JP4280966B2 - 表示板 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば車両の計器装置に用いられ、立体感を高めた表示部を備えた表示板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車などの計器装置に用いられる表示板において、目盛や数字などの表示部を立体的に表現するものとして、例えば、特開平5−26697号公報がある。これは基板1の表面に目盛,数字などの表画像部2を形成し、基板1の裏面に陰画像部3を形成したものである。この様に形成することで、基板1の厚みにより目盛,数字などが立体的に見えるというものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記公報に記載された表示板は、基板1の板厚が薄くなる程立体感が乏しくなって平面的な表示となってしまうということがあった。
【0004】
本発明はこの様な点に鑑みなされたもので、立体感を高めた表示部を備えた表示板を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記課題を解決するため、光透過性の基板と、この基板の表面側に形成した凸部からなる表示部と、この表示部に対応した前記基板の裏面側に設けた表示層と、前記表示部を除いた前記基板の表面側に設けた地色層と、前記表示部周囲の前記基板に遮光層を設けることによって形成され、前記基板の背後からの光源の発光により前記表示部の周囲が異なる明度で透過する透過部とを備えたものである。
【0008】
また、前記透過部は前記基板に透過性着色層を段階的に重ねて設けることによって前記表示部側が明であり、外側に向かって暗となるように形成したものである。
【0009】
また、前記凸部は前記基板に前記各層を設けた後にエンボス加工されたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の表示板を適用した車両の計器装置を実施形態として説明する。図1は速度計1と回転計2を備えた計器装置の正面図を示す。図2は図1におけるA−A断面であり、図3は回転計2に用いられる表示板の部分詳細断面図である。
【0012】
計器装置は、硬質な回路基板3と、この回路基板3の裏面側に回路基板3と導通状態で装着され、回路基板3を貫通して前方に延びる回動軸4を有する計器本体5と、回動軸4の先端側に固着された指示部6を有する指針7と、この指針7の後方に配置され指示部6の動作に対応する目盛,数字などの表示部8を設けた表示板9と、回路基板3上に実装され指針7や表示板9を背後から照明する光源としての発光ダイオード10,10Aと、表示板9の背後に配置された導光板11と、この導光板11の背後であって導光板11と回路基板3との間に配置された保持部材12と、回路基板3の裏面側を覆うカバー13と、表示板9の前方側に配置され表示板9の可視領域を定める開口部14を有する覆い部材15と、指針7や表示板9などの前方側を覆う無色透明な透視板16を備えている。
【0013】
指針7は無色透明な合成樹脂からなる指示部6と、指針軸17と、指示部6の基部周囲(指針軸17の上方)を覆う遮光部材としての黒色の指針キャップ18を備えている。指示部6の裏面には赤色の箔19がホットスタンプされている。この指針7は指針軸17を計器本体5の回動軸4の先端側に圧入することによって計器本体5に固着されている。指針7の指示部6は赤色で視認されるが、回路基板3上に実装された発光ダイオード10が発光した際も、指示部6の裏面に設けた赤色の箔19に発光ダイオード10から導かれた光が反射して赤色で視認されるようになっている。
【0014】
表示板9には、前述した如く、図1に示す様に指示部6の指示対象となる例えば車両のエンジン回転数を現す目盛,数字などの表示部8が設けてある(速度計の表示部は記載を省略する)。この表示部8はそれぞれ太目盛表示部8A,細目盛表示部8B,数字表示部8Cからなり、本実施形態の場合、太目盛表示部8Aは凸部20としてある。
【0015】
