JP3580600B2 - 半導体装置の製造方法およびそれに使用される半導体ウエハ並びにその製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法およびそれに使用される半導体ウエハ並びにその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、半導体装置の製造技術、特に、半導体装置の製造工程中、所謂前工程において使用される半導体ウエハ(以下、ウエハという。)に関し、例えば、半導体集積回路装置(以下、ICという。)の製造に利用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ICはウエハの一主面側に半導体素子を含む集積回路(以下、集積回路という。)が多数個のペレット区分毎に作り込まれた後に、各ペレットに分断されて組み立てられることによって製造されている。このようなICの製造方法において、集積回路が作り込まれる側の主面は鏡面に仕上げる必要がある。一対の主面のうち一方の主面だけが鏡面仕上げされている場合には、ウエハの表裏の判別は簡単に可能である。しかし、ウエハの両面が鏡面仕上げされている場合には、ウエハの表裏の判別は困難になる。そこで、結晶軸方向を表示するためのオリエンテーションフラット(以下、オリフラという。)を周方向に非対称形に形成する技術や、ウエハの表裏判別のための第2オリフラを形成する技術が提案されている。
【0003】
また、円形のまま表裏を判別することができるウエハを述べてある例として、日本国特許庁公開実用新案公報 平2−106821号がある。すなわち、この公報には、ウエハの表面若しくは裏面と側面とがなす角部に面取り部をそれぞれ形成し、両方の面取り部の寸法差によってウエハの表裏を判別する技術が開示されている。
【0004】
ところで、回転対称性の低下を抑制するとともに、半導体ペレット(以下、ペレットという。)の取得数を増加することができるウエハとして、円周部にノッチが形成されたウエハ(以下、ノッチ付きウエハという。)が知られている。
【0005】
ノッチ付きウエハを述べてある例として、日本国特許庁公開実用新案公報 昭64−48020号がある。すなわち、この公報には、ノッチを構成する稜線の上下のエッジが面取りされているウエハが開示されている。このノッチ付きウエハによれば、ノッチにも面取り部が形成されているため、ICの製造工程においてノッチに位置決めピンが当てがわれた際のノッチの損傷を防止することができ、その結果、製造歩留りを高めることができる。
【0006】
また、日本国特許庁公開特許公報 平2−240912号には、円周部に形成されたノッチが中心方向への位置変化に伴って非連続的に変化する形状に形成されているとともに、ノッチの平面形状が周方向に左右非対称形に形成されているノッチ付きウエハが開示されている。このノッチ付きウエハによれば、ノッチが周方向に左右非対称形に形成されているため、ウエハの表側主面と裏側主面とを判別することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ノッチ付きウエハにおいても、一主面側に集積回路が作り込まれるため、表裏の判別が必要になる。そして、両面が鏡面仕上げされたノッチ付きウエハの表裏の判別はきわめて困難になる。例えば、ICが製造される前工程への投入に際して、ノッチ付きウエハの表裏の判別を誤ると、前工程投入以前にノッチ付きウエハのハンドリング等において使用されることにより汚染された側の主面(裏側面)に集積回路が作り込まれる危険性が発生してしまう。
【0008】
したがって、本発明の目的は、表裏を判別することができるノッチ付きウエハを提供するとともに、ノッチ付きウエハの表裏を判別して適正に半導体装置を製造することができる半導体装置の製造方法を提供することにある。
【0009】
ところで、前記した日本国特許庁公開特許公報 平2−240912号に開示されているように、ノッチの平面形状が周方向に左右非対称形に形成されているノッチ付きウエハによれば、ウエハの表側主面と裏側主面とを判別することができる。しかしながら、ノッチの平面形状が非対称形であると、ウエハの回転対称性が大きく損なわれるとともに、ペレットの取得数が低下されてしまうばかりでなく、ノッチが規格外の特殊な形状になってしまうため、ICの製造方法に使用される製造装置におけるノッチによる位置決め機構等の大幅な改造が必要になるという問題点が発生する。
【0010】
したがって、本発明の目的は、ノッチの平面形状の対称形を維持したまま表裏を判別することができるノッチ付きウエハを提供することにある。
【0011】
本発明の他の目的は、前記したノッチ付きウエハを合理的に製造することができる半導体ウエハの製造方法を提供することにある。
【0012】
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、次の通りである。
【0014】
すなわち、半導体ウエハは、円周部に形成されたノッチにおける一方の主面の内周縁部に形成されている面取り部と、他方の主面の内周縁部に形成されている面取り部とが互いに相異されていることを特徴とする。
【0015】
【作用】
前記した手段によれば、両方の面取り部の相異を認識することにより、半導体ウエハの表裏を判別することができる。半導体ウエハの表裏を判別することにより、半導体装置を作り込む側の主面を常に同定することができるため、半導体ウエハによって半導体装置を適正に製造することができる。
【0016】
また、相異するのは面取り部であってノッチの平面形状は周方向の対称形を維持することができるため、半導体ウエハの対称性および半導体装置の取得数の大幅な低下を防止することができるばかりでなく、ノッチの規格を維持することにより、半導体装置の製造方法に使用される既存の製造装置におけるノッチによる位置決め機構等の改造を回避することができる。
【0017】
【実施例】
