光を文字板4、指針5に導き、文字板4の透過照明、指針5の光輝を図る導光板である。また、8は、文字板4の周辺の不要部分が運転者に見えないようにすること、照明光の外部もれを防ぐことのための見返し板である。また、9はスペーサ9Aを介して見返し板8の前面に設けられたフロントカバーであり、9Bはフロントカバー9を計器ケース2の前縁つば部に把持するベゼルリングである。
【0004】
然るに、従来技術(実開平5−23046 号公報参照)では、計器ケース2の前縁つば部(基準位置Y0 )よりもY(−)だけ内側(後側)に文字板4を配設し、文字板4の外径R1 を計器ケース2の内径R2 より小さく(R1 <R2 )形成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
然しながら、従来技術には、下記▲1▼〜▲3▼の問題点がある。
▲1▼文字板4が計器ケース2の前縁つば部よりも後方に配設されているので、文字板4が運転者の眼から遠方に位置するものとなる。
【0006】
▲2▼文字板4の外径が計器ケース2の内径より小さいので、文字板4の表示面積が小さく、文字板4に設けられる文字、目盛が小さくなる。
【0007】
▲3▼上記▲1▼、▲2▼により、運転者による文字板4の文字、目盛の読取り性が悪く、計器の視認性が悪い。
【0008】
尚、文字板4の外径を大きくするために、計器ケース2の外径を大きくすることは、車両の計器取付部1における取付孔サイズ、他部品との干渉回避等の観点から一定の制限がある。
【0009】
本発明は、計器ケースを大型化することなく、運転者による文字板の読取り性を向上することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明は、計器ケースに内蔵される計器駆動部と、計器駆動部の前面に配設される文字板と、文字板の前面に配設されて計器駆動部により駆動される指針とを有してなる車両用計器において、車両の計器取付部に取付けられる計器ケースの前縁部よりも前側に文字板を配設し、該文字板の外径を計器ケースの内径よりも大きく形成し、指針を光輝させるための導光板を文字板の後面にて、計器ケースの前縁つば部まで延在せしめ、その導光板の外縁部を半球面状とし、その半球面状外縁部の外側に反射層を形成してなるようにしたものである。
【0011】
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の本発明において更に、前記文字板が陥凹状表示面を備えてなるものである。
【0013】
請求項1に記載の本発明によれば下記(a) 〜 (e)の作用がある。
(a)文字板が計器ケースの前縁部よりも前側に配設されているから、文字板が運転者の眼に近くなり、文字板の読取り性を向上できる。
【0014】
(b)文字板の外径が計器ケースの内径より大きく形成されたから、文字板の表示面積を大きくとれ、文字板に設けられる文字、目盛を大きく分かり易く形成でき、文字板の読取り性を向上できる。
【0015】
(c)計器ケースの外径を大きくすることなく、文字板の外径を大きくするものであり、車両の計器取付部の取付孔サイズに容易に適合し、また他部品との干渉を生ずることがないから、計器取付性も良い。
【0016】
(d)計器ケース内の照明光は、計器ケースより大径の文字板によりその外部もれを防止されるから、見返し板の如くが不要となり、部品点数を削減しコスト低減できるものとなる。
(e) 文字板の後面の導光板を計器ケースの前縁つば部まで延在せしめたので、導光板による文字板の有効照明範囲が拡がり、文字板の有効表示面積をより大きく、文字板の読取り性をより向上できる。また、文字板と計器ケースの前縁つば部との間の、文字板受をなくすことができ、部品点数を削減しコスト低減できる。
【0017】
請求項2に記載の本発明によれば下記(f)の作用がある。
(f)文字板の表示面を円錐面状、段差状の如くの陥凹状とすることにより、文字板の前面に設けられる指針中心部を計器ケースの内側寄りに位置付け、結果として計器ケースの前縁部から車室側へのフロントカバーの突出を小さくし、車室居住性、計器外観性を向上できる。
【0018】
また、文字板の表示面をより立体的にし、計器意匠性を向上できる。
【0021】
図1は第1実施例を示す模式図、図2は第2実施例を示す模式図、図3は本発明に適用される導光板の一例を示す模式図、図4は従来例を示す模式図、図5は文字板の一例を示す模式図である。
【0022】
(第1実施例)(図1)