回転計2用の表示板9の断面を図3に示す。表示板9には、光透過性である無色透明な基板21の表面側に凸部20からなる太目盛表示部8Aを除いてクリーム色の地色層22と、数字表示部8Cとなる黒色の数字表示層23と、凸部20の際に縁取り部24となる黒色の遮光層25とが印刷形成されている。また、図示しないが細目盛表示部8Bに対応する基板21の表面側には黒色の半透過層が設けてある。また、太目盛表示部8Aを除いた基板21の表面側、すなわち、細目盛表示部8B,数字表示部8C,地色層22上には透明艶消し層26が設けてある。なお、縁取り部24となる黒色の遮光層25は太目盛表示部8Aのコントラストを高めるために設けたものであり、太目盛表示部8Aの色調と周囲(地色層22)の色調との兼ね合いを考慮して、必要に応じて設ければよい。
【0016】
太目盛表示部8Aに対応する基板21の裏面側には、金属調であるシルバーやゴールドなどの表示層27と、この表示層27が透過するのを防ぐための黒色の遮光層25Aが設けてある。また、表示板9には基板21の背後から光源としての例えば発光ダイオード10Aを発光させた際に、太目盛表示部8Aの周囲が透過する透過部28が設けてある。本実施形態においては、太目盛表示部8Aに対して片側約2mmの隙間を有して例えば黒色の遮光層25Bを設けることによって透過部28が形成されるものである。この透過部28となる基板21の裏面側に例えば白色の透過性着色層29を段階的に3層設ける。すなわち、1層を透過部28に対応する全面に設け、2層目を太目盛表示部8A側を僅かに除いた状態で設け、3層目は太目盛表示部8Aから更に離した周囲のみに設ける。この様に形成したことにより、透過部28は異なる明度で透過するようになる。つまり、平面方向に従って明度が異なる(透過輝度が変化する)。
【0017】
同様に、数字表示部8Cの周囲にも透過部28Aが設けてある。この透過部28Aも太目盛表示部8A用の透過部28と同様に、黒色の遮光層25Bを設けることによって形成される。そして、この透過部28Aにも段階的に3層からなる例えば白色の透過性着色層29が設けてある。なお、透過部28,28Aを形成するための黒色の遮光層25Bは太目盛表示部8Aおよび数字表示部8Cの周囲に透過部28,28Aを形成するためのものであるから、基板21の裏面に直に設けても良いし、白色の透過性着色層29を設けた後でも良く、あるいは基板21の表面側に設けても良い。また、白色の透過性着色層29も基板21の表面側に設けても良い。
【0018】
太目盛表示部8Aである凸部20は基板21に各層を設けた後、エンボス加工したものである。凸部20の形成は真空成形あるいは圧空成形でも良いが、真空成形や圧空成形では太目盛表示部8A(凸部20)にシャープ感が無く丸みを帯びた状態となって高級感に欠けてしまう。さらに成形コストも高くなるため、エンボス加工の方が良い。板厚の薄い基板をエンボス加工することにより、車両の計器装置に用いられる表示板のように比較的細かい表示部であっても、シャープ感が出せ、より立体的な表示部となる。
【0019】
保持部材12は遮光性のある白色の合成樹脂からなり、回動軸4周囲の指針7照明用の発光ダイオード10と表示板9を照明する発光ダイオード10Aとの間に立設した筒状部30と、この筒状部30の周囲に設けられ、発光ダイオード10Aからの光を周囲に反射する第1の反射部31と、発光ダイオード10A周辺から筒状部30を取り巻くように表示板9の周囲側に向かって傾斜して形成された第2の反射部32と、導光板11あるいは表示板9が載置される前面部33を備えている。この様に、保持部材12は導光板11および表示板9を保持するとともに、反射部材としての役目も果たしている。
【0020】
導光板11は光透過性の合成樹脂からなる。導光板11は前述したように保持部材12の前面部33に載置され、その上に表示板9が載置されるようになっている。従って、例えば接着剤や両面テープを用いて導光板11に表示板9を固着すれば、本実施形態のように板厚の薄い表示板9を用いたとしても表示板9がばたついたり変形するようなことは無い。また、発光ダイオード10Aから直接、あるいは保持部材12の第2の反射部32に反射して表示板9の裏面側に向かったそれぞれの光が導光板11で拡散されて、均一な表示板照明ができる。さらに、導光板11にシボなどの光拡散処理や網点印刷などの調光用処理を施すことによって、より均一な照明が可能となる。
【0021】
この様に、太目盛表示部8Aがシルバーやゴールドなどの金属調の凸部20からなるため、太目盛表示部8Aが立体的であり、かつ、高級感のある表示板9となる。また、太目盛表示部8A以外に透明艶消し層26が設けてあるため、金属調の太目盛表示部8Aのみが光沢状態となり、太目盛表示部8Aがより明瞭に視認される。