図1は本発明の一実施例であるノッチ付きウエハを示しており、(a)はノッチ部分の平面図、(b)はその底面図、(c)は(a)のc−c線に沿う拡大側面断面図、(d)は(a)のd−d線に沿う拡大側面断面図である。図2はノッチ付きウエハの表裏判別方法の一実施例を示す各模式図である。図3は本発明の一実施例であるノッチ付きウエハの製造方法を示す工程図であり、図4はその主要工程をそれぞれ示す各模式図である。図5は本発明の一実施例であるノッチ付きウエハを使用したICの製造方法における表裏判別方法を示す模式図である。図6は熱処理工程における移し換え作業を示す各正面断面図であり、図7は露光工程におけるノッチ位置認識方法を示す各模式図である。
【0018】
本実施例において、本発明に係る半導体ウエハは、半導体装置としてのICを製造するのに使用されるノッチ付きウエハ1として構成されており、シリコンの単結晶から円形の薄板形状に形成されたサブストレート(以下、基板という。)2を備えている。本実施例において、基板2は直径が200mmであって、厚さtが725μmである円形の薄板形状に形成されている。基板2のシリコン単結晶の面方位は、(100)±1°のオンオリエンテーションに設定されている。円形薄板の一対の端面である基板2の一対の主面3、4はそれぞれ鏡面仕上げ加工されている。以下の説明で、一対の主面3、4を区別する必要がある場合には、第1主面3および第2主面4とする。
【0019】
基板2の第1主面3の外周縁部には第1円周面取り部5が形成されており、この第1円周面取り部5は傾斜角θを有する所謂C面取り部として構成されている。また、基板2の第2主面4の外周縁部には第2円周面取り部6が形成されており、この第2円周面取り部6は傾斜角θを有する所謂C面取り部として構成されている。本実施例において、第1円周面取り部5と第2円周面取り部6とは基板2の厚さ方向の中心面に関して面対称形になるように形成されている。すなわち、図1(d)に示されているように、厚さ方向の中心線CLtを含み、かつ、基板2の中心点を厚さ方向に貫通した中心線に直交する(主面3、4に平行な)平面に関して、第1円周面取り部5と第2円周面取り部6とは面対称に形成されている。つまり、第1円周面取り部5の傾斜角θと第2円周面取り部6の傾斜角θとは等しく設定されており、かつまた、第1円周面取り部5における基板外周端7から面取り開始位置5aまでの距離Lと、第2円周面取り部6における基板外周端7から面取り開始位置6aまでの距離Lとは等しく設定されている。
【0020】
以上のように構成された基板2は外観上、第1主面3と第2主面4とを判別することができない状態になっている。
【0021】
基板2の円周部には平面視の形状が大略V字形のノッチ10が〈011〉の方向の位置に開設されており、ノッチ10の周方向の形状は基板2の中心点とV字の尖端とを通る中心線(以下、基準線という。)CLに対して左右対称形に形成されている。ノッチ10のV字の両方の斜辺の開き角度αは約90度に設定され、両斜辺に内接する円形の直径Dは3mmに設定されている。ノッチ10のV字の底には最小ブレンド半径rが0.9mmである凹状の弯曲面が形成されている。ノッチ10の深さ(基板2の外周端7から底までの距離)Sは、約1mmに設定されている。以上の通りにノッチ10の平面視の形状は左右対称形に形成されているため、ノッチ10の平面形状を見ただけではノッチ付きウエハ1の表裏を判別することができない状態になっている。なお、〈011〉は[011]と等価な方向を全て含むものとする。
【0022】
ノッチ10の第1主面3の内周縁部には第1ノッチ面取り部11が形成されており、この第1ノッチ面取り部11は傾斜角(以下、第1ノッチ面取り角という。)θ11を有する所謂C面取り部として構成されている。また、ノッチ10の第2主面4の内周縁部には第2ノッチ面取り部12が形成されており、この第2ノッチ面取り部12は傾斜角(以下、第2ノッチ面取り角という。)θ12を有する所謂C面取り部として構成されている。本実施例において、第1ノッチ面取り部11と第2ノッチ面取り部12とはノッチ10の厚さ方向の中心面に関して非面対称形になるように形成されている。すなわち、図1(b)に示されているように、厚さ方向の中心線CLtを含み、かつ、基板2の中心線に直交する平面に関して、第1ノッチ面取り部11と第2ノッチ面取り部12とは非面対称に形成されている。つまり、第1ノッチ面取り部11の第1ノッチ面取り角θ11は第2ノッチ面取り部12の第2ノッチ面取り角θ12よりも小さく設定されており、かつまた、第1ノッチ面取り部11におけるノッチの内周端13から面取り開始位置11aまでの距離(以下、第1ノッチ面取り幅という。)L11は、第2ノッチ面取り部12におけるノッチの内周端13から面取り開始位置12aまでの距離(以下、第2ノッチ面取り幅という。)L12よりも長く設定されている。
【0023】
本実施例において、第1ノッチ面取り角θ11は15度に、第2ノッチ面取り角θ12は25度にそれぞれ設定されており、第1ノッチ面取り幅L11は500μmに、第2ノッチ面取り幅L12は300μmにそれぞれ設定されている。また、第1円周面取り角θおよび第2円周面取り角θはいずれも30度に設定されており、第1円周面取り幅Lおよび第2円周面取り幅Lはいずれも300μmに設定されている。つまり、第1ノッチ面取り幅L11は第1円周面取り幅Lおよび第2円周面取り幅Lと等しく設定されており、第2ノッチ面取り幅L12は第1円周面取り幅Lおよび第2円周面取り幅Lと等しく設定されている。したがって、ノッチ面取り幅L11が円周面取り幅Lよりも長い場合には第1ノッチ面取り部11側の主面、すなわち、第1主面3と判定することができ、また、ノッチ面取り幅L12が円周面取り幅Lと等しい場合には、第2ノッチ面取り部12側の主面、すなわち、第2主面と判定することができる。
【0024】
以上のように本実施例においては、第1ノッチ面取り部11と第2ノッチ面取り部12とがノッチ10の厚さ方向の中心面に関して非面対称形になるように形成されているため、第1ノッチ面取り部11と第2ノッチ面取り部12とを判別することにより、ノッチ付きウエハ1の表裏、すなわち、第1主面3と第2主面4とを判別することができる。つまり、第1ノッチ面取り部11が認識された場合には、第1ノッチ面取り部11が位置する側が第1主面3側であり、位置しない側が第2主面4側であると、判別することができる。
【0025】
次に、第1ノッチ面取り部11と第2ノッチ面取り部12との判別方法について説明する。
【0026】