計器10は、車両の計器取付部11に取付けられる計器ケース12と、計器ケース12に内蔵される計器駆動部13と、計器駆動部13の前面に配設される文字板14(図5)と、文字板14の前面に配設されて計器駆動部13により駆動される透明樹脂等からなる指針15とを有している。文字板14は、図5に示す如くに文字、目盛を付した表示面14Aを備えている。16は指針軸である。
【0023】
計器10は、文字板14の後面に導光板17を設けてある。導光板17は、計器ケース12に内蔵した光源18の照射光を文字板14(光路A)、指針15(光路B)に導き、文字板14の透過照明、指針15の光輝を図っている。
【0024】
然るに、計器10にあっては、計器取付部11に取付けられる計器ケース12の前縁つば部12A(基準位置Y0 )よりもY(+)だけ前側に文字板14を配設し、文字板14の外径R1 を計器ケース12の内径R2 より大きく(R1 >R2 )形成している。
【0025】
尚、19はスペーサ19Aを介して計器ケース12の前面開口部に被着されるフロントカバーである。19Bは、フロントカバー19、スペーサ19A、文字板14、文字板受14Bを共に計器ケース12の前縁つば部12Aに把持するベゼルリングである。
【0026】
以下、第1実施例の作用について説明する。
(a)文字板14が計器ケース12の前縁つば部12Aよりも前側に配設されているから、文字板14が運転者の眼に近くなり、文字板14の読取り性を向上できる。
【0027】
(b)文字板14の外径R1が計器ケース12の内径R2より大きく形成されたから、文字板14の表示面積を大きくとれ、文字板14に設けられる文字、目盛を大きく分かり易く形成でき、文字板14の読取り性を向上できる。
【0028】
(c)計器ケース12の外径R1を大きくすることなく、文字板14の外径R1を大きくするものであり、車両の計器取付部11の取付孔サイズに容易に適合し、また他部品との干渉を生ずることがないから、計器取付性も良い。
【0029】
(d)計器ケース12内の照明光は、計器ケース12より大径の文字板14によりその外部もれを防止されるから、見返し板の如くが不要となり、部品点数を削減しコスト低減できるものとなる。
【0030】
(第2実施例)(図2)
第2実施例の計器20が第1実施例の計器10と実質的に異なる点は、前記文字板14に代わる文字板21が指針中心部を計器ケース12の内側寄りにくぼませた円錐面状、もしくは段差状の如くの陥凹状表示面21Aを備えたことのみにある。このとき、前記導光板17に代わる導光板22は、文字板21の背面に接する部分を陥凹状としている。尚、図2において、23は押えリングである。
【0031】
第2実施例によれば、第1実施例における前述(a) 〜 (d)の作用に加え、以下の如くの作用がある。
文字板21の表示面21Aを円錐面状、段差状の如くの陥凹状とすることにより、文字板21の前面に設けられる指針中心部を計器ケース12の内側寄りに位置付け、結果として計器ケース12の前縁部から車室側へのフロントカバーの突出を小さくし(図2のL2<図1のL1)、車室居住性、計器外観性を向上できる。
【0032】
また、文字板21の表示面をより立体的にし、計器意匠性を向上できる。
【0033】
第1実施例の計器10と第2実施例の計器20にあっては、それらの導光板17、22として、図3に示す如くの導光板31を用いることができる。即ち、図3の計器30にあっては、計器10、20の導光板17、22に代わる導光板31を文字板14の後面にて、計器ケース12の前縁つば部12Aまで延在せしめ、その導光板31の外縁部を半球面状とし、その半球面状外縁部の外面に例えば白色塗膜からなる反射層32を形成したことにある。反射層32は、塗膜以外の部材にて構成されても良い。
【0034】
導光板31を用いた計器30によれば、計器10における前述 (a) 〜 (d)の作用に加え、以下の如くの作用がある。
【0035】
文字板14の後面の導光板31を計器ケース12の前縁つば部12Aまで延在せしめたので、導光板12による文字板14の有効照明範囲が拡がり、文字板14の有効表示面積をより大きく、文字板14の読取り性をより向上できる。
【0036】
また、文字板14と計器ケース12の前縁つば部12Aとの間の、文字板受をなくすことができ、部品点数を削減しコスト低減できる。
【0037】
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0038】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、計器ケースを大型化することなく、運転者による文字板の読取り性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1実施例を示す模式図である。