【0022】
また、夜間あるいは周囲が暗い時、例えば緑色で発光する発光ダイオード10Aを点灯させると、発光ダイオード10Aからの光は直接、あるいは第1の反射部31に反射した後第2の反射部32で反射してそれぞれ導光板11の裏面側に向かう。そして、導光板11を透過した光は表示板9の裏面側を照射する。すると、昼間時にはクリーム色の地に金属調で視認されていた太目盛表示部8Aと太目盛表示部8A周囲の透過部28を除いた地色層22とが暗く(黒く)なり、太目盛表示部8A周囲の透過部28が明度の異なる緑色で透過する。
【0023】
この際、透過部28は段階的に設けた白色の透過性着色層29によって太目盛表示部8A側が淡い緑色で透過表示し、外側に向かって徐々に緑色で透過表示する。すなわち、明から暗へと徐々に変化して透過する。これは太目盛表示部8A側の透過率が高く、外側の透過率が低いためである。従って、板厚の薄い表示板9であっても太目盛表示部8Aと背景(透過された透過性着色層)との間に奥行き感が与えられ、太目盛表示部8Aが少し浮いた状態で視認されるとともに、斬新な表示が可能となる。なお、発光ダイオード10Aが白色の発光色の場合は、透過性着色層29を例えば緑色とするようにしても良い。
【0024】
同様に、昼間時にはクリーム色の地に黒色で視認されていた数字表示部8Cと数字表示部8C周囲の透過部28Aを除いた地色層22とが暗く(黒く)なり、数字表示部8C周囲の透過部28Aが明度の異なる緑色で透過する。この透過部28Aは太目盛表示部8A箇所と同様に数字表示部8C側が淡い緑色で透過表示し、外側に向かって徐々に緑色で透過表示する。すなわち、明から暗へと徐々に変化して透過する。そして、太目盛表示部8Aと同様に数字表示部8Cが少し浮いた状態で視認されるとともに、斬新な表示を可能とする。
【0025】
なお、本実施形態においては、白色の透過性着色層29を段階的に3層設けたが、3層に限定するものではなく、透過性着色層29の色調も任意である。また、3層を異なる色とすることによって、透過部28,28Aの明るさをリング状で変化させることも出来る。また、透過性着色層29を網点状として、表示部側が粗で外側が密となるように設けることによって、明から暗へと徐々に変化する領域(透過部28,28A)を形成し、この領域で囲まれた表示部に奥行き感を持たせるようにしても良い。
【0026】
また、表示層27の裏側に黒色の遮光層25Aを設けたが、設けなくとも良い。但し、遮光層25Aを設けることによって、夜間時などに発光ダイオード10Aが点灯した際に、太目盛表示部8Aの周囲が透過するため、太目盛表示部8Aを不透過とした方が視認性が良い。また、凸部20からなる表示部を太目盛表示部8Aのみとしたが、細目盛表示部8B,数字表示部8Cの一方あるいは両方に適用しても良い。
【0027】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、立体感を高めた表示部を備えた表示板を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した計器装置の正面図。
【図2】同計器装置の部分断面図(図1におけるA−A断面)。
【図3】同計器装置に用いられる表示板の部分詳細断面図。
【符号の説明】
8 表示部
8A 太目盛表示部
8C 数字表示部
9 表示板
20 凸部
21 基板
22 地色層
26 透明艶消し層
27 表示層
28,28A 透過部

Claims (3)

  1. 光透過性の基板と、この基板の表面側に形成した凸部からなる表示部と、この表示部に対応した前記基板の裏面側に設けた表示層と、前記表示部を除いた前記基板の表面側に設けた地色層と、前記表示部周囲の前記基板に遮光層を設けることによって形成され、前記基板の背後からの光源の発光により前記表示部の周囲が異なる明度で透過する透過部とを備えたことを特徴とする表示板。
  2. 前記透過部は前記基板に透過性着色層を段階的に重ねて設けることによって前記表示部側が明であり、外側に向かって暗となるように形成したことを特徴とする請求項1に記載の表示板。
  3. 前記凸部は前記基板に前記各層を設けた後にエンボス加工されたものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の表示板。
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