人間が目視によって判別を実施する場合には、実際のノッチ付きウエハ1における第1ノッチ面取り幅L11と第2ノッチ面取り幅L12とを見比べてその長短を判定することにより、第1ノッチ面取り部11と第2ノッチ面取り部12とを簡単に判別することができる。この場合、第1ノッチ面取り幅L11が第1円周面取り幅Lよりも大きく設定されているため、隣接する第1ノッチ面取り幅L11と第1円周面取り幅Lとを見比べて長短を判定することにより、第1ノッチ面取り部11側と判別することができる。このとき、隣接するノッチ面取り幅と円周面取り幅とを見比べて長短を判定することが困難である場合には、第1ノッチ面取り部11側でない可能性があると判断される。
【0027】
人間がテレビカメラの画像を用いてその判断によって判別を実施する場合には、ノッチ付きウエハ1のテレビ画像における第1ノッチ面取り幅L11と第2ノッチ面取り幅L12とを見比べてその長短を判定することにより、第1ノッチ面取り部11と第2ノッチ面取り部12とを簡単に判別することができる。ここで、面取り部は主面に対して傾斜していることにより、ノッチ付きウエハのテレビカメラの画像において面取り部は主面よりも暗く映し出される状態になるため、ノッチ付きウエハ1のテレビ画像において、作業者は第1ノッチ面取り幅L11および第2ノッチ面取り幅L12を認識することができる。また、隣接する第1ノッチ面取り幅L11と第1円周面取り幅Lとを見比べることによっても、第1ノッチ面取り幅L11を認識することができる。
【0028】
さらに、ノッチ付きウエハのテレビカメラの画像において面取り部は主面よりも暗く映し出される状態になるため、テレビカメラの画像において閾値を最適に定めることにより、テレビカメラの画像によって第1ノッチ面取り幅L11および第2ノッチ面取り幅L12を自動的に認識することもできる。第1ノッチ面取り幅L11および第2ノッチ面取り幅L12を自動的に認識することにより、第1ノッチ面取り部11と第2ノッチ面取り部12とを自動的に判別し得ることになる。
【0029】
ところで、第1ノッチ面取り部11の第1ノッチ面取り角θ11は第2ノッチ面取り部12の第2ノッチ面取り角θ12よりも小さく設定されているため、面取り角によっても第1ノッチ面取り部11と第2ノッチ面取り部12とを判別し得ることになる。図2は面取り角によって第1ノッチ面取り部11と第2ノッチ面取り部12とを判別する方法、すなわち、ノッチ付きウエハの表裏を判別する方法の一実施例を示す模式図である。
【0030】
図2に示されているウエハの表裏判別方法に使用される面取り角判別装置20は、平行度測定器および面取り角測定器を備えている。平行度測定器21は測定ステージにおいて常に水平を維持し得る状態に設備されており、エリアフォトセンサ22と投光器23とを備えている。投光器23はエリアフォトセンサ22の中心に配置されて、測定ステージに常に鉛直に投光するように構成されている。エリアフォトセンサ22は測定ステージ側からの反射光を受光して、その受光位置を示す電気信号をコントローラ24に送信するように構成されている。面取り角測定器25は測定ステージにおいて平行度測定器21のノッチ10側の位置に配置されて、平行度測定器21に対して予め設定された所定の角度(ここでは、第1ノッチ面取り角θ11とする。)をもって傾斜された状態で据え付けられている。面取り角測定器25もエリアフォトセンサ26と投光器27とを備えており、投光器27はエリアフォトセンサ26の中心に配置されて、傾斜据え付け面に対して常に垂直(直角)に投光するように構成されている。エリアフォトセンサ26は測定ステージ側からの反射光を受光して、その受光位置を示す電気信号をコントローラ24に送信するように構成されている。
【0031】
以上のように構成された面取り角判別装置20により第1ノッチ面取り角θ11が判別されるに際しては、まず、平行度測定器21の投光器23によって平行度測定光28aが測定ステージにセットされたノッチ付きウエハ1の第1主面3におけるノッチ10付近に照射され、第1主面3で全反射された反射光28bが平行度測定器21のエリアフォトセンサ22によって受光される。エリアフォトセンサ22はその受光位置を示す座標信号をコントローラ24に送信する。
【0032】
次いで、面取り角測定器25の投光器27によって面取り角測定光29aがノッチ10の第1ノッチ面取り部11の傾斜面に照射され、その傾斜面で全反射された反射光29bが面取り角測定器25のエリアフォトセンサ26によって受光される。エリアフォトセンサ26はその受光位置を示す座標信号をコントローラ24に送信する。
【0033】
ここで、図2(a)に示されているように、ノッチ付きウエハ1が水平にセットされている場合には、面取り角測定器25のエリアフォトセンサ26からは受光位置が中心であることを示す座標信号がコントローラ24に送信される。コントローラ24はこの座標値と予め設定された基準値とを比較し、その差が予め設定された公差の範囲内である場合には、測定された面取り角は第1ノッチ面取り部11の傾斜角θ11であると判定する。
【0034】
他方、図2(b)に示されているように、ノッチ付きウエハ1が傾いてセットされている場合には、平行度測定器21のエリアフォトセンサ22からは受光位置が中心から離れた位置であることを示す座標信号がコントローラ24に送信される。この座標値はノッチ付きウエハ1の傾き角Δθを示す。
【0035】
一方、面取り角測定器25のエリアフォトセンサ26からは受光位置が中心から離れた位置であることを示す座標信号がコントローラ24に送信される。この座標位置は面取り角測定器25の測定光29aが照射された傾斜面が傾き角Δθだけ余分に傾斜した状態を示している。そこで、コントローラ24は面取り角測定器25のエリアフォトセンサ26からの離れた位置の座標値を平行度測定器21のエリアフォトセンサ22からの離れた位置の座標値によって補正することにより、図2(a)と均等の座標値を求め、この座標値と予め設定された基準値とを比較し、その差が予め設定された公差の範囲内である場合には、測定された面取り角は第1ノッチ面取り部11の傾斜角θ11であると判定する。
【0036】
次に、前記構成に係るノッチ付きウエハの製造方法を図3に示されている工程図および図4に示されている主要工程の模式図について説明する。