【図2】図2は第2実施例を示す模式図である。
【図3】図3は本発明に適用される導光板の一例を示す模式図である。
【図4】図4は従来例を示す模式図である。
【図5】図5は文字板の一例を示す模式図である。
【符号の説明】
10 計器
11 計器取付部
12 計器ケース
13 計器駆動部
14、21 文字板
14A、21A 表示面
15 指針
31 導光板
32 反射層
【産業上の利用分野】
本発明は、自動車の速度計、回転計等に用いられて好適な車両用計器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の車両用計器は、図4に示す如く、車両の計器取付部1に取付けられる計器ケース2と、計器ケース2に内蔵される計器駆動部3と、計器駆動部3の前面に配設される文字板4と、文字板4の前面に配設されて計器駆動部3により駆動される指針5とを有している。
【0003】
尚、6は、計器ケース2に内蔵した光源7の照射光を文字板4、指針5に導き、文字板4の透過照明、指針5の光輝を図る導光板である。また、8は、文字板4の周辺の不要部分が運転者に見えないようにすること、照明光の外部もれを防ぐことのための見返し板である。また、9はスペーサ9Aを介して見返し板8の前面に設けられたフロントカバーであり、9Bはフロントカバー9を計器ケース2の前縁つば部に把持するベゼルリングである。
【0004】
然るに、従来技術(実開平5−23046 号公報参照)では、計器ケース2の前縁つば部(基準位置Y0 )よりもY(−)だけ内側(後側)に文字板4を配設し、文字板4の外径R1 を計器ケース2の内径R2 より小さく(R1 <R2 )形成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
然しながら、従来技術には、下記▲1▼〜▲3▼の問題点がある。
▲1▼文字板4が計器ケース2の前縁つば部よりも後方に配設されているので、文字板4が運転者の眼から遠方に位置するものとなる。
【0006】
▲2▼文字板4の外径が計器ケース2の内径より小さいので、文字板4の表示面積が小さく、文字板4に設けられる文字、目盛が小さくなる。
【0007】
▲3▼上記▲1▼、▲2▼により、運転者による文字板4の文字、目盛の読取り性が悪く、計器の視認性が悪い。
【0008】
尚、文字板4の外径を大きくするために、計器ケース2の外径を大きくすることは、車両の計器取付部1における取付孔サイズ、他部品との干渉回避等の観点から一定の制限がある。
【0009】
本発明は、計器ケースを大型化することなく、運転者による文字板の読取り性を向上することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明は、計器ケースに内蔵される計器駆動部と、計器駆動部の前面に配設される文字板と、文字板の前面に配設されて計器駆動部により駆動される指針とを有してなる車両用計器において、車両の計器取付部に取付けられる計器ケースの前縁部よりも前側に文字板を配設し、該文字板の外径を計器ケースの内径よりも大きく形成し、指針を光輝させるための導光板を文字板の後面にて、計器ケースの前縁つば部まで延在せしめ、その導光板の外縁部を半球面状とし、その半球面状外縁部の外側に反射層を形成してなるようにしたものである。
【0011】
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の本発明において更に、前記文字板が陥凹状表示面を備えてなるものである。
【0013】
請求項1に記載の本発明によれば下記(a) 〜 (e)の作用がある。
(a)文字板が計器ケースの前縁部よりも前側に配設されているから、文字板が運転者の眼に近くなり、文字板の読取り性を向上できる。
【0014】
(b)文字板の外径が計器ケースの内径より大きく形成されたから、文字板の表示面積を大きくとれ、文字板に設けられる文字、目盛を大きく分かり易く形成でき、文字板の読取り性を向上できる。
【0015】
(c)計器ケースの外径を大きくすることなく、文字板の外径を大きくするものであり、車両の計器取付部の取付孔サイズに容易に適合し、また他部品との干渉を生ずることがないから、計器取付性も良い。
【0016】
(d)計器ケース内の照明光は、計器ケースより大径の文字板によりその外部もれを防止されるから、見返し板の如くが不要となり、部品点数を削減しコスト低減できるものとなる。
(e) 文字板の後面の導光板を計器ケースの前縁つば部まで延在せしめたので、導光板による文字板の有効照明範囲が拡がり、文字板の有効表示面積をより大きく、文字板の読取り性をより向上できる。また、文字板と計器ケースの前縁つば部との間の、文字板受をなくすことができ、部品点数を削減しコスト低減できる。