【0037】
まず、チョクラルスキ法による単結晶成長工程において、多結晶シリコンが溶解された溶液から単結晶が成長されて、単結晶インゴット(図示せず)が製造される。
【0038】
ブロック切断工程において、単結晶インゴットは一定の抵抗率の範囲のブロック毎にそれぞれ切断される。
【0039】
ブロック外周研削工程において、ブロックは完全な真円形で、かつ、直径が均一の円柱形状に研削される。
【0040】
ノッチ切り込み工程において、図4(a)に示されているように、円柱形状のブロック31の外周に後にノッチ10になる縦溝30がダイヤモンド砥石(図示せず)によって切り込まれて形成される。このとき、X線検査によって単結晶ブロック31の結晶面の方位が測定され、縦溝30が単結晶ブロック31の〈011〉の方向の位置に正確に配される。この縦溝30の横断面形状はノッチ10の前記した平面視V字形状に対応されている。
【0041】
スライシング工程において、図4(b)に示されているように、縦溝付きのブロックは円形の薄板形状に内周に刃を有するダイヤモンドブレードによって切断される。この切断によって切り出された薄板(以下、薄板という。)32には後に面取り部を加工されることによってノッチ10になるV溝40が、縦溝30を切断されることによって形成されることになる。薄板32は後述するラッピング加工代やエッチング加工代およびポリッシング加工代等を見込んで、ノッチ付きウエハ1における基板2の完成寸法よりも若干大きめに形成されている。同様に、V溝40はノッチ10の完成寸法よりも若干小さめに形成されている。薄板32はV溝40の位置を揃えられた状態で、キャリア治具(図示せず)に一列縦隊に並べられて保管される。
【0042】
面取り加工工程(ベベリング工程)において、図4(c)および(d)に示されているように、薄板32の円周部には第1円周面取り部35(ラッピング加工、エッチング加工およびポリッシング加工等が施された後の完成品のものと区別するために、符号「35」を使用する。以下、面取り部および主面について同様とする。)および第2円周面取り部36がそれぞれ形成される。また、薄板32のV溝40における両方の内周縁には第1ノッチ面取り部41および第2ノッチ面取り部42がそれぞれ形成される。後述するラッピング加工代やエッチング加工代およびポリッシング加工代等を見込んだ上で、これら面取り部の構成は完成品である前記ノッチ付きウエハ1の面取り部とそれぞれ対応されている。このようにしてV溝40に第1ノッチ面取り部41および第2ノッチ面取り部42が形成されると、薄板32は表裏を判別可能な状態になる。すなわち、V溝40において第1ノッチ面取り部41が形成された内周縁の位置する側の主面が第1主面33になり、第2ノッチ面取り部42が形成された内周縁の位置する側の主面が第2主面34になる。
【0043】
ここで、V溝40に対する第1ノッチ面取り部41および第2ノッチ面取り部42の面取り加工方法の一実施例を、図4(e)および(f)に示されている研削具50が使用される場合について説明する。
【0044】
図4(e)および(f)に示されている研削具50は外周面に凹状の弯曲面を有する大略円柱形状に形成されており、その外周面にダイヤモンド砥粒層が形成されることにより第1研削面51、第2研削面52、第3研削面53をそれぞれ構成されている。第1研削面51と第2研削面52は互いに向き合わされて同軸に配された各円錐面にそれぞれ形成されており、第1研削面51の底角θ51は第1ノッチ面取り角θ11と等しく設定され、また、第2研削面52の底角θ52は第2ノッチ面取り角θ12と等しく設定されている。第3研削面53は回転中心と同心円の円柱面に形成されており、第3研削面53における半径はノッチ10の内周端13における凹状弯曲面の曲率半径rと対応するように設定されている。
【0045】
この研削具50によってV溝40に対する第1ノッチ面取り部41および第2ノッチ面取り部42が面取り加工されるに際して、回転中心が薄板32の中心線と平行に配された状態で、研削具50は回転されるとともに、V溝40の内周面の形状に倣うように徐々に送られる。この研削作動によって、V溝40の両端には第1ノッチ面取り角θ11を有する第1ノッチ面取り部41と、第2ノッチ面取り角θ12を有する第2ノッチ面取り部42とがそれぞれ形成される。
【0046】
以上のようにしてV溝40に対する面取り加工が実施された以降は、薄板32は第1ノッチ面取り部41と第2ノッチ面取り部42とを判別することにより、表裏、すなわち、第1主面33か第2主面34かを判別することができる。換言すれば、以降の工程において、薄板32のハンドリングに際して表裏の取り扱いを統一することができ、また、統一による利益不利益を享受する状況になったことをも意味する。そこで、本実施例においては、V溝40に対する面取り加工以降の表裏の取り扱いを統一するために、面取り加工作業後の薄板32は、第1ノッチ面取り部41の向きが一定に揃うように配置されてキャリア治具(図5および図6参照)に保管される。
【0047】
ラッピング工程において、薄板32は両面をアルミナ砥粒とグリセリンの研磨材によってラッピングされる。このラッピング加工によって、薄板32は厚さのばらつきを、例えば、0.2μm以下に低減される。
【0048】
エッチング工程において、薄板32はその表面層を全体的にエッチング加工される。これまでの形状加工により薄板32には表面上および周辺に破砕層および汚染層が発生しているため、この破砕層および汚染層がエッチング加工によって除去される。この破砕層および汚染層は、通常10μm程度であり、化学的エッチング処理によって充分に除去することができる。しかし、破砕層を完全に除去するために、通常、片側20μm程度のオーバーエッチング処理が施される。エッチング液としては、弗酸、硝酸、酢酸の混合液が使用される。また、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムを使用したアルカリエッチング処理も可能である。
【0049】
ポリッシング(鏡面仕上げ)工程において、薄板32は表裏両面をポリッシング加工される。このポリッシング加工により、薄板32の表裏両面は鏡面仕上げされた状態になるため、高精度の表面平坦性を確保され、また、局所的な変動を解消された状態になる。ここで、本実施例によれば、ノッチ面取り加工工程以降において表裏が統一的に取り扱われるため、後述するように、例えば、リソグラフィー処理を第1主面側に常に実施することができる。したがって、ポリッシング加工は第1主面側だけに実施すればよいとも言える。しかし、第2主面側にもポリッシング加工を施すと、高精度の表面平坦性をより一層高めることができるともに、局所的な変動を両面について解消された状態になるため、リソグラフィー処理等に際してのノッチ付きウエハ1の平坦度をより一層高めることができる。ちなみに、ポリッシング加工にはメカニカル・ケミカルポリッシング法が使用される。
【0050】
以上のようにして前記構成に係るノッチ付きウエハ1が製造されたことになる。このノッチ付きウエハ1は最終洗浄工程において、洗浄された後にキャリア治具に梱包されて、ウエハ製造工場からIC製造工場に送られる。この梱包に際して、ノッチ付きウエハ1はノッチ10の配置および第1ノッチ面取り部11の向きを統一された状態で、キャリア治具に梱包される。
【0051】
次に、以上のようにして製造され、かつ、構成されたノッチ付きウエハによるICの製造方法の一実施例を、前工程について説明する。
【0052】
前記構成に係るノッチ付きウエハが前工程に投入されるに際して、ノッチの面取り部によってノッチ付きウエハの表裏が確認的に判別される。図5に示されているように、この判別作業には前述した面取り角判別装置20を使用することができる。すなわち、ノッチ付きウエハ用のキャリア治具61が水平に配されて保持されるテーブル62の上方には、面取り角判別装置20が横向きに設置されている。また、テーブル62の下側にはウエハを鉛直に持ち上げるエレベータ63が垂直方向上向きに設備されている。ノッチ付きウエハ1はキャリア治具61がテーブル62に水平に保持された状態において、鉛直に立てられた状態になっており、エレベータ63はノッチ付きウエハ1を1枚ずつ鉛直に持ち上げるように構成されている。
【0053】
表裏が判別されるに際して、ノッチ付きウエハ1がエレベータ63によってキャリア治具61から持ち上げられると、持ち上げられたウエハ1のノッチ10が面取り角判別装置20に対向される。続いて、図2について前述した作用に準じて、面取り角判別装置20によって第1ノッチ面取り角θ11か否かが判別され、面取り角判別装置20側に第1主面3が適正に配置されていることが確認される。確認が終了すると、エレベータ63が下降されてウエハ1はキャリア治具61の元の位置に戻される。次いで、テーブル62が1ピッチ歩進送りされて、次のウエハ1がエレベータ63に対向される。
【0054】
以降、前記作動が繰り返されることにより、キャリア治具61に収納されたウエハ1の全てについて表裏が判別される。万一、面取り角判別装置20によって第1ノッチ面取り角θ11であると判別されなかった場合には、コントローラ24によって警報が発生される。そして、当該ノッチ付きウエハ1はキャリア治具61に表裏逆向きに収納されていたものと、作業者は判断して当該ノッチ付きウエハ1をキャリア治具61から抜き出して洗浄工程等に送る。このように表裏逆向きに配置されたノッチ付きウエハ1について特別に取り扱う理由は、第1主面3側がハンドリング面として使用されることによって汚染された危険性があるので、その危険性を念のため回避することにある。
【0055】
以上のようにして表裏を判別されたノッチ付きウエハは、前工程において表側主面である第1主面側に半導体素子を含む集積回路が作り込まれ、裏側主面としての第2主面側がそれ自体のハンドリングに使用される。そのため、表裏を判別されたノッチ付きウエハは、前工程においてノッチの位置および表裏の向き(第1主面および第2主面の向き)を揃えられて常に取り扱われる。
【0056】
例えば、CMOSのウエルパターニング工程においてシリコン酸化膜を成長させるための熱処理作業に際しては、ノッチ付きウエハは複数枚が同時に所謂バッチ処理される。予め、ノッチ付きウエハ群はキャリア治具にノッチの配置および表裏の向きを揃えられて収納されているため、このようなバッチ処理の場合にはキャリア治具上のノッチ付きウエハ群を一括して処理治具等に移し換えれば済む。例えば、図6(a)に示されているように、キャリア治具61にノッチ10および表裏を揃えられて収納された複数枚のノッチ付きウエハ1群は、まず、移換治具64に一括して移し換えられる。次いで、第6図(b)に示されているように、移換治具64のノッチ付きウエハ1群は熱処理治具としてのボート65にそのままの状態で一括して移し換えられる。そして、このボート65は熱処理装置(図示せず)のプロセスチューブにそのままの状態で投入されて一括して熱処理される。
【0057】
このようにしてボート65に対するノッチ付きウエハ1群のノッチ10の配置および表裏の向きが常に一定の関係で熱処理されると、ノッチ付きウエハ1内のプロセスチューブに対する位置関係が常に一定になるため、シリコン酸化膜の膜厚や膜質、電気的特性の分布を解析することによって熱処理装置固有の特性を究明することができる。また、不良解析に際して、ノッチ付きウエハ1内のプロセスチューブに対する位置関係を特定することにより、不良解析の精度や信頼性を高めることができる。
【0058】
次に、例えば、CMOSのウエルパターニング工程においてシリコン酸化膜の上にフォトレジスト膜がスピンナ塗布されるに際しては、ノッチ付きウエハは1枚ずつ所謂枚葉処理される。このような枚葉処理の場合には、ノッチ付きウエハはキャリア治具から1枚ずつ取り出されて処理されるため、ノッチ位置および表裏を揃えてキャリア治具に戻す必要がある。そして、スピンチャックの回転停止位置が不確定であるため、スピンナ塗布された後のノッチ付きウエハにおけるノッチの位置は不明になる。そこで、スピンナ塗布されたノッチ付きウエハを露光装置にセットするに際して、予め、ノッチの位置を検出する必要がある。このような場合のノッチ位置検出方法の一実施例を図7について説明する。
【0059】