【0017】
請求項2に記載の本発明によれば下記(f)の作用がある。
(f)文字板の表示面を円錐面状、段差状の如くの陥凹状とすることにより、文字板の前面に設けられる指針中心部を計器ケースの内側寄りに位置付け、結果として計器ケースの前縁部から車室側へのフロントカバーの突出を小さくし、車室居住性、計器外観性を向上できる。
【0018】
また、文字板の表示面をより立体的にし、計器意匠性を向上できる。
【0021】
図1は第1実施例を示す模式図、図2は第2実施例を示す模式図、図3は本発明に適用される導光板の一例を示す模式図、図4は従来例を示す模式図、図5は文字板の一例を示す模式図である。
【0022】
(第1実施例)(図1)
計器10は、車両の計器取付部11に取付けられる計器ケース12と、計器ケース12に内蔵される計器駆動部13と、計器駆動部13の前面に配設される文字板14(図5)と、文字板14の前面に配設されて計器駆動部13により駆動される透明樹脂等からなる指針15とを有している。文字板14は、図5に示す如くに文字、目盛を付した表示面14Aを備えている。16は指針軸である。
【0023】
計器10は、文字板14の後面に導光板17を設けてある。導光板17は、計器ケース12に内蔵した光源18の照射光を文字板14(光路A)、指針15(光路B)に導き、文字板14の透過照明、指針15の光輝を図っている。
【0024】
然るに、計器10にあっては、計器取付部11に取付けられる計器ケース12の前縁つば部12A(基準位置Y0 )よりもY(+)だけ前側に文字板14を配設し、文字板14の外径R1 を計器ケース12の内径R2 より大きく(R1 >R2 )形成している。
【0025】
尚、19はスペーサ19Aを介して計器ケース12の前面開口部に被着されるフロントカバーである。19Bは、フロントカバー19、スペーサ19A、文字板14、文字板受14Bを共に計器ケース12の前縁つば部12Aに把持するベゼルリングである。
【0026】
以下、第1実施例の作用について説明する。
(a)文字板14が計器ケース12の前縁つば部12Aよりも前側に配設されているから、文字板14が運転者の眼に近くなり、文字板14の読取り性を向上できる。
【0027】
(b)文字板14の外径R1が計器ケース12の内径R2より大きく形成されたから、文字板14の表示面積を大きくとれ、文字板14に設けられる文字、目盛を大きく分かり易く形成でき、文字板14の読取り性を向上できる。
【0028】
(c)計器ケース12の外径R1を大きくすることなく、文字板14の外径R1を大きくするものであり、車両の計器取付部11の取付孔サイズに容易に適合し、また他部品との干渉を生ずることがないから、計器取付性も良い。
【0029】
(d)計器ケース12内の照明光は、計器ケース12より大径の文字板14によりその外部もれを防止されるから、見返し板の如くが不要となり、部品点数を削減しコスト低減できるものとなる。
【0030】
(第2実施例)(図2)
第2実施例の計器20が第1実施例の計器10と実質的に異なる点は、前記文字板14に代わる文字板21が指針中心部を計器ケース12の内側寄りにくぼませた円錐面状、もしくは段差状の如くの陥凹状表示面21Aを備えたことのみにある。このとき、前記導光板17に代わる導光板22は、文字板21の背面に接する部分を陥凹状としている。尚、図2において、23は押えリングである。
【0031】
第2実施例によれば、第1実施例における前述(a) 〜 (d)の作用に加え、以下の如くの作用がある。
文字板21の表示面21Aを円錐面状、段差状の如くの陥凹状とすることにより、文字板21の前面に設けられる指針中心部を計器ケース12の内側寄りに位置付け、結果として計器ケース12の前縁部から車室側へのフロントカバーの突出を小さくし(図2のL2<図1のL1)、車室居住性、計器外観性を向上できる。
【0032】
また、文字板21の表示面をより立体的にし、計器意匠性を向上できる。
【0033】
第1実施例の計器10と第2実施例の計器20にあっては、それらの導光板17、22として、図3に示す如くの導光板31を用いることができる。即ち、図3の計器30にあっては、計器10、20の導光板17、22に代わる導光板31を文字板14の後面にて、計器ケース12の前縁つば部12Aまで延在せしめ、その導光板31の外縁部を半球面状とし、その半球面状外縁部の外面に例えば白色塗膜からなる反射層32を形成したことにある。反射層32は、塗膜以外の部材にて構成されても良い。