スピンナ塗布されたノッチ付きウエハ1はノッチ位置検出ステージ71に搬入ハンド(図示せず)によって(a)に示されているように搬入される。一対の4チャンネルセンサ(以下、左右のセンサという。)72、73がノッチ付きウエハ1によって遮光された時点で挿入ハンドは挿入を停止する。(b)に示されているように、左右のセンサ72、73が遮光される時間差がX方向の偏心量に換算され、ステージ71が移動されてノッチ付きウエハ1が真空吸着チャック74によって保持される。
【0060】
次いで、(c)に示されているように、ノッチ付きウエハ1は真空吸着チャック74によって回転されて、(d)に示されているように、ノッチ粗検知センサ75によってノッチ10が検知される。続いて、(e)に示されているように、ノッチ10はノッチ粗検知センサ75の位置から反時計周り方向に45度だけ回転され、CCDから構成された撮像装置76の撮映範囲に移動される。次いで、(f)に示されているように、ノッチ10が撮像装置76の中心に置かれたままの状態で、ノッチ付きウエハ1は両センサ72、73に外周がかかるようにXYθの方向を補正される。
【0061】
(g)に示されているようにXYθの方向を微調整された後に、(h)に示されているようにノッチ付きウエハ1はそのままの状態を維持されたまま送り込みハンド77によって露光装置(図示せず)に送り込まれる。ここで、露光装置に移送される前に、XYθの方向を微調整された後のノッチ付きウエハ1に対して、前述した面取り角判別装置20によって表裏判別作業を実施することにより、フォトレジスト膜がノッチ付きウエハ1の第1主面3側に実際にスピンナ塗布されたことを簡単に確認することができる。
【0062】
なお、前記実施例においては、本発明に係る半導体装置の製造方法の一実施例であるICの製造方法を、その前工程の一部であるCMOSのウエルパターニング工程においてシリコン酸化膜を成長させるための熱処理作業およびそのシリコン酸化膜の上にフォトレジスト膜をスピンナ塗布する作業について説明したが、表裏を判別されたノッチ付きウエハは前工程の全般においてノッチの位置および表裏の向き(第1主面および第2主面の向き)を揃えられて常に取り扱われる。そして、表裏を判別されたノッチ付きウエハは、前工程において表側主面である第1主面側に半導体素子を含む集積回路が作り込まれ、裏側主面としての第2主面側がそれ自体のハンドリングに使用される。そのため、半導体素子が作り込まれる第1主面側がハンドリングによって汚染されることはない。その結果、半導体装置の製造歩留りを高めることができるとともに、半導体装置の品質および信頼性を高めることができる。
【0063】
前記実施例によれば次の効果が得られる。
(1) ノッチ付きウエハのノッチにおける一方の主面の内周縁部に形成される面取り部と他方の主面の内周縁部に形成される面取り部とを互いに相異させることにより、両方の面取り部の相異を認識することによってノッチ付きウエハの表裏を判別することができるため、半導体装置を作り込む側の主面を常に同定することができる。
【0064】
(2) 前記(1)により、前工程において表側主面である第1主面側に半導体素子を含む集積回路を作り込み、裏側主面としての第2主面側をそれ自体のハンドリングに常に使用することができるため、半導体素子が作り込まれる第1主面側がハンドリングによって汚染されるのを防止することができ、その結果、半導体装置の製造歩留りを高めることができるとともに、半導体装置の品質および信頼性を高めることができる。
【0065】
(3) 相異するのは面取り部であって、ノッチの平面形状は周方向の対称形を維持することができるため、ノッチ付きウエハの回転対称形および半導体装置の取得数の大幅な低下を防止することができるばかりでなく、ノッチの規格を維持することにより、半導体装置の製造方法に使用される既存の製造装置におけるノッチによる位置決め機構等の改造を回避することができる。
【0066】
(4) ノッチにおける表裏の面取り角を相異させることにより、反射光を利用して光学的に表裏を判別することができるため、ノッチ付きウエハの表裏の判別を非接触にて実行することができ、接触による弊害を未然に回避することができる。
【0067】
(5) 第1ノッチ面取り部11の第1ノッチ面取り角θ11を小さく設定することにより、エピタキシャル成長処理におけるエピタキシャルクラウンの発生を防止することができるため、それによる取得数の低下を未然に回避することができる。
【0068】
(6) 非対称形の第1研削面および第2研削面を有する研削具によってノッチの第1ノッチ面取り部および第2面取り部とをそれぞれ形成することにより、互いに非対称形の第1ノッチ面取り部および第2面取り部をきわめて簡単に形成することができるため、ノッチ付きウエハの製造コストの増加等を抑制することができる。
【0069】
図8は本発明の実施例2であるノッチ付きウエハを示しており、(a)はノッチ部分の平面図、(b)はその底面図、(c)は(a)のc−c線に沿う拡大側面断面図、(d)は(a)のd−d線に沿う拡大側面断面図である。
【0070】
本実施例2が前記実施例1と異なる点は、ノッチ付きウエハ1の基板2における基板外周端7にR面取り部8が形成されているとともに、ノッチ10におけるノッチ内周端13にもR面取り部100形成されている点にある。ここで、ノッチ内周端のR面取り部14は第1ノッチ面取り部11と第2ノッチ面取り部12とに内接するように形成されているとともに、第1ノッチ面取り部11および第2ノッチ面取り部12に平坦傾斜面が少なくとも所定の幅だけ形成されるように形成されている。この第1ノッチ面取り部11および第2ノッチ面取り部12の平坦傾斜面に前述した面取り角判別装置20の面取り角測定光29aが入射されれば、その反射光29bの反射角は一定の関係になるため、前述した面取り角の判別は確保されることになる。
【0071】
本実施例2の作用は前記実施例1と同様であり、前記実施例1の効果に加えて、基板2の外周縁およびノッチ10の内周縁における歪みや損傷をR面取り部8および14によって防止することができるという効果が奏される。
【0072】
図9は本発明の実施例3であるノッチ付きウエハを示しており、(a)はノッチ部分の平面図、(b)はその底面図、(c)は(a)のc−c線に沿う拡大側面断面図、(d)は(a)のd−d線に沿う拡大側面断面図である。
【0073】
本実施例3が前記実施例1と異なる点は、ノッチ付きウエハ1の基板2における第1主面3が鏡面仕上げ加工され、第2主面4が鏡面仕上げ加工されていない点である。そして、鏡面仕上げ加工はノッチ10の面取り加工後に実施されるため、鏡面仕上げ加工に際しては、第1ノッチ面取り部11が第1ノッチ面取り角θ11の測定によって判別されることより、第1ノッチ面取り部11が位置する側である第1主面3が予め選定された後に鏡面仕上げ加工が実施されることになる。
【0074】
本実施例3によれば、第1主面3が鏡面仕上げされ第2主面4が鏡面仕上げされていないため、ノッチ付きウエハ1の表裏判別は第1主面3と第2主面4との見比べによっても実行することができる。
【0075】
図10は本発明の実施例4であるノッチ付きウエハを示しており、(a)は結晶の面方位を模式的に示す平面図、(b)はその作用を説明するための平面図である。
【0076】
本実施例4が前記実施例1と異なる点は、シリコン単結晶の面方位(100)の基板2に対してノッチ10が〈011〉に配置されているとともに、〈010〉または〈001〉の方向に傾けられてウエハ1がスライスされている点にある。図10(a)に示されている例においては、ウエハ1は基板2の面方位が(100)で、ノッチ10が配置された方向が[0バー1バー1]で、[010]の方向に傾けてスライスされており、図10(a)に示された第1主面3側が表側面になるように第1主面3側におけるノッチ10の縁辺部に第1ノッチ面取り部11が形成されている。ところが、万一、第2主面4側におけるノッチ10の縁辺部に第1ノッチ面取り部11が誤って形成されてしまうと、図10(b)に示されているように、[010]の方向が[001]の方向になってしまう。したがって、ウエハ1が〈010〉または〈001〉の方向に傾けてスライスされる場合には、基板2がブロックから切り出される際に表裏が正確に管理されるとともに、ノッチ10における第1ノッチ面取り部11および第2ノッチ面取り部12はその結晶方向によって決定される基板2の表裏に従って正確に形成する必要がある。
【0077】
そこで、本実施例4のように結晶方向に対して傾けられてスライスされるノッチ付きウエハの製造方法においては、ノッチ10に対する面取り加工工程(図3参照)に際して、基板2に対してX線による表裏判別検査を実施することが望ましい。
【0078】
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0079】
例えば、ノッチにおける第1ノッチ面取り部および第2ノッチ面取り部は、周方向に対称形に形成するに限らず、非対称形に形成してもよい。この場合においても、ノッチの平面視形状の周方向の対称形は維持される。
【0080】
ノッチの第1主面の内周縁部に形成された第1ノッチ面取り部の第1ノッチ面取り角θ11を15度に、また、ノッチの第2主面の内周縁部に形成された第2ノッチ面取り部の第2ノッチ面取り角θ12を25度にそれぞれ設定するに限らない。ここで、第1ノッチ面取り角θ11の加工公差(角度)をK11、第2ノッチ面取り角θ12の加工公差をK12とした場合、第1ノッチ面取り角θ11および第2ノッチ面取り角θ12は次の式(1)を満足するように設定することが望ましい。
θ12−θ11>K11+K12・・・(1)
【0081】
ノッチの第1主面の内周縁部に形成された第1ノッチ面取り部の第1ノッチ面取り幅L11を500μmに、また、ノッチの第2主面の内周縁部に形成された第2ノッチ面取り部の第2ノッチ面取り幅L12を300μmにそれぞれ設定するに限らず、200〜600μmに設定することができる。判別の観点からは、第1ノッチ面取り幅と第2ノッチ面取り幅の差は大きい方が望ましい。また、面取り幅の最大値は取得数の減少等も配慮して決定される。
【0082】
第1ノッチ面取り部および第2ノッチ面取り部は一体の研削具によって面取り加工するに限らず、研削面の角度がそれぞれ相異する別体の研削具によってそれぞれ面取り加工して形成してもよい。
【0083】
前記実施例では、第1主面を表側面として説明したが、表裏面は相対的な関係であるから、第2主面を表側面としてもよい。すなわち、第2主面側にICを作り込み、第1主面側をハンドリングに使用してもよい。また、ICが作り込まれる側が表側面で、第1主面であり、ハンドリングされる側が裏側面で、第2主面であると考えてもよい。
【0084】
以上の説明では主として本発明者によってなされた発明をその背景となった利用分野であるMOS・ICの製造方法に適用した場合について説明したが、それに限定されるものではなく、バイポーラICや、トランジスタ、光半導体装置等のその他の半導体装置の製造方法全般に適用することができる。
【0085】
【発明の効果】
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、次の通りである。
【0086】
ノッチ付き半導体ウエハのノッチにおける一方の主面の内周縁部に形成される面取り部と他方の主面の内周縁部に形成される面取り部とを互いに相異させることにより、両方の面取り部の相異を認識することによって半導体ウエハの表裏を判別することができるため、半導体ウエハの表裏を判別することにより、半導体装置を作り込む側の主面を常に同定することができるため、半導体ウエハによって半導体装置を適正に製造することができる。
【0087】
また、相異するのは面取り部であってノッチの平面形状は周方向の対称形を維持することができるため、半導体ウエハの回転対称形および半導体装置の取得数の大幅な低下を防止することができるばかりでなく、ノッチの規格を維持することにより、半導体装置の製造方法に使用される既存の製造装置におけるノッチによる位置決め機構等の改造を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるノッチ付きウエハを示しており、(a)はノッチ部分の平面図、(b)はその底面図、(c)は(a)のc−c線に沿う拡大側面断面図、(d)は(a)のd−d線に沿う拡大側面断面図である。
【図2】(a)、(b)はノッチ付きウエハの表裏判別方法の一実施例を示す各模式図である。
【図3】本発明の一実施例であるノッチ付きウエハの製造方法を示す工程図である。