【0034】
導光板31を用いた計器30によれば、計器10における前述 (a) 〜 (d)の作用に加え、以下の如くの作用がある。
【0035】
文字板14の後面の導光板31を計器ケース12の前縁つば部12Aまで延在せしめたので、導光板12による文字板14の有効照明範囲が拡がり、文字板14の有効表示面積をより大きく、文字板14の読取り性をより向上できる。
【0036】
また、文字板14と計器ケース12の前縁つば部12Aとの間の、文字板受をなくすことができ、部品点数を削減しコスト低減できる。
【0037】
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0038】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、計器ケースを大型化することなく、運転者による文字板の読取り性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1実施例を示す模式図である。
【図2】図2は第2実施例を示す模式図である。
【図3】図3は本発明に適用される導光板の一例を示す模式図である。
【図4】図4は従来例を示す模式図である。
【図5】図5は文字板の一例を示す模式図である。
【符号の説明】
10 計器
11 計器取付部
12 計器ケース
13 計器駆動部
14、21 文字板
14A、21A 表示面
15 指針
31 導光板
32 反射層
Claims (2)
- 車両の計器取付部に取付けられる計器ケースと、
計器ケースに内蔵される計器駆動部と、
計器駆動部の前面に配設される文字板と、
文字板の前面に配設されて計器駆動部により駆動される指針とを有してなる車両用計器において、
車両の計器取付部に取付けられる計器ケースの前縁部よりも前側に文字板を配設し、該文字板の外径を計器ケースの内径よりも大きく形成し、
指針を光輝させるための導光板を文字板の後面にて、計器ケースの前縁つば部まで延在せしめ、その導光板の外縁部を半球面状とし、その半球面状外縁部の外側に反射層を形成してなることを特徴とする車両用計器。 - 前記文字板が陥凹状表示面を備えてなる請求項1記載の車両用計器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12753795A JP3599202B2 (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 車両用計器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12753795A JP3599202B2 (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 車両用計器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH08304123A JPH08304123A (ja) | 1996-11-22 |
JP3599202B2 true JP3599202B2 (ja) | 2004-12-08 |
Family
ID=14962472
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP12753795A Expired - Fee Related JP3599202B2 (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 車両用計器 |
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Families Citing this family (3)
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JP4904538B2 (ja) * | 2006-07-11 | 2012-03-28 | 日本精機株式会社 | 計器装置 |
JP5945556B2 (ja) * | 2012-02-16 | 2016-07-05 | 本田技研工業株式会社 | メータ装置 |
-
1995
- 1995-04-28 JP JP12753795A patent/JP3599202B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH08304123A (ja) | 1996-11-22 |
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