【図4】その主要工程をそれぞれ各模式図であり、(a)はノッチ切り込み工程後の斜視図、(b)はスライシング工程の斜視図、(c)は面取り加工工程後の平面図、(d)は側面断面図、(e)は面取り加工工程の一部切断部分平面図、(f)はその側面断面図である。
【図5】本発明の一実施例であるノッチ付きウエハを使用したICの製造方法における表裏判別工程を示す模式図である。
【図6】(a)、(b)は熱処理工程における移し換え作業を示す各正面断面図である。
【図7】(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)、(g)は露光工程におけるノッチ位置認識方法を示す模式図である。
【図8】本発明の実施例2であるノッチ付きウエハを示しており、(a)はノッチ部の平面図、(b)はその底面図、(c)は(a)のc−c線に沿う断面図、(d)は(a)のd−d線に沿う断面図である。
【図9】
本発明の実施例3であるノッチ付きウエハを示しており、(a)はノッチ部の
平面図、(b)はその底面図、(c)は(a)のc−c線に沿う断面図、(d)
は(a)のd−d線に沿う断面図である。
【図10】
本発明の実施例4であるノッチ付きウエハを示しており、(a)は結晶の面方位を模式的に示す平面図、(b)はその作用を説明するための平面図である。
【符合の説明】
1…ノッチ付きウエハ(半導体ウエハ)、2…基板、3…第1主面、4…第2主面、5…第1円周面取り部、5a…面取り開始位置、θ…第1円周面取り角、L…第1円周面取り幅、6…第2円周面取り部、6a…面取り開始位置、θ…第2円周面取り角、L…第2円周面取り幅、7…基板外周端、8…R面取り部、10…ノッチ、11…第1ノッチ面取り部、11a…面取り開始位置、θ11…第1ノッチ面取り角、L11…第1ノッチ面取り幅、12…第2ノッチ面取り部、12a…面取り開始位置、θ12…第2ノッチ面取り角、L12…第2ノッチ面取り幅、13…ノッチ内周端、14…R面取り部、20…面取り角判別装置、21…平行度測定器、22…エリアフォトセンサ、23…投光器、24…コントローラ、25…面取り角測定器、26…エリアフォトセンサ、27…投光器、28a…平行度測定光、28b…反射光、29a…面取り角測定光、29b…反射光、30…縦溝、31…単結晶ブロック、32…薄板、33…第1主面、34…第2主面、35…第1円周面取り部、36…第2円周面取り部、40…V溝、41…第1ノッチ面取り部、42…第2ノッチ面取り部、43…内周端、50…研削具、51…第1研削面、θ51…底角、52…第2研削面、θ52…底角、53…第3研削面、61…キャリア治具、62…テーブル、63…エレベータ、64…移換治具、65…ボート(処理治具)、71…ノッチ位置検出ステージ、72、73…4チャンネルセンサ、74…真空吸着チャック、75…ノッチ粗検知センサ、76…撮像装置、77…送り込みハンド。

Claims (14)

  1. 円周部に形成されたノッチにおける一方の主面の内周縁部に形成されている面取り部と、他方の主面の内周縁部に形成されている面取り部とが互いに相異されている半導体ウエハが準備され、前記両方の面取り部の相異によって半導体ウエハの表側主面と裏側主面とが判別されることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記ノッチからの反射光によって前記両方の面取り部の一方が認識されて、前記半導体ウエハの表側主面と裏側主面とが判別されることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記半導体ウエハは両方の主面が鏡面仕上げされており、前記両方の面取り部によって判別される表側主面側に半導体素子が形成され、裏側主面側が半導体ウエハのハンドリングに使用されることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記半導体ウエハは前記両方の面取り部によって判別される表側主面が鏡面仕上げされることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記半導体ウエハは同一の処理に際して前記ノッチの位置および表側主面を揃えられることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  6. 円周部に形成されたノッチにおける一方の主面の内周縁部に形成されている面取り部と、他方の主面の内周縁部に形成されている面取り部とが互いに相異されていることを特徴とする半導体ウエハ。
  7. 一方の内周縁部に形成されている前記面取り部は、主面に対して所定の角度で傾斜した平坦面を少なくとも一部に備えていることを特徴とする請求項6に記載の半導体ウエハ。
  8. 円周部に円周面取り部が全体的に一定に形成されているとともに、一方の主面の外周縁に形成された円周面取り部と、他方の主面の外周縁に形成された円周面取り部とが互いに一致されていることを特徴とする請求項に記載の半導体ウエハ。
  9. 円周部の側面およびノッチの内周の側面の厚さ方向の中央部が凸状の弯曲面に形成されていることを特徴とする請求項に記載の半導体ウエハ。
  10. 両方の主面が鏡面仕上げされていることを特徴とする請求項6ないし9のいずれかに記載の半導体ウエハ。
  11. 一方の主面が鏡面仕上げされていることを特徴とする請求項6ないし9のいずれかに記載の半導体ウエハ。
  12. 半導体ウエハの円周部に形成されたノッチにおける両方の主面の内周縁部に互いに相異する面取り部が形成されることにより、ノッチが厚さの中心面に関して非面対称形に形成されることを特徴とする半導体ウエハの製造方法。
  13. ノッチにおける一方の内周縁部を面取りする研削面の形状と他方の内周縁部を面取りする研削面の形状とが互いに相異する研削具が、前記ノッチに当てがわれて前記各面取り部がそれぞれ形成されることを特徴とする請求項12に記載の半導体ウエハの製造方法。
  14. ノッチの内周の側面における厚さ方向の中央部を面取りする加工面が凹状の弯曲面に形成された研削具が、前記ノッチに当てがわれてノッチに面取り加工が実施されることを特徴とする請求項12に記載の半導体ウエハの製造方法。
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